就活中に読書をする5つのメリットと絶対に読むべき本10選
2023年3月8日
いよいよ就活本番ですね。
就活に向けて読書する予定はありますか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
就活中に読書ですか?考えたことなかったです。
読んだ方が就活に有利になりますか?
実は、就活中における読書にはいくつかのメリットがあるといわれています。
読んでみたい本はありますか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
正直なところ、読むのに時間がかかるので「就活に有利になる本なら読みたい」という気持ちです。
小説・ビジネス本・専門書など、さまざまなジャンルがありますが、オススメを教えてください!
では、今回は読むべきおススメ本を詳しくご紹介しますね。
さらに、就活で読書が役立つ理由と面接で愛読書を回答する際のポイントなどもまとめました。ぜひ参考にしてください。
キャリアプランナー 平崎
目次
就活中に読書をする5つのメリット
就活なぜいいのでしょうか?本を読むメリットについてご説明します。
メリット1:面接に活かすことができる
就活中に読書をすることで、面接の場で、読書から得た知識やヒントなど活かすことができます。
面接ではよく「最近読んだ本は何ですか?」「あなたの興味のあることは何ですか?」などの知的好奇心についての質問をされることがあります。
読書を普段からしておくことで、質問に対して具体的に答えることができ、面接での評価につながります。さらに自分が大学で勉強している分野についての本を読むことで、自分が勉強していることの知識が深めることができるだけでなく、面接で「大学でどんなことを勉強していましたか?」という質問に答えやすくなります。
メリット2:社会人のビジネス知識が深まる
企業に関係した内容の本や、ビジネス本を読むことで、社会人としての知識を培うことができます。学生の時点で、ビジネス知識を勉強しておくことで、就活の選考でも企業から評価が高くなるといえます。
入社の段階から、ビジネス知識が豊富ということでも、周りの新入社員よりも即戦力が高くなります。以上の事から、読書は就活生に多様なメリットがあるのです。
メリット3:自己分析に繋がる
就活中に読書をすることで自己分析に繋げることができます。就職活動を行う上で自己分析は非常に重要です。自分と向き合い、「将来自分が何をやりたいのか」を見つけるきっかけになります。
しかし、いきなり自己分析をしろと言われても、何をやっていいのか分からず、最初の一歩はなかなか踏み出せないと思います。そんな時に読書をすることで、様々な知識や自己分析へのヒントを得ることができるのです。
本は知識の宝庫です。他人の人生観や経験、知識に触れることで、自然と自分自身に置き換えて考えるようになります。自分と比較して「自分だったらどうするか」と客観的に自分をみるきっかけになります。それが自己分析につながるのです。
メリット4:視野が広がる
就活中は、社会全体で起きていることに目を向ける時間の余裕がないと感じている就活生が多いです。本を読むことで客観的な視点で物事を考えることができ、視野を広げることができます。
色々な人の考え方を取り入れることは自分の成長につながり、それが就活に間接的に役立つ可能性も考えられるのです。
メリット5:息抜きになる
読書をすることで息抜きをすることができます。就活生は日々忙しい毎日を送っています。エントリーシートを提出しないといけない締め切りに追われている、次の日の面接の準備をしなくてはいけないなど毎日やることが盛りだくさんです。
そんな中で、一日の中に少しでも読書の時間を取り入れることで自分と向き合う時間をつくることができます。
息抜きをしながら、同時に面接で活かすことができる可能性がある知識を得ることができるので一石二鳥です。
就活中に読書をすることのメリットがたくさんあることがわかりましたね。しかし、面接への不安が解消されるわけではないでしょう。キャリチャンの「面接サポート」では、面接に関するお悩みを1対1で解消します。不安に感じている人は、ぜひご参加ください。
就活で時間がない時に本を読む3つの方法
「就活で忙しくて本を読む時間がない」という人に時間がないなかでどのように読書の時間をつくるかご説明します。
方法1:朝10分早く起きる
朝の静かな時間に読書をする時間を設けることで、集中力を高めて読書をすることができます。
多くの学校では朝読書の時間を設けています。気持ちを切り替えるという意味では朝に読書をすることは効果的であると考えられます。
早起きをすれば読書をする時間を設けられるだけでなく、健康にも非常に良いです。時間を有意義に使うことで、就活成功へとつなげることができます。
方法2:電車やバス
通学時間など電車やバスを使う人は多いと思います。そんなすきま時間を読書にあてると、忙しい中でも一日の中に読書の時間を設けることができます。
一回一回の読書の時間は短くても、日々積み重ねていけば多くの読書時間を確保することができます。
しかし、満員電車などで無理やり読書をすると周りに迷惑をかけてしまう可能性があります。読書をする際は、周りの状況を確認し、迷惑をかけないようにしましょう。
