【例文あり】「コロナでガクチカがない!」と悩む就活生のための対策法教えます

 2023年3月20日

おや?ESが真っ白ですね。
ずいぶん悩んでいるようですが、どうしましたか?

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

ガクチカが書けなくて困っています。
コロナ禍で大学はオンライン授業ばかりだし、自粛も多かったし、まともな学生生活を過ごせていないんですよね。だから「学生時代に力を入れたこと」って言われても……。

とはいえ「コロナ禍だから仕方ない」は通用しないのが辛いですよね。

キャリアプランナー 岡田

就活生 Aさん

そうなんです~!
好印象を持ってもらえるようなガクチカを書きたいんですけど、どうすればいいでしょうか?

大丈夫ですよ。このコラムでは、「ガクチカがない」と悩む就活生に向けて、ガクチカの見つけ方と対策法を紹介します。
例文もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。

キャリアプランナー 岡田

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コロナでガクチカがないと悩む23卒

コロナでガクチカがないと悩む23卒

冒頭にもお話ししたように、ガクチカとは”学生時代に力を入れたこと”です。ところが23卒には、「ガクチカがない」と悩む就活生が非常に多くなっています。その理由は皆さんもよくご存知のように、昨年から続いているコロナの影響によるところが大きいです。

そもそも世の中全体が自粛ムードでしたし、学生生活そのものが停滞していたのですから、その中で何かに力を注げなかったとしてもやむを得ない部分がありますよね。しかしそれぞれの就活生を個別に見てみると、人によって多少事情が異なるようです。

コラムの初めに「コロナのせいでガクチカがない」と悩む23卒の実態について解説しますので、打開策を探るためにも、まずは自分の現状を把握することから始めましょう。

コロナによって満足した学生生活を送れていない

「コロナのせいでガクチカがない」と悩む23卒の多くは、実質的にコロナによって満足な学生生活を送れていなかったことが、ガクチカがない理由となっています。くり返しになりますがガクチカは”学生時代に力を入れたこと”ですから、ESではその内容として、学業や部活動など学校内での活動を挙げる就活生が多いです。

しかし昨年はコロナの流行で緊急事態宣言が発令され、しばらく休講になった大学もかなりありました。特に主要都市部の大学では緊急事態宣言が長引きましたし、そもそもが狭い空間に過剰な学生数を受け入れていたため解除後もまともに授業を受けられず、オンライン授業などで学校自体に行けなかった人も多いと思います。

学校で行う部活やサークル活動も、コロナへの警戒で大学側から自粛を求められたり、大会などが中止となって力を入れる意味がなくなってしまったりした人も少なくないです。またESでは大学内での活動以外にも、アルバイトやボランティア活動などをガクチカに挙げる就活生もかなりいます。

ところがコロナの流行後は不景気や営業短縮でシフトに入れず、アルバイトに力を注げなくなった人もいるはずです。活動の種類や団体によってはボランティア活動も中止を余儀なくされ、難しくなったかもしれません。23卒の場合はそのようにコロナによって実質的に行動が制限されたことで、学生生活の中で満足に力を注いだと思える活動がなく、「ガクチカとして書ける話がない」と悩む就活生が多くなっているのです。

学生自身がコロナを理由に消極的になっている

23卒の就活生が「コロナのせいでガクチカがない」と悩むのには、コロナを理由に学生自身が消極的になっていることも大いにあります。実際には活動が可能だったのに、自分自身がコロナの感染拡大を恐れるあまり「何もできない」と思い込み、何事にも消極的になってこれといった活動をしてこなかったわけです。

確かにコロナが流行し始めてからは世の中全体が自粛ムードでしたし、実際「通学できなくなる」「移動が制限される」「イベント会場が使用できなくなる」といった制約を受けました。その中で、様々な活動に力を注ぎにくくなったというのは事実でしょう。しかし完全に外出が制限された緊急事態宣言の期間は都市部でも3カ月程度で、その後は全く身動きが取れなかったというほどではないです。

大学に通う日数は減りましたがオンラインで授業は再開されましたし、そもそも学問は自分で学ぶものですから、登校しなくても書籍や論文などから知識を習得することはできます。部活動だって大会が中止になって目標がなくなったとはいえ、少なくとも小規模な自主トレーニングはできたはずです。

アルバイトやボランティア活動に関しても、コロナの流行前にやっていた種類の活動はできなくなったかもしれませんが、他の活動先を探せば継続は可能でした。そのように実際には少し工夫すれば力を入れられたはずのことも、学生自身が「コロナのせいで何もできない」と思い込み、初めから無理だと諦めてしまったのです。

またこれまで通りの活動が無理でも、学校に行く日数が減った分時間はたくさんあるのですから、他の何かを探すことはできたと思います。ところがコロナを理由に何事にも消極的になっているため、どうしても必要なこと以外は何もしようとせず、これといった思い出や出来事が何もない人も多くなっているのです。

対策資料の画像

そもそも「ガクチカ」の意味と重要性とは?

