就活のやり直しは可能?卒業までに内定を獲得する方法をプロが解説します

 2023年3月16日

内定おめでとうございます。内定者研修や内定式はどうでしたか?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

なんだか、ほかの内定者と話が合わなかったです。それに加えて、この企業でいいのかなという不安もあって…。正直、就活をやり直したいです。

内定をもらえたのに、それは悲しいですね。時間は残りわずかですが、内定式後でも就活をやり直せますよ。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

本当ですか!でも、いつまでなら就活をやり直せるんでしょうか…。やり直せても次の内定で納得できるかとても不安です。

確かに、少ない時間のなかで納得のいく企業に出会えるか、不安ですよね。そんな就活生に今回は、就活をやり直す方法についてご紹介します。納得のいく内定獲得を目指してがんばりましょう。

キャリアプランナー 平崎

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就活をやり直すことは可能なのか?

就活をやり直すことは可能なのか?

内定先に違和感を抱いたり、不安を感じることで「就活のやり直し」を考える人がいると思いますが、就活をやり直すことは可能なのでしょうか?すでに内定を承諾している人もいるでしょうし、そのような人は特に気になるところだと思います。

ここではそんな、就活をやり直すことは可能なのか?また、就活のやり直しはいつまでなら可能なのか?そんな疑問を解決していきます。

やり直すことは可能!内定先に不安があるならやり直すべき

内定承諾後だろうと、大学4年の秋だろうと就活はやり直すことが可能です。むしろ、少しでも内定先に違和感を抱いたり、不安を感じるようであればやり直すべきだといえます。

就活ではこれからの生活の中心となる「仕事」を決めるものです。そんな活動の中で少しでも違和感や不安を感じていては、これらの生活も思いやられてしまいます。それに、そのような気持ちから入社しても仕事はうまくいきませんし、最悪の場合には早期退職へとつながりかねません。

退職してしまえばもう一度就活はやり直しとなりますし、「新卒」という肩書がない状態での就活は難しいので、やり直しを考えるのであれば「新卒」の肩書のある今がチャンスです。

「就活をやり直したい」「内定を取り消されてしまった」このような悩みはありませんか?そんな就活生は、キャリチャンが開催している「出遅れ&やり直し就活」に参加するとよいでしょう。就活のやり直し方や納得のいく企業を紹介しています。

遅くとも入社2週間前までならやり直せるが、ベストは秋前!

就活のやり直しは遅くとも入社の2週間前までならやり直しが可能です。2週間前というのは、法的に内定辞退が許される時期であり、この時期までであれば内定を辞退し、就活をやり直すことができます。

ただし内定辞退後、入社まで2週間しかないと考えると就活を行うのには期間が短すぎますし、多くの企業においてその時期には採用活動を終えていることを考えると、就活のやり直しは秋前がベストだといえます。

秋前であれば9月~11月にかけての「秋採用」に取り組めますし、その時期であればまだまだ企業数もあり、就活のやり直しもしやすいです。

しかし、内定式や内定式後に行われる研修を通して「イメージと違った」と感じることもあるでしょう。そのような場合には秋採用が間に合わない場合もあると思うので、その際には12月~3月に行われる「冬採用」に間に合うようにやり直しのための準備を進めていきましょう。

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就活をやり直したいと思う瞬間と原因

就活をやり直したいと思う瞬間と原因

先程も述べたように、内定先に不安や違和感があるなら、時期を問わず就活をやり直すべきです。ただし今すぐ就活を再開する前に、一度立ち止まって考えてほしいことがあります。それは今、自分が「就活をやり直したい」と感じている理由やきっかけです。就活は人生における非常に大きな分岐点なので、その決断の大きさを考えると、実際には内定先自体に不満や不安を感じていなくても一時的な気の迷いが生じる場合があります。

