【例文あり】二次面接の結果はいつ来るの?遅い理由と問い合わせ方法を解説
2023年5月15日
最近就活に時間をかけていると伺いましたが、選考は順調に進んでますか?
キャリアプランナー 廣瀬
就活生 Bさん
それが、二次面接の結果が全然返ってこないんです。もう落ちちゃったのかなとか思って…
全然結果が来ないときって、どうすればいいんですか?気になって仕方ないです。
それは不安ですよね。面接の結果が遅いことはよくあります。特に、二次面接は企業側も重要視しているので、結果の連絡が遅くなりやすいんですよ。
今回は、二次面接の結果がこない理由と対処法、その間にやるべきことなどについて解説しますので、参考にしてください。
キャリアプランナー 廣瀬
二次面接の結果はいつ来るの?
就活が進むにつれて、面接を受ける機会が増えてきます。その中でも、重要度の高い二次面接は、企業も就活生も相応の準備をして臨むでしょう。
しかし、二次面接の結果の連絡が遅い企業もあります。そのような企業から連絡が来るのは平均で何日後なのか、そもそも二次面接には合格しているのかなどの疑問に答えていきます。
二次面接の結果が来るまでの平均期間
結論から言えば、二次面接の結果が来るまでの平均期間は、 面接後3日から1週間程度です。その理由は、先述したとおり、二次面接は選考の中でも重要な面接だからです。そのため、企業も求める人材とマッチしているかを慎重に見極めるので、結果を出すことにも慎重になりやすい傾向にあります。
しかし、上記の期間はあくまでも平均に過ぎません。実際に、選考当日に結果が来たことや、選考から2週間後に郵送で結果が来たという事例もあります。平均期間より遅いからと言って、必ずしも不合格というわけではありません。企業からの連絡時期はばらつきがあるため、気長に待つべきです。
サイレントお祈りの可能性
二次面接から長期間たっても連絡が来ない場合は、サイレントお祈りの可能性があります。サイレントお祈りとは、企業が選考結果を就活生に伝えることなく、落選扱いにすることです。就活生から見れば、非常に腹立たしい事例ですが、実際にはたびたび起こっているのが現状です。
二次面接後、2週間以内に連絡が来なければ、サイレントお祈りの可能性があると言えます。ただし、先述した通り、結果の連絡の時期にはばらつきがあるため、一概にこの時期までという断言はできません。たとえば、選考からある程度期間が経過したときや、同じ企業の選考を受けた他の学生が既に結果の連絡を受けている場合には、サイレントお祈りの可能性があります。その場合には、一度企業側に問い合わせてみることをオススメします。
二次面接の結果が遅い理由
二次面接の結果が遅くなることがあるのは十分理解できましたね。しかし、就活生からすれば、選考の結果は気になるものです。特に、二次面接となれば、その次は最終面接の場合が多いです。内定まで近いこともあり、ますます気がかりになるのが実情です。
サイレントお祈りのような不合格となっている場合以外にも、二次面接の結果の連絡が遅くなる場合があります。ここからは、その理由をより詳しく見ていきましょう。
他の就活生と足並みをそろえる
企業の中には、採用をターム制にしていることがあります。ターム制とは、企業を志望している学生を何グループかに分け、それぞれのグループごとに採用スケジュールを組んで、選考を進めていくものです。このような場合、自分のグループの学生全員の面接が終わってから、企業からの結果連絡が来る場合が多いです。そのため、自分のグループに属する学生の面接時期が遅いほど、結果の連絡が遅くなります。選考スケジュールに第〇タームと記載されているときや、選考結果の連絡予定日時が少し先になっている場合は、ターム制の可能性が高いです。
保留にされている
結果が遅い理由として、企業から保留にされていることも考えられます。これは、自分のほかに二次面接に合格した就活生がいる場合、その就活生が選考辞退することに備えて、企業が連絡をあえてしていないことです。同じ時期に選考を受けた他の就活生が、既に結果を受け取っている場合には、この可能性も考えられます。保留にされているときの企業からの結果連絡は、通常の連絡時期より数日から1週間程度遅くなるでしょう。
他の業務が重なり、採用に時間を割けない
