既卒におすすめの就活エージェント10選!選び方と利用の流れも解説
2023年9月4日
就活エージェントを探しているそうですね?
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Aさん
そうなんです。既卒の就活は厳しいって聞くし、正直一人で活動するのは不安なので…。でも新卒エージェントか転職エージェントしか見当たらなくって、どこを選べばいいのかわかりません。
確かに、既卒専門の就活エージェントは少ないです。既卒向けのサービスは新卒エージェントで扱っている場合もあれば転職エージェントで扱っている場合もあるので、名前より中身をチェックした方がいいですね。
キャリアアドバイザー 廣瀬
就活生 Aさん
どんな風に選んだらいいですか?既卒におすすめのエージェントがあれば知りたいです!
わかりました、今回は既卒の就活生におすすめの就活エージェントと、就活エージェントの選び方を紹介しますね。これを参考に、自分に合ったエージェントを見つけていきましょう!
キャリアアドバイザー 廣瀬
既卒におすすめの就活エージェント比較表
既卒向けの就活エージェントサービスは、新卒エージェントで扱う場合もあれば、転職エージェントで扱う場合もあります。同じく就活エージェントなので、名称はどちらでも大丈夫です。
このコラムで紹介する既卒におすすめの就活エージェントは10社あります。まずは概要を比較してみましょう。
エージェント | 特徴 | こんな人におすすめ |
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キャリチャン | 既卒歓迎の求人を多数保有 既卒就活をゼロからフルサポート |
就活を基礎から立て直したい人 |
ハタラクティブ | ポテンシャル採用の企業が多い | 入社後の研修が豊富な企業に就職したい人 |
UZUZ | 完全オーダーメイド型の面接対策が受けられる | 面接が苦手な人 |
マイナビジョブ20’sアドバンス | 既卒者限定の就活アドバイザーで、既卒ならではの相談が可能 | 利用者の口コミを確認したい人 |
キャリアスタート | 独自のマッチング分析があり、入社後の定着率が高い | 自己分析が苦手な人 |
第二新卒エージェントneo | 内定後に研修がある | 基本的なビジネスマナーを身につけたい人 |
キャリアパーク就職エージェント | 最短2週間で内定を獲得できる、特別選考ルートがある | スピード感のある選考を受けたい人 |
就職Shop | 書類選考がないため、すぐに面接に参加できる | 首都圏と関西在住の人 |
DYM就職 | 既卒のほか、フリーターやニートの就職にも強い | 就活経験の浅い人 |
doda | 業界大手で、10万件以上の豊富な求人がある | 様々な業界や職種の求人から探したい人 |
※エージェント名をクリックすると、それぞれの就活エージェントの詳しい解説へジャンプします。
既卒におすすめの就活エージェント10選
このコラムでは、既卒におすすめの就活エージェントを10社紹介します。それぞれ特徴が違うため、自分に合ったサービスを選んでみてください。
キャリチャン
【キャリチャンのおすすめポイント】
- 既卒者に寄り添った就活サポートサービスがある
- 専任のキャリアアドバイザーとはLINEで連絡可能
- 就活について学べるコンテンツが充実
キャリチャンは、既卒者向けに「出遅れ就活サポート」というサポートサービスを提供しています。就活に出遅れてしまった人や、就活をやり直したいと考えている人におすすめのサポートです。
キャリアアドバイザーがマンツーマンで就活に関する相談を聞き、企業探しや選考の日程調整、面接対策などを無料でしてくれます。紹介してくれる企業はすべて既卒の採用に意欲的な企業なので、就活に自信を無くしている既卒者も安心です。
就活の立て直し方をレクチャーしてくれる点が特徴で、キャリアアドバイザーが既卒になってしまった理由を確認し、改めて就活を進められるようにアドバイスをしてくれます。履歴書の書き方や面接の練習なども丁寧におこなっているので、今までうまくいかなかった人も就活力をアップできるでしょう。
キャリアアドバイザーとは、LINEでも連絡可能です。既卒就活に関するちょっとした疑問も相談できるため、不安をそのままにしなくて済みます。
キャリチャンは、キャリアアドバイザーが監修するコンテンツが充実している点も特徴の1つです。既卒就活に役立つ就活対策資料や既卒向けのコラムも多数用意されているので、チェックしてみてください。
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ハタラクティブ
【ハタラクティブのおすすめポイント】
- 求人の8割以上が未経験OK
- 最短1週間で内定が獲得できる
- ポテンシャルを重視した求人が多い
ハタラクティブは、既卒・フリーター・第二新卒などの若手人材に特化した就活エージェントです。求人の8割以上の企業が未経験OKなので、安心して選考を受けられます。学歴やスキルよりもポテンシャルを重視する企業が多い点が特徴です。既卒の人でも十分内定を獲得できます。
キャリアアドバイザーとの個別カウンセリングでは、希望に合う求人の紹介を始め、エントリーシートの添削や、面接対策も可能です。職場の雰囲気も事前に伝えてくれるので、行きたいと思える企業が見つかるでしょう。