一時の気の迷いでせっかくの内定を棒に振ってしまってはもったいないですから、就活のやり直しを決断する前に、まずは自分の「やり直したい」という思いのもととなっている動機を明確にしておきましょう。ここからは、新卒の学生が「就活をやり直したい」と感じる瞬間と、その原因について解説します。自分がどの状況に当てはまるか考えながら、本当に就活をやり直したいのか、それとも単なる一時の気の迷いなのか確認してください。

就活軸に当てはまらないと判断した

就活をやり直したいと考える人の中には、就活を終えてから改めて内定先について見直した時に、それが自分の就活軸に当てはまっていないと判断した人もいます。就活をしている間は内定を取ることに必死で気付かなかったけれど、就活を終え、冷静さを取り戻してからよくよく見てみると、その内定先が実は自分の就活軸に当てはまっていないと気付いたのです。新卒の学生は平均2~3つの業界の中で20~30社の選考を受けるのが一般的で、そこに至るまでには当然その何倍もの業界・企業について色々と調べ、そこから実際に志望する企業を絞り込んでいきます。

それはもちろん就活という人生の岐路において、自分に合った企業を見極めるための重要なプロセスです。しかし中には色々と調べている間に膨大な量の情報を処理しきれなくなり、企業選びの上で混乱してしまって、自分が重視すべきポイント(就活軸)を見失う人もいます。世の中には様々な条件の企業がありますから、他の条件に気を取られている間に、もっと重視すべきだったポイントを忘れて就活を進めてしまったわけです。

また逆に、しっかり調べ上げたつもりが情報収集が不十分だったため、内定を得た後になってその企業が自分の就活軸にはそぐわない特徴を持っていることに気付く場合もあります。たとえば極端な例で言うと、「発想力を活かして商品を企画したい」という軸だったのに、いつの間にか同業他社ならどこでも可能だと勘違いして確認を怠り、内定が決まってから既成の商品を販売するだけの代理店だと気付いた場合などです。いずれにせよ、その内定先に入社すれば自分が将来的に最も叶えたいと思っていたことは実現できないわけですから、そのままだと非常に不満の残る就活となってしまいます。

入社してからも自分の希望がかなわないことに大きな不満を感じ続け、仕事にやりがいを感じられるとは思えませんし、結局は「希望が叶う会社に転職しよう」と早期退職につながる可能性が高いでしょう。結局は入社後に就活をやり直すのなら、新卒の間に就活をやり直した方が、就活状況も自分の労力的にも余程マシなはずです。ですから就活軸に当てはまらないことは、就活のやり直しを決める決定的な要因だと言えます。冷静な頭で内定先に関する情報を精査し、それでも自分の就活軸に当てはまっていないと判断される場合には、それがどんな時期であっても就活をやり直すべきです。

研修など馬が合わないと感じた

内定後に行われる研修や懇親会、内定式などから「思っていたのと違う」「同期と馬が合わない」と感じたことによって就活のやり直しを考える人がいます。実はこのような理由から就活のやり直しを考える人が最も多いとされています。

このような理由から就活のやり直しをする場合、時期的には秋採用から冬採用にかけてになります。先ほど就活のやり直しは「秋採用」に取り組めるとよいとお話ししたので、少し遅れている状態ということになります。

研修後すぐに就活のやり直しに取り掛かれれば秋採用に間に合いますが、やり直しをすべきかと迷うことですぐに行動に移せなかった場合には少し手遅れになってしまうかもしれません。

内定ブルーによる不安

内定ブルーによって就活のやり直しを検討する人もいます。内定ブルーとは、内定をもらった企業の中から就職先を決断し、就活を終えた学生が陥るブルーな気分(憂鬱)のことです。ハッキリとした原因や理由がないのになんとなくやる気が出ない「五月病」や、婚約したとたんに結婚に対して不安や迷いが生じる「マリッジブルー」と症状がよく似ています。

