【IT業界を目指す就活生必見】4つの職種と人気企業に受かるための秘訣を紹介

 2023年3月17日

IT業界を志望するうえで、業界研究や経験に基づくアピールポイントはまとめていますか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

実はまだ何もしてません。正直、IT業界はオシャレなイメージがあって楽しそうなので、ちょっと受けてみようかなと思って……やっぱり業界研究とか必要なんでしょうか?

IT業界は人気が高いため、年々倍率が上がっています。しっかり準備しないと、1つも内定が取れない可能性もあるんです。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

完全に舐めてました……。IT業界についてまったく勉強していないので、業界の基本や就活のコツを教えてください。

では、IT業界の仕事内容はもちろん「IT業界が求める人物像」や「内定獲得までの秘策」を紹介していくので、一緒にみていきましょう。

キャリアプランナー 岡田

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IT業界とは?ITの定義と4つの仕事内容

IT業界とは?ITの定義と4つの仕事内容

就活生の中で人気の高い「IT業界」ですが、そもそもITとは何なのでしょうか?どのような仕事をしていて、業界としての人気や需要はどれほどなのか。

まずはそんな「IT業界」についての理解から深めていきましょう。IT業界は4つに分類されますので、それぞれの仕事内容も合わせて解説していきます。

ITの定義と今後の業界の可能性について

IT(=Information Technology)とは情報通信関連の機器・技術の総称で、PCやインターネット通信インフラなどを用いた「情報技術」のサービスを行っている業界のことを言います。

そんなIT業界は「インターネット・Web業界」「情報処理サービス業界」「ハードウェア業界」「ソフトウェア業界」の4つに分類され、それぞれ仕事内容なども大きく異なってきます。

IT業界は「スキルが身につけられる」などといった理由から就活生の中で人気の高い業種とされています。しかし一方で、AIの発達やデジタル化が急速にすさまじいスピードで変化しているからこそ、それらに対応できる人材の育成が追い付かないといった理由から「人材不足」がささやかれる業界でもあります

また今後もニーズが高まっていくことが予想されますので、求められる技術力や人間力が更に高くなることから、企業間でも「優秀な学生が欲しい」という気持ちが高まり、競争が激しくなっています。

しかし、多くの学生はIT業界に対しての理解が浅く、企業が求める人物像からかけ離れてしまっていることから、採用活動が難航しています。入社したいと思っている学生が多くても、企業が受け入れられないのです。

ですから、学生はIT業界への理解をしっかりと深めてください。次項より4つに分類されるIT業界それぞれの仕組みや仕事内容についてご紹介していくので、しっかりと理解を深めていきましょう。

1,インターネット・Web業界

  • 概要:Webサイト作成、インターネット広告などの企業向けサービスを提供する企業(BtoB)と、SNSやポータルサイトなどの個人向けのサービスを提供する企業(BtoC)の2つに分けられる。
  • 主な職種:「Webデザイナー」「Webディレクター」など
  • 代表企業:「サイバーエージェント」「LINE」など

インターネット・Web業界は、大きく2つに分けられており、1つはWebサイトの作成やインターネット広告、ネットワーク構築など、企業向けにサービスを提供する企業(BtoB)、もう1つはSNSやポータルサイト、ネットショッピングサイトの運営などといった個人向けのサービスを行う企業(BtoC)です。

どちらも普及されてから約20年程度と、若い業界ではありますが、急激に進化や拡大を遂げているのが特徴です。また、様々な事業を展開していることから、仕事内容や働き方が多様化されているのも特徴です。

主な職種は、インターネット上のWebサイトのデザインを行う「Webデザイナー」や、Webサイト制作を監督・指揮する「Webディレクター」、記事を書く「ライター」などが挙げられます。

代表的な企業は、検索エンジンを提供している「Google」「Yahoo!JAPAN」、SNSを展開する「LINE」「Twitter」「Instagram」など、多くの人に馴染みのある企業が多くあります。

2,情報処理サービス業界

  • 概要:業務円滑のための独自のシステムを企画から運営まで一貫して請け負う業界
  • 主な職種:「ITコンサルタント」「セールスエンジニア」など
  • 代表企業:「NTTデータ」「富士通」など

情報処理サービス企業はシステムインテグレータ(SI)とも呼ばれ、あらゆる業界や企業の業務を円滑に進めるために、企業が抱える課題や悩みをITの力(システム)によって解決していく業界です。

SI業界は大まかに4つの層に分けられており、システム開発を依頼する「発注者」、システム開発の契約を直接結ぶ「一次請け」、一次請け企業から仕事を受注し、開発や運営業を行う「二次請け」「三次請け」へと流れます。

