自己PRでアピールできる強み一覧|強みの探し方や例文を紹介
2024年4月23日
履歴書やエントリーシートの作成は順調ですか?
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Aさん
まだ完成してないんです。とくに、自己PRに書くことがなくて困ってます。
自己PRでは、何をアピールすればいいか迷いますよね。自分の強みは見つかっていますか?
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Aさん
人と比べてすごいところはないし、強みなんてありません。みんなどうやって自分の強みを探しているんでしょうか?
誰にも負けない強みである必要はないですよ。このコラムでは、自己PRでアピールできる強みを一覧で紹介します。自分に当てはまるものがないか、チェックしてみてくださいね。
キャリアアドバイザー 平崎
目次
そもそも自己PRでアピールすべき「強み」とは
ESや面接で自己PRを求められたら、自分の強みをアピールする必要があります。なぜなら自己PRは、自分がどれほど志望先にとって役立つ人材かを説明し、自分を売り込むための宣伝だからです。
「就活で自己PRを求められた=自分の強みについて聞かれた」と解釈しても、あながち間違っていません。しかし、具体的にどのような点を強みとしてアピールしてよいかわからないと感じる人もいるはずです。
ここでは、そもそも強みとは何なのか、そして長所との違いはどんな点なのかを紹介します。
強みとは
就活における強みとは、仕事で活かせる自分の良い点を指します。たとえば、分析力がある点や、行動力がある点などが例として挙げられるでしょう。
就活で自己PRを求められたり強みを聞かれたりしたときは、仕事で活かせる能力や有利に働く資質について話すのが正しいです。自分では強みだと思っている点でも、仕事で活かせない内容であれば、面接で話すのは控えておきましょう。
また、強みは他の人と比べて特段優れている必要はありません。仕事で活かせる自分の能力だと思って話すとよいでしょう。
長所との違い
就活における強みと長所の最も大きな違いは、仕事に直結する能力であるかどうかです。
就活において長所は、仕事に直結するわけではないけれど、自分が持っているよい資質を指します。たとえば、日常的な行動に影響を与える、優しさ、真面目さなどの特性を指すのが長所です。
ただし、その資質が仕事に直結するかどうかは、志望先の企業や職種にもよります。たとえばコミュニケーション能力は、営業職などでは仕事に直結する強みとなりえますが、人とほとんど関わらない職種では強みと呼べず、長所に区分されるわけです。
また、強みには仕事で活かせる資質のほか、仕事をする上で役にたつスキルや知識なども含まれます。一方で、長所はその人の持つ人間的な特性(人柄)を指す言葉なので、スキルや知識は含まれません。
このように強みと長所は、若干の違いがあります。就活で自己PRを求められたときは、強みと長所との違いを理解して答えるとよいでしょう。強みと長所を明確に分けて伝えることで、自分のよい点をさまざまな面から効果的にアピールできます。
自分の強みが見つからない人は、下記の資料を使うと自己分析が簡単にできます。ぜひ活用してみてください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
企業が新卒の就活で自己PRを求める意図とは
企業はエントリーシートや面接で、自己PRを求めることが多いです。企業が自己PRを求めるのには、以下の理由があります。
面接などの限られた時間で相手の強みや長所を見抜くのは、面接官でも難しいです。そのため企業は就活生自らのアピールを聞き、いろいろな観点から就活生をチェックしています。
質問の意図を正しく理解していないと、好印象を与える適切な回答は返せません。企業が面接で自己PRを求める意図について詳しく紹介するので、きちんと押さえておいてください。
自分を客観視できているか確認するため
企業が自己PRで強みを聞く理由の一つは、自分を客観視できているか確認するためです。企業は、自己PRの中で就活生自身が語る強みを聞くことで、就活生が自己理解できているかを判断しています。
自己分析がしっかりできている就活生は自分を客観視し、正しく分析しているはずです。企業は強みとそれにまつわるエピソードを聞いて、自分のよい点を正しく理解できているかチェックしています。
入社後にミスマッチを起こさないためにも、就活生が自分の強みを正しく理解して自己PRを行っているかどうかは、企業にとって重要なポイントです。
企業が求めていることと就活生の強みが本当にマッチすれば、長く活躍してくれる可能性が高まります。もしも自分の強みを正しく理解しておらず、入社後に活躍できなかったり社風が合わなかったりした場合、離職してしまうリスクが高いです。
そのため、企業は就活生が自己PRの中で語る自分の強みを聞いて、自分のことがわかっているか、企業について理解してるかを確認しています。
入社後に活躍できるか判断するため
企業は自己PRで強みを聞き、入社後に活躍できる人材かどうかを判断しています。企業には求める人物像や必要なスキルがあるため、それを持っている人物かどうかを確認しているのです。
そのため自己PRで強みを伝える際は、企業の求める人物像を正しく把握しておく必要があります。自分の強みを伝え、入社後に貢献できる人材だということを相手にイメージさせることが大切です。志望先の仕事で活かせる強みをアピールできれば、高評価を得られる可能性は高くなるでしょう。
