憧れの鉄道業界で働きたい!仕事内容と内定獲得方法を合わせて解説します

 2023年8月17日

どうして絶対に鉄道業界で働きたいんですか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

小さい頃から電車が大好きで、毎日のように駅にいっていました。いつかあの大きな電車を自分で動かしたいと夢見てきたんです。

それは素敵な夢ですね。鉄道業界に受かるための対策はしていますか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

強い思いはあります。ただ、具体的にどうアピールしたらいいのかわかりません。秘策なんてありませんよね?

絶対に鉄道業界の内定がほしいあなたへ、特別に秘策を伝授いたします!志望する形態に特化した対策をして、自分の夢を叶えましょう。

キャリアアドバイザー 平崎

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鉄道業界の仕事内容と業界の実態

鉄道業界の仕事内容と業界の実態

日本の輸送インフラを支える鉄道業界。鉄道業界といえば「JR」と「私鉄」といったイメージが強いと思いますが、実は4つの経営形態に分かれています。さらに運転手や車掌といった仕事以外にも鉄道業界には様々な事業を展開しています。

まずはそんな「鉄道業界」の仕事内容から確認していきましょう。4つの形態とその他事業に合わせ、予想される鉄道業界の今後についても解説していきます。

4つの形態とその他事業

まずは「JR」「私鉄」「第三セクター」「公営鉄道」の4つの形態から見ていきましょう。

■JR

日本最大級の鉄道事業者で、日本を横断するほどの規模で運輸事業を行っています。もともと「日本国有鉄道」として鉄道インフラを支えていましたが、赤字路線の増大によって1987年に分割民営化されました。

JRを代表する「JR東日本」「JR東海」「JR西日本」の他、「JR北海道」「JR四国」「JR九州」や、鉄道貨物輸送の大部分を担う「JR貨物」があります。

例:山手線、中央線、埼京線、横浜線 etc…

■私鉄

国からの支援を受けず、完全な民間資本で運営している鉄道会社です。JRのように日本を横断するのではなく、地域を限定しているのが特徴です。そのため、転勤がほぼないのが特徴です。

「東武鉄道」「西武鉄道」「小田急電鉄」「東急電鉄」などが私鉄を代表する企業となり、運輸以外にもショッピングモールやデパートなども展開しています。

例:東武線、西武線、小田急線、東横線、東京メトロ etc…

■第三セクター

人口増加による新規インフラ整備区間を中心に、地域開発や都市づくりに向け、国や地方公共団体と民間企業とが協力して出資し設立された鉄道会社です。旧国鉄の赤字路線や、新幹線運行後のJR在来線で廃止された区間などが対象です。

例:つくぱエクスプレス、ゆりかもめ、横浜シーサイドライン etc…

■公営鉄道

比較的人口の多い自治体や地方公営企業が経営主体となり、運営されている鉄道会社です。

例:上野モノレール、日暮里舎人ライナー etc…

鉄道会社は上記の4つのように分けらており、経営方法なども異なってきますので、しっかりと区別しておきましょう。

また、鉄道業界は「電車を動かす」だけが仕事というわけではありません。とくに私鉄などは「民間企業」となりますので、電車を動かす以外にも様々な事業を展開しています。具体的には下記のような事業が挙げられます。

  • 流通事業
    →各鉄道会社では、百貨店やショッピングモール、デパートなどの商業施設を運営しています。東急電鉄なら「渋谷ヒカリエ」、小田急電鉄なら「小田急百貨店」といった大型百貨店から、「エキナカ」に“その路線ならではのコンビニ”なども展開しています。

  • 不動産事業
    →土地開発やマンションなど、不動産事業に力を入れている鉄道会社もあります。特に東急電鉄が力を入れていると言われており、阪急電鉄の事業モデルを東京に持ち込んだり、沿線の不動産開発とブランディング、レジャー事業を含めた多彩なポートフォリオで事業を展開しています。

