就活は秋からでも間に合う!秋採用を勝ち抜くための絶対条件を伝授します
2024年2月9日
部活の引退試合が終わったようですね。お疲れ様でした。
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
ありがとうございます。でも、今の時期からの就活は不安で……。「秋採用」って難しいんですよね?
確かに、ほとんどの企業は春夏で採用枠の大部分を確保しているので、当然空いている椅子は少ないです。しかし、それは狙い目ともいえますよ。
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
そうなんですか?では、まだまだチャンスはあると思っていて大丈夫かな。どんな対策をすればいいか教えてください!
では、今回は厳しい秋の就活を成功させるコツを伝授しましょう。秋の就活ならではの質疑応答の具体例も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
キャリアアドバイザー 岡田
秋に行う就活について
企業が秋に行う採用活動のことを「秋採用」といいます。
秋採用を行う企業は、春夏に採用予定人数を満たせなかった企業や、部活や公務員試験などで就活できなかった学生を採用したい企業、大手との競合や内定辞退を避け秋から選考を行う企業などさまざまです。
「秋採用は厳しい」とはよく聞きますが、他の時期の就活と、具体的に何がどう違うのでしょうか。まず初めに、秋採用の他の時期との違いや、秋に就活する学生の特徴などについて解説します。
秋採用の特徴と他の時期の就活との違い
企業が秋採用を行う時期は、9月初旬~11月末です。今から始めるとなると準備期間がありませんから、非常に短期戦となります。
経団連の指針では、新卒の採用活動は3月1日募集開始、6月1日面接解禁、10月1日内定出しと定められているので、一般的には3月1日からエントリーを受け付ける企業が多いです。
それに合わせ、通常は3年生の夏ごろから自己分析や企業・業界研究、筆記試験対策などをしておき、3月中にエントリーして、4月頃書類選考の結果を受け取ります。
面接解禁は6月とされていますが実際はもっと前倒しで選考が行われ、6月後半か7月には内々定をもらって、10月に行われる内定式に向け内定承諾先を決めるという流れです。
しかし秋採用では、そうして1年以上かけて行う就活のすべてを3カ月に凝縮しなければなりません。
スタート時期が遅い分、ほとんどの企業は選考フローを短く設定しています。秋の採用者も春夏と同じく、10月の内定式に間に合わせたいと考える企業が多いのです。そのため、8月の終わりか9月の初めに募集を開始してから、比較的すぐ面接などの具体的な選考に入ります。
さらに一次面接と二次面接の合間が短かったり、面接の段階を少なくしたりして、エントリーから最終面接の結果が出るまでのスピードが早いです。
じっくり分析・研究して企業選びをする時間もなければ、次の選考への準備をする時間も短いというのが、春夏との違いになります。
そして秋に行う就活の最大の特徴は、採用枠が少ない分、倍率が高くなることです。秋の採用枠を春夏の募集とは別にする企業も一部ありますが、基本的にはほとんどの企業が、春夏の時点ですでに採用予定人数の大部分を確保しています。
秋に募集される採用枠は、春夏で満たせなかった定員の残りや内定辞退の穴埋めなど、ごく少人数です。その中でも、少しでも条件の良い企業に行こうと一部の企業に学生が集中し、なおさら高倍率となります。ですから「秋採用は厳しい」という噂は、間違っていないのです。
秋に就活をする学生の特徴
秋に就活する学生は、大きく分けて以下のような2種類の特徴があります。
- 理系学生
- 体育会学生
- 海外留学していた学生
- 公務員志望
- 内定がもらえないままここまで来ちゃった人
- ダラダラしてたらこの時期まで長引いてしまった人
- 現実から目を背けて就活をしてこなかった人
上の4つは、比較的ポジティブな理由です。
論文や学会など研究に没頭していて就活を後回しにした理系学生や、部活の大会などのため夏まで就活できなかった体育会系の学生が、秋から大勢就活を始めます。
また、長期海外留学していて春夏の就活時期を逃した学生や、公務員試験を受けたものの不合格となった学生も、秋から就活する人が多いです。
そういった明確な目的をもって、就活以外のことを優先するのはその人の価値観ですし、企業に与える印象もそう悪くはないでしょう。
本格的な就活が秋からとなってしまうのは仕方ありませんが、そうはいっても秋採用の倍率が高いことに変わりはないので、厳しい戦いになることは理解しておいてください。
問題なのは、上の4つに当てはまらない、ネガティブな理由の人です。春夏から就活していたのに内定がもらえなかった人や、なんだか本腰が入らないままダラダラ就活していた人は、秋から就活をやり直すことになります。
加えて、ここまで現実逃避して就活しなかった人も、さすがに秋になると就活を始める人が多いです。
しかし、理系でも体育会系でもなく、海外留学や公務員試験といった目的もなく秋に就活する学生は、企業からの印象も良くありません。この遅れは相当なハンデとなりますので、かなり厳しい戦いになるという覚悟が必要です。
実は「秋採用」は狙い目でもある!
