内定式が行われるのはいつ?日時と開催目的・内容などをわかりやすく解説

 2022年11月1日

内定先を決めたそうですね。おめでとうございます。就活お疲れ様でした。内定式までは少しゆっくりできますね。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

ありがとうございます。でも内定式って、いつですか?ようやく内定先が決まったし、旅行でも計画しようと思ってるんですが、どうしても出なきゃダメなんでしょうか。そもそも内定式って、何をするんですか?

内定式は、企業が内々定を出していた学生に対し、正式な内定を与える式典です。たいていの企業では10月ごろ、入社前に企業理解を深めたり、社員との交流をはかったり、学生の入社意志を最終確認したりする目的で行われます。
学生の中には内定先から詳しい案内がなく、不安に感じている人もいるかもしれませんね。今回は、内定式がいつ行われるのかと、その内容や目的について解説します。内定式でのマナーと準備も合わせて掲載しますので、参考にしてください。

キャリアプランナー 岡田

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内定式が行われる時期はいつ?

内定式が行われる時期はいつ?

内定を決めた就活生のもとには、そろそろ内定式の案内が届いた頃でしょうか。内定式は学生の皆さんが、これから社会人になるために踏み出す、大切な第一歩です。

しかし、内定式がどのようなものなのか知らないと、心構えもできませんよね。そこでまず初めに、内定式とはいったい何なのか、いつ行われるものなのか解説します。

そもそも内定式とは

内定式とは、内々定を出していた学生に企業が正式な内定を与えるために行う式典です。皆さんよく知っていると思いますが、内々定と内定では、法的な意味合いがまるで違います。

内定は、内定通知書と入社承諾書を取り交わすことによって、企業と学生が来年度からの雇用を互いに約束したもので、法的に有効な労働契約です。

学生がこの労働契約を破棄しても罰則はありませんが、企業の方から正当な理由なく取り消した場合には、損害賠償請求の対象となります。

これに対し内々定は、あくまでも「いずれ内定を出しますよ」という口約束に過ぎません。企業イメージを損なう恐れがあるので、余程の理由がない限り企業が内々定を取り消すことは稀ですが、法的には、企業が一方的に内々定を取り消しても罰則がないのです。

内定式では、法的拘束力のなかった内々定から、正式な労働契約である内定へと切り替わります。つまり内定式は企業が学生に対し、法的な拘束力を持った正式な労働契約として、来年度からの雇用を約束する式典ということです。

ただし内定通知書と入社承諾書のやり取りは式典でなくても可能ですから、口約束から正式な内定に変わったことを象徴するただのセレモニーとして、内定式を行う企業もあります。

いずれにしても内定式や内定承諾書の提出を機に正式な労働契約が結ばれるということで、本当にこの内定先に入社してもいいのか迷い始めてしまう就活生が結構います。そういう人には、キャリチャンの無料イベント「就活相談会」がオススメです。プロのキャリアプランナーがマンツーマンでサポートしますので、一緒に内定先を見直し、後悔のない決断をしましょう。

内定式は10月1日が一般的

いつ内定式をやるか明確な決まりはありませんが、一般的な企業では、10月1日に内定式を行うのが慣例です。

もともと経団連によって内定の解禁日は10月1日以降、つまり、10月1日を過ぎないと内定を出すことができなかったことから、内定式も解禁日に合わせた10月1日に行うのが一般的で、就活ルールが廃止された今でもその名残が続いています。

また、経団連のルールとは関係なく、比較的早めに内定を決めた学生の中だるみを防止する目的で、10月に内定式を行う企業もあります。10月は、入社式の行われる4月1日から起算してちょうど半年前に当たるため、区切りが良いのです。

ですので内定式の日取りがはっきりわかるまで10月の予定はなるべく開けておく方が無難でしょう。また近年の就活は早期化が進んでいますが、内定式の日取りに変更がないことが多いようです。

10月以外に行う企業や内定式自体やらない企業もある

内定式をいつやるか決まりがあるわけではないので、10月1日以外に内定式を行う企業もありますし、内定式自体やらない企業もあります。

[10月以外に内定式をやる企業]

内定解禁を10月1日以降と定めた倫理憲章ルールは、経団連に所属していない企業には関係ありません。10月に限らず、いつ内定式を行うかは、その企業の考え次第ということになります。

そのため10月以外に内定式を行う企業は、経団連と関係ない中小企業が多いです。また外資系企業など、本社が海外にある企業では、そちらの時期に合わせて内定式を行うこともあります。

