解決!日本の「おかしい」就活と上手につき合うコツ教えます
2024年10月22日
就活生 Bさん
日本の就活って、おかしくないですか?外資系企業の就活と全然違って、正直戸惑ってます。
確かに日本の就活は、世界的なスタンダードから外れている部分も結構ありますね。
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Bさん
そうなんです。でも外資はうまくいかなかったから、日本企業も受けないわけにはいかなくて…。
わかりました、では今回は、就活が「おかしい」と感じる部分がどこかや、そんなおかしい就活と上手につき合うコツなどについて解説します。嘆いていても就活は終わらないので、解決策を見出しましょう!
キャリアアドバイザー 岡田
就活がおかしいと感じる理由
当たり前のようにしていた就活も次第に「おかしい」と思うことはよくあることです。中にははじめから日本の就活に違和感を抱く人もいるでしょう。では具体的にみんなは就活に対して何がおかしいと思っているのでしょうか。
ここではそんな就活がおかしいと感じる理由について解説していきます。自分の中でもおかしいと感じる理由を明確にするためにもしっかりとチェックしていきましょう。
みんな同じような見た目
同じリクルートスーツに同じ黒髪、同じような髪形にメイクといった“みんな同じような見た目”に対して「おかしい」と抱くことがあります。就活が始まると当たり前のようにリクルートスーツを用意し、髪を染め、ひげを剃り、メイクをするもしくはメイクを薄くしていましたが、そんな自分の姿が周りと同じことに気づくと「おかしい」と思ってしまうのです。
最近では私服(オフィスカジュアル)をOKとする企業もありますが、多くの企業においてはリクルートスーツ着用の清潔感のある身だしなみ(黒髪・まとまった髪・薄いメイク・髭なし)を推奨しています。この形は1970年代末ごろから導入されたとされており、バルブ期にはパステルカラーやグレンチェックなどが主流で、自由度が今よりも高かったものの、バルブ崩壊後には再度リクルートスーツの着用が定着したそうです。
そしてそこから就活生=リクルートスーツという形が当たり前となり、リクルートスーツに見合う髪型やメイクが求められ、いつしかみんな同じ見た目となったというわけです。人の印象は見た目も重要です。そして就活においては印象というものが合否に大きな影響を及ぼすことから、見た目に差をつけられないこの環境において「おかしい」と抱くというわけです。
当たり前の光景だからこそ、結果に対してその当たり前の光景に違和感を抱くことはよくあることですし、この“みんな同じ見た目”というのは海外から見ても日本の就活のおかしな点の1つだそうです。
関連コラム
就活は見た目が全てなのか?その真相と見た目による合否への影響を解説
就活は在学中にこだわる
「就活は在学中に行うもの」「就活は新卒のうちに」という決まりに対しておかしいと感じる人もいます。大学3年生になれば当たり前のように就活準備を始めると思いますが、そこで「就活は大学を卒業してからでもできるのに、なぜこの時期に就活することにこだわるのか」と疑問を抱くのです。
最近では少しずつ減ったものの、まだまだ「新卒」にこだわる企業はたくさんあります。そのことから就活を行ううえでは“新卒の方が有利”“新卒の方が内定をもらいやすい”という風潮が固定されています。
海外では「戦力となるならどの時期の就活でも構わない」というスタンスから在学中にこだわっていないため、海外から見ても日本の“在学中にこだわる”ことに対して違和感を抱くそうです。
関連コラム
既卒での就活がとにかくつらい…。そんな人のための乗り越え方と内定獲得方法
何度も面接をする・同じ質問をする
何度も何度も面接を行う、何度も同じような質問をすることに対しておかしいと感じる人がいます。就活のメインは面接ですが、その面接に対して違和感を抱くのは珍しいことではありません。
多くの企業では平均3回程度の面接が行われ、面接1回につき30分~1時間かかります。面接が複数回行われるのは、学生の足切りやより深く一人ひとりの学生を見極めるなどの目的がありますが、学生にとっては大きな負担です。それなのに毎回同じようなことを聞かれたら、「無駄だ」「おかしい」と感じるのも仕方がないでしょう。
また、事前に出させたエントリーシートと同じ質問を聞かれるのを「おかしい」と感じる人もいます。わざわざ紙に書いて提出したのに、もう一度同じことを説明しなければならないのは時間や労力の無駄だと感じるわけです。「それを読めばわかるでしょ」と言いたくなる気持ちもわかります。
