内定式のお礼メールは送るべき?必要な際の書き方ポイントを解説
2025年2月17日

内定式参加後にお礼メールって送ったほうがいいですか?
そうですね、送ったほうがいいですよ。お礼メールを送る際は当日中に送ってくださいね!
なんで当日中に送った方がいいんですか?メールもどんな風に送ればいいんでしょうか…?
わかりました。内定式後に送るお礼メールについて解説していきましょう!お礼メールを当日中に送る理由やメールの書き方を紹介していきますね。
そもそも内定式後のお礼メールは必要なのか?
内定式後にお礼メールを必ず送らないといけないわけではないですが、メールを送ることで感謝や入社に対する意欲を伝えられるので、送った方が良いでしょう。
お礼メールを送ると、「誠実な人」「細かいとこまで気を使える人」といった印象を与えることができるため、印象も良くなります。内定式で関わった人たちは入社後にも深く関わるため、お礼メールで好印象を与えられれば、人間関係が構築しやすくなるでしょう。
また、多くの就活生が内定式後にお礼メールを送っているため、送らないと悪目立ちする恐れもあります。さらに間違ったやり方でメールを送っても悪い印象を与えかねないため、次項より正しいお礼メールの送り方を把握しましょう。
内定式のお礼メールを送るタイミングとマナー
内定式後にお礼メールを送ったほうが良いですが、ただ送ればいいというわけではありません。お礼メールには送るタイミングや守るべきマナーがあるため、以下の内容をチェックしていきましょう。
それぞれ詳しく解説していきます。
お礼メールは当日中に送るのがベスト
内定式のお礼メールは当日中に送るのがベストです。何日も経ってから送ると、「誰かに言われて送ったのでは?」と思われてしまい、感謝の気持ちが伝わりにくくなるため、当日中に送ることで感謝の気持ちを強くアピールしましょう。
お礼メールの有無が内定に影響しないものの、入社後の円滑な関係のためにも、内定者・採用担当者どちらも記憶が鮮明なうちにお礼メールを送るようにしてください。
もし、内定式に参加したけど「このまま入社するのは違う」と思い、就活をやり直したい場合は、キャリチャンの就活支援サービス「再就活サポート」を利用してください。就活生の悩みをヒアリングし、こだわりの就活軸に合った求人を紹介します。
送る相手は誰でもOK
内定式のお礼メールを送る相手は誰でもOKです。就活でお世話になった人、内定式で出会った社員、採用担当者など、お礼を言いたい人にメールを送りましょう。
メールを送る際は、誰に充てたメールなのかがわかるような内容にしてください。内定式での出来事や具体的なエピソードなどを添えると、わかりやすくて良いでしょう。
また、お礼メールは何人に送っても良いので、お礼を伝えたい人それぞれにメールを送るようにしてください。
内容は簡潔にまとめる
お礼メールで送る内容は簡潔にまとめるようにしてください。多くの人がお礼メールを送っているため、あまり長すぎると読み手の負担となり、業務に支障をきたしてしまう恐れがあります。
そのため、200〜300文字程度にまとめるとよいでしょう。短いメールでも、内容がまとまっていればきちんと感謝の気持ちは伝わります。
内定式の感想も合わせて伝える
お礼メールでは、お礼と合わせて内定式での感想も伝えるようにしましょう。内定式での感想を伝えることで、入社意欲を示すことができます。
「社長のスピーチに感銘を受けました」「社員の仲の良さに感動しました」など、感想を具体的に伝えると、内定式へ真剣に参加していたことを伝えられるでしょう。
就活で送るメールでは他にも守るべきマナーがいくつかあります。以下のコラムも合わせて確認し、メールマナーを理解しておきましょう。
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求人への応募メールはこれで完璧!就活でのメールマナーを解説
入社後の意欲も伝えると好印象
内定式のお礼メールでは、入社後の意欲も伝えると好印象です。入社後の意欲を述べることで、内定式へ真剣に参加していたことや、仕事に対するモチベーションの高さを示すことができるでしょう。
〇〇様より実際の職場の雰囲気や、新入社員のときに努力したことを教えていただき、入社後のイメージができました。
上記のように、「職場の雰囲気がわかった」「入社後のイメージができた」など、具体的な感想を述べると熱意を伝えやすいです。
誤字脱字などに注意
お礼メールを送る際は、誤字脱字に気を付けてください。誤字脱字があるとだらしない印象を与えてしまう恐れがあります。
誤字脱字の他にも、間違った敬語や言葉遣い、文章の流れが自然じゃないなども印象が悪くなるため注意が必要です。
確認漏れがあると、社会人になる自覚がないと思われる可能性もあるため、しっかりと確認をしたうえでメールを送るようにしましょう。
正しい敬語は、以下の資料を活用して対策してください。
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敬語マニュアル
内定式後に送るお礼メールの書き方とポイント
お礼メールを送る際のマナーを把握したら、次は具体的なメールの書き方を押さえましょう。ここでは「件名」「本文」「署名」それぞれの正しい書き方とポイントを解説していきます。以下よりそれぞれ詳しく見ていきましょう。
もし、お礼メールを送る前に「やっぱり就活をやり直したい」と思った際は、キャリチャンの就活支援サービス「再就活サポート」を利用してください。就活やり直しを円滑に進めるために、納得できる求人を紹介します。出遅れる前に対策していきしょう。
件名
件名は、見出しを見ただけでどんな内容のメールかがわかるように設定してください。
内定式のお礼 〇〇大学 〇〇(氏名)