経団連に所属しない企業が、具体的にいつ内定式を行うかはばらつきがありますが、近年は春ごろ内定式を行う企業が多くなってきたようです。

[内定式をやらない企業]

内定通知書と入社承諾書のやり取りは、郵送や個別の来社など式典以外でもできますから、企業によっては内定式自体を行わないところもあります。大勢の学生を集めて式典を行うには、交通費や会場費などの大きな経費がかかるためです。

ですから、以前は内定式を行っていた企業でも、コスト削減を理由に内定式を止める企業があります。加えて、特別な理由があるわけではなく、単純に内定式を行う慣例がない企業も少なくありません。

経団連に所属しない企業ではいつ内定を出すか制限されていないので、合否決定から短期間で入社意志の確認を求められ、内々定の状態を長く継続しない企業もあります。

前述のように、内定式は内々定から内定へ切り替わったことを象徴する式典ですから、そうした企業ではむしろ、わざわざ内定式を行う理由がないのです。

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企業が内定式を行う3つの目的

企業が内定式を行う3つの目的

多くの企業が10月になると当たり前のように内定式を行いますが、企業はなぜ内定式など行うのでしょうか。内定通知書や入社承諾書などのやり取は郵送もしくはWebでも行えるのに、なぜわざわざ内定者を集めるのか疑問に感じる人もいますよね。

ここではそんな、企業が内定式を行う3つの目的について解説していきます。わざわざ内定者を集めるその意味や目的を知り、参加するための準備をしっかりと行っていきましょう。

会社についての理解を深めてもらう

企業が内定式を行う目的の1つは、会社の雰囲気や事業内容、会社が目指している方向性などを共有し、内定者に会社についての理解を深めてもらうことです。

やり方は企業によって異なりますが、社長や役員が将来的なビジョンを語ったり、組織や事業内容についてオリエンテーションを行ったり、社内を見学したりします。企業は内定式を通して、HPや説明会、面接などの中では伝えきれなかった、より具体的な会社の姿を内定者に知ってもらいたいのです。

入社前に会社のことを知り、自分が持っているイメージとのギャップをすり合わせることができるのは、内定者にとってもメリットだといえます。

学生同士や社員との親睦を深めてもらう

来年度の新入社員となる内定者同士の交流や、内定者と会社で実際に働いている社員との親睦を深めることも、内定式の目的の1つです。

就活中は仕事の内容や待遇面にばかり気を取られがちですが、社会で働くうえで、一緒に働く人や周りとの人付き合いは非常に重要な要素になります。

どんなに仕事が好きでも、上司や先輩と上手くいかなければストレスですし、互いに励ましあえる同期の存在も欠かせません。社内で良好な人間関係を築けるかどうかが、入社後のモチベーションやパフォーマンスにも関わるので、入社前に交流の場を設けているのです。

内定者にとっても、入社前に実際に会社で働いている社員から、会社や仕事についてのリアルな話を聞ける貴重な機会となります。

意思確認をするため

企業が内定式を行う最大の目的は、内定者の入社意思を最終確認することです。

その場で直接書類を取り交わさない企業もありますが、基本的には内定式を区切りに、内定者は会社と正式な労働契約を結ぶことになります。そのあとは来年度の人事が確定したものとして、企業は研修や懇親会など、入社へ向けた次のステップへと進みたいのです。

それなのに、学生が内定ブルーに陥ったり他社に目移りしたりして、内定辞退者が出ては困ります。内定式で会社への理解を深めてもらうのも、同期や既存の社員とのコミュニケーションをはかるのも、ひとえに内定者の入社意思を高めたいがためです。

ですから簡単に言えば、会社は内定式を通して「本当に入社してくれるよね?」と念押ししているといえます。「そんなこと言われても分からない」「まだ決心ができていないのに困ったな」と感じる人は、キャリチャンの無料イベント「就活相談会」を活用してください。プロのキャリプランナーと一緒に入社への決断ができない理由を解明し、晴れやかな気持ちで内定式へ臨めるようにしましょう。

利用者の声

内定式の主な内容と流れ

内定式の主な内容と流れ

内定式には会社についての理解を深めてもらったり、学生同士の交流、学生との意思疎通などさまざまな目的があることをご理解いただけたと思います。そんな内定式を行う企業の目的を理解したら次は内定式の具体的な内容な流れについて確認していきましょう。

ここではそんな内定式の主な内容と流れについてご紹介していきます。企業によって細かな部分は異なってきますが、大まかな流れを把握しておくこと参加しやすくなると思いますので、しっかりチェックしていきましょう。