キャリチャンでは、そうした就活の無駄を省ける支援サービス「スピード内定サポート」を開催しています。面接回数は1回だけ、エントリーシート不要、適性検査なしといった求人を厳選して紹介することが可能です。
完全無料のサービスなので、就活へのストレスを軽減したい学生は気軽に相談してみてください。
落ちた理由を教えてくれない
日本の就活では面接に落ちた場合、落ちた理由を告げられることは基本ありません。また落ちた企業にもう一度受けることも暗黙の了解としてできないことが浸透しています。そしてそんな仕組みに対して「おかしい」と思う人が多くいるのです。
企業が落ちた理由を伝えないのには、「一人ひとりに告げるのに時間と労力がかかるためできない」「優しさや同情から伝えない」など様々な理由がありますが、学生にとってはそのような事情は余計なお世話になる場合があるでしょう。
また面接に落ちた理由が知れないだけでなく、落ちた連絡すらない“サイレントお祈り”などもあり、その企業側の薄情な態度に対しておかしいと思ってしまうのは当然のことかもしれません。
海外から見る日本の就活の印象とおかしな点
日本人である当の本人が日本の就活をおかしいと思うだけでなく、海外から見ても日本の就活はおかしいといわれる点がいくつかあります。そんな海外から見る日本の就活の印象とおかしな点は下記のとおりです。
学業に影響が出る就活スケジュール
まず初めに挙げられるのが、「学業に影響が出る就活スケジュール」です。日本の就活は大学3年生から始まり、在学中に活動するのが一般的です。しかしそんな日本に対して海外からでは「学業に影響が出るのはおかしい」と思うそうです。
実際日本では学業よりも“新卒で就活を行う”ことが当たり前となっていますので、在学中に就活を行っています。しかし、学業も就活と同じぐらい大事、新卒にこだわらない海外にとってはこの日本の仕組みに違和感を抱きます。
また海外では“新卒”“既卒”といったことにとらわれず、戦力となる人材がいればいつでもほしいといスタンスであることから、就活を行う時期が限定的なことにも違和感を抱くそうです。新卒一括採用は日本独自の文化なのです。
個性が感じられない見た目や印象
次に挙げられるのが、「個性が感じられない見た目や印象」です。海外でもスーツが着用されていますが、日本のように色や形は決められておらず、ブラウンなどのスーツもOKとされています。また、髪型やメイクなども日本より自由度が高くなっていることから、みんな同じ見た目の日本の就活をおかしいと思うそうです。
これは日本人である当の本人たちも「おかしい」と思うことが少なくありません。日本人が思うように、海外からも同じ見た目は個性が感じられず、日本の就活のおかしな点として認識されています。
他にも、「筆記試験やESがあるのがおかしい」「海外ほどインターンシップが盛んではないのがおかしい」と思う人もいるそうです。国が違いますので文化が異なるのは当然ですが、日本人である本人もおかしいと感じる点が共通のものもあることを覚えておくと良いでしょう。
最近ではそういった声にこたえ、私服での面接を実施したり、それぞれの個性を好意的に評価したりする企業もあります。しかし、そうした選考方法を取っている企業を自力で見つけるのは難しいですよね。
キャリチャンでは、選考方法も含めて就活生一人ひとりのこだわりに合った求人を紹介できる支援サービス「就活相談サポート」を開催しています。それぞれの企業の評価基準も把握したうえでマッチングするので、あなたの個性を押し殺す必要はありません。
完全無料のサービスなので、まずは気軽に相談してみてください。
おかしい就活と上手につき合う方法
海外から見たらおかしいと思う点に対して当の本人である日本人就活生もおかしいと感じる点は多いことでしょう。時には理不尽に感じることもあるでしょうが、それでも就活をしっかりと行わないと内定がもらえませんので、おかしさと上手に付き合っていく必要があります。
では、そんなおかしい就活と上手に付き合っていくためにはどうすればよいのか。ここではそんな対処法について解説していきます。
自分の中で意思を曲げないようにする
おかしい就活と上手に付き合っていくためには、自分の中で意思を曲げないようにすることが大切です。おかしいと思う就活でも、その就活が日本の“当たり前”となっていますので、それを変えることはできません。ですが、自分の中で就活に対する考え方を変えることはできますので、就活に対する考え方を考えていきましょう。
そのために大切なのが、自分の中での意思を曲げないことです。就活を行ううえで何を大切にしていきたいのか、就活を通して何を得たいのかなど、自分の中における就活を行う意味をしっかりと明確にしたうえで就活ができるように意識していきましょう。
