インターンシップは選び方が重要!基準と注意点を詳しく解説!
2024年9月10日
就活生 Aさん
友達はみんなインターンシップに参加するみたいなんですけど、参加したほうがいいんでしょうか?
インターンシップに参加すると、実際の企業の様子や自分の職務適性がわかりますよ。本選考の練習にもなるのでオススメです!
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
そっかぁ。でもまだ行きたい業界も決まらない状態だし、選び方がわからないんですが…。
業界が決まってなくても大丈夫! 今回は、インターンシップの選び方の基準や注意点について説明しますね。これを参考に、自分に合ったインターンシップを選べるようになりましょう!
キャリアアドバイザー 岡田
選び方を間違わないためにインターンシップの定義を理解しよう
インターンシップの選び方を間違わないためには、インターンシップの定義について正しく理解しておく必要があります。それというのも2023年度から制度が改正され、インターンシップの定義が変わったためです。
しばらくの間は改正点への理解が進まず、新しい定義に該当しないものも「インターンシップ」という名称で募集するなどの混乱が予想されます。インターンシップ選びを間違わないためには、就活生自身が新しい定義を理解し、見分けられるようにする必要があるのです。
そこでコラムの初めにまずは、以下の項目に沿って、新制度におけるインターンシップの変更点について解説します。
間違った選び方をしないよう、しっかり理解しておいてください。
インターンシップの定義
制度の改正により、下記の5つの条件を満たすものだけが、インターンシップと呼ばれることになりました。
- 就業体験:参加期間の半分以上の日数を職場体験にあてる
- 指導:学生にフィードバックをおこなう
- 実施期間:5日間以上
- 実施時期:大学3年・4年、または修士1年・2年の長期休暇中
- 情報開示:募集要項にプログラムや能力などの情報を記載する
それまでのインターンシップは、具体的な内容まで決められていませんでした。そのため、半日や1日などの短いインターンシップが多数実施され、説明会と変わらない内容のプログラムも多かったのです。
しかし、それでは学生のキャリア育成のためにならず、国際的なインターンシップのイメージとも大きく乖離しているため、インターンシップの定義が見直されることになりました。
これにともない、それまでインターンシップという名称で開催されていた半日や1日の短いイベントや、就業体験がないイベントは、インターンシップの定義に当てはまらなくなります。
そのため、改正前にインターンシップと呼ばれていたさまざまなイベントはまとめて「キャリア形成支援活動」と呼び方を変え、次項に挙げる4つのタイプに分類されることになったのです。
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インターンシップとは?参加する意味や種類、メリットなどを解説
キャリア形成支援活動の種類
新制度におけるキャリア形成支援活動には、大きく分けて以下の4種類があります。
目的 | 個社や業界に関する情報提供・PR |
---|---|
実施期間 | 超短期(短日) |
就業体験の有無 | なし |
取得した学生情報の採用活動への活用 | 不可 |
目的 | 働くことへの理解を深めるための教育 |
---|---|
実施期間 | 授業・プログラムによって異なる |
就業体験の有無 | 任意 |
取得した学生情報の採用活動への活用 | 不可 |
目的 | 就業体験を通じて、学生にとっては自らの能力の見極め、企業にとっては学生の評価材料の取得 |
---|---|
実施期間 | 5日間以上、または2週間以上 |
就業体験の有無 | 必須 |
取得した学生情報の採用活動への活用 | 採用活動開始以降に限り可能 |
目的 | 就業体験を通じて、学生にとっては実践力の向上、企業にとっては学生の評価材料の取得 |
---|---|
実施期間 | 2か月以上 |
就業体験の有無 | 必須 |
取得した学生情報の採用活動への活用 | 採用活動開始以降に限り可能 |
改正前「1dayインターンシップ」と呼ばれていた単日のイベントは、オープンカンパニーと呼ばれ方が変わっています。また、5日以下のイベントや就業体験を伴わないイベントは、「キャリア教育」に含まれるので注意しましょう。
インターンシップの定義が変わり、選び方や就活全体の進め方がわからなくなった人は、「就活相談サポート」への参加がオススメです。就活プロがあなたに合ったインターンシップ先を紹介し、選考対策も手伝います。
あなたは希望の条件を伝えるだけでよいので、もうインターンシップの選び方に悩む必要はありません。利用は無料なので、気軽に活用してください。
「インターンシップ」かどうかが選び方において重要な理由
前項の情報だけでは、就活生にとって「インターンシップ」の定義に当てはまるかどうかを気にすべき理由がわからないかもしれません。「呼び方なんてどうでもいいよ」と感じる人もいるでしょう。
しかし、実をいうとインターンシップの新定義に当てはまるかどうかは、キャリア形成支援活動の選び方において重要な意味を持ちます。なぜなら、それによって以下のような違いがあるからです。
