就活を1月から始める際のスケジュール | 3年生が今すぐすべきこと
2024年6月11日
就活生Aさんは、1月から就活を始めたいんですね?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
はい。周りの友人はもっと早く取りかかっていたようですが、僕はなんだかんだ忙しくしているうちに、こんな時期になってしまいました。既に出遅れ気味なんでしょうか。
採用情報が解禁される3月までにやるべきことが山ほどあることを思うと、1月まで何もしていない状態は残念ながら出遅れ気味かもしれませんね。1月から就活を始めるにあたって具体的な計画はもう立てていますか?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
いえ、まだ何から始めれば良いのかよくわからなくて、就活の動きをイメージできていません。そもそも1月から就活を始めてもまだ間に合うのか不安で・・・。
効率よく取り組めば、1月から就活を始めても十分間に合いますから大丈夫ですよ。このコラムでは大学3年1月から就活に取り組む人が今すぐすべきことや、今後の就活スケジュールと成功のコツについて解説しますので、参考にしてください。
キャリアアドバイザー 岡田
目次
就活は大学3年1月から始めてもまだ間に合う?
1月ともなると同じ学校に通う友人には、すでにインターンなど具体的な行動を着々と進めている人が多いはず。もしかしたら、すでに内定をもらったという友人も出始めているかもしれません。
1月まで就活に取りかかることができなかった3年生は、そんな周りの状況を聞いて「果たして自分の就活はまだ間に合うのか」と不安を感じているのではないでしょうか。
そこでコラムの初めに、1月から就活を始める3年生が置かれている状況(就活スケジュールと現在の就活事情)について解説します。今後の就活に向けた決意を固めるために、いま自分の置かれている状況についてきちんと把握しておいてください。
1月から就活する人は出遅れ気味だがまだ間に合う
結論から言うと、1月から就活を始めるという状態が出遅れ気味であることは確かです。とはいえ今後の取り組み方次第で十分挽回は可能であり、まだ間に合う時期ですので安心してください。
ただし、これから就活しようとしている3年生の中には「就活は3月からスタートのはずなのに、なぜ1月ですでに出遅れなの?」と不思議に思う人もいるかもしれません。
その理由の1つは、採用情報の解禁前にもやるべきことが山積みだからです。今後の就活を成功させるためには現状を正しく理解することが大切ですので、参考のため以下に政府呼びかけの就活ルールに基づく就活スケジュールを掲載しておきます。
上の図を見ても分かるように、3年1月の段階ではすでに自己分析と業界・企業研究を済ませ、サマーインターンにも参加済みの状態であるべきでした。
そのため1月まで何も済ませていない状態は、残念ながら出遅れ気味だと言わざるを得ません。3年3月はあくまで本選考のエントリーが本格化し始める時期であって、就活そのものの開始時期ではないのです。
しかしながら、1月の今すぐ始めればギリギリまだウィンターインターンに間に合う可能性がありますし、急げば3月の本格エントリーまでにある程度の選考対策を講じることもできます。ですから1月からでも、十分に出遅れの巻き返しは可能です。
1月から就活を始める3年生は、そのことを頭に入れて効率よく取り組んでいきましょう。
ただし採用スケジュールの前倒しもあり得るので注意
就活は3年1月から始めても間に合うことは間に合いますが、近年は経団連の就活ルール廃止などの影響で就活の早期化・自由化が進んでいます。以下のような採用スケジュールの前倒しもあり得るので、注意が必要です。
【採用スケジュールの前倒し例】
- 3月を待たず、前倒しで説明会や募集を始める企業もある
- 選考を前倒しし、エントリーと同時にESやWebテストが求められる企業もある
- 6月を待たず、前倒しで面接を行う企業もある
上記のように、採用情報解禁が3月だからと言って、必ずしも3月にならないと企業が動き出さないとは限りません。他社より早く優秀な人材を確保しておきたいと考え、フライングスタートを切る企業も結構あります。
知らぬ間に募集が始まっていてエントリーしそびれたということのないよう、1月から就活を始める3年生は早い段階で志望の方向性を定め、早くから企業の採用情報にアンテナを張っておくべきです。
また、説明会や募集だけでなく、選考開始もフライングする企業が多数あります。以前なら4月から6月までに対策を終えればよかったものが、近年はエントリー直後から必要になる場合があるのです。そのため1月から就活を始める3年生は、選考対策ものんびりしてはいられません。
「エントリーは3月から」「面接は6月から」といった固定概念にとらわれていると、間に合うものも間に合わなくなってしまう恐れがあります。基本の就活スケジュールはあくまで目安として、早め早めに準備と対策を進めるようにしてください。