方法3:お風呂の中で
浴槽につかりながら読書をするとリラックスしながら読書に集中することができます。
半身浴などをして長時間浴槽につかるという人には特にオススメです。ただし本を水分でだめにしてしまわないように、タオルを使ったり、ビニールを使ったりして工夫しましょう。
お気に入りの本を浴槽に落としてしまったなんてことにならないように、お風呂で読書をする場合は気を付けましょう。
分野別!就活でおすすめ本10選
就活対策についての知識を深めることができる本をご紹介します。
就活対策編
就活対策についてのおすすめの本をご紹介します。1『さあ 才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス ファインダー2.0』
弱い部分を改善するのではなく、自分の強みを最大限にのばすという考え方の本です。就活で重要になってくる自分の強みに関して今一度考えることができます。
この書籍を購入すると自分の強みをランキング形式で示してくれるテストを受験することができます。自分の強みを知る良いきっかけになる本です。面接で、どのように自己アピールしたらよいか分からないという人には特に読んでほしい一冊になります。
2『「SPIノートの会」シリーズ』
就活では面接に進む前に、テストを設けている企業があります。この『「SPIノートの会」シリーズ』ではそれらのテストですばやく回答をするコツや、問題形式について知ることができます。
就活の重要な対策になります。テストに不安を感じている人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
3『ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」』
「相手に自分の伝えたいことを論理的に伝えるにはどうすればいいか」ロジカルシンキングについての知識を養うことができます。ビジネスで役立つ実践的なことについてたくさん書かれているので、意識が高い人におすすめです。
業界研究編
企業研究に役立つ本をご紹介します。
4『就職四季報』
就活で役に立つ企業ごとの様々なデータが掲載されています。具体的には採用人数など基本的な情報収集に非常に役立ちます。企業の特色を始め、初任給や残業についてまで、豊富に記載されているので企業研究におすすめの本です。
業界や企業について深い情報まで知りたいという人は、この本を試してみる価値は大いにあるでしょう。
5『日経業界地図』
ビジネスパーソンに好まれているといわれている日系新聞の記者が編集した情報がたくさん詰まった本になります。社会はどのような業界から成り立っているのか、そもそもどのような業界があるのかなどの基本的な知識を得ることができます。
さらに最新情報や気になるトピックについての記載もあり、就活で幅広く役に立つ本ということができます。
意欲向上編
意欲向上にオススメな本をご紹介します。
6『プロフェッショナル仕事の流儀 運命を変えた33の言葉』
NHKのテレビでも放送されている「プロフェッショナル 仕事の流儀」。仕事に対して高い意識を持っている人の信念や大切にしている言葉、数々のエピソードに触れることで自然と自分も仕事に対する活力が湧いてきます。
33個の言葉があるので、自分の気になった言葉から読み始めていくことができ、読みやすいです。
7『手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~』
自分の人生を見つめ直し、自分らしく生きていくために何が大切なのかがわかる本です。就職活動を舞台にした小説で、「手紙屋」に出会ったことでこの物語の主人公は多くのことを学び成長していきます。それらの学びは就活生であるあなたにもきっと活きてくるはずです。
8『置かれた場所で咲きなさい』
「納得のいく現状じゃなくても、そこで咲く努力をしてほしい。」渡辺さんの経験談をもとに数々の言葉が書かれています。自分の置かれている状況に不満を持っている、もしくは将来そのような状況に陥った時にこの本を思い出すと自分が進むべき道のりが見えてくるはずです。
9『夢をかなえるゾウ』
小説の中に「成功するために実践すべきこと」が書かれています。色々なテクニックが書かれていますが物語とともに学べるので非常に読みやすい上に参考にしやすいです。
成功するためにはいったい何が大切なのか・・・当たり前なことに気づかせてくれる作品です。
10『金持ち父さん貧乏父さん』
「お金を稼ぎお金持ちになる=大手企業に就職する」方程式が成り立っている人はぜひ読んでいただきたい本です。本当にお金持ちになる人はこういう考え方をしているんだ、ということを学ぶことができます。
自分が将来お金持ちになりたいなら、就職活動という大きなターニングポイントで本当に進むべき道が見えてくるはずです。
面接では、知的好奇心を探るべく「愛読書はなんですか?」とストレートに聞かれる場合もあります。事前に準備しておかないと、うまく答えられない可能性も……。少しでも面接に不安がある人は、キャリチャンの「面接サポート」にご参加ください。面接に関するお悩みを丁寧に・1つずつ解消していきます。
面接で趣味は読書と答えるのはNG?
