自己分析でやりたいことを見つけたい!方法や注意点を徹底解説
2025年5月12日

就活を進めていると思いますが、行きたい企業は見つかりましたか?
まだ見つかっていません…。自己分析もやってみたんですけど、それでもやりたいことが見つからないんです。だから志望企業も選べなくて困ってます。
そうなんですね…。ちなみに、自己分析はどのようにしてますか?
自分の過去の経験から何かやりたいことが見つからないかなって考えて、いろいろ思い出してるんですが、昔の経験とやりたいことが結びつかないんですよね。
自己分析からやりたいことを見つけるのは難しいですよね。
このコラムでは自己分析でやりたいことを見つける方法を詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
やりたいことを自己分析で見つけるのが大切な理由
就活において「やりたいこと」を見つけるときは、自己分析を通じて見つけることが重要です。
自己分析を通じてやりたいことを探すと、自分の価値観や強み・弱みなどと結びつけてやりたいことを見つけられるでしょう。
自分の価値観や強み・弱みなどと結びつけてやりたいことを見つけると、以下のようなメリットがあります。
自己分析を通じてやりたいことを見つけられると、上記のメリットから自分に合った仕事が見つかりやすく、社会人になってからも後悔するリスクを防げるわけです。
ここでは、自己分析からやりたいことを見つけるのが大切な理由について詳しく説明します。
やりがいのある仕事を見つけられる
自己分析を通じてやりたいことを探すと、やりがいのある仕事を見つけられるのがメリットです。
自己分析では、自分の強みや適性がわかるようになります。自分の強みや適性と関連しているやりたいことを考えると、自分に向いているやりたいことを見つけられるようになるのです。
自分に向いていて、なおかつやりたいことを仕事にすれば、自分の能力を最大限に発揮でき、仕事に対してやりがいも持てるようになるでしょう。
社会人になると、自分の時間の多くを仕事に費やすことになります。そのため、自分の人生を楽しくするためには、やりがいのある仕事に就くことが大切です。
適性のあるやりたいことを仕事にすることにより、ストレスの少ない充実した社会人生活を送れるようになるでしょう。
忍耐力が身に付く
自己分析を通じて見つけた「やりたいこと」を仕事にすると、忍耐力が身につくのもメリットです。
どんな職業に就くにせよ、仕事をしていると、困難にぶつかるときもあるものです。しかし自己分析で見つけた「やりたいこと」は、自分がどんなときにやりがいを感じるか、これまでどんな苦境を乗り越えてきたかという過去の経験に基づいています。
そのため、多少の困難であればむしろやりがいを感じ、仕事のための努力を惜しまないでしょう。たとえ仕事の中で嫌なことがあったとしても、乗り越えられるように努力できるはずです。
そうした努力の結果、忍耐力が身につき、実務の能力もめきめき上がっていきます。それは「努力ができる人」「仕事ができる人」といった評価につながり、同期の社員よりも早く活躍の場が広がる可能性が高いわけです。
自己分析の結果からやりたいことを見つけ、多少の困難も乗り越えられるほど好きな仕事を見つけられるようにしましょう。
仕事で成果を出しやすい
自己分析でやりたいことを見つけて仕事にすると、仕事で成果を出しやすいメリットもあります。
自己分析では、自分の強みが理解できます。自分の強みを活かせる「やりたいこと」を仕事にできれば、向いているうえにモチベーションも高いので、おのずと仕事で成果を出しやすいでしょう。その結果、昇進や昇給ができ、さらに仕事にやる気がでる人も多いです。
仕事に前向きに取り組めるようになるため、自己分析で見つけた「やりたいこと」を仕事にするのはメリットが大きいといえるでしょう。
とはいえ、場合によっては、自己分析をやってみても自分の強みなどが見つからないこともあるでしょう。人によっては、そもそも自己分析がうまくできないこともあると思います。
自己分析をしても自分のやりたいことが見つからない場合は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」がオススメです。プロのキャリアアドバイザーがあなたの希望や強みや長所を一緒に考えてくれるので、成果を出しやすくやりがいのある仕事に出会いやすくなるでしょう。
自己分析でやりたいことを見つけるための方法
自己分析でやりたいことを見つけるための方法は、主に以下の6つです。
