二次面接で聞かれることは?一次・最終との違いや対策方法を解説

 2024年4月15日

一次面接通過おめでとうございます!しっかり準備したかいがありましたね!

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Bさん

ありがとうございます!でも来週の二次試験が不安で…。受かる自信がないです。

面接はいつも不安な気持ちになりますよね。対策は万全ですか?

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Bさん

二次面接って、一次面接と何が違うんでしょうか?今までの対策との違いがわからなくて、何もできていないです。

二次面接は対策が非常に大切ですよ。このコラムでは、二次面接で聞かれることや対策法を解説します。ぜひ参考にしてください。

キャリアアドバイザー 廣瀬

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二次面接で聞かれることや選考の傾向とは

二次面接で聞かれることや選考の傾向とは

二次面接は、一次面接よりも一歩踏み込んだ内容を聞かれることが多いです。二次面接の方が難しいとはわかっていても、具体的に一次面接との違いや、どんな質問をされるのかが不安という人も多いでしょう。

ここでは二次面接での質問傾向も含め、以下の項目に沿って、二次面接の特徴について解説します。

二次面接に向けての対策に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

二次面接の質問傾向

二次面接は一次面接よりも、回答した内容を深掘りされることが多い面接です。多くの企業は就活での採用面接を3回と設定しています。そのため二次面接で、最終面接に進めてもよい人材かどうか、慎重に判断しているのです。

二次面接では、一次面接で聞かれることよりも難しい質問が想定されます。二次面接の面接官は、現場の責任者や管理職が多いです。入社した際に活躍できる人材か、一緒に働きたいかなどを見極めています。

二次面接を通過するためには、企業のことをしっかり調べているのはもちろん、身だしなみやマナー、企業に対する熱意などもしっかりアピールする必要があるのです。一次面接よりも入念に準備する必要があります。

一次面接は集団での場合もありますが、二次面接は個人面接が多いでしょう。30〜60分ほどの時間をかけて、一人とじっくり向き合う面接です。一次面接で答えた内容を掘り下げて、「どうしてそう思ったのか」「なぜ他の企業ではないのか」などを聞かれます。

回答した内容をさらに深掘りされることも多いので、企業について調べきれていなかったり、志望度が低かったりするとバレてしまう可能性が高いです。自己分析や企業研究を入念に行い、しっかりと準備するようにしてください。

二次面接の通過率

二次面接の通過率は、約20〜50%です。一次面接で学生をある程度絞り込む企業が多いため、二次面接の方が合格率が高い傾向にあります。合格率が高い一方で、参加する学生のレベルが上がるため、難易度も上がるのが特徴です。

二次面接ではある程度企業の採用条件に合う学生が残っているため、他の人よりも優秀な人材だと印象付けられなければ、通過は難しくなるでしょう。一次面接を通過したことで、油断しないように気をつけてください。

二次面接の結果は、一次面接よりも遅めに届くことがあります。二次面接の結果がどのくらいで来るのかを知りたい人は、下記のコラムもチェックしてください。

一次面接との違い

一次面接は基本的なビジネスマナーや、エントリーシートの内容を確認するための面接です。主に採用担当者や現場の若手社員が面接官を行います。

自己紹介や志望動機、学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)など基本的な質問が多いので、それらに答えられるように準備しておけば、通過できる可能性は高いです。回答内容について掘り下げられることは少なく、問題なく受け答えができるか、敬語はきちんと使えるかなどの点を評価しています。

また、人気企業の場合は多くの学生が応募するため、集団面接を行うケースも多いです。面接のほかに、学力テストやグループディスカッションで、基礎的な学力やコミュニケーション力を測る企業もあります。

企業によって一次面接の内容は異なるので、志望企業の情報を集めておきましょう。一次面接は二次面接とは違い、足切りの意味合いの強い面接だといえます。

最終面接との違い

最終面接は、内定の最終ジャッジを下す面接です。一次面接・二次面接で聞いたことを踏まえ、入社しても問題ない人材かどうかを判断します。

最終面接は、役員などの経営層が担当するケースが多いです。二次面接までの内容とは異なり、経営方針と合う人材か、企業に変革を与えてくれる人材かなど、企業が求めている人材かどうかを厳しく判断されます。

