25卒の就活は何すればいい?スケジュールから効率的な進め方を解説します

 2024年4月12日

就活の準備は順調ですか?

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

準備はしてるんですけど、自信はありません。スケジュールもざっくりとしたものしか知らないんです。

なるほど。それは困りましたね。スケジュールを知ることで、今後しなければいけないことを知るには、スケジュール把握が重要ですよ。

キャリアアドバイザー 平崎

就活生 Aさん

そうなんですね。今からでも就活準備は間に合いますか?

もちろん!今回のコラムでは、25卒の就活スケジュールと進め方、就活でしなければならないことについて解説します。これを読んで就活準備を完璧にしましょう!

キャリアアドバイザー 平崎

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就活を始めるうえでの「心得」と「事前準備」

就活を始めるうえでの「心得」と「事前準備」

1月の時点で「就活で何すればいいか分からない」という25卒の人は、少しのんびりし過ぎです!これから立ち向かう就活への決意を新たにするためにも、25卒の就活で何すればいいのかチェックしていく前に、まずは就活とはどういったものなのかを理解しておきましょう。

コラムの初めに、25卒の就活を始める上で心得ておくべきことと事前準備についてお話しします。

就活は「自分に合った企業」を探すものだと認識する

25卒の学生が就活を始めるに当たっては、そもそも就活とは自分に合った企業に就職するための活動だと認識することが大切です。自分が就活する上で正しい選択と行動を取るには、そもそも就活とはどんなことを目的にしているのか、理想的なゴールを理解しておく必要があります。

1月に何すればいいか分からない状態は出遅れ寸前だと言いましたが、それはスタートが遅くなると準備が間に合わなくなるという意味です。選考開始までに必要な就活力を養えていないと上手く自分をアピールできず、同じ選考を受ける他の就活生より見劣りするので、選考を勝ち抜いていけません。

そういう意味で就活は、一見競争のようにも見えるでしょう。しかしいくら就活力を向上させてアピールの仕方が上手くなっても、自分に合っていない企業から内定をもらうことは不可能です。

企業はアピール上手な人ではなく、自社の利益に貢献できる人を求めているので、その企業で活躍するための適性を持っている学生を採用します。つまり就活力の向上は自分の持っている能力を企業に示すために必要だというだけで、就活では自分に合った企業を受けてこそ内定をもらえるわけです。

また働く上でも、自分に合った企業でこそ活躍できて楽しく働くことができ、仕事が長続きします。そのような充実した社会人生活を送ることのできる、自分に合った企業を探すことが就活の目的であり、唯一大事なことです。

大手企業でなければ恥ずかしいなどと世間体を気にしたり、いかに多くの内定を得るか他人と競い合ったりしても、全く意味がありません。新卒の学生は就活を続ける中で時折そのことを忘れ、自分がどこに向かえばいいか、そのために何をすればいいか見失ってしまうことがあります。

内定先の企業価値や数に関係なく、就活は”自分に合った企業を探すための活動”だということを、決して忘れないでください。

慣れないことの日々が続くので、スケジュール管理をしっかり行う

25卒生は就活を始めるに当たり、スケジュール管理をしっかり行うことも必要になります。就活はほとんどの25卒の学生にとって、社会と接点を持つことになる初めての経験です。

選考を受けるのも初めてなら、企業とやり取りするのも初めてだという人が大多数だと思います。25卒の学生はエントリーシート(ES)や面接はもちろん、企業にメールするのですら慣れていないので、「正しいマナーは何か」「好印象となるにはどうすればいいか」と悩むでしょう。

そのように就活中は、25卒の学生にとってこれまでに経験のないことが連続するため、何をどうすればいいか分からないことだらけです。1つ1つの行動に対して、いちいちネットや書籍で何すればいいか調べ、時間をかけて準備することになるでしょう。

しかし何すればいいか分からないまま行動しても受からないので、一日にこなせる行動量に限りがあることは覚悟しなければなりません。無理やりスケジュールを詰め込んでも、受かるための準備が間に合わないのでは意味がないです。

また25卒の学生は就活に慣れていないことで1つ1つの行動に時間がかかると同時に、いちいち何すればいいか悩んだり緊張したりすることで、少しの行動でも疲れやすくなります。疲れた状態のまま就活しても上手くいかないので、時には休息が必要です。

