就活グループディスカッションの評価ポイントと5つの進め方

 2023年3月1日

明日は選考ですね。焦っているように見えますが、どうしました?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

次の選考がグループディスカッション形式で、初めてだから困っているんです。どんな対策をすればいいか……。

確かに、グループディスカッションでの評価ポイントを理解しておかないと難しいですね。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

評価ポイントがあるといわれるとさらに緊張してきました……どうすれば面接官によい印象を与えられますか?

簡単にいえば、進行の流れと役割を理解して挑むのがコツです。今回は、グループディスカッションの上手な進め方と4つの重要な評価ポイントを紹介しますので、参考にしてください。

キャリアプランナー 岡田

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【就活】そもそもグループディスカッションとは?

そもそもグループディスカッションとは?

グループディスカッションとは、複数名(4~6人)のグループが、与えられたテーマに対し約20~30分間で討論をし、グループで結論を出すことです。

結論が出るまでの過程で、誰がどのような発言や振る舞いをするのかを、採用担当は見ています。一般的な面接のように、面接官と対面して直接的に自分をアピールするのではなく、議論の中で自分の存在感を出し、間接的にアピールしなくてはいけないのがグループディスカッションです。

【就活】グループディスカッションの6つの流れ

グループディスカッションの流れ

具体的なグループディスカッションの流れや進め方などを確認しましょう。

1:採用担当からの説明

始めに採用担当から、グループディスカッションのテーマ・議論のルール・所要時間等の説明があります。1度で理解ができるようにメモを取りながら話しを聞きましょう。

流れ2:グループの発表

グループの割り振りは企業側が事前に決めているケースが多いです。

まれに、割り振りを参加者に任せるというケースがあります。その場合は、男女比率を考えながら速やかにグループ分けをしましょう。グループ決めの過程を見ている採用担当もいますので、ジャンケンで決めるのはNGです。

流れ3:自己紹介、役割決め

まずは簡単な自己紹介で、チームメンバーの名前を確認しましょう。

主な役割は、司会者・書記・タイムキーパーです。基本的には希望者を募り、学生主体で役割を決めていきます。どんな役割にも積極的に立候補していきましょう!初対面の人の中で、自分から名乗り出ることは勇気がいりますが、その分、積極性をアピールすることができます

※自己紹介や役割決めは議論がスタートしてから行う場合もあります。その場合は時間を無駄にしないよう、より速やかに行いましょう。

流れ4:議論スタート

所要時間が決まっているため、一人の発言が長くなりすぎないように「簡潔かつ論理的」に自分の意見を言う事を心がけましょう。

他メンバーの発言を全面的に否定することはあまりよくありません。反対意見がある場合は、相手の話を全て聞いた上で、相手の発言や気持ちを踏まえたうえでの意見を言いましょう。

また、他メンバーが話しているときは、発言者の目を見て、相づちをしながら聞きましょう。傾聴時の態度や姿勢は必ず見られています

流れ5:結論を決める

終了の約5分前に結論を決め、まとめ作業に入ると良いでしょう。

この際、全員の同意があった意見をチームの意見として決定します。しかし、意見が割れる可能性も大いにありますのでその際は、いかにお互いが歩み寄って最適解を出せるかがポイントとなります。

流れ6:発表

話し合ったテーマについて、グループとして出した結論を発表します。発表は指定がなければ、司会者か書記の担当が行う事が多いです。発表役を別で設けても構いません。

ここまで、グループディスカッションの流れを説明してきました。グループディスカッションは、企業側からルールは与えられるものの、そこからの進行や議論の組み立ては全て学生主体で行います。いかにスムーズに進めていくかといった点も、面接官は見ているので、本番で慌てない為に、予め全体の流れをイメージしておきましょう。

とはいえ、グループディスカッションには苦手意識を持つ就活生も多いですよね。キャリチャンの「就活相談サポート」では、グループディスカッションも含め、就活に関するささいな悩みにもプロのキャリアプランナーが相談に乗ります。

「自分はどの役回りになろう?」「どんな発言が有利になるの?」など、疑問に思うことをキャリアプランナーにぶつけてみてください。就活のプロに相談し、疑問や不安を解消したうえでグループディスカッションに挑みましょう。