内定後の辞退を防ぐために、期待するポジションを伝えたり、自社の魅力付けを行ったりすることも多いです。また、内定を出した場合に入社するかどうかもチェックされます。

他の企業と悩んでいる人も多いと思いますが、正直に「他の企業に内定をもらえたら辞退します」などと答えると、内定辞退を懸念され、内定を獲得できない可能性が高いです。入社意欲はしっかり伝えた方がよいでしょう。

一次面接から最終面接までは、それぞれ対策方法が異なります。段階に合った準備の方法がわからない人や、面接に自信がない人は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」への参加がオススメです。

このサービスでは、面接の厳しくない企業を紹介してもらえて、プロのキャリアアドバイザーから面接対策のサポートが受けられます。利用は無料なので、ぜひ参加してみてください。

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二次面接で聞かれることから評価されるポイント

二次面接で聞かれることから評価されるポイント

二次面接は、社会人の基礎的なスキルを評価される一次面接とは違い、よりスキルや人柄を厳しく見られる面接です。二次面接で企業は、以下の点をチェックしています。

二次面接では、自分が企業で活躍できる能力を持ち合わせていることや、社風が合うことに加え、この企業に入社したいという気持ちを強く伝えることが大切です。二次面接で評価するポイントを押さえ、正しい準備を行いましょう。

職種に必要なスキルや能力があるか

二次面接で聞かれることを通して、希望する職種に必要なスキルや能力が備わっているかチェックされます。一次面接では社会人としての基礎的な能力を見ていますが、二次面接では営業に適しているか、企画力があるかなど、企業が求める資質があるかをチェックしているのです。

いくら優秀な学生でも、職種にマッチするスキルが備わっていなければ、二次面接通過はできません。たとえば総合商社の営業職に就くためには、高い語学力が必要です。志望意欲が高く魅力的な学生でも、語学力があることを証明できなければ、落ちる可能性が高くなります。

二次面接を通過するためには、企業がその職種に求めるスキルや能力をあらかじめ確認し、自分がそれにマッチする人材であることをしっかりアピールすることが大切です。

社風にマッチする人材か

社風にマッチする人材かどうかも、二次面接で聞かれることを通してチェックされています。企業は早期離職を避けるため、自社の社風に合い、長く在籍してくれる人かを見極めたいのです。そのため、自己PRや強み弱みなどを聞くことで、自社に合う人柄や価値観かどうかを判断しています。

また、社風は自分が働く上でも大切です。落ち着いて堅実な社風が好きな人は、スピード感を持って新しいことにどんどん取り組むベンチャー企業は向いていない可能性があります。

企業の社風を知ることは、入社後に後悔しないために必要なことです。インターンシップやOB・OG訪問などを通して社風を調べ、自分に合った企業かどうか調べてみましょう。

入社意欲があるか

二次面接で聞かれることを通して、入社意欲も確認されます。二次面接を終えると最終選考に進む企業も多いため、内定を出したら入社してくれるか、就活生の志望意欲を確認しているのです。

最終面接まで進んだ学生が辞退してしまうと、企業は選考を最初からやり直さなければいけない可能性もあります。そのため、同じくらいのスキルや学力の学生であれば、入社意欲が高い人を最終面接に進めたいわけです。

二次面接では、「志望動機は何ですか?」と聞かれるだけではなく、「なぜ〇〇社ではなくうちを志望しているのですか?」「入社した際にどんな仕事をしたいと思っていますか?」などの具体的な内容を聞かれることもあります。

これらの質問には、志望動機だけを考えていても、答えられない可能性が高いでしょう。志望理由を答えられるように準備するだけでなく、なぜその企業なのか、入社後はどんな仕事をしたいか、具体的に考えて二次面接に臨むようにしましょう。

