内定にしっくりこない…。そんな人が取るべき行動とやり直すべきかの判断基準

 2024年2月12日

さっきから悩んでいますが、何かありましたか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Bさん

もらった内定にどうも納得できないんです。本当にここに決めていいのだろうかと悩んでいます。

そうだったんですね。確かにやっとの思いで獲得した内定ですから、簡単にやめてしまっていいのか悩んでしまいますよね。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Bさん

そうなんです。仕事内容についてもしっくりきていなくて、単なる思い違いかも知れないんですが、とてもモヤモヤするんです。

では、一つずつモヤモヤの理由をみていきましょう。その上で何をすべきかの判断基準も合わせて紹介するので自分に照らし合わせて考えてみてくださいね。

キャリアプランナー 岡田

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内定をもらったもののしっくりこない理由

内定をもらったもののしっくりこない理由

やっとの思いで手に入れたはずの内定も、なんだかしっくりこないと感じることありますよね。中には「この企業に昔から入りたいと思っていた」にも関わらず、いざ内定をもらうとしっくりこないと感じてしまうこともあるそうです。

では、なぜ内定をもらったもののしっくりこないと感じてしまうのでしょうか。ここではそんな「内定にしっくりこない理由」について解説していきます。

働くイメージができず、覚悟が決まらない

今後自分が社会人として働くイメージができず、覚悟が決まらないことでしっくりこないと感じる場合があります。

これまでは自分が志望する企業から「内定をもらうこと」が目標だったが、いざ内定を手にすると「働くこと」に対して現実味が増し、将来に対して不安を抱いてしまうことで内定に違和感を抱いてしまうのです。

「モヤモヤする理由はわかっている」、「この後の流れを早く知りたい」と思っている人にはキャリチャンの「再就活サポート」がおすすめです。

内定辞退だけでなく、その後の再就職先をサポート。さらに、内定獲得までしっかりフォローするので、再就職までにかかる時間が格段に減ります。

そのため、内定獲得後に余計に「働く」ことに対して不安を抱いてしまい、覚悟が決まらないのことで「本当にこの企業に決めていいのか」と考えてしまうのです。

自分のやりたいことが分からなくなっている

「ここは本当に入社したい企業なのか」「本当に自分はこれがしたかったのだろうか」と、自分のやりたことが分からなくなっていることで内定にしっくりこないと感じている場合もあります。

これは周りの目を気にして就活をしていたことが原因で、「みんな内定を持っているから早く自分も獲得しなきゃ」「みんなよりも内定数が少ないからもっと取らないと」と、周りを気にしたことで自分を見失ってしまったのです。

本来就活は、自分に合った企業を探し出し、その企業から内定をもらうことが目的のはずですが、就活には「内定」や「企業価値」といった比較対象が明確なことから競争心が生まれやすくなり、周りを気にしてしまいやすいです。

そのため、「自分に合う企業を探す」ことから「周りに負けないように」と、方向転換してしまい、誤った方向に進んだ結果、内定獲得後に改めて内定先を振り返った時に違和感を抱いてしまうのです。

就活中は必死ですので、自分を見失ってしまうことはよくありますが、それでは時間を無駄にしかねないため、周りと比べることなく自分の意思を貫くことが大切です。

内定先の悪いところばかりが目に付く

内定をもらった途端、内定先の悪いところばかりが気になるようになってしまい、「本当にここでいいのか」「やっぱり違うかも」と思うことでしっくりこないと感じてしまうパターンもあります。

内定先に漠然と不安や違和感を抱くことで悪いところばかりが気になるようになってしまい、内定先のいいところすら思い出せなくなってしまうのです。

これは「内定ブルー」による症状の可能性が高いでしょう。内定ブルーとは内定をもらった企業の中から就職先を決断し、就活を終えた学生が陥るブルーな気分(憂鬱)のことで、当時は魅力的に感じていた企業も魅力的に見えなくなってしまうのも症状の1つとされています。

