「就活が怖い…。」そんな人に読んで欲しい『就活恐怖症』の克服方法

就活が怖いと感じる主な原因

これまでに経験のない就活にこれから挑むわけですから、不安に感じる人も多くいることでしょう。その中で「就活が怖い」と感じる人もいると思います。恐怖心があると就活を行うこと自体嫌だと思ってしまう恐れがありますので、恐怖心と上手に向き合っていくためにもまずはなぜ怖いと感じるのか、その原因について理解していきましょう。

ここではそんな就活が怖いと感じる主な原因について解説していきます。原因を知り、どのように向き合っていくべきかを考えていきましょう。

「内定」に関する問題

就活が怖いと感じる代表的な要因として挙げられるのが、「内定」に関するものです。内定がなかなか出ないことで感じるプレッシャーや周りの内定事情が気になる、このまま内定がもらえなかったらどうしようという不安などが就活の恐怖心をあおる要因となります。

就活では内定を獲得することを大きな目的として活動していきますから、内定に関する不安や問題は尽きません。頑張って就活をしていてもなかなか内定がもらえないと「このまま内定がもらえないんじゃないか」「既卒になってしまうんではないか」という不安が生まれますし、内定がもらえないことで「自分はどこからも必要とされない」とネガティブな考えも生まれてしまう恐れがあります。

また内定には数、獲得スピード、企業規模といった比較対象がたくさんあることから、周りの就活事情が気になるものです。友達が自分よりも内定を持っている、自分には内定がないのに周りはみんな持っている、恋人の内定先が大手企業で羨ましいなど、周りの内定事情に敏感になることで余計に就活に対する恐怖心をあおる形となるのです。

まだ就活が本格していなくても「内定がもらえるか」という不安が生まれ、就活が本格化すると周りが気になり、自分の状況の悪さに不安を感じてしまい、就活終盤になると内定がないことへの焦りや「本当にこの企業でいいのか」という不安が生まれるなど、就活ではすべての時期を通して内定に関する問題を抱えやすく、そしてそれらが恐怖心へとつながる形となります。

就活の独特な雰囲気

内定に関する問題のほかに、就活の独特の雰囲気を怖いと感じる人もいます。就活はこれまでに経験のないことをしていくわけですし、緊張感もすさまじいものとなります。そのためそんな雰囲気に押しつぶされそうになることで恐怖心が生まれてしまうのです。

経験のない面接にピリピリとした雰囲気、失敗すれば内定に影響が出るかもしれないという不安、さらに選考の結果を知るのすら怖いと感じる。これらは選考特有の心配事であり、恐怖心を大きくする要因となります。

特に面接は直接的に企業の人と接触しますし、これまでの自分の行ってきた対策を披露する場ということでより緊張感が増し、失敗に対する恐怖心を抱きやすいものです。何より面接における緊張感や雰囲気は独特ですので学生にとっては怖いものと感じることでしょう。

他にも周りとの差を感じやすかったり、周りからの期待を感じやすい就活は就活ならではの独特の雰囲気といえるでしょうし、それらの雰囲気に慣れていない学生は就活そのものに恐怖を感じやすいです。

将来への不安

就活を通して感じる将来への不安から恐怖心を感じるケースもあります。就活は自分の将来を決めるための決断を行うものですので、将来が身近なものとなり、不安を感じやすいのです。そしてその不安から「失敗できない」とプレッシャーがかかり、そのプレッシャーが恐怖心へと変わるのです。

大学を選ぶ際、多少は将来のことを考えて選んではいると思いますが、就活を通して選ぶ会社は社会人生活の基盤となるものであることから、より慎重な選択が求められます。選ぶ会社が悪いと初めから躓くこととなりますので、先が思いやられるからです。そしてそんな選択ミスを恐れることによって将来に対して漠然とした不安を感じてしまうのです。

<これまでは漠然とした夢も就活を通して「ずっと夢だった企業に落ちたからもうだめだ」「いざ受けてみるとこの仕事は自分に向いていないのかも」と思うことがあり、それらの経験がより恐怖心を大きくします。

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就活を怖いと感じたまま就活を行うリスク

環境が変わることや、初めてのことにチャレンジするということで、怖いと感じてしまうのは仕方のないことではありますが、そのまま就活をしてしまうのはリスクが高いです。

具体的に怖いと感じたまま就活をするとどのようなリスクがあるのか。解説します。

どんどん自信をなくし、内定がもらえないという負の連鎖に陥る

就活に対して「怖い」と感じてしまうと、ネガティブな感情が大きくなってしまい、“自信”を無くしてしまいます。自信を無くしてしまうと「どうせ自分なんか…。」という気持ちになり、どんなことに対しても前向きに向き合えません。

