秋採用はやばい?受かりやすい企業の見つけ方と内定獲得法を解説
2025年9月11日
秋採用を受けるために情報を集めたんですけど、「やばい」って言う人もいれば「受かりやすい」って言う人もいるんです。結局、どっちなんでしょう?
いろんな噂があるから混乱しますよね。確かに、春の就活に比べれば厳しい側面もありますけど、「やばい」というほどの状況ではないでしょう。受け止め方や取り組み方にもよりますけど。
本当ですか?でも、取り組み方次第かぁ…。正直あんまり自信ないんで、もし、秋採用に受かりやすい方法があるなら教えてほしいです。
では今回は、秋採用が「やばい」と言われる理由や受かりやすい企業の見つけ方、内定を獲得するための方法などについて解説しますね。秋採用の実態を明らかにして、納得する就活にしましょう。
秋採用がやばいと言われるのはなぜ?
就活生の中には、「秋採用って、やばいらしいよ」などと聞いて、内定が取れるか不安を感じている人も多いでしょう。
そこでコラムの初めにまずは、秋採用が厳しいと言われる理由から詳しく解説します。具体的な理由は、以下の3つです。
漠然とした不安に怯えるより、何がどう厳しいのか理解すれば、対策が立てられます。秋採用を行う企業から内定獲得を目指している学生は、ぜひ参考にしてください。
事前に選択肢がわからない
秋採用が「やばい」と言われる理由の1つは、直近にならないとどんな企業が募集しているのかわからず、前もって応募先を選んでおけないことです。
そもそも秋採用とは、9月から12月頃にかけて行われる採用活動のことを指します。
秋採用を実施する企業には、始めから時期をずらして秋にも募集しようと決めていた会社も多少ありますが、春・夏の一次募集で満足する結果に至らなかった企業や内定辞退者が多く出た企業が、採用しきれなかった人数分の穴埋めのために追加で実施するケースの方が多いです。
そのため、秋採用を実施する企業についての事前情報が少なく、その時になってみないとどんな選択肢があるのかわかりません。事前にじっくり時間をかけて企業探しができないため、判断を焦りやすく、自分に合った応募先を見つけにくいことが特徴です。
そして焦った企業選びでは、ミスマッチを起こしやすくなります。結果として内定の獲得が難しくなることや、入社後も早期離職のリスクが高くなることが、秋採用の難しさの1つとなっているわけです。
選考期間が短い
秋採用が「やばい」と言われる要因には、選考期間が短いことも挙げられるでしょう。一般的な採用シーズンである春から採用活動を始める場合は、入社までに約1年ほどの猶予があります。
一方、秋採用は9月頃から行われるため、入社までに半年にも満たない時間しかありません。そのため企業はできる限り早く内定者を決定したいと焦り、選考プロセスを迅速に進める必要があるのです。
どのように選考プロセスを急ぐかは企業によって異なりますが、以下のような変更を加える企業があります。
- 予告期間をなくし、採用情報の公開と同時に選考が始まる
- 応募してきた候補者からどんどん先の選考へと駒を進める
- 書類選考や適性検査をスキップして、いきなり面接から始まる
- 選考ステップごとのインターバルを短くする
- 面接回数を減らす
こうした選考プロセスの変化に伴い、就活生にとっては時間的な制約を生じさせます。それぞれの企業ごとの選考のインターバルが短いため、複数社にエントリーすると選考の予定が詰まり、スケジュール管理が難しくなるのです。
結果として秋採用の就活は大変忙しく、体力面でも精神面でも負担がかかります。また、予定が詰まり過ぎると選考のための準備時間も十分に取れず、思うような成果が上げられない場合があることも、秋採用が難しいと考えられている所以なのです。
春よりも求人数が少ない
春・夏採用と比べて求人募集数が少ないという点も、秋採用が「やばい」と言われている理由です。
春・夏は一般的な就活の採用シーズンであり、多くの企業が新卒学生を採用するため、求人が豊富です。一方で、秋採用は春よりも求人数が少ない傾向があるので、選択肢が限られます。
求人数が少ないと、選考における競争率が高くなり、内定獲得がより厳しい状況となることが予測されます。さらに、求人数が少ないことは、焦りや不安をもたらし、本来の目的を見失ってしまう要因でもあるのです。
秋採用の就活は「やばい」というほど厳しい状況でもない
