【就活】面接に行くたびに雰囲気が合わないと感じる?そんな時の対処法とは
2022年5月9日
こんにちは、面接が本格化する時期になってきましたね。23卒の就活は早期化されていることから、すでに多くの学生が面接を経験していることだと思います。
キャリアプランナー 廣瀬
就活生 Aさん
はい、面接をいくつか受けていますが、そこで“面接にいくたびに雰囲気が合わない”と感じています。説明会の時点では魅力的に感じていた企業も、直接的に企業の人と接触していくことで雰囲気が合わないのでは?と感じるようになりました。このままこの企業の選考を続けるべきか悩みます。
そうなんですね。では今回はそんな悩める就活生のために“面接に行くたびに雰囲気が合わないと感じた時の対処法”について解説していきましょう。
キャリアプランナー 廣瀬
雰囲気が合わないと感じる瞬間
面接や説明会など、直接的に企業と接触する場において「雰囲気が合わない」と感じることはよくあることです。しかし漠然としたこの思いを抱く瞬間はわりと明確です。
では具体的に雰囲気が合わないと感じる瞬間とはどのような時なのでしょうか。ここではそんな雰囲気が合わないと感じる瞬間について解説していきます。雰囲気が合わないと感じる原因にもなりますので、しっかりとチェックしていきましょう。
社員の仕事への熱量や対応に違和感を抱いた時
雰囲気が合わないと感じる瞬間としてまず挙げられるのが、社員の仕事に対する熱量や対応に違和感を抱いた時です。自分がイメージしていた社員の企業での働き方や雰囲気と異なることでこのように思ってしまうのです。
社員の仕事への熱量ですが、これは多い場合にも少ない場合にも雰囲気の違いを感じます。例えば自分が思っていた以上に社員が気合いを入れて仕事をしているのも見ると「自分にはついていけないかも」と思ってしまったり、逆に仕事に対してやる気がなさそうな姿を見ると「ここでは満足した仕事ができなさそう」と思ってしまうのです。
このように自分の思い描く働き方を社員がしていないのを見てしまうと「雰囲気が合わない」と感じてしまいます。他にも面接官や受付、説明会などで出会う社員の対応がよくなかったり、楽しそうに仕事をしていないといったことがあれば違和感を抱いてしまいます。
これまでに社会人経験のない学生からすると社会人に思い描くイメージは人それぞれで異なるでしょう。そんなイメージを良くも悪くも裏切る形となれば「雰囲気が違う」と思ってしまうのも仕方のないことでしょう。
会社の方針と自分の目指す方向とが違うと感じた時
会社の雰囲気が合わないと感じる瞬間として次に挙げられるのが、会社の方針と自分の目指す方向とが違うと感じた時です。面接や説明会など、直接的に企業と接触することで企業についての理解を深めることができ、その際に「思っていたのと違う」と感じてしまうのです。
企業は自分の思い描く将来像に沿って選んでいきますので、自分の目指す方向と企業とが同じ方向を見ていることが企業を選ぶ基準となってきます。そのために自ら企業について調べ、その目指す方向性がちゃんと合致するかを面接や説明会を通して確認しますが、その過程で違うと判断されると雰囲気の違いを感じるのです。
企業と自分との目指す方向が異なると雰囲気の違いを感じてしまうのはもちろん、自分の志望する企業の条件と当てはまらないと判断されるため、志望度も下がることとなるでしょう。
実際、方向性が合致しない場合にはミスマッチを感じてしまう恐れがありますし、企業側も学生に内定を提示しないケースも多くありますので、覚えておきましょう。
周りの学生との気合いの温度差を感じた時
雰囲気が合わないと感じる瞬間として次に挙げられるのが、周りの学生との気合いの温度差を感じた時です。社員のみならず選考に挑む学生との熱量の違いに温度差を感じると雰囲気が合わないと感じてしまうのです。
選考に対してあまりにも気合いが入りすぎている学生ばかりだと「自分の熱量ではやっていけないかも」と思ってしまうでしょうし、反対に気合いが感じられない学生ばかりだと「自分のように気合いが入りすぎてるとかえって企業と合わないのでは?」と思ってしまいます。
このように、社員からだけでなくその場にいる学生からも企業に対する印象は変わってきますので、学生とに温度差を感じてしまうと「雰囲気が合わないのかも」と思います。
学生との温度差は企業に対する印象が変わるだけでなく、その学生に対する不安も感じます。具体的には、もし入社したとしても同期になる人材と雰囲気が合わないと感じてしまうことです。社会人として仕事をしていくうえで同期との相性も大切ですので、選考の時点で学生からも雰囲気の相性を気にするものです。