企業が求める人物像を知りたいときは、採用サイトに書かれている特徴を探したり、OB・OG訪問で実際に働く社員に聞いたりすると、イメージが付きやすいです。企業ごとに求める資質やスキルは異なるので、必ずチェックしておきましょう。
社風が合うか判断するため
企業が自己PRで強みを聞く際は、社風に合う人材かを確認している可能性があります。
社風が合う人材であれば、入社後に他の社員とも仲良くでき、仕事でも活躍できる可能性が高いでしょう。反対に社風が合わない人材であれば、他の社員から反感を買ったり士気を下げたりして、企業に馴染めない可能性があります。
たとえば、体育会系の活発な人材が多い企業に控えめで縁の下の力持ちタイプの人が入社すると、周りの人に付いていけず、大変な思いをするかもしれません。また周りの社員も教育の方法などに悩んでしまう可能性があります。
社風が合うかどうかは、企業を決める上で非常に大切です。社員と自分のタイプが明らかに異なる場合は、入社をよく検討した方がよいでしょう。
自分に合った社風の企業を探したいときは、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」がオススメです。就活のプロが一人ひとりの希望を聞き、マッチした企業を紹介します。企業選びに悩んでいる人は、ぜひ参加してみてください
自己PRでアピールできる強み一覧
自己PRで話せる強みがなかなか見つからないという人もいるでしょう。強みは、人と比べて特別なことである必要はありません。自己PRで話せる強みの代表例を一覧にすると、以下のようなものがあります。
自分に当てはまるものがないか考えてみましょう。
行動力
行動力とは、個人やチームで決めた目標の達成を目指し、率先して積極的に行動していける力を指します。たとえば、部活やサークルで企画を立ち上げたときに、実現に向けて必要な役割を進んで買って出て、迅速に実行できる人は、行動力があるといえるでしょう。
社会人になると、時間との勝負が仕事の成否を分けることがあります。そのため、失敗を恐れず果敢に挑戦できる人材を求めている企業は多いです。
社内の仕事の割り振りにおいても、待っているだけでは重要な仕事は任されませんし、周りに認められるような結果を出せません。指示がなければ自分から手を上げて仕事を取りに行く、わからなければ調べたり質問したりといった積極的な姿勢で取り組み、自ら仕事を前進させる必要があるのです。
行動力がある人は、新しい事業や仕事を始めるときにもどんどんチャレンジできます。そのため、新規事業開発の仕事などで特に求められるスキルといえるでしょう。
自己PRで行動力をアピールする際は、必ずしも成功体験だけを話す必要はありません。行動に移したプロセスをアピールすれば、強みとして理解してもらえるでしょう。
協調性
協調性とは、周りの人の意見や価値観を大事にしながら、目標達成に向けて共に進んでいける力です。協調性のある人は、立場や年齢の違う相手でもしっかりと意見を聞き、チームが円滑に過ごせるように働きかけることができます。
協調性がない人は場の空気を乱すため、チーム全体の士気を下げる可能性があります。そのため、協調性のある人材を求める企業は多いです。
社会人になると、社員同士で意見交換をする場が多くあります。その際にお互いの価値観を尊重し合いながら進めることは非常に重要です。チームや友達との間で円滑に物事を進められるように配慮できた経験がある人は、協調性を自己PRでアピールできるでしょう。
協調性は、個人主義よりもチームで取り組む仕事で主に求められる強みです。志望企業の求める人材によって、協調性を自己PRでアピールするべきか判断してください。
向上心
向上心とは、より高みを目指して努力する力のことです。向上心のある人は、常に結果を出すために自分を律することができるため、企業でとても重宝されます。向上心は、社会人にとって非常に重要な強みです。
社会人になると、仕事に必要な力は自分で身につける必要があります。学校の勉強のように強制されることはなくなるので、結果を出したい場合は自分で努力するしかないのです。
向上心のない人は、現状に甘んじて努力をしないため、周りの人にどんどん置いていかれます。そして、思うような結果が出せなかったり、出世ができなかったりといったことが起こりやすいです。
企業は社員に対し、在籍年数を重ねるとともに、力をつけていって欲しいと思っています。新入社員にも、少しでも早く企業の戦力となるために、成長を期待しているのです。
向上心がある人は、人に言われなくても努力できるため、活躍できる人材になりえます。目標を達成するために自らを律して努力した経験がある人は、自己PRで向上心を強みとしてアピールするとよいでしょう。
柔軟性
柔軟性とは、予想外のことに対応できたり、アドバイスを受けて自分の考えを変えたりできる力のことです。柔軟性のある人は、状況に合わせて臨機応変に対応できるため、ビジネスの場で重宝されます。
ビジネスは変化が激しく、ついこの間まで常識だったことが非常識に変わることもあるでしょう。その際に柔軟性がないと、時代に取り残されてしまいます。
仕事を進める上でも、急にやり方が変更になったり、上司の言うことが急に変わったりすることは日常的に起こります。それに抵抗を感じることなく、臨機応変に対応できる能力が必要です。
特に新しい知識を学ぶことを常に要求される仕事や、チームで作業を進める機会が多い仕事を希望している人は、柔軟性を求められます。状況に応じて対処した経験がある人は、自己PRで柔軟性を強みとしてアピールしてみてください。
リーダーシップ
リーダーシップは、チームを引っ張り、課題やビジョンを達成・実現する力です。指示を出してチームメンバーを統率する力だけでなく、メンバーのモチベーションを高め、チーム全体が前向きに行動できるようにする力も、リーダーシップに含まれます。