「秋採用が厳しい」という噂は本当ですが、裏を返せば、実は狙い目でもあります。なぜなら、「ここで決まらなければ崖っぷち」と思っているのは学生だけでなく、企業も同じだからです。
前述のように、秋採用は採用枠が少ないですし、選考フローが早くてスケジュールも詰まっています。しかし秋採用は、そう悪いことばかりとも限りません。
企業によっては、内定式も近づいているのになかなか優秀な学生が集まらなかったり、予想以上に辞退者が出たりして、焦っているケースがあるのです。そういう企業は採用に必死となっているため、秋は意外と内定が出やすいこともあります。
もちろん、自分の希望する企業がそんな状況かどうかはわかりませんので、甘い考えは禁物です。
やはり秋の就活では、厳しい戦いに挑む覚悟と対策が必須になりますので、この後の項で確認していきましょう。
秋に就活を行う際の覚悟と注意点
厳しいといわれる秋採用も、実は狙い目である場合はあります。しかし、春夏と同じようにやっていて受かるほど甘くはありませんので、やはり相当な覚悟が必要です。
ここからは秋の就活に挑むのに、具体的にはどんな覚悟が必要なのか解説します。
企業数が少ないのは事実
秋の就活に挑むには、まず「秋採用を行う企業は少ない」という事実を、しっかり受け止めなければなりません。
初めに説明したように、企業は3月に募集を始め、6~7月には内々定を出すのが一般的です。内定式は10月ですが、おおかたの学生が8月頃までにどの企業の内定を承諾するか決め、就活を終えていきます。この時点で来年度の採用予定人数が満たされれば当然、企業の採用活動も終了です。
春夏とは別に秋の採用枠を設ける企業はほんの一握りに過ぎず、秋採用を行う企業のほとんどが、春夏に満たせなかった予定人数の残りや内定辞退者の穴埋めを目的にしています。
近年売り手市場だとはいえ、大多数の企業は春夏で採用活動を終えますので、秋に募集している企業は絶対的に少ないです。
募集している企業が少ない分、秋に探しても自分に合った企業や自分の希望する企業は、すでに残っていない可能性があることを理解しておいてください。
ライバルの質が高い
秋になると、それまで就活していなかったハイレベルなライバルたちが大勢、就活に参戦してきます。前の項でお話ししたような理系や体育会系、留学帰りの学生、公務員志望から民間に転向した学生などです。
科学的知識を持つ人材は絶対数が少ないですし、合理的で探求心の強い理系の学生は、専門職でなくても需要があります。
また、ハキハキとして印象がよく努力家のイメージがある体育会系の学生は、体力的にきつい仕事だけでなく、営業などコミュニケーション能力を必要とする職種でも人気です。
加えて、語学堪能な長期留学帰りの学生や、公務員志望から転向した基礎学力の高い学生などは、優秀なので企業も好みます。
もともと募集されている企業数も採用枠も少なく高倍率なうえに、そんなハイレベルなライバルに囲まれて、勝ち抜かなければならないわけです。秋採用は、間違いなく厳しい戦いになることを覚悟してください。
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予期せぬ締め切りに注意
予定されたスケジュールに沿って行われていた春夏の採用と違い、秋採用は企業が採用予定人数を確保できた時点で、突然打ち切られることがあります。
ほとんどの企業が春夏の採用枠の残りや内定辞退者の穴埋めで秋採用を行っていますから、採用枠がそれほど多くありません。
10月の内定式も迫っていますし、研修などを早く始めるためにも、できるだけ時間をかけずに決めたいと企業は思っています。満足する人材さえいれば早々に内定を出し、その時点をもって、企業は採用活動を終了するのです。
春夏のように明確な終了期日がない分、企業の採用情報を常にチェックし、早め早めの行動を取ることが必要になります。極端にいえば、今日募集していた企業が、明日も募集しているとは限らないので注意してください。
「問題がある学生」と思われているかも?
