これさえ読めばOK!中小企業の面接を突破するための秘訣をプロが解説
2025年8月12日
この記事でわかること
中小企業の面接は、候補者の人柄を重視する傾向がある
中小企業の面接では、会社と共に成長する覚悟が問われる
中小企業の面接では、その会社でなければならない理由を語ろう
中小企業の面接はフランクな雰囲気で行われるが、礼儀も忘れずに
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中小企業の面接を受けるそうですね。企業の規模によって面接対策は変えてますか?
え!?特に変えてません。企業の規模によって対策を変える必要があるんですか?
もちろんです。企業そのものの特徴が企業規模で大きく異なるように、面接の特徴も企業規模で異なります。中小企業の面接を受けるなら、一般的な面接対策だけじゃなく、中小企業に特化した面接対策もしておいた方がいいですよ。
そうなんですね。だからなかなか受からなかったのかな…。でも、どんな対策をとったらいいかわからないです。
任せてください!今回は中小企業に特化した面接対策の方法を説明するので一緒にみていきましょう。特徴を理解して、ぜひ今後の面接に活かしてくださいね。
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中小企業の面接の特徴とチェックしていること
それぞれの企業規模によって働き方や会社としての価値観などが異なるため、就活においても面接のやり方や見られるポイントの違いが生まれます。そうした面接の特徴を把握しておかないと、有効な面接対策はできません。
そのためまずは、中小企業の面接の特徴について、以下の3点から解説していきます。
中小企業の面接の特徴を把握して、面接準備に役立てましょう。
中小企業の面接の特徴
中小企業の面接の特徴として、下記の3点が挙げられます。
- 選考回数が少ない
- 人柄をチェックする質問が多い
- 面談のようなフランクな面接が多い
まず1つ目の特徴として、「選考回数の少なさ」が挙げられます。これは単純に、大手企業に比べて応募者が少ないからです。また、企業自体も小さいことから「人事部を設けていない」といった理由や、「人手が足りないからそんな面接に時間を費やせない」などといった理由から選考回数が少ない傾向があります。
2つ目の「人柄をチェックする質問が多い」理由は、中小企業は学歴やスキルよりも「人柄」を重視しているからです。中小企業は大手企業と違い、一人の採用が会社の未来を大きく左右します。そのため、一緒に会社を大きくしてくれる「未来のコアメンバー」を求めており、会社の未来を託せる人物か、会社の文化に合う人物かを真剣に見極めようとしているのです。
そして、面接を通して人柄を見極めるために、3つ目の「面談のようなフランクな面接」を行う傾向があります。フランクな面接の方が学生の本心を引き出しやすいので、中小企業の多くはこのような面接を取り入れているわけです。
大手企業やベンチャー企業との違い
中小企業の特徴をより把握するためにも、大手企業・ベンチャー企業との違いについても理解を深めていきましょう。中小企業と大手企業・ベンチャー企業とでは、事業規模や成長フェーズが異なります。そのため、面接の特徴も以下のように異なるのです。
【大手企業との違い】
大手企業 | 中小企業 | |
---|---|---|
選考回数 | 3回以上 | 1~2回 |
求める適性 | 組織の歯車として機能する | 会社を共に創る仲間になれる |
重視するポイント | 学歴・スキル | 人柄・当事者意識 |
大手企業と中小企業の面接には、「組織の一員としての適性」を見るか「会社を共に創る仲間としての資質」を見るかという、評価基準の根本的な違いがあります。
大手企業は、既に完成された組織と事業モデルの中で、与えられた役割を正確にこなせる人材を求める傾向があります。一方で中小企業は、社員一人ひとりが会社の成長に与える影響が非常に大きいため、自ら仕事を見つけ出し、周囲を巻き込みながら事業を推進できる「当事者意識」を持った人材を求めます。
たとえば、大手企業の面接では「当社の安定した基盤の上で、あなたはどう貢献しますか?」という視点で見られるのに対し、中小企業では「あなたが入社することで、当社にどんな新しい価値をもたらしてくれますか?」という、より能動的で具体的な貢献を問われるわけです。
