最終面接で「最後に一言ありますか」は不合格フラグ?真相と答え方教えます

 2025年8月12日

この記事でわかること

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就活生 Aさん

どうしよう。最終面接で「最後に一言ありますか」って聞かれた。やっとここまで辿り着いたのに、もうおしまいだ…。

そんなに落ち込むことないですよ。最後に一言を求められたからって、必ず不合格になるとは限りません。発言できる最後のチャンスをうまく活かせたら、起死回生の逆転だってありえますから。

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

そうなんですか?…でも不安だなぁ。最終面接の「最後に一言ありますか」は不合格フラグだって聞くし、うまく答えられた自身もないし…。そもそも「最後に一言」って質問としても漠然としてて、何をどう答えれば正解なのかよくわかりません。

わかりました、では今回は、最終面接で「最後に一言ありますか」と聞かれるのは不合格フラグなのかどうか、真相について解説しますね。最後の一言でうまくアピールする方法や例文も紹介するので、次に聞かれたときのために対策しておきましょう。

キャリアアドバイザー 岡田

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最終面接の「最後に一言」は不合格フラグ?質問の意図とは

最終面接の「最後に一言」は不合格フラグ?質問の意図とは

冒頭にも述べたように、最終面接の最後に求められる一言はその企業に対して発言できる最後のチャンスですから、不合格フラグにせよ何にせよ精一杯アピールすべきです。

しかし「不合格フラグなの?それとも別の意図があるのか?」などと考えていると、気が散ってアピールにも集中できませんよね。どんな意図があるのかはっきりすれば、アピールの方向性も考えやすいというものです。

実をいうと、最終面接で「最後に一言ありますか」と聞くのには、以下のような意図があります。

以下で詳しく解説するので、最後に述べる一言の意味をきちんと理解して、最終面接に備えましょう。

不合格フラグになる場合もある

結論から言うと、最終面接の終わりに「最後に一言ありますか?」と聞かれるのは、残念ながら不合格フラグである場合もあります。

なぜなら最終面接で言う「最後に一言ありますか」は、面接官の方は既に聞きたいことを聞き尽くしたにもかかわらず内定の決断には至らないので、最後の最後に自由にアピールするチャンスを与えられた状況を意味するからです。

言い換えれば、最終面接の質疑応答の中で「ぜひうちの会社に来てほしい」とは思わせられなかったということです。そのままだと、もし他にもっと良い候補者がいれば、不合格となってしまう可能性が高いでしょう。

そのため、最終面接の終わりに「最後に一言ありますか」と聞かれるのは不合格フラグだという噂は、あながち間違いではありません。

ただし勘違いしてほしくないのは、「最後に一言ありますか」と聞かれたからと言って、必ずしも不合格になるとは限らないということです。確かに最後に一言発言するチャンスを与えるのは、内定の決断に至らないことが理由である場合が多いですが、中には全員一律に平等の質問をする企業だってあります。

とはいえ、最終面接を前に「不合格だったらどうしよう…」という不安で、アピールに集中できないのは辛いですよね。そんな時は、心の「お守り」として、もう一つの選択肢をプロと一緒に探してみませんか?

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「内定の決断に至らない」=「既に不採用を決めた」ではない

面接官からの質問が出尽くした時点で「内定の決断に至らない」のは、「既に不採用を決めた」とは違います。最後に一言を求められたときには、まだ最終面接は終わっていないのです。

その時点で「うちの会社に来てほしい」とは思わせられていなくても、既に不採用を決めたのならそれ以上何を聞いても無駄ですから、わざわざ時間を割いて最後に発言の機会など設けないでしょう。

ですから最終面接の最後に一言を求められるのは、「ぜひうちの会社に来てほしい」とも思えないけれど、今のところ不採用とも決め切れていないということです。

それには質疑応答の中で「可もなく不可もなし」と思われ、内定を決心させるような決定打を打てていなかったり、他の候補者との兼ね合いで面接官が迷っていたりといった要因が考えられます。

