内定数は平均以上を目指すべき!多い方がいい理由を就活のプロが解説
2024年7月22日
どうしましたか?スマホを見て、ため息ばかりついていますよ。
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Bさん
SNSを眺めていると落ち込んでしまいます…。まわりの友達はたくさん内定をもらっているのに、私は1社しかないんです。このままだと置いていかれるんじゃないかと思って…。
自分より内定をもらっている人を見ると落ち込んでしまいますよね。確かに内定は多い方がいいです。メリットもたくさんありますし、とにかく安心感が違います。しかし、意味のある内定が重要なのです。
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Bさん
意味のある内定…?ただ多くの内定を持っているだけでは意味がないんですか?
気になりますよね。今回のコラムでは、内定を多く持つべき理由について紹介します。最後まで読んだ皆さんはきっと「意味のある内定」が何かわかるはずです。ぜひご覧ください。
キャリアアドバイザー 平崎
就活生の内定事情と平均数
内定は多い方がよいです。では具体的に多いとはどれぐらいの数字なのでしょうか。内定平均数をもとに、目指すべき内定数を解説します。
内定平均数は2.5社
リクルートキャリアが、2018年春に卒業する就活生の内定平均数は2.5社と発表しました。この数字は過去最高で、「売り手市場」の傾向により、少ないエントリー数でも内定を獲得しやすくなっています。
また、内定平均数に対して選考の平均数は20社と言われています。しかし、選考数が多いからといって内定数も上がるわけではありません。内定数と選考数・エントリー数は比例しないのです。
ただエントリーするだけでは当然選考に進めませんし、選考に進めたとしてもそこからさらなる対策を打たなければ内定獲得は難しいです。
少ないエントリー数でも内定を獲得しやすくなっていることは確かですが、しっかりと就活対策をしていることが前提なのです。
平均数以上の内定を目指そう
内定数は多い方が良いです。なぜなら内定数が多いことで多くのメリットが発生しますし、自分にとってもプラスになることが多いからです。
そのため平均数以上、つまり3社以上の内定数を目指しましょう。もちろん3社以上を目指すことは簡単ではありませんが、しっかりと対策を打てば狙うことができる数字です。
「ES作成や面接練習、企業研究や業界研究ってどうやるの?」そう思った人もいるのではないでしょうか。1人では調べることが多く、就活の準備がなかなか進みませんよね。
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平均以上の内定数を目指すべき理由
平均数以上、つまり3社以上の内定数を目指すべき理由は何なのでしょうか。具体的にどのような理由、メリットがあるのかを解説します。
とにかく安心!そして自信に繋がる
内定数が多いことで安心感を得ることができます。これは最大のメリットともいえるでしょう。
安心感があれば精神的にも肉体的にも安定した状況で就活に挑むことができます。安定した状態で就活を行えば、判断ミスなどをするリスクを軽減することができます。
さらに安心感は自信へと繋がりますし、自信は結果にも繋がってきます。自分のメンタル面を保つこともでき、良い結果を招くこともできるため、内定数は多い方が良いです。
選択の幅が広がり、自分に合った企業と出会える
内定数が多いことで選択の幅が広がります。選択肢が多いと企業比較がしやすく、より自分に合った企業を見極めやすくなります。
たとえ、手持ちの中にしっくりくる内定先がなかったとしても、企業比較や持っている内定から自分に合った企業へピンポイントにエントリーすることができるでしょう。
そのため、自分の入社企業を探すためにも、選択の幅は広げておいた方がいいです。手持ちから入社企業を選ぶにしろ、手持ち以外から入社企業を選ぶにしろ、基準を定めることで効率よく就活を行えます。
そして、「就職できないかも知れない」という最悪のケースも、内定数が多くあれば回避することができます。このような不安を抱えずに済むのも大きなメリットだと言えるでしょう。
就活を継続する際に有利になることも!
