面接でボロボロ…。そんな人が大逆転するための事前対策教えます

 2022年6月3日

面接が本格化してきた時期になりました。この時期には「面接がうまくいかった」と悩みを相談してくる学生が多くいますが、あなたはどうですか?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

面接、ボロボロです…。もともと苦手意識はありましたが、思ってる以上に面接がボロボロでもうこれからの面接に受かる気がしません。どうしたらいいでしょうか。

わかりました、今回はそんな面接がボロボロだと悩むあなたのために、ボロボロにならないための事前対策について解説してきましょう。面接でボロボロになってしまう原因やリスクなども合わせて解説しているので、しっかりチェックしてください。

キャリアプランナー 平崎

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面接でボロボロになってしまう原因

面接でボロボロになってしまう原因

就活の中では「面接でボロボロだった」と落ち込んでしまうことはよくあります。そして「ボロボロだった」と思ったときは大抵、結果も思わしくないものですよね。しかしその「ボロボロだった」という状況は、具体的にどんなもので、原因はどこにあるでしょう。

今後の対策を立てるためには、自分の状況と原因を明確に把握しておく必要があります。コラムの初めにまず、面接でボロボロという具体的な状態と、その原因について解説しますので参考にしてください。

面接における「ボロボロ」な状態とは?

「面接でボロボロ」というのは基本的に、面接官から聞かれた質問に対して全く答えられない状態です。面接では様々な質問がなされますが、そのどれに対しても上手い回答が思いつかず、まともな答えが返せませんでした。言葉に詰まって考え込んでしまったり、緊張のあまり頭が真っ白になってしまったりして、面接官との会話が成り立たなかったのです。

何かしらの言葉を返したにしても、一言で終わってしまってその説明はできない、しどろもどろで何を言っているのか分からない、聞かれていることとは違う的外れな回答をしてしまうといった場合もあります。中には上手い回答が出てこないどころか、冷や汗がダラダラ出てきて頭の中はパニック状態、面接官の質問の意味すらよく理解できなかった就活生もいるかもしれません。

いずれにしても面接という就活の中心となる場面で、面接官との会話が成り立っていなければ、コミュニケーション能力を疑われてしまいます。コミュニケーション能力は新卒の面接において、大多数の企業が重視している点です。

もちろんその他の能力についても上手くアピールできていないので、結果もボロボロだったはずです。

原因1:準備不足

面接がボロボロになってしまう原因の1つには、面接への準備不足があります。自己分析や企業・業界研究などが不十分で、面接官の質問に答えられる状態になっていなかったのです。たとえば「あなたの強みは何ですか?」といった定番の質問をされたとしても、事前にそれを把握していなければ、面接の場で考えることになってしまいます。

しかし大抵はパッと思いつくような内容ではないので、「えーと…」などと言葉に詰まってしまったり、しどろもどろになったりするわけです。「当社の魅力は何だと思いますか?」などと聞かれた場合には、その企業や業界についてよく知らなければ、答えようがありません。そして考え込んでいる時間が長引けば長引くほど気持ちが焦り、見当違いなことを口走ってみたり、パニックを起こして頭が真っ白になったりします。

また面接練習が不十分で言葉が出てこない、上手く話せないといった場合も同様です。面接に不慣れで必要以上に緊張していれば当然思考力が低下して、相手の質問を理解することも困難になりますし、それに対する回答も浮かんではこないでしょう。

そこで言葉遣いやマナーなどの小さなミスをする、予想外の質問を受ける、Web面接で通信が途切れるといったちょっとアクシデントでも起きれば、頭の中はもうパニックです。とても面接官の質問に答えられる状態ではなく、質疑応答はボロボロになってしまいます。

原因2:目標がない・就活に真剣に取り組んでいない

面接がボロボロになってしまう原因の2つ目は、就活で目標とするどうしても受かりたい企業がないために、就活に対して真剣に取り組めていないことです。「この会社にどうしても入りたい」「絶対この業界で働きたい」というような強い思い入れがなければ、就活を頑張ろうと思ってもそうそう力は入りません。

就活の中でどうしても叶えたい目標がないために、面接への対策は全て、仕方がなくこなしているやっつけ仕事です。企業や業界についても対した興味が湧かないので、企業・業界研究は自然といい加減なものになりますし、面接前の対策も無意識に手抜きになります。

