12月の就活に内定なしの4年生必見!3月までに内定を獲得する秘訣
2025年10月23日

12月になっても内定がなくて不安です。毎日、内定をもらった友達のSNSを見ては落ち込むし、「何が悪かったんだろう」と一人で悩んでます。もう、自分には就職浪人しか道はないのかな…って。
その気持ち、痛いほど分かります。でも諦めるのは、まだ早いですよ。12月から3月までの間に内定を獲得する学生も少なくありません。


そうなんですか?もうダメかもしれないと思ってました…。どうすれば今から内定を獲得できるか、ヒントを教えてください!
もちろんです!このコラムでは、12月の時点で内定なしの人も、3月までに内定を獲得する秘訣について解説します。12月に募集している企業の効率的な探し方も紹介するので、しっかり読んで決意を新たにしてください。

目次
12月までの就活で内定なしの状況はまずいのか?

12月になっても内定なしの状況が、どれくらいまずいのか心配している就活生は多いでしょう。もしかしたら「もうダメかも…」という気持ちが芽生え始めているかもしれません。
しかし、12月に内定なしでも、諦めるのはまだ早いです。確かに楽勝とは言えませんが、12月からでも内定を獲得する方法はあります。
ただし、そんな就活生がこれからやるべき行動に移るためには、まず自分が置かれている状況をきちんと把握し、今後の就活に向けた決意を新たにすることが必要です。
内定なしで12月の就活に挑む状況について、具体的に言えることは以下の3点です。
何が何でも卒業までに内定を獲得するために、12月はこの状況を理解することから始めましょう。
就活を終えていない学生も結構いる
驚くかもしれませんが、実は例年12月の時点でも、多くの学生が就活を続けています。
内定式が終わり、周囲が落ち着き始めたこの時期でも、就活を続ける学生は決して珍しくありません。
内定式の場で正式な労働契約を結ぶ企業が多いため、企業にとっても学生にとっても、10月が入社の意思を最終的に確認する区切りです。
しかし中には、さまざまな理由で内定式を過ぎても就活を続ける学生がいます。
就活がうまくいかずに内定なしの人、内定はあるけどより良い企業を探そうと粘る人、一度は決めた内定を辞退して就活をやり直している人などです。
そうした学生たちが12月も就活を続けているので、状況はまだ確定ではなく流動的といえます。この時期だからもうライバルはいないかと思いきや、同じ選考を受ける人はそれほど少なくないことは知っておいてください。
状況の厳しさは『自分次第』で変わる
「12月に内定がない」という状況がどの程度厳しいかは、自分の行動次第で変わるものです。
前述のように、内定の状況がどうあれまだ就活を続けている学生が少なからずいますし、そうした学生を目当てに冬採用を行っている企業もあります。ですから12月に内定がないからといって、それが直ちに”ものすごく切迫したまずい状況”とはなりません。
ただし就活を行っていたにもかかわらず、12月の今まで1つも内定がもらえなかったのなら、そこには必ず何らかの原因があるはずです。その原因を無視して対策を怠れば、厳しい状況が続くといえます。
しかし裏を返せば、たとえ12月からでも自分自身が変わろうと意識し、そのための行動をすれば問題ないですから諦めないでください。ここから仕切り直して、新たな気持ちで取り組んでいきましょう。
採用活動の期間が短いことを覚悟する
12月からでも内定獲得は可能ですが、今の4年生を対象に行われる採用活動の残り期間は3月までと短いですから、前提として大変な就活になるという覚悟が不可欠です。
「1社落ちたら次を探して…」といったやり方をしている時間の余裕はないので、複数企業の選考を同時に進めながら、その次にも備えておく必要があります。
過密スケジュールとなりますから、1日に何社も面接を受けたり、その合間にESを書いたり次の面接の準備をしたりと、精神的にも体力的にも大変です。
それに卒業というタイムリミットが迫ってくるので、ある程度スケジュールを詰め込んだとしても、受けられる企業数は限られてきます。選考を受ける1社1社に対してきちんと取り組み、確実に内定へとつなげてください。
なお、卒業というタイムリミットが迫る中、焦りを感じていることと思います。しかし、諦める必要はありません。12月からでも、効率的に就活すれば必ず内定は取れます。