発注者は主に銀行や保険、学校などで、一次請けは「ベンダー」や「Sler」と呼ばれる企業を指し、主に「NTTデータ」や「富士通」「日立」「東芝」などといった大手企業がメインとなります。

情報処理サービス業界における主な職種は、顧客である企業から経営や業務上の問題点をヒアリングし、その問題の解決策を提案する「ITコンサルタント」や、経験を積んだエンジニアが自分の得意分野の知識を活用し、営業していく「セールスエンジニア」などです。

3,ハードウェア業界

  • 概要:パソコン本体や周辺機器などの「目に見える」機械や設備、設置などを指します。近年はPCに限らず、家電やスマホなどもIT化が進んでおり、ハードウェアの1つとして考えられている。
  • 主な職種:「仕組み系エンジニア」「セールスエンジニア」
  • 代表企業:「Apple」「Google」「NEC」「富士通」など

ハードウェアとは、パソコン本体や周辺機器(キーボード・マウス・モニター・プリンターなど)などを指します。ハードウェアを動かすためのプログラムの総称となることから実態を持たず、目に見えないソフトウェアに対し、ハードウェアは目に見えるものとなります。

ハードウェアといえば「パソコン」でしたが、近年ではIT関連技術を利用できるスマホや家電、ゲーム機などもハードウェアの1つとして考えられています。

主な職種は、コンピューターで制御できる製品に組み込まれているシステムを開発する「組み込み系エンジニア」や、営業職と技術職の両方の要素を持つ「セールスエンジニア」などです。

ハードウェア業界として最も有名なのが、iPhoneやiPadなどを手掛ける「Apple」です。他にも検索エンジンを提供している「Google」や「NEC」「富士通」などのメーカーも挙げられます。

4,ソフトウェア業界

  • 概要:ハードウェアを動かすためのプログラムの総称。ソフトウェアは実態を持たないため、目には見えません。
  • 主な職種:「プログラム」「システムエンジニア」「ネットワークエンジニア」
  • 代表企業:「日本オラクル」「NTT DATA」など

パソコン本体や周辺機器など、目に見えるハードウェアに対し、ソフトウェアはこれらハードウェアを動かすためのプログラムの総称となるため、実態を持たず、目に見えるものではありません。ITといえばこのソフトウェア業界をイメージする人も多いのではないでしょうか。

そんなソフトウェア業界の主な職種は、様々なシステムやソフトウェアを作り、ソフトウェア開発の基本となる「プログラマー」や、システム開発に総合的に関わる「システムエンジニア」、ネットワークの構築や運営、保守を行う「ネットワークエンジニア」などがあります。

とくに「プログラマー」や「システムエンジニア」などは就活生の中でも人気のある職種で、多くの企業で学生が殺到します。

ソフトウェア業界の代表的な企業は、サーバ開発企業として有名な「日本オラクル」や、金融向けにシステムを行っている「NTT DATA」などです。

IT業界には他にもさまざまな企業や職種がありますが「肝心の求人の探し方が分からない」と悩んでいませんか?IT業界をメインに求人を探している人は、ぜひキャリチャンで開催している無料の「求人フェア」をチェックしてください。 キャリチャンが厳選した700以上の優良求人の中から、希望条件に合ったIT求人を紹介します。多数の案件から、自分にあった企業をみつけてくださいね。

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IT業界に就職する3つのメリット

IT業界に就職する3つのメリット

やはりIT業界は人気が高いだけあって、他の業界にはないようなメリットが多数あります。では具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

ここではそんな人気業界であるITに勤めることで得られるメリットについてご紹介していきます。業界を選ぶうえでの参考にもなりますので、ぜひチェックしてみて下さい。

スキルが身につき、仕事の幅も広げることができる

IT業界では専門的なスキルを駆使して仕事をすることから、スキルを身につけることができます。そして身につけたスキルは他の企業においても活用することができるから、スキルアップを図りやすく、仕事の幅も広げることができます。

ITはプログラミングやWebデザインなど、ITにおける専門的な知識が必要となる業界のため、仕事をしていれば自然とスキルが身につきます。

また、IT業界は様々な業界との交流もある業種ですので、IT以外の専門的な知識も得やすいという特徴もあり、スキルと兼ね備えてこれらは大きな武器(スキル)となります。そしてこの武器は他の企業への転職にも役立つのです。

近年では生涯同じ会社に勤めるといったことも少なくなっており、スキルアップを目的に転職していくのが当たり前の時代となっていますので、転職がしやすくなる「武器(スキル)」を持てるのは大きなメリットだといえます。また、武器を兼ね備えることで、「手に職」としての安心感も得ることができます。

