インターンシップの始め方は?必要な準備や参加方法を手順に沿って解説

 2023年9月22日

今は大学3年生ですよね。インターンシップに参加する予定はありますか?

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Bさん

どこかに行きたいと思ってるんですが、正直インターンシップが何なのかもよくわかっていません。

確かにインターンシップの探し方や、どういうインターンシップに参加するのがよいのかわからない学生は多いと思います。しかし3年生になった今、本気で向き合う必要がありますね。

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Bさん

そうですよね。まずは、どうすればいいんでしょうか?何から手をつけたらいいですか?

では、今回はインターンシップの参加時期・必要な準備・具体的な始め方などを、手順に沿って見てみましょう。ぜひ参考にしてください。

キャリアアドバイザー 廣瀬

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インターンシップとは?

インターンシップとは?

インターンシップとは、企業が学生のために実務や研修などのプログラムをもとに就業体験を提供する制度です。

以前までのインターンシップは「1dayインターンシップ」「短期インターンシップ」「長期インターンシップ」と3種類に分類されていました。しかし、2023年度から「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」が改正され、「学生のキャリア形成支援に係る産学協働の取組み(以下、キャリア形成支援)」という新たな4種類の枠組みへ変更となります。

これに伴い、いくつかの指定要件を満たすもののみがインターンシップと定義された一方で、要件を満たさないものは、単なるキャリア形成支援に分類されることになりました

ここでは、新たに制定されたキャリア形成支援を含め、様々な種類のインターンシップを下記より確認していきましょう。

    【期間による種類分け】

  • 汎用的能力・専門型インターンシップ
    大学3年生以上を対象としたインターンシップ。必ず就業体験が実施され、就業前後には社員からフィードバックがもらえます。期間は、汎用的能力型インターンシップが5日間以上、専門型インターンシップが2週間以上です。

  • 高度専門型インターンシップ
    大学院生を対象としたインターンシップ。主な内容は大学院での専門分野の知識をもとにした研究や就業となります。期間は2ヶ月以上。(現行の「ジョブ型研究インターンシップ」の場合。「高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターンシップ」は未定)

  • オープンカンパニー
    大学・大学院の全学年を対象としたイベント。企業の事業や業務説明だけでなく、現場社員やOBOGの講演会、交流会、職場見学などイベントごとにさまざまな内容があります。期間は半日から1日程度。

  • キャリア教育
    大学・大学院生の全学年を対象としたイベント。オープンカンパニーとは異なり、就業体験を伴うイベントもあります。期間はプログラムによってさまざまです。

    【時期による種類分け】

  • サマーインターンシップ
    6月~9月にわたって実施されるインターンシップ。プログラム内容は、会社見学から就業体験など様々です。

  • ウィンターインターンシップ
    12月~2月にわたって実施されるインターンシップ。本格的に就活が始まる最後の時期という事で、学生の能力を見極めるための内容になっていることが多いです。

ひとくちにインターンシップといっても上記のように実施期間や時期によって様々な種類に分けられており、内容も異なります。

どのような種類のインターンシップを行うのかは企業によって異なりますので、自分が求めるものやスケジュールなどと相談して、どれに参加すべきかを考えていきましょう。

参加したいインターンシップの種類が決まったら、次は準備を始めましょう。キャリチャンの就活支援サービス「就活相談会」では、インターンシップ全般のアドバイスを受けられます。

より企業に好印象を残すため、言葉遣い・マナー・正しい敬語の使い方をマンツーマンでチェックしてもらえます。プロにチェックしてほしい人は、気軽に参加してください。

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インターンシップを始める上で必要な準備

インターンシップを始める上で必要な準備

種類分けされるインターンシップですが、どのインターンシップに参加するうえでも必ずすべき事前準備があります。では具体的にどのような準備を行えばいいのでしょうか?

ここではそんな、インターンシップを始める上で必要な準備について解説します。まずはそれぞれのインターンシップの参加時期について確認していきましょう。

インターンシップの参加時期とは?

種類分けされたインターンシップはそれぞれ実施時期が異なるため、参加すべき時期もそれぞれに異なります。参加時期が異なるということで、準備を始める時期も変わってきますから下記より確認してきましょう。

  • 汎用的能力・専門型インターンシップ
    多くは授業期間外の長期休暇で開催されます。そのため、サマーインターンシップに合わせて参加できるよう、3年の春頃には準備をはじめましょう。

  • 高度専門型インターンシップ
    開催時期は博士の場合は通年、修士の場合は今のところ未定です。これから具体的な開催時期が決まる可能性があるので、参加を考えている大学院生は随時確認しましょう。

  • オープンカンパニー
    通年で開催されます。また、学業との両立に配慮して、時期を平日の夜間や週末、長期休暇中に設定したり、オンラインで開催したりと、形態も含めプログラムによってさまざまです。事前に参加したいイベントの時期を確認する必要があります。

  • キャリア教育
    オープンカンパニー同様、通年で開催されます。就業体験を伴うイベントは選考が設けられている可能性もあるので、開催時期の1ヶ月前には準備を開始すると良いでしょう。