ネガティブな感情は常に最悪な展開へと考えてしまう癖をつけてしまい、それらは「ストレス」の原因となってしまいます。ストレスはすべてのものに対して“障害”となりますので、生活をしていくうえでは邪魔なものです。

そんなストレスが溜まればその分思うような結果を出すことができなくなるのは当然なので、自信がなくなっていくのは目に見えています。

また、そのような自信の無さは面接などにもろに出てしまうため、面接は当然うまくいかず、落ちることによってさらに自信をなくし、そして落ちる。こうしてどんどん負の連鎖へと陥ってしまうのです。

この負の連鎖にハマれば当然良い結果が出せなくなり、就活は失敗となってしまうでしょう。

就活が長引き、卒業ギリギリまで行う事になる

ストレスが溜まり、自信をなくしていけば就活は思うように進まなくなり、卒業ギリギリまで行う事になるのは目に見えています。

長引けばその分優良企業はなくなってきますし、募集している企業自体も減ってきます。そうなれば少ない選択肢の中から将来を決めていかなくてはならないことになり、満足に就活を行えない場合があります。

納得したうえで就職先を決めることができないと、実際に入社した後ミスマッチへとつながりかねませんし、早期退職だってありえます。そうなれば今までの努力はすべて水の泡となりますし、さらに自信を無くしていくことになるでしょう。

確かに就活は将来のことを決める重大なものですし、誰だって怖いと感じてしまうのは当然です。しかし、それでも就活は乗り越えなきゃいけないものなのです。

「怖いからやめる」「怖いからちゃんと向き合わない」では就活そのものに大きなリスクを抱えてしまうので、 “今すぐ”克服するための対策を行いましょう。

【状況別】就活恐怖症を克服する方法

ここからは怖いと感じる原因をさらに細分化し、それぞれの考え方に対するアドバイスや克服方法について解説します。

「怖い」とひとくくりにしても、細かな原因は人それぞれだと思いますので、自分に当てはまるものから克服法を参考にしてみてください。

選考結果を知るのが怖い

選考結果を知ることで今後の就活の方向性が決まるため、結果を知るのが怖いと感じてしまうパターンです。

このようなパターンから就活に対して恐怖心を抱いてしまう人は、「選考結果は企業との相性がどうだったかを判断するもの」と考えるようにしましょう。

就活ではあなたが企業を選ぶように、企業だって採用する人を選びます。「就活はお見合い」と比喩されることもあるぐらい、お互いの相性が重視されますので、片方が合わないと感じれば内定がもらえないのは当然なのです。

もし、片方が「相性が合わない」と判断したにも関わらず、入社を受け入れてしまえばミスマッチが起こりかねません。つまり、落ちた企業とは相性がそもそも合わなかっただけで、むしろそのまま合わない企業へと入社してしまう方が怖いというわけです。

ですから、選考は自分と企業との相性がどうだったのかを確認するもので、落ちてしまった場合には「入社後のミスマッチを回避できた」とポジティブに考えるようにしましょう。

面接が怖い

「面接がうまくいかないのではという不安」「面接自体が怖い」というパターンから就活に恐怖心を抱きます。面接は就活のメインともいえる重要なものですので、面接が原因で就活が怖いと感じるのはよくあるパターンです。

面接から恐怖心を抱いてしまう人は、「自信を持てるほど徹底した準備」をしましょう。そしてまず前提に、面接は緊張して当たり前のものだと認識しましょう。緊張しないという人はそういませんし、緊張からうまくいかないのは当然です。

ですから、自分だけが緊張していると勘違いしないようにしてください。この勘違いこそがネガティブな発想で、自信を無くす原因となります。

面接は緊張するものだと認識したうえで、「徹底した準備」を行いましょう。まずは自己分析、業界研究、企業研究です。自分の強みをはじめ、企業や業界に対する知識を増やすことで自然と自信を持って話せるようになります。

また、実践に近い形で練習を行う事で本番に強くなれますので、本番を意識した面接練習を繰り返し行います。本番のような緊張感を保ったまま練習するのがコツとなりますので、練習相手は大学のキャリアセンターや就活エージェントなどの社会人にお願いすると良いでしょう。

このように万全の準備をしていれば自信を持って面接に挑めるようになり、自然と恐怖心も薄れていきます。

自分を上手にアピールできない可能性があるから不安

自分を上手にアピールできない可能性があることから、就活に恐怖心を抱いてしまうパターンです。「自分には強みがない」「リーダーシップのようなすごい経験がない」と悩む人がこのパターンから就活を怖いと感じやすいです。

