【8月からでも間に合う!】就活を夏から始める際の“成功法”を紹介
2024年5月8日
8月ですか。そろそろ就活が終わる時期ですね。 ところで内定は決まりましたか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
岡田さん……それが、僕はこれから就活を始めるんです。まわりには内定が決まってる人もいるので、焦ってます。
そうでしたか!就活を始めるのに、夏からだと遅いですね。内定を決めはじめる大手企業もあるので……。
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
正直、内定をもらえるのか不安です。就活を夏から始めても、内定は決まりますか?
出遅れた分、覚悟はいりますが、内定をもらうことは可能です。内定を獲得するためにも、夏から企業を探す方法や、成功させるためのポイントを知っておきましょう。
キャリアアドバイザー 岡田
目次
夏(8月)からの就活は遅い?夏(8月)からの就活事情とは
思うように就活が行えないと頭も抱える学生も多くいます。
例年ならば一般的な就活時期は春ですが、夏(8月)から就活を始めても遅くないのでしょうか。まずはコラムの初めに、夏(8月)から就活を始めるのは遅いのかどうかと、春とは異なる夏の就活事情などについてお話ししておきます。
どんな状況であれ、夏(8月)から就活を始めるのは遅い
正直なところ、どんな状況であれ夏(8月)から就活を始めるというのは「遅い」と言わざるを得ません。これから就活しようと意気込んでいる皆さんに最初からこんなことを言ってしまうのは心苦しいですが、残念ながらそれが紛れもない現実です。
就活は全体的に早期化されていることもあり、早々に動き出し、すでに内定をもらっていた学生がかなりいました。ですからここまで何もしてこなかった人、具体的にいうと自己分析や選考を受けることさえしていない人は、相当マズい状況にあります。
また、やってはいたものの思うように就活できなかった人も、受けた選考数が少ないなど就活の経験値が低いようでは、完全に出遅れていると言えるでしょう。
しかし、1人で「夏からの就活を乗り越えるのは不安」と思う人もいますよね。ただでさえ大変な就活を夏から始めるのは、リスクを背負った状態でスタートするようなものです。
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夏(8月)から就活を始める人の特徴とは?
夏(8月)から就活を始める人にも色々な理由がありますが、大まかに分けると以下のような特徴があります。
「公務員試験の手ごたえがなく、保険をかけるため」
夏(8月)から就活を始める学生の中には、これまで公務員を目指して勉強を続けてきたものの受かる自信がないため、公務員試験に落ちた場合の保険として民間企業も押さえておこうという人が少なくありません。
公務員志望の学生は早くから就活の準備を始めており、将来を見据えてコツコツと努力を重ねてきた人が多いです。
そのため企業からも「優秀な学生」と認識されていて、夏(8月)からの就活のライバルとしてはかなりの強敵となります。
「部活動や研究が忙しく、就活に時間を充てられなかった」
夏(8月)から就活を始める人には、これまで部活が忙しくて就活の時間がなかった体育会系の学生や、実験や研究に夢中で就活を後回しにしがちな理系の学生が、遅ればせながら就活をスタートさせるケースも多いです。
体育会系や理系の学生は就活には出遅れているものの、もともと絶対数が少ないうえ、粘り強くて集中力の高い傾向があることから企業に人気があります。
これまで他のことに注いでいた情熱を就活に向け、一気に巻き返してくる可能性があるので、そうした体育会系・理系の学生も夏(8月)からの就活では強力なライバルとなるでしょう。
「なんとなく就活をしていなかった」
「理由はないけどズルズル後回しにしてしまった」「やりたいことが分からず始められなかった」という人も、さすがに夏になるとこのままではマズいと気付き、慌てて就活を始める人が多いです。
そうした人たちは就活でやるべきことを済ませていないのでライバルとしては弱いですが、自分がこれに当てはまる場合は相当な覚悟をもって取り組まなければなりません。