リーダーにはさまざまな形があり、チームの先頭で引っ張ることだけがリーダーシップではありません。指示を出していくリーダーがいれば、一人ひとりの意見を聞いて仕事を任せるリーダーもいます。
形は違えどメンバーの士気を高め、目標を達成するために働きかける力を持っている人は、リーダーシップがある人材だといえるでしょう。
自己PRでリーダーシップをアピールする際に、大きなチームを動かした経験を伝える必要はありません。少人数のチームでもよいので、チームの代表として目標達成に向けて動いた経験を話しましょう。
自己PRでは、その経験の中でどんな点を意識したか、メンバーのどんな点に苦労したかなども話すと、強みをわかりやすく伝えられます。
主体性
主体性とは、誰かから詳細な指示を受けなくても、やるべきことを自分で考え、判断して、行動に移せる力のことです。主体性のある人は、目標達成のために自ら動いていけるため、企業が求める以上の結果を出せる人も多いでしょう。
就職すると、上司から仕事の手順を全て教えてもらえるわけではありません。もちろん新入社員のうちは丁寧に仕事を教えてもらえる可能性が高いですが、ある程度経験を積んだら、自分の判断で仕事の状況を分析し、実現する方法や手順を考えて、実行していく力が求められます。
主体性のある人は、現状の課題や問題点を見つけ、解決のために動くことができます。そのような人材は企業の多くが求めているため、主体性を強みとする人は、高く評価される可能性が高いです。現状に満足せず、改善を求めて自分から動いた経験がある人は、自己PRで主体性をアピールしてみましょう。
計画性
計画性とは、目標に対して事前に段取りを決め、予定通りに進めていく力のことです。どんな仕事でも、終わらせなければいけないゴールがあります。予定通りに確実に仕事を達成する力は、職種を問わず欠かせない強みです。
計画せずに感覚で仕事を進めてしまうと、期日までに仕事が終わらなかったり、スケジュールに遅れが生じたりと、クライアントや周りに迷惑をかけることになります。確実に仕事を終わらせる力は、全ての職種に求められる力です。
特に年単位で進めるプロジェクトに携わりたい人や、営業アシスタントなど相手のスケジュールに合わせて仕事を行う仕事に就きたい人は、自己PRで計画性をアピールするとよいでしょう。
宿題や資格取得など、期日までにタスクを達成するために動いた経験がある人は、計画性をアピールできるはずです。自己PRの中では、どのように計画を立て、実行のためにどのように工夫したかを具体的に伝えるようにしてください。
創造力
想像力は、新しいものを生み出せる力や、人とは違う視点で意見を発する力です。企業側が作りたい商品を販売するプロダクトアウトの時代から、顧客が欲しがると思うものを作るマーケットインの時代に、現代は変わってきています。
新しいものを生み出す力や、他の人と違う視点で新しいクリエイティブができる力を求めている企業は多いです。誰でも身につけられる能力ではないため、想像力を強みとする人材は今の時代で非常に求められるといえるでしょう。
想像力は、答えのない仕事である広告業界などで求められる能力です。想像力は、新しい企画を生み出した経験などでアピールできます。
授業の課題で他の人とは全く違うアプローチをした経験があったり、アルバイト先で新しいクリエイティブを行ったりした経験がある人は、自己PRでアピールできる強みでしょう。
課題解決力
課題解決力は、目標達成やトラブルの解消の際に課題を設定し、それを解決する力のことです。課題の設定方法と、ゴールを明確にする力が求められます。
仕事は、問題や課題が毎日のように起こるものです。その際に勢いだけで解決していると、次に活かすことができません。課題解決力がある人は、表面的な課題だけでなく、真の課題を見つけられるため、物事を根本から改善し、次に繋げられる力があるといえます。
自己PRで課題解決力をアピールする際は、自分が授業やアルバイト先などで解決した問題を伝えましょう。その際は具体的なエピソードを思い出し、どのような背景でどのような視点で課題を設定し、どのように実行したのかを詳しく伝えるようにしてください。
物事が解決に至った道筋だけでなく、自分がどのような視点で考え、行動に移したのかを話すことにより、採用担当者にあなたの強みを伝えられます。
コミュニケーション能力
コミュニケーション能力とは、自分の意見をしっかり伝え、相手の考えを引き出せる力のことです。単純に話が上手というのは違います。
どんな職業についても人と関わる必要があるため、コミュニケーション能力は大切です。コミュニケーション能力を強みとする人は、回りの人を巻き込んで円滑に仕事を進めていけるため、どの職種でも重宝されます。
特に営業職は、自社の商品やサービスのよさをお客様に伝えなければいけないため、コミュニケーション能力が求められる仕事です。一方的に売り込むだけでなく、相手のニーズを引き出す力も必要となります。営業職を目指す人は、自己PRでコミュニケーション能力をアピールするとよいでしょう。
ただし、コミュニケーション能力があるかどうかは、面接で話しているだけでも伝わります。話すのが苦手だったり、相手の話を上手に聞けなかったりする人がコミュニケーション能力を強みとして挙げると、嘘を付いていると思われるかもしれません。
また、コミュニケーション能力は面接中の受け答えである程度判断できるので、他に強みがある場合はそちらをアピールした方がよい場合もあります。自己PRでコミュニケーション能力を強みとしてアピールするかどうかは、よく考えて判断してください。
論理的思考力