利用者の声

二次面接で聞かれることから落とされる理由

二次面接で聞かれることから落とされる理由

二次面接で落とされてしまうのは、以下の理由が挙げられます。

二次面接を通過するためには、企業のことや企業の求める人物像を調べることが大切です。また、一次面接の内容を踏まえてさらに考えを深めた内容を話さなければ、よい評価を得られません。二次面接で落とされる理由について、詳しく見ていきましょう。

企業研究が不十分

二次面接では、企業研究が充分行えていないと、落とされる確率が高いです。一次面接は志望動機程度しか聞かれないことが多いですが、二次面接では、他社と比べてどうなのか、どんな活躍をしたいのかなどを掘り下げて聞かれます。

企業研究が不十分な場合、答えられなかったり浅い返答しかできなかったりして、評価が下がってしまうのです。とくに、志望動機を掘り下げた質問に答えられないと、「うちの会社のことを調べてきていないんだな」と思われ、熱意が伝わりません。

企業研究する際は、説明会や企業のホームページを見るだけでなく、新聞やニュースを活用したり、OB・OG訪問したりと色々な方法で調べてみましょう。できれば競合他社のことも調べ、なぜ他社と比べて志望企業が優れているのかも答えられるように準備するとなおよいです。

企業研究は志望意欲が伝わるポイントなので、ぜひ意欲的に取り組んでみてください。

企業の求める人物像を把握できていない

企業の求める人物像を把握できていない場合も、二次面接は通過しづらいです。二次面接は、企業と就活生とのマッチ度を測る面接でもあります。

企業が求める人物像を把握し、ある程度それに合った回答をしなければ、自社には合わない人物と思われたり、企業研究をしていないのかと思われたりする可能性が高いです。

企業は自社の方針や社風に合った人物を採用します。優秀な就活生でも、自社とスキルや人柄がマッチしなければ、二次面接は通過できないのです。採用ホームページなどで企業が求める人物像を把握し、それに合った強みをアピールできるように意識しましょう。

話に一貫性がない

話に一貫性がない人も、二次面接を通過しづらいです。エントリーシートや一次面接で回答した内容は、二次面接にも引き継がれています。

そのため、一次面接で言っていた内容と全く違う内容を話した場合、話に一貫性が感じられず、信頼できない人と思われてしまう可能性があるのです。信頼できない人だと思われてしまうと当然、二次面接を通過するのは難しくなります。

たとえば一次面接で自分の強みはリーダーシップだと話していたのに、二次面接ではサポート力だと話していたら、面接官は混乱してしまうでしょう。「一次面接ではリーダーシップだと話していたよね?」と言われると、返答に困ってしまうことも考えられます。

一次面接と全く同じ回答をする必要はありませんが、答えた内容を覚えておき、それを踏まえた内容を答えるように心がけましょう。

キャリアを考えられていない

入社後のキャリアを考えられていない人も、二次面接の通過が難しくなります。企業は二次面接で、入社後に活躍できる人材かを判断しているのです。そのため、その人が入社後にどんなキャリアを送りたいかを聞きたいと思っています。

質問としては、「入社後にやりたいことはありますか?」「10年後はどんなキャリアを送っていたいですか?」などと聞かれることが多いです。

これらの質問にうまく答えられない場合、面接官もその学生が入社後に活躍するイメージが湧きません。その企業に入社したいという意思だけでなく、実際にどんな仕事をしたいかも具体的に考えておきましょう。

ただし、特定の分野にこだわった回答をするのはオススメしません。その部署への配属が難しい場合、採用を見送られてしまう可能性があります。また、「異動させたら辞めてしまうのでは?」と思われてマイナスな印象を与えることもあるでしょう。

希望する仕事内容があったとしても、「これしかやりたくない」という姿勢は避けるべきです。

キャリアプランが浮かばない人には、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談会」に参加するのもオススメです。プロのキャリアアドバイザーがあなたのキャリアプランを一緒に考え、それを叶えられる企業を紹介します。