最短1週間、平均約1か月程度で内定を獲得でき、就職成功率は80.4%です。(2022年2月~2022年4月時点)学歴や資格を持っていない人でも紹介してもらえる求人が多いため、自信がない人も登録してみてください。
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UZUZ
【UZUZのおすすめポイント】
- 完全オーダーメイド型の面接対策が受けられる
- ブラック企業の求人がない
- 入社半年後の定着率94.5%
UZUZでは、第二新卒・既卒・フリーター・ニートなど、20代の就職をサポートするサービスを展開しています。完全オーダーメイドの面接対策を実施しており、あなたの経歴や弱点に合わせて、志望企業の選考を突破するための対策を考えてくれるのが特徴です。
UZUZを利用するメリットの1つが、ブラック企業の求人がない点です。UZUZ独自の基準で、ブラック企業を排除しています。若手の離職率が高い、慢性的に残業時間が長いといった企業は紹介されないため安心です。
20代を積極採用している企業が多く、営業職、エンジニア、事務職などの求人に偏りがありません。行きたい業界や職種が決まっていない人も、視野を広げられるためおすすめです。
キャリアアドバイザーとは、電話・メール・LINEなどで連絡を取れるため、地方に住んでいる人も利用できます。徹底した志望企業対策をしてほしい人は、登録してみてください。
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マイナビジョブ20’sアドバンス
【マイナビジョブ20’sアドバンスのおすすめポイント】
- 既卒限定の就職支援サービス
- 店舗別のリアルな口コミを公開している
- 適性診断が受けられ、客観的に自分の価値観や性格を把握できる
マイナビジョブ20’sアドバンスは、既卒限定の就職支援サービスです。既卒者を対象としているため、既卒者向けの就活の現状や面接対策など、役に立つアドバイスを受けられます。
キャリアカウンセリングでは適性診断を導入しており、診断結果を元に面接での受け答えの練習が可能です。答えにくい質問への答え方なども教えてもらえるため、面接での回答に自信が持てるようになるでしょう。
面談後は、就活に関する研修を受けられます。研修参加後には、企業とのマッチング選考会に参加可能です。ポテンシャル重視の選考なので、既卒の人でも問題なく参加できます。
最短2週間で内定獲得もできるため、スピーディーな選考を受けたい人や、既卒者専門のエージェントを利用したい人におすすめです。
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キャリアスタート
【キャリアスタートのおすすめポイント】
- 内定率は86%と高い水準
- 企業と既卒者にマッチングを大切にしており、定着率が高い
- 徹底した面接トレーニングが受けられる
キャリアスタートは、20代専門の就活エージェントです。既卒者の就活も徹底サポートしています。企業と既卒者のマッチング分析に力を入れており、入社後の定着率は92%と高い水準です。本人の希望を聞くだけでなく、性格やスキル、強みを見極めて、企業を紹介してくれます。
徹底した面接トレーニングも、キャリアスタートの特徴の1つです。志望企業が求める人材を伝え、既卒者の特徴に合わせたトレーニングを行います。何度でも納得いくまで面接の練習ができるため、自信を持って本番の面接に臨めるようになるでしょう。平均1か月で、内定獲得が可能です。
キャリアアドバイザーへの相談は、Zoomか電話でできます。全国どこでも相談ができるため、地方在住の人も利用可能です。
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第二新卒エージェントneo
【第二新卒エージェントneoのおすすめポイント】
- 20代に特化した就活エージェント
- 学歴や経験不問の求人が多い
- 内定後研修があり、ビジネスマナーが学べる
第二新卒エージェントneoは、第二新卒だけでなく、既卒者にも対応している就活エージェントです。専任のキャリアアドバイザーが、履歴書の書き方や面接などを徹底的に指導してくれます。
学歴や経験不問の未経験者を積極採用している企業の求人が豊富なため、学歴を気にしている人や、資格やスキルを持っていない人でも安心して応募可能です。求人には、離職率が高い企業や、若手を育てる環境がない企業は排除されています。入社してから働きやすい環境の企業が多いでしょう。
内定後研修があるのも特徴です。基本的なビジネスマナーを学べるため、正社員の経験がない人でも、社会常識を身につけて入社できます。
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キャリアパーク就職エージェント
【キャリアパーク就職エージェントのおすすめポイント】
- 最短2週間で内定が獲得できる
- キャリアパークエージェントの特別選考ルートがある
- 実際に取材した企業の求人のみ
キャリアパーク就職エージェントでは、20代の既卒、第二新卒に特化した人材紹介サービス「キャリパーク!For 20’s」を展開しています。求人紹介のほか、自己分析や履歴書の添削、模擬面接など、就活の初歩から教えてもらえるため、就活の知識が全くない人でも安心です。面談後はLINEで担当者と連絡が取れるので、選考で不安なことがあってもすぐ相談できます。