3年1月の時点ですでにエントリーを逃した企業も一部ある
実を言うと3年1月の時点で、すでにエントリーを逃してしまった企業も一部あります。なぜなら大手企業以外の大半は、1月よりも前からもうとっくに採用活動を始めているからです。
もともと前述の就活スケジュールは経団連が定めたルールで、経団連に所属していない企業には無関係でした。そうした企業ではルールの旗振り役が政府に変わった後も、慣例としてもっと早くから採用活動を行うのが一般的です。
1月の時点ですでに採用活動を始めている企業の特徴と、採用活動の状況について以下にまとめておきますので、参考にしてください。
【BtoB企業】
知名度の低さから応募者を集めにくいため、大手企業より早い時期に募集を始め、遅い時期まで長期間にわたって採用活動を続けている企業が多い。3年1月の段階ではすでに選考が始まっているものの、まだまだエントリーは可能。
【ベンチャー企業】
学力よりも実務スキルを重視する傾向があり、サマーインターン、ウィンターインターン、長期インターンなどを通じて常に優秀な人材を探している。本選考の開始も12月頃と早いが、内定者の充足状況に関わらず長期間募集を続けることが多い。通年採用を行っている企業も結構あるので、3年1月以降もまだまだエントリーは可能。ただし一部の人気メガベンチャーは、すでに募集を締め切っている可能性が高い。
【外資系企業】
外資系企業の場合は、サマーインターンを通じて内定出しまで終えてしまう企業が多い。10月ごろから本選考を行う企業も一部あるが、BtoBやベンチャーと違って長期間募集を続けることはなく、年内には内定出しまで完了。残念ながら3年1月の時点ですでに、エントリー可能な企業はかなり限られている。
【マスコミ業界】
マスコミ業界の場合は企業や職種によって募集時期が大幅に異なるものの、一般的な企業に比べると全体的にエントリーの締め切りが早い。アナウンサー職の場合はサマーインターンへの参加が必須となる企業も多く、本選考のエントリーは直後の3年9月頃。有名テレビ局の総合職のエントリーは3年12月頃から。3年1月の段階では、すでにエントリー可能な企業・職種がかなり限られている。
上記のように3年1月の段階で、すでに募集が締め切られている企業・職種も多数あります。就活開始が遅れれば遅れるほど、どんどん選択肢が狭まっていくわけです。1月から就活を始める3年生は、それを踏まえて早急に動き出す必要があります。
上記以外にも、募集や選考が早い企業は無数に存在します。もしも自分の志望する業界や職種が1月以降もエントリー可能か知りたい人は、就活エージェントなどのプロに聞いてみるのも1つの手です。
キャリチャンでも、就活のことなら何でも相談できる就活支援サービス「就活相談サポート」を開催していますので、ぜひ活用してください。
1月からと言わず今すぐにやるべき就活準備
1月中の具体的な就活法については後ほど説明しますが、その前にやっておいた方がよい準備段階があります。今後の就活をスムーズに進めるために、まだ済ませていないことがあれば早急に準備を整えましょう。
自己分析+業界・企業研究→就活軸と志望業界の目星をつける
1月から就活を始めるにあたり、まずは就活の方向性(就活軸と志望業界)を定める必要があります。方向性が定まっていないと選択肢が多すぎて企業選びに迷走し、就活がうまくいかないからです。
就活軸…仕事選びや企業選びをする上で大事にしたいポイント
- 例)
- 「自分の強みや人柄を活かせる仕事がしたい」
- 「自己成長が促される職場で働きたい」
志望業界…軸に当てはまる企業を探す範囲
- それぞれの業界に属する企業には、ある程度似通った特色がある
- 企業選びの効率を高めるために、探す範囲をある程度まで狭める
ところが就活軸や志望業界は、何の予備知識もない状態で漠然と考えても、自然に浮かんでくるものではありません。
そのため、就活の方向性を定める前にまずは自己分析と業界・企業研究を行い、自分自身と世の中にある仕事や職場について理解を深めましょう。そこで得られた情報をもとに、自分の適性も考慮に入れて、仕事選びや企業選びで何を大事にしたいのかを考えていきます。
ただし、この段階で得られる情報には限りがあるので、ここで就活軸や志望業界をハッキリ特定するのではなく、目星をつけるというくらいでOKです。最終的には、後ほど説明する「1月中にやるべき具体的な就活」を通してもっと多くの情報を集めてから、就活軸と志望業界を固めていくことになります。
就活軸や志望業界の決め方が分からない場合は、下記のコラムを参照してください。
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業界が決まらない就活生必見!志望業界の決め方をプロが解説
就活に必要なアイテムを準備
1月から就活を始めるにあたっては、まず以下の就活アイテムを準備する必要があります。
【就活に必要なアイテム】
- リクルートスーツ…紺、黒、ダークグレーなど無難な色のもの