実績や成果が目に見えるため、モチベーションを保ちやすい

IT業界は実績や成果が目に見えやすいことから、仕事へのモチベーションを保ちやすいというメリットがあります。これはITへの需要が高まっている今だからこそ得られる業界ならではのメリットです。

他の業界は仕事の実績や成果を定量的に明示するのは難しいですが、ITは営業職などと同じく、結果を明確に示しやすいのが特徴です。結果が明確に示されればその分給料アップにもつながりやすいですし、仕事に対してもやりがいを感じます。

また、結果を明確に示しやすいがノルマなどが厳しい営業職に対し、IT企業はノルマなどが少ない傾向にあるため、仕事に対する働きやすさも魅力の1つです。

IT業界はものすごい勢いで成長してますから、努力すれば結果が出しやすくなっています。その結果、スキルアップや給料アップを図りやすいというのは仕事をする上での大きなメリットとなるでしょう。

働きやすい環境である場合が多い

最近は「テレワーク」や「フレックスタイム制」などといった自由な働きを提供するIT企業が増えています。その理由として、スキルさえ身につけていれば、わざわざ会社来なくても仕事ができると考えている企業が増えているからです。

つまりIT業界は、スキルさえあれば場所を選ばずに仕事ができるという認識があるため、会社としても自由は環境である場合が多いというわけです。

また、実績重視ということで「成果さえ上げればいいよ」という考えから、きっちりとしたタイムスケジュールを組むといった企業も少なく、どの業界に比べても“働きやすい”と言えるのです。

中には、「週3以上在宅OK」「会社に来なくてもOK」などといった自由な企業もあるほど、IT企業は働きやすい環境であるといえます。

利用者の声

IT業界に求められる人物像とスキル

IT業界に求められる人物像とスキル

スキルを身につけられ、高収入も狙える、そして働きやすい環境で仕事ができるというメリットばかりのIT企業。メリットを見ることで改めてIT業界を目指したという人も多くいるでしょう。

ではそんなIT業界ではどのような人が求められているのでしょうか。ここではそんなIT業界が求めている人物像やスキルについてご紹介していきます。業界が求めている人物像を把握し、自ら近づいていけば内定にもグッと近づけますので、しっかりと確認していきましょう。

ITにおける専門知識を持っている人

専門的な知識が必要となるIT業界では当然、志望する職種に特化した専門知識が必要となります。Webデザイナーならデザイン力、プログラマーならプログラミングに関する知識が求められるのです。

そこで1つの物差しとして「資格」の有無が大きく影響されます。資格を持っていればその分期待値も高くなりますので給料が上乗せされますし、実際に入社試験においても資格の有無で内定に大きく影響が出ます。

ここでIT業界に活きる資格をいくつがご紹介します。仕事においても重宝されますし、就活時にも強みとなりますので、ぜひ取得を検討してみてください。

  • 【ITパスポート】
    ITに関する基礎的な知識があることを証明できる国家資格です。問題はテクノロジー系(IT技術)、マネジメント系(IT管理)、ストラテジー系(経営全般)の3つの分野から出題されます。受験料は5,700円、合格率は52.3%(2018年10月)です。

  • 【基本情報技術者試験(FE)】
    ITエンジニアの登竜門とも言われるIT資格です。ITエンジニアとしての基礎的知識や技能があることを証明できます。受検料は5,700円で、合格率は22.1%(2017年)です。

  • 【情報セキュリティマネジメント試験(SG)】
    ITパスポート試験の上位資格として2016年に新設された国家資格です。ITに関する知識が更に豊富であることを証明できる資格となっています。受験料は5,700円で、合格率は58.4%(2017年)です。

  • 【MOS】
    「Excel」「PowerPoint」「Word」「Access」「Outlook」など、Microsoft Office製品の捜査スキルを証明できる国際資格です。パソコンスキルを証明できる資格となるため、ITを目指す以上は取得必須です。受験料は学割を利用して、スペシャリストで8,580円、エキスパートで10,780円です。

  • 【ネットワークスペシャリスト(NW)】
    ネットワーク構築のスペシャリストであることを証明できる国家資格。合格率が14%前後と難易度の高い資格ですが、取得できたらキャリアアップや転職においても役立ちますし、就活時にも高く評価されること間違いなしです。

上記の他にも、Webデザイナーなら「ウェブデザイン技能検定」、Webクリエイターなら「Webクリエイター能力認定試験」といった、それぞれに特化した資格がありますので、自分が志望する職種から有効な資格を探してみてください。