紹介している企業は、実際に企業で取材をしたうえで厳選された求人です。ブラック企業の求人がないので、安心して利用できます。
キャリアパークエージェントの特徴は、最短2週間で内定を獲得できる、特別選考ルートがある点です。通常よりも少ないステップで内定を獲得できるので、スピード感のある選考が受けられます。
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就職Shop
【就職Shopのおすすめポイント】
- 書類選考がない
- 店舗は全て駅から近く、交通の便がよい
- 累計11,000社と求人数が豊富
就職Shopは、利用者の9割以上が20代の就職・転職活動支援サービスです。求人は学歴や職歴が不問で、未経験者が対象のため、既卒者でも問題なく応募できます。
給与・福利厚生が充実した安定企業や、高い成長が見込める発展途上の企業まで、様々な種類の企業を紹介可能です。求人は就職Shopが100%直接訪問して取材しています。
就職Shopの特徴は、書類選考がない点です。紹介された企業に応募すると、そのまま面接に進めます。面接対策やセミナーも受けられるので、自信を持って本番に臨めるでしょう。
カウンセリングができる場所は首都圏と関西に限られますが、全て駅から近い場所にあるため、交通の便がよいです(現在はオンライン面談のみとなっています)。
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DYM就職
【DYM就職のおすすめポイント】
- 最短1週間で内定獲得
- 未経験者歓迎や研修制度の充実した求人が多数
- 初めて就活する人も二人三脚でサポート
DYM就職は、第二新卒・既卒・フリーター・ニートの就職に強い就活エージェントです。最短1週間で内定を獲得できます。
東証プライム上場企業やトップベンチャー企業のほか、様々な求人から一人ひとりに合った求人を紹介します。未経験者歓迎の求人や、研修制度の充実している求人が多数あるので、就業経験のない既卒者も安心です。
DYM就職のサービス満足度は87%です。初めての就活を行う人も、就職できるまで二人三脚でサポートしてくれます。在学中からここまでほとんど就活せずにきてしまったという既卒者にもおすすめです。
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doda
【dodaのおすすめポイント】
- 業界最大級の求人数
- 専用会員ページから求人の確認や応募が可能
- 電話、メール、LINEで担当者とやりとりできる
dodaでは、doda転職エージェントで求人紹介を受けられます。既卒者でも利用は可能です。dodaには、業界最大級の10万件以上の豊富な求人があるため、複数の業界や職種、多数の企業の中から選びたい人に向いています。
業界や職種に詳しいキャリアアドバイザーが、履歴書の書き方や模擬面接など、選考通過のためのアドバイスをくれるため、就活に詳しくない人でも安心です。
大手就活エージェントのため、全国各地の求人を取り扱っています。地方在住の人でも、問題なく利用できるでしょう。就活エージェントと同時に、転職フェアなどにも参加可能です。イベントを活用すれば、1日で色々な業界や企業を知れるため、理解も深まります。
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既卒の就活に就活エージェントの利用をおすすめする理由
新卒にも就活エージェントの活用は有効です。しかし既卒の就活には、なおさら就活エージェントが必要といえます。
既卒者に就活エージェントの利用をおすすめする理由は、下記の3つです。
以下では、それぞれの理由について詳しく解説します。
孤独な就活になりやすいから
既卒の就活は、一人で進めなければいけない状態に陥りやすいといえます。新卒の就活と違い、既卒の場合は、自分と同じような境遇の就活生が周りにいないケースが多いです。そのため、周りの就活生が今どのような状況なのかがわかりづらく、有益な情報を集めにくくなってしまいます。
就活に悩んだり落ち込んだりしたときも、既卒の就活生にはその気持ちを共有し、相談できる相手が周りにいない人が多いです。そのため一人で問題を抱え込んでしまい、ネガティブ思考におちいりやすくなります。
ネガティブな思考で就活を進めても、なかなかよい結果には結びつきづらいです。そして前向きな発想や改善策を示してくれる人がいないため、さらなるネガティブ思考と悪い結果の悪循環から抜け出せなくなることがあります。
結果として、既卒の就活では精神的に病んでしまうケースや、就活に挫折してしまうケース、判断を誤ってブラック企業に入社してしまうケースが多いのです。しかし、就活エージェントを味方につけておけば、こうした既卒の孤独な就活に関わるリスクを回避できます。
キャリチャンでは、既卒者に寄り添った就活サポートを行うサービス「出遅れ就活サポート」を開催しています。就活に関する悩みを一人で抱え込んでしまっている既卒の就活生は、ぜひ相談してください。
既卒の採用に積極的な企業が少ないから