  • 観光事業
    →路線イメージアップを図るために観光事業に力を売れている鉄道会社もあります。西武鉄道ではメットライフドーム(西武球場)をはじめ、としまえんと西武遊園地の2つ遊園地やアイススケートなどの施設があることをアピールし、魅力を伝えています。

  • 広告事業
    →鉄道会社では中吊り広告や電子公告など、電車内から駅構内の広告の掲載をしています。それぞれの路線に合った観光地やプランの紹介、TVドラマの宣伝、サロン広告などを考えながら各鉄道会社が掲載します。

  • クレジットカード事業
    →東京メトロの「To Me CARD」、西武鉄道の「SEIBU PRINCE CLUB」、東急電鉄の「TOKYU CARD」など、各鉄道会社がクレジットカードを発行しています。各企業が展開している店舗などはもちろん、ICカードと連動することで“鉄道を利用しながらポイントを貯めることができます。

上記のように、鉄道会社によって様々な事業を展開していますので、「鉄道会社に入りたい!」とあいまいな目標ではなく、「〇〇会社の△△事業に携わりたい」と明確な目標を定めていきましょう。

「業界を調べるのは楽しいけど、自己分析やアピールは苦手」そんな人は就活のプロに相談してみるのがオススメです。経験豊富なキャリアアドバイザーと話して、自分が気づいていない強みを見つけていきましょう。

納得の内定就活」では納得のいく内定を獲得するまで徹底的にサポートします。業界をとことん分析して、求める人物像に合う自己アピールができれば、内定獲得にぐっと近づきますよ。

予想される鉄道業界の今後

就活生の中でも人気の高い鉄道業界は、これからも安定した業績が保たれると予想されます。

多くの人は移動に「電車」を利用しますし、車離れも進んでいることから電車の利用率が大幅に変動することはないとされています。しかし、「人口減少が大きく影響される時が来るのではないか」と騒がれているのも事実です。

実際、高度経済成長には日本の人口がピークを迎えたものの、その後は減少する一方。総務省がまとめた「国土の長期展望」では2050年には約3,300万人が減少するといわれています。

ここまで人口が減少すれば電車利用率や利益率に大きな影響が出ることもありえますが、その分、「訪日観光客」が増加していることがこの問題を解決してくれます。これからも観光客の増加が見込まることから、「結局のところ大幅に経営が揺らぐことない」という結論に至るのです。

もちろん、それぞれの事業によっては業績に変動はありますが、鉄道業界全体で言えばこれからも成長が見込まれますし、今まで通り安定した業績が保たれることとなるでしょう。

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鉄道業界に就職する3つのメリット

鉄道業界に就職する3つのメリット

就活生の中でも人気の高い鉄道業界ですが、実際に入社することによってどのようなメリットが発生するのでしょうか。

ここではそんな、鉄道業界に入社するメリットについて解説していきます。このメリットは「鉄道業界が人気の理由」ということにもなりますので、しっかりと確認していきましょう。

将来性があり、給料も高くて安定している

将来性があり、高額給料であることが鉄道業界に入社するメリットの1つです。先ほどもお話ししたように、人口減少が心配される一方、観光客増加やオリンピックの影響により今後の成長が期待できますし、安定した経営も見込まれます。

また、不動産事業や流通事業なども展開していることから、駅周辺からの収益も安定していますし、参入障壁の高さから、今後新たな鉄道会社が起業し、爆発的に事業展開していくことはほぼ不可能ということで価格競争も激しくありません。

このように、「電車を動かす」ことを中心に、様々な事業展開や流行、参入障壁の高さによって経営は安定され続けますし、高い給料も保証され続けることとなります

また、経営が安定しているということは、大幅な減給やリストラ、倒産といったリスクも低いということになりますので、安定した職を手に入れることとなるでしょう。

どの企業も知名度が高く、世間体が良い

鉄道会社はどの企業も知名度が高いため、世間体がとても良いです。普段から電車を利用している人は多いですし、自分が乗っている電車以外でも乗り換えの際に他路線の電車をみることがあるため、無意識のうちに様々な企業を覚えていきます。