企業の採用担当者が、他の業務に忙殺されている場合、連絡が遅くなることがあります。特に中小企業の場合、採用担当者が採用以外の業務も掛け持ちしていることがあります。その業務が、繁忙期などで忙しいときは、採用業務に時間を割けないのです。その結果、二次面接の結果の連絡が遅くなることがあります。採用担当者の役職にも注目することで、その可能性が見えてきます。
結果のメールに気づいていない
企業から結果のメールが届いているのに、就活生自身が気づいていないケースもあります。特に新卒学生は、メールの扱いに慣れていない場合が多く、企業からのメールを見過ごすこともあります。企業からのメールへの対応が遅れることは失礼に当たり、選考にマイナスな影響を与えることもあります。一度迷惑メールのフォルダなどにアクセスし、本当にメールが来ていないか、確認してみましょう。
忘れられている
上記のような理由のほかに、企業が連絡を忘れている可能性もあります。なぜなら、企業の採用担当者は、基本的に業務量が多く、多忙になりがちだからです。そのため、就活生への選考結果の連絡を忘れてしまうこともあります。特に、中小企業の場合は、採用担当者が採用以外の業務をかけ持ちしていることがあります。そのような場合、他の業務に気を取られ、選考結果の連絡を忘れてしまうことがあるのです。
選考結果の連絡という重要業務を忘れる企業に対しては、就活生も一度「その企業は就活生を大切にしているのか」という視点を持つべきです。そして、「本当にその企業に就職すべきなのか」、もう一度よく考えてみましょう。そのうえで、後に掲載する例文をもとに、企業に連絡をしてみましょう。
【例文あり】企業に問い合わせてみよう
二次面接の結果が遅いことには、様々な理由が挙げられました。しかし、就活生からすれば、二次面接の結果は一日でも早く知りたいものです。そのような場合、企業に問い合わせてみることも選択肢の一つです。
ここからは、企業に問い合わせる際の例文を、掲載しています。メールと電話のそれぞれに対応させていますので、ぜひ参考にしてみてください。
問い合わせ例文(メール)
【件名】〇月△日の二次面接結果について(氏名)
【本文】
〇〇株式会社
□□部△△様
お世話になっております。
〇月△日に二次面接を受けさせていただいた、〇〇大学△△学部[氏名]です。
その節は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
本日は選考結果のご連絡について確認したく、メールをお送りしました。
〇月△日までにご連絡をいただけるとのことでしたが、現時点でご連絡が確認できておりません。
ご多忙とは存じますが、選考結果の連絡がいつ頃になるか、ご教示いただけますと幸いです。
入れ違いになっておりましたら、大変申し訳ございません。
何卒よろしくお願い申し上げます。
———————————————
氏名
○○大学○○学部○○学科
TEL:×××-××××-××××
MAIL:××××@××.××
———————————————
メールの件名は「〇月△日の二次面接選考結果について」など、問い合わせたい内容を記載してください。ただし、企業の担当者から自分のメールを見逃されないように、件名だけで内容がわかるようにする必要があります。企業の担当者は、日々膨大な量のメールを受け取っており、就活生からの連絡で返信が必要だということがわかるような件名にすることが重要です。
また、メールの内容として、「期日を過ぎたが連絡がこないこと」「結果がいつ届くのか」という内容を踏まえておくことが大切です。このようなメールを送る場合にも、敬語やクッション言葉などを用いて、企業に失礼な印象を与えないように注意しましょう。
問い合わせ例文(電話)
学生:お世話になっております。〇月△日に二次面接を受けさせていただきました(氏名)と申します。採用担当者・〇〇課の〇〇様はいらっしゃいますでしょうか。
企業:少々お待ちください。
企業:お電話変わりました。担当の〇〇です。
学生:お世話になっております。〇月△日に二次面接を受けさせていただきました(氏名)と申します。先日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。いまお時間よろしいでしょうか?
