就活で業界は絞る?絞らない?メリットとデメリットを比較
2023年3月9日
すごく疲れているみたいだけど、昨日はよく眠れなかったのかな?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
それが……就活で業界を絞ろうか悩んでいたら気づけば朝になっていて。全然眠れなかったんです。
それは大変だ!一般的には就活で業界を絞るのがよいとされているね。けれど、実は絞りすぎがかえって逆効果になるときもあるんだよ。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Aさん
え!そうなんですか?業界を絞れば絞るほど、内定率は上がるのだと思っていました!
何ごともやりすぎは厳禁!まずは業界を絞るときと絞らないときのメリットとデメリットをしっかりと理解しておこうね。業界を選ぶのはそれからでも大丈夫。一緒にチェックしていきましょう。
キャリアプランナー 岡田
目次
業界の絞りすぎはおすすめではない
多くの人は、「効率良く就活を進めるためには業界を絞ったほうが良いのではないか」と考えるかもしれません。ある程度、業界を絞ることは大切ではありますが、1つだけに業界を絞るということはあまりおすすめではありません。
内定が多い就活生は、受ける企業・選考数がある一定数あることで、内定率を上げています。中には、業界を絞る事で、内定を明確に勝ち取っていくスタイルの就活生もいますが、「業界を絞れば内定率が上がる」ということではないということは認識していきましょう。
内定率という観点から、業界をあまり絞らないことをおすすめしていますが、業界を絞ることでもメリットは存在します。自分にとって、どういった選択をしていくのかを、それぞれのメリット・デメリットから、いまいちど考えてみましょう。
業界を絞る方がよいのか、絞らない方がよいのか判断するのは、自分ではなかなか難しいものです。キャリチャンでは「再就活サポート」相談を開催しており、納得のいく内定が取れるまでしっかりサポートします。そのため、就活の業界選びで悩んでいる人は、上手に活用して自分に合った業界を見つけてくださいね。
就活で業界を絞る3つのメリット
就活で業界を絞った際のメリットをご紹介します。
メリット1:特定の業界に強くなる
業界を絞ることで、1つの業界に対して深く知ることができ、十分な専門知識も備わります。面接の際にその業界に踏み込んだ質問をされても答えることができます。
業界を絞ることで、業界に強くなれる可能性が高いといえます。
メリット2:強い意志で取り組める
業界を絞ることで、面接の際にはどうしてこの会社を選んだのかを熱意を持って伝えることができるようになります。
多くある企業の中から、「この企業・業界以外考えられない!」といった想いが、面接官にも伝わるかもしれません。また、特定の業界を絞ることで、自分自身の就活をしていくモチベーションがUPするメリットがあります。
メリット3:就活の時間短縮ができる
他業界を知る時間を、特定の業界分析の時間に費やすことができます。選考へ進む業界・会社を減らすことで、さらに企業に特化した対策ができます。
就活で業界を絞る3つのデメリット
就活で業界を絞る際のデメリットをご紹介します。
デメリット1:内定数が不安定になる恐れもある
業界を絞って就活するということは、受ける企業もその分絞られてしまっているということになります。つまり、受ける企業・選考数が少ないということです。
内定数が多い人は、受けている選考数も一定数あります。「業界を絞れば内定がとれる」という確証はないので、選考数が少ない中で、内定をとれないままだと焦り・精神的に不安定になってしまうこともあります。
デメリット2:入社後のギャップ
絶対にこの業界がいいと考えて入社したものの、実際に働いてみると「イメージと違った」「自分には合っていないかもしれない」ということもあるかもしれません。
実際、入社して働いてみないと分からないこともあります。また、面接の段階でも、実際に企業の業務内容の話を聞いたりしたらイメージと違い、「受ける業界を間違ったかもしれない」と思ってしまう場合もあります。
デメリット3:説得力が劣る
様々な業界を見てきた人は、他の業界のことを知っているからこそ、なぜこの業界・企業を志望するのかを比較しながら話すことができるため、その内容には説得力があります。
しかし、最初から1つの業界に絞っていると、志望動機で他の業界との比較ができないので、他社や他業界と比較して話すことが難しいため、説得力が劣ると言えます。
就活で業界を絞らない3つのメリット
就活で業界を絞らない際のメリットをご紹介します。
メリット1:選ぶ企業の選択肢が増える
業界を絞らない就活で、そこから複数の内定をもらった場合、選ぶ企業の選択肢が増えます。
内定後、「自分に合っている企業はどこなのか」についても再度考える時間も出来るのです。
メリット2:視野が広がる
様々な業界を見ることで、自分に合っている企業を幅広い角度から探すことができます。
複数業界を見た上で選考企業を決めることで、より納得のいく就活に繋げることができます。
メリット3:自己分析に繋がる
業界を絞らないことは自己分析にも繋がります。様々な業界を見ていると、自分はどのような業界・企業に興味が湧いて、逆に興味が湧かないのかなどが段々とわかるようになってきます。
業界を絞らず多くのジャンルの企業を視野に入れる場合、情報の収集や確認に時間がかかるでしょう。じっくりと応募する企業を選びたい半面、準備に追われ満足する就活ができないのは不安ですよね。
キャリチャンでは、納得のいく内定が取れるまでしっかりサポートする「再就活サポート」を開催中。無料で参加できますので、ぜひ参加してくださいね。
就活で業界を絞らない2つのデメリット
就活で業界を絞らない際のデメリットをご紹介します。
デメリット1:就活が混乱する可能性がある
知る機会も増え、それぞれの業界と自分自身が合うところ・合わないところの判別もできないまま情報を入れていくと、多くのものに興味を持ち、業界を絞ることにも時間がかかってしまいます。
自分が大切にしたい軸は何かを考えながら企業選定をすることが大切になるでしょう。
デメリット2:業界研究が浅く広くなってしまうこともある
様々な業界を見ている分、各業界の知識は身につきますが、ひとつひとつの業界・企業の研究は浅くなってしまう可能性があります。
業界研究や企業研究をしっかりとしていないと答えられないような質問をされた際に、回答に詰まってしまうかもしれません。
志望動機の薄さは選考の通過率が下がってしまうリスクもあるので、業界を絞らない就活をする際でも、それぞれしっかりと企業分析をしていく必要があります。
おわりに
「この業界にしか興味がない!」という揺るがない強い意志があるのであれば、企業側には熱意を感じさせることができるかもしれません。しかし、好きな業界・好きな職種が必ずしもあなたに合ったものであるとは限りません。また、幅広い業界を受けることで、多くのメリットも存在しています。
意志が変わりやすい人は、様々な業界を見た上で、自分に合った企業を探すのもひとつの手です。今回ご紹介した、それぞれのメリット、デメリットをもとに、自分に合った企業研究の仕方を考え、就活を行っていきましょう。
もし、「なかなか業界が絞れない」「就活自体がうまくいかない」けど、「内定が欲しい!」という人がいたらキャリチャンが開催する「再就活サポート」にぜひご参加ください。このイベントでは、一人一人の事情を考慮したうえで納得した企業からの内定を狙うためにサポートを行っています。頼りになるカウンセラーがあなたを全力でサポートします。完全無料ですので、ぜひご参加ください!
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。