そもそも「ガクチカ」の意味と重要性とは?

これほど世の中にコロナが蔓延し、実質的にも精神的にも様々な活動がしにくくなっているのですから、この1年これといった出来事がなくてもやむを得ない部分はあります。そうしたことは学生に限ったことではなく社会的な現象なのですから、企業の方もある程度わかっているはずです。

それなのに、なぜ相変わらず企業はESにガクチカの記載を求めるのか、不思議に感じている就活生もいると思います。その理由は就活においてガクチカが、企業と就活生の双方にとって重要な意味を持つからです。

ここからは就活におけるガクチカの意味や、ESでガクチカを求める企業の意図について解説しますので、しっかり理解しておいてください。

ガクチカから熱意を伝えることができる

就活生にとってガクチカは、自分の熱意や企業への思いを伝えることのできる重要なものです。ガクチカは”学生時代に力を入れたこと”ですから、それだけでも自分が物事に対して労をいとわず頑張れて、そこから学ぶことのできる熱意にあふれた人間だとアピールできます。

またガクチカの経験から得た学びがその企業でどのように活かせるのか述べることで、自分が入社した場合に活躍する姿を企業側に想像させ、好印象を得やすくなるのです。ただしそれを述べるには、学びを活かすことのできる状況を知っていなければなりませんから、その企業の仕事や特色について正確に理解している必要があります。

そのためガクチカからは、深い理解を持つほどその企業に強い興味があることや、「私はこんなに貴社の役に立つのでぜひ採用してほしい」という入社意欲も示すことができます。そのようにガクチカは、志望動機以外で企業に自分をアピールできる、またとないビッグチャンスです。

コロナのせいでこれといった活動ができなかったからと言って、その大きなチャンスを棒に振ってしまうようでは、アピール不足で内定には近付けません。コロナの影響で身動きが取れなかったにせよ、精神的な理由から何もしなかったにせよ、しっかりと自分をアピールできるように対策が必要になります。

就職での自己アピールに悩む人は少なくありません。しかし、自分では大したことがないと思っていたエピソードが、「自身の強み」となる場合もあります。このような自己分析には客観的な視点が必要となるため、多くの就活に携わっている就職アドバイザーへの相談がオススメです。

キャリチャンでは、プロのキャリアプランナーが1対1で相談に乗る「就活相談会」を無料で開催しるので、ぜひ活用してくださいね。

企業はガクチカから学生の「人柄・思考性」を見極めている

就活において企業側がガクチカを求める意図は、その就活生の人柄や思考の傾向をチェックするためです。ガクチカは”学生時代に力を入れたこと”ですから、その就活生が在学中どんなことに興味を持ったのか、どんな風に活動したのかが語られることになります。

また何かに熱中すれば、必ずと言っていいほど何らかの努力目標や壁があり、それをクリアするための努力と成長があるはずです。企業側はガクチカを聞くことによって、その就活生が何かに情熱を傾けて頑張れる人物なのか、どんな人間でどのような考え方をするのか知ろうとしています。

それらはその就活生と企業との相性を見極める上で欠かせない、重要なポイントです。その就活生の人柄や思考傾向が社風に合わなければ会社に馴染むことができませんし、自ら努力して学びを得られない人物では、安心して仕事を任せられないでしょう。

そのため23卒生がコロナの影響から活動しにくい状況であったことは企業の方も承知しているものの、ガクチカを聞かないわけにはいかないのです。ですから就活生の方も「コロナだからガクチカはない!」なんて言わずに、企業側が相性を見極めやすいよう、きちんとした回答ができるようにしなければなりません。

利用者の声

コロナでガクチカがない人の見つけ方と答え方

コロナでガクチカがない人の見つけ方と答え方

ここまで読んで、しっかりガクチカを書く必要があるということは理解できたかと思います。しかしそうは言っても、この1年は実質的にも精神的にも身動きがとりにくく、ガクチカとして語れるほど力を入れたことなど何も思い当たらないというのが現実ですよね。

その場合ガクチカには、いったい何を語れば良いのでしょうか。ここからはコロナのせいでガクチカが思いつかない就活生のために、ガクチカの具体的な見つけ方と上手な答え方について説明します。