面接の場では「趣味は読書」と言わないほうが良いと言われています。なぜ「趣味は読書」がNGワードなのか、その理由についてご説明します。
理由1:答え方が難しい
趣味は読書と答える場合、企業に関連付けながら明確に伝えなくてはなりません。読書を選んで話す際、回答ポイントには注意していかなければならないため、工夫が必要なのです。
今一度、なぜ面接で「趣味は?」と聞くかどうか考えてみましょう。面接官はこの質問を通して、「本職以外でのスキル」を知りたがっています。
たとえ、「本を読むことで、言葉の表現方法や日本語の幅の広さについて知ることができました」と回答したとしても、ありふれた答えになりやすいといえます。
理由2:受動的なイメージがある
読書をするということには受動的なイメージがあります。実際に読書が受動的な行為であるか、能動的な行為であるかについての論点は人によっては見解がありますが、「読書=受動的」というイメージを持つ人はいます。
就活をするにおいて、積極性、さらに能動性はとても重要なことです。自分の意思を強くもって企業を志望したり、行動を起こしたりする場面がたくさん求められます。
そのような就活において、受動的なイメージをもたれてしまうことは必ずしも良いとは言えません。
「あなたの愛読書は?」に答える際の3つのポイント
面接を受けていく中で「あなたの愛読書は?」という質問を受けることがあると思います。その質問に対しての答え方のポイントについて詳しくご説明します。
ポイント1:質問の意図を理解する
面接官は愛読書を聞くことで、学生の「説明能力」「知的好奇心」「学習意欲」などについて知ろうとしています。
質問に答える際には、面接官が質問を通して何を知りたがっているのかを理解することがポイントです。学生がその本についてしっかりと説明できるか、自分の興味のある分野の本であるかというポイントに気を付けて本を選ぶようにしましょう。
ポイント2:背伸びしない
面接で、見栄を張って、背伸びをするのは避けましょう。面接官は、あなたの人となりを見たがっています。背伸びをして変に難しそうな本を選ぶのではなく、自分がしっかりと質問に回答できるような本を選ぶことが大切です。
そもそも面接官はどんな本を好きなのかよりも、なぜその本を選んだのかの理由の方を重点的に知りたいと思っています。
そのため、いくら見栄を張っても面接官には何も響きません。
ポイント3:どう影響されたか明確に伝える
ただその本を読んだだけでは何の意味もありません。あなたがその本を読んだことで、「どのように影響されたか」「どのような新しい考え方を学べたか」ということを明確に回答できるようにしましょう。
「この本のこういう部分に影響を受けて、実際に生活でこのように取り入れています。」など具体的にエピソードを話せるようにすると良いでしょう。
おわりに
就職活動中は忙しく、本を読む時間はなかなか取れないと思います。しかし、電車での移動中など時間を活用して本を読む習慣をつけることで、本から様々な知識や考え方を得ることができます。
将来について漠然としか考えられず不安に思っている方は、自分の人生を変えてくれる1冊に出会うことができるかもしれません。普段あまり本を読まないという人も就活をきっかけにお気に入りの一冊を見つけると良いでしょう。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。