招待状を受け取る

内定式が近づくと、企業から内定式の招待状が届きます。内定式がない企業もありますので、いつまで待っても招待状が届かないからといって、心配しなくても大丈夫です。

内定式の招待状はメールで届くことが多いですが、企業によっては手紙が郵送されてくることもあります。どちらにしても出席か欠席か回答を求められますので、すぐに返信するのが基本です。

メールの場合は担当者の都合を考え、なるべく営業時間内に返信します。メールを開かなくても招待状への返事だとわかるよう、件名は「Re:」を付けたままにするとよいです。

本文では、内定式の出欠連絡をくれたことに対するお礼を述べ、出席か欠席か明示します。ビジネスメールですので、誤字脱字のないように注意しましょう。

下記に、メールで返信する場合の例文を紹介しますので、参考にしてください。

【例文・内定式招待状に対する返信メール】

○○株式会社
○○株式会社 総務部人事課○○様

お世話になっております。
○○大学○○学部○○学科○○です。

この度は内定式のご案内をいただき、誠にありがとうございます。
○月○日の内定式には、喜んで出席させていただきます。

今後お世話になる方々にお会いできるのを、楽しみにしております。
よろしくお願い申し上げます。

○○(署名)

内定式の案内が手紙の場合は、たいてい自分で文章を書く必要はなく、「出席・欠席」に丸をして返送する形が多いです。

社長・役員からの挨拶

内定式当日の式典は、一般的に社長や役員など、経営幹部の挨拶から始まります。挨拶の内容は企業や挨拶をする人によっても異なりますが、おおむね企業理念や、入社後にどう働いてほしいかなどといったことを話されることが多いようです。

会社全体のかじ取りを担う人たちが、未来の人材に対しどのような期待を持っているのかわかります。会社の方向性や企業風土が反映された話になるはずですので、入社に向けた心構えとして、心にとめておきましょう。

また各部署の上司が挨拶していくケースもあります。各部署の上司は直接的に一緒に働くことになる社員となりますので、仕事に対する姿勢や人柄などをチェックしておきましょう。

事業内容の説明・社内見学・内定書授与など

経営陣の挨拶のあと、内定式の中身は企業によってさまざまです。会社への理解を深めてもらうために事業内容を説明したり、社内見学をしたりする企業もあります。どれもこれまでの説明会や面接時には知りえなかった企業について知ることができるため、入社後をイメージしやすくなるでしょう。

企業によっては簡単な業務体験や部署ごとに集まり社員の紹介などを行うケースもあります。業務や社員について理解を深めてもらうことを目的とした内容のものが多いので覚えておきましょう。

また、内定書を授与したり、いつ研修を行うのかなど入社までのスケジュールを説明したりして、内定者の意識を高める内容のものを用意する企業も多くあるようです。

内定者自己紹介

採用人数にもよりますが、内定者が自己紹介する場を設けている企業がかなりあります。一人一人順番に自己紹介していくと時間がかかりますので、内容は簡潔にまとめてください。

「名前」「大学」「学部学科」「出身地」といった簡単なプロフィールを述べ、最後に入社後の抱負や決意表明などを話すのがコツです。

声が小さかったり口ごもったりして聞き取りにくいと、会社での第一印象が悪くなりますから、明るくハキハキと挨拶するよう意識します。

社風によっては砕けた雰囲気で行うところもありますが、あくまでも企業のイベントであって、大学のサークル活動ではありません。

インパクトを与えたいとしても、一発芸などは空気を読んで行いましょう。

懇親会(リクリエーション)

内定式では、内定者同士や内定者と社員との親睦を深めるために、懇親会を行う企業が多いです。懇親会はリクリエーションを行ったりフリーで話せる時間を設けたりして、周りの人と交流できるイベントとなります。

メインは食事会です。食事やお酒を楽しみながら同期となる内定者同士、すでに働く社員と交流していきます。お酒が出るケースが多いため、飲みすぎや羽目を外してしまわぬように注意してください。また食事はブッフェ式、着席式と企業によって異なりますので、それぞれの食事マナーをあらかじめチェックしておいてください。

親睦の場はこれから一緒に働く同期との信頼を深めるいい機会ですし、すでに働く先輩社員と交流を持てることから、入社後にも安心して仕事をしていくことができるようになりますので、積極的に交流を持ちましょう。

