グループ面接の苦手を克服しよう!内定獲得のための選考対策をプロが教えます

 2023年3月23日

グループ面接は得意ですか?個人面接と違い、ライバルと肩を並べるスタイルの面接なので、苦手意識を持つ就活生もかなり多いです。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Bさん

正直にいうと、グループ面接はかなり苦手です……。

グループ面接の準備はとても大切です。書類選考を通過しても、グループ面接を突破できなければ個人面接にたどり着けませんからね。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Bさん

そうですよね……なんとか苦手意識を克服し、内定を勝ち取りたいです!どんな対策をすればいいんでしょうか?

それでは、今回はグループ面接が苦手な就活生のために、グループ面接に苦手意識を持ってしまう原因とその克服法を紹介します。苦手意識を払拭し、確実に個人面接へと駒を進めましょう!

キャリアプランナー 岡田

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グループ面接に苦手意識を抱いてしまう理由

グループ面接に苦手意識を抱いてしまう理由

グループ面接は面接と言っても、自分以外の就活生と一緒に面接を受けるという、独特なスタイルの面接です。面接のためにさまざまな対策を進めていても、「どうもグループ面接だけは苦手だ」と感じる就活生は少なくありません。それは一体、なぜなのでしょうか。

グループ面接への苦手意識を克服するためには、まず自分が苦手と感じてしまう原因の特定が必要です。そこでコラムの初めに、就活生はどのような理由でグループ面接を苦手だと思ってしまうのかについてご説明します。自分に当てはまる理由はあるか、意識しながら参照してください。

他人のいる空間が怖くて本領を発揮できない

グループ面接に苦手意識を抱く原因として多いのは、面接の場に自分以外の就活生がいるという空間そのものが苦手だということです。

一般的な企業では、一度に4~6人程度の就活生をまとめてグループ面接を行います。他の就活生が一緒に面接を受けるということは、それだけ自分が面接を受けている空間にいる人数が多くなり、誰かが回答しているとき他の就活生は聞いていることになるわけです。

ですからグループ面接で質問を受けると、面接官だけでなくその場にいる就活生全員の目と耳が一斉に回答している自分に集まります。面接官を相手に話すだけでも緊張するのに、そうした大勢の人の前で話すことに慣れていないので、余計に緊張して上手く話せなくなってしまうのです。

また同時に面接を受ける人数が多ければ、それだけ他の就活生が質問を受けている間の待ち時間も長いので、「手持ち無沙汰」「気まずい」といった苦手意識を持つ人もいます。加えてグループ面接では、急に他の就活生の話に意見を求められたり、考えておいた逆質問を先に言われてしまったりなど、想定通りに行かないことも少なくありません。

そうした他の就活生がいることで起きる予想外のことや、その場その場で考えて対応しなければならない状況が嫌だ、苦手だと感じる人もいます。

他人がすごく見えてしまう・圧倒されてしまう

グループ面接では単純に人数が増えたという理由以外に、その場にいる他の就活生と自分を比較することによって苦手意識を抱くことも多いです。

他の人の質疑応答を聞いていると、中には自分にはないすごい経験や知識を持っている人もいますし、しっかりした考え方の人、こなれた回答ができる人もいます。「キャプテンとしてチームを率いた」「ボランティア活動に参加した」「海外留学の経験がある」「さまざまな資格を持っている」などという人もいるでしょう。

それに、すでに早期選考を経験している就活生は面接に慣れていて、まるで社会人のように振舞います。グループ面接では、そうした他の就活生が自分より優れているように見え、自分の発言に自信が持てなくなってしまうことがあるのです。

人によっては自分より高学歴な人がいるだけで劣等感を感じ、冒頭の自己紹介で大学名を名乗った時点で意気消沈してしまうかもしれません。そのように周りの就活生に圧倒され、雰囲気に飲まれてしまうことが、グループ面接に対する苦手意識へつながっています。

複雑な流れにうまく対応できない

グループ面接に苦手意識を抱くもう一つの理由は、グループ面接特有のルールや流れに上手く対応できないことです。グループ面接は入室の仕方一つとっても個人面接とは違いますから、慣れていないといきなり入室から緊張感が増してしまいます。