紹介後の選考対策や就活の進め方も二人三脚でサポートするので、就活に関して困っていることがあれば、ぜひ参加してみてください。

二次面接で聞かれることへの対策5選

二次面接で聞かれることへの対策5選

二次面接で聞かれることへの対策法は、以下の5つです。

二次面接を突破するために、上記の対策を徹底しましょう。

エントリーシートや一次面接の回答を振り返る

二次面接を受ける前に、エントリーシートや一次面接で聞かれたことや回答した内容を振り返っておきましょう。

二次面接では一次面接の深掘りがされるため、自分の回答した発言を把握しておくことは非常に大切です。回答内容は面接官の間で共有されているため、大きく回答を変えると、信頼できない人だと思われてしまいます。

就活生は複数の企業の面接を受けていることも多いです。そのため、どの企業でどんな内容を答えたかを忘れてしまうこともあり得ます。面接の後はどんな回答をしたのか、控えておくとよいでしょう。

もし二次面接で回答を変える際は、一次面接の後に再度考えてこのように変えたなど、背景を伝えられるようにするとよいです。ただし、自分の性格を慎重な性格から行動力がある性格に変えるなど、大幅な変更は信ぴょう性に欠けるため、やめた方がよいでしょう。

企業が求める人物像を把握する

企業とマッチすることをアピールするため、求める人物像を把握し、それに即した内容を答えられるように準備しましょう。どうして自分が企業に合うのか、どのような点に共感しているかなどを具体的に答えられるように準備しておくと安心です。

二次面接では、「弊社のどんなところがよいと思いましたか?」「なぜ他社ではなく弊社なのですか?」などと聞かれることが多いので、共感しているところを述べつつ、自分の経験や価値観と合うことを伝えられるとよいでしょう。

企業の求める人物像を把握するためには、採用ホームページを見てみましょう。どんな学生に選考を受けて欲しいかが書かれているはずです。そのほかにも、OB・OG訪問をしたり、トップ層のインタビューや採用メッセージを読んだりといったことからもヒントが得られます。

求める人物像をチェックすると、その企業が自分に合っているかも自ずとわかるようになるでしょう。企業が求める人物像と自分が大幅に違う場合、たとえ入社できたとしても企業に馴染めず、辛い思いをする可能性もあります。

インターンシップやOB・OG訪問を通して社風を確認し、本当に入社したいと思えるか、考えておくとよいでしょう。

自己分析ができているか確認する

自己分析ができているかどうか、二次面接の前に確認しましょう。

自己分析が不十分な場合、自己PRや学生時代に頑張ったことを深掘りされたときに、うまく答えられない可能性があります。自己分析で自己PRや志望動機を裏付けるエピソードが思い出せているか、自分のアピールポイントが正しいかを確認してみてください。

二次面接では、回答に対してなぜそう思ったか、理由を求められます。どんなことを聞かれてもブレない回答ができるように、自分の軸を固めましょう。

自己分析をする際は、幼少期から今までの人生を振り返り、印象に残った出来事やターニングポイントをチェックしてみてください。この作業を細かく行うことによって、自分の性格や価値観が把握できるはずです。

一人で行うのが難しい人は、友達や家族に聞いてみたり、就活エージェントに手伝ってもらったりするとよいでしょう。

自分の回答を深掘りしてみる

二次面接できちんとした回答ができるか不安な人は、自分の回答を深掘りしてみましょう。深掘りされる練習をするためには、質問に対して5回ほど「なぜ」を繰り返ししてみるのがオススメです。

なぜを繰り返すと、自己理解が足りないポイントを確認できます。途中で回答に詰まってしまった質問は、準備が足りていないポイントです。繰り返し自問自答し、スムーズに答えられるように練習しましょう。