自分に合ったキャリア教育支援活動を選べるように、「インターンシップ」とそうでないものの詳しい違いを把握しておきましょう。
参加できる学年が異なる
キャリア形成支援活動の選び方において新定義の「インターンシップ」に該当するかどうかが重要な理由の1つは、それによって参加できる学年が異なるからです。
新定義のインターンシップは、卒業前年次から参加可能と定められており、大学1年生・2年生は参加できません。そのため、大学1年生・2年生が「インターンシップ」という名称を頼りに参加できるイベントを探しても、見つからないでしょう。
大学1年生・2年生の早いうちから企業と接触を図りたい場合は、オープンカンパニーやキャリア教育など、インターンシップには当てはまらないキャリア形成支援の中から選ぶ必要があります。
詳しくは『インターンシップ以外のキャリア形成支援の選び方』の項を参照してください。
実施期間や時期が異なる
キャリア形成支援活動の選び方において新定義の「インターンシップ」に該当するかどうかが重要な2つ目の理由は、それによって実施期間や時期が異なるからです。
新定義における「インターンシップ」に該当するイベントは、それぞれ5日以上、2週間以上、2ヵ月以上といった実施期間が定められています。つまり、スケジュールにそれ以上の空きを確保できなければ参加できないのです。
そのため新定義における「インターンシップ」は、大学の正課として参加する場合や博士課程の学生を除き、夏休み・冬休み・試験休み・春休みなどの長期休暇の期間に実施するよう求められています。
「インターンシップ」に該当するものに参加したいなら、夏休み・冬休み・試験休み・春休みなどの予定を空けておく必要があるわけです。また、近年のインターンシップは参加前に選考が行われることが多いため、それ以前のスケジュールにも余裕が必要になります。
まとまった空き日程を確保できるのか、どの時期ならスケジュールに余裕ができるのかで、インターンシップの選び方が異なってくるでしょう。スケジュールの詰まり具合によっては、オープンカンパニーやキャリア教育など、インターンシップ以外のイベントを検討する必要も出てきます。
受けられる就業体験の深さや幅が異なる
キャリア形成支援活動の選び方において新定義の「インターンシップ」に該当するかどうかが重要な3つ目の理由は、それによって受けられる就業体験の深さや幅が異なるからです。
オープンカンパニーやキャリア教育は企業・業界・働くことなどへの理解を深めることを目的とし、就業体験は必須とされていません。就業体験を目的にオープンカンパニーやキャリア教育に参加しても、実施されない場合が多いのです。
プログラムによっては就業体験が含まれる場合もありますが、日程の短さから体験できる業務は限られてきます。どのような仕事なのかを理解できる程度の短い体験であり、自分の適性を試したり必要なスキルを学んだりといった深い体験はできないケースが多いでしょう。
そうした深い就業体験を目的にするなら、新定義における「インターンシップ」に該当するプログラムを選ぶ必要があります。「インターンシップ」では日程の半分以上を就業体験に充てることが定められているので、適性を試したりスキルを学んだりするのに適するはずです。
一方で「インターンシップ」は実施期間の下限が定められており、多くの時間を要するのも事実です。幅広い企業・業界・職種に関する情報を収集したり、比較したりするには、オープンカンパニーやキャリア教育の方が向いています。
自分の目的に合わせて、「インターンシップ」かそれ以外か、選び方を変える必要があるわけです。
内定に直結するかどうかが異なる
キャリア形成支援活動の選び方において新定義の「インターンシップ」に該当するかどうかが重要な4つ目の理由は、それによって内定に直結するかどうかが異なるからです。
制度改正以前は、インターンシップと採用活動が別のものと考えられ、その中で得た学生の情報を本選考に利用してはいけないことになっていました。
しかし今回の改正で、新定義におけるインターンシップに限り、取得した就活生の情報を本選考に活かすことが公式に認められたのです。そのため、インターンシップが採用活動に直接影響する可能性が高まると考えられます。
一方で、新定義のインターンシップに該当しない「オープンカンパニー」や「キャリア教育」に分類されるイベントで得た学生情報は、採用活動に利用できません。そこでどのような働きぶりを見せようと、採用活動とは無関係ということになっています。
ですから、もし参加時の評価を内定の獲得に直接つなげたいなら、新定義における「インターンシップ」に該当するイベントを選ぶ必要があります。該当しないイベントに参加してもその目的は果たせないので、選び方に注意する必要があるわけです。
インターンシップの選び方と基準
ここまでの説明でも触れてきたように、インターンシップを今後の就活に役立てるには、いかに自分に合ったものに参加できるかがポイントになります。ただインターンシップに参加すればよいのでなく、参加するインターンシップの選び方が重要です。
とはいえ、自分に合ったインターンシップをどう選べばよいかわからない就活生も多いですよね。世の中には無数のインターンシップがあるため、何かしらの基準がないと、自分に合ったものをうまく選べません。
インターンシップの選び方としては、以下のような基準から選ぶ方法が考えられます。
