「就活に学歴は関係ない」の真相とは?学歴が重視される企業とそうでない企業

 2023年3月20日

企業によって、学歴を重視するかしないかを見極めて就活してますか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

学歴については、噂を聞いています!実際のところ、どうなんでしょうか…。

学歴を重視するかは、企業の自由なんです。でも、就活生は学歴を重視するかしないかの企業を見極めなければ、時間を無駄にしたり、就活が進まなかったりなどの事態になるかもしれませんよ。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

やっぱりそうなんですね。学歴を重視する・しない企業はどのように見極めればいいんだろう…。

それでは効率良く就活をすすめるために、「就活に学歴は関係ない」といった噂の詳しい真相や、学歴が重視される企業とそうでない企業の特徴についてみていきましょう。

キャリアプランナー 岡田

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「就活で学歴は関係ない」という噂の真相は?

「就活で学歴は関係ない」という噂の真相は?

冒頭にも述べたように、「就活に学歴は関係ない」という噂はある意味では真実ですが、就活全体の核心をついてもいないです。正しく言い表すならば、「就活に学歴は関係ない」ではなく、「だんだんと就活に学歴が関係なくなってきている」と言えます。

学歴フィルターという言葉があるように、長らく日本企業の新卒採用では学歴(大学の偏差値)が重視されてきました。学歴フィルターとは、本格的な面接が始まる初期選考や説明会などの段階で、学歴(大学の偏差値)によって就活生をふるいにかけることを言います。

その理由は新卒の就活生には仕事の実績がなく、実際入社した場合に仕事ができるかどうかを見極めにくいため、学歴を実績代わりのモノサシとしてきたからです。試験で良い点数を取れることと、実際に思考力が高いがどうかは必ずしも関係ないものの、一般的には「高偏差値=IQが高い=賢い」というイメージがあります。

また高偏差値の大学に受かって卒業するためには相当量の勉強が必要ですから、その学生が怠けず勉強してきたこと、真面目な姿勢や努力があったはずだと推測できるでしょう。そうしたことから日本の新卒採用では「学歴が高い=きっと優秀に違いない=入社後も努力して活躍してくれるだろう」と判断し、高学歴の学生を優先して採用してきたわけです。

ですから「結局のところ就活は学歴だ」という噂の方も、ある意味では間違っていないと言えます。しかし前述のように、採用選考において何を基準とし、どんな学生を採用しようとそれぞれの企業の自由です。

最近の新卒採用では、そのように就活生の学歴を気にする企業がだんだん減ってきて、学歴フィルターをかける企業が昔に比べて少なくなってきました。その理由は、今後の仕事における就活生の能力を判断する基準として、学歴以外の部分を重視する企業が増えてきたからです。

日本企業が採用に当たり就活生の学歴を重視してきたのは、今後の仕事における活躍の可能性を判断するためであって、「高偏差値の大学に入った」という過去の栄光が直接的な採用理由ではありません。どれだけ難しい数式を解けようとほとんどの仕事にその能力は関係ないですし、どれだけ多くの法や理論を知っていようと、仕事の成果につながらなければ意味がないわけです。

高学歴は努力の成果とはいえ育った環境によるところも大きく、中には勉学に没頭してきたせいで社会性に欠けていたり、精神的に打たれ弱かったりといった人もいます。会社での仕事は勉強と違って一人で完結するものではないので、そうした社会性・人間性は社内外の人間関係を左右し、学歴と仕事での活躍が全く関係ないことも珍しくないです。

そのため最近では、学歴を実績代わりのモノサシとするのをやめ、別の基準で就活生の能力を判断する企業も増えてきています。つまり受ける企業さえ選べば、最近は「就活に学歴は関係ない」とも言えるわけなのです。

学歴を気にしない企業は何を見ているのか?

学歴を気にしない企業は何を見ているのか?

