「顔採用」は都市伝説じゃなかった!就活で顔採用が存在する理由を徹底解説

 2025年7月28日

就活生 Bさん

あのう…。就活では「顔採用」があるって聞いたんですけど、ホントでしょうか?ただの噂かもだけど、やっぱり不安になっちゃって。せっかく書類を通っても、結局見た目で判断されるのかなって…。

わかります。努力が無駄になるかもって、焦りますよね。でも、顔だけで採用・不採用が決まるわけじゃないですよ。それに、就活で実際に行われる顔採用は、就活生の噂してる「顔採用」とはちょっと違います。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Bさん

え…顔採用が違う?どういう意味ですか?私みたいな平凡な顔でも受かる可能性はあるってこと??正直、諦めかけてたんですけど、期待しちゃっていいんでしょうか?

もちろんです!容姿に自信がない人でも「採用される顔」にはなれますし、それ以外の部分から採用につながることもあります。今回は、「顔採用」の実態と、それを乗り越えるための具体的な戦略を徹底的に解説するので、ぜひ参考にしてください。

キャリアアドバイザー 平崎

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就活において“顔採用”はあるのか?

就活において“顔採用”はあるのか?

就活では「顔採用がある」とよく耳にすると思いますし、実際に自分の周りの顔のいい人が内定を獲得していると「やっぱり顔で選ばれるんだ」と思ってしまうことでしょう。では実際のところ、就活において顔採用は実在するのでしょうか。

その疑問に対する答えは、以下の2つです。

就活において“顔採用”があるかどうか、美人やイケメンは就活に有利かどうか、その真相について解説していきます。「顔採用」という都市伝説の真相に迫りましょう!

就活で顔採用は存在する!

結論からいうと、就活において顔採用は実際に存在します。キャリチャンが実施した採用担当者や人事を対象にしたアンケートでも「顔採用をしたことがある」と答えた人が7割もいました。

たとえば、同じ学歴、同じ資格、同じ志望動機など、全く評価が同じ人物が二人いたとします。その二人からどちら一人を選ぶとしたら、顔で選ぶこととなるでしょう。そこで片方が顔の良い人物、片方がそうでない人物だった場合、前者を選ぶ企業が多いのが現実です。

「メラビアンの法則(心理学の実験測)」からもわかるように、人は視覚・聴覚・言語の3情報のうち、最も多い55%を視覚情報から判断しています。

あなた自身も初対面の人を判断する際に、その人の見た目や態度、仕草などを見ているはずです。そして実際に話をする前に、視覚から得た情報によって「気が合いそう」「気が合わなそう」といった予測(印象)を立てるのではないでしょうか。

そのように人間は視覚情報から感じた「〇〇そう」という印象で、良くも悪くも相手に対する先入観(第一印象)を抱きます。その効果を理解したうえで、「第一印象の良い人物」を採用しようというのが、就活における「顔採用」なのです。

噂で言われる「顔採用」とは意味が違う

先ほども述べたように、「第一印象の良い人物」を採用しようというのが、就活における「顔採用」です。

ただし、それは就活生の間で噂されているような「顔採用=美人やイケメンを採用する」ということとは違います。なぜなら、企業側が求めている第一印象の良さは、生まれ持った顔立ちとは無関係だからです。

顔採用で企業が狙っているのは主に、相手に良い印象を与えることで社内外の交渉や協力がスムーズになったり、自社製品やサービスに説得力を持たせられたりして、結果として業績アップにつながる「顔」の持ち主です。

そういう意味で美人やイケメンが有利かと考えると、必ずしもそうとは言い切れません。世の中には、いわゆる美人やイケメンに対して良い印象を抱かない人もいますし、その人が美人やイケメンかどうかすら見る人の主観によって意見が異なります。

それに、どんな美人やイケメンでも、清潔感のない人や表情の暗い人、覇気のない人、不快な発言ばかりする人に良い印象を感じることはないでしょう。むしろ、世間一般に美人やイケメンとは呼ばれなくても、第一印象の良い人はたくさんいます。

つまり、就活における顔採用で求められているのは、美人やイケメンではありません。明るい笑顔や清潔感のある身だしなみ、ハキハキとした話し方、相手を敬い気遣う言葉遣いなどが総合的に作り上げる「好感度の高い顔」です。

それは生まれ持った顔立ちに関係なく誰でも磨けるものなので、「顔立ちに自信がない」という人も心配しないでください。逆に、「顔立ちに自信がある」という人も、それだけで有利になることはないので気をつけましょう。

身だしなみや人柄を含めて「自分がどのように見えるのか知りたい」就活生は、ぜひキャリチャンの「就活相談サポート」へご参加ください。

不安があると自然と表情にも表れてしまうかもしれません。マンツーマンで対面にて受けられるため、等身大の自分を客観的に判断してもらうよい機会です。就活のプロがどんな相談や悩みごともサポートするので、自信を持って就活に挑めるようになりますよ。