これらの基準を組み合わせて、自分が選ぶべきインターンシップの範囲を絞り込んでいきましょう。見るべき項目がたくさんあるので、それぞれの基準に自分なりの優先度をつけ、その順に絞り込んでいくのがオススメです。
それぞれの基準に基づき、どうインターンシップを選んでいくのか、以下で解説していきます。
ただし、これらの基準から自分に合ったインターンシップを選び出すには、ある程度まで志望の方向性が見えている必要があります。まったく志望の方向性が定まらない人は、次の『インターンシップ以外のキャリア形成支援の選び方』を参照してください。
業界から選ぶ
興味のある業界や、進みたい業界が決まっている場合は、「業界」からインターンシップを選んでいきましょう。
実際の業界の雰囲気と自分のイメージとをすり合わせていくためにも、気になる業界内でいくつかインターンシップに参加することをオススメします。そうすれば業界の全体像も把握しやすくなるはずです。
また、業界内でいくつかのインターンシップに参加すれば、それぞれの企業の雰囲気を比較できるため、自分に合った仕事ができる会社を見つけやすくなります。
同じ業界でも企業によって仕事内容は異なります。「自分にはこの業界が合っている」ということだけでなく、「この業界のこんな仕事が合っている」というところまで見つけることが大切です。
まずは業界の全体像を把握し、それぞれのインターンシップの中で、自分に合った仕事ができそうな企業を探していきましょう。
ただし、必ずしも志望業界が決まっていなくてもインターンシップは選べます。その場合は、まったく興味のない業界を除外することで大まかに検索範囲を絞り、業界以外の基準からインターンシップ先を比較してみるとよいです。
業界別の事業内容や動向を知りたい人は、下記の資料も活用してください。
【就活対策資料】
簡単!業界研究ガイド
職種から選ぶ
インターンシップを選ぶ際は、体験できる職種で選ぶのもよいでしょう。「営業」や「企画」など職種ごとの働き方は、業界や企業に関わらず共通する部分が多いです。
たとえば営業職であれば、BtoBかBtoCか、有形商材か無形商材かなどによって細かい仕事内容は異なりますが、商品やサービスを販売するという仕事の本質は変わりません。
そのため、具体的に志望業界や志望企業が決まっていなくても、就きたい職種が決まっている場合は、職種からインターンシップを選んでも学びを得られるはずです。
また、インターンシップで実際に就業体験を行えば、自分の職務適性を直に判断できます。志望する職種に向いているかどうかをインターンシップの段階で知ることで、就活の難航や入社後の後悔を未然に防げるわけです。
インターンシップの結果次第では、今後の就活の方向性ががらりと変わる可能性もあります。
業界や企業が決まっていなくても、「卒業後にやってみたい職種がある」という人は、いろいろな業界のインターンシップで志望職種の仕事を体験してみてください。
【就活対策資料】
職種マップ
企業から選ぶ
行きたい企業の目途がすでにある程度ついている場合には、その「企業」のインターンシップに参加しましょう。業界同様、自分がイメージしている企業像と、実際の企業の姿に相違がないか確認しておく必要があります。
たとえ強い思い入れのある企業であっても、自分が行きたいと思っている企業が、必ずしもあなたがイメージするような企業とは限りません。それを知らずに入社を決めてしまえば、入社後にミスマッチを感じ、早期離職に至るケースもあります。
また、仕事をする上では仕事内容だけでなく、会社の雰囲気や働き方、仕事の進め方などが自分に合うかどうかも重要な要素となります。それらを事前に確認しておくことは大切な作業です。
インターンシップは、そういった企業の実態を入社前に視察できるチャンスです。自分が行きたいと思っている企業があるなら、ぜひその企業のインターンシップに参加して、自分に向いている企業かどうか確認しましょう。
加えて、その企業のほかに、同業他社などのインターンシップにも参加できるとなおよいです。志望企業の魅力により気づきやすくなり、志望動機に厚みを持たせることができます。
期間から選ぶ
インターンシップ先の候補を選ぶ際は、「実施期間」も重要な要素です。それによって、限られた長期休みの間に参加できるインターンシップの数や、得られる経験値が変わる可能性があります。
実施期間が長いほどたくさんの経験ができるはずですが、あまりに期間が長いと、他のインターンシップに参加することが難しいかもしれません。
部活などで長期休みも忙しい人やなるべく多くの業界・企業を見比べたい人は、短期間のインターンシップを選んだ方がよいでしょう。短期であれば他の活動と両立しやすく、限られた長期休みの中で複数のインターンシップを組み合わせやすいはずです。
逆に、比較的時間に余裕がある人や1つの場所でじっくり学びたい人は、長期のインターンシップを選ぶのもよいでしょう。長期インターンはたくさんの実務を経験できるため、仕事をしていく上で必要な基礎知識を習得したり、自分の適性を判断したり、就職に対するイメージをつけたりしやすくなります。
ただし、長期インターンシップの中にはアルバイトのようにシフト制を取っているケースもあります。その方がかえって他の活動やインターンシップと両立しやすい場合もあるので、実施期間だけでなく実施日なども確認して選ぶことが大切です。
プログラム内容から選ぶ
具体的なプログラムの内容も、インターンシップの選び方において重要な基準になります。同じ業種に属する企業のインターンシップであっても、同じような経験ができるとは限りません。インターンシップの具体的な内容は、企業ごとに異なります。