このような理由から恐怖心を抱いてしまう人は、大きな勘違いをしていることに気づきましょう。まず自分には強みがないと思っている人は、「すごい資格やスキルだけが強み」、面接では「すごい経験こそがアピールポイント」だと思っていることが大きな勘違いです。

強みはすごい資格やスキルだけを指すわけではありません。ですから強みの選択肢を狭めるようなことはやめ、徹底した自己分析から自分の強みを探し出してみてください。強みは必ずみんなにあります。

また、面接ではすごい経験が評価されるのではなく、「その経験から学んだこと」の内容ですので、特別な経歴は関係ありません。リーダーシップ経験があったとしても、学んだことがなければ評価されないのです。

まずはそのことに気づき、自分の強みは何かを自己分析から見つけ出しましょう。また、経験から学んだことが今後にどう活かしていけるのかを考えていけば、自信を持って面接に挑めるようになりますし、恐怖心もなくなってきます。

内定がもらえないかもしれないのが怖い

先ほど「就活が怖い」と感じてしまう主な原因として挙げた“内定”に関する不安から起きる恐怖心です。その中でも特に大きな要因とされる「内定がもらえないかもしれない」という感情から、恐怖心を抱いてしまうパターンです。

就活は内定という形で良くも悪くもわかりやすく自分を評価される場所ですので、内定がもらえないかもしれないという不安が常につきものです。しかし、普通に就活を行っていれば内定ゼロという可能性は基本的にありません。ですから、過度に心配することはないのです。

ただし、就活のやり方を間違えれば内定ゼロということももちろんありえます。ですから、不安要素を取り除くためにも徹底した準備を行いましょう。また就活をしていくうえでは自分の方向性を常に見つめ直していくことがポイントです。

たとえば、今受けている業界が受からなければ、一度他の業界に目を向けてみるなど、視野を広げていくことが大切です。そうすればその分可能性も広がり、内定にも近づけます。

こうして正しいやり方で就活を行っていけば、次第に恐怖心は薄れていきます。

周りの期待に答えられない可能性があるので怖い

「親からのプレッシャー」「高学歴だからいい企業へ行かなくては」などといった理由から、周囲の期待に答えられないのでは、と不安や恐怖を感じてしまうパターンです。

このようなパターンの人は「働くのは自分」だと再認識してください。様々な形から期待などは確かにあると思います。しかし、実際に会社に入社し、働くのは他の誰でもなく「自分」です。最後に決めるのは「自分」であり、他の誰にも文句を言う権利はないのです。

就活は将来が左右されるほど重大な決断をする場で、自分の人生の分岐点でもあるため、周りは気にせず、自分を信じて“自分”で決めるのです。

就活では、自分が活躍できる自分に合った会社こそ優良企業であり、そんな企業を見つけて入社することが大切です。大手企業だけがいいとは限りません。それにどの会社に入社したって、そこで活躍したり出世するなどで期待に応えられます。

ですから、周りのプレッシャーなどは気にせず、「働くのは自分だ」と言い聞かせましょう。そうすればプレッシャーに打ち勝つことができ、怖いと思うことはなくなってきます。

ブラック企業に入社してしまうのではないかと不安

「ブラック企業に入社してしまうのでは？」という不安から、恐怖心を抱いてしまうパターンです。近年、パワハラやセクハラ、低賃金に長時間労働などが問題となる企業が増えていることから、このような心配をしている学生が増えています。

しかし、これは簡単に解決できる問題です。なぜならブラック企業かどうかは入社前に確認することができるからです。企業研究はもちろん、企業説明会やOB/OG訪問、さらにエージェントなどを通せば企業の内部まで細かく知ることができるため、入社前にブラック企業かどうかを見極められます。

これは自分に合った企業かどうかを見極めるためにも必要な作業になりますし、不安解消のためにもなりますので、徹底して企業研究を行いましょう。そうすればブラック企業に入社してしまうかもしれない、なんて不安や恐怖心は消えさります。

働くこと（社会人になること）が怖い

社会人という責任を背負って働くことに対して恐怖心を抱いてしまうパターンです。これはほとんどの学生が抱える不安要素の1つです。

誰しも働くとうのは初めての経験になりますし、怖いと思うのは当然のことです。ですから、思い詰める必要はありません。みんな気持ちは同じです。

しかし、そう思うだけではまだまだ恐怖心は消えないと思うので、一つの克服方法として「長期インターン参加」をオススメします。長期インターンでは、“社会人として働く経験ができる”ため、不安解消へとつながります。

社会人としての責任を背負って仕事をするのはアルバイトとは違います。その違いにギャップを受ける人もたくさんいますので、ぜひ長期インターンに参加し、社会人として働くことを経験しておきましょう。