顔採用を取り入れる理由と目的

顔採用を取り入れる理由と目的

就活において顔採用=顔がいいだけという意味ではないと説明しましたが、それでも納得できない就活生もいますよね。そこでここでは、顔採用を取り入れる理由と目的について解説します。

企業が顔採用を行う理由と目的は、以下の4つです。

顔採用の本質を理解して、対策に役立てましょう。

見た目が良いと印象も良くなるから

好感度の高い見た目だと印象が良くなることから、顔採用を取り入れる企業が多くあります。見た目がいい人はそれだけで印象が良いですし、「性格は顔に出る」といわれるように見た目の良さは人の良さを連想させるため良い印象を抱きやすいのです。

人の感情や本音はふとした時に表情やしぐさ、言葉などで無意識に表れてしまうものです。面接官はこのような“本音”の部分からも学生を見極めているため、顔の表情がよければ結果として合格、つまり採用したことになります。

印象がよいと社内からのイメージも良くなりますが、社外の人たちからも好印象を抱くことができれば契約などにも結びつきやすくなりますので、結果として業績にも貢献できることから企業にとって見た目の印象が良い人は好まれる傾向にあるのです。

また見た目がいい人は見た目をよくするための努力をしており、その努力が自信へとつながります。そして実際に自信がある人は積極的にコミュニケーションを取ることができるため、結果として企業側からも求められるというわけです。

社員のモチベーションが上がるから

好感度の高い人がいると社員のモチベーションが上がることから、顔採用を取り入れる企業があります。

人は誰かに認められたいと思うものですので、憧れとなる存在が組織にいると「憧れの人に認められたい」「この人にいいように思われたい」という思いが生まれ、モチベーションへとつながるのです。

そして社員のモチベーションが上がればその分仕事を頑張る社員も増え、それらが結果として業績アップにつながる形となります。そして企業はこのような人間の心理を利用して業績アップを目的に見た目や印象が良い人を顔採用の枠として受け入れるというわけです。

会社は社員のモチベーションを維持することも重要なこととなり、その目的を果たすために採用活動から戦略的に企業体制を整えていることを覚えておきましょう。

そもそも“顔”が重視される仕事だから

そももそ“顔”が重視される仕事の場合には顔採用を取り入れられます。顔が重視されるということは、採用する条件の1つに顔(雰囲気の良さなど)があるということですので、顔の良し悪しから判断されることがあるのです。

わかりやすい職業でいうとキャビンアテンダントやマスコミ業界(アナウンサーなど)でしょう。キャビンアテンダントやアナウンサーなどは好感度の高い顔の人ばかりですし、実際に多くの企業において顔の良し悪しを意識して採用しているのが実情です。

また、好感度の高い顔をしているだけでなく、テレビ映りや写真映りなどを意識しているケースなどもあります。のちほど紹介する「顔採用を取り入れる代表的な業界」を受ける際にはESに貼る証明写真の写りから意識するようにしましょう。

面接官も“人間”だから

面接官も人間なので、相手に対して感じた好感度の高さが無意識のうちに評価を左右することがあります。意図的に顔採用を意識しているのではなく、結果として顔採用になっていたというケースです。

前述の「メラビアンの法則」からもわかるように、人間は視覚に頼った情報収集をする傾向があります。この記事を読んでいるあなたも、人の好き嫌い、合う合わないを「顔」の印象だけで判断し、接し方が変わることがあるでしょう。たとえば、一見して「こわそう」と思えば近づかない、「気さくそう」と思えば気軽に話しかけられるといった具合です。

そして面接官も、あなたと同じく人間です。好感度の高い顔をした就活生に対しては知らぬ間に好印象を抱き、会話が弾みやすくなったり、好意的な評価を下しやすくなったりします。たとえ意識的に顔採用をしていなくても、それらが高じて、採用につながることもあるのです。

そのため、顔採用をしそうもない企業でも、結果として好感度の高さが採用に影響する場合もあることを覚えておきましょう。

顔採用を取り入れている代表的な業界と職種

顔採用を取り入れている代表的な業界と職種

顔採用を行うかどうかは就活戦略にも関わる部分なので、自分の志望先に当てはまるのかどうか気になりますよね。

新卒採用において顔採用を実施することが知られているのは、以下の4業界と1職種です。

業界内のすべての企業が顔採用を取り入れているわけではありませんが、中には顔採用をする企業もありますので、これらの業界を受ける際には覚えておくと良いでしょう。

航空業界

先ほども少しお話ししましたが、キャビンアテンダントなどが属する航空業界は顔採用を取り入れる傾向にあります。キャビンアテンダントは“人から見られる仕事”ということもあり、採用の時点で顔の印象を重要視されるのです。