ジール就活の無料支援サービス「出遅れ就活サポート」では、あなたの強みを最大限に活かし、この時期でも採用を続ける優良企業を厳選して紹介します。プロのサポートによる効率的な就活で、最短の内定獲得を目指しましょう。
12月の就活になっても内定なしの原因と特徴

前章でもお話ししたように、12月から内定を獲得するには、これまでの就活がうまくいかなかった原因を特定して改善する必要があります。しかし自分の就活を漠然と振り返っても、おそらく何が原因なのか自分では分からないでしょう。
なぜなら、今自分で思い返して分かるくらいのことなら、なにも12月まで放置せず、とっくに改善しているはずだからです。頑張って就活していたにもかかわらず、あなたが12月まで内定がもらえなかった原因は、きっともっと自分では気づきにくいことに違いありません。
そこで、ここからは12月になっても内定がない人の原因と特徴について解説します。具体的な原因として多いのは、以下の5つです。
耳の痛い話もあるかもしれませんが、自分と向き合うことが、現状を打破する第一歩です。これを参考に、自分に当てはまる原因を探してみてください。
自分自身を誤解している
12月まで内定がない就活生には、自己分析が十分でなかったために、自分自身を誤解している人が少なくありません。
「自分にはこれができる」「自分にはこの業界が向いている」と思い込んでいるのですが、実は自分が活かせる本当の強みを理解できておらず、自分には合わない方向性で就活をしていたのです。
たとえば、積極性や打たれ強さが魅力で本当は営業職が向いているのに、自分ではそれに気づかず、ち密さが要求される技術職を目指していたのでは内定はもらえないでしょう。
また、自己分析が十分でないと、自分の価値観についても理解が浅いことが多いです。仕事や企業を選ぶ上で自分にとって大事なことは何なのか明確でなく、就活の軸やキャリアビジョンにブレが生じている可能性があります。
英語を活かしたいかと思えば接客業なら何でもよかったり、地元勤務がいいと言いながらグローバル企業を受けたり、自分の就活において何を優先するのかハッキリしないのです。
このように就活の軸やキャリアビジョンがブレてしまうと、本来目指しているものとは違う間違った方向に進みやすく、結果として内定にも結び付かなくなります。
12月まで内定がない人は、就活を振り返って「自己分析は十分で、自分の強みは間違いないか」「就活の軸やキャリアビジョンはブレていないか」確認してみましょう。
正確な自己理解には、複数の方法から多角的に分析することが大切です。以下のワークシートも活用して、徹底的に自分を見つめ直してみてください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
企業が求める人物像と合っていない
12月まで内定がない就活生には、業界・企業研究不足によって、企業が求めている人物像を把握できていない人がたくさんいます。
当然企業は入社後自社で活躍してくれる人材を採用したいですから、就活ではその企業で活躍できる強みや能力をアピールすることが合格の秘訣です。
それなのに研究不足でその業界や企業に対する理解が浅いと、その業界・企業への熱意も伝わりませんし、見当違いなアピールをしているので内定にはつながりません。
たとえば協調性の高さやコツコツ頑張る人を求めている企業に、「ガッツがあります!」などと言っても意味がないでしょう。
就活では、自分がその企業にどれだけ入社したいかではなく、「自分はこの会社なら活躍できる」「この会社なら自分を活かせる」という企業を選ぶことが大切です。
また、自分に合った企業を選べたら、次はそれを効果的にアピールする必要があります。ESや面接でも、ただ自分の持っている能力をアピールするのではなく、その企業に好かれる能力をアピールしないと空振りしてしまうのです。
12月まで内定がない人は、これまでの就活で本当に自分に合った業界・企業を受けていたか、その企業ごとに適したアピールができていたか考えてみましょう。
アピールの方法に自信がない人は、内定を複数獲得する学生が実践している方法をまとめた、以下の資料も参考にしてください。
【就活対策資料】
志望動機作成マニュアル
【就活対策資料】
自己PR作成マニュアル
コミュニケーション能力が不足している
12月頃まで内定を取れない就活生の中には、コミュニケーション能力不足がネックになっている人もいます。コミュニケーション能力というと、接客業や営業職でのみ重視されるスキルだと誤解している人もいますが、そんなことはありません。