また、不動産事業や流通事業も充実しているため、知らず知らずのうちに様々な企業を覚えます。たとえば「東急ハンズ」って聞いたことありますよね?これは東急電鉄が展開している都市型ホームセンターです。

他にも、「西武ライオンズ」から西武鉄道、「阪神タイガース」から阪神電鉄、「東武動物公園」から東武鉄道など、様々な形から企業名を耳にする機会があると思います。

このようにあなたが様々な形から企業を覚えるように、他の人もあらゆる形で鉄道会社を覚えていくのです。そのため、鉄道会社に勤めることができれば、誰もが知っている有名企業で働いているということになり、知名度の高さは世間体の良さを表せますので、周りからも羨ましがられます

幅広い知識を身につけられる

運輸事業だけでなく、流通事業や不動産事業、クレジットカード事業など様々な事業を展開していることから、幅広い知識をつけられるのが鉄道業界ならではの魅力です。

他の業界は、「不動産業界なら不動産事業だけ」としていることがほとんどですので、1つの業界に入ることで様々な事業に触れることができるのはとても貴重です。

幅広い知識を身につけられるということで、自己成長やスキルアップにもつながりますし、これらは大きな武器として転職の際にも役立ちます。

近年では転職も当たり前の時代となっていますので、このように武器を兼ね備えられるのは大きな強みとなりますし、もちろん鉄道紹介は安定した経営をしているため、生涯働くこともできることから、鉄道業界に入社した時点で選択の幅が広がるという大きなメリットを得ることになります。

利用者の声

鉄道業界に求められる人物像とスキル

鉄道業界に求められる人物像とスキル

安定した経営から高額給料、さらに私鉄は転勤も少ないといったメリットもあり、就活生の中では非常に人気の高い業界です。メリットを見ることで改めて鉄道業界を目指したいという人も多いでしょう。

ではそんな鉄道業界ではどのような人が求められているのでしょうか?ここではそんな鉄道業界で求められる人物像とスキルについてご紹介していきます。求められる人物像を把握し、自分がそれに近づけば内定もグッと近づきますので、しっかりとチェックしていきましょう。

安全に対する強い意志と責任感がある人

鉄道業界ではたくさんの人の命を預かり、安全に目的地へと送り届けることが義務となりますので、ちょっとの油断が命取りになるということや、安全に対する強い意志がないと仕事をやり遂げることができません。

そのため、安全に対する強い意志と責任感がある人が求められることになります。ちょっとの油断が命取りとなる責任ある仕事だということをしっかりと認識していないと、この仕事をやり遂げることはできないのです。

どんな仕事においても、仕事に対して「責任感」を持つことは大切ですが、多くの人の命を預かる鉄道業界ではより強い責任感や安全性を求められます。

ですから、ただただ「電車が好き」といった気持ちだけで挑むのではなく、安全に対する強い意志と責任感を持つようにしてください。

几帳面で時間管理が上手な人

安全に対する強い意志や責任感の他に、几帳面で時間管理能力が高い人も求められます。鉄道は秒単位という細かな時間でダイヤが決められており、これが少しでもズレてしまえばダイヤは大幅に乱れてしまいますし、到着が遅れるだけでなく、乗り合いもうまくいかなくなってしまいます。

また、人身事故などによってやむを得ずにダイヤが乱れてしまうこともありますが、それらに適切に対応し、時間を調節していくのも仕事です。

このように、時間を上手に管理していく能力や、几帳面な人は鉄道業界において重宝されますし、必須のスキルとして求められます。

ですから、面接においても遅刻をしたりしないように注意してください。遅刻をした時点で「時間管理能力がない」と判断されますし、だらしなさは鉄道業界で好まれません。

コミュニケーション能力が高く、丁寧な振る舞いができる人

鉄道会社ではコミュニケーション能力や丁寧な振る舞いができる人が好まれます。前述より、ダイヤが乱れないようにするためには時間管理能力の他にも、運転手や車掌など、全員とうまく連携を取る必要があります。そのため、みんなと上手に連携が取れるためのコミュニケーション能力が必須なのです。