前章では秋採用の厳しい側面について解説しましたが、実際には「やばい」というほど厳しい状況になるとは限りません。その理由は、以下の3つです。
秋採用には前述のような厳しさもあるものの、ポジティブな側面もあるのです。これを読んで、秋採用の就活を前向きに進めてください。
なお、「もしかして、もう手遅れかも?」と感じている人は、ジール就活の支援サービス「出遅れ就活サポート」がオススメです。秋採用は確かに厳しい面もありますが、それはチャンスでもあります。大切なのは、今からでも正しい戦略で動くこと。
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理由1.優秀な学生はすでに就活を終えているから
秋採用の就活が「やばい」と言うほど厳しい状況にならない理由は、優秀な学生はすでに就活を終えているからです。一般的な採用活動のスケジュールは、4〜6月にかけて選考を始め、10月ごろにかけて内定を出しています。
企業の中には、大学3年生の時点で早期内定を出している場合もあります。早い段階で内定をもらう学生は、高学歴や就活に対してのモチベーションが高い傾向があり、優秀な就活生として企業からの需要が高いです。
優秀な学生は、早期選考や春採用ですでに満足する内定を獲得しているため、秋採用でも就活を続けようと思わないケースがほとんどです。そのため、優秀な学生がいなくなった分のチャンスが増えることから、秋採用は「やばい」と言うほど厳しい状況にはならないでしょう。
ただし、優秀な学生がいなくなったからといって油断していると、本当に厳しい状況に追い込まれてしまう可能性があります。優秀な学生が抜けた後のチャンスを掴むには、そのための行動を起こすことが大切です。
理由2.企業が積極的に活動するから
秋採用の就活が「やばい」と言うほど厳しい状況にならない理由として、企業が積極的に採用活動をすることも挙げられます。秋採用をする企業は本来、春・夏で募集した人数が集まらなかった場合や、秋採用から参入した場合です。
企業側は目標の採用人数に達成していないと、穴を埋めるために積極的に活動を行います。企業によっては、採用人数を確保するために春・夏よりも採用難易度を下げて募集してるケースもあるでしょう。
難易度を下げていない企業でも、採用に積極的な姿勢を見せているため、魅力を感じた学生がいれば内定を出す可能性は高くなります。結果的に、学生が採用されやすくなるわけです。
ただし、企業が積極的になっていても、学生が春・夏で課題となった部分を改善し、内定をもらえるための行動をしていないと、採用される確率は低くなります。コラムの後半では、秋採用を行う企業から内定を獲得する方法も解説するので、ぜひ最後まで読んでください。
理由3.これまでの就活の知識・経験があるから
これまでの知識や経験を活かせることも、秋採用の就活が「やばい」と言うほど厳しい状況にならない理由です。
秋採用の場合、試合や試験を終えた体育会系や公務員試験で落ちた学生が増えます。しかし、体育会系や公務員志望だった学生は、直近まで別の取り組みに力を入れていたため、就活の知識や経験が少ない可能性が高いでしょう。
一方、春・夏に就活を進めていた学生は、秋から就活を始める体育会系や公務員志望の学生よりも、就活の知識や経験があります。つまり秋採用ではあなたが、「優秀な学生」という評価を得る番になるということです。
以前から就活を続けており、すでに就活の知識や経験がある学生は、秋採用の就活を有利に進められるでしょう。ただし、体育会系や公務員志望の学生は、スポーツや勉強を続けてきた努力を評価されることが多いです。
すでに就活していた学生は秋採用を有利に進められる可能性は高いとはいえ、油断していると追い越される場合もあります。そのため、いままで就活を行っていたアドバンテージを活かせるよう、振り返りと改善を行っておくことが重要です。
秋採用を実施する企業はやばい?募集企業の特徴
一般的な採用活動のスケジュールは、春・夏であるため、なぜ秋採用を行う企業があるのか疑問に思う就活生もいるでしょう。「もしかして秋採用を行う企業は、やばいのかもしれない」と感じる人もいるはずです。
企業が秋採用を行う特徴を把握すれば、そうした不安が解消されるかもしれません。秋採用を実施する企業に不安を感じる場合は、下記の特徴を覚えておきましょう。
それぞれを詳しく解説します。
予定採用人数が増えた企業