またグループ面接は他の就活生と面接時間を共有しているので、発言方法や時間配分も個人面接と同じようには行きません。グループ面接は短時間に大勢面接するため一人一人に与えられる時間が短いですから、短時間で話をまとめ、その中で自分をアピールする必要があります。

しかしグループ面接に慣れていないと、聞かれた質問に対して簡潔に回答するのが苦手だと感じる就活生が多いです。そうしたことも含めて、全般的に「個人面接と違うから気をつけなきゃ」という緊張感が、とにかく苦手だという人もいます。

「苦手」をそのままにしておくと就活に失敗する

「苦手」をそのままにしておくと就活に失敗する

グループ面接を苦手だと感じる就活生は多いですが、だからといって苦手意識をそのままにしてはいけません。通常グループ面接は個人面接の前に行われ、企業が本格的に学生を見極めていく面接の第一関門となります。ですからグループ面接に苦手意識を抱えたまま就活を続けることは、大変リスクが高いのです。

ここからは、グループ面接への苦手意識をそのままにしておくと、就活でどのようなことが起きるのかについて解説します。後で後悔することのないように、そのリスクについて今のうちにきちんと理解しておいてください。

苦手意識から自分の力を発揮しきれなくなる

グループ面接に対し自分が「苦手だ」という意識を抱いていることによって、自信のなさから本来自分が持っている力を発揮できなくなることがあります。そのように自信がない状態だと自然と声も小さくなりますし、表情も曇ってしまい、態度もおどおどしているので魅力的に見えません。

また、ここまでに説明してきたような大勢の人の前で話すことへの苦手意識や、周りの雰囲気に飲まれる、簡潔にまとめて話せないといったことは、全てつながってくるものです。人前で話すことへの苦手意識があると、上手にアピールできている他の人がなおさらすごく見え、だからこそ余計に緊張して上手く話せなくなります。

そして 「周りが怖い」「雰囲気が怖い」「話せない」という不安や焦りにとらわれ、自分自身のことよりも、周りと自分を比較して自分が劣っている点ばかりが気になるのです。そうした気持ちにとらわれていると、本来自分が持っている”本当の自分の魅力”も分からなくなってきます。

しかし面接は自分の良さをアピールすべき場ですから、周りばかり気にして自分の魅力を見失っていては、どんなアピールも空振りとなってしまうのです。

面接突破ができず、負の連鎖に陥る

思うように自分の力を発揮できなければ、当然グループ面接は突破できませんし、それを繰り返すことによって、負の連鎖に陥ってしまうこともあります。

前述のように、苦手意識をもったままグループ面接に挑んでも、自分が本来持っている力を思うように発揮できません。グループ面接は一人一人に与えられる時間が限られるので、企業は見た目や話し方など短時間に感じた印象からその学生を判断します。

苦手意識のある人は本当の自分の良さをアピールできず、全身から自信のなさがにじみ出ているので、そんな学生に魅力を感じる企業はないでしょうその結果グループ面接を突破できず、なおさらグループ面接への苦手意識が高まります。

そして段々「苦手意識」→「力が発揮できない」→「グループ面接に落ちる」→「さらに苦手意識」→「なおさら力が出せない」→「落ちる」…という負の連鎖へと陥っていくのです。 一度この負の連鎖に陥ってしまうと、そこから抜け出すのは簡単ではないでしょう。

すでに負の連鎖に陥っていると感じる人は、就活のプロである就活エージェントのサポートを受けるのもオススメです。

キャリチャンでも、苦手意識がぬぐい切れない学生向けに、不安を解消する「就活相談サポート」を開催中!プロのキャリアプランナーのアドバイスで、グループ面接の負の連鎖を断ち切りましょう。

内定が獲得できないまま就活を終える

グループ面接を苦手なままにしておく最悪のリスクは、もちろん内定がないまま就活を終えることです。

グループ面接は大抵どの企業でも、個人面接を行う前にある程度選考対象者を減らすための第一関門となっています。グループ面接を突破できなければその先の個人面接へはたどり着けず、当然内定ももらえません。