「就活はしていたけど、良い結果が出せなかった」
夏の就活では、春も就活をしていたものの思うような結果を得られず、仕切り直して夏(8月)から就活を再スタートしようとしている人もいます。
しかし自己分析や面接対策といった基本的な準備は終えていますし、選考の経験も積んでいる人たちですから、夏の就活でも手ごわいライバルとなります。
しかし自分がこれに当てはまる場合には、これまでの就活がうまくいかなかった原因があるはずですので、原因の究明と改善が必要です。
夏(8月)からの就活で自分の置かれる立場を確認するとともに、ライバルとなる人たちの特徴を把握しておいてください。
夏からの就活で出遅れた分、不安が大きい就活生も多いでしょう。そんな中で、スピーディーに内定が決まったら嬉しいですよね。
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「夏採用」の仕組みと特徴
夏(7~9月の時期)に行われる就活を「夏採用」と言います。就活ルールの廃止によって多様化しているとはいえ、やはり多くの企業が一斉に採用活動を行い、就活の中心となるのは春(3~6月)です。基本的にほとんどの企業はできるだけ早い時期に優秀な学生を確保し、夏前には採用活動を終えるつもりで動いています。
しかし売り手市場の近年、春だけで学生を集められる企業ばかりではないため、そうした企業が夏も引き続き採用予定人数の残席を募集していることが多いのが夏採用の特徴です。夏採用のスケジュールとしては、春採用の選考が6月に終わった6月下旬ごろから募集を開始し、7~8月にかけて選考、9月までには内定者が確定します。
ただし多くの企業が春の時点ですでに定員に達し、採用活動を終了していますので、夏採用は春に比べると募集している企業数がぐっと少なくなります。そして夏の時点ではまだ内定をもらった学生の承諾・辞退が決まっていないことが多いため、秋になると内定辞退の穴埋めとして行われる二次募集も、夏にはあまり実施されません。
そのため春より企業数が減っていて二次募集もない夏採用は、就活で一番選択肢が少なく厳しい時期なのです。
ですから夏採用は、もともと少ない椅子を多くの学生で奪い合う例年以上に厳しい就活となるでしょう。
夏(8月)からの就活をする上で覚悟すべきこと
ここまで、夏(8月)からの就活は「遅い」そして「厳しい」という現実についてお話してきました。せっかく重い腰を上げかけたのに、いきなり暗い気持ちになってしまった就活生もいるかもしれませんが、現状をご説明したのはもちろん就活生のやる気をそぐためではありません。
事実を正確に受け止めたうえで、覚悟をもって夏(8月)からの就活に臨んでもらうためです。ここからは、厳しい夏(8月)からの就活を行う上で覚悟すべきことについてお話ししていきます。
企業数の少なさに対して、就活を続けている人が多い
夏(8月)からの就活では、募集している企業の少なさに対して就活を続けている人が多く、競争率が高いということを肝に銘じておいてください。繰り返しになりますが多くの企業は春の時点で採用活動を終えているので、夏(8月)からは春に比べてエントリーできる企業数が大幅に減ります。
しかし学生の方は春に内定をもらえなかった人だけでなく、内定をもらった人もより良い就職先を求めて夏まで就活を続けている人が多いです。
さらに公務員志望・体育会系・理系の学生などを含め、これまで就活に手を付けていなかった人が夏(8月)から大勢参戦してきます。ですから夏(8月)からの就活は、少ない残席を多くの学生で取り合う厳しい競争となるのです。
そのため募集企業数が少なく就活生が多い状況になっており、それでなくても厳しい夏(8月)からの就活が、なおさら厳しい競争となることは間違いありません。
「なぜ夏(8月)から就活を始めるのか」を問われる
夏(8月)からの就活では、面接で「なぜ夏に就活しているのか」問われる可能性が高いことを覚悟しておきましょう。面接官は夏に就活している学生に対し、必ずと言っていいほど「なぜ春でなく夏(8月)から就活を始めるの?」「なぜ夏まで就活を続けることになったの?」といった質問をしてきます。