やりたいことを探すためには、自己分析を徹底することが重要です。まずは過去の出来事や仕事への希望を洗い出し、自分自身と向き合うことから始めましょう。
ここでは、自己分析でやりたいことを見つけるための方法を紹介します。
好きなことや興味のあることから探す
自己分析でやりたいことを見つけるために、好きなことや興味のあることを探してみましょう。
好きなことや興味のあることであれば、自然とやりたいことが見つかる可能性も高くなります。
たとえば、人と話すことが好き、バレーボールが好きなど、なんでもよいので自分が好きなものを考えてみます。
その上で、どうしてそれに興味を持ったのか、なぜそれをやっているときが楽しいのかなど掘り下げて考えていくと、自分の思考が整理できるでしょう。
自分は何が好きか、何を得意としているかなどを考えることによって、やりたいことが見つかる可能性があります。
自分が大切にしている価値観を考える
自己分析でやりたいことを見つけるためには、自分が大切にしている価値観を明確にすることが大切です。
価値観をはっきりさせることで、選択を決めやすくなったり、自分が大切にしていることがなにかがわかりやすくなったりします。
自分の価値観を知るためには、過去の経験や出来事を振り返り、それが自分にどのような影響を与えたのかを考えてみましょう。
自分の思考が整理できると、どんなときにやりがいを感じるのか、反対にどんなことは避けたいのかなどがわかるようになり、やりたいことが見つかることがあります。
自分の魅力を探す
自己分析でやりたいことを見つけるために、自分の魅力を探してみましょう。
自分のよさを見つけると自分に自信を持てるようになり、積極的に行動できるようになります。
自分に自信を持てると就職後に仕事がしたいのかをポジティブに考えられるようになり、自分の希望する仕事が見つけられるようになるでしょう。
また、自分の魅力が強みがわかると、自分のよさをどんな企業で活かしやすいか、どんな企業から必要とされているかがわかり、内定を得られる確率も上がります。
自分の魅力や強みが活かせる仕事を見つけると、やりがいを持って仕事に取り組め、楽しく毎日を過ごせるようになるでしょう。
魅力や強みを見つけるためには、まず自分の得意なことを書き出してみてください。
どんなことでもよいので思いつく限りいろいろ書いてみることで、自分の隠れた魅力が見つかりやすくなります。
得意なことから派生して、どんな仕事に活かせそうかを考えるのもオススメです。
自分のスキルや能力を活かせる仕事がわかるため、自分に向いている企業や仕事がわかりやすくなるでしょう。
満足度が高かったことを思い出す
自己分析でやりたいことを見つけるために、今までの人生で自分の満足度が高かったできごとを思い出してみましょう。
満足度が高かったことを思い出すと、自分がどんなときにやりがいを感じられるのかを見つけられるようになり、どんな仕事がしたいかがわかりやすくなるでしょう。
たとえば、文化祭で実行委員を担当し、人をまとめたときにやりがいを感じた、バイト先でお客さんに感謝の言葉をかけられたときに幸せを感じたなど、過去の経験で自分の思い出に残っていることを挙げてみます。
自分の思い出に残っている満足度が高かったことを再現できる仕事を考えれば、やりたいことが自ずと見つかるでしょう。
ロールモデルとなる人を探す
自己分析でやりたいことを見つけるためには、ロールモデルとなる人を探すのもオススメです。
ロールモデルとは、自分にとって目標となる人や行動パターンを指します。
社会人として理想の歩み方をしている人を探し、その人を目指すことによって自身のキャリアプランを具体化しやすくなるでしょう。
ロールモデルとなる人を見つけたら、その人のどんな部分に憧れているのか、どのような価値観を持った人なのかなどを研究し、自分に取り入れられる要素を探してみてください。
さらに、ロールモデルとなる人物がどんな困難を乗り越えてきたのかを調べることも大切です。
そこから自分がこの先どんな困難にぶつかる可能性があるのか、どのように乗り越えればよいのかを学ぶこともできるでしょう。
ロールモデルとなる人物を研究することにより、具体的なやりたいことやキャリアプランを描くことができるようになります。
誰の役に立ちたいか考える
やりたいことを見つけるために自己分析をする際は、自分が仕事をすることによって、誰の役に立ちたいかを考えてみましょう。
なぜなら、誰のために働きたいか考えることで、どんな仕事がしたいのかわかるようになる可能性があるからです。