論理的思考力は、仕事を進める際や失敗が起きたときに、感覚ではなく根拠に基づいて考える力です。思いつきではなく、状況を分析して因果関係を整理し、正しい方向へ導く力が求められます。
仕事はいつも計画通りに進むわけではありません。ときには失敗したり、思わぬトラブルが起こったりすることもあるでしょう。その際に、根拠なく解決に向けて動くのではなく、トラブルの原因に気がつき、解決に向けて導くことができる人材は、どの職業でも求められます。
自己PRで論理的思考力をアピールする際は、その強みを具体的な表現に言い換えるのがオススメです。「課題を論理的に分析できる力」や、「トラブルの根拠を把握し、解決に向けて筋道を立てて動ける力」など、具体的な言葉で表す必要があります。
ただし、論理的思考力があるかどうかは、書類や面接である程度バレてしまうので注意が必要です。エントリーシートや面接で話す内容がわかりにくいと、「論理的に考えられない人」だと思われます。
論理的思考力に自信がないのに、無理にアピールするとネガティブな印象を持たれるので、避けた方がよいでしょう。
分析力
分析力は、目的達成のためにデータや情報を使って考える力です。分析力がある人は、データを用いて判断したり相手に説明したりすることで、納得感のある答えを導き出せます。
分析力とは、分析ツールを用いて数字を算出するだけではなく、そこからどうやって課題を解決できるかを導き出せる力です。
分析力を活かすことで、消費者が求めているニーズが見えたり、企業に必要なビジネスがわかったりするため、どの職業でも求められる強みといえるでしょう。特に、システムエンジニアやプログラマーなどの職業で求められます。
自己PRで分析力をアピールしたい人は、自分が課題を解決したエピソードを数字を用いて話せるように準備してください。売り上げの〇%が落ち込んでいたところを、このような解決策を用いて、〇%上昇させたなど細かく伝えると、相手に伝わりやすくなります。
責任感
責任感とは、与えられた使命を最後まで遂行する力です。責任感には2種類あり、仕事の責任は全て自分にあるという責任感と、チームメンバーなどのトラブルも全て自分ごととして捉える責任感があります。
責任感を強みとする人は周りからの信頼も厚く、社会人になっても仕事を任せられる人になるでしょう。責任感を強みをする人にはどんな仕事についても安心して仕事を任せられるため、非常に重宝されます。
面接の自己PRでアピールする際は、社会人に求められるレベルの責任感を伝えることが大切です。
たとえば、「アルバイトに遅れずに行ける」「学校のルールを守る」などを具体的なエピソードとして挙げる場合、当たり前のことのため、他の人と変わらないと思われてしまう可能性があります。
自己PRでは、学校や部活などで任された困難な仕事を、壁にぶつかりながらも最後まで工夫して乗り切った経験など、成果を出したエピソードを伝えるとよいでしょう。
継続力
継続力とは、困難な状態になっても諦めず、物事に取り組む力のことです。継続力を強みとする人は、仕事を投げ出すことなく最後までやりきってくれるため、企業から信頼されます。また、多少嫌なことがあっても企業に在籍してくれるため、長く在籍してくれることを求める企業が求めている人材です。
自己PRで継続力をアピールする際は、何をどれくらい続けているのか、数字を使って伝えましょう。また、なぜ続けたのか、続けるためにどんな工夫をしたのか、困難はあったかなどもエピソードとして盛り込むようにしてください。
ただし、当たり前のことや、簡単に続けられることはアピールしないようにしましょう。たとえば「歯磨きを毎日続けている」「趣味の映画鑑賞を続けている」などです。
困難なく続けられることは、アピールしても相手に響きません。自己PRでは、多少辛くても頑張って続けたエピソードを話すようにしましょう。
外国語能力
外国語能力は、今やどの企業に入社することになっても求められるスキルです。今は海外事業を行っていなくても、将来的に海外進出を視野に入れたビジネスをおこなっている企業はたくさんあります。外国語能力があり、ビジネスレベルで使える人は、企業から求められやすいです。
自己PRで外国語能力をアピールする際は、どのように身につけたかによって、継続力など他の強みも同時にアピールできます。勉強する際に苦労したことや工夫した点も話すと、よいアピールになるでしょう。
【職種別】効果的な自己PRができる強み一覧
ここでは、以下の職種別に、活かせる強みを一覧で紹介します。
職種を決めていない人は、自分の強みが活かせそうな仕事を探してみてください。
自分に向いてる仕事がわからないと悩んでいる人は、下記のコラムもチェックしてみましょう。
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営業職
【営業職で活かせる強み一覧】
- コミュニケーション能力
- 発信力
- 行動力
- 論理的思考力
- 語学力
営業職は、顧客とのコミュニケーションによって、物やサービスの販売を行います。お客様からの信頼を勝ち取り、契約に結びつけることが仕事です。常にお客様のニーズを考えて売り方を工夫していく必要があるため、コミュニケーション能力、発信力、行動力などが求められます。
営業職の仕事の幅は広いです。商品やサービスによって個人・法人と販売先が異なりますし、海外事業を行う場合もあります。お客様に商品を案内するときの資料作成能力や論理的思考力、海外で営業する場合は語学力も求められるでしょう。
営業職に就きたい人は、自己PRでさまざまな強みをアピールできます。企業の求める人物像を把握し、アピールできそうな強みを探してみてください。