1社1社の面接に真剣に向き合わず、どの会社にも通用するような表面的な回答しか用意しないでしょう。そのため「なぜ同業他社ではなくてうちの会社なの?」といった、その企業や業界に限定した熱意を問われる質問をされると言葉に詰まってしまいます。志望の根拠もあいまいなので、「それはなぜ?」「どうしてそう考えるの?」などと深堀質問をされるたびに答えに困ってしまうはずです。

そして答えられないことにどんどん焦っていって、本来なら練習した面接力も発揮できなくなり、用意していた回答さえも頭の中から消えてしまいます。その結果、結局は頭が真っ白になってしまって、面接官から何を聞かれても答えられないというボロボロの状態になるわけです。

原因3:性格的問題

面接がボロボロになってしまう原因には、その就活生がもともと持っている性格的な問題もあります。就活において面接は避けて通れないものですが、人前で話すことが得意な就活生ばかりではないです。知らない人の前や大勢の前に出ると過度に緊張して、面接の場にいるというだけで焦ってしまう就活生もいます。真面目に準備して練習していても、本番になると頭が真っ白になって、実力を発揮できないのです。

またネガティブ思考の就活生だと、面接で大失敗するのではないかと心配するあまりに、逆にボロボロになるよう自己暗示をかけてしまう人もいます。「こういう風にならないよう気をつけなくちゃ」と考え、最悪の事態を何度も想像することで、実際にそれを行ってしまうわけです。

加えて性格的に自己評価が低く、自分に自信を持てないために、自分を上手くアピールできない就活生もいます。自分に自信がないと無意識に「どうせ自分なんか受かるわけない」と半ば諦めているので、やはり就活へのモチベーションが上がらず、準備がおろそかになりがちです。

同時に面接官に好印象を与える自信がないため、ぼそぼそと声が小さくなって、自分を強くアピールするような言葉も述べられません。特に「自己PRしてください」「長所を教えてください」といった自分の良さをアピールするような質問になると、何を述べればよいのか分か分からずボロボロになってしまいます。

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面接でボロボロになった時のリスクと合否への影響

面接でボロボロになった時のリスクと合否への影響

「面接でボロボロだった」と感じた後は大抵、結果もボロボロだったというケースが多いです。人間誰しも常に完ぺきにこなすことはできませんから、たまにはそういう時があっても仕方がありません。

しかし実は面接でボロボロになった場合のリスクは、単純にその面接に受からないことだけでなく、もっと別の悪影響も与えてしまう恐れがあります。ここからは面接でボロボロになることのリスクと、合否への影響について説明しますので、しっかり理解しておきましょう。

面接に通らなくなる

面接でボロボロになるリスクの1つは、もちろんその面接に通らなくなることです。これまで面接でボロボロになった経験がある就活生は既に実感していると思いますが、質疑応答でボロボロになった時は大抵、結果もボロボロになります。面接での質問に答えられないということは、面接官の知りたがっている自分の良さを伝えられていないわけですから、面接に通りにくいのは当然です。

質疑応答がボロボロだと、新卒の面接で重視する企業の多いコミュニケーション能力が低いのではないかと思われてしまいます。その他の能力についても、頭が真っ白になったり口ごもったりしているようでは、まるでアピールできてはいないはずです。

加えて質疑応答でボロボロになってしまう姿は、自信がなくて頼りない感じにも見え、面接官は果たして自社の社員として仕事を任せられるのか不安にも思います。何を聞いてもまともな回答が返ってこないようでは、その企業の面接のためにきちんと対策してきていないようにも見えますから、志望度や熱意も疑われることになるでしょう。

そうしたことから面接でボロボロになってしまうと、自分の良さをアピールできずに悪印象ばかり与えてしまい、どうしても不合格へとつながりやすいのです。

自信がなくなり、判断力が鈍る

面接でボロボロになった場合には、単純にその面接に受からないだけでなく、面接への自信を失ってしまって判断力が鈍るというリスクもあります。なぜなら面接官の質問に全く答えられないようなことがあると、「自分はなんてダメなんだ」という風に自分の不甲斐なさを自分で責め、自己嫌悪に陥ってしまうからです。

そして、ボロボロになったことが一度でもあると面接への苦手意識が生まれてしまい、次の面接でも上手くいく気がしなくなります。しかも実際に苦手意識がある分、次の面接では余計に緊張して、もっとボロボロになってしまうわけです。そうしたことを何度か経験するとすっかり自信を失くしてしまって、就活をする上で必要な、正しい判断ができなくなります。