実践的な質疑応答の練習をしておきたい人には、キャリチャンの「模擬面接WEBセミナー」がオススメです。就活のプロから面接のコツを教わり、模擬面接も体験できます。面接後はフィードバックをもらえるので、回答のブラッシュアップに役立ててください。

志望企業でのキャリアプランを考える

二次面接を受ける前には、その企業に入った際のキャリアプランを考えておきましょう。二次面接では入社後のキャリアプランや、10年後の姿を聞かれる可能性があります。

企業別に、どの職種についてどんな活躍をし、将来的にどのポジションに就きたいのかなどを考えてみてください。

面接で答えた回答は、配属の参考になることはありますが、入社後に絶対そのキャリアを歩まなければいけないということではないです。現時点での希望を正直に話せば問題ありません。

具体的にキャリアをイメージできない場合は、OB・OG訪問で、実際に社員に話を聞くのもよいです。企業に入社してから今に至るまでの先輩のキャリアを聞き、自分はどんなキャリアを描きたいかイメージしてみましょう。

【例文】二次面接でよく聞かれることと回答例

【例文】二次面接でよく聞かれることと回答例

二次面接では、以下のような質問を聞かれることが多いです。

二次面接でよく聞かれることと回答例を紹介するので、どのような質問をされるか不安な人は、ぜひ参考にしてみてください。

「自己PRをしてください」

私は行動力のある人間です。所属先の吹奏楽部の活動を通してそれを身につけました。

私が所属する吹奏楽部は毎年全国大会の決勝に進むほどの強豪校なのですが、2年生のときは準決勝で敗退してしまい、部全体の空気が悪くなり、部員同士のコミュニケーションも減ってしまいました。

私は部長と相談し、練習以外に部員全員で話す機会を設け、先輩後輩関係なく部に足りないことを話すようにしました。その結果、練習以外のコミュニケーションが少なく、団結力が足りないという意見が多く出ました。

今までは練習ばかりでみんなで雑談をする機会や楽器の垣根を超えて話す機会が少なかったので、私が学年や楽器の担当関係なくチームを割り振り、一緒にご飯を食べる機会や部室の掃除をすることを提案しました。結果的にチームワークが改善され、練習の雰囲気も以前よりよくなったと感じています。

部内の結束力が高まったおかげか、全国大会でもよい結果を残せました。この経験を活かして社会人になっても、チームのために自ら行動していきたいと思っています。

自らチームのために働きかけたエピソードを紹介しました。

上記の回答をした場合、「先輩からチームを作ることに反対意見は出ませんでしたか?」「部の雰囲気がよくなるまでどれくらい時間がかかりましたか?」などと聞かれることが予想されます。エピソードを詳しく思い出し、答えられるように準備しましょう。

自己PRに苦手を感じている人は、下記の資料も活用してみてください。ワークを通して簡単に自己PRを考えられるようになります。

強みと弱みを教えてください

私の強みは継続力です。

私は大学で志望校を選んだときに、偏差値が7ほど足りませんでした。今の学力では合格は難しいと言われていましたが、どうしてもその学校に合格したかったため、毎日塾の自習室に通って勉強すると決めました。

部活の後で面倒臭い日でも毎日通って勉強を続け、わからないことは先生にすぐ聞く環境にいたおかげで学力がどんどん上がり、最終的に志望校に合格することができました。

一方で、私の弱みは心配性なところだと考えています。

アルバイト先でバイトリーダーを務めているのですが、お店の閉店作業を不足なくできたか気になってしまい、時間が遅くなってしまうことがありました。確認をすぐに終わらせられるように自分でチェックリストを作り、それを見て最終確認することでスムーズに帰れるようにしています。

継続力と心配性な点を自分の強み・弱みとして挙げました。

強みと弱みを同時に聞かれたときは、強みの話:弱みの話=7:3くらいが適切です。強みを発揮したエピソードと、その成果を強調しましょう。弱みについては、ネガティブな情報を伝えたところで話が終わらないように、克服するための取り組みを語ることが大切です。