つまり、最終面接で「最後に一言ありますか」と聞かれるのは不合格フラグとはいえ、他の候補者との差もそれほど大きくないはずです。最後の最後に起死回生の一言を述べられれば一発逆転もあり得ますから、最終面接で「最後に一言ありますか」と聞かれたからと言って、簡単に諦めてしまうのは早過ぎます。

自発的な発言から最終的な合否の判断をしたい

最終面接の終わりに最後の一言を求める意図は、就活生の自発的な発言から最終的な合否の判断をするためです。

先程も述べたように最後の一言を求めた時点で、最終面接の面接官はその就活生が、合格とも不合格とも決め切れないでいます。もちろん最終面接を行う面接官はたいてい会社の上層部で、毎年新卒の就活生を審査していますから、就活生を見極めるための質問をたくさん知っていることでしょう。

ところがそれらの質問を聞き尽くしても、その就活生を入社させるべきか不採用とすべきか決断できなかったわけです。そのため上層部は最終面接の最後に、質問に対する回答ではなく就活生自身が自発的に発信する内容によって、人柄を把握しようとしています。

会社側からの質問では見極めきれなかったので、就活生の自発的な発言から人柄をもっとよく把握し、最終的な合否の判断を下そうとしているのです。

確かに「最後に一言ありますか」というのは、何を聞かれているのか不明で、何を答えればいいのか分からない質問ではあります。しかしそれこそがこの質問の狙いであり、実は「何を述べても良い」=「自由に発言しなさい」ということなのです。

ただし先程も述べたように、「最後に一言ありますか」と聞かれた時点で企業は、その就活生を入社させるべきかどうか判断の決め手に欠けています。ですから最終面接の終わりに「最後に一言ありますか」と聞かれたら、何を述べるにせよ、自分を採用としようと決断させるような強いアピールが求められていると考えてください。

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最終面接の「最後に一言」から自分をアピールする方法

最終面接の「最後に一言」から自分をアピールする方法

ここまで述べてきたように、最終面接の終わりに「最後に一言ありますか」と聞かれるのは採用の決め手に欠けるということなので、不合格になる可能性が高いのは事実です。しかし逆に言うと、不採用の決め手にも欠けていると言えますから、最後に述べる一言次第で一発逆転するチャンスはまだ残されています。

けれども自分を採用しようと決断させるような決め手なんて、最終面接の場面で問われてすぐに思いつくほど簡単ではないですから、効果的なアピールをするには対策が必須です。具体的には、以下の方法でアピールすることをオススメします。

ここからは、最終面接で「最後に一言ありますか」と聞かれたら具体的にどんなことを述べればよいのか、最後の一言からのアピール方法について解説します。

入社意欲があることを示す

最終面接の終わりに「最後に一言ありますか」と聞かれたら、入社意欲の高さを示すような一言を述べると良いです。

どんなに優秀な人材でも、入社意欲が低くて結局辞退されてしまうのでは、内定を出す意味がありません。それどころか企業の採用人数は決まっていますから、入社意欲の低い人に内定を出すことで他の就活生が不合格となり、採用できたはずの人材を逃してしまうことになります。

そのため最終面接においては、入社意欲の高さを特に重視する企業が多いです。

それに最終面接まで残ったということは、決定打は打てていないにせよ、企業が求める能力や人柄の最低ラインは確実にクリアしていると考えられます。ですから他の部分が多少ライバルたちに劣っていたとしても、「内定をもらえたら絶対入社する」という意志が伝われば、採用に対して前向きになってくれる可能性が高いです。

しかし逆に言うと、最終面接の最後まで内定への決定打を打てていないということは、それまでの質疑応答から企業が重視する入社意欲を十分伝え切れていなかったとも言えます。

もしかすると志望動機が業界や職種に対する熱意ばかりで、「どうしても”この会社で”働きたい」という、その企業一社に限定した熱意をアピールできていなかったのかもしれません。