内定ブルーの場合、「なんとなく将来が不安」「働いている自分が想像できない」など、 “漠然とした不安”を感じてしまうのが最大の特徴で、そんな不安から今ある内定先に満足できずに、就活のやり直しを検討するというわけです。

内定を獲得するまでは必死だったのに、内定を獲得することで周りを冷静に見極めることができるようになり、口コミサイトなどをチェックすることでネガティブな内容に対して不安を抱いてしまう、そんな流れから内定ブルーを引き起こす人が多いです。

しかし、内定ブルーが原因の場合には「勝手な印象」によって企業を判断している場合がありますので、一度冷静に企業と自分との相性を図り直すようにしましょう。

他に魅力的な企業を見つけた

満足のいく企業から内定を獲得したにも関わらず、他に魅力的な企業を見つけてしまった場合にも就活のやり直しを検討します。このケースは早くに内定を獲得した人に陥りやすく、二次募集が始まるタイミングなどに他の企業へと魅力を感じてしまうのです。

また他にも、友人や恋人が獲得した内定先に魅力を感じる「隣の芝生は青く見える」パターンもあります。これは、人のものが羨ましく感じてしまう現象で、内定に対しても「羨ましい」「自分の内定先よりも良さそう」と思ってしまうのです。

この場合は、自分の内定先に不満があるのではなく、一時的な感情からの迷いですので、本当に内定先に不満があるのか、就活のやり直しが必要なのかを考えましょう。

コロナによる影響

23卒の場合は、新型コロナウィルス感染症(コロナ)の影響で、就活をやり直したいと考えている人も結構います。23卒の就活では、パンデミック発生から2年が経過しても未だにコロナ禍から抜け出せない企業が多くあり、募集される業界・企業や採用枠に大幅な偏りがありました。またコロナによって就活生の方も企業の経営状態を不安視し、安定感を求めて大企業に応募が集中するなど、選考倍率にも大きな偏りがあったのです。そのため自分がもともと志望していた業界・企業の募集がなかったり、倍率が高すぎて就活がうまくいかなかったりして、方向転換せざるを得ない23卒生がたくさんいました。

加えてコロナのせいで就活の早期化やオンライン化も進んでいましたから、そうした新しい就活への対応に出遅れて就活が思うようにいかず、方向転換を余儀なくされた人もいます。23卒の場合はそうしたコロナ禍の就活で、自分がもともと持っていた就活方針を変更した結果、仕方なく選んだ業界・企業に大きな不満を感じている23卒生が少なくないです。当然のことですが”ない物ねだり”をしても意味がないですから、そういう人はもとの志望先への未練をさっさと断ち切り、気持ちを切り替えなければなりません。

ただし、そうした23卒生の問題点は、内定を獲得した際の就活軸や志望業界の決め方にあります。本来ならばもともとの志望が実現不可能と分かった時点で、しっかりと自分の将来と向き合い、選択可能な中から前向きに新たな目標を定める必要がありました。将来的な転職を目指してステップアップとなる業界・企業を目指すなり、全く異なる方向性へと切り替えて自分を活かせる業界・企業を探すなり、いくらでも方法はあったはずです。それなのに、もともと志望していた業界・企業への道が閉ざされてしまったショックのあまり、就活に対するモチベーションが低下し、なかば投げやりに企業選びをしたとしたら大変問題があります。

そんな風にして内定をもらっても、そもそも自分がその企業に対して前向きな気持ちを持っていないのですから、入社後はますます不満がつのる一方です。「本当はこんな会社に入りたくなかった」と思っていたら、そこにあるどんな素晴らしいものも、ネガティブな方向にしか受け取れないでしょう。

仕事内容に対する適性や雇用条件などについてもよく検討していない可能性が高いので、遅かれ早かれ不満が爆発し、退職する羽目になるのは目に見えています。ですから、そうした投げやりな就活のやり方に心当たりのある人は、今からでも根本的に就活軸を定め直し、初めから就活をやり直すべきです。