- シャツ…白がオススメ
- ネクタイ(男性)…無地、ストライプまたは細かな柄物
- 革靴…スーツに合う靴も必要
- カバン…A4の書類が余裕で入るサイズがよい
- 腕時計…スーツに合うシックな色とデザインのもの
- 手帳…面接中に取り出すこともあるので無難なものを
- クリアファイル…もらったり提出したりする書類が折れないように
説明会やインターンへ参加するのにも、上記の就活アイテムは必須となります。具体的に動き始める前に、まずは装備を整えましょう。
【就活対策資料】
就活グッズ&持ち物リスト
就活に適した身だしなみを整え、提出用の写真も準備する
志望の方向性がだいたい決まって就活に必要なアイテムを揃えたら、次は髪色、髪型、ヒゲや化粧など自分自身の身だしなみも就活向きに整え、履歴書と一緒に提出する就活用の写真を撮影しておいてください。
学生の間は全てが自由なので誰もが思い思いの身だしなみをしていますが、社会人になるとそうはいきません。会社に入ると外部の人からはその会社を代表する人物として見られますし、企業側も自社に馴染める人物が欲しいと考えるので、志望企業の社風に合った身だしなみをしている必要があります。
それに就活においては、第一印象が重要です。必要以上に華美な身だしなみや奇抜な身だしなみをしていれば、「不真面目な学生」といったマイナスの先入観を与えてしまう恐れがあります。自分自身の資質を正当に評価してもらうためにも、志望企業に好まれる身だしなみを整えておくことが大切です。
近年の就活ではインターンに参加するにも書類選考がある企業が多いですから、単に身だしなみを整えるだけでなく、なるべく早い段階で就活用の写真も撮影しておきましょう。就活に適した身だしなみと就活用写真の撮り方が分からない場合は、下記のコラムを参照してください。
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就活用写真の撮り方|スタジオ選びとスピード写真のコツ教えます
就活情報サイトや就活エージェントに登録しておく
就活情報サイトや就活エージェントにも、1月からと言わず今すぐに登録しておくことをオススメします。就活情報サイトや就活エージェントが運営するサイトには、就活に役立つ情報やサービスが満載です。
【就活情報サイト】
1月の段階では具体的な求人情報が掲載されていないものの、それ以外にも便利な情報やサービスが利用できるようになります。
- インターンの情報が検索できる。
- 業界・企業研究に役立つ基本的なデータが閲覧できる
- 選考対策に役立つ資料が閲覧できる
- 自己分析ツールを使えるようになる
- セミナーやOB訪問の申し込みができる
- 採用情報が解禁された後は求人情報を検索できるようになる
【就活エージェント】
企業情報は検索できませんが、プロのキャリアアドバイザーから直接的に就活を手伝ってもらえます。
- 就活軸や志望業界の絞り込みを手伝ってもらえる
- 自分の希望や適性に合った企業を探してもらえる
- 就活情報サイトには掲載されていない非公開求人も紹介してもらえる
- 就活ノウハウを教えてもらえる
- ES対策や面接対策などの選考対策を手伝ってもらえる
- 就活に関する疑問に一瞬で回答をもらえ、検索の手間がかからない
- 就活に関する不安や悩みを相談でき、精神的にもサポートしてくれる
この他、合同説明会や逆求人イベントなどはどちらも開催している場合が多いです。就活生にとってはどちらもメリットがたくさんあるので、どちらか一方を選ぶというより、両方ともに活用しましょう。登録しないと利用できない情報やサービスがあるので、なるべく早い段階で登録しておくべきです。
キャリチャンでも、就活を始めたばかりの3年生をゼロからフルサポートする就活支援サービス「就活相談サポート」を開催しています。プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンで就活をお手伝いしますので、安心してお任せください。
3年1月中にやるべき具体的な就活
今すぐやるべき準備が整ったら、いよいよ具体的な就活に動いていきましょう。1月中の目標は、以下の2つです。
【1月中の就活目標】
- 準備段階よりも濃密な情報を集め、就活軸と志望業界を固める
- 本選考に向けて就活力を上げる
ここからは、上記を達成するために1月中にやるべき具体的な就活法を解説していきます。
説明会やセミナー、OB訪問などに参加する
1月中は、説明会やセミナー、OB訪問などに参加し、業界や企業と接触を図ってください。仕事選び・企業選びをする上で大事にしたいことを明確にするための、情報を収集することが目的です。
最近では説明会やセミナー、OB訪問などもオンライン開催が多いとはいえ、オンラインでもインターネットや書籍で集めていたよりずっと詳細な情報を得られます。説明会に参加すれば業界や企業の雰囲気を知ることができますし、セミナーに参加すればその業界・企業での働き方について学べるはずです。
