就活は秋からでも間に合う!秋採用を勝ち抜くための絶対条件とは
2025年9月11日
秋の就活って、どんな感じなんですか?周りはもう内定をもらってるみたいで…正直、今の時期からの就活は不安でいっぱいです。
私も知りたい!春から就活してたんですけど、まだ内定がなくて泣きそうです。これまでの就活とは、かなり違うんでしょうか?
不安な気持ち、よくわかりますよ。でも大丈夫。今回は、秋の就活事情や成功させるコツ、応募先の効率的な探し方について解説します。秋の就活ならではの質問と答え方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
秋に行う就活について
企業が秋に行う採用活動のことを「秋採用」といいます。
秋採用を行う企業は、春夏に採用予定人数を満たせなかった企業や、部活や公務員試験などで就活できなかった学生を採用したい企業、大手との競合や内定辞退を避け秋から選考を行う企業などさまざまです。
「秋採用は厳しい」とはよく聞きますが、他の時期の就活と、具体的に何がどう違うのでしょうか。まず初めに、秋採用の就活について、以下の3点から解説します。
秋採用の特徴と他の時期の就活との違い
企業が秋採用を行う時期は、9月初旬~11月末です。今から始めるとなると準備期間がありませんから、非常に短期戦となります。
政府主導の就職・採用活動に関する要請に基づき、新卒の採用活動は3月1日募集開始、6月1日面接解禁、10月1日内定出しと定められているので、一般的には3月1日からエントリーを受け付ける企業が多いです。
それに合わせ、通常は3年生の夏ごろから自己分析や企業・業界研究、筆記試験対策などをしておき、3月中にエントリーして、4月頃書類選考の結果を受け取ります。
政府の要請では6月1日以降の面接実施が望ましいとされていますが、実態としてはそれ以前から選考が始まっているのが現状です。6月後半か7月には内々定をもらって、10月に行われる内定式に向け内定承諾先を決めるという流れになっています。
詳しくは、以下の資料を参考にしてください。
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しかし秋採用では、そうして1年以上かけて行う就活のすべてを3カ月に凝縮しなければなりません。
スタート時期が遅い分、ほとんどの企業は選考フローを短く設定しています。秋の採用者も春夏と同じく、10月の内定式に間に合わせたいと考える企業が多いのです。そのため、8月の終わりか9月の初めに募集を開始してから、比較的すぐ面接などの具体的な選考に入ります。
さらに一次面接と二次面接の合間が短かったり、面接の段階を少なくしたりして、エントリーから最終面接の結果が出るまでのスピードが早いです。
じっくり分析・研究して企業選びをする時間もなければ、次の選考への準備をする時間も短いというのが、春夏との違いになります。
そして秋に行う就活の最大の特徴は、採用枠が少ない分、倍率が高くなることです。秋の採用枠を春夏の募集とは別にする企業も一部ありますが、基本的にはほとんどの企業が、春夏の時点ですでに採用予定人数の大部分を確保しています。
秋に募集される採用枠は、春夏で満たせなかった定員の残りや内定辞退の穴埋めなど、ごく少人数です。その中でも、少しでも条件の良い企業に行こうと一部の企業に学生が集中し、なおさら高倍率となります。ですから「秋採用は厳しい」という噂は、間違っていないのです。
業界の全体像を手早く簡単に把握したい人には、以下の資料が役立ちます。
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秋に就活をする学生の特徴
秋に就活する学生は、大きく分けて以下のような2種類の特徴があります。
1. ポジティブな理由で秋から就活を始める学生
このタイプは、春・夏の就活シーズンを意図的に見送った学生たちです。就職以外の目標を優先していたため、決して「出遅れた」わけではありません。
- 学業や研究に集中していた学生:卒業論文や研究発表、学会活動に時間を費やし、専門性を高めることを優先した