そのため中小企業の面接では、大手企業とは評価されるポイントが全く異なることを認識し、「組織の歯車」としてではなく、「事業を動かすエンジン」として自分をアピールする必要があります。
【ベンチャー企業との違い】
ベンチャー企業 | 中小企業 | |
---|---|---|
選考回数 | 1~2回 | 1~2回 |
求める適性 | 新しい市場をゼロから創出 | 地道に信頼関係を築ける |
重視するポイント | やる気・スピード | 堅実性・協調性 |
ベンチャー企業と中小企業の面接の違いは、事業の成長フェーズの違いから生じる、「求める人物像の方向性」にあります。
ベンチャー企業は、全く新しい市場をゼロから創り出す段階にあるため、重視するのは即戦力となる専門スキルのほか、「やる気」や「スピード感」です。
一方、多くの中小企業は、既存の事業をより強固にし、次世代へ繋いでいく段階にあります。そのため、奇抜なアイデアよりも、地道に顧客や同僚と信頼関係を築ける「堅実性」や「協調性」を重視する傾向が強いのです。
たとえば、ITベンチャーでは特定のプログラミングスキルが必須とされるかもしれませんが、地域に根差した製造業の中小企業では、お客様と長く付き合えるコミュニケーション能力や、現場の改善に粘り強く取り組む姿勢の方が高く評価されます。
同じ「人柄重視」であっても、ベンチャー企業が求める「破壊的創造性」とは異なり、中小企業では「組織への順応性」や「地道な努力を続けられる継続性」がより重視されることを理解しておきましょう。
とはいえ、大手やベンチャーとの違いを理解した今、「具体的にどうアピールすれば…?」と、かえって不安になった人もいるでしょう。
そういう場合は、ジール就活の支援サービス「面接サポート」で相談するのがオススメです。このサービスであなたの就活軸にマッチする求人を探してもらうと、企業ごとのリアルな評価ポイントを熟知した就活エージェントが、あなたの志望企業に特化した面接戦略を一緒に考えてくれます。
もちろん「面接を受ける企業はもう決めてある」という人もいるでしょう。しかし、もしかしたらまだ見ぬ優良企業との出会いが待っているかもしれません。完全無料のサービスなので、面接対策のついでにもう少し持ち駒を増やしておきませんか?
中小企業が求める人物像とチェックしていること
前述のように、中小企業では「一緒に会社を大きくしていく仲間になれる人」を求めています。そのため面接では、以下のようなポイントをチェックしていることが多いです。
- 当事者意識をもって行動できるか
- 会社のカルチャーに馴染めるか
- 課題解決能力があるか
- コミュニケーション能力があるか
- 向上心・成長意欲があるか
- 地道で堅実に努力できるか
【中小企業の面接におけるチェックポイント】
社員数が少ない中小企業では、一人が複数の役割を担うのが日常です。部署の垣根も低く、様々な立場の社員と協力して仕事を進める場面が頻繁にあります。そのため、指示を待つのではなく、自ら課題を見つけて行動する主体性や、困難な状況でも諦めずにやり遂げる粘り強さが不可欠です。
ただし、中小企業が求める「コミュニケーション能力」とは、単に話が上手いことではなく、社長から現場のベテラン社員まで、様々な相手と円滑に意思疎通を図る力です。「向上心」とは、OJTが中心の環境で、先輩の仕事を見て盗み、自ら学び続ける意欲を指します。
つまり、中小企業は単なるスキルリストを見ているわけではありません。あなたの経験を通じて、会社のカルチャーに馴染み、組織に貢献しながら成長していけるポテンシャルがあるかどうかを厳しくチェックしているのです。
自分のそのような資質があるか今一度、整理しておきたい人は以下のワークシートを活用してください。
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中小企業の面接を突破するための秘訣
そのためここからは、「中小企業の面接突破の秘訣」を紹介します!中小企業の面接を突破するためには、以下の3点を抑えた対策がオススメです。
以下で詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
人柄を意識的にアピールする
繰り返しになりますが、中小企業では「人柄」が重視されているため、人柄を存分にアピールすることが面接成功のカギとなります。そのうえで意識すべきことは、自分の強みとその企業が大切にしている価値観や理念を具体的に結びつけて語ることです。