また、乗客とも接する機会が多いですので、人見知りやコミュニケーション障害では働くことが難しくなります。さらに振る舞いが雑な人もNGです。乗客から苦情がくれば会社としての品位も損なうため、会社の顔として働いてもらう以上、丁寧な振る舞いをすることは必須条件です。

電車を動かす仕事に関わらなかったとしても、どんな事業においてもコミュニケーション能力の高さは求められますので、しっかりと身につけておきましょう。

「求められる人物像やスキルが自分にはないかも」と不安になっているかもしれません。そんな時は「納得の内定就活」で就活のプロに相談しながら自己分析してみましょう。

自分では当たり前だと思っていることが強みだと気づくことも少なくありません。人気で倍率の高い鉄道業界で、自信を持って選考に挑めるよう全力でサポートします!

鉄道業界に受かるための対策と絶対条件

鉄道業界に受かるための対策と絶対条件

何度も言うように、鉄道業界は就活生の中で非常に人気の高い業界の1つです。そのため、人がある分だけ倍率も高くなるということになります。また、ライバルの質も高いですし、内定をもらうためには万全な対策が必要です。

ここではそんな狭き門である鉄道業界から内定を獲得するための秘訣を就活のプロであるキャリチャンが特別に伝授します。

“なぜ鉄道業界なのか”を明確にする

鉄道業界を受ける際にはまず、“なぜ鉄道業界なのか”を明確にする必要があります。この理由がブレてしまうと、自分の思いを伝えきることができず、内定をもらうことはできません。

ですから、「鉄道業界に興味を持ったきっかけ」「鉄道業界を目指したいと思った理由」「鉄道業界でなくてはならない理由」を過去の出来事や自己分析などと合わせて明確にしてください。

また、なぜ鉄道業界なのかの理由を明確にしたら次に「様々な鉄道会社から、なぜその企業を選んだのか」も明確にしていきましょう。この際、他の企業と比べてこの会社の優れている点や魅力的な点などを見つけだすと、より「この企業でなくてはならない理由」が明確になり、自分の熱意も伝わりやすくなります。

そのためにも、徹底した業界・企業研究が欠かせません。一つ一つをしっかりと掘り下げ、様々な覚悟から鉄道業界について理解を深めていきましょう。

鉄道業界で好まれる人物像をアピールする

鉄道業界から「欲しい」と思われるために、自らその業界が好む人材へと近づきましょう。先ほどご紹介した「鉄道業界に求められる人物像とスキル」より、それぞれのアピール方法を下記にまとめます。

  • 安全に対する強い意志
    →どのようにして安全に仕事をしたいと思っているのかを具体的に述べる

  • 責任感
    →自分に責任感があることを裏付けるためのエピソードと共に語る

  • 几帳面
    →清潔感のある身だしなみや言葉遣いを心がける

  • 時間管理能力が高い
    →遅刻をしない。決められたルールを守るという意思を伝える

  • コミュニケーション能力
    →相手の目を見てしっかりと話す。英語力をアピールすれば外国人の乗客にも対応できることをアピールできるので◎

  • 丁寧な振る舞い
    →姿勢を正し、手癖などに注意する。正しい言葉遣いや笑顔も忘れずに

これまでにご紹介したように、鉄道会社では入社のために必要な資格などはないものの、人としての能力を求められる傾向があります。ですから、自分の性格をしっかりと理解したうえで、自分の強みをどう活かしていけるのかを語るようにしましょう。

そのためには十分な自己分析が欠かせません。自分という人間を理解し、鉄道業界でどう活躍できるのかをしっかりと考えていきましょう。

志望する形態に特化した対策をする

鉄道業界には4つの形態があり、それぞれ仕事内容や働き方などが異なるように、採用対策も異なってきます。ここでは、それぞれの形態に合わせて受かるために意識してほしいことを解説していきます。