25卒の学生はそうしたことも頭に入れたうえで、無理のない日程で就活できるよう、しっかりスケジュール管理を行うことを心がけてください。

就活にかかるお金と必要なものをそろえる

初めての就活となる25卒の学生は、実際に具体的な行動に取りかかる前に、まず就活にかかるお金と必要なものをそろえる必要があります。説明会や面接には当然普段着で行くわけにいきませんし、その他にも就活は何かと物入りです。

就活にかかるお金と用意しなければならないものについて、以下にまとめておきます。

【就活にかかる費用】

就活にかかる費用は個人差が大きいですが、平均すると就活全体でおおむね10~20万円くらいです。その内訳を以下に掲載しておきますので、自分の就活にはどのくらいのお金がかかりそうか予測し、きちんと準備しておきましょう。

就活が長引き、受ける企業数が多くなるほどかかる費用も大きくなります。お金がないために受けたい企業を受けられないなんてことにならないよう、余裕を持って準備しておくことが大切です。

  • 交通費:約1~10万円以上
    →就活する場所や企業数によって金額は大きく変動する。就活のオンライン化で対面面接は減るものの、大規模なイベントがないため個別の訪問が必要。U・Iターン就活の場合はさらにかかる。

  • 宿泊費:約1~10万円
    →宿泊する場所、頻度などによって値段は変動。

  • スーツ等:約8万円
    →スーツ3万+カバン2万+靴1万+備品2万=約8万円が相場。

  • 履歴書:約5000円
    →平均提出数26社×履歴書4枚セット200円=約5000円が相場。

  • 写真:約500円~2万円
    →スピード写真、写真館とで値段が変動。就活が長引き、追加が必要になればその分加算される。

  • 書籍:約1000~5000円
    →就活四季報や筆記試験の対策本など。

【就活で必要となるもの】

以下には就活で必要となるもののリストと選び方についてまとめておきます。持ち物によって余計な先入観を抱かせないよう、全体としてTPOを考えた無難なものが良いです。

  • リクルートスーツ
    →男性:スーツの色は黒・濃紺・濃グレーを選び、シャツは長袖の白が基本。座った時の足首が見えない長さの靴下を着用し、ネクタイは青・赤・グレーのストライプ・ドット・チェックがマスト。
    →女性:スーツの色は黒か紺、ブラウスは白・薄いブルー・薄いピンクの襟付きカラーやオープンカラーを選ぶこと。スカートの丈はひざ下~真ん中、ズボンは足の甲に触れる長さの物。ストッキング着用が必須で、素足はNG。

  • カバン
    →デザインなどはNG。小物入れやベストがついてると使い勝手が良い。

  • 腕時計
    →男女ともにベルトは革製もしくは金属製で、「アナログ」表示の物が良い。
    →男性:ベルトの色は「革→黒・茶色」「金属→シルバー」を選び、文字盤は「黒・白・青」のいずれか。
    →女性:ベルトの色は「革→黒・茶」「金属→シルバー・ピンクゴールド」を選び、文字盤は「黒・白・青・パステルピンク」。女性の場合、細いベルトの方が華奢な印象を与えるためオススメ。

  • 手帳
    →サイズはA6かB6がオススメ。色は黒や紺など落ち着いたものを選び、派手な色・デザインは避ける。カレンダーはマンスリーとウィークリーの両方があるもので、メモスペースが広い方が使い勝手が良い。

  • スマホ・携帯
    →「会社の電話番号を含む情報」が登録されたスマホを用意。

  • 筆記用具・メモ帳
    →就活に必要な情報をメモに残しておくため用意必須。

  • ICカード・現金
    →移動をスムーズに行うためのICカードと急なタクシー利用のための現金。

  • クリアファイル
    →書類を入れておいたり、受け取った書類を綺麗に持ち帰るため。

  • ES・履歴書
    →提出が求められている場合は用意必須。内容の確認用としても持っておくと◎。

  • 提出必要書類
    →ESなどを含む提出書類がある場合は忘れずに持っていくこと。

  • ハンカチ・ティッシュ
    →社会人として当たり前のマナー!緊張でかいた汗をスーツでぬぐう姿は印象がよくない。

就活ナビサイトへの登録も忘れずに!