最終面接の最後の一言は自分にとっても最後のアピールチャンスですから、もっと直接的な言葉でその企業に限定した熱意や入社意欲を表現しましょう。

なお、最終面接に向けて志望動機の見直しを図りたい人は、以下の資料を参照してください。

強みや貢献できることを伝える

最終面接の最後の一言では、自分の強みや会社に貢献できることをアピールするのも良いです。

最終面接では入社意欲を確認する企業が多いので、自分の強みや貢献度をアピールできるような質問を受けず、自分を採用するメリットをいまいち伝えきれない場合もあります。

そのまま不合格となってしまえば不完全燃焼であり、「自分の良さをきちんと伝えられていたら合格したかもしれないのに」と、最終面接対策の失敗を悔やむことでしょう。

最終面接を担当する上層部に自分の採用メリットを理解したうえで合否の判断をしてもらい、悔いを残さないためにも、最後まで全力で自分を売り込む努力は大切です。ですから最終面接での売り込みが足りていないと感じる場合は、最後の一言として自分の強みを活かし、どのように会社に貢献できるかといったことを述べます。

ただし最終面接の終わりに聞かれるのは文字通り「一言」ですから、自己PRを求められたときのように、あまり長々と採用メリットを語るわけにはいかないです。最終面接も終わりかけているタイミングで長々自己PRすると、会話を打ち切ろうとしているのにしつこく食い下がってくる押し売りセールスのように思われるかもしれません。

そのため最後の一言では不要な説明は省き、簡潔にまとめて自分の有用性を示してください。「○○の強みを△△の仕事に活かして貢献できるから、自分は御社にとって必要な人材だと確信した」というように、これまでの面接で感じた相性の良さを伝えても良いです。

いずれにしても業界や職種だけでなく、その企業に限定した熱意が伝わるように、その企業ならではの強みの活かし方を具体的に盛り込むようにします。

なお、最終面接に向けて自己PRの改善を図っておきたい人は、以下の資料を参照してください。

これまでの選考や面接へのお礼をする

最終面接での最後の一言としては、これまで面接をしてくれたことに対するお礼を述べるのも印象が良いです。最終面接の最後の最後にこれまで面接をしてくれたことに対する丁寧なお礼を述べれば、礼儀正しさや謙虚な姿勢、生真面目な性格などが伝わります。

最終面接の終わりに「最後に一言ありますか」と聞かれたけれど、それまでの質疑応答を通して入社意欲も会社への貢献度もアピールし尽くしたし、それ以上何を述べるべきかパッと思いつかない場合もあるはずです。

ところが就活生の方は最終面接に上層部を前にして緊張していますし、「不合格フラグかも」とビクビクしているので、頭の回転が鈍った状態になっています。その場で無理やり頭をひねっても、すぐに気の利いた一言が出てくるとは思えません。

そんな時は焦って下手なことを口走るより、これまで自分の面接のために時間を割いてくれたこと、最終面接に残るまで高く評価してくれたことなどへの感謝を述べるのが堅実です。余程のへそ曲がりでもない限り、人からお礼を言われて気分を害する人はおらず、大抵は少なからず気を良くします。

入社意欲の高さや会社への貢献度ほど積極的なアピールとならなくても、諸先輩方に受け入れられやすく、社員としての教育も施しやすい人柄だと認識されるでしょう。

同じ会社の仲間として一緒に働いていくには、熱意や能力だけでなく職場に馴染めるかどうかも大事ですから、最後にそうした人柄の良さをアピールするのも1つの手だと言えます。

ただし、人柄の良さをアピールするには言葉遣いも大切です。最終面接の前に言葉遣いの確認をしておきたい人は、以下の資料を参照してください。

逆質問をするのもOK

最終面接の終わりに「最後に一言ありますか」と聞かれたら、それまで聞きそびれていたことについて、面接官に逆質問するというのもアリです。少し遠回しではありますが、そこで働くことを前提とした逆質問を行うと、入社意欲の高さを示すことになります。

入社するつもりのない企業へは入社後の具体的な様子について興味も湧きませんから、入社前に確認しておくべき疑問が残されていることに気付きもしないでしょう。最後の最後まで確認しておきたい質問があるということは、その企業に強い関心を寄せている証であり、入社に対して前向きな気持ちの表れだと捉えられるわけです。