近々の出来事ではなく、1年の時から思い返す

コロナのせいでガクチカが思い当たらないという就活生は、近々ではなく、学校に入学した1年生の時からの出来事を思い返してください。ガクチカというと、記憶が新しいため近々の出来事から際立った実績を探そうとする就活生が多いですが、1~2年生の時の些細なエピソードでも全然構わないのです。

コロナの流行が始まったのは昨年の2月頃のことですから、23卒の就活生の場合、それまでは何らかの取り組みができていた人も多いと思います。今はコロナのせいで気持ちも消極的になっているため、自分の学生生活全般に対してネガティブなイメージを持ち、「力を入れたことなんてない」と思っているかもしれません。

しかし、よくよく思い返せばガクチカは必ず誰にでもあります。ガクチカを聞く企業の意図からもわかるように、ガクチカで大事なのはエピソードそのものよりも「そこから何を得たのか」「どう頑張ったのか」など中身の部分です。

ですからエピソードの大きい・小さいは関係なく、日常の中の何と言うことはない出来事からも探すことができます。フレッシュな気持ちで新しい学校に通い始めた時、どんな学生生活にしようと考えていたのか思い返してみると良いです。1年生の時から振り返って、自分がどんなことに力を入れて学生生活を送ってきたのか考えてみましょう。

就活エージェントに相談し、見つけてもらう

コロナのせいでガクチカが思い当たらない就活生は、就活エージェントに相談し、就活のプロの目線で見つけてもらうと確実です。ガクチカの大小は関係ないとはいえ、入学時から振り返っても、自分が力を入れたことが全く何も思いつかないという人もいると思います。

進学する目的は人それぞれですから、何となく学校に入り、ゆるゆると学生生活を送ってきたと自覚している人も少なからずいるはずです。コロナで行動が制限されたことで、なおさら活力を失い、何もしなかったという人もいるでしょう。

また、何かエピソードを思いついても、「本当にこんな些細なことでいいの?」「何の実績もないけど”力を入れた”と言えるのか?」などと不安を感じる人もいると思います。そういう場合は、就活のことを知り尽くしているプロに相談するのが一番です。就活エージェントなら、就活生自身が見つけられないガクチカを確実に掘り起こしてくれます。

それだけでなく就活エージェントは、どんな企業にどんなアピールが好まれるか、そのアピールをするのにどんなガクチカが効果的なのかも熟知しているエキスパートです。それぞれの就活生の個性や志望企業に合わせて、最も好印象となるエピソードを見つけ出してくれます。

就活エージェントに相談すれば、もうコロナのせいでガクチカが思いつかないと悩んだり、見当違いなガクチカでアピールが空振りしたりする心配はありません。自力で無理やりひねり出そうとするよりずっと早くて好印象を狙えますので、ガクチカが思いつかない・ガクチカに不安がある就活生は、絶対に就活エージェントを頼るべきです。

ESだけではなく、面接でもガクチカを質問されることがあります。しっかりと面接官にアピールできるよう、対面での練習やシミュレーションを行いましょう。

キャリチャンでは、面接への不安を払拭する「面接サポート」を無料で開催しています。面接が苦手な人は、このサポートをぜひ活用してくださいね。

見つけたエピソードを掘り下げ、エピソードを固める

ガクチカとして取り上げるエピソードを見つけたら、次はそのエピソードをもっと掘り下げ、固めていってください。くり返しになりますが就活で語るガクチカでは、エピソードそのものよりもその中身が重要になります。

学生時代の活動は仕事と違って義務ではないですから、何に力を入れて取り組んでも自由ですし、「コロナに負けじ」と頑張っても「コロナだから」と怠けても本人の自由です。その中で力を入れようと選んだ活動は本人の自発的な意志であり、そこに就活生の人柄・考え方・物事への取り組み姿勢などが反映されます。

それこそが、企業が就活生のガクチカから知りたいと思っていることです。たとえば部活動に力を入れた就活生の場合は、どんなタイトルを獲得したかよりも、なぜ部活に力を入れようと思ったのか、どんな風に頑張ったのかを語らなければいけません。ですから見つけたエピソードをしっかりと掘り下げ、なぜそのエピソードを自分の”ガクチカ”として選んだのか、自分の中で「力を入れた」と思える部分を探すわけです。

何かに力を注げばその中での目標や困難があったはずですから、具体的にどんな出来事があり、どう取り組んだのかを思い出しておきます。その理由や取り組みには色々なことがあっただろうと思いますが、あれこれ盛り込むと主旨がわかりにくくなりますので、1つの焦点に絞って何を語るべきかまとめていきましょう。