秋採用を実施する企業の中には、春・夏採用時に予定していたよりも採用人数を増やすケースがあります。採用計画は、企業の業績や経済状況によって変動するものです。
しかも企業の決算期は年度の切り替わりとは異なるので、その年の業績や来期の予算が年度の途中で確定する企業も結構あります。その結果、もっと多くの人材が必要ということになれば、秋から採用人数を増やす取り組みを行うこともあるわけです。
とくに、業績が好調で急成長を遂げている企業や新たなプロジェクトの立ち上げを計画している企業などが、秋採用において予定採用人数を増加させる傾向があります。
採用予定人数が増えると、学生にとってはより多くの内定枠が用意されることになり、内定を獲得するチャンスが増えます。一方で、業績が良いと知れば多くの学生が集まって競争が激化することも考えられるため、就活生はより早いタイミングでの情報収集や選考対策が求められるでしょう。
内定辞退者が出た企業
春採用で内定を受けた学生の中には、個人の都合や他社への内定獲得などの理由によって、内定辞退をするケースがあります。このような状況で内定枠が空いた企業は、秋採用を通じて再度新卒学生の採用活動を行うはずです。
また、一部の企業では春・夏の採用時に選考を受けたが内定を獲得できなかった学生に対して、秋採用で再チャンスを提供する場合もあります。
内定辞退者が出た企業は、内定数が減少することで一定の余裕を持って学生の選考を行える一方で、空いた内定枠を埋めるために積極的な採用活動を行うと考えられます。
就活生にとっては、春・夏採用での結果に関係なく、内定枠が空いている企業に対して積極的にアプローチすることで、秋採用で内定を獲得する可能性が高まるでしょう。
ただし、内定辞退の穴埋めとして行われる秋採用の募集人数は少ない傾向にあります。とくに人気企業の場合は、少ない採用枠に多くの学生が応募するため、競争が激しくなる可能性があることも理解しておきましょう。
ベンチャー企業
秋採用を行う企業の中には、ベンチャー企業が多く含まれます。ベンチャー企業は、新たな事業やサービスを展開し、成長を目指す若い企業です。ベンチャー企業では、自社を成長させるための人材を常に求めています。
春・夏採用の時点では、既に確定した成長戦略に基づいて採用を行っているベンチャー企業も多いですが、秋採用においては事業展開の変化や成長に伴う追加採用を行うケースもあります。
ベンチャー企業は新たなチャレンジを行うため、成長段階において企業の方向性が変わるかもしれません。そのため、秋採用では事業展開に合わせた人材を求めることがあり、学生にとって新たな成長企業でのキャリアを築く絶好のチャンスとなります。
ベンチャー企業は革新的な環境での経験が得られる一方で、一般的な大企業とは異なる採用プロセスを持つ場合もあるでしょう。ベンチャー企業を受ける学生は、企業の特徴や文化について事前に理解し、選考に臨むことが重要です。
ベンチャー企業へ興味・関心がある学生は、下記のコラムを参照ください。
秋採用をやばい状況にしないコツは受かりやすい企業を見つけること
秋採用を「やばい」と感じるような厳しい状況にしないコツは、受かりやすい企業を見つけることです。しかし、そうした企業の見つけ方がわからない学生も多いでしょう。
秋採用で受かりやすい企業を見つける方法は、以下の3つです。
それぞれの方法を解説するので、秋採用の参考にしてください。
就活エージェントから求人の紹介を受ける
秋採用の就活において受かりやすい企業を見つけるための方法としては、就活エージェントの活用が最も効率的だといえるでしょう。就活エージェントは、専門のキャリアアドバイザーが求職者と企業をマッチングさせるサービスを提供する企業です。
就活エージェントは、通常の求人に加え、非公開求人も保有しているため、学生の希望条件に合った求人を効率的に見つけられます。非公開求人とは、一般公開されていない求人で、就活エージェントなどの特定のルートでしか紹介されない求人です。
さらに、就活エージェントは、就活生が気づいていない潜在的な強みも掘り起こし、適切な求人を紹介してくれます。そのため自分が目を向けてこなかった業界や職種の中にも、相性のよい企業を見つけられるかもしれません。
逆求人サイトで企業からスカウトを受ける
秋採用の就活で受かりやすい企業を見つけるには、求人情報を自分で探すだけでなく、逆求人サイトを介して企業側からスカウトを受ける方法もあります。