学歴を気にする企業が減った理由からもわかるように、学歴が関係ない企業の選考では、学歴以外の基準で今後の仕事における就活生の能力を判断しています。その基準となる部分が何なのか分からないことには、せっかく学歴が関係ない企業を受けても、上手く自分をアピールできないですよね。

高評価をもらって内定につなげるためには、企業が就活生のどこを見ようとしているのか把握し、求められている部分を見せる必要があります。企業が見たい部分を見せられないと、仕事での活躍の可能性を判断しようがなく、内定につながらないのです。

そこでここからは、選考に学歴が関係ない企業が、具体的に就活生の何を見ているのかについて解説します。

人柄や人間性

選考において学歴が関係ない企業が見ているのは、まず第一に就活生の人柄や人間性です。その就活生がどんな素晴らしい能力を持っていようと、人間性に問題があり、周りとうまく馴染めないようでは協力して仕事を進めることができません。前述のように、会社での仕事は勉強と違って一人で完結できるものではないので、周りの社員たちとの連携が不可欠となります。

その就活生個人の能力がいくら高くても、周りの社員から忌み嫌われて協力を得られないようでは結局活躍できず、会社の利益に貢献できないわけです。それどころか人間性に問題がある人は職場の雰囲気を悪くし、周りの社員のモチベーションまで下げてしまって、会社に損害を与える恐れすらあります。

その就活生が会社に貢献するためには、就活生自身にどんな能力があるか以前に、まずは組織の一員として一緒に働ける仲間になれるかどうかが重要です。ただし一緒に働く上でどんな人物が問題となり、どんな人物が仲間となれるかは、企業ごとに違います。

企業にはそれぞれに異なる方針や社風があるので、ある企業では「良い」とされていることが、別の企業では「ダメ」という場合もあるのです。それを判断するため学歴が関係ない企業の選考では、就活生の述べる内容から人柄や人間性などをチェックし、自社との相性が良いかどうかを計っています。

将来性や会社貢献度

選考において学歴が関係ない企業が見ているのは、人柄や人間性だけでなく、その就活生の将来性や会社へ貢献しようとする姿勢です。社会で働いたことのない新卒の就活生は経験者採用と違い、会社にとって即戦力となるわけではなく、仕事で活躍できるかどうかまだ未知数でまっさらな状態だと言えます。

これから社会に出て学び、成長していくことによって、将来的に会社に貢献できる人材へと変わっていくわけです。しかし就活生自身に、自分が成長するための学ぶ姿勢がなければ、いつになっても会社の戦力にはなれません。

またその就活生が会社全体のことを考えず個人の利益ばかりを追及している状態でも、同様に会社への貢献度は低く、戦力とならないでしょう。会社が成長していくためには、個々の社員が自分の能力を上げるべく成長するとともに、個人ではなく会社全体の利益を考えて動く必要があります。

それができるかどうかはその就活生の考え方・人としての姿勢に関わる部分であり、学歴やもともと持っている能力とは関係ないものです。そのため学歴が関係ない企業の選考では就活生の言動から考え方や姿勢を見て、将来どれほど成長できる見込みがあるか、会社に貢献できる人物かをチェックしています。学歴という就活生の過去でも、現在すでに持っている能力でもなく、将来的に会社へ貢献できる可能性が高いかどうかを見ているのです。

コミュニケーション能力

選考に学歴が関係ない企業では、コミュニケーション能力の高さも重視されています。コミュニケーション能力は、営業などの社外の人間と接触する職種だけでなく、どんな仕事であれ会社で働く上で不可欠な能力です。互いの言葉が正確で迅速に理解できなければ、仕事に支障をきたし、誤解から思わぬトラブルとなる恐れもあります。

上司の指示を正確に理解するためにも、自分の持つ情報を社内外の人に正確に伝えるためにも、仲間と上手く連携するためにもコミュニケーション能力が必要です。新卒の就活生が社会人として成長していく上でも、相手の言葉がきちんと理解できないのでは、成長が見込めません。

そのため社会人として必要不可欠なコミュニケーション能力の有無を重視している企業が、ここ最近大変増えているのです。また社会人になると、自分がどの部署を担当しているかに関係なく、社名を知られた瞬間からその会社を代表する人物として見られます。

敬語が使いこなせない、話し方がだらしないなど、まともにコミュニケーションが取れない人が一人でもいれば、「こんな人物を採用するなんてロクな会社じゃない」と思われ、全体の信用に関わるわけです。そうしたことからも所属部署に関係なく、社外に出しても恥ずかしくない人材かどうか判断するため、コミュニケーション能力を重視する企業が増えています。