これから就活をスタートする25卒の学生は、マイナビやリクナビといった就活ナビサイトへの登録を忘れずに行ってください。日本企業の多くは自社のHPなどで採用情報を公開する以外に、そうした就活ナビサイトにも求人を掲載します。

「この企業に入りたい」という企業が決まっている学生もいると思いますが、就活は受験と同様、1社だけでなく複数社に対し同時に行うものです。どのような企業が25卒の募集を行っているのか、自分はどの企業に募集すればいいか調べるために、就活ナビサイトの活用が不可欠です。

企業探しの参考にするだけでなく、実際そこに掲載されている企業に応募するとなると、就活ナビサイトへのID登録が必要になります。1~2月の段階ではまだ25卒の採用情報が掲載されていないものの、説明会やインターンシップへの応募ができたり就活に役立つ情報を取得できたりするので、早めに登録しておきましょう。

ただしマイナビやリクナビといった就活ナビサイトは掲載件数が多く、就活の下調べには大変参考になりますが、逆に対象が広すぎて必要な情報を上手く探せない人もいると思います。理系の学生には「理系ナビ」、体育会系の学生には「ジールコミュニケーションズ」など、それぞれの学生に特化したサイトもあるので、該当の学生はそちらもチェックすると良いです。

キャリチャンでも、就活支援サービス「就活相談会」を展開しています。キャリアアドバイザーが就活に役立つ情報を教えてくれるので、登録しといて損はないですよ!

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何すればいい?就活の進め方と対策法

何すればいい?就活の進め方と対策法

ここからは就活で何すればいいか分からない25卒の学生に向けて、具体的な就活の進め方をご説明します。

STEP1:「自己分析」~3年7月

就活を進めるにあたり、真っ先に行わなければならない優先事項は自己分析です。自分のことをよく知らなければ、自分がどの業界・企業を志望すればいいか選べませんし、ESや面接においても自分が何をアピールすればいいか分かりません。

自分に合った業界・企業を選ぶためにも、上手に自分をアピールして内定を勝ち取るためにも、徹底した自己分析が不可欠となります。自己分析で何すればいいか分からない人は、過去の出来事を振り返り、自分史のようなものを作ると良いです。

これまでの人生で自分がどのような選択をしてきたのか、なぜそのような行動を取ったのか掘り下げていくと、自分という人間の特徴が見えてきます。それら自分の特徴の中から働く上で強みとなるものを把握し、その強みがどの業界でなら活かせるのか、具体的にどう活かすのかを考えましょう。

自己分析は就活における全てのステップの基礎になるので、就活中は何度もくり返し行うべきものです。ただし大学3年の7月頃には25卒向けの短期インターンシップが始まるため、本来ならばそれまでに一通りは行っていなければなりませんでした。25卒はすでにその時期を過ぎてしまっていますから、まだ一度も自己分析をしていない人は、できるだけ早く取り組むようにしてください。

STEP2:「業界研究」~3年7月

就活で何すればいいか分からない人が自己分析の次に取り組むべき課題は、業界研究です。そもそも世の中にどのような仕事があるのか知らないと、自分の志望先を選びようがありません。漠然と憧れている業界がある人もいると思いますが、単なるイメージや空想だけで選んでしまうと実際の働き方と食い違い、そのギャップからのちのちミスマッチを感じることがあります。

業界選びで失敗しないためにも、きちんと調べ正確な情報を得ることが大切です。まずはインターネットや書籍などを使い、大まかに世の中にどのような業界があるのか、広く浅く把握します。その中から自分の気になる業界をいくつか選んで、それらの業界の構造や動向など、全体像を把握しましょう。

自分に合っている業界かどうかを考えながら、少しずつ範囲を狭めて深掘りしていきます。このような業界研究も自己分析と同様、就活全般を通してくり返し行いますが、まずはインターンシップが始まる大学3年の7月までに一通り行っておくのが基本です。

この段階ではまだ1つの業界に絞ってしまうのではなく、興味のある複数の業界を候補として残しておいてください。のちのインターンシップや説明会などを通して細かく情報をチェックし、自分との相性を見極めて、最終的に志望業界を絞ります。

STEP3:「インターンシップ参加」3年7月~

自己分析と業界研究を一通り行ったら、次にやるべきことはインターンシップへの参加です。大学3年の7月頃になると、夏休みに合わせて各社で25卒向けのサマーインターンが始まり、ここから就活が本格化します。

インターンの内容は実施する企業によって異なりますが、基本的に短期インターンでは1~2週間の期間を設けて、その企業の仕事体験やグルーブワークを行うことが多いです。実際にその業界で働く人たちと会話し、仕事に触れることのできる貴重な機会ですから、自分に合った業界を見極めるのに大変参考になります。