インターンシップは半数以上の日程を就業体験にあてることになっていますが、座学と実務が半々の企業もあれば、大部分が実務の企業もあります。実務の内容も裏方の仕事ばかりのプログラムもあれば、社外の人と接触する表舞台に立てるプログラムの場合もあるでしょう。
もしもインターンシップに参加してから、自分の目的がかなえられないプログラムだったら時間がもったいないです。エントリーの前に募集要項をよく見て、具体的にどのようなプログラムを受けられるのか確認してから選びましょう。
大きく分けると、大学生の場合は汎用的能力活用型インターンシップか、専門活用型インターンシップに参加できます。高度専門型インターンシップは大学院生向けです。募集要項では受け入れ先の職場情報を含め、就業体験の内容を開示することになっています。
まずはどのインターンシップに該当するかである程度まで絞り込み、募集要項のプログラム内容を確認した上で、自分の目的にかなうものを選ぶとよいでしょう。
勤務条件から選ぶ
インターンシップの選び方では、勤務条件がポイントになる場合もあります。なぜなら、それによって企業・業界・職種・働くことなどへの理解度が変わったり、スケジュール調整の可否が変わったりするからです。
そういう意味でとくに考慮すべき勤務条件は、以下の3つでしょう。
- 勤務形態
- 勤務地
- 勤務日程
まずは、そのインターンシップがテレワークで行われるのか出社勤務なのか、そしてそれが実際に入社した際の働き方と同じなのかが選び方のポイントになります。テレワークと出社勤務では、やはり実際に自分の目で職場を見て会社の雰囲気を体感し、他の人の働きぶりなども見れた方が、企業・業界・職種・働くことなどへの理解度は深まるはずです。
しかし実際に入社した際もテレワークで勤務する企業なのであれば、そうした働き方が自分に合うか確認しておくのも1つの選び方だといえます。
また、出社勤務の場合は勤務地が自宅から遠いと通勤に時間がかかり、他の活動との両立が難しいケースもでてきます。実際に入社した場合に通える範囲か見極めるのも1つの手ですが、他の活動との両立を目指すなら無理なく参加できる勤務地から選んだ方がよいです。
それに加えて、他の活動との両立を目指す上では勤務日程も重要な要素となります。連日勤務か週に数日勤務か、固定曜日かシフト制かなど、参加しやすい条件かどうかも考えてインターンシップ先を選んでください。
評判から選ぶ
過去に実施されたインターンシップの評判から、参加するインターンシップを選ぶ方法もあります。
インターンシップの内容が毎年大きく変わるケースは少ないので、1~2年前くらいのインターンシップに参加した先輩たちの情報を口コミサイトでチェックするのもオススメです。
実際に参加した就活生の口コミを参考にしながら、自分が興味を持てそうなインターンシップを選んでみましょう。
口コミからは、インターンシップの内容だけでなく、得られるスキルや雰囲気も確認できます。インターンシップに参加する前は、どんな雰囲気で行われるのかも気になるポイントでしょう。事前に評判を確認しておけば、当日も安心して臨めるはずです。
インターンシップの状況を詳しく把握した上で選びたい就活生には、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」を利用するのもオススメです。専任のキャリアアドバイザーがあなたの希望にピッタリのインターンシップ先を紹介し、 詳しい説明を行います。
選考対策のサポートやインターンシップへのアドバイスも無料で行いますので、ぜひ活用してください。
インターンシップ以外のキャリア形成支援の選び方
ここまではインターンシップの選び方について説明してきましたが、就活生の中にはインターンシップではなく、別のキャリア形成支援を選んだ方がよい人もいます。それはたとえば、以下のような状況にある人です。
それぞれの状況にある人のキャリア形成支援の選び方について、以下で解説します。
大学1年生・2年生の人
『「インターンシップ」かどうかが選び方において重要な理由』で述べたように、大学1年生・2年生のうちから就活を始めたい場合は、インターンシップ以外のキャリア形成支援から参加イベントを選ぶ必要があります。
その場合はまず、大学や就活支援団体などが主催するセミナー形式の「キャリア教育」に参加し、世の中にどのような業界・職種があるのか幅広く知識を得ることをオススメします。
すでに志望の方向性を決めている人もいると思いますが、現段階で目指している業界や職種が、必ずしも自分に適しているとは限りません。大学1年生・2年生はまだ本格的な就活を始めるまでに余裕があるため、今のうちに他の選択肢についても概要を把握しておきましょう。
その上で、最も興味のある業界・職種とそれ以外の選択肢にあたる業界・職種の「オープンカンパニー」に参加してみるとよいです。インターンシップのような就業体験はできないものの、そこで働く人の話を聴いたり職場を見学したりすることによって理解を深められ、卒業後のキャリアを考えるのに役立ちます。
志望の方向性がまるで定まっていない人
大学3年生以上でも志望の方向性を定められていない人は、まず大学や就活支援団体などが主催するセミナー形式の「キャリア教育」に参加し、世の中にどのような業界・職種があるのか幅広く知識を得ることをオススメします。