企業:はい、大丈夫です。
学生:ありがとうございます。選考結果が〇日までにご連絡いただけると伺っていたのですが、念のため状況を確認させていただきたくご連絡いたしました。お忙しいところ恐縮ですが、目安で構いませんので、いつ頃結果をお知らせいただけるか教えていただけますでしょうか。
電話で確認する場合は、このような流れで連絡をしてみましょう。ただし、メールと同様に、失礼な表現にならないように気を付けてください。
また、問い合わせをする時間にも配慮が必要です。企業の採用担当者は基本的に多忙です。そのため、業務開始直後や退勤直前の時間をさけ、10時~12時や14時~16時などの比較的余裕のある時間に連絡することをオススメします。ただし、企業側から連絡可能時間の指定があれば、必ずそちらに従ってください。
二次面接の結果が来るまでにできること
二次面接の結果が来るまで、就活生はとても不安に思うでしょう。しかし、他の就活生は就活を進めているため、ただ待っているだけでは時間がもったいないです。
万が一、二次面接の結果が落ちていた場合に備えて、就活を進めておくことが何よりも重要です。ここからは、二次面接の結果を待つ間にできることをまとめていますので、参考にしてください。
他の企業の選考を受ける
二次面接の結果を待つ間は、他の企業の選考を受けることをオススメします。不安な気持ちを紛らわすことができますし、就活の上でも非常に効率的です。二次面接を受けた企業と同じ業界や職種の企業を受けることで、二次面接後の選考対策や企業理解にもつながります。同じ業界の企業であれば、選考対策を比較的スムーズにできるので、負担も少ないはずです。
また、他業界の企業の選考にチャレンジすることも一考です。これまであまり見てこなかった業界では、新たな発見があるかもしれません。それがきっかけとなり、その業界への志望度が高まることや、より自分にマッチした企業が見つかることもあります。ぜひ、他の業界の企業の選考も積極的に受けてみましょう。
WEBテスト対策をする
選考の通過率を上げるため、WEBテスト対策をすることもオススメです。特に、大手企業や外資系企業の場合、レベルの高い就活生が大勢集まります。そのため、企業もエントリーシートやWEBテストの通過ボーダーを高めることで、就活生の絞り込みを行うのです。つまり、WEBテストの対策を行うことが、内定率を高めるうえで非常に重要になります。二次面接の結果を待つ間に、WEBテストの対策をすることで、他の就活生に差をつけていきましょう。
就活エージェントに相談する
二次面接の結果を待つ間に、プロの就活エージェントに相談することも一考です。プロに相談することで、二次面接の結果を待つ間にやるべきことや就活のポイントを確認することができます。さらに、自己分析や企業研究のサポートや一人ひとりにマッチした企業の紹介を受けるなど、就活のすべてのサポートを受けられる点が魅力です。これまで多くの学生の就活をサポートする中で培った豊富なノウハウと経験を、積極的に活用することをオススメします。キャリチャンでも、プロのキャリアカウンセラーによる「就活相談サポート」を行っていますので、気軽に相談してください。
おわりに
企業によっては、二次面接の結果の連絡が遅くなることがあります。就活生からすれば、結果を待つ間は不安が募り、少しでも早く結果を伝えてほしいと思うものです。
これまで説明したように、様々な理由から二次面接の結果連絡が遅くなることがあります。それを踏まえたうえで、就活生から企業に問い合わせる場合には、上記の例文を参考にして、失礼のないように心がけましょう。
また、二次面接の結果を待つ間にも、就活は進んでいます。他の企業の選考を受けたり、WEBテスト対策をしたりして、他の就活生と差をつけることが大切です。就活エージェントを頼って、就活を加速させることもオススメです。様々なサービスを積極的に活用して、内定を獲得できるよう頑張りましょう。
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この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している