利用者の声

就活をやり直すうえで覚悟すべきこと

就活をやり直すうえで覚悟すべきこと

ここまで述べてきたように、様々な事情で就活をやり直すべき人は確かにいます。とはいえ就活シーズンのピークは既に過ぎているわけですから、やり直しをすれば万事解決というほど就活は甘くないです。内定式前にやり直すにせよ、内定式後にやり直すにせよ、厳しい就活になるということは覚悟しておかなければなりません。もちろん困難だからと言ってやり直しを諦めるべきではありませんが、今後に向けた決意を固めるためにも、やり直しのリスクについてはきちんと把握しておくべきです。

そこでここからは、就活をやり直すうえで覚悟しておくべき具体的な注意点についてまとめておきます。せっかく手に入れた内定をふいにしてまで就活をやり直すのですから、甘い考えでその努力を無駄にしないよう、しっかり確認しておいてください。

不安や焦りに押しつぶされそうになる

就活をやり直すにあたり、もう1つ覚悟しておかなければならないことは、内定獲得への不安や焦りに押しつぶされるリスクもあるということです。前述のようにやり直し就活は就活シーズンのピーク時期を過ぎているので、企業数の少なさから自分が志望したいと思える企業になかなか出会えない可能性がありますし、たとえ出会えても必ず内定がもらえるとは限りません。しかし卒業までの時間は限られているため、それがプレッシャーとなって「内定がもらえなかったらどうしよう」「良い企業に出会えなかったらどうしよう」という不安や焦りを感じやすいです。そのように不安や焦りを感じると、集中力が低下して見るべきものが見えなくなったり、安易な方向へと流されたりして、判断を誤りやすくなります。

せっかく手に入れた内定を手放してまで就活をやり直すのですから、再び判断を誤って後悔することのないよう注意が必要です。しかもやり直し就活では卒業までの時間的な余裕がないわけですから、これまで以上に多くの行動量が必要となり、肉体的にも負担がかかります。そこで就活がうまくいかず内定を逃した時には、なおさら精神的負担も大きいでしょう。それに加え、やり直し就活の時期には周りに就活を続けている仲間もいないので、その不安や焦りを相談できる相手もいない孤独な状況にあります。

そのような孤独な状況の中で精神的・肉体的な負担が合わさると、ネガティブ思考に陥り、就活鬱などになりやすいです。せっかく就活をやり直したのに、結局は不安や焦りに押しつぶされ、就活を断念することにもなりかねません。これから就活のやり直しに挑む23卒生は、そんなことにならないよう今からしっかりと気持ちを引き締めておく必要があります。

とはいえ心の問題はそう簡単ではないですから、できれば精神的な負担を軽減するために、就活の愚痴を聞いてくれて適切なアドバイスをしてくれる就活エージェントなどのサポーターを味方につけておくと良いです。プロが味方に付いていれば心強いので、「きっと上手くいく」という安心感が生まれ、不安や焦りにさいなまれにくくなります。仮に内定を逃して不安や焦りを感じることがあっても、プロが支えてくれればもう孤独ではないですから、それに負けないポジティブな精神状態を保っていられるはずです。

志望する企業がない可能性がある

就活のやり直しを行う際、最も覚悟すべきは「企業数の少なさ」です。どんな時期からの就活においても就活初期よりも企業数は圧倒的に減っていますから、自分が志望するような企業に出会えない可能性があることを覚悟しておかなくてはなりません。

新型コロナウイルスによる影響から業界全体で採用活動を取りやめている場合もありますし、大手企業や人気企業が募集をかけていることはほぼありません。そのため、圧倒的に少ない選択肢の中での就活になるということで覚悟しなくてはなりません。

今ある内定に違和感や不安を抱くことで就活をやり直したものの、納得のいく企業に出会えないという可能性も十分にあり、そうなれば心残りのまま卒業を迎えることになるでしょう。