それはすでに済んでいるけど志望の方向性が決まらない場合は、「オープンカンパニー」に参加して、それぞれの業界・職種の企業を見てみましょう。セミナーだけではピンとこない人も、実際に自分の目で職場やそこで働く姿を見ることによって、イメージがつきやすくなるのです。
オープンカンパニーはインターンシップと違ってたいてい1日だけのイベントなので、たくさん参加してもさほど負担にならないはずです。オープンカンパニーでできるだけ多くの業界・職種を見比べ、その中からインターンシップに参加してみたい業界・職種を絞り込んでいきます。
インターンシップの開催時期は学校の長期休みに集中するため、できればそれより前にある程度は志望の方向性の目星をつけたいところです。
それが難しい場合は、「夏休みの前半をオープンカンパニーにあてて後半はインターンシップにあてる」「最初の長期休みをオープンカンパニーにあてて次の長期休みでインターンシップに参加する」など、計画的に進めるとよいでしょう。
他の活動が忙しくて十分な空き時間を確保できない人
他の活動が忙しくてインターンシップへ参加するのに十分な空き時間を確保できない人は、できるだけ多くの「オープンカンパニー」に参加しましょう。
オープンカンパニーに参加するだけでも、インターネットや書籍、セミナーなどだけの情報に頼るよりはずっと、業界・職種・企業・働くことへの理解を深められます。
インターンシップに参加するには最低でも5日以上の空き時間が必要ですし、インターンシップ前の選考やそのための対策にも、多くの空き時間が必要となります。部活動や学業といったその他の活動が忙しくて、そのための時間を確保できない人もいるでしょう。
しかしだからといって、活字による情報や人づての情報だけに頼って就職先を決めてしまうのはリスクが高すぎます。本選考の際や入社後にミスマッチを起こすリスクももちろんですが、他の選択肢を十分検討していないことによって、就活に納得感を得られない可能性が高いです。
そのようなことにならないためには、自分の目で見て肌で感じ、自分の気持ちを整理するプロセスが大切です。そのため他の活動が忙しい場合も、できれば本選考のエントリー前に1つはインターンシップに参加しておくことをオススメします。
オープンカンパニーやインターンシップ説明会など短日のイベントにたくさん参加して、どのインターンシップに参加するのが最も効率的か、的を絞り込むとよいでしょう。それも難しい場合は、就活エージェントなどに自分の希望を伝えて、適したインターンシップ先を紹介してもらう手も有効です。
インターンシップ選びに使える7つの探し方
インターンシップを選ぶには、まず候補となるインターンシップを探す必要があります。しかし「どうやって探せばいいの?」と悩む学生も少なくないため、探し方についても簡単に紹介しておきましょう。
インターンシップを探す具体的な手段としては、主に以下の7つの方法が考えられます。
求人情報サイト |
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企業の運営するサイト |
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合同企業説明会 |
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大学関連 |
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知人 |
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ダイレクトリクルーティング |
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就活エージェント |
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それぞれの探し方の違いについてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
インターンシップ選びの前にやっておいた方がよいこと
上記の探し方を用いても、自分が参加すべきインターンシップをすぐに選べる人は少ないでしょう。しかし長期休みの期間は限られているので、「どこでもいい」という考えで選んだのでは時間を無駄にしてしまいます。
インターンシップはただ参加すればよいものでなく、自分に合ったものを選ぶことが大切です。そのためには、どのインターンシップに応募するか選ぶ前にあらかじめ、志望の方向性について考えておく必要があります。
また、近年はインターンシップに参加する前に、選考が行われることが多いです。インターンシップでは応募と同時に選考が始まるので、応募前に選考対策をしておく必要もあります。
そうした準備と対策をもう少し細かく分けると、インターンシップ選びの前に以下のようなことをやっておいた方がよいでしょう。
それぞれについて解説します。
自己分析をする
応募するインターンシップを選ぶ前に、必ず自己分析を行いましょう。自己分析とは、自分の考えや行動の特徴を知るために、自分自身を振り返ることです。
自分が就職を希望するはずもない企業のインターンシップに参加しても、得られるものは少ないです。自分に合ったインターンシップを選ぶために、まずは自分についての理解を深め、志望の方向性をある程度は見定めておく必要があります。