企画職
【企画職で活かせる強み一覧】
- 分析力
- 論理的思考力
- 情報収集能力
- 判断力
- リーダーシップ
企画職は、企業のマーケティングを考える仕事です。宣伝・広報やマーケティング、企業の方向性やビジネスモデルを考える経営企画などの仕事があります。状況を分析して改善する力が求められるので、分析力や論理的思考力、情報収集能力などの力が求められるでしょう。
商品やサービスの売れ行きや企業の今後のビジネスに繋がる仕事のため、勢いで物事を進める人には向かないかもしれません。物事の状況を冷静に判断し、成功に導くことができる人に向いています。
エンジニア
【エンジニアで活かせる強み一覧】
- 論理的思考力
- 分析力
- 課題解決力
- 向上心
- 探求心
- コミュニケーション能力
- 協調性
エンジニアは、IT系商品やサービス、システムの設計や開発を行う仕事です。期限までに試行錯誤を繰り返しながら目標を達成する必要があるため、論理的思考力・分析力・課題解決力などが求められます。
エンジニアは常に新しい知識を学び、コツコツと積み上げていく必要があるため、向上心などもアピールできるでしょう。
また、開発は一人ではできません。チームプロジェクトとして仕事を進める機会の多い仕事のため、コミュニケーション能力や協調性も求められます。チームで何かを成し遂げるために貢献した経験がある人は、自己PRに盛り込むと評価される可能性が高いでしょう。
事務職
【事務職で活かせる強み一覧】
- 課題解決力
- コミュニケーション能力(とくに傾聴力)
- 洞察力
- サポート力
- PCスキル
事務職の仕事は多岐に渡ります。営業サポートのような一般事務や、企業の管理・運営を行う総務、専門的な知識が必要な経理・法務など、さまざまな職種があるのです。企業の裏方作業を行う仕事が多く、縁の下の力持ちともいえます。
事務系職種で求められる強みは、課題解決力や傾聴力を含むコミュニケーション能力などが挙げられます。相手に言われなくても必要なことに気づいて準備することが必要なため、先回りして考えられる人に向いている仕事です。
また、営業に代わってお客様の契約を進めたり、資料を作成したりといった業務も発生するため、相手のために努力できるサポート力を強みとする人も、事務職に向いているでしょう。
販売・サービス職
【販売・サービス職で活かせる強み一覧】
- 柔軟性
- 想像力
- 洞察力
- コミュニケーション能力
- 対応力
- 物腰の柔らかさ
- 気配り
販売・サービス職は、お客様に対して商品やサービスを提供する仕事です。新入社員のうちは売り場でお客様に商品を販売する経験を積み、ゆくゆくは店舗の取りまとめやバイヤーなどの職種に就く可能性もあります。
販売職に求められる強みは、柔軟性・想像力・コミュニケーション能力などです。相手が何を求めているかを判断し、適切な商品を案内したり、相手に合わせた接客をしたりといった力が求められます。
また、商品やサービスにクレームをつけられることもあるでしょう。その際に臨機応変に行動する対応力も求められます。さらに物腰の柔らかさや気配りなどもアピールできるため、自己PRではいろいろな強みを話せるでしょう。
自己PRで使える自分の強みを見つける方法一覧
自己PRで使える強みが見つからない人は、以下の方法を試してみてください。
それぞれの方法について解説します。
人より得意としていることを挙げる
自己PRでアピールすべき強みが見つからない人は、自分が他人より苦労せずにできることを探してみてください。自分が得意としていることは、周りの人から見ると簡単にできることではなく、羨ましいと思われているかもしれません。
苦労せずにできることは自分では当たり前にできているので、強みであることに気が付いていない場合があるのです。苦労せずにできることには、以下のような例が挙げられます。
- 授業の発表のときなどに緊張せずに話せる
- 課題や宿題の計画を立てて、締切より前に提出できる
- 資格取得が好きでコツコツ勉強できる
自分では当たり前にやっていることや、趣味の一部であるようなことも、強みとして答えられる可能性があります。
熱中した経験を思い出す
自己PRでアピールすべき強みが見つからない人は、自分が時間を忘れて取り組んで取り組んだ活動を思い出してみましょう。何かに熱中していたときは、高いモチベーションで活動できたはずです。部活や趣味など何でもよいので、自分が本気で取り組んだものを考えます。
たとえば学生時代、部活に真剣に取り組んだ経験があれば、「なぜ上手くならないのか」「周りとなにが違うのか」などを考えて実行した人もいるでしょう。その場合、課題解決力や継続力などが強みとしてアピールできます。
また、学校の授業などではなく趣味として自分で取り組んでいることがあれば、積極性や行動力、好奇心旺盛な点などもアピールできるでしょう。
趣味や得意なことからエピソードを考えても構いませんので、自分が強みを発揮できたエピソードを思い出してみてください。
熱中した経験を思い出すときは、これまでの人生のモチベーションをグラフ化した、モチベーショングラフを使うのがオススメです。自分が熱中したことを思い出し、客観的に評価できるでしょう。
褒められた経験を思い出す
自己PRでアピールすべき強みが見つからない人は、家族や友達に褒められた経験を思い出してみましょう。自分では大したことではないと思っていても、周りの人から見ると優れていると思われる点があるはずです。
自分の強みを他己分析で聞くのはとても参考になります。しかし、就活まで時間がない人は周りの人に聞いている時間が取れないかもしれません。過去のエピソードを思い出すことはすぐに実行できるため、時間がない人にもオススメの方法です。