手持ちの中にしっくりくる内定がなかった場合、就活を継続することになります。その際に内定数が多いことが役立つときがあるのです。
なぜなら、面接時に「内定はいくつ持っていますか?」という質問をされることが多いからです。
面接官は内定を多く持っている学生に対し、「この人は優秀なのかもしれない」と判断することがあり、反対に内定数が少ないと「何か大きな問題があるのかも」と判断することもあります。
もちろん、全ての企業や面接官がこのようなことを思うわけではありませんが、少ない面接時間で人柄を見極める際、このような数字は1つの判断材料になることがあります。
そのため、内定数が多いことで好印象を得ることができるケースもあるということを考えれば、内定数は多い方がいいと言えるでしょう。
内定数アップを目指すために意識すべきこと
内定数アップを目指すためには意識すべきことがあります。具体的にどのようなことを意識すればいいのか、解説してきます。
内定数稼ぎゲームにならないようにする
内定獲得を狙うにあたって一番意識しなくてはならないことは「内定数稼ぎゲームにならないようにする」ことです。
内定をもらうということは、企業から自分を求められているということになるため、そのことに対して優越感を感じます。それが1つや2つでなく、いくつも内定を獲得できればなおさら優越感を感じるでしょう。
たしかに内定をたくさんもらうことで自信をつけることができ、就活の糧になります。しかし、ただ内定をもらうことで優越感に浸っているだけでは自分の成長になりません。
就活のゴールは自分に合った企業へ入社することです。決して内定をもらうことではありません。たとえたくさんの内定を獲得したとしても、その中に自分に合った企業がなければ意味がないのです。自分に合う企業探しのために内定獲得を目指しましょう。
無理のない範囲で就活を行う
内定数アップをするためには必然的に就活が忙しくなります。なぜならたくさん企業にエントリーすることになるため、面接やそれぞれの企業沿ったES作成などが必要となるからです。
時には1日に2.3個面接を受けることもあるでしょう。面接はきっちり決まった時間に終わるとは限りません。もし、前の面接時間を押してしまい、次の面接に向かうことができなければ選考数を増やした意味がなくなってしまいます。
また、無理して就活をしても精神的にも肉体的にも負担がかかってしまい、就活そのものの質が下がってしまいます。そのため自分がどこまでできるのかを考えた上で、内定数アップを目指しましょう。
「ES作成や面接練習、企業研究や業界研究ってどうやるの?」そう思った人もいるのではないでしょうか。1人では調べることが多く、就活の準備がなかなか進みませんよね。
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就活対策も十分に行おう
内定数アップを目指す際は当然、就活対策が重要になります。ただ選考数だけを増やしても内定はもらえないのです。
選考数を増やせば増やす分だけ対策は必要となり、つい手抜きになってしまいがちです。しかし、手を抜けば当然内定には近づけません。
それぞれの企業に沿ったES作成や面接練習、また企業研究や業界研究なども必要になってくるでしょう。これらの対策をしっかり行うことを前提に、内定数アップを目指しましょう。
複数内定所持者は「辞退方法」もしっかり覚えておこう
内定は多く持っているとたくさんのメリットが発生し、有意義な就活を送ることができるためオススメです。しかし、内定が多いからこそやらなければならないこともあります。それは「内定辞退」です。
どんなに内定を持っていても最後に入社できるのは1社のみです。そのため、そのほかの内定は辞退しなくてはなりません。
せっかく自分を求めてくれた企業に対し、内定を辞退するのは心苦しいかもしれませんが、内定辞退をしなくては就活を無事に終わらせることはできません。
自分を選んでくれた企業だからこそ、失礼のない正しい辞退方法で内定辞退を申し出ましょう。
おわりに
内定は多い方が良いです。選択の幅が広がりますし、なにより安心感が違います。しかし、ただ内定を複数持っていればいいというわけではありません。
何度も言っていますが、就活のゴールは自分に合った企業へ入社することです。ただ内定数を稼ぐだけのゲームをしていても、その複数ある内定の中に自分に合った企業がなければ意味がないのです。
自分に合った企業を探すために事前に企業・業界研究をしっかりと行い、また内定獲得のために面接練習など十分な下準備が必要です。
1人で自分に合った企業がどんなのかがわからない場合はぜひキャリチャンを頼ってください。キャリチャンが開催する就活支援サービス「再就活サポート」では、プロ目線から的確なアドバイスをし、必ず満足の行く企業へ導きます。本気で内定を狙う人のためのサービスです。ぜひ参加してください。
再就活サポートに参加しよう!
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。