経験から何を得たのかを考え、アピールするものを決める

ガクチカとしてどのエピソードを語るか固まったら、その経験から何を得たのかを考え、企業にアピールするポイントを決めていきます。そのためにまずは、ガクチカでの経験から自分が何を学んだのか洗い出してください。そのように言うと「学んだことなんてあるかな?」と思うかもしれませんが、あまり難しく考える必要はないです。

コロナがあろうとなかろうと、何かに力を注げばその中で目標や課題が発生し、それに向かって努力した結果、成功と失敗があります。それと同時に、努力の過程や成功・失敗という結果を通して「これが成功の要因だった」「もっとこうすべきだった」など、自分が深く感じたことがあるはずです。

それこそが、ガクチカの経験から得た”学び”だと言えます。そして企業側は、就活生が経験から得た学びに気づいて成長していける人物か、経験から得た学びを仕事に活かすことができるのかを知りたいのです。

ですから就活でガクチカを語る際には、単なる自慢話や苦労話で話が終わってしまってはいけません。ガクチカの経験から得た学びによって自分はどう成長したのか、その学びを仕事でどう活かしていくのかまで明確にし、しっかりとアピールすることが大切です。

企業側が求める人物像とズレてないか確認する

ガクチカとして語るエピソードや学びについて考えがまとまったら、そこでアピールしていく内容が、企業側が求める人物像とズレていないか確認します。なぜならコロナの有無にかかわらず、採用活動において企業は「こういう人物が欲しい」という明確な人物像を思い描き、それにピッタリ合う就活生を探しているからです。

たとえ就活生がどんなに素晴らしい経験や能力を語ったとしても、その企業で必要とされているものでなければ、企業側にとっては何の魅力もありません。つまりガクチカで好印象を与えるには、ただ優秀な学生だというだけではダメで、自分は企業側が求める人物像に当てはまる学生だとアピールしなければならないのです。

そのためには、その企業でどんな能力を持った人物が必要とされているのかを把握し、その必要とされている能力についてのアピールをすることが必須となります。複数の企業に対してガクチカを使い回ししようとする就活生もいますが、求める人物像は企業ごとに異なるので、アピールすべき内容も同じではないです。

個々の企業の求める人物像を無視して不必要な能力をアピールしても、決して選考を勝ち抜いてはいけないでしょう。ですから自分がガクチカの中でアピールしようとしている内容が、その企業にとって必要な能力なのかを、個別に考えることが大切です。

企業側が求める人物像と自分のガクチカのアピール内容にズレがないかを確認し、ズレていた場合には、その企業が求める能力をアピールできるであろうエピソードを用意し直してください。

コロナの中でも工夫した点などを書くと◎

23卒の就活生の場合は、ガクチカの中にコロナ禍でも工夫して行動できたという点を盛り込めると、一層好印象となります。コロナに関する話題はガクチカに絶対欠かせないというわけではありませんが、自分の強みをアピールする手段としては有効です。

皆さんもよくご存知のように、コロナの感染拡大を防止するため、この1年は世の中全体が色々な面で自粛ムードでした。そのためコロナによる実質的な行動制限以上に、何をするにも消極的になって内にこもり、身動きが取れなかった人が多いです。

そんな中でも、自分は活力を失わずコロナを上手く避けて行動できたと語れれば、ガクチカから自分の行動力や対応力の高さをアピールできます。ただし「行動できた」と語ることはそれが事実でなくてもできますから、事実を裏付けるような具体的な話がないと信憑性がありません。

その話の信憑性を高めるには、コロナへの警戒感や制約がある中で行動するために、実際どのように工夫したかなど具体的な内容をエピソードの中に盛り込むと良いです。事態を打開するために自ら創意工夫を凝らしたと述べることで、創造性や粘り強さもアピールできます。コロナ禍の厳しい状況の中でもそれと真剣に向き合い、効率的に動けたことをアピールできると、高評価を得られるでしょう。

コロナでガクチカがない人向けの回答例

どんな質問であれESや面接の中で回答する際には、最初にその問いに対するダイレクトな結論となる部分を、簡潔に述べるのが鉄則です。そうすることで回答のインパクトが強くなり、これから何を述べようとしているのかも、相手に伝わりやすくなります。

ガクチカは「学生時代に力を入れたことは何か」というのが質問の主旨ですから、その回答には「力を入れていた活動」がダイレクトな結論であり、最初に述べるべきことです。ですからガクチカの回答では、初めに「自分が何に力を入れていたのか」を簡潔に述べ、後から説明を加えていく形で話を進めていきましょう。