また、自己分析を行うと自分の本質が見えるため、インターンシップ選考における自己PRや志望動機を考えるのにも役立ちます。今までの人生に影響を与えた出来事を思い出す作業もあるので、実体験を含めた説得力のある文章が書けるようになるのです。
自己分析を行う際は、以下のような方法を活用してみてください。
- 自分史
- マインドマップ
- ジョハリの窓
1つの方法でなく、複数のやり方を導入して自分の人生や考え方を見直すことで、より自分の思考を整理できるようになります。
両親や友達など、周りの人に自分について聞いてみるのもオススメです。自分が忘れていたエピソードを聞けたり、自分では思っていなかったような意見が聞けたりする可能性があります。
上記のやり方が難しいと感じる人は、自己分析ツールを活用するのもオススメです。キャリチャンでもツールを用意しているので、ぜひ利用してみてください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
参加する目的を明確にする
応募するインターンシップを選ぶ前に、なぜ参加したいのか、何を学びたいのかを考えておきましょう。インターンシップに参加することが目的になってしまうと、得られる学びが少なくなります。
「友達が参加するから私も参加しよう」「どこでもいいから一社くらい行っておこう」などと、適当な気持ちで参加するのはオススメしません。インターンシップの選び方も決まらないまま、自分に合わない企業のインターンシップに参加し、時間を無駄にしてしまう可能性もあります。
インターンシップに参加する際は、自分の中で参加する目的を明確にしてください。インターンシップに参加する目的の例としては、下記が挙げられます。
- 自分に職務適性があるのか知りたい
- 複数の業界の情報を集め、自分に合った業界を選びたい
- 志望企業の社風を体感したい
参加目的を明確にしておくと、自分に合ったインターンシップを選びやすくなります。自分にとって意味のないインターンシップに参加して時間を無駄にしないためにも、インターンシップ選びを効率的に行うためにも、事前に目的を定めておくことが大切です。
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インターンシップの目的とは?就活生・企業目線別にわかりやすく解説
履歴書・エントリーシート(ES)の書き方を学ぶ
応募するインターンシップを選ぶ前に、履歴書とエントリーシート(ES)の書き方も学んでおいた方がよいでしょう。
インターンシップ選考がある場合、エントリーシートの内容で参加の可否が判断されるケースが多いです。手を抜かずに、それぞれの項目をしっかり埋めることが求められます。
エントリーシートでよく聞かれる項目は以下の4つです。
- 自己PR
- 志望動機
- ガクチカ(学生時代に頑張ったこと)
- インターンシップで学びたいこと
自己PRや志望動機は自己分析や企業研究が進んでいないと書きづらい項目ですが、初めてエントリーシートを書く人は作成に時間がかかります。応募と同時に提出を求められることが多いので、インターンシップ選びの前から書き方は学んでおいた方がよいでしょう。
エントリーシートを書く際は、空欄の8割以上を埋めるのが目安です。また、質問に対する答え・結論だけでなく、根拠となるエピソードを添える必要があります。
エントリーシートが出来上がったら、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどに依頼し、添削してもらうとよいです。自分ではうまく書けたと思っていても、第三者にとっては読みづらかったり、正しく意味が伝わらなかったりする場合があります。
客観的にチェックしてもらい、内容をブラッシュアップしてから提出するのがオススメです。
キャリチャンでも、就活のプロから履歴書やESの書き方が学べる無料のセミナー「履歴書・ES書き方WEBセミナー」を開催しています。インターンシップ選びの前にぜひ活用してください。
【就活対策資料】
履歴書・ES作成マニュアル
ビジネスマナーを学ぶ
インターンシップ選びの前に、ビジネスマナーも学んでおくことをオススメします。なぜならオンラインにせよオフラインにせよ、ビジネスシーンに適さない身だしなみや言葉遣いをしているとマイナスな印象を持たれ、選考に落ちる可能性があるからです。
選考の際は、インターンシップであってもスーツを着用します。髪型も清潔感を意識し、髪色は地毛の色に戻して、顔にかからないようにまとめたり、ピンで止めたりしましょう。
オフラインで面接を受ける人は、部屋の入り方や着席の仕方など、対面面接の流れを押さえておくことも大切です。本番で慌てて流れを忘れる人もよくいるので、事前に練習しておくことをオススメします。
面接がない場合でも、インターンシップ参加中はビジネスマナーが求められます。失礼な態度を取っていると常識がないと判断されて、悪い印象をもたれるケースもあるので注意が必要です。
第一印象が悪いと、挽回するのは難しくなります。完璧である必要はありませんので、最低限のマナーは勉強しておいてください。
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就活の基本マナーと説明会・面接などシーン別のマナーを一挙紹介!