また、上記の場合、深掘り質問として「どうしてその学校に入りたいと思いましたか?」「そのほかに心配性な性格が出たエピソードはありますか?」などと聞かれることが考えられます。エピソードは2つ程度思い出しておいたほうがよいでしょう。

志望動機を教えてください

私が御社を志望しているのは、「高度な技術で未来を変える」という御社の企業理念に共感したからです。

御社の持つ技術領域で人々の暮らしや豊かさをさらによくするという御社の考え方を聞いて、私も御社の一員として国内外問わず人の暮らしを快適にするために活躍したいと思いました。

私は大学の電気システム工学科でロボットの開発について学んでいます。勉強した内容を活かし、将来はロボットの開発で工場の生産性を向上させたり、サービス業界の人員不足を補えるような新しいロボットを作ったりしていきたいです。

将来的に海外に向けた製品を作りたいと考えているのですが、御社はグローバル展開にも力を入れているので、その点にも惹かれています。

志望動機では、企業と自分の共通点を語って志望度に信ぴょう性を持たせ、マッチ度をアピールすることが大切です。上記では、企業へ共感した理由と、大学時代に勉強したことのアピールができています。

この場合、「どうしてロボット開発を学びたいと思ったのですか?」「海外に向けた製品を作りたいのはなぜですか?」などと聞かれることがあるでしょう。幼少時にロボットを見て仕組みに興味を持ったなど、具体的なエピソードを答えるようにしてください。

学生時代に力を入れたことを教えてください

私は高校生のときに野球部での活動に力を入れました。

甲子園を目指す強豪校だったため、部員は100人を越しており、レギュラーに入るのも大変でしたが、3年生になるまでにレギュラーに選ばれることを目標に毎日練習に励みました。

レギュラーに選ばれるには何が足りないのかを考えたときに、私は持久力が足りないことに気がつきました。そこで毎日朝学校へ行くまでに5キロ走ることを目標とし、毎日朝5時に起きて走ってから朝練に行くことを部活の引退まで続けました。

結果としては、3年生のときに一度レギュラーに選ばれることができました。この経験から、継続して行うことの大切さを感じています。

ガクチカでは、その経験から学んだことについて語るとよいです。上の例では、野球部で努力したことのエピソードを話しています。継続力や努力家であることのアピールもできている回答です。

「走るのをやめたいと思ったときはありましたか?」「どうやって辛い練習を乗り越えましたか?」などと聞かれる可能性があります。疲れているときはやめたくなったが、野球への気持ちを思い出して自分を奮い立たせたなど、できるだけポジティブな話ができるように準備しましょう。

入社した後のキャリアプランを教えてください

私は営業職としてキャリアを積み、将来的には海外で事業を立ち上げたいと考えています。

学生時代から営業の仕事に興味があり、家電量販店でクレジットカードの新規入会を増やすためのアルバイトを3年間行ってきました。また、幼少期をドイツで過ごしていたことから海外で働くことへの興味があり、TOEICも高校生のときから毎年受け続けています。

私は御社のグローバル展開に力を入れているところに非常に興味があり、将来的には海外での事業展開を達成する一員として活躍したいと考えています。まずは営業職として商品や折衝を学び、先輩方のような仕事ができるように成長したいです。

その後は海外企業とのやり取りを経験して御社の商品が海外でもシェアを伸ばせるように営業したいと思っています。

キャリアプランでは、入社後どのように活躍していきたいのか具体的に語りましょう。その意思を裏付けるためのエピソードも重要です。上記の例は、自分の強みや営業への強い興味をうかがわせるエピソードを盛り込んでいます。

「アルバイトで目標数値はありましたか?」「営業に自分が向いていると感じていることはありますか?」などと聞かれることがあります。目標数値が達成できていなかったとしても、届かせるために努力したエピソードを話しましょう。

他社の選考状況を教えてください

日本のモノづくりに貢献したいという思いからメーカーを中心に志望しています。その上で選考状況を申し上げると、A社から内定をいただいており、B社は明日が最終選考です。またC社は二次面接の結果待ちの状態です。