お客様や取引先との会話だけでなく、社内の意思疎通を図り、仕事を円滑に運ぶためにもコミュニケーションは必要になります。
企業での仕事は一人で行うものではありませんから、職場の人たちと良好な人間関係を築き、互いに協力し合う能力が欠かせないのです。ですから、自分の志望先がどんな企業・業界であれ、コミュニケーション能力が不足している人は敬遠されてしまいます。
候補者全員が実務経験のない新卒の採用では、能力値よりもコミュニケーション能力を重視する企業が増えてきているので、最近はなおさらその傾向が強いです。
12月まで内定がもらえなかった人は、これまでの就活での態度や話し方を振り返ってみましょう。
コミュニケーション能力とはただ会話が成立すればよいのではなく、相手に「話しやすい人」「自分の意思を上手に伝えられる人」と思ってもらえることが大切です。
そのためには、たとえば相手の言葉に興味をもって注意深く耳を傾けたり、相手が聞き取りやすい話し方・理解しやすい話の組み立て方をしたりといった、細かな配慮が重要になります。
面接では緊張しますし、就活の疲労も溜まっていると思いますが、その中でも相手に対する気遣いを忘れず、1つ1つの会話をできる限り丁寧に進めるように意識してみてください。
マナーや身だしなみが崩れている
12月まで内定なしの原因として意外に盲点なのが、マナーや身だしなみです。気づかないうちに、相手に与える印象がマイナスになっているかもしれません。たとえば、身だしなみがだらしない、笑顔がない、声が小さいといったことです。
「自分は絶対そんなことない」と思いたいところですが、12月まで1つも内定が出ていないのならば、いま一度自分のマナーについても見直しておく必要があります。とくに就活が長期化してくると、初めはきちんと整えていたはずの身だしなみが崩れてしまいがちです。
たくさんいる候補者の中から、わざわざヨレヨレのスーツにボサボサ頭の学生を採用する企業はありません。スーツは清潔でシワになっていないか、汗やたばこの臭いがついていないか、髪型は定期的に整えているかなど、よく確認してください。
それにいくら緊張しているとはいえ、面接で笑顔がなかったり声が小さかったりすると、それだけで自信がないように見えたり覇気がないと思われたりする可能性があります。
見た目も態度も含めて全体的にくたびれた印象を与えると、企業の求める「清潔感」が薄れ、好感度が下がってしまうので注意しましょう。
マナーと身だしなみの確認には、以下の資料も参考にしてください。
【就活対策資料】
敬語マニュアル
【就活対策資料】
就活グッズ&持ち物リスト
受けている企業数が少ない
12月まで内定が出ない原因の1つとして、そもそも受けた企業の数が少なすぎたということも考えられます。もちろん、やたらとたくさん受ければ良いわけではありませんが、ある程度の駒数は持っていないと内定率が上げられないのです。
選考は経験を積めば積むほど緊張に慣れてきますし、何をどうすべきか勝手も分かってきます。グループディスカッションも面接も、1回目より2回目、2回目より3回目の方がうまくできたはずです。
しかし受ける企業数が少なすぎると、ほぼ初めてに近い状態で選考に臨むので自信が持てず、堂々と発言できません。顔にも態度にも明らかに自信のなさが表れているため、経験を積んで慣れている就活生と比べて見劣りしてしまい、内定に結びつかないのです。
12月まで内定がない学生は、自分がこれまで何社の選考を受けたか見直してみましょう。たとえば、春前に就活を始めて夏に就活を終わらせる学生の場合、20社程度エントリーする人が多いです。
そのうち10社超の選考に進み、平均1社~2社の内定を獲得します。10社以上選考を受けても内定を得られるのは1社か2社ですから、それより少ない人はもう少し経験値が必要なのかもしれません。
ここまで読んで、自分に当てはまりそうな原因は見つかったでしょうか。「どうすればいいか分からない」「何から手をつければいいのか」と一人で悩むのは、もう終わりにしませんか?
内定がないことには必ず理由があります。しかしその原因を自力で特定するのは、簡単ではないでしょう。まずは、その原因を私たちプロと一緒に見つけましょう。
ジール就活の無料支援サービス「出遅れ就活サポート」は、12月でも採用を続ける求人から、あなたの強みを最大限に活かせる企業をマッチング。あなたの状況に合わせた個別サポートで、卒業までの内定を全力で支援します。
12月の就活でも募集している企業はある?