雰囲気が合わないと感じたまま就活をするリスク
就活では様々な場面から「雰囲気が合わない」と感じる時があります。その際、気にせず就活を続けてしまう人がいますが、それはあまりにもリスクが大きいので注意が必要です。
ではなぜ雰囲気が合わないと感じたまま就活をするのにはリスクが大きいのでしょうか。ここではそんな具体的なリスクについて解説していきます。
企業への違和感が邪魔して本気を出せなくなる
雰囲気が合わないと感じたまま就活を行うと、企業への違和感が邪魔してしまい、本気を出せなくなる恐れがあります。雰囲気が合わないと一度感じると、その企業への違和感がまとわりついてしまい、何をするにもその考えが邪魔し、真剣に取り組めなくなります。そうなれば当然、内定も遠のく形となります。
企業に違和感を抱くと説明会に参加しても「本当にこの企業は魅力的なのか」と思ってしまいますし、選考や面接を受けていても「本当に入社したいと思っているのか」と、自分の中で常に否定の気持ちが生まれます。
そして否定の気持ちが生まれてしまうと、就活へのやる気をなくします。そうなれば説明会や選考、面接に本気で挑めなくなり、就活そのものへの志望度もわからなくなってしまいます。そして面接官も本気でない学生に対して内定を出すこともありませんから、良い結果を残すことはできません。
このように、企業に対して雰囲気が合わないと感じたまま就活を行うと企業への違和感から本気で取り組めなくなるため選考に通らなくなり、内定が遠のきます。そして内定がなかなかもらえないと就活に対するやる気が軽減してしまい、そのやる気のなさにまた内定がもらえないという負の連鎖に陥ります。また、企業に対しての志望度も不明確になってしまうため、就活を行う目的も見失う恐れがありますので、就活全体に影響を及ぼす形となるでしょう。
入社後に早期退職の可能性が高まる
企業に対して雰囲気が合わないと感じたまま就活を行い、実際に入社した後にリスクを負う可能性があります。それは“早期退職”です。雰囲気が合わないと感じたものの、そのまま入社を決めてしまうと早期退職をしてしまう恐れがあるのです。
就活をしている段階で雰囲気が合わないと感じているとその違和感は入社しても簡単に払しょくされることはありません。そのため、企業に対して常に警戒してしまうことから、ちょっとしたことで「やっぱり違う」「企業選びを間違えた」と思ってしまう可能性があるのです。
そしてこのように思ってしまうと、たとえ企業との相性が良くても「悪い」と錯覚してしまい、仕事に集中できなくなり、企業との相性が悪いという判断から早期退職へとつながりかねません。
また、就活の段階で雰囲気が合わないかもと思い、実際に相性が合わない場合にも入社後にミスマッチを感じてしまい、早期退職を招くリスクがあります。就活の段階で相性を見極めきれず、実際に相性が悪いにも関わらずに入社してしまうとこのような結末を迎えてしまうため、雰囲気が合わないと感じた際には企業との相性を判断していくことが大切でしょう。
雰囲気が合わないと感じた時の対処法と相性の見極め方
雰囲気が合わないと感じたまま就活を行うのはリスクが高いですし、よくない結果を招く恐れがあります。そのため、合わないと感じた際にすぐ対処できるようにしておく必要があるでしょう。
ここではそんな企業の雰囲気が合わないと感じた時の対処法と、その企業との相性の見極め方について解説していきます。対処法と合わせ、企業との相性を見極めることで正しい判断ができるようにしましょう。
雰囲気が合わない感じるのが一時的な感情じゃないか考える
会社の雰囲気が合わないと感じた時、まずすべきことは“これは一時的な感情のものではないか”を考えることです。会社についてよく理解しないまま、一時的な感情から「雰囲気が合わない」と感じているケースも多くありますので、まずはそれらを判断します。
選考を受けているとイメージと違うことがあったり、予想外の出来事が起きると「なんか違うかも」「求めているものと違う」「自分には合わない」と思ってしまい、雰囲気が合わないと一時的な感情から判断してしまうことがあります。
これはこれまでに経験のない就活で、より慎重な判断が求められるからこそ、物事に対して敏感になり、少しの違いを“雰囲気が合わない”と判断してしまうのです。しかしこれは実際に企業との相性を判断していない段階のものとなりますので、一時的な感情のよるものとなります。