前の項でお話ししたように、グループ面接に対する苦手意識を持ったまま受け続けても、思うように力が発揮できずグループ面接に落ちるという負の連鎖に陥る可能性があります。

そして次はもっと苦手意識が高まり、その次はさらに苦手意識が高まるという風に、何度受けても苦手意識のせいでグループ面接を突破できない泥沼にハマってしまうのです。最悪は一社もグループ面接から先に進めず、内定のないまま卒業を迎えてしまうという恐れもあります

「ネガティブな人」や「他人と比較してしまう人」は要注意

とくにネガティブ思考な人や他人と自分を比較してしまいやすい人は、このようなグループ面接への苦手意識に注意が必要です。

冒頭にご説明した「グループ面接に苦手意識を抱いてしまう理由」からも分かるように、苦手意識の元となるのは主に自分自身の考え方からきています。グループ面接にいる他の人の目が気になる、予想外の展開や失敗を心配する、他人と比較して劣等感を抱くといったことから苦手意識が生まれるのです。

グループ面接はその企業の選考で初の面接ですし、やり方も独特なので、誰しも多少は緊張します。しかしネガティブ思考な人や他人と自分を比較してしまいやすい人は、それを過剰に恐れたり他人を気にし過ぎたりすることで、苦手意識にハマり込みやすいです。

苦手意識からくる負の連鎖に陥ってしまうとグループ面接は突破できませんし、先の選考へ進めないのですから当然内定も獲得できなくなってしまいます。ですからグループ面接への苦手意識は決してそのままにせず、克服しなければいけません。

次節にその対策法を記載しますので、ネガティブ思考な人や他人と自分を比較してしまいやすい人はとくに、じっくり読んで参考にしてください。

グループ面接の苦手を克服する方法

グループ面接の苦手を克服する方法

くり返しになりますが、グループ面接が苦手なまま就活を続けるのは大変高リスクです。グループ面接は面接の第一関門ですから、内定へ近づくためには絶対に突破しなければなりません。その先の個人面接へ向けて波に乗るためにも、ひやひやではなく、気分よく通過したいところです。

ここからは、グループ面接への苦手意識を克服するための対策法をご説明します。 内定はおろか、個人面接にすらたどり着けずに卒業を迎えてしまうなんてことのないように、しっかり対策しましょう。

「他人なんて関係ない」と思う癖をつける

前述のようにグループ面接に苦手意識を持ちやすい人は、他人と自分を比較してしまう傾向があるので、まずは「他人なんて関係ない」と思う癖をつけることから始めてください。

長年培ってきた性格もあるので完全に考えを変えるのは難しいと思いますが、自分で自分に「他人なんて関係ない」と言い聞かせることはできるはずです。そうすることで、ついついマイナスの方向へ傾いてしまう思考に歯止めをかけ、「嫌だ」「苦手だ」というネガティブな気持ちを薄れさせることができます。

グループ面接に挑む際は、「他人は関係ない」「自分の方がすごい」「自分が一番」「自分は完璧」などと、ポジティブなことを意識的に考えていきましょう。実際のところ、グループ面接で見られるのは話の中身よりその学生が与える印象なので、他の人がどんなすごい経験を語っていてもほとんど関係ありません。

それに面接官以外の人が何人その場にいて自分の話を聞いていようと、他の就活生があなたの合否を決めるわけではありませんから、気にする必要はないのです。

グループ面接で面接官に好印象を与えるためには、他人を気にせず、自信をもって自分の良さをアピールすることが大切になります。

徹底した下準備

グループ面接への苦手意識を克服するには、徹底した下準備を行いましょう。気持ちがネガティブに傾かないよう意識すると同時に、実力をつけることで本当に自分に自信を持てるようにします。そのために必要なのは、徹底した「自己分析」「業界研究」「企業研究」です。

グループ面接では自信をもって自分の強みや想いをアピールすることが大切ですから、まず「自己分析」をしっかり行って、就活に対する自分の軸を明確にしておきます。それから「業界研究」では業界の全体像を把握するとともに、志望企業の位置づけや同業他社の分析なども行っておいてください。