学歴以外に、自分の中身を評価してくれる企業に出会いたいと思いますよね。そんな既卒の就活のためにキャリチャンでは、「【新卒・既卒】納得の内定を獲得できる就活イベント」を開催しています。納得のいく内定がもらえるまで、専属のカウンセラーがマンツーマンでサポートする無料のイベントです。

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学歴を気にする企業と気にしない企業の特徴と目的

学歴を気にする企業と気にしない企業の特徴と目的

最初に述べたように、選考に学歴が関係ない企業も増えてきてはいるものの、まだまだ学歴を重視する企業もたくさんあるというのが現実です。自分の学歴に自信のない就活生が就活を成功させるには、それらを上手く見分け、学歴が関係ない企業を選んで受ける必要があります。

別に学歴重視の企業を受けてはいけないわけではないですが、ESを提出しても結局学歴フィルターにかかって門前払いされてしまうなら、時間と労力の無駄遣いでしょう。学歴が関係ない企業を探した方がよほど効率的に就活でき、内定の可能性も高くなります。

しかし学歴が関係ない企業を探したくても、どのように見分けたらいいのか分からないですよね。そこで、ここからは学歴を気にする企業・気にしない企業の特徴と、それぞれの目的について説明していきます。

学歴を気にする企業の特徴と目的

  • 特徴:大手企業
  • 目的:高学歴による高度な専門知識と社会的信用度の高さ

採用選考において学歴を重視する企業の特徴としては、大手企業や有名企業が多いことです。大手企業の場合は最先端の商品を取り扱っていたり世界規模で事業を展開していたりなど、業務内容自体に高い専門性が必要となるため、高度な知識を求めて選考時に学歴を重視する傾向があります。

また大手企業の場合は公共事業など、公益性の高い仕事を請け負う企業も多いです。高学歴だと一般には「真面目」「賢い」といった良いイメージがあるので、社会的信用を得るという意味でも、採用選考では学歴を重視する傾向にあります。

そういったイメージは実際にその人間が信用できるかどうかとは関係ないことですが、大手企業は昔からある会社が多いので、考え方が古いのです。基本的には年功序列であり、会社の上層部にも高学歴の人が多く、学閥と呼ばれる古い慣習が未だに残っています。

学閥とは、同じ学校の出身者が派閥を形成し、採用・仕事・出世などの面において優遇されることです。そのため社内で活躍する社員も、必然的に上層部と同じ学校出身の高学歴者に限られてきます。

高学歴でない人はそもそも入社が難しいですが、たとえ入社できても活躍の場が与えられず、努力や実力に関係なく出世が難しくなるわけです。大手企業というほど大きな会社でなくても、昔からある企業にはこういった学歴至上主義とも言える古い考え方が残っている場合もあります。

学歴が高くない就活生の中にも大手や老舗の企業を志望する人がいると思いますが、採用選考の時だけでなく、入社後も何かと学歴で左右される可能性があることは覚えておくべきでしょう。

学歴を気にしない企業の特徴と目的

  • 特徴:中小企業やベンチャー企業
  • 目的:会社の成長

採用選考において学歴が関係ない企業には、中小企業やベンチャー企業が多いです。中小企業やベンチャー企業は会社の成長を目的としていることから、採用選考では学歴よりも、実際の仕事において戦力となるかどうかを重視する傾向にあります。

社会的な信用も社名や学歴といった肩書から得るのではなく、高いコミュニケーション能力などの実力から得ようとする実力主義です。そのため採用選考では、学歴はその就活生を判断するための、物差しの1つでしかありません。

採用に当たっては学歴よりも就活生の持つ能力が会社の戦力となるか、一緒に会社の成長を目指せるか、コミュニケーション能力が高いかどうかなどが重視されます。入社後の仕事においても、中小企業やベンチャー企業は年功序列・学歴などに関係なく、実力成果主義の会社が多いです。

学歴に関係なく平等にチャンスが与えられますので、学歴の高くない人でも成果さえ上げられれば、どんどん活躍の場を広げていけるでしょう。会社の規模自体も大企業ほど大きくないため、自分の努力と実力次第で責任あるポジションに就けますし、役員などの幹部を目指すことも可能です。