中小企業は「カルチャーフィット」、つまり企業文化との相性を極めて重視します。どんなに優秀な学生でも、会社の雰囲気や価値観に合わなければ、入社後に互いが不幸になってしまうことを経営者はよく知っているからです。
そのため、たとえば自己PRを求められたら、以下の例文ように、企業の理念と自分の経験をリンクさせてアピールすることをオススメします。
【回答例】
私の強みは粘り強さです。学生時代は地域のお祭りの運営ボランティアをしていたのですが、参加者が集まらないという困難な状況でも諦めずに広報活動を続け、結果として前年比120%の来場者数を達成しました。この粘り強さを活かし、地域社会との共生を目指す御社の製品を通じて、地域のお客様との信頼関係を築きたいです。
企業研究がどんな人物を求められているか知り、自分の強みがその企業で具体的にどう役立つのかをアピールすれば人柄と同時に「自分の魅力」や「志望度の高さ」もアピールできます。
そのためには、まず企業研究でその会社の価値観を深く理解し、それに合致する自分の経験を具体的に語る準備が不可欠です。
自己PRが苦手な人は、以下の資料も参考にしてください。
【就活対策資料】
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会社を一緒に大きくしていく覚悟を表明する
中小企業の面接は突破するためには、質疑応答の中で「会社を一緒に大きくしていく覚悟を表明」していきましょう。そのために重要なのが、「その会社でなければいけない」という思いを伝えることと、その企業への具体的な貢献プランを提示することです。
中小企業の場合は大手企業に比べて内定辞退によるリスクが高いため、自社への志望度の高さを慎重に見極めたいという思いがあります。また、中小企業の経営者は会社の未来を常に案じているものです。
そのため、自社に入社したいという熱い思いがあり、「この学生を採用すれば、自社はこう良くなるかもしれない」という具体的な未来像をイメージさせてくれる学生を、他の候補者よりも高く評価する傾向があります。
伝え方のポイントは「その企業でどう活躍し、どう貢献していきたいか」を具体的に述べることです。たとえば「当社の製品についてどう思いますか」などと聞かれたら、自分のスキルに基づき、以下のようにアピールするとよいでしょう。
【回答例】
御社の主力製品である〇〇は、品質が高いにも関わらず、若者への知名度が低いと感じています。私は学生時代にSNSアカウントを運用し、フォロワーを半年で5,000人増やした経験があります。この経験を活かし、まずはSNSマーケティングの側面から売上向上に貢献したいです。
このように中小企業の面接では、受け身の姿勢ではなく、「自分はこのように貢献できる」という具体的なプランをプレゼンテーションする覚悟を持って臨むことをオススメします。
元気で明るい笑顔を意識する
中小企業の面接を突破するには、「元気で明るい笑顔」を意識することも大切です。
社員同士の物理的・心理的な距離が近い中小企業では、一人の言動が職場全体の雰囲気に大きく影響します。そのため元気で明るい態度は、スキルや経験以前に、「この人と一緒に働きたい」と面接官に思わせるための最も基本的かつ重要な要素だといえるでしょう。
面接官は、就活生が入社後に、他の社員と楽しそうに会話し、前向きに仕事に取り組む姿を無意識に期待しているのです。
緊張するのは当然ですが、意識して口角を上げ、面接官の目を見てハキハキと話すようにしましょう。それだけでも、「素直さ」「協調性」「前向きな姿勢」といったポジティブな人柄を強く印象づけられます。
話す内容を完璧に準備することはもちろん大切ですが、それ以前に「この人と働きたい」と感じさせるポジティブな第一印象を演出することが、中小企業の面接を突破するための大前提となります。
とはいえ、人柄・覚悟・笑顔が中小企業面接の秘訣だと分かっても、いざ自分の言葉で、あなた自身の経験と結びつけて語るのは簡単ではないでしょう。
もしも不安を感じる場合は、ジール就活の「面接サポート」で相談するのも1つの手です。このサービスで求人を紹介してもらえば、あなたの経験を基に、志望企業一社一社に最適化したオーダーメイドの面接戦略を一緒に考えてくれる無料サポートもついています。
私たちジール就活は、就活生の「熱意」を企業が評価する「覚悟」の言葉に翻訳するプロの就活エージェントです。あなたの挑戦を応援しつつ、もっと輝ける企業も同時に提案できるサービスなので、ぜひ利用してみてください。