自分を過小評価してしまって、本来の志望に関係なくどこでもいいから受かりやすそうな企業ばかり受けるようになったり、一社でも受かれば自分に合った企業かどうか検証もせずその内定に飛びついたりしてしまうのです。その結果、自分に合った企業を選んでいないことで余計に内定を得にくくなるほか、逆に内定承諾を焦って入社後に後悔する恐れもあります。

満足のいく内定が獲得できなくなる

面接でボロボロになることの最終的なリスクは、就活を通して満足のいく内定を獲得できなくなることです。前述のように面接でボロボロになってしまうと、その企業に対して自分の良さをアピールできておらず、悪い印象ばかり与えてしまいます。「コミュニケーション能力が低い」「何だか頼りない」「全然準備してきておらず熱意が足りない」という風にです。そのような状態では、当然その企業からは内定を獲得しにくくなります。

それだけでなく一度面接でボロボロになると自分でも面接に対する自信を失ってしまうので、次の面接からはもっと緊張し、なおさらボロボロになりやすいです。そうなると、どんどん自信を失ってネガティブ思考になり、どんどん内定をもらいにくくなっていきます。

面接でボロボロ→内定がもらえない→自信を失う→面接でボロボロ…という、負の連鎖に陥っていくわけです。そんな状態を繰り返すのはもちろん、精神的にも良くありません。

何度も面接でボロボロになるうちにだんだん焦ってきてしまって、企業選びにも失敗しやすくなるため、最終的に自分の満足のいくような内定を獲得できない可能性が高いのです。

利用者の声

面接でボロボロにならないための事前準備

面接でボロボロにならないための事前準備

先程も述べたように、面接でボロボロになってしまうとその企業の内定を得られないばかりか、最終的に自分の納得のいくような内定を得られないリスクも高くなります。面接でボロボロになってしまうのは行きたい企業がない、性格的に緊張しやすいといった避けられない原因もありますが、どうにかして改善を図らなければなりません。

ここからは本番の面接でボロボロにならないための事前準備について説明しますので、しっかり読んで参考にしてください。

自己分析や企業研究などを徹底して行う

本番の面接でボロボロにならないためには、自己分析や企業・業界研究などを徹底して行うことが大切です。面接での質疑応答では基本的に、「あなたの強みは何ですか?」「あなたのガクチカは何ですか?」など、自分自身のことを聞かれます。ですから自己分析不足で自分自身のことをよく知らないと、面接官の質問に対してスムーズに答えられないわけです。

また面接では単純に自分自身のことを答えるだけでなく、自分がその企業にどれだけ貢献できるか、どれほどその企業に入りたいと思っているかなどをアピールする必要もあります。なぜなら企業は面接において、自社の仕事を行うための適性があって、なおかつぜひこの会社で働きたいと思っている熱意ある人材を求めているからです。

そのためには企業・業界研究をしっかりと行い、その企業や業界について深く理解して、その企業に好印象を与えられるような適切な方向性でアピールしなければなりません。企業・業界研究が不足していると、どのようにアピールするのが適切なのか自信が持てないので、余計に面接で緊張しやすくなります。

ですから面接でボロボロにならないためには、徹底した自己分析と企業・業界研究が不可欠なのです。自分と企業・業界の情報を集めれば集めるほど、「何を聞かれても適切な回答ができる」という自信につながって、面接でボロボロになりにくくなります。

ESなどの書類を見直す

本番の面接でボロボロにならないためには、面接前にその企業に提出したESなどの書類を見直しておくことも重要です。基本的に面接は、ESや履歴書などその企業に提出した書類に書かれた内容をベースにして質疑応答が進められます。

大抵はESや履歴書に書いた内容を確認するように全く同じ質問がされたり、その回答をさらに深掘りするようなことを聞かれたりするわけです。ですから面接でボロボロにならないためには、自分がESや履歴書に書いた内容をしっかりと覚えておく必要があります。

ESや履歴書に書いた内容を把握しておらず面接での回答がそれに一致していないと、面接官から厳しく突っ込まれて、質疑応答がボロボロになりやすいです。逆に言えばESや履歴書に書いた内容をしっかりと覚え、それに付随する深堀質問を予想して対策しておけば、面接官に何を聞かれても答えに困らなくなります。

ESや履歴書を提出する際はコピーなどを取っておいて、面接の前にはそれを見て志望動機などの内容を覚え、深堀質問への対策を考えましょう。またESや履歴書に書く内容自体も、それぞれの企業にとって適切なアピールとなるようしっかり対策しておけば、より自信を持って面接に挑むことができるはずです。自己分析や企業・業界研究を十分行った上で、面接ではどのようにアピールするか考えながら、効果的なESを書くようにしてください。