なんとなく勉強や部活にやる気が出ない「五月病」や、婚約したとたんに結婚を迷い始める「マリッジブルー」と同じで、ハッキリとした原因がないことから、対処が難しいとされています。

実際に自分に合っていない企業を選んでいる可能性も

自己分析や企業研究から自分に合っている企業を見極めきれず、間違った選択をしていることでしっくりこないと感じている場合があります。これは実際に相性の悪さが原因となるもののため、入社後にミスマッチを起こしかねないことから注意が必要です。

実際に自分に合っていない企業を選んでしまっている人は「ここで働きたい」「こんな仕事がしたい」と、「自分がしたいこと」を基準に企業選びをしていた可能性が高いです。

本来、“自分の強みを生かせる企業”を選ぶことが大切ですので、「自分がしたいこと」よりも「自分にできること」を基準に企業選びをした方がよいとされています。

そのため、自分の願望ばかりを押し付けてしまった結果、内定獲得後に違和感を抱き、「しっくりこない」と感じてしまうのです。

内定がしっくりこない場合にすべきこと

内定がしっくりこない場合にすべきこと

内定をもらったものの、しっくりこないという事ですので、「就活をやり直すべきか」もしくは「このまま入社すべきか」どうかを見極めていく必要があります。すでにどうすべきかとモヤモヤを抱えたまま不安に感じている人も多くいるでしょう。

ここではそんな、内定がしっくりこない場合にすべきことについて解説します。これから自分はどの選択をすべきかを見極めるためにも、しっかりと確認していきましょう。

しっくりこない原因が一時的なものではないか考える

内定がしっくりこないと思った時は、まずしっくりこない原因が「一時的なもの」なのか、それとも「根本的な問題」なのかを考えてください。内定ブルーに陥り、一時的に不安な気持ちに押しつぶされている場合には気持ちを整理させることで問題は解決できますが、根本的な問題の場合には対策が必要になります。

それらを確認するためにはまず、内定先への志望動機を思い出してください。志望動機からその企業への熱意やどんなところを魅力に感じたのかなどを思い出し、“その企業を選んだ理由や目的”を明確にしていきましょう。

企業への熱意などを改めて確認することで企業への思いがどれほど本気なのかがわかるはずですし、一時的な迷いかどうかもハッキリするはずです。また、その内定先で自分が思い描く将来像を実現できるかどうかを考えるのも効果的です。

自分が思い描く将来像が実現できないような企業は入社する意味がありませんので、それらを考えた時に「実現できない」となった場合には自分には合っていない企業を選んだ、つまり“就活軸に当てはまっていなかった”ことでしっくりできない可能性があるでしょう。

改めて自己分析を行い、自分に合っている企業かを見極める

しっくりこないと思っている企業が自分に合っているかどうかを判断するために、改めて自己分析や企業研究を行い、企業との相性を見極めてください。しっくりこない原因として実際に自分に合っていない企業を選んでしまっている場合もありますから、必ず改めて確認します。

ここでは「好きなことができるから」「有名企業だから」といったことは考えず、シンプルに相性だけを図ります。自己分析や企業研究を改めて行い、客観的に自分と企業との相性を図っていきましょう。

また、「自分がしたいこと」ではなく、「自分にできること」かどうかという基準から見極めていくのも効果的です。なぜなら自分の才能を生かせる企業こそが、あなたに合っている企業だといえるからです。

そして自分との相性を見極めたうえで、「相性が良い」となった場合、たとえ自分の中でしっくりこなくてもその企業へ入社すべきでしょう。たとえ今はしっくりできていなくても、自分と相性の良い企業だと再認識できれば働くイメージも沸きやすいでしょうし、将来の不安も徐々に薄れるはずです。