ビンゴのような参加型のゲームや、社員紹介ムービーの鑑賞、芸能人のパフォーマンスなど、それぞれの企業でユニークな企画を考えていますので、楽しみにしておきましょう。

書類などの手続き等

内定式では入社に向けた書類上の手続きや、内定通知書と入社承諾書を取り交わし、内定確約の手続きを行う企業も多いです。最近では事前に郵送やWeb上でやり取りを行うケースが多いですが、まれに内定式を通してやり取りを行うケースもありますので、企業側から指示がある場合には従うようにしましょう。

内定式の案内状にハンコなどの持ち物が指定されている場合は、必ず忘れずに持って行ってください。配布物を受け取るケースも考えられますので、クリアファイルなどを持参するとよいです。

内定式で提出すべき書類は基本的に”内定式が提出期限日”となりますので、忘れてしまったり、記入漏れがないようにしてください。入社するまでは就活が続いていると思って気を抜かないよう、しっかりと対応していきましょう。

内定式を通して不安を感じたら

内定式の流れは上記のようなものですが、そうした一連のセレモニーを通して会社についての理解を深める中で、残念ながら「やっぱりこの会社、自分には合わないかも」と感じてしまう就活生も実は案外少なくありません。社長や役員の挨拶に対して違和感を感じたり、先輩社員との交流で雰囲気に馴染めないと感じたりなど、入社式を経験することによって、このままその会社に入社することに不安を抱いてしまうことがあるのです。

ですから内定式から帰ったら、その日一日のことを思い返して、その会社でやっていけそうか再検証することが大切です。内定式に出席してしまったからと言って、絶対その会社に入社しなければならないというわけではありません。確かに、内定式前と比べると内定辞退や再就活が大変にはなりますが、「合わない」と感じながらイヤイヤ入社する方が、よほど苦労することになります。入社してから結局は早期退職となるよりは、今ここで再検証しておくべきなのです。

もしも内定式を通して入社先を考え直したいと思ったら、キャリチャンの無料イベント「内定辞退&再就活サポート」に相談してください。内定式後でも円満辞退する方法を、プロのキャリアプランナーがアドバイスします。卒業までの時間は限られていますが、もちろん再就活のお手伝いもしますので、一緒に「ここだ」と思える1社を見つけていきましょう。

内定式で守るべきマナーと準備すべきこと

内定式で守るべきマナーと準備すべきこと

内定式では同期となる内定者と交流を持ちますので、悪い印象を与えてしまうと仕事がしづらくなるでしょう。また同期だけでなく、会社の上司と濃い交流を持つ場ということで、そんな上司たちに悪い印象を与えてしまうとさらに入社が気まずいものとなると思います。

ここではそうならないために、内定式で守るべきマナーと準備すべきことについて解説していきます。濃い交流を持つ場だからこそ、マナーをしっかりと守り、入社に向けての準備をしていきましょう。

自己紹介の練習&再度企業研究

内定式の前には、自己紹介の練習と企業研究をもう一度行ってください。内定式では、内定者が一人ずつ自己紹介を行う企業が少なくありません。

自己紹介でつまづくと第一印象が悪くなりますから、スムーズに言えるよう練習しておきます。また自己紹介以外にも、懇親会などで先輩社員と会話する可能性が高いです。

会社について何も知らない状態で参加すると、内定先への志望度や入社意欲を疑われますので、事前にもう一度企業研究を行い、ある程度理解を深めたうえで参加しましょう。

「どう働いていくのか」を考えて参加する

内定式には、その企業で実際にどのような仕事がしたいのか、どう働いていくのか想定しながら参加してください。

ただ呼ばれたから参加したというスタンスでは、会社の説明にもしっかり耳を傾けられませんし、同期や先輩との交流も上手くいきません。せっかく入社前に用意された機会に企業理解や親睦が進まず、入社後に自分のイメージとのギャップを感じてしまい、ミスマッチを起こしかねないのです。

くり返しになりますが、多くの企業では内定式を区切りとして、それまでの内々定から内定という法的に有効な労働契約に切り替わります。

内定式後に学生が辞退しても罰則はありませんが、基本的には「内定式に参加する=入社する意思を固めている」という意思表示です。

「ここに入社を決めていいのか」というスタンスではなく、「入社したらこう働く」という風に、入社後を見据えることが大切になります。

先輩社員などに対して丁寧に対応する

当然ですが、内定式で会う先輩社員には、いつも以上に丁寧な対応を心がけてください。

その人たちは入社後、あなたに仕事を教えてくれる先生であり、あなたを評価・監督する上司にもなります。敬語を使うだけでなく、態度などにも気を付けましょう。若者言葉はもちろん、足組むなど横柄な姿勢もNGです。