成功体験を探す
自己PRでアピールすべき強みが見つからない人は、成功体験から、自分が強みを発揮したエピソードを思い出してみましょう。成功体験には、何か成功した理由があるはずです。大会で優勝した、志望校に合格したなど、過去の経験を思い返してみてください。
成功体験を振り返る際は、自分が果たした役割や、具体的に起こしたアクションを思い出してみましょう。そこから自分が発揮した強みが見つかるはずです。
弱みを強みに言い換える
自己PRでアピールすべき強みが見つからない人は、短所を強みに言い換えるという方法もあります。自分のよいところが見つからない人でも、悪いと思っていることなら見つかるでしょう。
強みと弱みは一貫性があるものです。自分の弱みを考え、その弱みのよい点を探すと、スムーズに強みが見つかる可能性があります。
たとえば、物事に取り組むのに時間がかかる=慎重に物事を進められる、自分の意見が言えない=周りの人を尊重できるなどと言い換えられます。そのように、自分の弱みだと思っていることを違う方向から見ることも大切です。
短所を長所に言い換えたとしても、それは立派なあなたの強みです。自己PRでは、自信を持って答えるようにしましょう。
家族や友達に自分の強みを聞く
考えても自己PRでアピールすべき強みが見つからない人は、家族や友達など、身近な人に自分の強みを聞くのもよいでしょう。
周りの人に自分の強みや弱みなどを分析してもらうことを、他己分析といいます。他己分析は客観的に自分の評価をもらえ、自分ではわからないいろいろな面を発見することが可能です。
他己分析を行う際は、できるだけ色々な人に聞くことと、具体的な質問を投げかけることに気をつけてみてください。一人だけに意見を聞くと、回答が偏ってしまうことがあります。自分の強みを誤って把握してしまうこともあるので、大学の友達やアルバイト先の先輩に聞くなど、できるだけ色々なタイプの人に聞くとよいです。
ただし、「私ってどんな人?」と曖昧に問いかけても、相手は回答に困ってしまいます。他己分析をお願いする際は強みの例を一覧で用意し、その中から自分に当てはまりそうな強みを選んでもらうなど、相手が答えやすいよう工夫することが大切です。
また、それを強みだと思う理由や印象に残っているエピソードなども合わせて聞いておくと、自己PRに盛り込めます。自分では強みがわからないという人は、他己分析をやってみてください。
適職診断ツールを活用する
自己PRでアピールすべき強みを手軽に探せるのが、適職診断ツールです。適職診断ツールでは、自分の強みや価値観、向いている仕事などをデータとして得られます。自分の強みがわからない人や、向いている仕事を知りたい人にはぴったりのツールでしょう。
適職診断ツールを使用する際は、ツールを使っただけで満足しないように注意が必要です。適職診断ツールは、簡易的に自己分析を行えるアルゴリズムに過ぎません。データを鵜呑みにしてそれ通りに就活を行うと、結果にズレが合った場合、内定をなかなか獲得できない恐れもあります。
出てきた結果を見て、「本当にこれが強みなのか」を考え、強みを発揮したエピソードを思い出してみましょう。本当に自分の強みだと確認できたら、就活でアピールできます。
また、適職診断ツールの結果を自己PRに活用する際は、自分の言葉で説明できるようにすることが大切です。書かれている通りに話すと自分の言葉ではなくなり、面接で質問されたときに答えられない可能性があります。
適職診断ツールは、あくまで自己分析をサポートする補助的なツールとして利用してください。
就活エージェントを活用する
自己PRでアピールすべき強みが見つからない人は、就活エージェントに相談するのも1つの手です。就活エージェントでは、企業の紹介だけでなく、就活に関するさまざまなサポートも行っています。
就活エージェントは、たくさんの就活生を見ている就活のプロなので、あなたの話を聞き、強みを見つけ出してくれる可能性が高いです。一緒に自己分析を行ったり、面接での伝え方について相談に乗ってくれたりもするので、自己PRに不安を抱えている人は、利用してみるとよいです。
キャリチャンでは、就活のプロがマンツーマンで就活の支援を行うサービス「就活相談サポート」を実施しています。自分の強みがわからない人でも、安心して利用できるのが特徴です。あなたの強みを一緒に洗い出して、それを活かせる企業を紹介します。
また、自己PRの作成はもちろん、就活に関する悩みには何でも相談に乗ります。サービスの利用は完全無料なので、ぜひ参加してみてください。
自己PRで自分の強みを伝える3つの流れ
自己PRで強みを伝えるときは、以下の3つの流れで話すようにすると伝わりやすくなります。
自己PRや強みを話すときは、話し方の内容を工夫しないとわかりにくくなってしまいます。上記の順番で話すと強みが伝わりやすく、効果的なアピールになるでしょう。伝え方について、詳しく見ていきます。
強みを最初に伝える
ESや面接で自己PRを行う際は、一番最初に自分の強みがどの点なのかを伝えましょう。最初に結論を伝えることで、話がわかりやすくなり、強みが伝わりやすくなります。
自己PRに限らず、面接ではPREP法で話を組み立てるのがオススメです。PREP法とは、結論→理由→具体例→結論の順で話す文章構成方法のことを指します。
最初に結論を話すことで、自分の強みを端的に伝えやすくなるのです。反対に最初に結論を伝えないと主旨がわかりにくくなり、面接官が話を理解できない可能性があります。
PREP法にのっとり、「私の強みは〇〇です」「私は〇〇な人間です」などと話し始めるようにしましょう。
強みを活かしたエピソードを話す