面接の練習をする
インターンシップ選びの際は、事前に面接練習もしておくことをオススメします。
インターンシップに参加する際は、企業の一員として働きます。その際に問題なく働けるか、他の社員とコミュニケーションが取れるかなどを判断するため、インターンシップ前に面接を行っているケースも多いです。
インターンシップの面接でよく聞かれる項目は、以下の5つです。
- 自己紹介
- 自己PR
- 志望動機
- インターンシップで学びたいこと
- 逆質問
丸暗記する必要はありませんが、自己分析を行った上で、自分の強み・弱み・インターンシップで学びたいことをまとめて話せるように練習してください。
また、面接の最後には逆質問の時間が設けられていることがあります。逆質問とは、就活生が面接官に対し、企業に関する質問を行う時間です。
逆質問の際に「特にない」と答えると、やる気がないと判断されます。事前に企業研究を行った上でわからなかったことや、詳しく聞いてみたいことを質問するようにしましょう。
初めて面接を受ける人は、本番で想像以上に緊張してしまうことも考えられます。キャリアセンターや就活エージェントを利用し、模擬面接をして本番に備えるとよいでしょう。
キャリチャンでも、面接のノウハウが学べて模擬面接も受けられる無料のセミナー「模擬面接WEBセミナー」を開催しています。インターンシップ選考の前に、ぜひ活用してください。
インターンシップの選び方に関する注意点
ここまでの説明の中でもところどころ触れていますが、インターンシップはただ参加すればよいというものでなく、自分に合ったインターンシップを選ぶことが大切です。
間違った選び方をして後悔することのないように、インターンシップの選び方に関する注意点をまとめておきます。具体的な注意点は、以下のとおりです。
限られた長期休みの期間を最大限に活用して、インターンシップのメリットを十分得られるようにするために、選び方の注意点を押さえておきましょう。
スケジュールの管理をしっかりと行う
応募するインターンシップを選ぶ際は、スケジュールの管理をしっかりと行うようにしてください。同じ日の同じ時間に参加できるインターンシップは1つだけなので、スケジュールが被らないように注意する必要があります。
インターンシップの日程はインターンシップの種類によっても企業によってもバラツキがありますが、短期のものであれば長期休みの間に複数参加することは可能です。
また、インターンシップ選考に必ず受かるとは限らないため、保険をかけて複数のインターンシップに応募しておくのも普通のことでしょう。
しかし、実施期間が被るインターンシップばかりいくつも応募しても、せっかく受かったところでその期間に参加できるのは1つだけです。それ以外はすべて辞退しなければならないわけですから、かえって面倒が増えてしまいます。
複数のインターンシップに応募する場合も、特定の期間に応募先が集中しないよう、選考日程や実施期間をよく確認して効率的なスケジュールを組むようにしましょう。
学べる内容をよく確認する
インターンシップ選びの際には、そこで学べる内容を必ず確認しましょう。インターンシップの募集要項には、得られる学びや具体的なプログラムが掲載されています。社名や企業規模だけで参加を決めるのでなく、内容を確認してください。
たとえば、「営業の仕事の流れを具体的に学びたい」と思ってインターンシップに参加したのに、営業職の先輩と会う機会がなかったり、業務内容を体験できなかったりすると、満足できない可能性があります。
インターンシップは、5日間以上の長い日数を費やして参加するイベントです。自分が思ったような学びを得られない場合、「他のインターンシップに参加すれば良かった」と後悔してしまう人もいるでしょう。
「インターンシップで学びたいこと」は、参加前の選考でも聞かれることがあります。企業としてもせっかく参加するなら、時間を無駄にしてほしくないのです。学生の学びたいことと実際に企業で学べることが合致しない場合、選考で落とされる可能性があります。
インターンシップ選びの際は、学べることがあるかどうかを確認し、参加するメリットがあるかをよく検討して応募しましょう。
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企業研究をする
インターンシップ選びの中では、その企業の研究も行いましょう。
同じ業界や職種であっても、さまざまな企業があります。できるだけインターンシップを有効に活用できるよう、自分が就職したいと思えるような要素を含んでいそうか、応募前に見ておいた方がよいでしょう。
また、企業研究はインターンシップ選考で聞かれる志望動機に活かせます。関連業界やグループ企業についてもリサーチし、「なぜこの企業のインターンシップに参加したいのか」を具体的に話せるように準備してください。
実際のインターンシップでグループディスカッションやワークを行う際にも、企業のことを理解してないと適切な発言ができません。「積極性がない」「熱意がない」などと判断されて、マイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
インターンシップ先の企業について、最低限調べておいた方がよい項目は以下の4つです。
- 売上高
- 従業員数
- 主力授業
- 今後の事業展開
企業研究をする際は、企業の公式サイトや就活本、新聞などに目を通しておきましょう。志望度の高い企業は、OB・OG訪問でより詳しい情報を手に入れるのもオススメです。企業研究を進め、熱意が伝わるように準備してください。
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大学の勉強もおろそかにしない
インターンシップ選びの際は、大学の勉強もおろそかにしないように注意してください。
インターンシップそのものは大学の長期休み中に実施されますが、その前に選考が実施されるケースが多いです。インターンシップ選びや選考とその対策に熱中し過ぎると、学業が二の次になってしまうことがあります。