また、志望する企業に出会えないだけでなく、いざ出会えたとしてもその企業から内定がもらえるとも限りません。そうなれば最悪、“内定がないまま卒業”を迎えることだってありえるのです。

せっかくやり直すわけですから、妥協は許されないでしょうし、妥協できないからこそ納得のいく就活ができるかどうかはわからないという事をしっかりと覚悟しておかなくてはなりません。

コロナによる影響はこれからも続く

これから就活をやり直す人は、今後の就活においてもコロナによる影響が続くことを覚悟しておいてください。コロナも一時はかなり沈静化したかに見えましたが、結局はまたぶり返し、数か月周期で変異と流行が繰り返されています。今のところ根本的な打開策があるわけでもないですから、やり直し就活でもコロナの流行に振り回される状況は続く見込みです。基本的には説明会なども引き続きオンラインが中心で、企業側との直接的な接触が少ないため、仕事や職場の雰囲気を感じ取りにくい状況が続きます。

就活のやり直しを決めた23卒生にも、これまでの就活ではそうしたことが原因で業界・企業理解が浅く、内定後になって自分の就活軸に合わないと気付いた人が多いはずです。その状況は今後も続きますが、次は後になって再び企業選びに失敗したと気付いても、再度やり直しをする時間的な余裕がありません。今後の就活では感覚的な情報の欠落を補うため、今まで以上に行動量を増やして多くの情報を集め、それらを比較検討することによって業界理解・企業理解を深めましょう。

ただし面接に関しては、感染者数の増減とその会社の考え方次第です。場合によっては対面面接を予定していたのに突然Web面接に変更されたり、逆にWeb面接から対面面接へと変更されたりなど、選考方法が急に変更される可能性があります。それに伴って企業側とメールや電話でのやり取りも増え、面接日程や面接時間、書類の提出方法なども、柔軟な対応を求められる可能性が高いです。急な変更があっても対応できるようメールや電話のビジネスマナーを把握し、Web面接と対面面接のどちらを求められても困らない対策をする必要があります。

また就活のやり直しを決めた23卒生の中には、これまで受からなかった企業と同種の二次募集を探す人もいるかもしれませんが、それには期待しない方が良いです。いま採用活動を行っていない企業が秋になって募集し始める可能性は低いですし、秋になったからと言って、募集枠の大小も学生からの人気傾向も今までと変わりません。

秋の二次募集でも大手企業や人気の業界・企業、コロナ禍で採用枠が減っている業界・企業は倍率が高いので、受かりにくい状況が続きます。やり直し就活では失敗したらもう後がないので、人気企業の二次募集にこだわるのではなく、現実的な選択肢の中でも満足のいく結果を得られるよう、根本的に考え方を切り替えることが大切です。

「就活をやり直す覚悟ができた!」と思った就活生は、キャリチャンが開催する「出遅れ&やり直し就活」に参加するとよいでしょう。就活のプロであるキャリアプランナーと二人三脚で就活をやり直すことができます。ぜひ新しい一歩を踏み出してください。

やり直しを決めた際にすべきことと成功法

やり直しを決めた際にすべきことと成功法

どんな時期であれ就活のやり直しは厳しいですが、就活のやり直しを決断した以上、成功のために万全な対策をしていきましょう!

ここでは「卒業」というタイムリミットまでに納得のいく内定獲得のための秘訣をご紹介します。さらに就活のやり直しを決めた際にすべきことも合わせて解説していくので、しっかりと確認していきましょう。

まずは早急に内定辞退を行う

内定承諾後でも、入社2週間前までであれば辞退をすることが可能ですので、まずは早急に内定辞退の連絡をします。いくら辞退OKでも、あなたに内定を出すことで企業側は“あなたが入社することを前提に準備”をしているわけですから、迷惑を最小限にするためにもすぐに連絡を入れることがマナーとなります。