上記のように、「内定式のお礼」と大学名+名前を記載します。端的な内容にすることで企業側からも「内定式のお礼だ」とすぐに認識してもらえ、内容を確認してもらえるでしょう。
本文
本文ではまず、内定式を開催してもらったことに対するお礼を述べます。次に内定式の感想や、入社に対する意欲などを伝えましょう。以下のような伝え方をするとよいです。
本日は、内定式に参加させていただきありがとうございます。
〇〇様の「一緒に頑張っていきましょう」という力強い言葉をいただいたことで、早く入社し活躍したいと思いました。
上記のように、感想や入社意欲を伝えると、やる気を示すことができてよいです。
また、送る相手によって内容を変えるのもよいでしょう。内定式でお世話になった人であれば、「〇〇様より実際の職場の雰囲気や新入社員のときに努力したことを聞くことができ、どのような努力をするべきか具体的になりました。」などと述べると、気持ちが伝わりやすくなります。
署名
お礼メールの最後には署名を入れてください。お礼メールに限らず、ビジネスシーンではメールの最後に署名を入れるのがマナーです。
―――――――――――――――――
〇〇 〇〇(氏名)
〇〇大学〇〇学部
住所:
電話番号:
メールアドレス:
―――――――――――――――――
上記のように、大学名、名前、電話番号、メールアドレスなどを記載します。「——」などで区切り、署名だとわかりやすいようにしましょう。
【相手別】内定式のお礼メールの例文
内定式のお礼メールの書き方やポイントを踏まえて「人事担当者」「内定式でお世話になった人」「先輩社員」それぞれを対象とした例文を紹介します。
相手によって書くべき内容も異なってくるので、以下より確認していきましょう。
人事担当者に送る場合
内定式のお礼メールを人事担当者に送る場合の例文です。
件名:内定式のお礼 〇〇大学 氏名
〇〇株式会社 〇〇部 〇〇課 〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇 〇〇と申します。
本日は、内定式に参加させていただきありがとうございます。
参加させていただいたことで、実際に働いている皆様より具体的な仕事内容や企業の雰囲気を感じることができました。
とくに、〇〇様の「一緒に頑張っていきましょう」という力強い言葉をいただいたことで、早く入社し活躍したいと考えています。
お忙しい中、内定式のご準備をしていただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
―――――――――――――――――
〇〇 〇〇(氏名)
〇〇大学〇〇学部
住所:
電話番号:
メールアドレス:
―――――――――――――――――
人事担当者にお礼メールを送る際は、人事担当者による激励の言葉や、印象に残った発言に対する感想などを述べるとよいでしょう。
内定式でお世話になった人に送る場合
内定式でお世話になった人にお礼メールを送る場合の例文です。
件名:内定式のお礼 〇〇大学 氏名
〇〇株式会社 〇〇部 〇〇課 〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇 〇〇と申します。
本日は、内定式に参加させていただきありがとうございます。
〇〇様より実際の職場の雰囲気や新入社員のときに努力したことを聞くことができ、どのような努力をするべきか具体的になりました。
入社後のイメージができたため、準備を始めようと思います。
お忙しい中、内定式のご準備をしていただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
―――――――――――――――――
〇〇 〇〇(氏名)
〇〇大学〇〇学部
住所:
電話番号:
メールアドレス:
――――――――――――――
内定式でお世話になった人にお礼メールを送る際は、「〇〇様より実際の職場の雰囲気や新入社員のときに努力したことを聞けたこと」など、名前や内容を具体的に伝えましょう。
先輩社員に送る場合
内定式のお礼メールを先輩社員に送る場合の例文です。
件名:内定式のお礼 〇〇大学 氏名
〇〇株式会社 〇〇部 〇〇課 〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇 〇〇と申します。
本日は、内定式に参加させていただきありがとうございます。
〇〇様の具体的なエピソードは、とても新鮮で有意義な時間を過ごせました。
お忙しい中、内定式のご準備をしていただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
―――――――――――――――――
〇〇 〇〇(氏名)
〇〇大学〇〇学部
住所:
電話番号:
メールアドレス:
―――――――――――――――――
先輩社員にお礼メールを送る場合は、実際にしたエピソードについて触れ、時間を割いてもらったことに対する感謝を書くようにしましょう。
お礼メールを送ったものの、正直このまま入社していいのかと不安が残る…。という人は、キャリチャンの就活支援サービス「再就活サポート」を利用してください。悩みを聞き、必要に応じて就活やり直しのサポートや求人紹介を行います。
内定式のお礼メールは当日中に送り入社意欲をアピールしよう
内定式のお礼メールは、感謝や入社意欲を伝えるために送るとよいでしょう。内定式のお礼メールを送る際は、時間が空いてからお礼メールを送っても感謝が薄れてしまうので、当日中に送ることが大切です。
ただ、とりあえずメールを送ればいいというわけではありません。間違ったやり方でメールを送ると「適当に送ってる」「だらしない」などといった悪い印象を与えかねないので、注意しましょう。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。