特別な理由がないのに夏まで就活していなかった学生は、「社会人になって働くことに対して意欲的でない」「自分のやりたいことが明確になっていない」といったことが心配です。
また、ずっと就活を続けている学生の場合は、それまでの就活で他社に不合格と判断された原因が気になります。企業は夏に就活している学生に対し、そういったマイナス要素があるのではないかと考え、慎重に見極めようとしているのです。
ですから夏(8月)からの就活に挑む学生は、企業の不安を取り除き、納得してもらえる回答ができるように、しっかりと対策しておく必要があります。
まずは夏に就活する理由を面接官にきちんと説明できるよう、自分の中で明確にしておいてください。内定がないまま春から就活を続けている場合は、内定がもらえなかった原因があるはずなので、ただ説明するだけでなく欠点を改善しておかなければいけません。
オンラインにおける選考への対応
現在はオンラインによる面接と対面による面接が両方行われているため、夏(8月)からの就活でも、2種類の面接方式への対応が必須となります。
選考終盤では対面式の面接を行う企業が多いですが、初期選考ではオンラインによる面接を行う企業が多いです。まずは初期選考を突破するために、オンライン面接の対策を行いましょう。
ここまで全く就活に手を付けていなかった学生はまだオンライン選考への準備をしていないと思いますので、まずは安定したネット環境を整え、zoomなどを使いこなせる状態にする必要があります。
さらに対面とオンラインでは、同じように面接しても相手に与える印象が変わってきますので、zoomなどの準備が整っている人も対策を怠ってはいけません。オンライン面接では、WEBカメラを通すことで面接官と目線が合わず、まっすぐ向いてもうつむいて見えますし、照明の当たり方次第で表情が暗く見えがちです。
またマイクを通すことで声が小さく聞こえたり、音声が遅れて届いたりするためにコミュニケーション能力を示しにくいといったこともあります。ですから夏(8月)からの就活に挑む人は、オンラインからでも自分の魅力を伝えられるように、しっかり意識しておいてください。
ただし、最終面接を突破し、内定を獲得するためには対面面接への対策も必要になります。対面面接への対策で最も重要なことは、緊張感になれることです。詳しくは次章の中で説明するので、そちらを参照してください。
夏(8月)からの就活を成功させるための方法
夏(8月)からの就活の厳しい現実を把握し、しっかり覚悟を決めたら、いよいよ具体的な行動に移りましょう。
ここからは、夏(8月)からの就活を成功させるための方法と準備について解説します。夏(8月)から初めて就活する人も、夏(8月)から就活を再スタートする人も、じっくり読んで参考にしてください。
自己分析を行い、目星企業への理解を深める
夏(8月)からの就活を成功させる秘訣は、自分と企業への理解を深めることです。まずは夏(8月)からの就活の第一歩として、すぐにも自己分析を行い、「自分」についての理解を深めます。自分の強みは何か、どのような人柄でどんな適性があるのか見極め、それに合った就活軸を定めて、志望する企業・業界の目星を付けましょう。
それから目星を付けた企業・業界について徹底的に研究し、企業への理解を深めます。夏(8月)からの就活では春と違って採用活動を行っている企業数が少ないですから、少ないチャンスを確実にものにしなければなりません。
そのためには、それぞれの企業にマッチする強みをピンポイントにアピールできるかどうかがポイントとなります。
夏(8月)から始める人は出遅れている分「早く就活しなくちゃ」と焦る気持ちもあると思いますが、それでも自己分析と企業・業界研究には時間をかけてしっかり取り組むべきです。
これまでの就活がうまくいかず夏(8月)から再スタートする人は、これまで受けていた企業が自分と合っていなかった、アピールすべき強みが分かっていなかったという可能性もあります。ですから夏(8月)から初めて就活する人だけでなく、これまで就活をしていた人も、もう一度自己分析と企業・業界研究を行ってください。
常にアンテナを張り、すぐに行動できるようにしておく