逆求人サイトとは、求職者のプロフィールを登録しておくことで、企業側からのアプローチを受けられるサービスです。自分のスキルや経験をアピールすることで、自ら見つけるのが難しい求人に出会える可能性があります。また、企業側もその学生に興味・関心を持った状態で選考がスタートするため、内定をもらえる可能性が高いでしょう。
逆求人サイトを活用するメリットは、下記が挙げられます。
- 探す手間が省ける
- 採用に前向きな姿勢で選考が進められる
- 自分では思いつかなかったような企業と出会える
逆求人サイトを利用するときは、自分のプロフィールを詳細に入力することが重要です。スキルや経験、希望条件などを具体的に記載することで、企業側にアピールしやすくなります。
逆求人サイトは、自らアクションを起こさなくても企業と接触できる便利なツールなので、就活戦略に取り入れることを検討してみてください。
就活イベントに参加する
秋採用の就活で受かりやすい企業を見つけるには、就活イベントへの参加も必要です。就活イベントは、さまざまな場所や地域で開催されており、一度に多くの企業が参加する会もあります。
また、就活イベントに参加すれば、社員の方と直接コミュニケーションが取れるため、相性の良さや企業について情報を集められます。とくに、合同説明会は一度の複数の企業が集まるので、自分と相性のよい企業を効率的に探せるでしょう
就活イベントに参加するルートは、下記の方法が挙げられます。
- 企業のホームページ
- 求人サイト
- 大学のキャリアセンター
- SNS
- Webサイト
- 友人の紹介
就活イベントは、自分に合った企業を見つけるだけでなく、企業側に自己アピールする機会でもあります。興味・関心がある企業と積極的なコミュニケーションを取れば、意欲があると思ってもらえる可能性があるため、内定を獲得するのに大切な行動となるでしょう。
受かりやすく自分に合う企業を見つけるためにも、就活イベントへの参加をオススメします。
なお、ジール就活では単に秋採用の企業が集まるだけでなく、専門家のサポートも受けられる「合同企業説明会」を開催しています。ぜひ参加してみてください。
秋採用をやばい状況にしないための内定獲得法7選
前述のように、「秋採用はやばい」という噂もありますが、ポジティブに考えられる要因も同じくらいあります。実際に秋採用がそれほど厳しい状況になるかどうかは、就活生自身の行動次第と言えるでしょう。
秋採用を行う企業から内定を獲得するための方法は、下記の7つです。
ここからは、それぞれの方法について解説します。秋採用で内定を獲得するための参考にしてください。
とはいえ、「この7つの方法、一人でやり切れるか不安だ…」と感じた人もいますよね。そういう場合は、就活のプロの力を借りるのも一つの手です。
ジール就活の無料支援サービス「スピード内定サポート」では、あなたの希望をじっくり聞いて、最短で内定を獲得するための戦略を一緒に考えます。秋採用に特化した非公開求人から、あなたの強みを最大限に活かせる企業を見つけ、内定まで徹底的にサポートするので安心です。
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不合格だった理由を振り返り改善する
秋採用で内定を獲得するためには、春・夏の時点で不合格となった理由を振り返り、改善することが重要です。不合格だった理由は、個人の弱点や課題を示している場合が多く、秋採用の就活に向けて改善すれば、内定獲得への近道となります。
不合格だった理由を振り返る場合は、過去のエントリーシートや面接の記録を見直し、面接官からのフィードバックを確認します。指摘された弱点や不足している部分を洗い出し、自己分析を徹底的に行うことが重要です。
洗い出した自分のスキルや経験、興味を客観的に見つめ、どのような点を改善する必要があるのかを明確にしましょう。
改善点を明確にした次は、克服するための具体的な施策を考え実行することが大切です。たとえば、コミュニケーション能力を向上させるために就活生同士の交流を増やしたり、業界知識を深めるためにセミナーや勉強会に参加したりなど、自己成長に向けた努力を積極的に行います。
不合格だった理由を振り返り改善する作業は、時間がかかるケースもあるため、早めに始める必要があります。