好奇心旺盛で勉強熱心な人

IT業界では、好奇心旺盛で勉強熱心な人が好まれます。IT業界では、自分で手を動かし、何かを作っていくことが求められるため、IT技術やプログラミングが好きという思いや、「もっと効率よくできる方法はないか」と考えられる能力が必要となります。

また、IT技術は全般的に地道な作業となりますので、そのような作業を苦に感じないことも大切です。反対に単純作業や細かい作業が苦手といった人にはIT業界は厳しいかもしれません。

常に新しい何かを生み出すことが仕事のIT業界において、好奇心や勉強熱心な人は大変重宝されますし、企業としても採用する際の判断基準としています。ですから、好奇心旺盛で勉強熱心な人は積極的にアピールしていきましょう。

コミュニケーション能力が高い人

IT業界では、コミュニケーション能力の高い人が求められる傾向があります。パソコンと向き合う仕事というイメージが強いことから、内向的な人が多いと思われがちですが、そうではないのです。

なぜならIT業界は人と話す機会が結構あるからです。IT業界はクライアントからの発注を受けて仕事をすることがほとんどですので、クライアントの要望を聞き、自分の意見とすり合わせていく必要があります。

ここでうまく連携が取れていないとお互いに満足した仕事をすることができず、会社としても信用をなくすことになります。また社内の場合でも、お互いの仕事に対して意思疎通ができていないとチームとして成り立たなくなってしまいます。

このように、ITに関わる職種は「他者の求めていることを理解する力」や「情報をわかりやすく伝える力」などが重要となることから、コミュニケーション能力の有無は採用時の判断基準として重要視されるのです。

「社内でパソコンと向き合っているから話すことはあまりない」なんて勘違いしていると内定は獲得できないので注意しましょう。

IT業界では「コミュニケーション能力」が問われるなど、実際に企業が欲しい人材と就活生のイメージに差がある場合が少なくありません。そのため、求められる素質を理解したうえで、どんなIT業界の求人があるか探すのがオススメです。

キャリチャンで開催している無料の「求人フェア」では、厳選した700以上の優良求人の中から希望条件に合った求人を紹介します。IT業界を目指す人は、ぜひ活用してくださいね。

プロが伝授!IT業界に受かるための秘訣

プロが伝授!IT業界に受かるための秘訣

求められるスキルがあるものの、給料の高さや働きやすさから人気の高い業界であることに間違いのないIT業界。しかし、人気の高い業界だけあって、内定を獲得するのはとても難しいとされています。では、どうすれば憧れのIT企業で働くことができるのでしょうか?

ここではそんなIT業界に受かるための秘訣を就活のプロが特別に伝授します!人気の高い業界だからこそ、他の業界とはまた違った対策が必要となりますので、しっかりとチェックしていきましょう。

ITにおける専門スキルを身につける

IT業界はどの職種においても専門的な知識が必要となりますので、自分が志望する職種で必要となる専門スキルを身につけましょう。

企業の中には「未経験OK」としている場合もありますが、実績が評価されるIT業界ではある程度スキルを兼ね備えていたほうが仕事に貢献ができることは目に見えていますし、企業側も一から指導しなきゃいけない学生よりも即戦力となる学生の方が欲しいというのが本音です。

ですから、学生のうちから“入社後に即戦力として働けるほどのスキル“を身につけておきましょう。自分が志望する職種のインターンに参加すれば実践として経験がつめますし、資格取得はスキルを身につけられるだけでなく、強みとして就活時にアピールできます。

IT業界・パソコンへの興味から業界理解の深さを示す

企業に対して熱意をアピールするために、IT業界やパソコンに対して興味があることを示してください。そうすることで業界理解の深さを示すことができ、熱意が伝わりやすくなります。

どの企業も熱意がある人を欲していますし、理解度の深い学生に対して「入社したら企業のために働いてくそう」と期待を寄せます。とくにIT業界は実績の世界ですので、即戦力としての働きを求められるかどうかが重要なポイントとなります。

資格や経験などによってスキルを身につけてくことももちろんですが、業界やパソコンに対して興味を持っていないと仕事を続けることは難しいです。

ですから、「なぜ他の業界でなくIT業界なのか」「IT業界でなくてはならない理由は何か」などといったことを過去の出来事や自己分析などと合わせて考えてみましょう。これらがハッキリと明確になれば、あなたの熱意は伝わりやすくなります。

コミュニケーション能力を示す

IT業界では、コミュニケーション能力の高い人材を求められていますので、「自分はコミュニケーション能力が高い」ということを示していきましょう。業界が求める人物像に自らが近づくことで、内定がグッと近づきます。