また、入社後同期となる内定者同士でも、失礼がないように接します。ここで印象が悪くなると、入社後に関係がギクシャクし、仕事以前に人間関係で苦労しかねません。

失礼な態度が過ぎると、職場環境や企業イメージを損なうと判断され、「内定取り消し」も十分あり得るので要注意です。

身だしなみを整える

内定式に参加する際に意識的な部分を整えることも大切ですが、見た目を整えることも大切です。人の印象は視覚情報が大半を占めていますので、身だしなみをしっかりと整えないといくらすごい能力を持っていても良い印象を与えられません。

ましてや同期となる内定者や面接を行っていない社員は学生の内面を知らないため、初めに受ける視覚情報が第一印象を大きく左右しますので、清潔感のある身だしなみをしないと、そこから印象を挽回するのは難しくなるでしょう。

清潔感のある髪型や服装、メイクを意識してください。「就活の時は化粧を薄くしてたから内定式はいつものに戻す」といったことがないよう、就活時のメイクをするようにしてください。また男性も髭はしっかりと剃るようにしてください。

髪型も就活を終えた時点で染めている人もいるかもしれませんが、内定式に参加する際には黒くするようにしてください。「就活時と同じ」を意識することが大切です。

内定式を欠席する場合は速やかに連絡する

そもそも内定式は、原則的に全員参加しなければならないものです。個人的な理由で欠席してよいものではありません。しかし、やむを得ない事情で内定式を欠席する場合は、速やかに連絡しましょう。

内定式の案内が届いた時点で、出席が難しいとわかっている場合は、返信でその旨を伝えます。出席できない事情はそれぞれですが、以下に一例をご紹介しますので、参考にしてください。

【内定式を欠席する際の連絡メール例文】

件名「内定式欠席のご連絡」

○○株式会社
総務部人事課○○様

お世話になっております。
○○大学○○学部○○学科の○○です。

この度は、内定式のご案内をいただきましてありがとうございます。

誠に恐縮ですが、当日は学生生活の集大成として○○学会で発表を行う予定となっておりますので、残念ながら内定式を欠席させていただきたく存じます。

せっかく貴重な機会をいただきましたのに、出席できず大変申し訳ございません。

もし、内定式にて提出すべき書類や配布物などがございましたら、今後のやり取りについてご相談させていただけますと幸いです。

お忙しいところお手数をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。

○○(署名)

また、出席の返事をしたにもかかわらず、体調不良などで参加できなくなった場合は、電話で連絡します。

電話で伝えるべき内容は、「自分の名前と大学名」「内定式を欠席する理由」「謝罪」です。

体調を崩してしまったのは仕方がありませんが、急な予定変更となりますので、失礼にならないよう誠意を込めて話しましょう。

【内定式を欠席する際の電話例文】

お世話になっております。
私、明日の内定式にご招待いただいております○○大学○○学部の○○と申します。

直前で恐縮ですが、今朝から体調を崩してしまいまして、残念ながら明日の内定式を欠席させていただきたくご連絡いたしました。

せっかく貴重な機会をいただきましたのに、急な欠席となってしまい、大変申し訳ございません。

内定式で書類の手続きがあると伺っておりましたが、そちらはどのようにすればよろしいでしょうか?

企業に電話する際は、昼休みの時間帯を除く、営業時間内にかけます。

おわりに

いつ開催するかは企業次第ですが、10月1日に内定式を行う企業が多いです。

内定式は入社前に企業への理解を深め、内定者同士や社員との親睦をはかり、内定者の最終的な入社意志を確認するために行われます。内容は企業によって異なりますが、事業内容の説明や自己紹介、懇親会、内定確定の書類手続きなどを行うのが一般的です。

内定式では、ほかの内定者や先輩社員と、直接話す機会がたくさんあります。敬語を使うことはもちろん、態度次第では内定取り消しもあり得るので、失礼のないよう十分注意してください。

「内定式に参加する=入社する意思を固めている」という意思表示になります。いつ内定式に呼ばれてもいいように心の準備をし、事前にもう一度企業研究、自己紹介の練習、社会人マナーの復習もしておきましょう。

自己紹介や社会人マナーに自信のない人は、就活エージェントに頼るのがオススメです。社会人経験豊富なエージェントが、プロとして適切なアドバイスをしてくれます。

キャリチャンでも、「就活相談会」という無料イベントを行っているので、ぜひご活用ください。相談内容は「自己紹介やマナーに自信がない」でも、「内定式を前に、本当にここでいいのか不安になってきた」でも、何でもOKです。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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