ただし、焦って無理な改善を図るのではなく、着実な成長を目指すことが重要です。自己成長を通じて克服した弱点や課題を面接でアピールすれば、企業側に自己成長の姿勢を示すことができ、内定獲得に近づくでしょう。
「なぜうまくいかなかったのか、わからない…」という人は、まず自己分析からやり直してみませんか?あなたの気付いていない価値観や強みが見つかるかもしれません。
具体的な改善点を見つけるための第一歩として、以下のワークシートを利用してください。
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秋採用企業に応募する理由を用意する
秋採用で内定を獲得するためには、応募する理由を用意することも重要です。
秋採用は春・夏採用よりも求人数が少ない場合が一般的であり、学生側にとっても競争が激化する傾向があります。そのため、企業側に自分の志望動機や選考意欲をしっかりと伝えることが採用される秘訣です。
応募する企業に対しては、企業の特徴や強み、事業内容などを入念にリサーチしましょう。企業ホームページや求人情報だけをチェックするだけでなく、ニュース記事やSNSなど最新情報を把握することも大切です。
企業が抱える課題や成長戦略を調査し、自分のスキルや経験がその企業に貢献できるアピールをすると高評価につながります。
応募する企業に対して具体的な志望動機を持つことで、企業側に自己PRを行いやすくなります。いままでの経験や将来のキャリアビジョンと、企業の理念やビジョンをリンクさせることで、相性の良さをアピールすることも可能です。
応募企業に対して応募する理由を持ち、自分の魅力をアピールすることで、企業側の興味を引きつけられ、内定獲得の可能性を高められるでしょう。
「どうやって魅力的な志望動機を作ればいいんだろう?」と感じた人は、以下のマニュアルを活用してください。面接官が高評価を出す志望動機を、ワークを通して今すぐ作成できます。
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エントリー数を確保する
秋採用の就活で内定を獲得するためには、エントリー数を確保することも重要です。秋採用は春・夏採用と比べて求人数が少ない傾向があるため、自分の選択肢を広げるには、幅広い企業へのアプローチが必要になります。
エントリー数を増やすには、まず自分が興味・関心を持つ業界や職種を明確にし、企業をリストアップしましょう。とはいえ、希望する条件にこだわりすぎると選択肢が狭くなるので、異なる業界や職種にもアプローチすることで、新たな可能性に目を向けてみることをオススメします。
また、秋採用で内定を獲得するには情報収集も重要なポイントです。大学のキャリアセンターや求人サイト、企業の採用ページなどから情報を収集し、新しい情報を逃さないようにする必要があります。他の学生やOB・OGの経験談を聞くことも参考になるはずです。
ただし、エントリー数を増やすことだけが全てではありません。エントリー数を増やしすぎても、企業研究や選考対策が追いつかず、かえってやばい状況に自分を追い込んでしまいます。
ですから焦って無理なエントリーを行うのは避け、本当に興味を持つ企業に集中してアプローチすることも大切です。
エントリー数を確保することで、自分に合った企業との出会いの機会が増えます。秋採用で内定を獲得するためには、焦らずに就活を進め、自分の選択肢を広げるようにしましょう。
面接練習を徹底する
秋採用で内定を獲得するためには、面接練習に力を入れることも重要です。
面接は企業と学生が直接対話する場であり、自分のアピールや適性を伝える重要なチャンスです。しかし、緊張してうまく話せなかったり、自分の魅力を的確に伝えられなかったりすることがあるかもしれません。
面接練習を徹底して行えば、自分の表現力やアピールしたい内容を整理するスキルを高められます。面接練習をする場合は、友人や家族、就活エージェントなどに模擬面接の依頼をしましょう。
また、映像や録音を活用して自分の発言や態度を客観的に振り返ることで、改善点を見つけられます。
面接官からの質問を予想し、ある程度の回答を準備しておくことも重要です。新卒の面接で聞かれやすい質問は、下記が挙げられます。
- 自己紹介をしてください
- 志望理由を教えてください
- 学生時代に力を入れたことを教えてください
- 長所と短所を教えてください
- キャリアビジョンはありますか?