誰のために仕事をしたいのかは、働くうえでのやりがいや原動力になります。誰かの役に立ったと思えることで、さらに仕事に身が入ることもあるでしょう。
たとえば、家族やお世話になった地域の人々に貢献したいのであれば、地域密着型の企業を探してみましょう。子どもを持つ親のために尽力したいと考えるのであれば、教育関係の仕事に就くのもよいです。
このように誰の役に立ちたいか考えることで、就職先の選択肢が見つかるようになります。
自己分析以外でやりたいことを探す方法
自己分析以外にも、やりたいことを探す方法はあります。
自己分析以外でやりたいことを探す方法は、以下の2つが例として挙げられます。
自己分析だけではやりたいことが見つからない人はもちろん、自己分析以外の方法でも自分に向いている仕事を考えたい人には、上記の方法がオススメです。
自己分析以外でやりたいことを探す方法を詳しく見ていきましょう。
OB・OG訪問で話を聞く
自己分析以外でやりたいことを探す方法の1つ目は、OB・OG訪問で話を聞くことです。
自分が社会に出て働くイメージが湧かない場合は、大学の先輩やアルバイト先の先輩など、すでに社会人として働いている人に会って話を聞いてみるとよいでしょう。
社会人として働く中でやりがいを感じたことや、苦労したことを聞くことによって、自分のキャリアプランが見えてくることがあります。また、興味のある業界がざっくりでもある場合は、その業界で働く先輩に話を聞くことで、やりたい仕事が見えてくるかもしれません。
OB・OG訪問を行う際には、できるだけ多くの人に話を聞くのがオススメです。一部の人だけに話を聞くと、意見に偏りがあり、視野が広がらない可能性があります。偏りのない情報を収集するためには、さまざまなOB・OGの話を聞くことが大切です。
以下のような質問を始めとして、幅広い質問をしてみてください。
- どんな仕事をしているのか
- 仕事をする上でのやりがいは何か
- どうしてその仕事に就こうと思ったのか
訪問できる先輩を見つけるには、大学のキャリアセンターやOB・OG訪問専用のサービスを使用するのが一般的です。ただし、知らない人と会う際には安全面を考慮し、注意しながら利用しましょう。
興味のある業界でアルバイトやインターンをする
自己分析以外でやりたいことを探す方法の2つ目は、興味のある業界でアルバイトやインターンをしてみることです。
アルバイトやインターンという形でも実際に仕事をしてみることで、仕事の雰囲気ややりがいを掴むことができるでしょう。
短期でもよいので、気になる業界で仕事をやってみると、社会人になってからの働き方のイメージがつきやすくなります。
大学生のアルバイトやインターンでは本格的な仕事を任されることは少ないですが、ベンチャー企業などの小規模な組織の場合は、アルバイトやインターンでもどんどん仕事を任されることもあります。
仕事ぶりを認められればそのまま就職できる可能性もあるので、大きなチャンスになるでしょう。
自己分析でやりたいことを探すときの注意点
自己分析でやりたいことを探すときには、以下の4点に注意しましょう。
やりたいことが見つからないと思っている人の中には、思い込みや勘違いによって自ら見つけにくくなっている人もいます。
自分の可能性を狭めないためにも、柔軟にやりたいことを探すようにしましょう。
ここでは、自己分析でやりたいことを探すときの注意点について詳しく見ていきます。
やりたいことは年齢を重ねると変わる可能性がある
自己分析でやりたいことを探す際には、やりたいことは年齢を重ねると変わる可能性があると思っておきましょう。
生涯やりたいことは同じでないといけないと考えると、重く考えすぎてしまい、思うようにやりたいことが見つからないことがあります。
就活する際にはまだ社会で働いた経験が少ないため、この先のことを考えられないという人も少なくありません。
社会人として働き、経験や知識が身に付くにつれて、将来的にやりたいことが変わる可能性があります。
やりたいことは将来的に変わる可能性があると考え、今やりたい気持ちを大切に仕事や企業を探すようにしてください。
「今やりたいことが見つからない」「就活軸が定まらない」などと悩んでいる人は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」を利用するのがオススメです。就活のプロがあなたの話を聞いて一緒に適した仕事を探してくれます。
1人で「自分のやりたいことって何だろう?」と考え込んでも、やりたいことが見つからないこともあります。考えている間に時間はどんどん過ぎていくので、それなら自分に向いていそうな求人を提示してもらい、その中からやりたいかやりたくないか判断した方が、効率的にやりたい仕事が見つかるでしょう。