上手くいけば採用選考の際有利になりますし、実際に採用選考を受ける前に企業との接触に慣れておくためにも、サマーインターンへの参加は必須です。気になる企業の短期インターンに参加することはもちろん、同業他社の1dayインターンなどに参加し、比較検討しましょう。

自分の気になっている業界・企業とは全く違う企業のインターンにも参加しておくと、視野が広がって良いです。しかし25卒の中には、これまで就活で何すればいいのか知らず、サマーインターンを逃してしまった人もいると思います。そうした人は、夏より短縮した期間で冬にインターンを行っている企業もありますので、ぜひ参加してください。

STEP4:「企業研究」3年7月~

大学3年の7月以降は、企業研究を行う時期です。短期インターンや1dayインターンを通して気に入った業界から、どのような企業があるか本格的に調べていきます。この段階ではまだ25卒の採用情報は公開されていないので、就活四季報などの書籍や、就活ナビサイトから過去の実績を参考にすればいいでしょう。

その企業の仕事内容や事業規模、将来性、社風といった基本的な情報を入手することはもちろん、会社の評判なども調べておきます。ただし前述のように、就活する上で最も大事なのは周りがその企業をどう思うかではなく、自分に合った企業を探すことです。

その企業で自分の理想とする働き方を実現できるのかなど、企業に関する情報だけでなく、自分の思いとマッチするかどうかを意識して調べていってください。

STEP5:「OB訪問」3年8月~

大学3年の8月頃になったら、自分の気になっている業界の中から数社を選び、OB/OG訪問をしておきます。面倒くさがってOB/OG訪問を省く就活生も多いですが、ネットや書籍から得られる情報には限りがあるので、そこで働く人のリアルな声を聞くのは大事なことです。

OB/OG訪問を担当する社員は面接官ではありませんから、業界や企業の働き方について、もっとフランクに色々な話をしてくれます。その反面、相手から話を振ってくれるわけではないので、何を質問すればいいか事前に考えておかなければなりません。

業界・企業研究の材料は多い方がいいとはいえ、あまりに訪問数が多すぎても準備に時間がかかり、情報を精査するのも大変なので、5社程度を目安に参加すればいいです。その企業で働いている人から直接話を聞き、「リアル」な働き方を聞き出して、業界・企業研究の材料にしましょう。

最近では、直接のOB/OG訪問は難しくてもオンラインで対応してくれる場合もあるので、積極的に問い合わせてみてください。

STEP6:「筆記試験対策」~3年1月

筆記試験の対策にはある程度時間がかかりますので、遅くとも3年の1月までにはスタートさせたいところです。大抵の企業では履歴書やESといった書類選考が通過した後、一次面接前の足切りとして筆記試験が行われます。

面接の前に足切りされないための対策は重要です。正式には適性検査と呼ばれるものですが、どの適性検査にも性格的な特徴を捉える問題のほかに、中学・高校レベルの基礎学力を試される筆記試験が含まれています。

文系・理系に関係なく問題が出題されますし、多数の問題を短時間で正確に解かなければならないので、事前に練習して問題に慣れておかなければなりません。採用選考に取り入れている筆記試験の種類は企業によって異なりますが、最も普及しているのはSPIです。

まずはSPIを中心に対策し、志望企業が決まってから必要に応じて、その他の筆記試験も対策すればいいでしょう。ただし適性検査で出題される問題そのものは難しいものではなく、大学入試を突破した人なら解けるはずの難易度となっています。問題の傾向を掴み、短時間で正答できるように慣れておけばいいだけなので、対策本は1冊あれば十分です。

STEP7:「企業説明会参加」3年2月~

就活で何すればいいか分からない25卒の学生も、大学3年の2月頃には企業説明会への参加を始めてください。年が明けると、一気に企業説明会を開催する企業が増えてきます。

25卒の採用情報公開のピークは2月頃になると思われますが、気になるものがあれば2月を待たずとも積極的にどんどん参加するべきです。できるだけ多くの説明会に参加して、業界・企業研究のための情報収集をします。気になる企業が個別に開催している企業説明会はもちろんですが、合同説明会にも参加すると良いです。

合同説明会では色々な業界の企業を一気に見れるので比較しやすいですし、自分が興味を持っている業界・企業以外の説明も聞くことで、視野が広がります。特にもともと憧れの業界や企業のある学生は、どうしても自分の持っているイメージに固執し、自分で自分の可能性を狭めてしまいがちです。