- 質問はありますか?(逆質問)
面接練習を徹底すれば、面接時の緊張感を和らげられます。また、自分の言葉で自己アピールするスキルが向上し、面接官に自分の魅力をしっかりと伝えられるはずです。面接練習に時間をかけて取り組むことで、内定獲得の確率を高められるでしょう。
もしも面接が苦手な場合は、下記のコラムを参照ください。
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「面接が無理」を克服するための対処方法を理由別に徹底解説
また、最終面接に向けた対策を強化したい人には、以下の資料が役立ちます。
【就活対策資料】
最終面接マニュアル
企業が求める人物像を把握する
秋採用で内定を獲得するためには、企業が求める人物像を把握することも重要です。
企業が求める人物像は、求人の採用ページや理念・ビジョン、社員の声などから読み取れます。企業が求める人物像を理解し、自分の経験やスキルと照らし合わせることで、適切なアピールができるようになるでしょう。
求められる人物像は企業ごとに異なります。たとえば、コミュニケーション能力やチームワークを重視する企業もあれば、積極的な発言力やリーダーシップを求める企業もあるはずです。志望企業の業界や職種によって、求める人物像が変わる可能性もあるため、トレンドのチェックも欠かせません。
また、企業が求める人物像を把握することで、面接時だけでなく書類で自分の強みを適切にアピールできます。面接選考に進むには、書類選考で合格する必要があるため、履歴書やエントリーシートでアピールして、好印象を与えましょう。
企業が求める人物像を理解し、その企業に適したアピールを行うことで、秋作用の内定獲得への道をより確実に進められます。
相性が良い企業を見つける
秋採用で内定を獲得するためには、自分と相性の良い企業を見つけることも重要です。就活は、内定をもらって就職して終わりではありません。なぜなら、就職後に納得して働けるかが肝心だからです。
そのため、自身の志望理由やキャリアビジョンに合った企業を選択するだけでなく、会社の社風や働き方と自分の価値観が合致するかを見極めることも大切です。自分と相性のよい企業を受ければ、自然と就活もやばい状況にはならず、内定を獲得しやすくなります。
相性が良い企業を見つけるには、自分がなぜその会社を志望するのか明確にします。その上で、選考企業のミッションやビジョンと自分の志望動機との整合性を確認しましょう。
また、企業の社風や働き方について調査することで、自分に合った環境を見つけられます。たとえば、自由な社風が好きな人はスタートアップ企業を選ぶかもしれませんし、安定した環境を求める人は大手企業を選ぶかもしれません。
相性の良い企業を見つけるには、さまざまな視点から調べ、自分が求める環境や仕事内容があるか判断する必要があります。就活は、内定をもらって終わりではなく、働く場所を決めるための時間です。
内定獲得を目的にするのではなく、自分の成長と将来のキャリアに繋がる企業選びを心がけてください。
就活エージェントに相談する
秋採用で内定を獲得するために、就活エージェントの活用はとくに重要です。
就活エージェントは、学生に対してキャリアアドバイスや求人情報の提供を無料で行います。就活エージェントを利用すれば、抱えていた悩みや不安を解消できるため、スムーズな就活を行えるはずです。
それだけでなく、就活エージェントを利用すると、以下のようなサポートも受けられる場合が多いです。
- キャリアプランの相談
- 求人紹介
- 自己分析
- 書類作成・添削
- 面接対策
- 企業との日程調整
つまり就活エージェントを利用すれば、就活に必要な準備や対策もできるわけです。
秋採用をやばい状況にしないための注意点
秋採用を受けるうえで大切なのは、「やばい」と感じるような厳しい状況にしないための注意点を把握しておくことです。秋採用で内定を獲得する方法を覚えても、注意点を意識できなければ、厳しい状況におちいる可能性があります。
秋採用を厳しい状況にしないための注意点は以下の3つです。
納得して就活を終えるためにも、秋採用における下記の注意点を理解しておきましょう。
人気がある大手企業やホワイト企業は少ない
秋採用では、人気のある大手企業やホワイト企業の求人数が春・夏採用に比べて限られています。なぜなら、就活生に人気の企業ほど春・夏採用だけで十分採用予定人数を確保しやすいため、企業側もそれ以上の新卒採用を行う必要がないからです。