春と比べてチャンスの少ない夏(8月)からの就活では、企業の採用情報に常時アンテナを張り、すぐに行動できるようにしておかなければなりません。前述のように夏(8月)からの就活では採用活動を行っている企業数が少ないうえ、「まだ採用予定人数に達していない」という理由で春から採用活動を継続している企業がほとんどです。
そうした企業は春のように一定の応募期間を設けて一斉に選考するのでなく、応募してきた学生を順次選考して、採用予定人数を確保でき次第すぐにも採用活動を終了します。
そのため、うっかり出遅れて選考の機会を逃すことがないように、企業の採用情報に常にアンテナを張っておいてください。
また秋ほど多くありませんが、予想以上に早くたくさんの内定辞退者が出れば、夏(8月)からの就活でも再募集が行われることはあります。気になる企業の動きに目を光らせておきましょう。
そしてどんな企業が突然募集を始めてもすぐ動けるように、あらかじめ自己分析や企業・業界研究をして準備を整えておくことが大切です。
「夏(8月)から就活を始める」理由を明確にしておく
夏(8月)から就活を始めるにしろ、仕切り直して再スタートするにしろ、夏に就活する人は「なぜ今就活しているのか」という理由を明確にしておいてください。
前述のように、夏(8月)からの就活では面接において必ずと言っていいほど「なぜ夏(8月)から就活を始めるの?」「なぜ夏まで就活しているの?」と聞かれます。部活動や学会発表、公務員試験といった理由で出遅れた場合は、その間就活以外のことに努力していたと伝わりますから、特別マイナスの印象を与えることもないはずです。
しかし、そういった企業の理解を得やすい理由でない場合は、「やる気がないのでは?」「欠点があるのでは?」といった企業側の不安を払しょくする説明が必要になります。
「やる気が出なかった」「やりたいことが分からなかった」といった漠然とした理由で夏まで就活していなかった人は、なぜやる気になれなかったのか、就活を始めるためにどう行動したのか明確にしましょう。
就活はしていたけれどうまくいかず夏(8月)から再スタートする人は、これまでの就活がうまくいかなかった原因を明確にし、どう改善に取り組んだのか述べられるようにします。もちろん「改善しました」と口で言うだけでは企業は納得しませんから、これまで内定をもらえなかった原因を実際に改善しておかなければなりません。
たくさんエントリーをし、就活の場に慣れる
夏に就活を行う人はすでに出遅れていますから、遅れを取り戻すために場数を増やし、就活の場に慣れることが成功へのポイントになります。就活の面接というのは、見慣れないスーツ姿の大人と会話するだけでもぎこちないのに、その受け答えに自分の将来がかかっているわけですから、非常に緊張するものです。
大抵の学生は面接に慣れていないと、緊張のあまり口ごもってしまったり頭が真っ白になってしまったりして、本来の自分の力を発揮できません。しかし定員に達し次第どんどん募集企業が減っていってしまう夏の就活では、自分が慣れるまでじっくり練習している時間はありませんから、いきなり実戦に入りましょう。
もちろん面接練習は必要ですが、夏(8月)からはそれと並行してたくさんエントリーし、実際に面接を重ねることで就活に慣れて行ってください。そうすることで本番に強くなり、緊張感のある雰囲気に飲まれることなく、満足のいくパフォーマンスができるようになります。
また就活に慣れてくれば、自分の良さを自信をもってアピールできるようにもなってくるので、企業にとっても魅力的な学生に見え、内定へと結びついていくのです。
置かれている状況によって意識すべきこと
一口に「夏(8月)から就活」と言っても人によってベースとなる部分が違いますので、それにより今後重点的に取り組むべきことも異なってきます。
「これまで全く就活をしていなかった人」
理由が何であれ、これまで就活していなかった人はベースがゼロであり、夏(8月)からの就活で最も遅れをとっています。まずは早急に自己分析や企業・業界研究など行い、就活の基礎となるものをしっかり固めなければなりません。
その上で、気になる企業があれば積極的にエントリーし、とにかく行動量を増やすことで就活に慣れて行ってください。
「就活はしていたが、うまくいかずに夏(8月)から再スタートする人」