自分の学歴を気にしたところで今から変えるのは難しいわけですから、学歴に関係なく充実した社会人生活を実現するための、現実的な選択肢と言えます。

学歴を気にせず就活を成功させるための対策法

学歴を気にせず就活を成功させるための対策法

ここまで述べてきたように、採用選考において学歴が関係ない企業も増えてきてはいるものの、大手企業や老舗企業ではまだまだ学歴を重視する傾向があるのは間違いないです。とはいえ4月も終わりのこの時期なので既にエントリー済みだと思いますし、会社の規模が大きければその分採用人数も多く、どのレベルでフィルターを設定するかは企業ごとに異なります。

トップレベルの学歴でなくても必ずしも受からないとは限りませんから、初めから諦めてしまうことなく全力を尽くすべきです。ただし学歴重視の企業を受けるにせよ関係ない企業を受けるにせよ、学歴によって高評価を期待できないなら、別の方法で自分の良さをアピールする必要はあるでしょう。

そこでここからは、学歴に関係なく就活を成功させるための攻略法について説明していきます。

学歴以外の部分を磨く

学歴に関係なく就活を成功させるためには、他の角度から企業の評価を勝ち取るべく、学歴以外の部分を磨いてください。学歴に自信がないなら、それを補うくらい、他の部分で「自分には採用する価値がある」と示せればいいわけです。

前述のように学歴以外の部分では、コミュニケーション能力の高さや、就活生の強みが自社の戦力となるかどうかを気にする企業が多くなっています。選考が本格化する前に、そうした部分をしっかり磨いてアピールできるようにしておきましょう。

ただしコミュニケーション能力に関しては面接で話をすればある程度伝わりますが、新卒の就活生には実績がないので、戦力となれるかどうかは伝わりにくいです。ですから選考では、自分の強みがその会社でどう活かせるのかを具体的に語ることで、戦力になれるとアピールする必要があります。

そのためには、志望企業の仕事・社風・求められている人物像などをきちんと把握しておかなければなりません。即戦力とまではいかなくても将来性を見込ませるために、求められている人物像に自分が当てはまり、向上心や会社に貢献しようとする姿勢があるとアピールすることも重要です。

基本的な就活対策を万全に行う

学歴に関係なく就活を成功させるためには、基本的な就活対策を万全にしておきましょう。学歴を気にする企業であれ学歴が関係ない企業であれ、基本的な就活対策ができていなければ、決して受かることはないです。たとえ学歴フィルターを突破できても、基本的な就活対策が不足していて、十分なアピールができないのでは意味がありません。

学歴が関係ない企業の選考においても、いくら就活生の人柄が会社の求めるものとマッチしていようと、基本の就活対策もしていないようでは志望の本気度を疑われてしまいます。先程も述べたように学歴関係なく就活を成功させるためのコツは、自分の強みがその企業でどう活かせるのか、自分の活躍する未来像を具体的に語ることです。

しかし「強みがある」と述べるのは事実でなくてもできますから、徹底した自己分析によって、自分の強みを納得させられるだけの具体的なエピソードを思い出しておく必要があります。そしてしっかりと企業研究を行い、その企業の仕事・社風・求められる人物像などを正確に把握したうえで、ESや面接では企業の実情に即した「自分の活躍」を語るわけです。

ただしどんなに良い内容を語っていても伝わらないのでは意味がないですから、そのESや面接で高評価を得るには当然、上手に伝えるためのES・面接対策も必須となります。高学歴の人に対し「真面目」「賢い」などのイメージを抱くのと同様、学歴の高くない就活生の場合はその逆に「チャランポランなのでは?」というような偏見を持たれがちです。

そんなことはなく、きちんとした学生だと示せるように、正しいESの書き方や面接でのマナー・身だしなみ・話し方など、基本的な就活対策を万全に行っておいてください。

実践を通して“面接力”を上げる

学歴に関係なく就活を成功させるためには、実践を通して”面接力”をあげることも重要です。内定を獲得するためには当然、その前にある面接を突破しなければならないので、面接で好印象を与えられるように面接力を上げる必要があります。