- スキルアップをしていた学生:長期インターンやプログラミング学習、ポートフォリオ制作に打ち込み、即戦力となるためのスキルを磨いてきた
- 特定の目標に挑戦していた学生:海外留学や、公務員試験・難関資格の取得を目指し、その結果が判明する秋まで就活を待っていた
- 部活動に励んでいた学生:大学生活の集大成である夏の大会や引退試合まで、部活動に全力を注いでいた
これらの学生は、それぞれの分野で培った高い専門性や、目標に向かって努力する姿勢を強みとして、秋の就活に臨みます。
2. 春・夏の就活がうまくいかず、秋も就活を続ける学生
このタイプは、春・夏に就活を経験したものの、まだ内定に至っていない学生です。彼らは、秋の就活を「再挑戦」の場と捉えています。
- 焦りや不安:周囲の友人が次々と就職先を決めていく中で、「自分だけ取り残されている」という強い焦りを感じている
- 自己分析のやり直し:なぜうまくいかなかったのか、その原因を深く掘り下げるために、自己分析や企業研究を再度行っている
- 「最後のチャンス」という切迫感:多くの企業が採用を終える中、「もう後がない」という気持ちで、まだ募集している企業を必死に探し、わずかなチャンスに賭けている
このタイプの学生は、失敗から学び、次に活かそうという真剣な気持ちで就活と向き合っています。
どちらのタイプの学生も、秋の就活を成功させるためには、自分の状況を客観的に把握し、それぞれの強みや反省点を踏まえた対策を立てることが重要です。
あなたの状況は、決して特別なことではありません。多くの学生が、研究や部活、あるいは春夏の就活の反省から、この時期に再スタートを切っています。大切なのは、ここからの行動です。
もしあなたが「何から手をつければいいのか分からない」「春夏の就活がうまくいかなかった」と悩んでいるなら、ジール就活の無料支援サービス「出遅れ就活サポート」で、就活のプロに頼ってみませんか?
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実は「秋採用」は狙い目でもある!
「秋採用が厳しい」という噂は本当ですが、裏を返せば、実は狙い目でもあります。なぜなら、「ここで決まらなければ崖っぷち」と思っているのは学生だけでなく、企業も同じだからです。
前述のように、秋採用は採用枠が少ないですし、選考フローが早くてスケジュールも詰まっています。しかし秋採用は、そう悪いことばかりとも限りません。
企業によっては、内定式も近づいているのになかなか優秀な学生が集まらなかったり、予想以上に辞退者が出たりして、焦っているケースがあるのです。そういう企業は採用に必死となっているため、秋は意外と内定が出やすいこともあります。
もちろん、自分の希望する企業がそんな状況かどうかはわかりませんので、甘い考えは禁物です。
やはり秋の就活では、厳しい戦いに挑む覚悟と対策が必須になりますので、この後の項で確認していきましょう。
秋に就活を行う際の覚悟と注意点
厳しいといわれる秋採用も、実は狙い目である場合はあります。しかし、春夏とは異なる部分も多いので、やはり秋採用に合わせた注意が必要です。
秋採用の就活で注意する必要があるのは、以下の4点です。
秋からの就活に挑む前に押さえておきましょう。
企業数が少ないのは事実
秋の就活に挑むには、まず「秋採用を行う企業は少ない」という事実を、しっかり受け止める必要があるでしょう。
初めに説明したように、企業は3月に募集を始め、6~7月には内々定を出すのが一般的です。内定式は10月ですが、おおかたの学生が8月頃までにどの企業の内定を承諾するか決め、就活を終えていきます。この時点で来年度の採用予定人数が満たされれば当然、企業の採用活動も終了です。
春夏とは別に秋の採用枠を設ける企業はほんの一握りに過ぎず、秋採用を行う企業のほとんどが、春夏に満たせなかった予定人数の残りや内定辞退者の穴埋めを目的にしています。
近年は採用環境が変化し、企業によっては採用に苦戦するケースも増えています。とはいえ、大多数の企業は春夏で採用活動を終えますので、秋に募集している企業は絶対的に少ないです。
募集している企業が少ない分、秋に探しても自分に合った企業や自分の希望する企業は、すでに残っていない可能性があることを理解しておいてください。