しかし、ただ「コミュニケーション能力が高いです」と言うだけでは信ぴょう性がないため評価されません。コミュニケーション能力の有無を示すためには、それらを裏付けるためのエピソードを合わせて語る必要があります。

どのようなことからコミュニケーション能力を発揮したのか、何をきっかけにコミュニケーション能力が身についたのかなど、話しを裏付けるためのエピソードと合わせて語りましょう。

筆記試験・適性検査対策をする

IT業界に受かるためには、「筆記試験」や「適性検査」の万全な対策が必要となります。なぜならIT業界では筆記試験の結果を重視している企業が多いからです。

とくにエンジニアを志望した際には「CAB」という試験を課せられるケースが多いです。CABでは暗算と法則性、命令表、暗記、パーソナリティといったSEやプログラマーを目指すうえで必要な基礎知識を問う問題が出題されます。

また、CABでなくてもSPIなど、学生の基礎学力を図る筆記試験の結果はIT業界において重要視される項目です。

筆記試験の対策は手を抜きがちですが、IT業界では筆記試験の成績次第で採用に大きく影響が出る場合もありますので、しっかりと対策をしておきましょう。

CABなどは問題が特殊ですので参考本などを購入し、どんな問題が出題されるのかを確認しましょう。SPIは中高生レベルの問題の出題となりますので、どのような問題が出るかよりも、“素早く問題に答える”ことが大切になりますので、とにかく問題を解いて問題に慣れるようにしましょう。

インターンシップ経験は強みとなる!

インターンシップに参加したということで、業界が求めるスキルを事前に身につけていることが証明できるため、IT業界を目指すうえで強みとなります。

とくに、自分が志望する企業のインターンに参加すれば、“その企業”で必要なスキルを身につけることができるため、入社したら即戦力として働けることを証明できます。

また、インターンに参加するほどITに興味があり、本気で働きたいという思いも伝えられますので、就活において有利に働くことになります。

このようにインターン参加は就活で有利に働く傾向にありますし、実際にインターン経験によって得たスキルなどは社会人になってからも役立ちますので、絶対に参加すべきです。

自分に合った企業を探そう

IT業界に限らず、自分に合った企業を選べているかどうかが、就活の勝敗を分ける大きな要因となります。つまり、いくら対策をしたとしても自分に合った企業を選べていなければ意味がないということです。

よく就活では、自分の理想だけで企業を選んでしまう人がいますが、これはあまりよくありません。なぜなら、その理想が必ずしもあなたにできることだとは限らないからです。「自分の好きなこと」と「自分にできること」は違うのです。

これを理解せずにあこがれや理想だけで企業を選んでしまい、仮に入社できたとしても「自分には合わなかった」と早期退社をするのは目に見えています。

ですから、そうならないためにも、初めから自分に合った企業へと入社できるようにしましょう。そのためにも重要なのが「自己分析」です。自己分析から、自分には何ができるのか、自分の強みを活かせる企業はどこかなどを考えながら企業を選んでいきましょう。

文系がIT業界を目指すのは難しいのか?

IT企業ということで、専門的な知識が求められるということから、「文系学生にIT業界は難しい」といったイメージがあると思いますが、実際はそんなことはありません。

文系でも募集を行っている企業は多いですし、入社後に研修として指導してもらえる場合もありますので、文系だからといって諦める必要はありません。

ただ、IT業界は実績の世界ですので、専門スキルを求められることから、全くの無知の状態では他の学生に負けてしまう場合があり、その場合には厳しくなることもあります。これは文系に限らず、理系学生にも同じことが言えます。

ですから、IT業界を目指す以上、まずはIT業界全体についての理解を深め、パソコンに興味を持ち、専門スキルを身につけるように努力をしましょう。インターンシップなどに参加すれば、自然とスキルを身につけらえるのでオススメです。

理系においてもIT技術に関する知識が不足していたり、熱意を感じられなければ受かることはありませんので、しっかり業界研究を行いましょう。

おわりに

IT業界は就活生の中でも人気が高く、業界としても成長の勢いが止まりません。そんなIT業界は大きく分けて4つに分類され、それぞれの仕事内容や働き方などは大きく異なってきます。また、求められる人物像も他の業界とは異なりますし、対策すべき内容も変わってきます。

これらをしっかりと理解していないと憧れのIT業界で働くことはできませんし、就活も難航してしまいますので、そうならないためにもまずはIT業界についてしっかりと理解を深めていきましょう。そこから正しいやり方で対策を行います。

そして自分に合った企業を探しだし、自分の思いをしっかりと伝えましょう。自分に合った企業なら企業もあなたを欲しがるはずですし、あなたの本気が伝われば内定も間違いありません。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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