しかし学業をおろそかにすると単位を取得できず、最悪の場合、卒業も危ぶまれる状況になりかねません。
また、本選考の際に学業に力を入れていないことが伝わると、せっかくインターンシップの参加経験をアピールしても、よい評価を得られない可能性が高いでしょう。
インターンシップに参加することは大事ですが、学生の本分は勉強です。学業をおろそかにしてまでインターンシップへの準備に明け暮れるのはよくありません。あくまで勉強を第一優先し、インターンシップ選びや選考対策の優先順位はその次だと考えましょう。
インターンシップ選びや選考対策をする際は、学業と両立できるかを検討し、無理のない範囲で行うことが大切です。もしも学業との両立が難しい場合は、就活エージェントの手を借りるなどして、インターンシップ選びと選考対策の負担を軽減することをオススメします。
インターンシップ先の候補は複数見つけておく
インターンシップ選びの際は、候補を絞りすぎないように注意しましょう。どうしても行きたい企業がある場合でも、その企業のインターンシップのみに絞って選考に落ちてしまったら、1社もインターンシップに参加できなくなってしまいます。
また、志望企業を絞り込みすぎると本選考の選択肢も少なくなり、自分の可能性を狭めてしまいます。インターンシップの時期は候補を絞り込みすぎず、広い視野を持って幅広い業界・職種・企業への適性を検討することが大事です。
志望企業以外のインターンシップに参加することで、志望企業の良さを身をもって実感でき、業界についても詳しく理解できます。志望理由を考えるためにも業界研究や企業研究は必要なので、ぜひ色々な企業を検討してみてください。
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大手・有名企業に絞りすぎない
インターンシップを選ぶ際は、大手・有名企業に絞りすぎないようにも気を付けましょう。
大手・有名企業のインターンシップは人気があるため、参加倍率は数十~数百倍になり、優秀な学生でも選考に落ちてしまうケースがあります。大手企業ばかりを志望してしまうと、1社もインターンシップに参加できなくなる可能性があるのです。
また、企業の知名度だけでインターンシップを選ぶと、参加した際に企業風土や職種が合わず、大変な思いをする可能性もあります。企業の知名度や規模だけでなく、自分の望む学びを得られるプログラムを実施している企業のインターンシップに参加するようにしてください。
インターンシップは就職前に自分の適性を見極めていく大事な機会でもあるので、特定のタイプの企業ばかりに偏った選び方はオススメしません。どのような企業が自分に合うのか確かめる意味でも、幅広いタイプの企業で就業体験ができるように選んだ方がよいでしょう。
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報酬の有無で選ばない
インターンシップを選ぶ際は、報酬の有無で選ばないようにしましょう。インターンシップは基本的に報酬はありませんが、長期で利益のともなう実務経験をする場合に、多少の報酬が出る企業もあります。
「どうせ参加するならお金がもらえる方が得だ」と思い、そうしたインターンシップばかり探してしまう就活生もいるでしょう。しかし報酬を判断基準にして選ぶと、お金だけがモチベーションになり、学びを得られなくなる可能性もあるので要注意です。
報酬が出るインターンシップは、それだけ大変で責任の重い仕事を任される可能性があるということです。自分の興味のある内容であればよいですが、興味のない内容であれば最後まで続けるのも難しくなってしまうかもしれません。
インターンシップを選ぶ際は報酬の有無よりも、適性の見極めに役立つかや、目的の学びを得られるかを重視して選ぶことが大切です。
選考の有無や方法も確認する
インターンシップ選びの際は、選考の有無や方法も確認しておきましょう。それによって、どのような対策に力を入れるべきか、いつまでに応募すべきかが異なってきます。
インターンシップに受け入れられる人数には限りがあるため、企業は応募者の中から参加させる学生を選ばなければなりません。その手段は選考の場合もあれば、先着順や抽選という場合もあります。
抽選であれば運を天に任せるしかありませんが、先着順であれば、何はともあれ応募を急ぐ必要があります。また、選考の場合はどのような方法で選考が行われるのか把握し、その対策に注力した方がよいわけです。
近年は制度改正によりインターンシップの重要性が高まっているため、応募者が多く集まる大手企業や有名企業だけでなく、その他の企業でも選考を設けるところが増えています。具体的には、以下のような選考方法を取る企業が多いです。
- 履歴書やエントリーシートによる書類選考
- 面接
- Webテストや筆記試験
選考方法の組み合わせは企業ごとに異なります。インターンシップ実施の数か月前には情報が出るので、こまめにチェックするようにしてください。応募期限や書類の提出期限、面接やテストの日取りなども合わせて確認し、間に合うように対策しましょう。
選び方を把握し、有意義なインターンシップを過ごそう
インターンシップにはさまざまな種類がありますが、その選び方はあなたが将来どうなりたいのかという就活の方向性によって異なります。ですから、まずは就活の方向性をある程度考えた上で、今回のインターンシップで何を学ぶのか目的を明確にしましょう。
インターンシップは就活を有意義なものにするきっかけとなるものです。業界・企業研究に役立つだけでなく、働く経験から自分の適性も見定められます。今後の進むべき道を明確にしてくれるものなので、ぜひ自分に必要なインターンシップを選んで参加することが大切です。
もしも「自分が参加すべきインターンシップがわからない」「じっくり選んでいる時間がない」という人は、ぜひキャリチャンを頼ってください。
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。