だからといって、もちろん大手企業やホワイト企業の秋採用が全くないわけではありません。ただし秋採用では、残り少ない人気企業の採用枠に学生が殺到するため、選考倍率がますます高くなり、内定を獲得する難易度が極端に跳ね上がる可能性も考えられます。
そのため、秋採用を受けるときは、大手企業だけでなく中小・ベンチャー企業へも目を向けることで、内定獲得の可能性を広げることをオススメします。また、自分の適性や興味を踏まえて幅広くリサーチし、知名度が低くても魅力的な企業を見つけることが大切です。
どうしても大手企業にこだわりたい人は、下記のコラムを参考にしてください。
【関連コラム】
秋採用を行う大手企業の特徴や業界|内定獲得に向けた対策も解説
期間が短いことに焦らない
秋採用は春・夏採用に比べて選考期間が短く、スピーディーに選考が進むため、焦って行動してしまう可能性があります。しかし焦って行動することは、かえって厳しい状況を作り出す原因となる場合がほとんどです。
たとえば、焦って選考を進めると、自分の希望に合わない企業に応募してしまったり、不十分な企業研究によって面接でのアピールがうまくいかなかったりします。そのために、せっかくの努力が内定につながらず、限られた時間を浪費することになってしまうのです。
焦らずに適切な企業選びを行うためには、就活スケジュールの計画を立てることが重要です。また、自分の希望や条件を明確にし、どの企業に応募するかを慎重に検討しましょう。
自己分析や企業研究を丁寧に行い、事前の準備を妥協せずにすることで、焦らずに自信を持って選考に挑めるはずです。
企業選びを適当にしない
秋採用は選考期間が短いこともあり、企業選びを適当に済ませてしまいがちです。しかし、企業選びは自分の将来に大きな影響を与えます。
適当に企業を選ぶと、自分のキャリアビジョンに合わない職場に入ってしまう可能性があります。つまり、いま企業選びを適当に行うことが、将来のキャリア形成まで困難な状況に追い込みかねないのです。
企業選びを慎重に行うには、キャリアビジョンを明確にし、達成できる条件がある企業を選ぶことが大切です。また、企業のホームページや求人サイト、SNS、社員の声などを参考にして、その企業の特徴を理解する必要があります。
自分に合った企業を見極めることで、長期的なキャリア形成をするための就活ができるでしょう。企業の選び方がわからない学生は、下記のコラムを参照ください。
秋採用がやばいと言われても諦めずに挑戦しよう!
秋採用は例年、「やばい」といった噂が流れますが、それだけを理由に諦める必要はありません。
就活の成否は、結局のところ取り組み方次第です。春・夏の反省点を活かし、秋採用の就活に向けた準備がしっかりできていれば、よい結果を得られる可能性があります。
秋採用を受けているということは、納得する内定を持ってない学生がほとんどでしょう。そのため、内定を獲得するために焦ってしまう気持ちもわかります。
しかし、秋採用の就活で納得する結果を得るには、焦らず計画通りに進めることが重要です。不安がある学生は就活エージェントに相談し、効率的な計画を立ててもらうことをオススメします。
諦めずに挑戦を続ければ、あなたが希望する業界や職種、企業から内定をもらえる可能性は高まるはずです。
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秋採用はやばいのかに関するQ&A
秋採用では何月までに内定がないとやばい?
秋採用以降にも冬採用があるため、最悪の場合は秋採用で内定がなくても問題はないでしょう。ただし、冬採用になると後がないため、秋採用で内定を獲得するために努力することをオススメします。
秋採用から就活を始めたのでは遅い?
手遅れではありませんが、出遅れているのは確かです。短期間での自己分析や企業研究が求められます。
秋採用でも就活を続ける人はどのくらい?
一概にお伝えはできませんが、就活生の1〜3割ほどが就活を続けていると思われます。
この記事の監修者
廣瀬 舞
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。
就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。
また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している