その中で基準となるものが「就活軸」です。就活軸は自分に合う企業を探すための基準となるもので、就活ではそんな自分に合う企業を見極め、内定を獲得することが目的となる活動となります。
つまり、自身が定めた明確な就活軸を意識しながら就活をしていくことこそが、自分の中で意思を曲げずにおかしな就活と上手に付き合うコツとなります。ですのでまずは自分の中で就活軸をしっかりと定めてください。
自己分析から自分の能力やスキルを明確にし、それらの能力やスキルがどのような業界や仕事で行かされるのかを考えたうえで、将来像を叶えるためにはどのような企業に入社し、どのような働き方をすればいいのかを意識しながら条件をまとめていきましょう。
就活軸が明確であればあるほど自分に合う企業を見極めやすくなりますし、おかしい就活に対しても気にせずに活動できるようになりますので、就活の成功率も上がります。ですので、しっかりと時間をかけて就活軸を明確にしていきましょう。
周りを気にせず、自分の就活をする
おかしい就活と上手に付き合っていくためには、意識的に周りを気にせず、自分の就活をしていくことも大切です。「この就活おかしいのでは?」と疑いの目を向けると余計におかしいと思ってしまうため、就活に集中できなくなってしまいます。ですので、意識的に周りを気にしないことが大切なのです。
確かにおかしいと思う部分はたくさんあるでしょう。しかしそれらを自分の意志で変えていくことは現実的に難しいです。それにどんなにおかしいと思っていてもみんなと同じ身だしなみをし、何度も何度も面接を行い、落ちた理由がわからなくても就活を続けていかなくてはなりません。
その中で少しでも就活に対する考え方を変えるためには自分の中で意識的に周りを気にしないこと、そして就活に集中するように意識しましょう。自分の就活に集中するためには就活を行う目的を明確にし、目標を決めることで周りを気にしないようになります。
就活は環境を気にするものでも、周りの就活状況を気にするものでもなく、自分の将来のために定めた目標を達成するために活動していくものです。それをしっかりと理解すれば就活のおかしい部分にも目を瞑ることができますし、自分の就活にも集中できるでしょう。
就活エージェントを頼り、手厚いサポートを受ける
おかしい就活と上手に付き合ううえで心強い存在となるのが“就活エージェント”です。就活エージェントは就活を行う学生をサポートする存在ですが、実はおかしい就活を乗り越えるうえで非常に心強い存在となります。
なぜなら就活エージェントに求人紹介を受けると、就活生が「おかしい」と感じている以下のような点を解決できるからです。
就活生が感じる違和感 | 就活エージェントによるサービス |
---|---|
みんな同じような見た目をするなんておかしい | 個性に合った求人を紹介してくれる |
就活は在学中にこだわるなんておかしい | 既卒も歓迎の求人を紹介してくれる |
何度も面接をする・同じ質問をするなんておかしい | 面接回数の少ない求人を紹介してくれる |
落ちた理由を教えてくれないなんておかしい | キャリアアドバイザーを通して選考のフィードバックをもらえる |
それだけでなく、就活エージェントは学生一人ひとりに合わせて就活のサポートを行い、内定へと導いてくれるプロです。そんなプロと二人三脚で就活を行えば、ストレスを感じるおかしい就活を早く終わらせて、自分の目標とするキャリアを実現できるでしょう。
キャリチャンでも、早く就活を終わらせたい学生にピッタリの無料サービス「スピード内定サポート」を開催しています。あなたが違和感を感じる部分を最大限に割けられる求人を紹介するだけでなく、選考対策もサポートするので安心です。
プロのサポートで手早く内定を獲得し、おかしな就活のストレスから解放されましょう!
おかしい就活は手早く終わらせるのがオススメ
就活をおかしいと思うことはよくあることです。実際に海外のスタンダードと比べると、おかしいと思われる点はあります。しかし、そんな環境を自分だけの力で変えることはできません。
その土俵で就活をするしかないなら、手早く集中的に活動して、さっさと終わらせるのが最もストレスの少ない解決策だと言えるでしょう。そのためには、就活エージェントを活用するのがオススメです。
就活エージェントを利用すれば、自分にとってストレスの少ない就活が可能になります。「おかしい」と嘆いていても就活環境は変わらないので、少しでもストレスの少ない方法で手早く就活を済ませましょう。
「スピード内定サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。