ESや面接で自己PRを行うときは、強みを活かしたエピソードを盛り込むようにしましょう。「私の強みは〇〇です」と伝えるだけの場合、根拠が伝わらず、「本当に強みと言えるのかな?」と思われてしまう可能性があります。
いつどんなときにどうやって強みを発揮したのかを、何も知らない人に理解してもらえるように意識して話すことが大切です。また、エピソードを伝えるときは、数字を使って話すと、実績がさらに伝わりやすくなるでしょう。
「売り上げを〇%改善できた」など、実際のデータで話すことで、より強みが伝わりやすくなります。話に具体性を持たせるためにも、強みを発揮したエピソードを話すようにすることが大切です。
もしもエピソードが思い浮かばないときは、自己分析が不十分な場合や、本当に自分の強みでない場合が考えられます。自己分析をして本当に自分の強みなのかを確認したり、他己分析してエピソードを思い出したりと、話の組み立てを考えてみてください。
仕事で活かす方法を伝える
ESや面接で自己PRを行う際は、自分の強みが仕事でどのように活かせるかを伝えましょう。自己PRは、その企業に自分を売り込むための宣伝です。
自分の強みが見つかっても、仕事で活かせないのであれば、採用担当者に評価してもらえません。入社後に自分の強みをどう活かすかを話に盛り込むことにより、採用担当者が入社後のイメージを抱きやすくなり、高評価を得られます。
自己PRでアピールする強みは、企業ごとに変えるのがベストです。企業の求める人物像や志望職種に向いている人は、企業ごとに違います。そのため、企業がその職種に求めるスキルや人物像を理解して、強みをアピールする必要があるのです。
自分の強みを活かせばその企業でどんな活躍ができるのかを考え、採用担当者に自社にぴったりの人材だと思ってもらえるように伝えましょう。
自己PRで自分の強みを伝えるときの注意点一覧
自己PRで自分の強みを伝える際には、以下のような注意点があります。
伝え方を間違えると、相手に評価してもらえない可能性が高いです。それぞれの注意点を詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
強みを1つに絞る
ESや面接の自己PRでアピールする強みは1つに絞りましょう。強みを複数盛り込むと話がごちゃごちゃしてしまい、伝わりにくくなります。
また、自己PRに複数の強みを入れると、自分の人物像もつかみどころのないものになってしまいます。自分の価値観や自分らしさを伝えるためにも、1つに絞って伝え、相手の印象に残るように話すようにしてください。
ただし、志望企業によって強みを変えることは問題ありません。勢いのある人材を求めている企業には積極性、プロジェクトでチームを進めることが多い企業にはコミュニケーション能力など、求める人物像に合わせた強みをアピールすることで、評価されやすくなります。
志望先の仕事に関することを伝える
ESや面接で行う自己PRでは、仕事に関する強みだけ伝えるようにしましょう。人としては長所であったとしても、仕事に関係ない場合は評価に繋がりません。
たとえば「朝早く起きられる」「いつでもどこでも寝られること」などを伝えても、仕事で活かせるイメージはできないため、採用には繋がらないでしょう。質問の意図を捉えていないと思われ、マイナスイメージに繋がることもあります。
自己PRや強みに関しての質問は、自分をアピールできるチャンスです。チャンスを無駄にしないよう、相手に自分の活躍をイメージさせられるようなことを話すようにしてください。
当たり前のことをアピールしない
ESや面接の自己PRでは、社会人として当たり前のことをアピールしないようにしましょう。
たとえば「挨拶ができます」「学校に遅刻しません」などを強みとしてアピールすると、当然のことをしているだけだと思われるため、悪い印象に繋がることがあります。また、他の人との差別化がしづらく、「その程度で満足してしまう人」だと捉えられ、内定を獲得するのが難しくなってしまうのです。
社会人として当たり前のことはできていると考え、その上でその人にどんな強みがあるのかを面接官は知りたいと思っています。他の人とは違う点や、自分のよさが伝わる点をアピールするようにしましょう。
自信を持って伝える
自己PRや強みに関する質問だけではありませんが、面接で回答する際は、自信を持って伝えるように心がけてください。
自分に自信がなくても、面接でそれが相手に伝わると、頼りない印象を持たれてしまいます。面接で答える際には相手に魅力的に映るように、ハキハキと答えるように気をつけましょう。
また、自己PRの内容にも気をつけましょう。謙虚であるのはよいことですが、自分の強みを控えめに伝えてしまうと、相手に魅力が伝わらず、落とされてしまう可能性が高いです。
話を膨らませすぎたり嘘をついたりするのはよくないですが、事実であれば謙遜せずに伝えた方が評価されやすくなります。誰にでも必ず強みや長所があるので、自分に自信を持ってアピールすることが大切です。
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自己PRで自分の強みをアピールする例文一覧
自己PRで自分の強みをアピールするための例文を紹介します。
上記5つの強みに関する自己PRの例文を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
行動力が強みの自己PR例文
私の強みは行動力です。私は以前からアメリカの文化に興味があり、現地で歴史について勉強してみたいと思っていました。しかし両親に金銭面で頼るわけにもいかないため、大学2年生の時にアメリカに半年留学することを決め、大学3年生になるまでに学費を貯めました。