練習や実践を通して面接力を上げる

本番の面接でボロボロにならないためには、面接練習や実践の面接を通して面接力を上げておく必要もあります。新卒の就活生はそもそも面接にあまり慣れていませんから、どうしても面接の流れや雰囲気、マナー、質疑応答などに不安を感じ、緊張しやすいものです。性格的に人前で話すことが苦手な人やネガティブ思考の傾向がある人の場合は特に、そうしたものを上手くこなせる自信がなく、過度に緊張しやすくなります。

そして面接で過度に緊張していると、せっかく考えておいた回答も対策も頭から吹き飛んでしまって、ボロボロになってしまうわけです。それに面接に限らず何事にも、上手くこなすためには慣れが必要であり、経験を積めば積むほどコツがつかめてきます。

ですから本番の前に十分練習や実践経験を積んでおけば、面接の場が見慣れた光景となり、過度に緊張することなく質疑応答でボロボロになりにくいのです。そのためには、本番の面接と同様の雰囲気を経験することが大切になります。自分の就活軸に合いそうな企業があれば積極的に面接を受け、どんどん実践経験を積んでください。

実践を通せば面接の雰囲気に慣れることができますし、自然とコツを掴んでいって確実に面接力をつけられます。ただし一度面接でボロボロになってしまって面接に不安を抱いている就活生はまず、就活エージェントなどのプロと練習するのがオススメです。

就活エージェントは自分の見慣れない社会人ですから本番に近い緊張感が得られますし、そこでボロボロでも不合格になるわけではなく、面接力を上げるための効果的なアドバイスを受けられます。まずは就活エージェントとの練習で不安感を解消し、プロの指導を受けて弱点の改善を図ってから、さらに実践経験を積んで慣れていくと良いでしょう。

絶対に受かりたいと思える企業を受ける

本番の面接でボロボロにならないためには、絶対に受かりたいと思える企業を受けることも大切になります。前述のように、「この会社にどうしても入りたい」「絶対この業界で働きたい」というような強い思い入れがなければ、就活を頑張ろうと思ってもそうそう力は入らないものです。その企業や業界に対して興味が湧かないので企業・業界研究が手抜きとなり、企業理解が深まりませんし、面接への対策も自然と中途半端になってしまいます。

なぜなら自発的に就活しているのではなくて、やらなければならないという義務感だけで、いやいや面接に臨んでいるからです。しかし「絶対に受かりたい」と思えるような企業を見つけ、自分が就活をする上で自発的に叶えたい目標があれば、本気で面接に挑めるようになります。そのためにも、自分が「ここに絶対受かりたい」と思える企業を受けてください。

ただしそうは言っても、現在面接でボロボロになってしまっている就活生には、その「絶対受かりたい」と思える企業を見つけられていない人が多いです。それを見つけるためにはまず、自己分析や企業・業界研究をやり直して自分の就活軸を見直す必要があります。

自分がどんな仕事をやりたいかではなくて、自分の強みをきちんと把握し、自分のような人間が活躍できる”自分と相性の良い企業”を選ぶことを意識した就活軸を定めることが大切です。自分が活躍できる明るい社会人生活を思い描ければ、自然とそれを実現するための努力も惜しまないようになります。

どんな企業が自分に合うのかよく分からない人は、就活エージェントなどのプロに頼んで自分の適性を見極めてもらい、自分に合った企業を紹介してもらうのが近道です。就活エージェントを頼れば相性の良い企業をすぐに見つけてもらえるだけでなく、その企業に受かるための対策も手伝ってもらえるので、面接でボロボロにもなりにくいでしょう。

面接でボロボロなのに受かったのはなぜ?

面接でボロボロなのに受かったのはなぜ?