前章の中に、自分に当てはまる原因を見つけられましたか?「これだ!」というのが分からなければ、初心に帰って1つ1つ見直すとよいです。12月まで内定が出ない原因を改善したら、次は今後の就活のことを考えましょう。
ここからは、12月でも募集している企業がどの程度あるのかや、12月でも募集している企業の特徴と探し方などについて、以下の4つの視点から解説します。
企業探しの参考にしてください。
12月の募集状況
12月以降も募集している企業はありますが、春夏に比べれば大幅に数が少なくなります。経団連の就活ルールは廃止されましたが、政府による就活スケジュール継続の呼びかけもあることから、やはり企業の採用活動のピークは春から夏にかけてです。
春夏で人材を確保しきれる企業ばかりではないため、夏が終わっても秋採用(9月~11月)や冬採用(12月~3月)を行う企業はあります。
しかし企業は入社前の研修や来年度の人員配置を考えなければなりませんし、採用活動が長引けばその分コストもかかるので、いつまでも募集を続けていたくはないはずです。
それに春から採用活動を始めた企業はたいてい10月に内定式を行いますから、それ以降は就活を続ける学生の数も減り、ますます優秀な人材を確保しにくくなります。
ですから10月以降に募集を開始するような企業は稀で、大半の企業は基本的に春夏を中心に人材を集め、遅くとも秋には採用活動を終了するような計画です。
12月以降も春夏から募集を継続する企業はありますが、その数は春夏に比べ圧倒的に少なくなっていることは認識しておいてください。
とくに大手企業や有名企業など、春夏だけでも十分人材を集められるような人気の高い企業は、残念ながらほとんど冬採用を行っていません。
12月でも募集している企業の特徴
12月でも募集を行っている企業には、以下のような特徴があります。
- 採用予定人数よりも下回っている
- 内定辞退者が出たことによる穴埋め
- 戦略的に採用を行っている
- 人気の低い業界や企業
12月に募集を行っている企業は、春夏から募集を行っていたものの、秋までに来年度の採用予定人数を確保できなかった企業が多いです。内定者の数が企業の必要としている人数に達していないため、採用活動を延長・継続しています。
業界全体の景気がよいためもともと募集人数が多い建築業界や、急成長中で事業拡大を狙うベンチャー企業など、その理由はさまざまです。
また12月に行われる募集は、内定辞退者が出たことによる穴埋めというケースも少なくありません。
企業は毎年一定数の内定辞退者が出ることは想定していますが、予想以上に内定辞退者が多かった場合は、穴埋めのために採用活動を延長・継続することがあります。その場合はすでに採用予定人数の大部分を確保できているので、募集人数は穴埋めに必要なごく少数だけです。
ますます新卒採用が難しくなる将来を見据え、早めに人材確保に力を入れている企業の中には、戦略的に冬も採用活動を行っている企業があります。すでに来年度必要な人数は確保しているのですが、他にも優秀な学生がいれば採用しようと、12月も採用活動を延長・継続しているのです。近年はその拡大で、通年採用を行っている企業も増えつつあります。
加えて、12月も募集を行う企業に多いのは、学生を集めにくい人気の低い業界や企業です。体力的にきついイメージがあるため人気のない飲食業界や介護業界、知名度が低いために学生がなかなか集まらない中小企業なども、12月まで採用活動を延長・継続しています。
12月でも採用活動をしてる企業の探し方
12月に採用活動を行う企業を探す方法は、大きく分けて以下の2つです。
- 就活総合ナビサイトを利用する
- 就活エージェントを利用する
【就活総合ナビサイトを利用する】
12月の採用情報は、これまで通り就活総合ナビサイトからも探せます。リクナビやマイナビといった大手ナビサイトで、フリーワードに「冬採用」などと入力して検索すれば、たくさんヒットするでしょう。
あまり志望先に関するこだわりがなく、広範囲に探すには良い手段です。これまでの固定概念を捨て、これまで知らなかった業界・職種に目を向けたい人は、以下の資料も参考にしてください。
【就活対策資料】