大学の講義に出席してから塾の講師と飲食店のアルバイトを週に5日行ないましたが、思うように貯金が進まなかったため、自炊を徹底し、洋服や無駄な飲み会には行かないなど、できるだけ支出を減らしました。
それでも目標金額に達しなかったため、隙間時間でできる試験の添削アルバイトも始め、時間を効率的に使うことを意識した結果、3年生になるまでに目標金額を稼ぐことに成功しました。
この経験から、私は目標達成のために工夫し、行動することの大切さを学びました。社会人になっても工夫を重ね、時間を効率的に使って目標達成のために励みたいです。
目標達成のためにどのような努力を重ねたのかを記載しています。入社後にどのように強みを活かすのかまで考えてあるため、入社後のイメージも付きやすいです。
協調性が強みの自己PR例文
私の強みは協調性があることです。人と接する場面において、相手の気持ちに寄り添い、どうすれば相手に喜んでもらえるかを考えて行動しています。
アルバイト先の飲食店では、お客様に「オススメはありますか?」と聞かれることがよくあります。その際にはいつでも同じものを答えるのではなく、お子さんがいるご家庭にはお酒が含まれていないもの、常連さんには今しか食べられないものなど、相手に合わせて変えるように気をつけています。
またアルバイト同士でも、どのようなオペレーションをすべきか、お互いの意見を出し合って決めています。異なる意見がある人がいた場合は、お互いの落とし所を探し、お互いに納得した上で決定に持っていくことが得意です。なぜそのような意見を出したのか、お互いにプロセスまで話すことで、納得できるようにしています。
このような協調性を活かして、貴社に入社した後もプロジェクト成功のためにチームのまとめ役として活躍したいです。
チームでも初対面の人でも相手のことを考えられる姿勢があることをアピールしています。人に合わせるのではなく、チームを引っ張る存在になることを話しているのもよい点でしょう。
課題解決力が強みの自己PR例文
私の強みは、課題解決力です。私は大学で行われているボランティア活動の運営リーダーを経験しました。
有志による活動のため、毎年参加者が少ないことが課題となっていました。私は参加者が少ない原因には、参加者へのメリットがないことが原因だと考え、学部外の友達ができるため交友関係が広がることや、参加者には外国人が多いので語学力が身に付くことなどをアピールするようにしました。
またイベントの様子を動画で撮影し、Youtubeにも載せたことで、雰囲気が伝わりやすくなり、運営リーダーを経験した年は、例年よりも5%も参加者を増やすことができました。
社会人になっても、仕事の上での課題を見つけ出し、解決できるように努力していきたいです。
課題解決のためにしたことと、改善した実績を数値で出しているため、相手にも伝わりやすくなっています。自分が改善した課題を伝えるときは、データを用いると初めて話を聞く相手にも伝わりやすいです。
柔軟性が強みの自己PR例文
私の強みは柔軟性です。私は家庭教師のアルバイトを1年生のときから続けています。講師向けのマニュアルがありますが、それを守るだけでは誰にでも同じ教え方になってしまい、興味を持ってもらえなくなると考えました。
私は担当している3人の生徒それぞれに小学校でどんな先生の授業が聞きやすいか、どんなことを学びたいかをヒアリングすることによって、それぞれの生徒に合わせた授業の進め方を考えました。
その結果、生徒と親のアンケートではいつも最高の星5つをいただいており、満足してもらえていると感じています。
この経験を活かし、社会人になっても既存のやり方にとらわれず、自分ならではの方法を見つけることを意識していきたいと思っています。
より良い授業になるために努力した点が書かれているため、柔軟性と同時に向上心もアピールできます。評価されていることがわかるのもよいポイントです。
リーダーシップが強みの自己PR例文
私の強みは、周りの意見を聞いた上でチームを引っ張るリーダーシップがあることです。私は高校生のときにサッカー部の副キャプテンを勤めていました。
地区予選突破を目標としていましたが、チームの士気が下がっていることに気がつきました。私は50人いる部員みんなの話を聞き、なぜやる気が見られないかを確認すると、上の学年ばかり練習時間があることに不満があることがわかりました。
そこで学年を混ぜてチームを作り、1年生も練習時間を充分に確保することをキャプテンに提案し実行しました。その結果部活全体の団結力が向上し、地区予選突破も果たすことができました。
社会人になっても周りの人の意見を聞いて課題を解決するリーダーシップを発揮していきたいです。
リーダーシップを発揮するための行動を伝えています。キャプテン以外の立場の人も、周りを率いた経験があれば、リーダーシップを強みとして話せるでしょう。
自己PRで話す強みは一覧から見つけると効果的
自己PRで強みを伝えるときは、自己分析をして自分の強みを正しく把握し、入社後に活かせることを伝えましょう。
企業は自分を客観視できているか、社風が合うかなどを判断しています。今までの人生の中で熱中した経験や成功体験を思い出し、自分の強みを探してみてください。
強みが見つからない人は、このコラムの強み一覧を見て、自分に当てはまるものを選んでみるのも1つの手です。
面接で伝えるときは、具体的なエピソードや自分の行動によって改善した数値を伝え、相手にわかりやすく話すことが大切です。例文を参考に、自分のよさが伝わる話し方を工夫してみてください。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。