ライバルの質が高い
秋になると、それまで就活していなかったハイレベルなライバルたちが大勢、就活に参戦してきます。彼らは明確な目的をもってスキルを磨いてきたため、企業からも高く評価され、強い競争相手となるでしょう。
それはたとえば、以下のような学生です。(各項目をクリックすると、秋から就活を始める理由と、採用選考で人気の強みを表示します。)
体育会系学生
部活動の引退が夏以降のため、就活の開始が秋ごろになりがち。
チームで目標を達成する協調性や、困難に打ち勝つ精神力、日々の練習で培われた体力が評価される。
理系学生
研究や論文執筆、学会発表に集中するため、就活が後回しになりがち。
論理的思考力や課題解決能力に加え、専門分野の知識は即戦力として期待される。
プログラミングスキルを持つ学生
ポートフォリオの完成や、特定の技術の習得に時間をかけるため、秋ごろから就活を始める学生が多い。
専門的な技術力や、自ら学び続ける探求心、ゼロから何かを生み出す創造性が評価される。
海外留学をしていた学生
長期留学をしていたため、春夏の就活に参加できなかった。
語学力はもちろん、多様な文化に触れることで培われた異文化理解力や柔軟性が高く評価される。
公務員試験や難関資格を目指していた学生
公務員試験や司法試験、公認会計士などの結果が秋に出るため、その後の就活となりやすい。
高い基礎学力や、目標に向かってコツコツと努力する真面目さ、計画性が評価される。
特定のニッチな分野に特化した学生
専門性の高い研究や、特定のコンクール・大会への準備に時間を費やして、就活が後回しになりやすい。
専門分野における深い知識や探求心は、特定の事業や職種で即戦力となる。
つまり秋採用では、もともと募集されている企業数も採用枠も少なく高倍率なうえに、そんなハイレベルなライバルたちと比較されても高い評価を得る必要があるわけです。春夏よりも内定の難易度が上がることは覚悟しておきましょう。
予期せぬ締め切りに注意
予定されたスケジュールに沿って行われていた春夏の採用と違い、秋採用は企業が採用予定人数を確保できた時点で、突然打ち切られることがあります。
ほとんどの企業が春夏の採用枠の残りや内定辞退者の穴埋めで秋採用を行っていますから、採用枠がそれほど多くありません。
10月の内定式も迫っていますし、研修などを早く始めるためにも、できるだけ時間をかけずに決めたいと企業は思っています。満足する人材さえいれば早々に内定を出し、その時点をもって、企業は採用活動を終了するのです。
春夏のように明確な終了期日がない分、企業の採用情報を常にチェックし、早め早めの行動を取ることが必要になります。極端にいえば、今日募集していた企業が、明日も募集しているとは限らないので注意してください。
企業が知りたいのは「成長」と「価値観」
秋の就活で企業が最も知りたいのは、あなたがこれまでどのように行動し、そこから何を学んだかという「成長の過程」と、何を大切にしているかという「価値観」です。
通常の就活スケジュールから外れて秋に就活をしている学生に対し、企業は単に「なぜ今なのか?」という疑問を抱くことがあります。
しかし、この疑問の裏側には、「特別な理由がない場合、これまでの就活で何らかの課題があったのではないか?」という仮説が成り立つのも事実です。そのため、企業はあなたの言葉から、その仮説の真偽や課題に対する向き合い方を知ろうとします。
実際にどのような質問を受ける可能性があり、どのように答えれば好印象を与えられるかは、『内定を狙え!秋採用を成功させるためのコツ』の章で後述するので、そちらを参照してください。
いずれにしても秋の就活では、これまでの経験を「失敗」ではなく「成長の糧」として捉え、自分の言葉で論理的に説明できるかが鍵となります。この視点を持つことで、面接官の疑問を払拭し、あなたの魅力を最大限に伝えることができるでしょう。
秋に採用している狙い目企業と探し方
秋採用は春夏の残りであるため、企業数が少ないとお話ししました。そのため秋の就活では、企業探しのやり方を工夫する必要があります。
効率的な企業探しをするために、以下の3つを押さえておきましょう。