簡単!業界研究ガイド
【就活対策資料】
職種マップ
【就活エージェントを利用する】
就活エージェントを利用すれば、自分で1社1社採用情報を調べなくても、自分のこだわりや個性に合った企業をエージェントが探してくれます。就活エージェントは企業と独自のコネクションを持ち、ナビサイトには掲載されていないような情報も知っているので、冬採用の企業を探すのに実はかなり有効な手段です。
しかも就活エージェントに頼れば、12月まで内定がもらえなかった原因への対策をプロの目線でアドバイスしてくれます。自己流で挑むより、ずっと確実に内定が狙えるはずです。
なお、ジール就活の無料支援サービス「出遅れ就活サポート」では、公開求人はもちろん、ナビサイトでは見つけられない非公開求人も豊富に紹介できます。選択肢が減っている時期の企業探しに最適です。
就活軸や選考対策の見直しも、プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンでサポートするので、安心してお任せください。
12月に募集している優良企業
夢のような条件を期待するのは難しいですが、12月でも少数ながら優良企業は残っていますので、諦めないでください。
確かに12月になると募集している企業数自体が全体的に少なくなりますし、誰もが名前を知っているような大手企業や有名企業は、通年採用を実施している一部の企業しか残っていないでしょう。
しかし12月でも、「大手企業の子会社」や「世間的に知名度は低いが、業界内では有名な中小企業」なら、まだ募集している企業が結構あります。
「大手企業の子会社」は、その企業自体の事業規模こそ大きくありませんが、大きな組織の一部ですから安定性は抜群です。労働組合をグループ会社内で共同運営していることが多いので、その企業自体の規模が小さくてもきちんと法令が順守され、労働者の権利が大手企業並みに守られています。
同じグループ企業としてあまりに大きな差が生まれないよう、福利厚生が大手企業と同様にしっかり整えられていることも多いです。
また、大手グループに属さない中小企業にも、優良企業はたくさんあります。「世間的に知名度は低いが、業界内では有名な中小企業」とは、提供している商品が一般消費者向けでないため知名度が低いだけで、実は業界内での実績がある企業です。
そうした企業は事業規模が小さくても、高度な技術力や確実なシェアを持っているので業績が安定していますし、社員の給与も高くなります。
12月になると大手企業や有名企業はさすがに狭き門ですが、そうした「大手企業の子会社」や「世間的に知名度は低いが、業界内では有名な中小企業」を中心に探せば、優良企業を見つけられるはずです。
12月の就活からでも3月までに絶対、内定を獲得する秘策

ここまで読んで、12月からの就活に動き出す自分をしっかり思い描けていますか?「これまでの就活もダメだったし、12月じゃ卒業まで時間ないし…」などと思っているかもしれませんが、そんな弱気では受かるものも受かりません。
何が何でも卒業までに内定を獲得するために、最後まで諦めずに就活を続けましょう。確かにあまり時間は残されていませんが、以下の5つの方法で取り組めば、卒業までに内定をもらうことは可能ですから安心してください。
ここからは、毎年多数の就活生を支援してきた経験をもとに、12月から卒業までの間に内定を獲得する秘訣を解説します。もう一度気合を入れ直して、絶対卒業までに内定を獲得しましょう!
就活への取り組み方を変える
12月から内定を獲得する前提として必要なことは、仕切り直して、就活への取り組み方を変えることです。冒頭でも述べたように、12月から内定を目指す今の状況が厳しいものになるかどうかは、自分次第で変わります。
今まで自分のやり方で就活していて内定に至らなかったのなら、これまで通り取り組んでいても内定獲得は望めません。気持ちを切り替え、新しい自分になる努力、これまでと違った視点で就活に取り組む努力をしてください。
まずは募集している企業の少なさや、どんな企業が残っているかなど、現状をしっかり把握しましょう。困難な現実から目を背けず、まっすぐ向き合うことから全ては始まります。
早め早めの行動が重要!