【例文】中小企業の面接ならではの質問対策
企業規模ごとに面接の特色があり、チェックされていることなどが異なるように、質問される内容においてもそれぞれに特徴があります。中小企業では「人柄」を重視している傾向にありますので、それらを見極めるための質問がされます。
具体的には、以下の3つを中心とした質問になるでしょう。
中小企業でなくても聞かれる質問ですが、答え方は中小企業が重視するポイントに合わせて変えていくことをオススメします。以下で答え方と例文を紹介するので、参考にしてください。
志望動機
志望動機はどの企業でも必ず聞かれますが、中小企業の志望動機で最も重要なのは、「なぜ業界大手ではなく、この規模の、この会社でなければならないのか」を、自身の言葉で明確に伝えることです。
面接官は「大手企業に落ちたから、うちにきたのでは?」という懸念を必ず持っています。この懸念を払拭し、「数ある企業の中から、強い意志を持って自社を選んでくれた」と納得させられなければ、内定にはつながらないでしょう。
しっかり企業研究を行い、なぜその企業を選んだのか、その企業の魅力は何なのかを具体的な情報に基づいて語りましょう。
【回答例】
私は、若いうちから幅広い業務に携われる点に魅力を感じ、御社を志望しました。御社のホームページで、入社3年目の社員の方が新製品開発のリーダーを務めている事例を拝見したのが、御社に興味を持ったきっかけです。私も若いうちから責任ある仕事を通じて事業全体を動かすスキルを身につけたいという希望があるため、大手のような分業制ではなく、御社のような環境で挑戦したいと考えております。
上記のように、企業の規模や特徴を深く理解した上で、「この会社でしか実現できないこと」と「自分のやりたいこと」を論理的に結びつけて説明することが大切です。
志望動機に自信がない人は、以下の資料も参考にしてください。
【就活対策資料】
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他社の選考状況
中小企業の面接では、「ほかにどんな企業を受けましたか?」といった、他社の選考状況に関する質問もよくあります。他社の選考状況に関する質問では、嘘をつかず正直に伝えつつ、「企業選びの軸」に一貫性があることを示すことが最も重要です。
応募している業界や職種、企業規模に一貫性がないと、「手当たり次第受けているだけで、入社意欲は低いだろう」と判断されてしまうかもしれません。採用に大きなコストをかけている中小企業にとって、内定辞退や早期離職のリスクは絶対に避けたいため、学生の志望度の高さを慎重に見極めようとします。
そのため回答では、他社の選考状況を正直に答えた上で、以下のように志望の一貫性とその企業に対する志望度の高さを示しましょう。
【回答例】
これまでに三社の面接を受けました。私は『日本の優れたモノづくりを世界に広める』という軸で就職活動を行っており、独自の技術を持つメーカー様を中心に選考を受けております。その中でも、〇〇という技術で海外展開を加速させている御社が第一志望です。
自分の就活の軸を明確に伝え、その軸の上でもその企業が最も魅力的な選択肢であることを誠実にアピールする絶好の機会となるでしょう。
将来のビジョン
中小企業の面接では、将来のビジョンに関する質問もよくあります。こうした質問に対しては、会社の事業内容を踏まえ、自身の成長と会社の成長を重ね合わせた、具体的なキャリアプランを語ることが大切です。
中小企業では、個人の成長が会社の成長に直結します。そのため、入社後のキャリアプランを具体的に描けている学生は、向上心が高く、長期的に会社へ貢献してくれる人材だと評価される可能性が高いです。「育てがいがある」と感じてもらえるよう、以下のような明確なキャリアプランを示しましょう。
【回答例】
まずは製造現場で3年間、製品知識と技術の基礎を徹底的に学びたいです。その後、その知識を活かして営業職に挑戦し、お客様に最適な提案ができるプロフェッショナルを目指します。将来的には、現場とお客様の両方を理解した人材として、新製品の開発にも携わりたいです。
企業の事業や職務内容を深く理解した上で、その会社でしか実現できない、あなただけの成長ストーリーを具体的に語りましょう。それが、入社意欲の高さを示す何よりの証明となります。
中小企業の面接で注意すべきこと