  • サマーインターンシップ
    6月から開催されるため、3月頃には準備を始めておくと安心でしょう。

  • ウィンターインターンシップ
    12月から開催されるため、サマーインターンシップ後には準備をはじめましょう。サマーインターンシップでの経験や学んだことなどを参考し、参加準備をします。

どのインターンシップに参加するにしろ、早めの準備が必要です。具体的にどのような準備をしていけばいいのかは、次項より解説します。

インターンシップの時期についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムも参照してください。

インターンシップを始める前にすべき事前準備

インターンシップに参加するためには、早めに万全な準備をしておく必要があります。これらはどのインターンシップ参加においても必要な準備となりますので、しっかりと確認しておきましょう。

  1. 自己分析
  2. スケジュール調整
  3. インターンシップ参加目的を明確にする
  4. スーツなどを揃える

まずは「自己分析」を行います。自己分析から自分がどんな方向を目指しているのかを明確にし、参加すべきインターンシップは何なのかを考えていきます。自己分析のやり方がわからない人は、下記のワークシートを活用してください。

次に「スケジュール調整」を行います。インターンシップは1日で完結するものもあれば、1年以上の長期にわたって実施されるものもあります。あなたは学生ですので、授業にバイトに遊びにと忙しいでしょうから、無理のない範囲で参加できるものはどれなのかを考え、スケジュールを調整していく必要があるでしょう。

そしてインターンシップに参加するうえでは「参加目的」を明確にしておく必要があります。どんなインターンシップに参加するにしろ、なぜ参加するのか、参加することによって何を得たいのかといった目的が明確でないと、時間を無駄にしかねません。

目的の定め方がわからない人は、下記のコラムを参考にしてください。

最後に、インターンシップ参加のために必要なグッズをそろえていきます。スーツ、カバン、靴などの身だしなみグッズをはじめ、ノートや筆記用具なども欠かせません。

これらの事前準備を済ませたらいよいよインターンシップへの参加です。具体的にどう始めていいのか、次項より確認していきましょう。

利用者の声

インターンシップの始め方を手順に沿って解説

インターンシップの始め方を手順に沿って解説

インターンシップの種類や参加時期、事前準備について理解を深めたら次は実際にインターンシップに参加するための手順について確認していきましょう。

ここではインターンシップの始め方を手順に沿って解説していきます。それぞれの具体的な方法やポイントを解説しているので、しっかりチェックしていきましょう。

手順1:参加インターンシップの検討・決定

まずは参加するインターンシップの検討・決定を行います。

先ほどの事前準備より、自己分析からどんな方向を目指しているのか、どんなインターンシップに参加すべきなのかを考えているはずです。また、インターンシップで何を学び、何を得たいのかといった参加目的も明確にしていると思います。それらを達成できるインターンシップは何かを探していきましょう。

最近ではインターンシップ開催が当たり前となっていますので、各企業が積極的に取り入れていることから、非常にたくさんのインターシップが存在しています。特に夏、冬には一時的に膨大な数のインターンシップが登場します。

一見選び放題にも感じるかもしれませんが、インターシップは自分のためになるものに参加しなければ意味がありません。そのため、自分の目的を達成できるものを探す必要があります。

様々な種類が存在するインターンシップの中から、自分の目的が果たせるインターンシップの内容やベストな期間をしっかりと考えていきましょう。「人気だから」という理由ではなく、「自分にとって必要なインターンシップ」に参加することが大切です。

手順2:インターンシップを探す

手順1より、参加すべきインターンシップを決めたら次は、その内容に当てはまるインターンシップを具体的に探していきます。数あるインターンシップから自分の合うものを探していくためにも、探し方をしっかりと覚えておきましょう。

インターンシップを探すための手段は下記のとおりになります。

  • 就活総合ナビサイト
    「リクナビ」や「マイナビ」などといった就活総合ナビサイトから探す方法です。他にも「ゼロワンインターン」や「インターンシップガイド」などといったインターンシップに特化したサイトもあります。

  • 企業ホームページ
    興味のある企業がある場合には直接的に企業のホームページを確認します。ナビサイトへの掲載にはお金がかかるため、企業HPにしか掲載していないという場合もあります。気になるものがある場合には必ずチェックしましょう。

  • 大学のキャリアセンターや就職課
    大学のキャリアセンターや就職課からインターンシップに関する情報を入手する方法です。その学校だけに特別に届く情報などもありますので、ぜひ一度訪れてみてください。

  • 就活エージェント
    就活エージェントからインターンシップに関する情報を入手する方法です。条件に当てはまるインターンシップや、一緒に参加すべきインターンシップを探してくれます。

一番のオススメは「就活エージェント」です。就活エージェントなら自分の希望を伝えさえすれば、条件に当てはまるものを就活エージェントが探しだし紹介してくれるため、探す手間が省けます。