くり返し述べているように、面接でボロボロになってしまうと大抵は、自分の魅力を伝えられずに悪印象ばかり与えてしまうため、その企業の面接に受かりません。しかし新卒の就活ではときどき、面接でボロボロだったのに受かることもあります。なぜなら新卒の就活生がそれほど面接に慣れていないことは企業の方も知っているので、一番重視しているポイントさえ押さえていれば、他がボロボロでも多めに見てくれる企業もあるからです。

そのポイントが分かれば、「人前で話すのが苦手」「ネガティブ思考」といった性格的にどうしても面接でボロボロになりやすい人も、受かるための重点的な対策が取れます。ここからは面接でボロボロなのに受かったという人の体験談、面接でボロボロでも受かった理由について説明しますので、しっかり押さえておいてください。

志望動機が明確だった

面接でボロボロでも内定を得られた人には、志望動機が明確だったケースが多いです。企業によっては選考の基準として、人前でうまく話せるかどうかにはそれほどこだわらず、「どうしてもこの企業で働きたい」「この会社の仕事がしたい」という熱意を重視しているところもあります。なぜならその企業への思い入れが強い人の方が会社に貢献しようという意識が高く、入社後自分のことだけでなく、会社の成長を考えて活躍してくれる可能性が高いからです。

新卒の就活生が社会人ほど人前で話すことに慣れていないことや、性格的に人前で話すのが苦手な人がいることは面接官も承知しています。そして内勤の仕事など求められている職種によっては、人前で堂々と話ができるかどうかはさほど重要でない場合もあるわけです。

そのためその他の質疑応答がボロボロでも、志望動機からその企業に対する熱意がしっかりと伝わっていれば企業が魅力を感じ、内定を得られる場合があります。練習を重ねても性格的にどうしても上手く話せない、人前で話すのが苦手だと言う就活生は、志望動機から強い熱意を伝えられるよう重点的に対策しておくべきです。

そのためには自分がなぜその企業に入りたいのか、その企業のどこに魅力を感じているのかを明確にしておきましょう。他の同業他社にも通用するような理由ではなくて、その企業のみに限定した明確な志望動機を考えてください。

自分のアピールポイントがわかっていた

面接でボロボロでも内定を得られた人には、自分のアピールポイントを的確に理解できていた人も多いです。面接において企業は漠然と「優秀そうな学生」を見つけようとしているのではなくて、自社との相性の良い就活生を探しています。その企業の仕事で活躍するための特定の特徴を持った、特定の人物像に合致する就活生を探しているわけです。

ですから企業の求める人物像を正確に把握し、それにぴったりと符合することを示せれば、その他の質疑応答がボロボロでも相性が良いと判断されて内定につながることがあります。そのために必要なことは、自分とその企業に対する深い理解です。

その企業についてよく知り、企業が求める人物像を正確に把握するとともに、自分が求められている人物像に合致することを証明できるエピソードを探してください。口先だけ「こんな強みがあります」「活躍できます」と言うことは誰にでもできますから、自分がその企業で必要とされる強みを持っていると示すための根拠が不可欠です。

自分の過去を振り返って、求められている強みを発揮した経験談を見つけておきましょう。またその強みを活かして、具体的にその企業でどんな風に活躍するつもりであるのかも語れるようにしておくことが大切です。

企業選びが正しかった

面接でボロボロでも内定を得るには、自分と相性の良い企業を選んで受けていることが大前提となります。前述のように企業は人前で話すことに慣れていない就活生がいることを知っていますから、自社との相性が良いと判断すれば、面接の時点ではボロボロでも今後の将来性を見込んで内定を出すケースもあるわけです。そのためには自分と相性の良い企業を、正確に見極めて受ける必要があります。

自分と相性の良い企業とは、自分のような人間が求められている企業です。それにはまず「やりたいこと」ではなくて、仕事で活かせる自分の強みを把握し、自分の適性に合った企業を探すための就活軸を定めておいてください。それに将来性を見込んでもらうためには、その企業の社風や考え方が自分の将来的なビジョンとマッチしていて、長く働いていけることも重要になります。

そしてその企業の求める人物像が自分の持っている強みと合致するか、その企業の社風やビジョンが自分の求める将来像と合致するかを、きちんと見極めて志望しましょう。それには就活情報サイトや企業HPといった簡単に入手できる情報だけではなく、時間がかかっても様々な角度から幅広い情報を集めなければなりません。

企業説明会やOB訪問などその企業と直接接触できる機会を通して、自分の目で見て実感することが大切になります。そうしたことができていれば、面接本番で緊張のあまりその他の質疑応答がボロボロになっていても、志望動機やアピールポイントは述べられるはずです。

おわりに

面接でボロボロになってしまうと、自分の良さを上手く伝えられず悪印象ばかり与えてしまうので、確実に合否に影響します。それだけでなく自信を失って判断を誤り、企業選びに失敗する恐れもあるので注意しなければなりません。面接でボロボロにならないためには、就活エージェントなどのプロを頼ると良いです。

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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