エリア限定採用とは?意味やメリット・デメリットを就活のプロが解説

 2023年3月17日

就活生 Aさん

私は全国転勤がある企業には就職したくないと考えてます。周辺地域への転勤ならば、全く問題ないんだけど……。

エリア限定採用をご存じですか?全国転勤はないけど周辺地域に転勤がある、近年人気の採用形態です。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

え、そんな採用形態があるんですか?知りませんでした…ぜひ詳細を教えてください!

もちろんです。今回のコラムでは、エリア限定採用の説明と、入社するメリット・デメリットを紹介するのでぜひ参考にしてくださいね!

キャリアプランナー 平崎

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エリア限定採用について

就活で人気なエリア限定採用について解説

エリア限定採用とは

エリア限定採用とは、勤務地を一定のエリアに限定した職種での採用のことです。その呼び方は各企業によって異なり、「地域限定職」「エリア総合職」「特定総合職」「特定職」 など様々な呼び方があります。

このようなエリア限定職を企業が導入する要因は、転居の伴うような移動をしたくないという理由で地元の就活生からの応募が少なくなってしまうことを懸念しているためです。

また、地域密着で事業や店舗を展開している企業にとっては、全国区という広い領域で人材募集するよりも、エリア限定職採用で募集した方地元に精通した人材が集まり、活躍できるという背景もあります。

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エリア限定採用があるのは大企業のみ

そもそも、エリア限定採用があるのは、支店が全国にあり従業員数も多い大企業だと言えます。

中小企業でも全国展開をしている企業はありますが、各支店に必要な従業員数が少ないこともあり、エリアを限定した採用活動は基本的には行っていません。

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エリア限定採用が多い職種とは?

エリア限定採用が多い業種、職種とは?

エリア限定採用の多い企業は、全国展開だったとしても支店や店舗は地域に根差した事業を行っています。

こういった企業や業種は、転勤の可能性のある全国レベルの総合職も募集を行いますが、業務自体は、その地域の中で顧客や取引先と接する地元密着の仕事が中心です。

例をあげると、銀行や保険、証券会社などの金融業界、みなさんになじみのある量販店や百貨店などの小売・サービス業が該当します。また、製造業でも生産場所や物流拠点を各地域に持つ企業も該当します。

エリア限定職のメリット

エリア限定職のメリットを解説

希望の勤務地で働ける

自らが希望した場所で働けることは、エリア限定職の最大のメリットではないでしょうか。

通常の総合職採用とは異なり将来的な転勤もないため、一定の場所で長く働きたいという方にはオススメです。

ワークライフバランスの実現ができる

学生時代はそれほど感じませんが、社会人になり将来、結婚し家族が増えてライフステージが上がれば上がるほど、慣れた生活環境から得るメリットは大きいと言えます。

ワークライフバランスの実現は、男女ともにメリットは大きいものがあります。例えば、出産後の育児や幼稚園への送迎といった場面で、男女どちらかの地元での協力者(特に実家)が得やすくなります。 また、転勤がないため、子供の転校の心配から解放されることは男女ともに仕事に専念できる大きなメリットです。

利用者の声

エリア限定職のデメリット

エリア限定職のデメリットを解説

給料が下がる

エリア限定職は、転勤等の負担が増えることがないため、給与体系の項目が総じて低くなり、結果として手取りの給与が総合職よりも低くなるケースもあります。

エリア限定職として社員を採用する企業は、働き方に合わせて各々に給与体系や勤務時間などの雇用条件を決めています。給与体系とは、初任給や賃金表、昇給ルール、退職金など給与全体に関する規則のことです。

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自分の可能性を狭めてしまう

エリア限定職での働き方を選んだ事によって、自分の可能性を狭めてしまう場合もあるかもしれません。

入社してから、業務に慣れて余裕が出てくると給与面や将来のことも考え「もっとお金を稼げるようなキャリアチェンジをしたい」や「もっと同期よりも成長したい」と思う可能性も大いにあります。そうした時に一般的に、キャリアチェンジする場合は企業が提示する要項を合格していく必要があります。その合格のハードルは企業によって変わってきますが、もちろん難しい場合もあります。

なので、まずは自分が将来どうなりたいのかということをイメージし、「そうなるためにはどうしたらいいのか?」ということを考えながら、エリア限定職が良いのか通常職のほうが良いのか考えていきましょう。

おわりに

エリア限定職は、企業によって定義が異なります。実際に働くとなったときの労働条件など採用情報をしっかり確認し、自分が意図する働き方に合っているかどうか、自分の将来なりたい姿に近づける働き方ができるのかどうか、エントリー前にきちんと確認してから応募して納得のいく進路決定をしていきましょう。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

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