天職が必ず見つかるわけではない
自己分析でやりたいことが見つからないときには、天職が必ず見つかるわけではないと考えることが大切です。
自分にとっての天職を見つけようと考えると、必要以上に判断が慎重になり、思うように仕事が見つからない可能性があります。
就職してすぐに天職と出会える人はほとんどいません。
やりたいことを突き詰めていくことによって仕事に自信が持てるようになり、天職と呼べるようになるケースがほとんどです。
今の段階で「自分の天職を見つけよう」と考えるよりも、まずは興味のある仕事を探そうというスタンスでいるとよいでしょう。
選択肢を広げすぎない
自己分析でやりたいことを見つける際には、選択肢を広げすぎないように気をつけましょう。
自己分析が不十分なまま選択肢を広げすぎると、軸が定まっていないため、何が向いているかわからず、効率的な就活ができません。
たとえば、気になる業界をメーカー、金融、商社と広げて、職種も定まっていない場合、業界研究や職種について学ぶのに時間がかかります。
時間をかけて仕事内容や職種について調べた結果、自分の価値観と合わなかったり、仕事内容が合わなかったりといったことに気がついた場合、多くの時間を無駄にしてしまいます。
まずは自己分析を十分に行い、自分の価値観や判断軸を明確にした上で仕事を探すとよいでしょう。
実現できるもの以外も考える
自己分析でやりたいことを探す際には、実現できるもの以外も考えてみましょう。
「自分にもできそうだから」「この企業なら内定がもらえそうだから」といった理由で仕事を探すと、やりたいことよりも仕事の難易度や、自分にできるかどうかを優先してしまい、入社後に後悔する可能性があります。
早く内定を獲得したい気持ちや、周りが就職先を決めて焦る気持ちは分かりますが、今の自分で内定を獲得できそうだからという理由では、よい仕事に巡り会えません。
自己分析をしっかり行った上で就活の軸を見つければ、自分のやりたいことは自ずと見つかります。
また、軸がしっかりしているとエントリーシートや面接の質問でもブレなく答えられるようになります。
就職後の後悔を避けるためにも、まずは本当にやりたいことの発見に集中してみてください。
やりたいことを探した上で自分に合う仕事を探すには
自己分析を行ってやりたいことがある程度見つかったあとには、自分に合った仕事を探す作業を行いましょう。
具体的には、以下の5つの方法を試してみてください。
やりたいことが見つかったら、それをどのように実現できるのか、具体的に考えてみることが大切です。
ここでは、自分に合う仕事を探すための方法について詳しく説明します。
自己分析で見つかった強みを活かせる仕事を考える
やりたいことを自己分析で見つけたあとは、強みを活かせる仕事を考えてみましょう。
自己分析で見つかった強みを活かせる仕事であれば、自分の適性がある可能性が高く、入社後もやりがいを持って働けるでしょう。
また、仕事に前向きに取り組めるようになるため、ストレスを感じる機会も少なくなります。
たとえば、自己分析の結果、協調性がある点が自分の強みだと判断した場合、単独で結果を求められるタイプの仕事よりも、チームワークを重視した働き方の企業が向いていると言えます。
また、相手の気持ちを理解できることも強みと考えられるため、サービス業や営業職、介護職なども選択肢として挙げられるでしょう。
自分のやりたいことに固執しすぎず、強みや適性を活かせる仕事にも目を向けるのもオススメです。
世の中にある仕事を知る
自己分析でやりたいことを見つけた上で自分に合った仕事を見つけるためには、世の中にどんな職業があるのかを理解することも重要です。
学生しか経験していない今は、世の中にある仕事をまだまだ知らない人も多いでしょう。
インターネットや先輩などから情報収集をおこなうことで、今まで知らなかった職種や業界に出会うことができ、自分の選択肢を広げることができます。
情報を集めた上で、やりたいことを実現できるかはもちろん、自己分析で判明した自分の価値観やライフスタイルに合った仕事を見つけていくとよいでしょう。
適職診断ツールを使う
自己分析でやりたいことが見つかっても、仕事に結びつけられないという人は、適職診断ツールを使うのもオススメです。
あくまでも参考の1つにすぎませんが、適職診断ツールを使うと自分の新たな一面を発見するきっかけとなる可能性があります。
適職診断ツールには、以下の例があります。
- 厚生労働省「自己診断ツール」