先程も述べたように、それでなくても高学歴でない就活生は偏見を持たれがちですから、それを覆せるよう、なおのことしっかりとした受け答えができるようにしておかなければなりません。そのために最も早くて効果的な対策は、面接の実践経験を積むことです。

新卒の就活生が面接で上手く話せないのは、面接の場そのものに慣れていないため自信がなく、過度に緊張してしまうことが主な原因となります。面接で上手く話せるようにするにはもちろん練習も大事ですが、結局のところ練習と本番では緊張の度合いが違いますから、いつまでも練習ばかり続けていても面接力は上がらないです。

それよりも、やや難易度の低そうな企業でいいので本命の同業他社などにエントリーし、どんどん本物の面接を受けてください。本命企業の面接が始まる前に、たくさん実地訓練をして本番の面接に慣れておくのが狙いです。

実践経験を重ねれば、面接特有の空気感に慣れることができ、緊張する面接の場でも自然に話ができるようになります。また同業他社なら、その面接での質問や教訓が本命企業の面接対策へ活かせるはずです。加えてさほど志望度の高い企業でなくても、その中で面接を突破したり内定を獲得したりすれば自信につながります。

そうした面接への慣れや自信が緊張感を和らげ、ピンポイントな対策が打てることによって、本命企業の面接でも好感度の高い質疑応答ができるようになるのです。

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学歴を見ていない企業を受ける

自分の学歴に自信がないなら、選考において学歴が関係ない企業を選んで受けるのも、就活を攻略するための戦略の1つと言えます。学歴以外の部分で自分の良さを知ってもらおうにも、学歴フィルターに引っかかり、それ以外の部分を見ないまま足切りされてしまうのではアピールのしようがありません。

大手や老舗の企業には全国から膨大な数のエントリーがあるため、学歴重視の場合まず学歴を見て、そこがクリアできていないとESの中身を読んですらもらえない会社も存在します。どんなに対策をして素晴らしいESを書こうと、学歴フィルターによって初めから読んでもらえないのでは、残念ながらまるで無意味という場合もあるのです。

特に23卒の場合はコロナ禍の影響から新卒採用を中止している企業もあるため、募集中の企業1社あたりの応募者数が多くなり、なおさらその傾向が強くなると予想されます。23卒の就活生は時期的に既にある程度エントリーを済ませていると思いますが、それが学歴重視の企業ばかりだと、すぐに持ち駒がなくなってしまう可能性が高いです。

ですから持ち駒がなくなって就活が停滞してしまわないよう、今からでも選考に学歴が関係ない企業を探して、持ち駒を増やしておいてください。就活生が大手や老舗を志望する気持ちもわからなくはないですが、ハナから学歴以外の部分を見ようとしてくれないのであれば、いつまでもそこにこだわっても仕方がないです。

大手や老舗でなくたって、充実した社会人生活を送れる優良企業はたくさんあります。もっと視野を広げて、学歴関係なく自分の良さを見てくれる企業を自ら選ぶというのも、就活を成功させるうえで賢い戦略と言えるでしょう。

おわりに

「就活に学歴は関係ない」というのは、少し大袈裟な表現です。学歴は就活において昔ほど重視されなくなってきてはいるものの、古い考え方が残り、学歴を気する企業もまだまだあります。

学歴に自信のない就活生が就活を成功させるためには、それらを理解したうえで行動することが大事です。学歴以外の部分で自分の良さをアピールできるよう万全の対策を取るとともに、学歴関係なく、就活生の本質に目を向けてくれる企業にも目を向けましょう。

ただし学歴関係なく受けられる企業を探そうにも、自力でそれを見分けるのはなかなか難しいですよね。本文中に学歴を気にしない企業の特徴を述べましたが、採用情報を見ただけでは本当に学歴関係なく選考してくれる企業なのかどうか、はっきりとは分かりません。

本当に学歴関係なく選考してくれる企業なのかどうか、はっきりとは分かりません。そういう就活生には、就活エージェントの利用がオススメです。就活エージェントなら、実際に契約企業がどのような選考方針を取っているのか知っていますので、確実に学歴関係なく本質を見てくれる企業を紹介できます。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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