■JR各社

リクルーター面談が本採用に大きく影響されます。リクルーター面談で落とされる可能性もあるため、特に力を入れて対策する必要があります。身だしなみはもちろん、上記でご紹介した対策をリクルーター面談においても実践していきましょう。

■私鉄

インターン参加による実績が本採用において大きく評価されます。各社で短期インターンを中心にたくさん実施されていますので積極的に参加していきましょう。その際、「この企業ならではの魅力」などを見つけることを意識しましょう。

■第三セクター

地域開発や都市作りを目的として運営されていますので、それらに貢献していきたいという気持ちを伝えるようにしましょう。電車のことはもちろん、その地域についても理解を深めておくと好印象を得られるでしょう。

■公営鉄道

「なぜJRや私鉄ではなく、公営鉄道を選んだのか」をハッキリと伝えることがポイントです。公営鉄道は鉄道業界としてはどうしても薄い印象があるため、「わざわざここを選んだ理由」が明確でないと受かりません。

「鉄道好き」はかえって悪印象になることも

「電車が好きだから鉄道業界に入りたい」このような思いから鉄道業界を目指す人は多いと思いますが、「鉄道が好き」という気持ちだけではかえって悪印象になってしまう可能性があるため注意が必要です。

鉄道業界で「鉄ヲタ」が受からない理由は主に2つ挙げられます。1つは、鉄道好きに対して、「自分のやりたいことしかやらないのか」という印象を抱くことがあるからです。完全に偏見ではあるものの、このように思う人事がいるということも確かなので、「他のこともちゃんとやる」という意思を伝えるようにしなくれはなりません。

2つ目は、鉄道業界の仕事は「電車」だけではないからです。これまでにも述べているように、鉄道業界は流通事業や不動産事業など、様々な事業を展開しています。そのため、会社内での異動も十分にあることから、「他の部署でも活躍できる人が欲い」というのが企業の本音です。

また1つ目の理由から、「他の部署でも嫌がらずに働いてくれるかどうか」という心配もあることから、鉄道だけに執着してしまう鉄ヲタをあえて採用しないとしている企業は案外多いのです。

もちろん、鉄道が好きという思いから熱意が伝わることもありますので、一概に「鉄道好きを採用しない」とは言い切れませんが、志望動機としてただただ鉄道好きを伝えるだけでは受からないので注意しましょう。

鉄道が好きという思いと、“その会社のためならどんな仕事も頑張る”という思いを合わせて語ることが、鉄ヲタが鉄道業界に受かるための秘訣です。

主な鉄道会社の売上高と平均年収

主な鉄道会社の売上高と平均年収

最後にJR、私鉄から主な鉄道会社の売上高と平均年収をご紹介していきます。各企業名をタップすれば、企業HPに飛ぶことができますので、気になる鉄道会社があったらぜひチェックしてみてください。

JRグループ

    北海道旅客鉄道(JR北海道)

  • 売上高:連結1713億円(単体838億円)
  • 平均年収:約502万円
  • 北海道の各地を全14路線で結ぶJR北海道。鉄道営業キロは2,535.9km。1日当たりの旅客列車運転キロ88,500.4kmと、広大な敷地を持つ北海道ならではの数値です。

    東日本旅客鉄道(JR東日本)

  • 売上高:連結:3兆20億4300万円(単独:2兆1133億6100万円)
  • 平均年収:約714万円
  • 東京の各地を結ぶJR東日本。線区数は69線区、1日あたりの列車本数は12,209本、平均輸送人員は約1,790万人と、東京だけあって圧倒的な数字です。

    東海旅客鉄道(JR東海)

  • 売上高:連結 1兆8781億3700万円(単独 1兆4648億8600万円)
  • 平均年収:約708万円
  • 東海道新幹線及び東海地域を中心とする神奈川、静岡、山梨、名古屋、愛知、岐阜、富山、滋賀、三重、和歌山の10県をまたがる12線区の在来線を営業エリアとするJR東海。営業キロは1,970.8kmです。

    西日本旅客鉄道(JR西日本)