ただし、逆質問によって入社意欲を示せるかどうかは、質問の内容にもよるので注意しましょう。

たとえば、入社を前提にした質問とはいえ給与・待遇・残業の有無といった条件面に関する質問をすると、会社への貢献より自分の利益を優先する自分本位な人柄に見えて印象がよくないです。

それどころか「企業そのものより条件に関心がある」→「内定を出しても結局は条件の良い企業を選び、辞退する可能性が高い」と判断されてしまう恐れもあります。

また、最終面接の最後にネットなどで簡単に調べられるような質問をすると、「今の今までそんなことも調べていなかったのか?」と、むしろ関心のなさを疑われ逆効果です。

そのように逆質問の内容によっては、最後のアピールのつもりが、反って不合格の決断を促してしまうことになりかねません。そのため最終面接の最後の一言として逆質問をする場合は、仕事へのやる気や入社に向けた意気込みを感じさせる質問をするのがオススメです。

ここまで読んで、自分に合うアピール方法を見つけられた人が多いと思います。とはいえ、内定は就活のゴールではありません。最後の一言のめどがついたら、その会社が本当にあなたにとってベストな選択なのかどうかにも目を向けてみてください。

無料の支援サービス「再就活サポート」では、「内定先に不安を感じている」「今の内定先に満足できていない」という就活生の悩みに寄り添い、納得のいく形で就活を終えられるよう就活エージェントが全力でサポートします。

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【例文】最終面接の「最後に一言」に対する答え方

【例文】最終面接の「最後に一言」に対する答え方

ここまで説明したように、最終面接の終わりに「最後に一言ありますか」と聞かれたら、基本的には入社意欲や強みによる会社への貢献、企業への感謝などを伝えると良いです。とはいえ、それを具体的にどう述べればよいか分からない就活生もいるかもしれません。

そこでここからは、「最後に一言ありますか」への答え方を、以下の例文を交えて説明していきます。

ただし何をアピールするにせよ、礼儀として簡単には面接へのお礼を述べた方が良いでしょう。「面接のお礼」→「最後のアピール」→「採用のお願い」とつなげていくパターンが基本です。お礼からアピールへとどのようにつなげるのかは、例文を参考にしてみてください。

入社意欲を示す例文

本日は面接に貴重なお時間を頂き、ありがとうございました。私はこれまで○○○○を軸に就職活動をして参りましたが、中でも御社の△△という理念に惹かれ、第一志望としております。

御社の理念の実現は私の理想でもありますので、もし御社にご採用頂き、その一端を担うことができましたらこれ以上の喜びはありません。入社後も自己成長に努め、御社の△△に貢献できる人材となっていきたいと考えておりますので、何卒よろしくお願いいたします。

最終面接の最後の一言として入社意欲を示す際は、もしも内定を出したら絶対入社してくれるだろうと思わせるような、明確な言葉を盛り込むことが大切です。

ESは面接官も把握しているはずなので、志望動機の説明を長々と繰り返すのも、まったく違う志望動機を述べるのも評価につながりません。「理想的」「第一志望」などの強い言葉で、志望度の高さを簡潔にアピールします。

もちろん口先では何とでも言えますから、その裏付けとして就活軸や、具体的にその企業のどこに魅力を感じ、入社後どう働いていきたいのかも明確に述べてください。業種や職種への熱意ではなく、”その企業ならでは”の魅力・働き方を挙げるのがコツです。

最後にどうしても採用してほしいという願いを「よろしく」と念押しして、話を締めくくりましょう。

強みや貢献できることを伝える例文

本日は面接にお時間を割いて頂き、ありがとうございました。ESにも記載いたしましたが、私の強みは○○です。学生時代は○○を活かし、△△や××といった成果を上げてきました。

御社もそれらの分野で新たな展開を計画されていると伺いましたので、私のスキルは販路の開拓の上でお役に立ち、御社の成長に貢献できると確信しております。部活やアルバイトとは違う難しさもあるとは思いますが、入社後は強みに一層磨きをかけ、会社とともに成長を遂げていく所存です。どうぞよろしくお願いします。