既卒の就活生に就活エージェントの利用をおすすめする2つ目の理由は、既卒の採用に積極的に取り組んでいる企業が少ないことです。政府の方針では、卒業後3年間は既卒も新卒枠で企業に応募できることになっています。しかし厚生労働省の『労働経済動向調査(令和4年8月)の概況』によると、22卒の新卒採用枠において実際に既卒も応募可能な企業は、全体の7割ほどしかありませんでした。
しかもさらに注目すべきは、そのうち実に6割もの企業が、既卒も応募可能でありながら結果としてただの1人も採用に至っていないという事実です。
もちろん、その理由には様々な事情が考えられます。たまたま1人も既卒の応募者がなかったのかもしれませんし、たまたま採用に足る既卒者が1人もいなかったのかもしれません。それでも、ただの1人も採用に至らない企業が6割にも上るという事実を、そうした応募状況による偶然と片づけてしまうには、あまりに大き過ぎる数字だといえるでしょう。
そこには企業側の意向が反映されている、つまり既卒も応募可能でありながら、実際には既卒の採用に対して消極的な企業が少なからず含まれていると考える方が自然です。そのため既卒の就活生が新卒枠で内定を獲得するためには、応募可能であるだけでなく、実際に既卒の採用に意欲的な企業を探し出す必要があります。
とはいえ、その企業が既卒の採用にどのくらい意欲的なのか、求職者が自力で調べることは困難です。求人サイトの情報だけを見ても、応募可能かどうかしかわからないことが多いでしょう。就活エージェントに頼れば、企業側のリアルな採用方針を知っており、確実に既卒者を採用するつもりのある企業を紹介してもらえるのです。
関連コラム
【既卒就活の実態】具体的な就活事情を新卒と比較してご紹介します
企業側の懸念を払しょくするための対策が必要だから
既卒の就活生に就活エージェントの利用をおすすめする3つ目の理由は、既卒者は面接で企業側の懸念を払しょくするための対策が必要であり、それが自力ではなかなか難しいからです。
企業は新卒のうちに就職しなかった既卒者に対して、「就労意欲が低いのでは?」「どこからも内定を得られないような理由があるのでは?」といった懸念を持っています。そのため既卒の面接では、以下のような答えづらい質問をされるケースが多いです。
- 「なぜ新卒で就職しなかったの?」
- 「なぜ内定がもらえなかったの?」
- 「卒業してから今まで何をしていたの?」
上記の質問にしっかりと答え、企業側の懸念を払しょくできなければ、内定獲得は難しくなります。
答えづらい質問に対しての答え方は、就活エージェントが詳しいです。一人で考えていても、どのように返答してよいかわからないケースが多いので、就活エージェントと一緒に対策法を考えましょう。
既卒ならではの答えづらい質問についてもっと詳しく知りたい人は、下記のコラムも参考にしてください。
既卒者も知っておくべき就活エージェントの基礎知識
既卒の厳しい就活に味方が必要だと感じてはいるものの、「そもそも就活エージェントって何なんだ?」というところから、不安を抱いている既卒者もいますよね。在学生の就職を促すことで自校への志願者を増やそうとする大学のキャリアセンターと違い、就活エージェントは本来なら自分が就職したところで何の得もないはずの、縁もゆかりもない民間企業です。
民間企業である以上、存続には必ず利益が必要なはずですから、もしかしたら「お金がかかる?」「利益優先で学生は二の次?」などと心配している人もいると思います。また味方になると言っても、具体的に何をしてくれるのか分からないため、得体の知れないものに何となく恐怖心を抱いている人もいるかもしれません。
そこでコラムの初めに、そもそも就活エージェントとは何なのか、その仕組みと利用メリットについて解説します。食わず嫌いをする前に、まずは就活エージェントがどんなものなのかを正確に把握して、そこから判断してください。
就活エージェントの仕組み
そもそも就活エージェントとは、求職中の人と人材を募集中の企業とを結びつける、民間の職業紹介・人材紹介サービス事業者です。大学のキャリアセンターやハローワークと同じく、「就活に関する相談」「企業紹介」「ES・面接対策のサポート」などを主なサービスとして提供しています。しかし就活エージェントは、毎回担当者が変わってしまうキャリアセンターやハローワークと違い、就活生一人ひとりに固定のキャリアアドバイザーがつく専任担当制を取っていることが多いです。
そのため就活エージェントのサービスは継続的で、就活生一人ひとりの個性や希望、これまでの就活状況などを把握した上での、きめ細やかなサポートを受けられます。例えるなら、アスリートの代理人として希望が叶う移籍先を探すスポーツエージェントや、結婚相手を探している人にその人に合った相手を紹介する結婚相談所などに近いと言えるでしょう。
もちろん実際の採用選考は就活生自身が受けるわけですが、キャリアセンターやハローワークのようにただ「こんな求人がある」と紹介するだけで後は知らん顔というのではなく、その就活が上手くいくよう様々な形でもっと直接的な手助けをしてくれます。
就活エージェントが提供する主なサービス
就活エージェントの具体的なサービス内容と、キャリアセンターやハローワークとの違いは以下の通りです。
1.就活に関する相談(個人面談)
「既卒の就活のやり方が分からない」「自己分析ってどうやるの?」「就職できるか不安」「既卒の就活の傾向は?」などなど、就活に関する疑問や悩みに、経験豊富なプロのキャリアアドバイザーが直接答えてくれます。