他社の選考状況については正直に答えましょう。上記のように答えた場合、「A社の内定を承諾する可能性はありますか?」「弊社は第一希望ですか?」と聞かれる可能性があります。

他の企業と迷っていたとしても、「C社が第一希望なので内定をもらえたらそちらに入社します」などと答えると、二次面接に合格できない可能性が高いです。現時点でその企業に入社する可能性があるのであれば、第一希望と答えておくようにしましょう。

面接でうまく答える自信がない場合は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」がオススメです。あなたの就活軸にマッチする企業の中から、あなたの面接力に合わせて受かりやすい企業を紹介します。

紹介後の面接対策も、就活のプロがマンツーマンで手伝うので安心です。面接に対して苦手意識を持っている人は、ぜひ参加してみてください。

二次面接での逆質問のポイント

二次面接での逆質問のポイント

面接の最後には、逆質問の時間を与えられる場合があります。逆質問とは、企業についてわからないことや不安があることを聞ける機会です。

聞いてはいけない質問はありませんが、逆質問もアピールに使える貴重な時間です。また、ここでしか知りえない情報を得ることができます。事前に聞きたいことを考えて臨むようにしましょう。

二次面接の逆質問で聞くべきこととは

逆質問で聞くべきことは、企業について不安や疑問に感じていること、ホームページなどの情報で調べようのないことなどです。現場で働く責任者や管理職が面接官を担当している場合もあるので、働く中で感じたことや現場の状況など、ここでしか聞けない質問をしてみましょう。

また、逆質問は志望度の高さをアピールできるチャンスでもあります。企業研究をした結果わからないことが出てきた場合や実際の意見を聞きたいときなどは、熱意をアピールしつつ、聞きたいことを聞いてみましょう。企業を理解していることが伝わることを質問すれば、志望意欲が伝わり、他の就活生との差別化もできます。

逆質問は、最低2つ以上用意しておくことをオススメします。1つだけしかない場合、面接中のやり取りで疑問が解消されて、聞くことがなくなってしまうかもしれません。

逆質問を聞かれたときに「ありません」と答えるのはやめてください。企業への志望意欲がないと捉えられてしまう可能性もあります。焦って質問が思いつかないときは、「少し考える時間をください」と一言断って考えるようにしましょう。

逆質問の具体例

逆質問の際は、以下のような質問をしてみましょう。

  • 御社の強みは〇〇だと考えているのですが、実際に現場で他社との優位点をどんなときに感じるでしょうか?
  • 将来的に海外勤務にチャレンジしたいと思っているのですが、若手でチャンスをもらえる人にはどんな共通点がありますか?
  • 〇〇様がこの仕事をする上でのやりがいを教えてください。

企業について調べたことや入社後をイメージした質問は、印象に残りやすいです。二次面接は現場の責任者が担当することが多いですが、もし人事担当者や役員など別の役職者が担当する場合は、臨機応変に内容を変えましょう。

また、逆質問に回答してもらった際は、感謝の気持ちを忘れずに伝えるようにしてください。

二次面接で聞かれることを押さえ、事前にしっかり準備しよう

二次面接では、一次面接で答えた内容を踏まえ、より深掘りした質問を聞かれます。自己分析や企業研究ができていないと答えられない質問が多くなるので、再度企業について調べ直しましょう。

二次面接で聞かれることに向けて対策する際は、エントリーシートや一次面接での回答を振り返ったり、企業が求める人物像を把握したりしてみてください。採用担当者になったつもりで自分の回答を深掘りすると、対策が不十分なポイントがわかるようになります。

このコラムの例文も参考に、自信を持って二次面接に臨めるように準備してください。

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この記事の監修者

監修者:廣瀬舞

廣瀬 舞

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。

就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。

また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している

~就活生へのメッセージ~

どんな方でも内定まで導きます!一生に一度の就職活動、丁寧にサポートさせて頂きます!

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