それぞれのポイントを解説します。
秋に採用している企業の特徴
秋採用を行う企業は、ベンチャー企業や中小企業など、比較的事業規模の小さい企業が中心です。単独では規模が小さいですが、中には大手企業の子会社などもあります。
職種としては飲食や介護といった、時間が不規則だったり肉体労働のイメージがあったりして、学生に人気のない業界が多いです。つまり、秋採用では大部分が、知名度や人気がなく学生が集まりにくい企業となります。
残念ながら、大手企業や有名企業が秋採用を行うことは、ほとんどありません。内定辞退者が出た場合のみ、まれに追加募集を行うことがありますが、レアなケースです。あったとしても、極端な高倍率となることが予想されますので、あまり期待しない方がいいでしょう。
秋採用の狙い目企業
秋の就活で狙い目の企業は、「大手企業の子会社」や、「世間的な知名度は低くくても業界内では有名な会社」などです。
大手企業の子会社は、たとえ単独での事業規模が小さくても、同じグループ内に属する企業として、福利厚生は大手並みにしっかりしています。
大手と労働組合が共通であることも多く、グループ会社間で人事交流したときあまりに大きな差が生まれないよう調整されているのです。大手のグループに属していても、子会社であれば、秋まで募集している企業はあるでしょう。
また、世間一般には知られていなくても、業界内では有名な企業は結構あります。そうした企業の知名度が低い理由は、製品が一般消費者向けではないので、大規模な広告を行わないからです。
しかし実際には業界内で大きなシェアや実績があり、業績は安定しています。学生に広く知られていないため秋まで残っていますが、実は将来性も高く、給与面も安定している優良企業です。
以上のような企業を狙っていくと、大手企業や有名企業でなくても、条件の良い企業を見つけられます。ただし、どんなに福利厚生や給与が良くても、仕事や社風が自分に合わなければ長続きしません。
企業選びで一番大切なのは、「自分に合った企業」を探すことですので、忘れないでください。
秋採用をしている企業の探し方
秋採用をしている企業の主な探し方は、以下の3つです。
- 就活ナビサイト
- 合同企業説明会
- 就活エージェント
【就活ナビサイト】
秋採用でも、リクナビやマイナビなどの就活ナビサイトで、求人情報を検索できます。
秋は企業数が減っていますが、就活サイトへの掲載は企業にとってコストがかかるので、比較的募集人数の多い求人が多いです。募集情報は日々変わっていきますので、こまめにチェックが必要になります。
【合同企業説明会】
秋採用では、できる限り合同企業説明会へ参加するとよいでしょう。合同説明会に参加している企業は、その時点で積極的に採用活動をしている企業です。
探す手間も省けますし、同時に複数の企業の説明を聞いて比較することもできます。気に入った企業があれば、その場でエントリーすることもできるので効率的です。
ジール就活でも、秋に積極的な採用活動を行っている企業を集めた「合同企業説明会」を多数開催しています。ぜひ参加してみてください。
【就活エージェント】
秋採用で残り少ない優良求人を探すには、就活エージェントを活用するのが一番です。
就活エージェントなら、あなたに代わって企業を探してくれるので手間がありませんし、ヒアリングをもとに学生一人一人に合った企業を紹介してくれます。また就活エージェントは、幅広い業界の採用担当者とコネクションを持ち、就活に関する情報を集める就活のプロです。
独自のルートを使い、一般には公開されていない採用情報も入手しているので、就活エージェントに探してもらうのが、秋採用でもっとも効率的な探し方といえます。
秋に優良企業を見つけるのは、自力では情報収集に限界があるのも事実です。しかし、諦める必要はありません。
私たちジール就活は、一般には公開されていない非公開求人を含む、秋採用に積極的な企業情報を豊富に持っています。あなたの希望や適性に合った企業をピンポイントで紹介し、企業探しの手間を省くことが可能です。
秋からの就活には、あなたの代わりに企業を探し、効率的に内定に近づけるジール就活の無料支援サービス「出遅れ就活サポート」をぜひ活用してください。