春夏と違い、企業は秋に就活する学生に対し、厳しい目を向けています。
通常の就活スケジュールから考えれば、秋の就活はずいぶんと遅い時期です。秋に就活する学生の事情はさまざまですが、特別な理由がない限り、企業は「内定がないから秋まで就活をしている」という目で見ています。
そして、あらかたの学生がすでに内定先を決めた後で就活している理由を「今の時期まで内定がもらえないのは、本人に何か問題があるからでは?」と疑っているのです。
つまり、質疑応答の前から、「問題のある学生かも」という先入観を持たれている可能性があることを、覚悟しておく必要があるのです。
前述のように、部活や公務員試験といった明確な目的を説明できればよいですが、そうでない場合はかなりのハンデになります。ですから面接では、それを打ち消すくらいの好印象を与える必要があります。
秋に採用している狙い目企業と探し方
秋採用は春夏の残りであるため企業数が少ないとお話ししましたが、具体的にはどのような企業が採用活動を行っているのでしょうか。
秋採用をしている企業の特徴と、数少ない秋採用の狙い目企業を探す方法について解説します。
秋に採用している企業の特徴
秋採用を行う企業は、ベンチャー企業や中小企業など、比較的事業規模の小さい企業が中心です。単独では規模が小さいですが、中には大手企業の子会社などもあります。
職種としては飲食や介護といった、時間が不規則だったり肉体労働のイメージがあったりして、学生に人気のない業界が多いです。つまり、秋採用では大部分が、知名度や人気がなく学生が集まりにくい企業となります。
残念ながら、大手企業や有名企業が秋採用を行うことは、ほとんどありません。内定辞退者が出た場合のみ、まれに追加募集を行うことがありますが、レアなケースです。あったとしても、極端な高倍率となることが予想されますので、あまり期待しない方がいいでしょう。
秋採用の狙い目企業
秋の就活で狙い目の企業は、「大手企業の子会社」や、「世間的な知名度は低くくても業界内では有名な会社」などです。
大手企業の子会社は、たとえ単独での事業規模が小さくても、同じグループ内に属する企業として、福利厚生は大手並みにしっかりしています。
大手と労働組合が共通であることも多く、グループ会社間で人事交流したときあまりに大きな差が生まれないよう調整されているのです。大手のグループに属していても、子会社であれば、秋まで募集している企業はあるでしょう。
また、世間一般には知られていなくても、業界内では有名な企業は結構あります。そうした企業の知名度が低い理由は、製品が一般消費者向けではないので、大規模な広告を行わないからです。
しかし実際には業界内で大きなシェアや実績があり、業績は安定しています。学生に広く知られていないため秋まで残っていますが、実は将来性も高く、給与面も安定している優良企業です。
以上のような企業を狙っていくと、大手企業や有名企業でなくても、条件の良い企業を見つけられます。ただし、どんなに福利厚生や給与が良くても、仕事や社風が自分に合わなければ長続きしません。
企業選びで一番大切なのは、「自分に合った企業」を探すことですので、忘れないでください。
秋採用をしている企業の探し方
秋採用でも、リクナビやマイナビなどの就活ナビサイトで、求人情報を検索できます。
秋は企業数が減っていますが、就活サイトへの掲載は企業にとってコストがかかるので、比較的募集人数の多い求人が多いです。募集情報は日々変わっていきますので、こまめにチェックが必要になります。
ナビサイトだけでなく、スカウト型の求人サイトにも登録しましょう。自分から調べなくても、秋採用を行っている企業がわかるので便利です。企業の方から、ある程度条件に合う学生に声をかけて来ますから、内定にも直結しやすくなります。
また秋採用では、できる限り合同企業説明会へ参加してください。当たり前のことですが、合同説明会に参加している企業は、その時点で積極的に採用活動をしている企業です。探す手間も省けますし、同時に複数の企業の説明を聞いて比較することもできます。気に入った企業があれば、その場でエントリーすることもできるので効率的です。