固定のキャリアアドバイザーが継続的に相談に乗ってくれるため、利用するごとに気心が知れてきて、キャリアセンターやハローワークよりずっと相談しやすいはずです。また、就活エージェントの面談は基本的に予約制なので、キャリアセンターやハローワークのように長々と待たされることもありません。
2.企業紹介
就活エージェントでは既卒の就活生との面談の内容を踏まえ、契約企業の中から一人ひとりの個性や希望に合った企業の求人を、あっという間に紹介してくれます。就活に不可欠な業界や企業に関する情報は既に就活エージェントが持っているので、既卒の就活生は時間のかかる業界・企業研究と企業探しに、無駄な労力をかける必要がありません。
それだけでなく就活エージェントの場合、紹介した企業と既卒の就活生との間に入り、選考日程の調整などの面倒なやり取りを代行してくれるのが便利です。契約企業の中には、一般の就活ナビサイトには掲載していない企業もあるので、既卒の就活生が自分では探し出せないレアな求人と出会えることもあります。
3.履歴書やESの対策サポート
履歴書やESは、経験豊富なプロのキャリアアドバイザーが書き方を指導してくれるので、既卒の就活生にとって大変心強いはずです。どんな内容を盛り込むべきか、どう話をまとめたらよいか、好印象を狙う上での具体的なアドバイスを受けられます。
もちろん就活生の個性と契企約業の要望を考慮した上で、就活生自身が書いた履歴書やESを添削してくれるので、アドバイスも的確です。
【就活対策資料】
志望動機作成マニュアル
4.面接対策へのサポート
就活エージェントは、基本的な面接マナーの指導や既卒の就活生の面接力を底上げするための練習の相手はもちろん、個別の企業の面接対策も手伝ってくれます。実際に面接を受ける前も、契約企業の質問傾向や好まれる人物像などを把握した上できめ細かくアドバイスしてくれるので、好印象を勝ち取りやすいです。
また、就活エージェントを介して面接を受けた企業からは、面接後のフィードバックも共有してもらえます。それを基に就活エージェントが改善策も指導してくれるので、次の面接へ向けて確実に力をつけていけるでしょう。
【就活対策資料】
敬語マニュアル
就活エージェントのサービスは基本すべて無料
就活エージェントは民間企業であるにもかかわらず、こうした就活生へのサービスは、基本的に全て無料です。その秘密は、事業運営に要するコストや就活エージェントの利益の全額を、人材紹介を受ける企業側が負担していることにあります。
一部の就活エージェントには、就活力向上のためのセミナーなど直接入社につながらない一部サービスを有料化している例もなくはないものの、それはほんの一部です。当然その場合も、利用料は事前に明示されており、有料サービスを利用するかどうか就活生自身が個別に選択できます。
「知らぬ間にお金がかかるのでは?」と躊躇している既卒者もいると思いますが、そうした費用面での心配は全くいりません。
既卒の就活で就活エージェントを利用するメリット
既卒の就活で就活エージェントを利用するメリットはたくさんありますが、主なメリットは以下の4つです。
これらを総括すると、就活のプロが二人三脚で就活を進めてくれることで、結果的に既卒の就活が成功しやすくなるというのが最大のメリットだと言えるでしょう。
ここからは、それぞれのメリットを詳しく解説していきます。
一人ぼっちの孤独な就活を脱却できる
既卒の就活で就活エージェントを利用するメリットの1つは、就活エージェントを頼ることで、一人ぼっちの孤独な就活を脱却できるという点です。
既卒の場合は学生時代の友人たちが既に就職しており、身の回りに同様の就活生がいない状況にあります。そのため、就活の相談に乗ってもらえる人がほとんどおらず、孤独な戦いに迷ったり心が折れたりしがちです。そんな中一人で就活を成功させるには、相当な困難が伴うと予想されます。ところが就活エージェントに頼れば、もう一人ぼっちで悩みを抱え込まずに済み、そうした既卒のぼっち就活にまつわる難問は一気に解決できるのです。
たとえば、就活エージェントは基礎から既卒就活のやり方を教えてくれて、就活生と企業の特徴・要望を踏まえた上で相性のよい企業を紹介してくれます。その結果、既卒の就活生は一人で思考錯誤しながらアレコレ迷う必要がなくなり、就活の無駄をなくせるわけです。
また就活エージェントは、既卒者の就活も熟知しています。既卒者でも入社しやすい企業の情報や、採用担当者にどのような点をアピールしたらよいかのアドバイスをもらうことが可能です。正しいやり方や方向性を示してくれて、不安や悩みの相談に乗ってくれる味方がいれば、精神的にも大変心強いでしょう。
就活がうまくいかず落ち込んでしまったときも、就活エージェントが悩みを聞いてくれるため、問題を早期に解決できます。担当キャリアアドバイザーと二人三脚で就活を進めれば、孤独を感じづらく、ポジティブな気持ちで就活に取り組めるはずです。
就活支援で就活力が高まる
既卒の就活生が就活エージェントを利用する2つ目のメリットは、就活エージェントからの就活支援を受けることで、就活力が高まることです。
たとえば、就活のプロであるエージェントがES・面接対策を手伝ってくれるので、既卒の就活生にとって効果的な対策ができます。既卒の就活生には在学中に納得のいく内定を獲得できなった人が多いので、就活エージェントがその原因を特定し、具体的な解決策を示してくれるでしょう。