それに、そもそも自分と相性の良い企業はそう簡単に出会えるものではありませんから逃してしまうのはもったいないです。

内定がしっくりこない理由がわかったものの、次に何をしたらいいのかわからない場合には、キャリチャンの「就活相談サポート」に参加してみてください。

漠然とした悩みも専門家が親身になって相談にのってくれますよ。内定辞退の相談ももちろん可能です。未来のために、そのモヤモヤとした気持ちを吹き飛ばしましょう。

就活をやり直すべきかどうかの判断基準は「就活軸」

しっくりこないと感じるのが一時的なものなのかどうか、また自分との相性などを見極めたうえで「やっぱりしっくりこない」という場合には就活をやり直すべきかどうかを判断しましょう。

就活をやり直すべきかどうかを判断するための基準は「就活軸に当てはまるかどうか」です。就活軸は自分の中で絶対に譲れない条件をもとに、自分と相性の良い企業を探していくために定めるものです。

つまり、就活軸に当てはまっていない場合には自分に合っていない企業を選んでいるという、根本的な問題になるわけですから、その場合には就活のやり直しが必要になるというわけです。

自分の条件も満たさず、自分に合う企業も選べていなければしっくりこないのも当然ですし、そのような企業へ実際に入社してもミスマッチを起こしてしまうことは目に見えていますので、入社前に判断できてよかったとプラスに捉え、就活やり直しのための準備を行いましょう。

就活のやり直しを決意した人のための必勝法

就活のやり直しを決意した人のための必勝法

自分の中でしっくりこないからこそ就活をやり直すわけですから、やり直す以上は必ず成功させたいですよね。実際、就活のやり直しを決意した人はこれからの厳しい就活に挑むための対策が必要になります。

では、就活のやり直しを決意した人がこれからの厳しい就活を成功させるためにはどうすればいいのか。ここではそんな人のための必勝法をご紹介していきます。

まずは就活やり直しの厳しさを知る

まずは、就活のやり直しがどれほど厳しいのかを把握しておきましょう。就活のやり直しはどんな時期であれ、厳しいものとなりますし、相当な覚悟が必要なのです。

まずは「時間」です。就活のやり直しということでどんな時期であれ、時間が限られているということを覚悟しなくてはなりません。卒業までのタイムリミットもありますし、時間の短さから短期間での準備などにも苦労することになるでしょう。

次に「企業」です。こちらもどんな時期であれ、春よりも企業数は限られていますし、自分が志望するような企業が残っているとも限りません。最悪の場合、就活をやり直してもしっくりくる企業に出会えないといったこともあるでしょう。

このように、どのような時期からのやり直しであろうと、厳しいものになることをしっかりと把握し、それ相当の対策ができるようにしなくてはなりません。次項より、具体的に必要な対策や準備、そして必勝法について解説していきます。

しっくりくる企業の条件(就活軸)を見直す

就活をやり直す際にはまず、しっくりくる企業の条件、つまり「就活軸」を見直します。就活のやり直しは「就活軸に当てはまるかどうか」を判断基準としていますから、そんな就活軸からしっかりと固めていきましょう。

しっくりこないのは、就活軸に当てはまっていない企業を選んでいたパターンと、そもそも定めた就活軸に問題があったパターンとありますので、まずはそもそも定めた就活軸に問題がないかを確認しましょう。

就活をしていくうちに企業へ求める条件が変わってきたということもあるでしょうから、自分が企業へ求める条件を改めて見直し、自己分析や企業研究から“自分に合う企業”を探すための条件をまとめていきましょう。就活軸は「自分がしたいこと」よりも「自分にできること」を意識して定めることがポイントです。

周りを意識しすぎたせいで視野が狭まってしまい、自分が求めるものを見失っていた人も改めて就活軸を見直し、その軸に沿って就活をしていけば必ずしっくりくる企業と出会えるはずです。

就活軸がぶれてしまうとまたしっくりこない企業を選んでしまう可能性がありますし、限られた時間の中で満足できる企業を探すためにはベースがしっかりしていないといけませんので、時間は限られてはいますがこの部分にはしっかりと時間をかけていきましょう。

早め早めに行動し、行動量を増やす

どのような時期であれ、就活のやり直しは時間が限られているため、早め早めの行動が必要となります。前述の「就活軸の見直し」はしっかりと時間をかけますが、実際の行動は早め早めに行わないと、あっという間に卒業式を迎えてしまいますので、面接練習などに時間を費やすのではなく、実践を通して力をつけていきましょう。