そしてグループ面接で何を聞かれても答えられるように、「企業研究」を完璧に行い、企業についての理解を深めます。

もちろん当日自信をもって挑むためには、グループ面接特有のマナーやグループ面接の流れについても、きちんと押さえておかなくてはいけません。そうやって「何もかも準備してあるから大丈夫」という根拠を与えることで、グループ面接に対する苦手意識を打ち消し、自信を持つことができます。

また、「自分は大丈夫」という自信は、他者から太鼓判を押されることで身につく場合も多いです。 キャリチャンでは無料で開催している「就活相談サポート」で、プロのキャリアプランナーがあなたの就活を細かくチェックします。「就活のプロ」を上手に活用し、自信をつける一歩を踏み出してくださいね。

結論から話すことに慣れる

グループ面接に際しては、結論から先に述べるという話し方に慣れておいてください。

グループ面接では短い時間にたくさんの就活生が面接を受けるため、一人一人に使える時間が限られているので、質問に対して話が長引かないよう簡潔に回答する必要があります。ただしいくら簡潔にといっても、聞かれたことにただ一言「○○です。」と答えただけではアピールになりません。

そこで有効なのが、質問に対する回答を結論から先に述べるという話し方です。結論から先に述べると、これから何を語ろうとしているのか冒頭に宣言する形なるので、少ない説明でも相手が話を理解しやすく、簡潔に自分の思いをきちんと伝えられます。

オススメは、ビジネスシーンのプレゼンなどでもよく用いられる「PREP法」という論法です。PREP法では、「結論(Point)」→「理由(Reason)」→「具体例(Example)」→「結論(Point)」の順で主張を展開します。

グループ面接に苦手意識があるとつい気持ちが焦り、うまく話をまとめられずにダラダラ説明したり、途中で何を話していたのか分からなくなったりしがちです。結論から先に述べ、簡潔に話をまとめる論法を練習して、緊張した中でも自然と行えるよう身体に叩き込みましょう。

練習は“本番同様の雰囲気”で行う

グループ面接の練習は、本番同様の雰囲気で行うことが大切です。グループ面接で聞かれる質問はある程度決まっているので、それに対する回答を考えておくことは必要ですが、それだけでは十分といえません。

前述のようにグループ面接で見られているのは回答の中身そのものよりも、学生の見た目や話し方といった、人に与える”印象”です。

そしてグループ面接が苦手な人は、面接の場に他の人がいるという空間や雰囲気に飲まれる、独特なルールに慣れないといった自信のなさが”印象”として出てしまっています。ですから単純に質疑応答の練習をするだけでなく、本番と同様の雰囲気の中で練習し、グループ面接特有の緊張感に慣れておかなければならないのです。

くり返し模擬面接などに参加し、「他の人がいる空間に慣れること」が、グループ面接への苦手を克服するためのポイントになります。もちろんその中で、グループ面接独特の全体的な流れや、簡潔に話すことにも慣れていってください。

おわりに

苦手意識を持ったままでは自信のなさがにじみ出ているのでグループ面接は突破できませんし、その結果先の選考へ駒を進めることができず、就活はうまくいきません。なぜなら、グループ面接は企業が学生を見極めていく面接の第一関門であり、その学生のかもし出す”印象”が見られているからです。

グループ面接に際しては、他の人の存在をネガティブに考えないよう心がけるとともに、徹底した準備を行って「何を聞かれても大丈夫」という自信を付けておきましょう。

またグループ面接の雰囲気に飲まれないよう、本番同様の緊張感の中で練習を行い、独特な流れや話し方にも慣れておくことが大切です。

グループ面接への不安や苦手意識を解消したい就活生には、キャリチャンが相談に乗ります。キャリチャンが行っている完全無料の就活イベント「就活相談サポート」では、プロのキャリアカウンセラーが1対1で相談に乗り、グループ面接に関する不安や苦手意識に悩む学生をサポートします。

「どうにもグループ面接が苦手!」「負の連鎖から抜け出せない!」「簡潔に話せない!」などなど、気軽にご相談ください。

もちろんグループ面接に関することだけでなく、企業選びから内定獲得までの就活全般、何でも相談OKです。キャリチャンと一緒にグループ面接を乗り越えて、内定へと確実に駒を進めましょう!

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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