そのように初めから狭い範囲に決めつけてしまうのではなくて、様々な企業の情報を集め比較検討を重ねながら、どんな企業が自分に合うのか考えていきましょう。

STEP8:「就活軸を定める」~3年2月

就活で何すればいいか分からない25卒の学生は、大学3年の2月頃までに就活軸を定めてください。就活軸とは、自分がどのような方向性で就職を目指すのかという、企業選びの方針です。

これまでの自己分析と業界・企業研究、OB/OG訪問や説明会での情報収集をもとに、自分の中の思いを就活軸として明確化します。たとえば「大学の専攻に関連した分野で働きたい」「グローバルに活躍できる仕事がしたい」「仕事を通して地域や社会に貢献したい」といったことです。

ただし就活軸は、現実的に自分の就職先を選ぶための方針であって、子供のころのように実現不可能な夢を描くのとは違います。「医者になりたい」と言っても医学部を卒業していなければ無理ですし、「パイロットになりたい」と言ってもそのための学力と身体能力を持っていなければ不可能です。もっと一般的な職業を志望するにしても、企業は自社に貢献してくれる人物を求めていますから、自分にその仕事に貢献できるだけの資質がなければ決して内定はもらえません。

そのため就活軸は、「○○をやりたい」という自分の願望ばかりを考えるのではダメで、「自分にできることは何か」「自分を役立てるにはどんな仕事をすればいいか」を意識して定めるべきです。自分に合った企業を選ぶための就活軸を定められるかどうかが、就活の成否を左右するカギになります。

STEP9:「ES・履歴書対策」~3年2月

25卒の場合、ESや履歴書への対策は大学3年の2月頃までに行っておきましょう。基本的にエントリーの受付開始は3/1からですが、25卒の場合は経団連の就活ルール廃止によって、採用スケジュールを早める企業も多いと思われます。フライングで募集を始める企業のエントリーにも間に合うように、学生の方も前出しでESや履歴書の対策をすればいいです。

ただし、もともと新卒採用を行う企業の数の減っている25卒は例年に比べて競争率が高く、書類選考での足切りも多くなると予想されます。ES・履歴書では志望動機や自己PRを記入することになりますが、採用担当者に「この学生に会ってみたいな」と思われるような文章でなければ書類選考を通過できません。

ES・履歴書にそうした魅力的な志望動機や自己PRを書くには、自己分析や業界・企業研究を万全にしておく必要があります。ただ「貴社に入りたい」と書いても何も伝わらないので、「私はこんなに貴社に貢献できるので、ぜひ採用してほしい」という風に熱意をアピールすればいいです。

自分がどんな強みを持っていて、企業がどんな人物を求めているか知っていてこそ、志望動機や自己PRの中で適切なアピールができます。そのためES・履歴書を書き始める前に、まず自己分析や業界・企業研究といった就活の基礎部分をしっかり固めたうえで、それぞれの対策を行ってください。

STEP10:「面接対策」~3年3月

面接対策は、ES・履歴書の対策が終わったらすぐに始めるべきです。例年だと面接はすべて対面面接であり、一次面接(集団面接)→二次面接(個人面接)→最終面接(役員面接)という三段階が一般的でした。

しかし最近では、選考人数が多い初期の面接はWeb面接で行う企業が多いですから、25卒の学生は初めにWeb面接の対策を優先し、そのあと対面面接の対策をすればいいです。Web面接の対策としては、まず面接の途中で通信が途切れてしまわないよう安定したネット環境を整え、背景に映るもののない綺麗な部屋を用意します。

Web面接で指定されるアプリケーションは企業によって異なりますが、zoomやskypeといった一般的なツールを使い、目線や声の大きさなどを事前に面接練習しておきましょう。対面面接の場合は面接官が目の前にいる分、緊張のあまり何をすればいいか分からなくなってしまうことが多いです。

対面面接では入退出のマナーや決められた所作があるので、どのような流れで行うのか確認し、緊張した中でも自然にできるようにくり返し練習しておきます。どちらの面接の場合も、聞かれることの多い質問に関しては事前に予測し、対策しておいてください。

好印象を与えられるようにするには、本番に近い緊張感のある模擬面接をくり返し、ハキハキとした話し方や笑顔、リアクションなどを練習しておくことが大事です。

面接が苦手な人には、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」がオススメです。キャリアアドバイザーが面接のマナーや頻出の質問対策をしてくれます。