原因はわからないが、とにかく「就活」に対して恐怖心を抱いている

原因はわかりませんが、とにかく「就活」に対して恐怖心を抱いているパターンです。実はこのような理由から漠然と就活に対して恐怖心を抱いている人は結構います。

原因は様々ですが、最も多いのが“就活を義務だと感じている“ことです。「4年生になったらとりあえず就活をしなきゃ」と思い込み、なんの目的もないまま、ただただ就活を行っていることで、漠然とした恐怖心を抱くようになるのです。

また、「新卒で入社する会社がすべて」「内定を取らなくてはいけない」などといった固定概念にとらわれてしまうことも、漠然とした不安や恐怖心を抱く原因です。

確かに就活は自分の今後の人生を決めていくための重大な決断の場です。しかし、だからといってすべての人が“今”の時期に就活をするのが正解だとは限りませんし、新卒で入社する会社がすべてでもありません。

内定だって“自分の満足のいく企業”からもらえなければ意味がないのです。ですから、まずは固定概念を払拭すべく、就活は自分にとって何のためにすべきことなのかを考えてみてください。そうすれば、漠然とした不安や恐怖心は消え、就活に対して前向きに付き合っていけるはずです。

就活がプレッシャーで「すぐにでも就活を辞めたい。」と感じている人はキャリチャンの「楽スル就活」を利用してみましょう。苦手意識の人が多い面接は1回のみで、エントリーシート作成の必要のない企業がたくさんあります。ぜひ活用してください。

就活では「考え方」を変えることも大切

ここでは様々な要因から「就活が怖い」と感じてしまい、就活となかなか向き合えないという人に向けてのアドバイスを記載しています。

先ほどの具体的な克服法とは別に、「怖い」という気持ちとの向き合い方に対するアドバイスをご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

「考え方」を変える時間を設けよう

就活に対して「怖い」と感じてしまうのは当たり前の感情です。しかしそのままでは大きなリスクを抱えてしまいますので、就活に対する考え方を変える努力をしましょう。

まずは就活が怖いと感じてしまう原因に対して“ポジティブ”に考える癖をつけます。たとえば「落ちてしまった企業は自分と相性が合わなかっただけ」と思ったり、「今落ちても次の企業の方が自分に合っているはず」などと思うのです。

また、休息を取ったり、自分の好きなことをやる時間を設けて「就活」と離れることも大切です。休息を取ることで就活を客観的に見ることができますし、行き詰っている原因究明にもつながります。

そうしてネガティブに考えてしまうものを1つ1つポジティブに考え方をシフトする努力をすれば、自然と就活を向き合えるようになりますし、ポジティブな考え方はいい結果を招くので、就活成功にもつながります。

徹底した準備が「恐怖」解消へとつながる

就活に対する恐怖心の大半は、徹底した準備で解消されていきます。先ほどの条件別の克服法でも述べていますが、万全の準備は自信へとつなげることができるため、ポジティブな考え方を保つことができ、就活成功へとつながりやすいのです。

ですから、自己分析、企業研究、業過研究はもちろん、説明会に参加して企業の雰囲気に触れたり、インターンに参加して社会人としての経験を積むことは大切です。

また、内定がもらいやすい企業などを受け、実際に内定を獲得し、「受かる感覚」を掴むことも自信へとつながるためとても効果的です。

人に頼ることも大切

怖いと感じたときは、ぜひ頼れる人に頼ってください。一人で抱え込んでしまうのは負の連鎖に陥る原因となりますので、よくありません。

ですから、気の知れた友人や恋人などに怖いと感じてしまうことを打ち明けましょう。人に話すだけでも気持ちは一気に楽になりますし、客観的な意見は今後の活動の参考になります。

また、友人や恋人以外にも大学のキャリアセンターや就活エージェントなどに頼ることもオススメします。就活のプロである彼らは「就活目線」で的確なアドバイスをしてくれますし、負の連鎖にハマりかけているあなたを助けてくれます。

他にも就活全般のサポートを行ってくれますので、就活をしていくうえでとても心強いです。ぜひ利用してみてください。

おわりに

就活は今後の人生を左右するほど重大な決断をするもののため、誰しも「怖い」と感じてしまうものです。しかし、だからといって怖いと感じたまま就活を行っていては負の連鎖にはまってしまい、うまくいきません。

ですから、「怖い」と感じてしまう気持ちもわかりますし、当然の感情ではありますが、克服する努力をしてください。まずはなぜ「怖い」と感じるのかを把握し、それぞれに合ったやり方で克服を目指しましょう。

もし、それでも「怖い」という感情が抜けなかったり、怖いという感情から就活とうまく向き合えないという人はぜひキャリチャンを頼ってください。

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