より慎重な判断が求められるからこそ、少しの嫌な点も気になるのは当たり前ですし、雰囲気が合わないかも?と思うも当然でしょう。しかし企業との相性も図らず、頭ごなしに「雰囲気が合わない」と判断してしまっては、万が一相性の良い企業だった場合に非常にもったいない決断をしたことになります。
ですので、雰囲気が合わないと感じるのは一時的な感情のものではないか、頭ごなしに勝手に判断していないかなどをまずは冷静に考えていきましょう。大切なのは“企業との相性”ですので、それらを判断していくことが重要です。
就活軸に当てはまる企業かを考える
雰囲気が合わないと感じるのが一時的な感情だったり、雰囲気が合わないと感じていることでどうすべきか悩んでいる際、企業との相性を見極めるようにしてください。前述でもお話ししているように、就活においては自分の感情だけを優先するのではなく、“企業との相性”が大切ですので、それらを判断していくことが重要です。
そしてそんな企業との相性を図るうえで基準となるのが「就活軸」です。雰囲気が合わないと感じた企業は自分が定めた就活軸に当てはまるかどうかを判断していきましょう。就活軸は自分が思い描く将来像を叶えるために企業へ求める条件をまとめたもので、企業との相性を加味して定めているはずです。
自分が求める条件だけでなく、企業との相性を加味して定めているからこそ、軸に当てはまると判断される企業は相性が良いでしょうし、選択に対して不満を抱くこともないはずです。
そこに合わせて、その企業で働く自分が想像できるか、自分の強みを活かせる企業かなども合わせて考えていくとより相性についてハッキリと見極められるので良いでしょう。このように、様々な角度から企業との相性を見極めたうえで「相性が良い」と判断された場合には、たとえ自分の中で雰囲気が合わないと感じても入社後にミスマッチを起こすリスクは少ないため入社を決めても良いでしょう。
しかし、それでも雰囲気が合わないと感じることで企業に違和感を抱いてしまうという場合には辞退も考えた方がよいです。いくら条件が良くても自分の感情が納得できない場合には気持ちが追い付かない場合もあります。基本的には就活軸に当てはまるかどうかから相性を判断していくことが大切ですが、最終的には自分が満足できる選択かどうかをしっかりと考え、判断していきましょう。
就活エージェントによるプロの意見を参考にする
企業の雰囲気が合わないと感じ、自分の中でいろいろ考えてみたが結論が出せない、もしくは自分一人で考えるのは難しい、より正しい結論を出したいという人は“就活エージェント”を頼ってください。就活エージェントは学生の就活を支援してくれる存在ですが、実は「雰囲気が合わない」と感じた時にプロとしての意見を述べてくれる、非常に心強い存在でもあるんです。
就活エージェントというと、企業の紹介やESの添削、面接練習などの就活サポートを中心に行ってくれるというイメージがあると思います。そのため、「雰囲気が合わないからどうすればいいのか」などといった相談に乗ってもらえる印象がないと思いますが、就活エージェントはどんな些細な悩みでも解決してくれる心強い存在なのです。
「雰囲気が合わない」と感じた理由から一人一人に合った対処法の伝授、雰囲気が合わないと感じた企業と相性が良いかどうかの判断などをしてくれます。就活エージェントはこれまでに数多くの学生の悩みを解決してきましたし、その経験や豊富な知識からプロの意見としてサポートしてくれるため、正しい選択をすることができます。
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おわりに
説明会や面接、就活イベントやインターンシップなど、企業に直接的に関わることで「雰囲気が合わない」と感じることはよくあることです。就活では将来に関わる重大な決断をしていくわけですから、雰囲気が合わないという問題は大きなものでしょう。
また雰囲気が合わないと感じたまま就活を行うのにはリスクもありますし、間違った選択をしないためには正しいやり方から対処する必要があるでしょう。
そのためにもまずは「雰囲気が合わない」と感じる理由が一時的な感情ではないかどうかの判断、そして企業との相性をしっかりと考えていきます。また就活エージェントを頼るとより正しい判断ができますので、ぜひ頼ってみてください。
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この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している