上手にアピールを加えながらわかりやすくガクチカを語るには、STAR法という論法を用いるのがオススメです。STAR法では過去の出来事について、Situation(状況)→Task(課題)→Action(行動)→Result(結果)の順で話を展開していきます。

以下に例文を題材にして、STAR法によるガクチカの書き方を記載しますので参考にしてください。

【回答例】

私は在学中、登山部の活動に力を入れていました。大学4年間に日本百名山の踏破を目指していたからです。(状況)

しかしコロナの流行から遠方への移動制限がかかりましたし、部の所有する大型テントでは三密となるので縦走はできなくなりました。また登山は呼吸が激しいためマスクの着用が難しく、近隣の山でのトレーニングも中止となったのです。(課題)

そこで私たちは口や鼻を覆うための色々な商品を試し、コロナの中でも登れる方法を模索しました。同時に、移動制限が解除されたら再び縦走することを目標とできるよう、OBへ小型テントを貸してほしいと協力を呼びかけたのです。(行動)

その結果、一人の感染者を出すことなく活動を継続でき、夏には個別のテントで縦走もできました。この経験から私は、困難な状況でも諦めずに工夫を凝らし、積極的に行動することが大切だと学べたと思います。就職後もこの姿勢を大事し、様々な方法を試すことで問題の解決を図っていきたいです。(結果)

(399字)

上の例ではSTAR法を用い、400字の字数制限を想定してガクチカを作成しました。STAR法で最初に述べるのは、どの活動に力を入れていたかという「Situation(状況)」の説明になります。冒頭は簡潔に述べた方が良いですが、企業はガクチカから就活生の考え方を知りたいと思っていますので、上の例のようになぜその活動に力を入れたのか理由も添えると良いです。

STAR法では次に、その活動中に発生した「Task(課題)」について述べていきます。上の例では、コロナによって目標の達成や活動の継続が困難になったことを挙げました。そこで、その課題を解決するため具体的にどのような「Action(行動)」を取ったかというのが、次に述べるべきことです。

上の例ではコロナの中でも活動を続ける方法を模索し、モチベーションが下がらないようにするための工夫もしたと述べています。そして最後に述べるのは、その行動によってどういう結末になったかという「Result(結果)」です。

ただしそれだけで終わってしまうとただの苦労話ですから、この行動と結果を通して学んだことと、学んだことを入社後にどう活かしていくのかまで述べましょう。上の例では全体として困難な状況にも諦めない粘り強さや、積極的な行動で解決を図るといった行動力・対応力を身に付けられたとアピールしています。

求められる人物像は企業によって異なりますので、その企業に必要とされている能力をアピールできるエピソードを選ぶことが大切です。

おわりに

23卒の場合はコロナの影響から身動きがとりにくくなり、「ガクチカがない」と悩んでしまう就活生が少なくありません。しかし就活の上でガクチカは、志望企業に自分をアピールできる貴重なチャンスです。

よくよく思い返せばガクチカは必ず誰にでもあるので、しっかりと考えて回答するようにしてください。23卒の場合はコロナがタイムリーな話題ですから、基本的な書き方と合わせて、コロナと上手に向き合ったことをガクチカに盛り込めるとなお良いです。

「コロナのせいでガクチカがない」と悩む就活生は多いですが、だからこそ逆にコロナを利用して、企業の高評価を勝ち取りましょう。

とはいえコロナのせいで何かに力を入れることが難しい状況だったわけですから、「自分一人でガクチカを考える自信がない」「全然何も思いつかない」という就活生もいますよね。そんな就活生には、就活エージェントの活用がオススメです。

キャリチャンでも、就活生と一緒にガクチカを探したり、好印象を狙える回答を考えたりするイベント「 就活相談会」を開催していますので、ぜひ参加してください。このイベントはプロのキャリアプランナーが1対1で相談に乗り、就活生の抱える様々な悩みを解決していくという無料イベントです。

ガクチカを見つけるための相談はもちろん、就活生自身が書いたES全体の添削や就活生がガクチカから学んだことを活かせそうな企業の紹介、ES選考後の面接対策などなど就活のことなら何でも相談に乗ります。23卒の就活が本格化してきたにも関わらず、コロナの勢いはちっとも収まっていません。

コロナのせいでガクチカだけでなく就活そのものがやりにくくなっている時ですから、ぜひ私たちプロの力を頼って、効率的に就活を進めてください!

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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