しかし、それら3つの手段を合わせても、企業数が少なく短期戦となる秋採用の企業探しに十分ではありません。秋採用で残り少ない優良求人を探すには、就活エージェントを活用するのが一番です。
就活エージェントなら、あなたに代わって企業を探してくれるので手間がありませんし、ヒアリングをもとに学生一人一人に合った企業を紹介してくれます。また就活エージェントは、幅広い業界の採用担当者とコネクションを持ち、就活に関する情報を集める就活のプロです。
独自のルートを使い、一般には公開されていない採用情報も入手しているので、就活エージェントに探してもらうのが、秋採用でもっとも効率的な探し方といえます。
秋から就活を始める人には、キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」がオススメです。就活のプロであるキャリアアドバイザーが、就活生一人ひとりにあった企業の紹介から内定獲得までサポートしてくれます。
内定を狙え!秋採用を成功させるためのコツ
「もっと早く始めておけばよかった」
「もっと本気で取り組むべきだった」
そんな風に後悔しても、時間を戻すことはできません。秋の就活がいかに倍率が高く、いかにライバルが強くても、そこで勝ち抜かなければならないのですから、気合を入れましょう。
ここからは、厳しい戦いが予想される秋の就活で、内定を勝ち取るためのコツを解説します。
自分の立場を理解する
秋の就活を成功させるには、まず自分が置かれている状況をしっかり把握し、どのように就活を進めていくのか考えてください。やみくもに歩き出しても迷子になりますから、出発前に現在地と方角を確認するということです。
秋から就活を始める人は、出だしが大変遅れていますので、基本的な就活のやり方を早急に把握しなければなりません。
そして、秋採用に積極的な企業を探し、自分に合った企業に複数エントリーします。とにかく持ち駒を増やすことを考え、行動を起こすことが大切です。
秋まで就活を続けている人は、秋の就活を始める前に、春夏の就活を振り返る必要があります。これまでの就活がうまくいっていないのには、何らかの原因が必ずあるはずです。その原因を明確にし、悪いところを改善してから秋の就活に挑みましょう。
とにかく早くに行動すること
秋の就活では、とにかくスピード感をもって、早く行動する必要があります。冒頭でも述べたように、秋採用は選考フローが可能性があるので、急がなければならないのです。そもそも秋に就活している時点で、一般にはかなり出遅れています。今、このコラムを読み終えた瞬間から、すぐに対策を始めてください。
秋就活はできれば10月の内定式までに就活を終わらせるのが理想です。なぜなら内定式が終わると、企業は来年度の新入社員となる内定者たちを集めて、新人研修や懇親会を始めるからです。
研修などへの参加が遅れれば遅れるほど、入社前も入社後も、能力面や人脈づくりの上で同期と差がついてしまいますので、内定式に間に合わせ、同期と同じスタートラインに立ちましょう。
自己分析、企業・業界研究を徹底する
秋の厳しい戦いを乗り越えるには、自己分析や企業・業界研究を徹底することが大切です。
就活の軸や企業選びの軸など、自分の中の「軸」を明確にしないと、数少ない企業の中から自分に合った企業を選べません。
短期戦となる秋の就活では時間を無駄にできませんので、自分が本当に志望する企業、自分に合っている企業を、ピンポイントに受ける必要があります。
企業の求める人物像に沿って的確に自分をアピールするためにも、徹底した自己分析や企業・業界研究は重要です。
秋から就活を始める人はもちろん、秋まで就活を続けている人も「軸」の見直しが必要ですので、自己分析や企業・業界研究からもう一度行ってください。
面接での質を上げる
秋の就活を成功させるコツは、面接の質を上げることです。前述のように、秋の就活は短期戦ですから、ES対策などをしている暇はありません。企業の方も書類選考に時間をかけるより早く選考フローを進めたいので、勝負所は面接になります。面接練習を繰り返して面接の質を上げ、自分の強みを直接アピールするのです。