また、就活エージェントから紹介された企業を受けた場合は、面接後も企業からフィードバックをもらえます。たとえ受からなくてもなぜ企業側の評価が得られなかったかわかるので、効率よく弱点の改善を図れ、確実に就活力をつけていけるのです。
どんなに優秀な就活生でも自分のような人間が求められている「自分に合った企業」を受けなければ受かりませんし、優秀な就活生が自分に合った企業を受けても、それを上手くアピールできるだけの就活力がなければ受かりません。
就活エージェントに頼れば、自分に合った企業に最短でたどり着け、そこで上手にアピールする就活力もつけられるので、自力で臨むより格段に内定の可能性が高まるわけです。
既卒の採用に意欲的な企業を紹介してもらえる
確実に既卒の採用に意欲的な企業をピンポイントで紹介してもらえることも、就活エージェントを利用するメリットです。
積極的に既卒を受け入れている企業を自分で探すのは難しく、応募条件には既卒でも応募可能と書かれていても、実際には採用されないケースがあります。また、既卒者に対して懸念を持っている採用担当者は多いため、既卒の就活は新卒よりも難しくなりがちです。
就活エージェントは、契約企業のリアルな採用方針を知っています。企業と契約する際、どんな人物を採用したいか(紹介してほしいか)ヒアリングしているからです。その人物像に合致する人材だけを紹介することで、企業側の足きりの手間を減らすのも、契約企業に対する就活エージェントのサービスの一環となっています。
そのため、そもそも既卒の採用に消極的な企業には、既卒の就活生を紹介しません。つまり既卒の就活生には、確実に既卒を採用する意欲のある企業だけを、ピンポイントで紹介してくれます。その結果、既卒の採用に消極的な企業を受ける時間と労力を避けられ、効率的な就活ができるのです。
既卒ならではのピンポイントなサポートを受けられる
就活エージェントでは、既卒ならではのピンポイントなサービスが受けられる点もメリットです。
就活エージェントは、契約企業がどのような人物を好むか、選考ではどんな質問がされやすいかなどを把握しています。具体的な選考のアドバイスがもらえるため、自力で選考を受けるよりも、その企業に合ったピンポイントな準備ができるわけです。
既卒者にされがちな対応が難しい質問も、一人ひとりの事情を把握して、対策を手伝ってくれます。結果として、既卒者が自力で就活を進めるよりも、内定を獲得できる可能性がますます高くなるのです。
とくに既卒の場合は企業から就労意欲に懸念を抱かれやすいため、志望動機の作成には苦労するものです。そうした難しい対策も、就活エージェントに頼れば効果的な成果を上げられるでしょう。
既卒ならではの志望動機の書き方について知りたい人は、下記のコラムも参照してください。
既卒の就活生が相性の良い就活エージェントを見つけるコツと見極め方
厳しい状況が予想される既卒の就活生は、できるだけ早く就活エージェントを味方につけておくべきです。ただし一口に就活エージェントと言ってもたくさんあるので、誰でもいいというわけではありません。
就活生と企業に相性があるように、就活生と就活エージェントにも相性があります。自分と相性の良い就活エージェントを選ばないと、既卒の厳しい就活環境の中ちっとも精神的な支えにならないばかりか、企業探しや対策などの実務面でも大して役に立たないでしょう。
就活エージェントの利用メリットを最大限活かすには、精神面でも実務面でも頼れる味方となる「自分と相性の良いエージェント」を見つける必要があります。ここからは既卒の就活生が、自分と相性の良い就活エージェントを見つけるコツと見極め方について説明しますので、エージェント選びの参考にしてください。
既卒に特化したサービスのある就活エージェントを選ぶ
既卒の頼れる味方となる相性の良い就活エージェントを見つけるには、その前提として、自分が求めている既卒就活に特化したサービスのある就活エージェントを選ぶことが大切です。
就活エージェントには、理系に強いエージェントもいれば、体育会系に強い、地方に強い、大手に強い、介護に強いなど、様々な分野に特化したエージェントがあります。それと同様に、既卒の就活に強いエージェントもあれば、そうでないエージェントもあるわけです。たとえば既卒の就活生がキャリア転職に強いエージェントとつながりを持っても、無駄とまでは言いませんが効率のよい就活とはならないでしょう。
なぜなら、相談しようにも既卒就活に関する知識が乏しいため話が通じず、精神的な支えには程遠いからです。既卒の採用に意欲的な契約企業ばかり集めているわけではないので、企業紹介や受かりやすくするようなアドバイスもできません。
それではせっかく就活エージェントを味方につけても、メリットが少なすぎます。そのエージェントと就活を続けたら、既卒の就活生の必要としているような手助けは得られず、最終的に「結局自力で就活した」「エージェントは役に立たなかった」と不満に感じるはずです。
そんな風にならずに、就活エージェントを利用するメリットを最大限活かすには、既卒の就活に特化したサービスを打ち出している就活エージェントを見つける必要があります。そうすれば自分の話もよく理解してもらえて、自分の必要としている情報をたくさん得られ、自分の受けたい企業も紹介してもらえるわけです。それでこそ、既卒の就活に就活エージェントを利用する意味が大いにあります。