  • 売上高:連結: 3兆2375億9600万円(単独: 2兆7823億5000万円)
  • 平均年収:約675万円
  • 山陽新幹線、北陸新幹線(上越妙高駅-金沢駅間)、北陸3県・近畿地方(三重除く)、中国地方を繋ぐJR西日本。キロ数は新幹線で812.6km、在来線で4,090.5kmです。

    四国旅客鉄道(JR四国)

  • 売上高:連結:513億円(単独:309億円)
  • 平均年収:約544万円
  • 四国地方を中心に855.2kmの鉄道路線を有するJR四国。会社の規模はJR旅客6社の中では最も小さいです。

    九州旅客鉄道(JR九州)

  • 売上高:連結:4403億5800万円(単独:2219億1600万円)
  • 平均年収:約600万円
  • 九州新幹線、九州地方の在来線を営業エリアとするJR九州。22線区、営業キロ2,273.0km 567駅の運営を行っています。2017年3月期の決算においてはじめて黒字となりました。

    日本貨物鉄道(JR貨物)

  • 売上高:単独:1,582億8,900万円
  • 平均年収:約527万円
  • 日本で唯一、全国ネットワークを持つ貨物鉄道会社です。鉄道貨物輸送を基軸とし、大型物流拠点の建設、鉄道貨物事業の技術輸出、及び新型車両・コンテナなどの開発にも取り組んでいます。

私鉄

    東武鉄道

  • 売上高:連結:6175億4300万円(単独:2319億600万円)
  • 平均年収:約693万円
  • 東京、埼玉、千葉、栃木、群馬を結ぶ大手私鉄。路線は、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線・野田線を軸とした「本線」と、東条本線・越生線からなる「東上線」の2つに分けられます。

    京成電鉄

  • 売上高:連結:2615億5300万円(単独:853億7300万円)
  • 平均年収:約742万円
  • 東京、千葉に鉄道路線を有する大手私鉄の1つで、京成グループが構成する中核企業です。社名である「京成」は、東京の「京」、成田の「成」を合わせたものです。鉄道事業の他に不動産事業にも力を入れています。

    西武鉄道

  • 売上高:単体:991億47百万円
  • 平均年収:約806万円
  • 東京北西部と埼玉南西部で12路線を有する大手私鉄。プロ野球・埼玉西武ライオンズの親会社としても有名です。また、西武鉄道は不動産事業にも力を入れており、七里ガ浜海岸を所有地として保有しています。

    京王電鉄

  • 売上高:連結:4475億800万円(単体:1288億100万円)
  • 平均年収:約725万円
  • 東京南西部から神奈川県北部に路線を有する大手私鉄。慶応グループの中核企業で、社名の「京王」は、東京の「京」、八王子の「王」を合わせたものです。鉄道事業の他にも流通事業などにも力を入れています。

    小田急電鉄

  • 売上高:連結:5266億7500万円(単独:1739億円)
  • 平均年収:約745万円
  • 東京、神奈川を中心に鉄道事業、不動産事業などを営む大手私鉄。箱根の特定エリアを自由にめぐることができるフリーパスを提供したりなど、環境事業にも力を入れています。

    東急電鉄

  • 売上高:連結:11,989億円
  • 平均年収:約750万円
  • 東京南西部から神奈川東部で鉄道事業を行う大手私鉄。東急株式会社の100%子会社で、東急グループにおける中核企業です。総営業キロは104.9kmと大手私鉄の中では短いが、営業キロ当たりの単体売上高は25.4億円/kmと高いです。

    京浜急行電鉄(京急)

  • 売上高:連結:3392億6800万円(単独:1541億2600万円)
  • 平均年収:約655万円
  • 東京港区、品川区、大田区、神奈川川崎、横浜、三浦半島を結ぶ大手私鉄。近年では羽田空港へのアクセス鉄道や、都営地下鉄浅草線、京成電鉄、北総鉄道北総選と相互乗り入れ、芝山鉄道芝山鉄道線への乗り入れの実施から千葉ニュータウンや成田空港までつなげています。