内定辞退は電話から行い、次にメール、そして最後に手紙を送ります。基本的には内定辞退は「電話」だけで十分とされていましたが、電話の後にメールも送ることで、辞退の意向を伝えた記録を残しておけるため、のちのトラブル回避などに効果的ですので、しっかりと送っておきましょう。

下記より「電話」「メール」「手紙」それぞれの例文をご紹介します。

【電話】

学生:お忙しいところ恐れ入ります。先日内定を承諾させていただきました、〇〇大学△△学部の[名前]と申します。大変申し訳ないのですが、入社を辞退させていただきたいと思い、連絡させていただきました。

人事:そうですが、とても残念です。差し支えなければ辞退理由をうかがってもよろしいでしょうか?

学生:内定者研究に参加することによって、自分には○○の仕事よりも△△に携わる仕事の方が存分に力を発揮できるのはないかと考え、自分の適性などを考慮した結果、辞退させていただく判断を致しました。

人事:そうですか、かしこまりました。

学生:一度内定をいただきながら、辞退を申し上げるなどと多大な迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。何卒お許しいただきたくお願い申し上げます。

【メール】

この度は、貴社の採用内定を頂き、内定承諾をさせていただき大変光栄でした。誠にありがとうございました。

先ほどお電話でもお伝えさせていただいたのですが、最後まで悩んだ末、このような結果となってしまいました。大変非常識ではございますが、今回の内定については辞退させて頂くことをご了承いただきたくお願い申し上げます。

貴重なお時間をいただき、選考していただいたにも関わらず、このような結果となってしまい申し訳ありません。

今後とも、貴社のさらなるご発展を、心よりお祈り申し上げております。

【手紙】

貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

先日はお忙しい中、お電話を差し上げ、失礼致しました。 誠に勝手ではございますが、自身の進路についてあらためて考えた結果、貴社の内定を辞退させていただきたく存じます。

最後まで悩みましたが、自身の適性と希望職種を鑑み、貴社を辞退させていただきたく存じます。

貴重なお時間を割いて選考をしていただいたにも関わらず、お話を辞退させていただくのは、心苦しい限りですが、何卒ご容赦ください。

就職活動を通して、大変お世話になりましたことを心より感謝しております。

末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

敬具
平成〇年〇月〇日
〇〇大学△△学部4年
[名前]

まれに「直接言いに来て」と言われる場合がありますが、そのような場合は直接謝りに行った方が賢明です。なぜなら、そのような企業に対して「行かない」と言ってしまうと、のちに大きなトラブルに発展してしまう可能性があるからです。

しかし、明らかに引き留めようとしている場合や、説教がしたいだけに感じた場合には断ってしまってもOKです。

自己分析を行い、就活軸を見直す

内定辞退を行ったら次に自己分析を行い、就活軸を見直します。就活をやり直すという事は今ある内定に納得いっていないわけですから、今までのままの就活軸では意味がありませんので、改めて軸を立て直す必要があります。

またどんな時期であれ、企業数は減っていますし、卒業というタイムリミットにも迫っていますから、数打ちゃ当たるというわけでにはいきませんし、内定をもらっても入社しないであろう企業を受けている暇はありません。ですから自分に合った企業を効率的に受けていくためにも、就活軸の見直しは必要となるのです。

そのため、まずは動き出す前に自己分析を行い、就活軸を見直しましょう。この際に、どのような理由から就活をやり直そうと思ったのか、内定先の何が不満だったのかを合わせて考えながら就活軸を見直すことで、自分が目指すべき方向性が見えてきます。

また、「自分がやりたいこと」という視点ではなく、「自分にできること」という視点から企業を選んでいくと、あなたと相性の良い企業と巡り合いやすくなります。やりたいことが必ずしもあなたに合っているとは限りませんから、確実に自分に合っているものから選択をしていきましょう。