- 求人ボックス「適職診断」
- リクナビ「リクナビ診断」
- キャリタス就活「キャリタスQUEST」
- スタディサプリ「適職診断」
- キャリチャン「適職診断」など
上記に挙げたサイトは無料で利用でき、簡単な質問に回答するだけで一人ひとりに向いている仕事を紹介してくれます。
これだけを利用して仕事を決めるのはオススメできませんが、自分の選択肢を広げたい人や、自分にどんな仕事が向いているのか教えて欲しい人などは、利用してみてもよいでしょう。
周りの人の意見を聞く
自己分析でやりたいことがある程度見つかったあとは、周りの人の意見も参考にしてみましょう。
自己分析のみで終了してしまうと、自分の強みと弱みを正しく理解しきれない可能性があります。
周りの人から客観的な意見を聞くことで、自分では気づけなかった点を知ることができ、自分への理解がさらに深まるでしょう。
周りの人の意見を聞く際には、家族や友人など、自分のことを深く理解してくれていて、信頼できる人に聞くのがオススメです。
自分の長所や適性について幅広く質問し、その上でどのような仕事にその強みを活かせるのか考えるとよいでしょう。
周りに相談できる人がいない場合には、大学の就職課や就活エージェントで相談してみるのもオススメです。
面談をして一人ひとりを理解した上で適切なアドバイスをしてくれるため、自分の意見を壁打ちできたり、新しい自分の一面が見つかったりする可能性もあります。
やりたくない仕事も考える
自己分析をしてやりたいことを見つけたあとは、やりたくない仕事も考えましょう。
やりたいことが見つかってもやりたい仕事が具体的に思いつかない場合は、やりたくないこと、向いていないことを考えると選択肢を狭められます。
たとえばルーティンワークを避けたい人は、事務職や製造業の工場勤務などの仕事は向いていないと考えられます。
また、仕事内容以外にも、避けたい働き方を考えることも大切です。
たとえば、全国転勤を避けたい場合には地域密着型の企業を選んだり、若手のうちは出世しにくい企業を避けたい場合はベンチャー企業を選んだりなど、仕事や企業を見つけやすくなる可能性があります。
やりたいことだけでなく、避けたいことからも選択肢を絞れるように考えてみてください。
自己分析でやりたいことが見つからない場合は?
さまざまな方法で自己分析を行ってもどうしてもやりたいことが見つからない場合は、下記の3つの方法を試してみてください。
やりたいことを自分だけで考えても、煮詰まってしまう人もいるでしょう。
その場合はツールや他の人のアイディアなどを利用した方が、効率よく就活が進むことがあります。
ここでは、やりたいことが見つからずに就活が進まなくなってしまった場合について解説します。
自己分析ツールを使う
自己分析してもやりたいことが見つからない場合は、自己分析ツールを使うのもよいでしょう。
自己分析ツールとは、簡単な質問に答えるだけであなたの強みや弱み、性格や価値観などを客観的に分析してくれるツールです。
これだけで完璧に就活対策するのは難しいですが、ある程度自己理解を深めたり、理想のキャリアプランのヒントをもらったりするために役立てられます。
インターネット上には無料の自己分析ツールもたくさんあるので、自分に合ったものを選んでみましょう。
また、有料でより専門的で細かい自己分析ができる「ステレングスファインダー」や「ポテクト」などのツールもあるので、自己分析に力を入れたい人は利用してみてください。
自己分析ツールを使ったあとは、診断でわかった強みや弱みを書き出し、強みをアピールできるエピソードも思い出してみましょう。
診断して終わらせるのではなく具体的なエピソードもセットにして考えることで、就活で使える自己分析に仕上げられます。
自己分析に煮詰まってしまった際は、自己分析ツールを使って効率的に就活を進めましょう。
自己分析に困った人は、以下の資料を活用するのもオススメです。ワーク形式で簡単に自己分析ができるため、自己理解を深められます。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
就活エージェントに相談する
自己分析を行ってもやりたいことが見つからない場合は、就活エージェントに相談してみましょう。
就活エージェントは、自己分析から内定後のフォローまで、企業と就活生の間に入って無料でサポートしてくれるサービスです。
一緒に自己分析を行った上でやりたいことを実現できる企業の求人を紹介してくれるので、効率よく就活が進められます。