これまでの就活がうまくいかなかった人は、これまでの就活で何がいけなかったのか原因を突き止め、改善してから再スタートします。焦って就活を続けても、改善に取り組まなければ同じ理由で不合格を繰り返すだけです。
そもそも自分に合った企業や業界を選べていない、自分の良さをわかっていないといった可能性もあるので、自己分析からもう一度やり直しましょう。
「公務員がダメで民間企業に切り替える人」
公務員と民間企業では仕事に対する考え方そのものが違うので、これまでと同じ基準で志望先を見つけようと思っても、夏(8月)からの就活はうまくいきません。
民間企業では公共の利益ではなく、どれだけその企業に利益をもたらせる人物かが重視されますから、自分が活躍できそうな企業を選ぶことが内定のカギです。
自分のやりたい仕事にこだわるのではなく、”自分の強みを活かせる企業はどこか”という観点から、自己分析や企業・業界研究を行ってください。
それぞれ自分の置かれている状況に合わせて、夏(8月)からの就活に取り組んでください。
夏(8月)からでも間に合う企業の探し方
前半にお話ししたように、夏採用は春に比べてぐっと企業数が少なくなります。
ここまで夏(8月)からの就活を成功させる方法についてご説明してきましたが、そもそも今からエントリーできる企業が見つからなければ話になりませんよね。そこで、ここからは夏でも採用活動を行っている企業の特徴と、数少ない企業を探す方法について解説しますので参考にしてください。
そもそも夏でも採用している企業の特徴とは?
夏に採用活動を行っている企業は、以下のような特徴があります。
■知名度の低い企業(特にBtoB企業)
BtoB企業を中心として消費者の生活に直接関わらない、馴染みのない企業は学生にも知られておらず応募者が集まりにくいため、夏まで採用活動を行う企業が多いです。
そうした企業は世間的に知名度が低いというだけで、業界内では確実な実績を持ち、安定した経営を続けている優良企業が少なくありません。
大手の下請けとなっているために社名は表に出ませんが、条件面は大手並みという企業もあります。
■ベンチャー企業
ベンチャー企業は学歴よりもスキルを重視し、即戦力となる人材を求めている企業が多いです。そのため大手のように短期集中で一斉に選考するのではなく、常に優秀な学生を確保できるようにと長期間募集を続ける傾向があります。
ベンチャー企業の多くは早期に3年の冬頃から採用活動を始めますが、春夏もそのまま続けているケースが多いです。
■「大手企業のグループ会社」
大手企業のグループ会社にも関わらず、知名度の低さから夏まで採用活動を続けている企業もあります。
単体の企業としては事業規模が小さくても、母体が大きいので安定した優良企業が多いです。福利厚生などはグループ企業内で共通し、大手並みの好条件である場合もあります。
■「大手企業の二次募集」
残念ながら、夏(8月)からの就活で採用活動を行っている大手企業はほとんどありません。
稀にメガバンクや小売、飲食、住宅業界などが内定辞退の穴埋めとして夏に二次募集をかけることがあります。
■「通年採用している企業」
多様な人材の確保を目的として、新卒でも通年採用を行っている企業がいくつかあります。ソフトバンク、ヤフー、富士通、KDDI、ユニクロ、リクルート、サイバーエージェントなどが有名です。
ただし新卒に限らず経験者との競合になるケースもあるので、実力次第といえるでしょう。
全体として、中小企業やベンチャー企業が夏(8月)からの就活の中心となります。しかし規模は小さくても健全な経営を行っている企業はありますから、知名度や事業規模に固執しなければ優良企業を見つけられるはずです。
[探し方1]就活ナビサイトからの検索
夏(8月)からの就活でも、リクナビやマイナビといった就活ナビサイトにおいて求人情報を得られます。「夏採用」など、夏(8月)からの就活に特化したページを解説していることもあるので要チェックです。
また「理系学生」「体育会学生」など、学生の専攻に特化したサービスサイトもあります。そうした特化型のサイトはそれぞれの学生に対する理解が深く、配慮もばっちりなので、該当する学生にとっては一般的なナビサイトよりも参考になるでしょう。