内定を狙え!秋採用を成功させるためのコツ
秋採用の注意点などを読んで、「もっと早く始めておけばよかった」「もっと本気で取り組むべきだった」と公開している人もいるかもしれません。
しかし、心配しないでください。以下の5つのコツを押さえれば、秋からでも内定を勝ち取ることは可能です。
ここからは、厳しい戦いが予想される秋の就活で、内定を勝ち取るためのコツを解説します。
置かれている状況を理解する
秋の就活を成功させるには、まず自分が置かれている状況をしっかり把握し、どのように就活を進めていくのか考えてください。やみくもに歩き出しても迷子になりますから、出発前に現在地と方角を確認するということです。
秋から就活を始める人は、出だしが大変遅れていますので、基本的な就活のやり方を早急に把握しなければなりません。
そして、秋採用に積極的な企業を探し、自分に合った企業に複数エントリーします。とにかく持ち駒を増やすことを考え、行動を起こすことが大切です。
秋まで就活を続けている人は、秋の就活を始める前に、春夏の就活を振り返る必要があります。これまでの就活がうまくいっていないのには、何らかの原因が必ずあるはずです。その原因を明確にし、悪いところを改善してから秋の就活に挑みましょう。
とにかく早くに行動すること
秋の就活では、とにかくスピード感をもって、早く行動する必要があります。冒頭でも述べたように、秋採用は選考フローが可能性があるので、急がなければならないのです。そもそも秋に就活している時点で、一般にはかなり出遅れています。今、このコラムを読み終えた瞬間から、すぐに対策を始めてください。
秋就活はできれば10月の内定式までに就活を終わらせるのが理想です。なぜなら内定式が終わると、企業は来年度の新入社員となる内定者たちを集めて、新人研修や懇親会を始めるからです。
研修などへの参加が遅れれば遅れるほど、入社前も入社後も、能力面や人脈づくりの上で同期と差がついてしまいますので、内定式に間に合わせ、同期と同じスタートラインに立ちましょう。
自己分析、企業・業界研究を徹底する
秋の厳しい戦いを乗り越えるには、自己分析や企業・業界研究を徹底することが大切です。
就活の軸や企業選びの軸など、自分の中の「軸」を明確にしないと、数少ない企業の中から自分に合った企業を選べません。
短期戦となる秋の就活では時間を無駄にできませんので、自分が本当に志望する企業、自分に合っている企業を、ピンポイントに受ける必要があります。
企業の求める人物像に沿って的確に自分をアピールするためにも、徹底した自己分析や企業・業界研究は重要です。
秋から就活を始める人はもちろん、秋まで就活を続けている人も「軸」の見直しが必要ですので、自己分析や企業・業界研究からもう一度行ってください。
自己分析と自己PRの質を上げるには、以下の資料も役立ちます。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
【就活対策資料】
自己PR作成マニュアル
面接での質を上げる
秋の就活を成功させるコツは、面接の質を上げることです。
前述のように、秋の就活は短期戦ですから、ES対策などをしている暇はありません。企業の方も書類選考に時間をかけるより早く選考フローを進めたいので、勝負所は面接になります。面接練習を繰り返して面接の質を上げ、自分の強みを直接アピールするのです。
個人的に面接の練習をする際は、動画で撮影すると、無意識にやっている癖や表情を客観的に確認できます。しかし、もっと早く面接の質を上げるには、模擬面接や就活エージェントを利用するのがオススメです。
自分の知人ではない社会人に面接してもらうことで、本番に近い緊張感をもって練習できます。模擬面接の面接官や就活エージェントはその道のプロなので、適切なアドバイスをもらうこともでき、面接の質を上げるのにもっとも効果的です。
志望動機による面接でのアピールや最終面接の質を向上させたい人は、以下の資料も参考にしてください。
【就活対策資料】
志望動機作成マニュアル
【就活対策資料】
最終面接マニュアル
秋採用ならではの質問に答えられるようにする