やりたいことが自分では見つからない場合、就活のプロなど第三者から客観的なアドバイスをもらった方が、自分に合うものが見つかることもあります。
周りに相談できる人がいない場や、就活のプロから有益なアドバイスが欲しいという人は、ぜひ就活エージェントに相談してみましょう。
キャリチャンでも、無料の就活支援サービス「就活相談サポート」を行っています。キャリアアドバイザーが、やりたいことを見つけるためのサポートややりたいことができる企業の求人を紹介します。自己分析をやってもやりたいことが見つからない場合は、利用を検討してみてください。
やりたいこと以外から企業探しを行う
自己分析でやりたいことが見つからない場合は、やりたいこと以外から企業探しをしてみましょう。
自分を見つめ直しても特にやりたいことが見つからない人は、やりたくないことを考えて業界や職種を絞っていくこともオススメです。
本音で自分の考えに向き合い、志望企業を考えていきましょう。
やりたいことが見つからない場合は、興味のあるキーワードから探してみるのも1つの方法です。
たとえば食べることが好きなら「食べ物」、音楽を聞くのが好きなら「音楽」などのキーワードを入れて求人検索をしてみます。
自分の興味のあるキーワードから仕事を探すと、やりたいことが見つかるかもしれません。
やりたいことが見つからない人の仕事の探し方については、以下のコラムでも詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
自己分析でやりたいことを見つける際によくある質問
最後に、自己分析を通じてやりたいことを探す際によくある質問3つについて回答します。
それぞれ解説するので、参考にしてみてください。
企業はなぜ面接でやりたいことを聞くの?
企業が面接でやりたいことを聞く理由は、自社への志望度の高さを確認するためや、入社後のミスマッチを防ぐためといった目的があります。
就活生にやりたいことを聞くことで、自社の仕事内容をしっかり理解できているかが確認できるのです。
反対にやりたいことの内容が志望企業では実現できない場合や、内容がズレている場合、志望度が十分ではないと評価され、選考で落とされる可能性が高くなるでしょう。
就活生の志望度を計るためだけでなく、その学生のやりたいことを自社で叶えられるかという点でも、企業はやりたいことを聞いています。
優秀な学生であっても、やりたいことを実現するのが難しい場合は、入社後のモチベーション低下や転職のリスクを防ぐために不合格にすることもあるでしょう。
やりたいことを面接で話す際には、企業研究を十分にした上で、その企業で実現できる内容を話すようにしてみてください。
自己分析できない人に特徴はある?
自己分析ができない人には、目的を理解せずに行っている人や、方法や手順を理解せずにやみくもに行っている人などが挙げられます。
たとえば、自己分析の目的を理解せずにこれまでの経験を振り返っているだけでは、自分の強みや弱みを理解できません。
自己分析にはある程度やり方があるので、効率的に行うためにも正しい方法や目的を理解して行うようにしてください。
自己分析ができない人の特徴や、正しい自己分析の方法は、以下のコラムでも紹介しています。ぜひ参考にしてください。
関連コラム
自己分析ができない人の特徴8選!原因から紐解く解決法を解説
やりたいことと志望動機は違うの?
やりたいことと志望動機は、内容が若干異なります。
具体的には、以下のように異なります。
やりたいこと | 自分が入社後に叶えたい目標ややりたい仕事のこと。 |
---|---|
志望動機 | その企業のどの部分に惹かれたのかなど、価値観を含めた入社したい理由のこと。 |
志望動機は入社したい理由を答える必要がありますが、やりたいことは入社したその先のことを聞かれているため、長期的な視点で考えて答えるとよいでしょう。
正しい自己分析で自分のやりたいことを見つけよう
やりたいことを見つけることは、仕事にやりがいを見出すためや、自分に適した仕事を見つけるためにも重要です。
やりたいことを見つけるには、過去の出来事を思い出し、自分の魅力を探すなど、十分な自己分析を行う必要があります。
それらの方法でもやりたいことが見つからない場合は、OB・OG訪問や就活エージェントなど、社会人の先輩や就活のプロに話を聞くのも有効な手段です。
正しい自己分析を行い、自分のやりたいことを見つけられるように入念に準備しましょう。
「就活相談サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している