掲載されている企業もそれぞれの学生を求めている企業ばかりなので、自分に合った企業を見つけやすいです。夏(8月)からの就活でも就活ナビサイトを必ずチェックしてください。
「探し方2」就活イベント参加や就活エージェントの利用
募集している企業数の少ない夏(8月)からの就活では、就活イベントや就活エージェントを活用するのがオススメです。夏(8月)から就活する人は大きく出遅れてしまっていますから、「出遅れ学生」に特化した就活イベントに参加するとよいでしょう。
キャリチャンでも、就活に出遅れた人ややり直す人をサポートするサービス「出遅れ就活サポート」を開催しています。プロのキャリアアドバイザーが、就活の立て直し方をマンツーマンでレクチャーする完全無料の就活支援サービスです。
このサービスでは、企業紹介や選考対策などキャリチャンを運営する就活エージェントのサポートを受けられます。夏(8月)から巻き返すためのきっかけとして、ぜひ活用してください。ここまで出遅れてしまった就活を夏(8月)から巻き返すためには、就活エージェントに頼るのが最も効果的です。
カウンセリングの結果に沿ってあなたに合った企業を紹介してくれるので、募集企業の少ない夏(8月)からの就活で優良企業を探す手間が省けます。それに就活エージェントは、ESや面接練習など夏(8月)から内定を得るためのサポートをしてくれますから一石二鳥です。厳しい夏(8月)からの就活を確実に成功させるために、プロと一緒に内定獲得を目指しましょう!
夏(8月)から就活をする上で注意すべきこと
夏(8月)からの就活は、少ない企業数を多くの学生で取り合う厳しいものです。さらに夏の暑さとの戦いにもなるので、身だしなみや体調管理にも気を配らなければなりません。
その他にも、夏(8月)から就活をする上で注意すべきことをご説明しておきますので、覚えておいてください。
「数打ちゃ当たる」はNG
就活力を上げるために場数を増やしたいからといって、「数打ちゃ当たる」というように、やみくもに選考を受けてはいけません。場数を増やすことが夏(8月)からの就活を成功させるカギであることは間違いありませんが、「どこでもいいから受ける」というスタンスでは上手くいかないでしょう。
自分に合った企業を受けなければ合格することはありませんし、真剣な姿勢で取り組まなければ成長もしないので、どれだけ受けても時間の無駄です。それでなくとも夏(8月)からの就活は、時間の経過とともに企業数が減って行ってしまいます。
そもそも選考を受けても大してメリットにならない企業を受けるほど、夏(8月)からの就活に時間的余裕はありませんから注意してください。
夏(8月)からの就活を成功させるには、意味のある場数を踏んで、就活の経験値を増やす必要があります。
焦らず、自分のペースで就活する
夏(8月)からの就活に焦りは禁物です。出遅れているという焦りから、1日に何社も面接を受けるなど選考の予定を詰め込み過ぎてしまう人がいますが、そのようなやり方では就活は成功しません。
競争の激しい夏(8月)からの就活を勝ち抜くためには、単に自分の能力を示すだけでなく、その企業が求めている人物像に合ったアピールをする必要があります。受ける企業ごとにきちんと理解を深め、1社1社異なる回答ができるように準備しなければならないのです。
それなのに予定を詰め込み過ぎてしまうと、一つ一つの準備の質が下がってしまい、結局どれも上手くいかずに内定につながらないでしょう。自分のペースで、1つ1つを丁寧かつスピーディーに行えるように意識してください。
おわりに
夏(8月)から就活を行うのは、ハッキリ言って出遅れています。それでなくても夏は企業数が少なく就活生が多い時期、厳しい競争になることは間違いありません。
この厳しい競争を勝ち抜き、夏(8月)からの就活を成功させるには十分な対策が必要です。
夏(8月)からは定員を確保でき次第募集が打ち切られるので、数少ないチャンスを逃さないためにも、企業探しには就活イベントの参加や就活エージェントの利用をオススメします。
出遅れ就活サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。