定めた就活軸に当てはまる企業を積極的にエントリーし、場数を踏んで本番の経験を積んでいきます。そうすれば本番の雰囲気にも慣れることができるため、自分の良さを存分に発揮しやすくなりますし、エントリー数が多ければ物理的にも内定率を上げることができるため効率的です。

しかし、数打ちゃ当たるではまたしてもしっくりこない企業と出会うことになってしまいますし、かえって非効率ですので、時間をかけて定めた就活軸に当てはまる企業を選んでエントリーをしましょう。

また、早め早めの行動が必要ですが焦りは禁物です。焦ってしまうとミスを誘発しやすいですし、焦っている姿は面接では低評価です。それに1つ1つの質も落ちてしまうため、しっくりくるどころか、内定すら獲得できないでしょう。

早め早めの行動とは、無理なスケジュールでもないですし、手を抜くことでもありません。1つ1つの質が落ちない程度のスケジュールを心がけ、すべてに全力を尽くせるよう、スピーディに就活を行っていきましょう。

就活のプロの手を借りると効率的!

就活のやり直しを行う際は、しっかりと就活軸を定め、就活軸に当てはまる企業へたくさんエントリーし、実践で力をつけていくことがポイントではありますが、時期も時期ですので思うようにいかないこともあると思います。

ですから、就活のやり直しを行う際には就活のプロの手を借りましょう。就活のプロである「就活エージェント」に頼れば、限られた時間と企業の中からしっくりくる企業に出会えるのです。

就活エージェントは企業についての理解が深いため、どんな人材を求めているのかをわかっていますし、学生1人1人の能力を見極めるプロでもありますから、必ず相性の良い企業と巡り合わせてくれます。

また、就活軸の見直しの手伝いや企業紹介をしてくれるのはもちろん、「しっくりこないな」と思った場合の原因追及などもしてくれます。「しっくりこないけど、どうすればいいのかわからない」と悩む人にとってはとても心強い存在となるのです。

キャリチャンでも、就活のやり直しに特化したイベント「出遅れ就活サポート」を開催しています。このイベントはどんな時期からでも必ずしっくりくる企業からの内定獲得を目指すためのサポートを行っています。

「広告費がかかるから」と、大手ナビナイトへ求人情報を掲載していないような隠れた優良企業の紹介もしますし、あなたに合った企業の条件なども一緒に考えます。そして「ここだ!」と思える企業からの内定獲得をサポートします。

就活のやり直しは厳しいものになるからこそ、プロの手を借りることも戦略の1つです。就活は1人でやるのは大変ですし、心強い味方がいればあなたも就活やり直しという決断にも悔いなく挑めるはずですので、ぜひ気楽に参加してみてください。

おわりに

やっとの思いで獲得したはずの内定も「しっくりこない」と感じることがあり、そんなしっくりこないのにはそれぞれ理由があります。中には入社後に影響を及ぼしてしまう選択をしている可能性もあることから、しっくりこないと感じた場合には原因を突き止め、必要な対策をしなくてはなりません。

まずはしっくりこないと感じるのが「一時的なもの」なのか、それとも「根本的な問題」なのかを、その企業を志望した理由などから見極めていきましょう。根本的な問題の場合には就活のやり直しを検討する必要がありますので、「就活軸に当てはまるかどうか」を見極めたうえで判断しましょう。

そして就活のやり直しを決断した場合には、これから就活をやり直す厳しさをしっかりと把握したうえで、必要な対策をしていきましょう。どんな時期であれ、時間や企業数は限られていますから、場数を踏んで実践で力をつけていくことが大切です。

また、難しいからこそ就活のプロにも頼りましょう。就活エージェントに頼れば正しい決断ができますし、難しい就活も成功へと導いてくれます。キャリチャンでもイベントを開催していますので、ぜひ気楽にご参加ください。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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