利用者の声

効率的に就活を進めるためのコツ

効率的に就活を進めるためのコツ

ここまでは、就活に必要な準備や具体的な就活の進め方についてお話ししてきました。ここまで読んだ人は、1月までにしておかなければならなかったことがたくさんあり、現在「就活で何すればいいか分からない」という状況が、すでに出遅れ気味であることが理解できたと思います。

しかし本格的なエントリーの時期はまだ始まっていませんし、効率よく進めていけば、その遅れは十分取り戻せますので焦ることはありません。ここからは現在「何すればいいか分からない」という出遅れ気味の25卒の学生に向けて、就活を効率的に進めるためのコツをお教えします。

自分や業界への理解を深めたうえで行動する

1月になっても「就活で何すればいいか分からない」という状況の25卒生が効率的に就活していくためには、自分や業界への理解を深めたうえで行動することが大事です。現在「何すればいいか分からない」という25卒生はここまで何もしておらず、本格的なエントリー時期に出遅れてしまいそうで、焦る気持ちが先行すると思います。

しかしエントリー時期が近付いたからと言って、1月までにやるべきだった自己分析や業界・企業研究などを飛ばし、いきなり企業探しを始めても決して就活は上手くいきません。前述のように、就活は自分に合った企業を探すために行う活動なので、自分や企業についての理解が深くないと内定には結びつかないのです。

ですから現在「何すればいいか分からない」人が効率的に就活を行うためには、焦って先へ進むよりもむしろ、落ち着いて就活の基礎部分を固めることに力を注ぐ必要があります。就活のすべてのステップの基礎となる自己分析や業界・企業研究には十分な時間を割き、自分や業界・企業への理解を深めたうえで具体的な行動に移りましょう。

そのためにも「何すればいいか分からない」などとアレコレ悩んでいないで、早急に自己分析に取りかかるべきです。

多めにエントリーし、少しでも早く就活に慣れる

現在「何すればいいか分からない」状態の25卒生は、基礎固めが終わったらできるだけ多めにエントリーし、少しでも早く就活に慣れるようにしましょう。新卒の学生にとって就活は慣れないことの連続なので、1つ行動しようとするたびに「どうすればいいか」「何が正しいやり方か」と悩まなくてはならず、余計に時間がかかります。

ですから現在「何すればいいか分からない」人がその遅れを挽回するには、少しでも早く就活に慣れ、スムーズに行動できるようにしなければなりません。自己分析や業界・企業研究といった基礎固めが終わったら、少しでも早く具体的な就活に携わり、何度も繰り返して慣れることで、何すればいいか悩まず行動できるようにするわけです。

たくさん経験を積めばその分コツがわかってきて就活力が付きますし、「前回よりも上手くこなせた」という自信が前向きな思考につながって、次の行動にも良い効果をもたらします。

就活エージェントに頼ると心強い!

1月現在「何すればいいか分からない」という25卒の学生が効率的に就活するには、就活エージェントなどのプロに頼るのがオススメです。

就活エージェントに依頼すれば、企業探しやスケジュール調整を代行してくれるので、スムーズに就活を進められます。それだけでなく就活エージェントは、就活のノウハウを教えてくれたり、ESや面接の対策を手伝ってくれたりするのです。

つまり就活で何すればいいか分からない25卒生にとって就活エージェントは、大変心強い味方になります。キャリチャンでも、「就活相談会」という完全無料の就活支援サービスを開催していますので、ぜひ参加してください。

プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンで相談に乗り、何すればいいか分からない25卒生の就活をサポートします。相談内容は「自己分析って何すればいいの?」「就活軸って何?」「ES対策はどうすればいい?」「面接練習を手伝って!」などなど、就活に関することなら何でもOKです。

就活に関する疑問や不安を解決するだけでなく、相談内容から学生一人一人を把握し、それぞれの個性に合った企業の紹介も行います。「何すればいいか分からない」ところから内定獲得までフルサポートしますので、ぜひ私たちと一緒に厳しいと言われる25卒の就活を成功させましょう!

「何すればいい」と悩む25卒は基礎に時間を割くべき!

就活には実際エントリーを始める前にやるべきことがたくさんあるので、1月現在「何すればいいか分からない」という人は、出遅れてしまわないよう早急に取り組む必要があります。

ただし「何すればいいか分からない」状態のまま、やみくもに就活を始めても決して上手くいきません。就活を成功させるには、自己分析や業界・企業研究など就活の基礎となる部分に時間を割き、しっかり取り組むことが大切です。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

~就活生へのメッセージ~

まず何から始めれば良いかわからない。そんな就職活動の一歩目をサポートします。

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