12月から内定を獲得するには、早め早めの行動がカギです。今の4年生を対象とした採用活動の期間は残りわずかですから、企業は全体的な選考フローを短くし、選考期間を短縮する傾向があります。
具体的には、書類選考の期間を短くしたり、面接と面接の間隔を短くしたり、選考のステップを省いたりといったことです。
学生にとってはスケジュールが詰まって、次の選考への準備をする時間が少なくなりますので、早め早めの行動が必要になります。
また前述のように、ほとんどの企業は遅くとも秋には採用活動を終了する計画を立てていますから、冬採用は予定外である企業が少なくありません。
そのため12月以降の選考は「臨時」として採用スケジュールが組まれることが多く、合格者が定員に達し次第終了するなど、急な打ち切りもあり得ます。
せっかく好感触で進めていた選考が、予期せぬ打ち切りで終わってしまう前に、できるだけ早くから選考を受けることが大切です。
自分の中での課題点を解決する
12月までの就活が上手くいかなかったわけですから、卒業までに内定を獲得するには、自分の課題となっている点を解決しなければなりません。
今までの自分を変えて就活の新しい方向性を見出すためにも、何が問題で就活がうまくいかないのか洗い出しましょう。これまでの就活を振り返り、よくなかった点や足りなかったところを、思いつく限り書き出します。
自分の課題がどこにあるのか分からないという人は、このコラムの「12月の就活になっても内定なしの原因と特徴」の章を参考にしてください。そして、書き出した課題点を1つ1つ解決し、削除していきます。
そうすれば、よくなかった点や足りなかったところがなくなって自信にもつながりますし、新しい方向性を探すためのヒントも見えてくるはずです。
自己分析を見直す
自己分析なら何度もやったという人も、12月から新たな視点で就活を始めるために、再度「自分」を見つめ直すことをオススメします。いくら就活を急いでいても、本当に自分に合った企業を見つけ、卒業までに内定を得るためには自己分析が欠かせません。
自分とはどういう人間なのか…どんなことが得意でどんなことを大切にし、どんなことに向いているのかを考え直し、12月からの就活の新たな方向性を定めましょう。
そして同時に、自分の中での就活の軸やキャリアビジョンも見つめ直します。自分なりに考えて定めた軸やビジョンだと思いますが、今までの軸で12月まで内定がもらえなかったわけですから、これを変えなければ同じことの繰り返しです。
それに、これまでさまざまな業界や企業を見てきて、自分自身の価値観が変化している可能性もあります。前項の通り自分の課題点を改善し、自己分析によって自分を見つめ直したうえで、改めて就活の軸とキャリアビジョンを定め直してください。
なんとなくではなく、きちんとした自己分析に基づいた軸とビジョンによって、自分の価値観に合う企業、自分が活躍できそうな企業を選ぶことが大切です。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
12月中には面接に挑み始める
何が何でも卒業までに内定を得るために、12月中には面接を受け始めましょう。そのためには12月前半のうちに、これまでの自分の反省点を解決し、自己分析を行って新たな就活の軸を定め直す必要があります。
そして新たな軸に沿った企業を探し出し、12月後半には実際に面接をいくつか受け始められるようにエントリーするのです。
前述のように12月からは就活を急がなければなりませんから、無駄な時間を作らないように持ち駒は5~11社程度用意し、常に3社ほど並行して受けるようにしましょう。もちろん1月以降も、納得のいく内定を得るまでどんどん面接を受け続けてください。
ただし「数うちゃ当たる」と、やみくもにただ数をこなすのでは意味がありません。きちんと自分の方向性に合った、就活の軸とキャリアビジョンに当てはまる企業を受け続けることが、12月からの就活を成功させる秘訣となります。
また、12月からの選考はスピード勝負です。いきなり最終面接に進むことも珍しくありません。以下の資料で、役員面接の評価ポイントを事前にチェックしておきましょう。
【就活対策資料】
最終面接マニュアル
冬採用ならではの質問対策には、以下のコラムを参考にしてください。
関連コラム
冬採用でよくある質問!答え方から独特の対策法をチェックしよう
とはいえ、「もう企業選びや選考対策の時間がない…」という人もいますよね。
そんなあなたには、最短で内定を目指せる無料の就活支援サービス「スピード内定サポート」がオススメです。絶対、卒業までに内定を!最短ルートでの内定獲得を、就活のプロがサポートします。
12月まで内定がない人も就活をあきらめる必要はない
これまでの就活を振り返り、自分が変わる意識があれば、12月からでも卒業までに内定を獲得することは可能です。決してあきらめる必要はありません。
しかし冬採用を行っている企業は少ないですし、就活できる期間も短いので、他の時期に比べて厳しい就活となるのは確かでしょう。これまでのように時間の余裕がないため、正しい方向性で自分に合った企業を受け、確実に内定を目指すことが大切です。
年末のカウントダウンはまだですが、卒業へのカウントダウンはすでに始まっていますよ。万が一にも内定がないまま卒業を迎えてしまうことがないように、厳しい冬採用だからこそ、自己流ではなくプロのサポートを求めることをオススメします。
「出遅れ就活サポート」に参加しよう!
この記事の監修者

平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。
