個人的に面接の練習をする際は、動画で撮影すると、無意識にやっている癖や表情を客観的に確認できます。しかし、もっと早く面接の質を上げるには、模擬面接や就活エージェントを利用するのがオススメです。
自分の知人ではない社会人に面接してもらうことで、本番に近い緊張感をもって練習できます。模擬面接の面接官や就活エージェントはその道のプロなので、適切なアドバイスをもらうこともでき、面接の質を上げるのにもっとも効果的です。
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秋採用ならではの質問に答えられるようにする
秋採用の面接では、下記のような秋採用ならではの質問をされる可能性が高いので、きちんと答えられるよう対策しておく必要があります。
前述のように、企業は秋に就活する学生が「問題のある人」かどうか確かめようとしているのです。
少しでも良い印象を与えたいのはやまやまですが、嘘をつくと墓穴を掘りますので、基本的にどの質問にも正直に答えてください。
秋採用ならではの質問[1]
「今内定を持っていますか?」
秋採用の面接では、内定の有無を聞かれることが多いです。面接官は秋に就活する学生に対し、内定はあるけど就活を続けているのか、どの企業からも内定をもらえていないのかを確認します。
内定の有無については事実をあるがままを答えますが、ただ「内定がある」「内定がない」と伝えるだけではいけません。
「内定がある」場合は、なぜ内定があるのに就活を続けているのか、今ある内定先より面接を受けている企業に魅力を感じている理由は何なのか説明します。
「内定がない」場合は、なぜ内定がないのか自分の実力のなさを認めたうえで、どのように改善し、これから就活とどう向き合っていくのかも合わせて回答しましょう。
秋採用ならではの質問[2]
「なぜ秋まで就活を続けているのですか?」
秋採用の面接では、なぜこの時期に就活しているのか、理由を聞かれることがよくあります。面接官はその学生が秋に就活する事情が、ポジティブなものなのか、ネガティブなものなのか確認しているのです。
部活や学業、公務員試験などの事情で就活していなかった場合は、それを正直に話します。就活していたのに内定がもらえなかった場合は[1]の質問と同様、実力のなさを認め、どう改善したのか説明することが大切です。
ダラダラ取り組んでいたり就活から逃げたりしていた場合は印象が良くありませんが、自分の不甲斐なさを認めたうえで、これからどうしていくのかを述べます。
秋採用ならではの質問[3]
「今まで内定が出なかった原因は何だと思いますか?」
就活に取り組んでいたにもかかわらず内定が出ていない秋の就活生には、その理由を尋ねることも多いです。
面接官は、その学生がきちんと現実を受け止め、自己分析できているか、失敗から学べる人間かどうか推し量ろうとしています。
就活をしていたのに1つも内定がもらえなかったとすれば、そうなってしまう原因が必ずあるはずです。悪いところは隠したくなるものですが、嘘偽りなく、正直に自分の課題を話してください。
そして、その課題をどのように改善していくのか、今現在はどう向き合っているのか述べ、取り組んでいる姿勢を見せましょう。
秋の就活は覚悟が必要!
秋採用は募集が少ないうえ、レベルの高いライバルとの競合になるので、確かに厳しい戦いです。しかし、企業の方も早く新卒を確保したいと思っていますから、実は狙い目でもあります。
ただし当然、春夏のようにはいきませんので秋の就活に挑む覚悟と対策は必要です。企業は満足のいく人材が見つかり次第募集を打ち切るので、スピード感をもって、積極的に行動してください。
秋の就活では、自己分析や企業・業界研究を徹底し、面接の質を上げることが成功のコツです。秋採用ならではの質問に答えられるよう、準備して挑みましょう。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。