キャリチャンでは、既卒者に向けた就活支援サービス「出遅れ就活サポート」を開催しています。既卒者を採用している企業の紹介や、既卒ならではの選考対策を細かくおこなっていますので、ぜひ参加してみてください。
複数のエージェントを比較し、話しやすさから判断する
既卒就活の頼れる味方となる相性の良い就活エージェントを見つけるには、いきなり1つに決めるのでなく、まずは複数の就活エージェントに登録し、比較しながら相性を見極めていくべきです。就活エージェントに所属するキャリアアドバイザーも人間なので、既卒就活に詳しいかどうか以外にも、就活生との間に人としての相性があります。
日常生活の中でも、初対面なのに何となく親近感を感じる人もいれば、特別な理由はないけどなぜか話しにくい、波長が合わない、苦手だと感じる人がいるはずです。それと同様、キャリアアドバイザーにも色々な人がいて、自分と波長の合う人と合わない人がいます。
いくら能力的には優秀なキャリアアドバイザーでも、人としての相性が合わなければ、実際にはあまり役に立ちません。何となく苦手意識を感じるので就活で悩んでも相談できなかったり、遠慮して本音が言えなくて、自分が本当に望んでいる将来像や企業像、欲しい情報などを伝えられなかったりします。そんなことではストレスばかり溜まって就活での精神的な支えにならないばかりか、見当違いな企業紹介やアドバイスをされてしまい、実務的な手助けにもならないわけです。
そしてキャリアアドバイザーに対して感じる話しやすさ・話しにくさは、キャリアアドバイザーの個性だけでなく、属する就活エージェントの社風や方針からくるところも大きいです。そのキャリアアドバイザーに威圧感を感じる場合は、上から与えられるノルマに追われて焦っているのかもしれませんし、親身に話を聞いてくれない場合は、既卒の就活に注力していない就活エージェントなのかもしれません。つまるところキャリアアドバイザーとの相性が合わない場合、その就活エージェント全体と相性が悪い場合が多いのです。
しかし残念ながら、その就活エージェントと相性が良いかどうかは、実際に利用してみなければ分からないことです。ですから初めのうちは複数の就活エージェントに登録し、実際に自分のサポートを担当してくれる人と面談して、自分との相性を見極めてください。
もちろん相手は見ず知らずの年上の社会人ですから、話し始めは多少緊張すると思います。それでも話を進めるうちに、何となく安心できて本音を話しやすい、相談しやすいと感じる人がおすすめです。登録した複数の就活エージェントと実際に話をし、そのように感じられる人を探して、相性の良い就活エージェントを絞り込んでいきましょう。
半ば強引に応募させようとする就活エージェントには要注意
就活生自身の気が進まないのに、半ば強引に応募を勧めてくる就活エージェントに注意してください。そのように就活生の意思を無視する就活エージェントは、就活生のためというより、就活エージェント自体(もしくはキャリアアドバイザー個人)の実績やノルマを気にしている可能性があります。
就活エージェントでは、キャリアセンターやハローワークには真似できないような、手厚いサポートを受けられるのがメリットです。けれども民間企業であるゆえに、目先の利益を優先してしまう不届き者も時々います。
そんな就活エージェントと一緒に就活を進めたら、とてもではありませんが自分の納得のいくような企業へ入社し、納得のいく形で就活を終えることは期待できないです。就活エージェントとの信頼関係が築けず、自分の思いに反することを強要されるのでストレスがたまるばかりで、就活へのモチベーションが下がってしまいます。
そんな調子では、もちろん企業選びも実際の選考に向けた就活対策も上手くいきませんし、当然その結果も上手くいくはずがないです。就活エージェントが就活の助けになるどころか、逆に障害となり、最終的に悔いの残る就活にしてしまいかねません。
既卒の場合はまだまだ採用に意欲的な企業に偏りがありますし、既卒者に対するバイアスもあることから、必ずしも希望通りにはいかないケースもありえます。その度、就活生の悩みに真剣に耳を傾け、可能な選択肢の中から最大限就活生の思いを実現するにはどうすべきか考えてくれる就活エージェントでないと、二人三脚で既卒就活を成功させるなんてとても無理です。
これから就活エージェントを探す既卒の就活生は、就活エージェント自体の都合を押し付けるのでなく、本当に親身になってくれる味方かどうかも見極めて選ぶようにしましょう。
エージェントと繋がってから内定獲得までの流れ
これから就活エージェントを探す既卒者の中には、「就活エージェントって一体どんなシステムなんだろう?」と、未知のものへの恐怖心を抱いている人もいるかもしれません。
そこで下記には、実際に就活エージェントを利用する際、どんな流れで就活が進んでいくのかについて説明しておきます。
1. 登録
既卒者が実際に就活エージェントを利用する際はまず、それぞれの就活エージェントが開設しているWebサイトなどから、面談の申し込みを行ってください。詳細は就活エージェントごとに異なりますが、最初に氏名や大学名、卒業年、連絡先などを記入し、会員登録を行うのが一般的です。
会員登録を行うとサイト内の様々な機能を利用できるようになるので、それから相談したい内容や希望面談日などを記入し、面談の予約を行います。
2. 面談
面談日が決まったら、これから自分の就活をサポートしてくれるキャリアアドバイザーなどとの対面です。実際に支店などに出向いて直接面談する場合もあれば、zoomなどのビデオ通話アプリを使ってWeb上で面談する場合や、電話対応だけの場合もあります。