【就活】グループディスカッションの5つの評価ポイント

グループディスカッションの評価ポイント5点

面接官はグループディスカッションで何を見ているのか?評価ポイント5点を一緒に確認していきましょう。

評価ポイント1:リーダーシップ

グループディスカッションは、学生が主体となって作り上げていくものです。

その為、議論をまとめる役割の人が必ず必要となってきます。リーダーを引き受けたからには、メンバー全員への配慮をしながら話し合いを進めることが必要となってきます。

メンバーへの配慮をしつつも、自分の意見を発言しながら進行する姿勢が理想的でしょう。 企業によっては、将来的にリーダーや幹部として活躍してくれるような人材を採用したいと思っています。リーダーシップを発揮し、入社後の活躍をイメージさせる事で高評価を得ることができるでしょう。

評価ポイント2:協調性

全員が司会やリーダー役をできるわけではありません

しかし、協調性はリーダーシップにも劣らない評価ポイントです。チームの議論をスムーズに進める為に、何をすべきか考え、判断し行動に移すことが大切です。メンバーはライバルではなく仲間です。いかにチームワークが築けるかが鍵となります。

他メンバーの意見をすぐに否定せず、最後まで話を聞いた上で、代案を出したり自分の意見を言うようにする、話を聞くときは人の目を見る、話している人に体を向ける、その場の空気感を読み取り発言する等、チームのメンバーに対しての気遣いが評価のポイントとなります。

評価ポイント3:コミュニケーション能力

社会人として会社に初めて入社するに当たり、1番求められるのがコミュニケーション能力です。

人の目を見て話すことができるか、グループの雰囲気を読めているか、初めての相手でも会話のキャッチボールをスムーズに行えるか、といった初対面の人との関わり方を面接官は見ています。

グループディスカッションの開始前も、チームのメンバーと積極的にコミュニケーションを取ることも大切です。また、開始の合図で「誰かが始めてくれるだろう」ではなくて、自ら率先して発言していく事もポイントといえます。

評価ポイント4:発想力

正解のない議論」がグループディスカッションの醍醐味です。

他メンバーが同じ趣旨の意見を言うなかで、新たな視点から物事を考えられる発想力も評価ポイントの一つとなっています。特に、チームの話し合いが滞っている状況や、行き詰まっている時はチャンスです!

他メンバーが考えていた視点以外の新たな視点で物事を考えようとする意欲や、その場の流れを変えるような発言力は高評価に繋がる事があります

しかし、他人の話を聞かず、ただ自分のアイデアを出し過ぎてしまうだけだと、「空気を乱す人」という印象を与えてしまう可能性もあるので、あくまでも、他人の意見を受け入れ、チームの空気を読みタイミングを図って発言する事が大切です。

評価ポイント5:その場の対応力

就活のグループディスカッション選考では、当日その場で課題(テーマ)を発表されることが多いです。

就活生が準備できていないテーマや事柄でも、柔軟に対応していけるかが問われます。課題が出された時に、素早く考える能力や発想転換は、企業にとっても重要なスキルになってきます。反対に、頭が真っ白になってしまって、しどろもどろになってしまっては、周りの就活生に豆てしまうどころか、評価ポイントも下がってしまうでしょう。

したがって、臨機応変な対応力・思考力が求めれます。

【就活】これはNG!評価が下がるグループディスカッションの流れ

反対に、就活のグループディスカッション選考で、やってしまうと評価が下がってしまう進行の仕方や注意点を紹介していきます。

NG1:同調しかしない

グループディスカッションで、自分の意見が消極的な人も、あまり良い印象は与えません。

また、評価を過剰に恐れてしまい、他の参加者の意見に同調するばかりな学生も中には見受けられます。

このような態度も、評価は良い方には向かない恐れがあるでしょう。

NG2:協調性に欠ける

協調性に欠ける行動や言動は、評価を下げる要因になります。

自分の意見を最後まで突き通すことは、協調性に欠けているとみなされるでしょう。討論という場なので、異論を唱える人もいますが、ここでは他人の意見も受け入れながら自分の意見をいっていくことが大切になります。

協調性という観点は、良く見られているので。それをふまえてディスカッションを行っていきましょう。

どんなことがNGなのかわからないなど、グループディスカッションに不安のある就活生には、キャリチャンの「就活相談サポート」がオススメです。このイベントではグループディスカッションも含め、就活に関することなら何でも相談できます。利用は無料ですので、気軽に活用してください。

おわりに

グループディスカッションは全体の雰囲気や流れを把握することが大切です。自分ばかりが発言していてもだめですし、話しをただただ聞いているだけでもいけません。しかし、いくらこのようなことを言われても、いざ本番を迎えてれば頭が真っ白になってしまい、思うようにいかないこともあると思います。

そんな状態では内定を獲得することはできませんので、そのようなことがないよう、しっかりと対策を行っておきましょう。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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