また、参加すべきインターンシップがわからない場合には一緒に考え、探しだしてくれるため、非常に心強いです。

キャリチャンでも、インターンシップの紹介から、あなたが参加すべきインターンシップを一緒に探すための就活支援サービス「25卒就活サポート」を開催しています。

インターンシップに限らず、就活全般のサポートを行っており、あなたが満足いく企業への入社までフォローします。頼りになるキャリアアドバイザーがあなたを待ってます。完全無料ですので、ぜひ気楽に参加してください。

また、また、インターンシップを探していく際には「実施期間」「開催日時」もしっかりチェックしておきましょう。事前準備でもお話ししたように、スケジュールの調整をしっかりと考えたうえでインターンシップを探していきます。

手順3:インターンシップ申し込み

参加するインターンシップを見つけたら次は申し込みです。申し込み方法はインターン情報が載っている媒体からで、大学のキャリアセンターや就活エージェントの場合には申し込みをお願いする形となります。企業HPの場合は直接応募します。

インターンシップを申し込む際に注意したいのが、「申し込みの締切日」です。締切日は各社によって異なりますから、必ずチェックし、申し忘れのないようにしてください。

特にサマーインターンシップやウィンターインターンシップなど、一斉に開催するからと締切日も同じだと勘違いしている人がいるかもしれません。しかし、これらも各社によって異なりますので、必ずチェックする必要があります。

基本的に締切日はサマーインターンシップで夏前、ウィンターインターンシップで冬前となります。人気の高いものには応募も殺到しますので、応募開始日もしっかりとチェックしておきましょう。

手順4:インターンシップ選考対策

インターンシップに申し込んだら次は「インターンシップ選考」の対策を行います。最近では、インターンシップに参加する前に「選考」を設ける企業が多いです。特に人気があるインターンシップでは、本選考よりも倍率が高くなるといわれています。

選考では、前もって「面接あり」などと記載している場合もあれば、特に記載もないままいきなり筆記試験を行うといった場合もありますので、事前の対策が欠かせません。

インターンシップ選考は主に「ES」「筆記試験」「面接」から行われます。それぞれの対策法を下記から確認していきましょう。

  • ES
    字が綺麗なのが大前提です。志望動機にはインターンシップを通してどんなことを学びたいのかを”具体的“に書きます。自己PRには自分のスキルをどう活かせるのかを書きましょう。

  • 筆記試験
    「SPI」を中心に対策します。SPIは問題の傾向を掴み、素早く回答していくことがポイントとなるため、繰り返し問題を解いていきましょう。問題の傾向を掴むため、対策本は1冊で十分です。

  • 面接
    普段から緊張感を持って練習を行い、面接の場に慣れるようにします。本番では身だしなみを整え、大きな声でハキハキと話しましょう。“このインターンシップではなくてはならない理由”をハッキリと伝え、熱意をアピールします。

インターンシップ選考では、「インターンシップを通して学びたいこと」「このインターンシップでなくてはならない理由」が明確でないと受かることはありません。

自分の思いはこれまでの手順で固まっていると思いますので、それらの思いを伝えられるよう、インターンシップ先の企業や業界についての理解を深めるようにしましょう。

また、インターンシップには、面接に通らなければ参加できないものもあります。そのため、大学3年生のうちから面接対策をしておかなければいけません。

キャリチャンの 就活支援サービス「面接サポート」では、あらゆる形式の面接についてアドバイスが受けられます。実際にマンツーマンで模擬面接も可能ですので、練習しておきたい人はぜひ利用してください。

手順5:インターンシップ参加

選考を突破したらいよいよインターンシップに参加です。インターンシップを始める際、自分の進みたい方向性から「何を学びたいのか」「何を得たいのか」を考えていると思います。それらの目的を達成すべく、自主的に行動するようにしてください。

インターンシップは確かに様々なことを吸収できる場ですが、自らが動かないと“自分に必要なもの”を得ることはできません。せっかく自分に当てはまるインターンシップに参加できても、何も得ることができなければそれは時間の無駄になってしまいます。

ですから、そのようなことがないよう、自主的に行動し、たくさんのことを吸収しましょう。指示を待つのではなく自ら聞きに行き、わからないことがあればすぐに質問をして問題を解消することが大切です。

そうすることでより多くのことを学ぶことができ、自分が参加すべき目的も達成できるでしょう。そしてこの経験は今後の就活で活躍するだけでなく、社会人になってからも重宝されます

インターンシップの始め方はしっかりとした下準備から

インターンシップを始める上では必要な準備がたくさんありますし、これらの準備がしっかりと整っていないと有意義なインターンシップに参加することはできません。

また、インターンシップの始め方をしっかり把握していないとスタートに乗り遅れてしまい、自分が参加したいと思ったインターンシップに参加できないことも十分にありえます。

ですから、このようなことがないよう、早い段階から下準備を行い、参加すべきインターンシップを探すための地盤が固まったら正しい始め方でインターンシップを始めていきましょう。

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キャリチャンでは、キャリアカウンセラーとの個別面談を通し、就活生一人ひとりのお悩みを解決する就活相談会を開催しています。累計25,000人を超える就活生の不安や悩みに向き合ってきました。

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この記事の監修者

監修者:廣瀬舞

廣瀬 舞

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。

就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。

また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している

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