最終面接の最後の一言として自分の強みや会社に貢献できることをアピールするなら、その強みは企業の求めるスキルであるとともに、具体的な貢献の方法も語ることが大切です。

その前提として企業の求める人物像や仕事内容をきちんと把握したうえで、その企業にとってなぜそのスキルが重要なのか考え、具体的な強みの活かし方を語ります。もちろん、その強みを自分が持っていることを裏付ける具体的なエピソードも必要です。

ただし、あくまでも最後の「一言」ですから、あまり長くなり過ぎるのは良くありません。最終面接の中で強みや自己PRを求められなかった場合は、そのために用意した回答をぎゅっと凝縮し、上記のように簡潔にまとめるようにしてください。

最終面接の中でも強みや自己PRを述べたけれど、伝えきれていないために念押しする場合は、全く同じ話を繰り返しても意味がないです。

既に述べた説明は省略し、裏付けエピソードのみ掘り下げる、会社に貢献する方法をもっと具体的にする、相性が良いと思う理由を説明するなど、伝えきれなかった部分に重点を置いた内容にしましょう。

お礼を伝える例文

本日は貴重なお時間を頂き、誠にありがとうございます。これまでの面接やOB訪問、採用担当の方々とのやり取りなどを通じ、御社の仕事やビジョンについて、より深く理解することができました。

インターンに参加できず不安を感じていたのですが、社員の方々が細かな質問にも丁寧にご対応下さったおかげで明確なイメージを掴むことができ、大変感謝しております。御社への理解を深め、また社員の方々ともご縁を深めていく中でいっそう、私もこの企業の一員となり、御社で働きたいという思いが強くなりました。

入社できましたら一日も早く仕事を覚え、会社に貢献できる人材となれるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

最終面接の最後の一言としてお礼を述べる場合は、漠然と感謝を口にするのでなく、一体なぜそんなに感謝しているのか具体的な事例を挙げて説明すると良いです。その方が、感謝の気持ちが裏付けられてしっかり伝わり、謙虚さや誠実な人柄が強調されます。

なぜなら、最後に与えられた発言のチャンスに思い残すことなく伝えておきたいことが、自分の売込みではなく「その企業への感謝」だからです。最終面接の最後の一言ですから、これまでのその企業に対する就活を総括し、感謝を感じるエピソードを探しましょう。

上の例のように、感謝の気持ちや感謝のもととなったエピソードが志望度を強めたと話せば、最後に採用をお願いする言葉へと無理なくつなげられます。

逆質問の例文

  • 「新入社員に期待することは何ですか?」
    →入社を前提に、自分が求められることを気にしている

  • 「入社後はどのような流れで実際の業務に携われるのでしょうか?」
    →早く仕事に携わりたいという気持ちが伺える

  • 「御社で活躍するための心構えや、入社前にやっておくと役立つことを教えてください」
    →入社に向けて準備しておこうという姿勢が見える

最終面接の最後の一言として逆質問をする場合は、上記のような、仕事へのやる気や入社に向けた意気込みを感じさせる質問をするのがよいでしょう。

ただし、最後の一言はせっかくのアピールチャンスなので、単に質問をぶつけるだけではもったいないです。質問に先立って簡単に面接へのお礼を述べるとともに、それを知りたい理由も合わせて説明することで、入社意欲のアピールへとつなげましょう。

また、質問への回答をもらったら、それに対するお礼を述べることも忘れずに。合わせて「大変勉強になりました」「ぜひ実行します」など、前向きな感想を述べると良いです。

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これは避けよう!最終面接の最後に悪い印象を与える一言

これは避けよう!最終面接の最後に悪い印象を与える一言

最終面接で求められる最後の一言は、その企業に対してアピールできる最後のチャンスです。ここまで読んでもらうと、最終面接の最後の一言としてアピールすべきことや、大体どんな風に述べればよいかは理解できたと思います。

不合格フラグかもしれないリスクはあるにせよ、質疑応答でのアピールと違って質問の趣旨から外れられないという制約がない分、アピールの自由度が高いと言えます。

ただし自由度が高いとはいえ、何を言ってもプラスの評価につながるわけではありません。以下のような一言は最終面接の最後に印象が悪く、反って不合格フラグを後押ししてしまう可能性があるので、避けた方がよいでしょう。