就活に関する悩み事を相談したり、キャリアアドバイザーの指導を受けながら就活軸を定めたり、ES・面接対策などの基本的な就活対策を行ったりするわけです。そこで担当してくれた人が、これから二人三脚で就活を進めていく相棒となります。実際に話した雰囲気から、自分が本音を話しやすいと思える人物が、相性の良い就活エージェントです。
3. 求人紹介
自分の定めた就活軸や就職先に求める希望条件などを担当のキャリアアドバイザーに伝え、既卒向けの求人を探してもらいましょう。担当のキャリアアドバイザーは面談の内容と就活軸や希望条件などを基に、経験に培われたプロの目線で適性を見極め、契約企業の中からそれぞれの既卒者に合った企業を紹介してくれます。
ただし実際に受けるかどうかは、既卒者自身の判断です。キャリアアドバイザーから教えてもらった企業情報を検討し、実際にエントリーする企業を決めてください。
4. 応募
キャリアアドバイザーから紹介された求人の中に気に入るものがあったら、就活エージェントを介して実際にエントリーを行います。
その後は選考に向けた日程調整のほか、実際に提出するESの添削や事前の面接練習なども、担当のキャリアアドバイザーが行ってくれるので安心です。
5. 選考
就活エージェントを介した応募でも、エントリー後は通常と同様、既卒者自身がES選考や面接を受けることになります。ただし就活エージェントを利用すると、個人的に応募するのとでは受かりやすさが段違いです。
その企業の選考傾向やどんな人物が求められているのかを把握したうえで、担当のキャリアアドバイザーが各選考段階ごとに対策を手伝い、合格に向けてサポートしてくれます。
万一落ちてしまった場合にも、どこが悪かったのか採用担当者からのフィードバックを共有してもらえて、弱点の改善に向けたアフターフォローも受けられるので、効率的な就活力アップが可能です。
6. 内定
プロのサポートによる対策と選考を繰り返し、確実に内定獲得へと近づいて行きます。しかし就活エージェントのサポートは、内定を獲得したら終了ではありません。複数獲得した内定の中から実際にどの企業に入社すべきか悩んだり、内定先について不安や疑問を感じたりした時にも、担当のキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれます。
必要なら就活生と企業側の間に入って疑問点を問い合わせてくれるなど、就活エージェントは就活中だけでなく入社するまでずっと、既卒者の心強い味方であり続けるのです。
既卒だからこそ上手に就活エージェントを活用しよう
既卒の場合は企業側に様々な懸念を抱かれがちですし、採用に意欲的な企業の少なさなどからも、厳しい就活状況が予想されます。そんな中で一人孤独な就活を続けるのは大変ですから、相談相手として支えてもらうためにも、企業探しをしてもらったり内定率を上げるサポートをしてもらったりするためにも、絶対に就活エージェントを利用すべきです。
しかし就活エージェントは、誰でもいいというわけではありません。自分と相性の合わない就活エージェントだと、ちっとも就活の助けにならないばかりか、反って就活の妨げになる恐れもあります。
既卒就活に合った就活エージェントを選ぶとともに、何でも気軽に相談できる、相性の良い就活エージェントを見極めることが大切です。そのためにも、初めのうちは複数のエージェントに登録し、実際にキャリアアドバイザーと話してみて、自分に合ったエージェントを見極めていきましょう。
キャリチャンでも、悩める既卒者の相談窓口となる就活支援サービス「出遅れ就活サポート」を開催しています。まずはキャリアアドバイザーがこれまでの就活の経緯をじっくり聞いて、既卒者の悩みや疑問を解決。新たな就活の方針を決めるお手伝いをします。
もちろん、相談もその後の企業紹介も内定獲得と入社に向けたマンツーマンのサポートも、すべて完全無料です。既卒の就活に何かしら不安を感じている人も、自分に合った就活エージェントを探したい人や自分に合った就職先を探したい人も、ぜひ活用してください!
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既卒向けの就活エージェントに関するQ&A
既卒と第二新卒の違いは?
就活市場において一般的に「既卒」と呼ばれるのは、学校卒業後に正社員としての就業経験がない人のことです。一方で第二新卒は、卒業後に就職して、3年以内に離職した人のことを指します。就業経験の有無が、大きな違いです。
既卒が使えるのは新卒エージェント or 転職エージェント?
既卒者は、新卒エージェントでも転職エージェントでも、使える可能性があります。各社のサービスによって、既卒者がどちらの対応になるかは異なるので、利用したいサービスで調べてみてください。
既卒が新卒採用枠で応募できるのはいつまで?
既卒がいつまで新卒枠で応募できるかは、企業によって異なります。 既卒は政府の方針で、卒業後3年までは新卒として扱うように定められているのですが、実際は、採用対象となっていない場合も多々あります。企業によって応募条件は異なるため、就活エージェントで相談してみてください。
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している