日本のほとんどが中小企業であるため、多くの人が1度は中小企業の面接を経験することになるでしょう。就活生の中には、大手と違って楽勝だろうと高をくくっている人もいるかもしれません。
しかし中小企業の面接では、以下の2点に注意する必要があります。
一見するとどの企業にも当てはまりそうに思えるかもしれませんが、実は就活生の油断が招く中小企業ならではの注意点です。以下で詳しく説明するので、しっかり覚えておいてください。
他の企業にも通用するような回答は避ける
中小企業の面接を受けるうえでまず注意すべきことは、他の企業にも通用するような回答をしないことです。とくに、インターネットや就活本にあるようなテンプレート的な回答は、経験豊富な中小企業の経営者にすぐ見抜かれてしまうので注意しましょう。
中小企業の面接官、特に社長や役員は、長年の経験から人の本質を見抜く力に長けています。マニュアル通りの美辞麗句は「自分の言葉で語っていない」「熱意がない」と瞬時に判断され、その時点で不合格となる可能性が高いです。
たとえば志望動機などを答える際、「御社の将来性に惹かれました」という言葉は、どの会社にも使えます。そうではなく、以下のように、自分自身で集めた具体的な情報に基づいた、血の通った言葉で信頼につなげましょう。
【良い例】
先日拝見した〇〇新聞の社長のインタビュー記事で、創業時の〇〇というご苦労を乗り越えられたお話に深く感銘を受けました。その粘り強い経営姿勢こそが、私がこの会社で働きたいと考える最大の理由です。
面接対策とは、模範解答を暗記することではありません。自分の言葉で、その会社への「本気」を伝えるための、あなただけのストーリーを準備することが何よりも大切です。
くだけた態度にならないよう気をつける
中小企業の面接を受けるうえで次に注意してほしいのが、くだけた態度にならないようにすることです。中小企業の面接はフランクな雰囲気で進むことが多いですが、その雰囲気に甘えないようにしましょう。面接では、社会人としてのマナーや礼儀を最後まで貫くことが重要です。
和やかな雰囲気は、学生の素の姿を見るために面接官が意図的に作り出している場合がほとんどです。この演出に気を許し、馴れ馴れしい言葉遣いやだらしない態度をとってしまうと、「お客様の前でも同じことをするかもしれない」と判断され、一気に評価を下げてしまいます。
面接官が親しげに接してきても、敬語を崩さず、丁寧な言葉遣いを徹底しましょう。話に夢中になっても、背もたれに寄りかかったり、腕を組んだりせず、最後まで正しい姿勢を保つことが大切です。こうした基本的な態度は、あなたの「誠実さ」や「真剣さ」を示す重要な評価ポイントとなります。
「リラックスすること」と「気を抜くこと」は全く違います。「親しき仲にも礼儀あり」という姿勢を最後まで貫くことが、面接官からの信頼を勝ち取るために不可欠です。
中小企業の面接前に言葉遣いの再確認をしておきたい人は、以下の資料を参考にしてください。
【就活対策資料】
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とはいえ、ここまで読み進めて、中小企業の面接突破への道筋が見えてきた一方、「これを全部一人でやるのは大変だ…」と感じた就活生もいるのではないでしょうか。
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中小企業の面接は、あなたという人間そのものが評価される場であり、自分に合った企業と出会えれば、大手企業では得られない大きな成長とやりがいを手にできる絶好の機会です。
日本の企業の99%以上は中小企業であり、それぞれが独自の技術や魅力を持っています。会社の成長を肌で感じながら、若いうちから責任ある仕事を任され、経営層と近い距離で働く経験は、あなたのキャリアにとって間違いなく大きな財産となるからです。
今回の記事で紹介した対策は、単なる面接テクニックではありません。企業を深く理解し、自分自身と向き合い、「この会社で自分はどう貢献できるのか」を真剣に考えるプロセスそのものです。このプロセスを経ることで、面接官の心に響く、あなただけの言葉が見つかるでしょう。
この記事を参考に万全の準備をして、自信を持って面接に臨み、あなたにとって最高の未来を掴み取ってください。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。