    東京地下鉄(東京メトロ)

  • 売上高:連結:4,258億2,100万円(単独:3,916億円)
  • 平均年収:約724万円
  • 東京都区部や埼玉、千葉の一部で地下鉄を経営する大手私鉄、通称「東京メトロ」。銀座線、丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線、副都心線などを運営しています。

    相模鉄道(相鉄)

  • 売上高:334億9000万円
  • 平均年収:約865万円
  • 神奈川中央部を基盤に鉄道事業を行う大手私鉄。持株会社である相鉄ホールディングスの主要事業子会社で、相鉄グループの中核会社です。

    名古屋鉄道(名鉄)

  • 売上高:連結:6225億6700万円(単体:1098億1400万円)
  • 平均年収:約597万円
  • 愛知、岐阜を基盤とする大手私鉄。民間鉄道として日本で3番目の歴史を持つ老舗企業です。名古屋鉄道は三菱UFJ銀行・中部電力・東邦瓦斯・大丸松坂屋百貨店と10に名古屋経済の中核名門企業の1社として数えられます。

    近畿日本鉄道(近鉄)

  • 売上高:1629億14百万円
  • 平均年収:約614万円
  • 大阪、奈良、狭路、三重、愛知をつなぐ鉄道会社。JRグループを除く鉄道事業者の中で最も長い路線網を持っています。「あべのハルカス」を開業したとしても有名です。

    京阪電気鉄道

  • 売上高:590億1200万円
  • 平均年収:約783万円
  • 京阪ホールディングスの子会社で大阪、京都、滋賀を結ぶ大手私鉄。京阪のロゴは、大阪市章の澪標を6つ円形に配置して「京」の形を表現し、合わせて「京阪」としたものだそうです。

    阪神電気鉄道

  • 売上高:864億69百万円
  • 平均年収:約620万円
  • 大阪と神戸を結ぶ大手私鉄。阪急阪神ホールディングスの完全子会社で、阪急阪神宝グループの企業です。1905年に営業を開始しており、都市間電気電鉄としては日本で最も古いです。

    阪急電鉄

  • 売上高:1935億95百万円
  • 平均年収:約543.5万円
  • 大阪梅田と神戸、宝塚、京都を結ぶ大手私鉄。阪神電気鉄道同様に、阪急阪神ホールディングスの子会社で、阪急阪神宝グループに属します。「宝塚歌劇団」を運営していることでも知られています。

    南海電気鉄道

  • 売上高:連結:2274億2400万円(単独:1000億2600万円)
  • 平均年収:約592万円
  • 大阪難波、和歌山、関西国際空港、高尾山などを結ぶ鉄道会社。総営業キロは154.0kmで、純民間資本としては現存する日本最古の私鉄です。

    西日本鉄道(西鉄)

  • 売上高:連結:3968億3500万円(単独:1665億7100万円)
  • 平均年収:約545万円
  • 天神大牟田線・太宰府線・甘木線・貝塚線(旧・宮地岳線)の4つの鉄道路線および路線バス・高速バスなどを運営するほか、国際貨物(輸出入)・不動産業・レジャーサービス業なども行っている鉄道会社。

おわりに

鉄道業界には4つの形態があり、それぞれ仕事内容や働き方は大きく異なります。また、形態によって対策の仕方は異なりますので、「鉄道業界」とひとくくりするのではなく、それぞれに特化した対策をしましょう。

また、鉄道業界は「電車を動かす」以外にも様々な仕事を行う場合があることも覚えておいてください。そして、それらの仕事に対しても責任を持って働くという意思を伝えましょう。

形態による対策はもちろん、企業1つ1つも経営理念や働き方は異なってきますので、それぞれへの徹底した企業研究は欠かせません。

鉄道業界は人気が高いため、倍率も非常に高くなります。生半可な気持ちや対策では当然受かりませんので、しっかりとした対策を行いましょう。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

~就活生へのメッセージ~

まず何から始めれば良いかわからない。そんな就職活動の一歩目をサポートします。

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