とにかく行動し、場数を踏む

就活軸を定めたらとにかく行動し、場数を踏んでいきましょう。「数打ちゃ当たる」から適当に選考を受けるのはNGですが、少しでも興味のある企業は積極的にエントリーしていくことが大切です。

どんな時期であれ、企業数は少ないですからじっくりと厳選することはできません。自分との相性を図るために長々と企業研究に時間を充てるわけにもいきませんから、積極的にエントリーし、自分の目で直接企業を見極めていきましょう。

また企業側もダラダラと採用活動を行う事はありませんので、人が集まり次第、募集を打ち切るといったこともありえます。ですから「気になってた企業のエントリーを先延ばしにしていたら終わってた」という事がないよう、気になった場合にはすぐにエントリーしましょう。

こうして場数を踏むことで面接の雰囲気に慣れることができるため本領を発揮しやすくなりますし、経験値も上がることから就活成功率も上げることができます。

就活やり直しならではの質問も対策する

就活をやり直すうえでは、「なぜ就活をやり直したのですか?」という、就活やり直しならではの質問に答えられるようにしておく必要があります。就活スタート時には聞かれることのない質問ということで対策を行っていない人がいますが、夏以降に就活をやり直すのであれば対策が必要となります。

「なんとなく」「口コミが悪かったから」などといった曖昧な理由では「困難から逃げるタイプ」「周りに流されやすいタイプ」と判断されてしまう可能性がありますので、具体的に理由を述べる必要があります。そのためにもまずは、自分の中で就活をやり直したいと思った理由を明確にしましょう。

「志望の部署に配属させてくれないから」「馬が合わなそうだから」と理不尽な理由や、勝手なイメージによるものは印象を悪くしてしまう可能性がありますので、伝え方に注意しましょう。「自分が活躍できる仕事は○○ではなく△△だと思い、就活のやり直しをした」などという伝え方にすれば悪い印象を抱かれずに済むでしょう。

就活のプロに頼ると心強い!

どんな時期であれ、厳しい戦いとなる就活やり直しですが、そんなやり直しも大学のキャリアセンターや就活エージェントなどの就活のプロに頼るととても心強いです。

特にオススメは就活エージェントです。就活エージェントは就活を知りつくし、学生の支援を行う事を目的に活動していることから、手厚いバックアップを受けることができます。特に就活のやり直しで難航しがちな「企業探し」も就活エージェントに頼ればサクッと済ませることができます。

就活のやり直しは「卒業」というタイムリミットも迫る中、数少ない企業からいかに自分の納得できる企業と出会えるかがポイントとなりますので、独自のコネクションからあなたに合った企業をピンポイントに紹介してくれる就活エージェントはとても効率的です。

キャリチャンでも、就活をやり直す人のサポートに特化したイベント「出遅れ&やり直し就活」を開催しています。あなたに合った企業の紹介はもちろん、内定獲得のためのサポートを行います。卒業式までに納得のいく企業からの内定獲得をお約束します。完全無料ですので、ぜひ気楽にご参加ください。

おわりに

就活は遅くとも入社2週間前であればやり直しが可能です。しかし、どの時期からのやり直しだとしても厳しい戦いになることを覚悟しておいてください。どのような時期であれ、就活スタート時よりも企業数は圧倒的に減っていますし、新型コロナウイルスの影響ももろに受けることとなるでしょう。

しかし、少しでも迷いがある状態で入社してもうまく行きませんから、自分が納得できるよう、どんなに厳しいものでも就活のやり直しを行いましょう。

その際には、徹底した自己分析から就活軸を見直し、「自分にできること」を中心に企業を探してください。焦りから数打ちゃ当たるでエントリーしても意味がありませんから、自分に合った企業を見極め、場数を踏んでいきましょう。

そしてサポート役として就活エージェントに頼りましょう。キャリチャンでも就活をやり直すあなたを全面的にサポートしていきます。ぜひ気楽に「出遅れ&やり直し就活」へご参加ください!

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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