企業によってはメイク指導やマナー指導などがあるほど“美”にこだわりの強い業界です。キャビンアテンダントのほか、地上スタッフも見た目や身だしなみがきれいな人が多いです。

アパレル・美容業界

アパレル業界や美容業界も、顔採用を取り入れる業界の1つです。なぜなら美容を提供する人が美容に関心がなければ、満足に商品やサービスを提供することができないからです。

「あの人のようになりたい」と憧れられる存在でないといけない業界ということから、採用の時点で容姿や美に対する熱意などをチェックされます。

マスコミ業界

アナウンサーを中心としたマスコミ業界も、顔採用を取り入れる業界の1つです。アナウンサーはニュースや時事問題などの難しいものから、バラエティー番組など幅広く出演していることから親しみやすさだけでなく、外見の好感度も重要視されます。

実際、大学のミスコン出身のアナウンサーも多いです。どのテレビ局においても容姿や身だしなみなどは重要視されます。

広告業界

広告業界も顔採用が多い業界として有名です。とくに「広告代理店」ではクライアントがいてこそ成り立つ仕事でもあるため、いかにクライアントを増やせるかが勝負となります。

そのため、クライアント獲得のためにお客さんから印象を良く見せることを目的に、好感度の高い人物を採用する傾向があります。見た目で好感を持たれる人は、自分に自信があることから積極的にコミュニケーションを図れるため、直接お客さんと関わる仕事では強いのです。

受付

業界とは異なりますが、受付という職種も顔採用を取り入れている傾向にあります。受け付けは社外の人と一番初めに対応する人なので、会社の第一印象を良くするためにも好感度の高い顔の人を採用しようとする傾向にあるのです。

もちろん顔だけではなく、コミュニケーション能力を兼ね備えている、所作が美しい、礼儀正しいなども求められるので覚えておきましょう。

顔採用に負けないための対策法

顔採用に負けないための対策法

ここからは「正直、顔に自信がない・・・」「○○を志望しているけど受かるか心配」という人や、「顔以外で自分をアピールしたい!」という人のために、顔採用に負けないための秘訣を紹介します。

具体的な顔採用対策は、以下の2つです。

それぞれ解説します。

美意識を上げる

顔採用で評価される顔になるには、美意識を上げるように努力しましょう。多くの美人やイケメンも努力した結果、外見がよくなったのです。何もしないままでは当然、好感度の高い顔にはなれません。

顔は生まれ持ったもののため、確かにスタートラインには個人差があるかもしれません。しかし、だからといって「こういう顔立ちだから不利なんだ」と諦める必要は全くないです。自分に合った方法で、自分の持っている魅力を最大限に引き出すことを意識しましょう。

もし、顔に自信がないのであれば自分に合う化粧や髪形を研究してみてください。そうするだけで見た目の印象は一気に変わります。

そして明るくて積極的、そして礼儀正しさも好感度の高い顔の条件に含まれます。ポジティブに笑顔で生活することを心がけましょう。

内面から美意識を上げる努力をすれば、自然と顔つきも良くなります。「どうせ私なんて・・・」と思わず、前向きに自分と向き合いましょう。

企業への熱意と自分の強みをしっかり理解する

何度もいっているように、顔だけがよくても採用されることはありません。いくら見た目の好感度が高くても、企業が求めているスキルや能力がなければ受かることはないのです。

そのため、まずは企業への熱意をしっかりと伝えましょう。「この会社で頑張りたい」という明確な理由と熱意を伝えることで、企業にとってあなたは魅力的な学生に感じます。

そして次に「採用すれば企業に貢献できるよ」ということをアピールするために、自分の強みをアピールします。企業研究や自己分析から企業にとってプラスとなる強みを探しましょう。

同じスペックであれば確かに美人やイケメンが有利になる場面もあるかもしれませんが、「顔が良いだけの人」と「強みを持っている普通の顔の人」では後者の方が企業に好まれます。

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顔採用は誰にでも内定のチャンスがある

就活において顔採用はあります。同じスペックなら顔が良い方が選ばれてしまうのも事実です。

ただし就活で好まれる顔とは、生まれ持った顔立ちによる美人やイケメンのことではありません。清潔感や笑顔など、内面の美しさから醸し出される好感度を含む、総合的な見た目の印象です。

そのため「顔に自信がない・・・」という人も顔採用を諦める必要はありません。自分の与える見た目の印象に気を配り、企業への熱意や自分の強みを売り込むための知識とプレゼンテーション能力を身に着ければ、誰でも、顔採用で採用される可能性はあります。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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