なぜ不合格フラグを後押ししてしまうのか、以下で詳しく解説します。

「特にありません」

最終面接の終わりに「最後に一言ありますか」と聞かれた際、「特にありません」と答えるのは避けた方がよいです。

くり返し述べているように最終面接の終わりに聞かれる最後の一言は、その企業へ自分の良さをアピールし、自分の採用をお願いする最後のチャンスとなります。

せっかく企業の方からそのチャンスを与えられたにもかかわらず、アピールしない・採用をお願いしないということは、「別に採用されなくても構わない」と言っているようなものです。

上から目線の尊大な態度かやけっぱちの投げやりな態度だと受け取られかねないと同時に、その企業には大して興味がなく、入社意欲が低いという意思表示にもなってしまいます。そして企業にすれば「最後に一言ありますか」と聞くのが不合格フラグにせよ、そうでないにせよ、入社する気のない人には内定を出す意味がありません。

単純に何も思いつかないから「特にありません」と述べたのだとしても、追加のアピールができず評価を上げられないばかりか、自ら不合格の方へと評価を下げてしまうわけです。

それまでは好印象だったのに「特にありません」と答えたとたん、企業の方も就活生に対する興味が一気に覚め、「採用を検討する必要なし」と判断される恐れすらあります。

ですから最終面接の終わりに「最後に一言ありますか」と聞かれたら、「特にありません」などと言わず、何かしらの言葉を返すようにしてください。

ネガティブな発言

最終面接の最後の一言としては、自分をさげすむようなネガティブな発言も印象が悪くなります。

なぜなら最終面接も含めて選考とは、就活生が自分を商品として企業へ売り込み、その就活生に採用の価値があるかどうか(買う価値があるか)判断する場だからです。

日本人は謙遜を美徳とし、相手を立てるために自分がへりくだる慣習があるので、手土産を渡すときに「つまらないものですが」と言ったり、褒められると「まぐれです」などと言ったりします。

そのため就活でも「自信はありませんが」「大した戦力にはならないかもしれませんが」などと謙遜してしまう人がいますが、就活では謙虚さは必要でも謙遜は禁物です。

就活では買い物のようにお試しはできませんし、第三者の口コミなどを参考にもできないため、本人の売り込みだけが唯一の判断材料となります。それなのに自分自身が自分を「つまらないもの」だと言ってしまったら、それを打ち消せる人は誰もいません。それがそのまま、事実として認識されてしまうのです。

極端な話、最終面接の最後に「無力かもしれませんがよろしくお願いします」などと述べてしまうと「自分にはここで働く能力がありません」と宣言するようなもので、自分で自分の価値を貶めることになります。

自社で働く能力のない人、働く自信のない人をわざわざ採用したいと思う企業はないので、それでは全くアピールとして逆効果です。最終面接の最後の一言は自分を企業に売り込む最後のチャンスですから、謙遜などせず胸を張って、思い切り自分の価値をアピールしましょう。

最終面接の最後の一言は大逆転のチャンスでもある

最終選考の終わりに「最後に一言ありますか」と聞かれるのは、確かに不合格フラグとなる場合もありますが、必ずしも不合格になるとは言い切れません。単純に合否の判断がつかない場合もありますし、敗色が濃厚でも合格ラインからさほど離れていないことが多いので、そこで諦めてしまうのは早過ぎます。

最後に発言を求められたということは、挽回のチャンスを与えられたということですから、最後の一言で評価を上げられるようしっかり対策することが大切です。入社意欲や会社に貢献できること、感謝の気持ちなどをアピールし、合格への決定打となる一言を言えるように考えておきましょう。

「最後に挽回する決め手の一言なんて何だか難しい」「最終面接を前にナーバスになっている」という人には、就活エージェントなどのプロに相談するのがオススメです。就活エージェントなら企業の意図を把握し、どんな難しい質問にも対応できるノウハウを持っているため、適切な回答方法を指導してくれますよ。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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