秋採用の面接では、下記のような秋採用ならではの質問をされる可能性が高いので、きちんと答えられるよう対策しておく必要があります。
それぞれの質問をクリックすると、質問の意図と答え方を表示します。
「今内定を持っていますか?」
秋採用の面接では、内定の有無を聞かれることが多いです。面接官は秋に就活する学生に対し、内定はあるけど就活を続けているのか、どの企業からも内定をもらえていないのかを確認します。
内定の有無については事実をあるがままを答えますが、ただ「内定がある」「内定がない」と伝えるだけでは不十分です。
「内定がある」場合は、なぜ内定があるのに就活を続けているのか、今ある内定先より面接を受けている企業に魅力を感じている理由は何なのか説明します。
「内定がない」場合は、なぜ内定がもらえなかったのか客観的に分析したうえで、どのように改善し、これから就活とどう向き合っていくのかも合わせて回答しましょう。
「なぜ秋まで就活を続けているのですか?」
秋採用の面接では、なぜこの時期に就活しているのか、理由を聞かれることがよくあります。面接官はその学生が秋に就活する事情が、ポジティブなものなのか、ネガティブなものなのか確認しているのです。
部活や学業、公務員試験などの事情で就活していなかった場合は、それを正直に話します。明確な目的をもって、就活以外のことを優先するのはその人の価値観ですし、企業に与える印象もそう悪くはないでしょう。
もし、明確な理由なくこの時期になった場合は、「これまでの就活を振り返り、何が課題だったのかを真剣に考えた結果、今改めてスタートラインに立っている」という姿勢を伝えてみましょう。過去の自分を否定するのではなく、失敗から学んだ成長をアピールすることが大切です。
「今まで内定が出なかった原因は何だと思いますか?」
就活に取り組んでいたにもかかわらず内定が出ていない秋の就活生には、その理由を尋ねることも多いです。
面接官は、その学生がきちんと現実を受け止め、自己分析できているか、失敗から学べる人間かどうか推し量ろうとしています。
就活をしていたのに1つも内定がもらえなかったとすれば、そうなってしまう原因が必ずあるはずです。悪いところは隠したくなるものですが、嘘偽りなく、正直に自分の課題を話してください。
そして、その課題をどのように改善していくのか、今現在はどう向き合っているのか述べ、取り組んでいる姿勢を見せましょう。
少しでも良い印象を与えたいのはやまやまですが、嘘をつくと墓穴を掘りますので、基本的にどの質問にも正直に答えることが大切です。
自己分析、企業研究、面接練習…と、やることが多いですよね。だからこそ独りで抱え込まず、プロと一緒に効率的に進めませんか?
出遅れたと焦る必要はありません。大切なのは、ここからのスピード感と質の高さです。私たちジール就活は、あなたの現状をしっかりヒアリングし、あなただけの最適な企業選びと選考対策をマンツーマンでサポートします。
厳しい秋の就活を必ず勝ち抜くために、ジール就活の無料支援サービス「出遅れ就活サポート」で、今すぐ一歩を踏み出しましょう。
秋の就活は諦めない心と戦略が鍵
秋採用は確かに厳しい戦いと言えるでしょう。多くの企業が採用活動を終え、残された椅子は少なく、ハイレベルなライバルたちが参戦してくるからです。しかし、だからこそ秋の就活は、あなた自身が成長し、本当に納得のいく道を見つける大きなチャンスでもあります。
企業は「なぜ秋まで就活を続けているのか」というあなたの背景に、単なる遅れではなく、あなたの成長の証や価値観を探しています。この時期だからこそ出会える企業も存在し、その中にはあなたの個性やスキルを高く評価してくれる場所がきっとあるはずです。
諦めない心と、正しい戦略があれば、道は必ず開けます。スピード感を持って行動し、自己分析と企業研究を徹底的に行い、面接の質を上げていきましょう。
そして、このコラムを読み終えた今から、一歩を踏み出してください。私たちは、あなたが厳しい秋の就活を勝ち抜き、納得のいく内定を掴むまで、全力でサポートします。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。