また説明会やセミナーよりフランクな雰囲気で行われるOB訪問では、人前では聞きにくいような突っ込んだ質問を、そこで働いている人に直接投げかけることができます。業界・企業研究の中で浮かんできた個人的な疑問を解消するのに役立つわけです。
たとえ直接的に肌で感じられなくても、1月中にできるだけ多くの業界・企業から話を聞いて比較検討すれば、その業界・企業の特徴が見えてきます。それと自分の特徴(強みや人柄、価値観、将来的なビジョン)などとを照らし合わせ、就活の方向性を考える上での参考にするのです。
業界・企業への理解が深いほど、自分に合った企業を見極めやすくなりますし、就活でのアピールもしやすくなります。オンラインであれば移動の時間がかかりませんから、暇さえあればチェックするくらいのつもりで、どんどん積極的に参加していきましょう。
キャリチャンでも、さまざまなタイプの合同企業説明会やセミナーを開催していますので、ぜひ活用してください。
ウィンターインターンにも参加しよう
就活の方向性がある程度見えてきたら、ぜひともウィンターインターンに参加すべきです。サマーインターンはすでに終わってしまいましたが、ウィンターインターンならまだギリギリ間に合います。大学が春休みに入る1月末~2月頃に開催する企業も多数あるので、1月中に探してエントリーしましょう。
インターンは職場を直接見ることができたり実際に仕事を体験できたりなど、より具体的な情報を得る貴重な機会です。そうしたものを経験すれば、自分がその仕事や職場をどう感じるのか、向いているのかいないのか、自分と業界・企業の相性を見極めるのに役立ちます。
1月~2月はウィンターインターンへの参加経験をもとに、それまでの自己分析を見直し、最終的に就活軸と志望業界を固めていくわけです。
因みに、一口にインターンと言っても様々な種類があります。初めてのインターン先の選び方や成功の秘訣について詳しく知りたい人は、下記のコラムを参照してください。
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【初めてのインターン】成功の秘訣と上手な探し方をプロが解説!
また、受け入れられる人数に限りがあるため、インターンに参加するにも選考が設けられている企業が結構あります。インターン選考の内容は企業によって異なりますが、履歴書またはES(エントリーシート)による書類選考が最も多いです。それに加えて、面接やWebテストを実施する企業も少なくありません。インターンも含めた選考への対策は、次項で説明します。
同時進行で各種選考対策を始める
1月中は就活の方向性を定めていくのと同時進行で、各種選考対策も進めていきましょう。インターンへの参加にも選考が設けられている場合が多いので、本選考だけでなくウィンターインターンに参加するためにも、早くから対策を始めるべきです。
1月中にやるべき具体的な選考対策は、以下の3つです。
【ES対策】
インターン選考では書類選考が最も多いので、重点的に対策することをオススメします。PREP法やSTAR法など基本的なESの書き方を学ぶとともに、「志望動機」「自己PR」といったESでよく聞かれる定番質問で、くり返し回答法を練習しましょう。
ただし自分で書いたESを自分で添削しても、採用担当者の目に留まるような文章になっているかどうか客観的に判断できません。ESを書いたら必ず第三者に添削を依頼し、より良いものへとブラッシュアップを図ることが大切です。
【Webテスト対策】
Webテスト対策には、人によってかなりの時間を要する場合があります。コツコツ練習問題を解いて、回答法に慣れることが大切です。
Webテストの種類は企業ごとに異なりますが、まずは最も普及しているSPIから対策を始めるとよいでしょう。キャリチャンでも、SPI対策の問題集を無料で提供していますので、ぜひ活用してください。
【就活対策資料】
「SPI解説付き問題集」
【面接対策】
現在はWeb面接と対面面接が混在しているため、どちらに対しても対策が必要です。インターン選考や本選考初期はWeb面接が多いので、1月中はまずWeb面接に適した環境を整え、定番質問への対策をしながらWeb面接での質疑応答に慣れていきましょう。
ただし近年は対面面接に不慣れで、本選考後半に評価が下がってしまう事例が増えています。対面面接はWeb面接と違って様々なマナーがありますし、面接官が目の前にいるため緊張感も段違いです。Web面接よりもいっそう慣れが必要ですから、対面面接への対策も忘れずに。
インターン選考や早期選考、本選考に向けた選考対策には、就活エージェントなどのプロの指導を受けるのが一番の近道です。
キャリチャンでも、これから就活を始める3年生を対象とした無料の支援サービス「就活相談サポート」を実施しています。基本的な就活ノウハウの指導から、ESの添削や面接練習といった具体的な対策までサポートしていますので、ぜひ活用してください。
早期選考の機会があれば迷わず受けておこう
1月中の業界研究や説明会、インターンなどから早期選考の機会を得られたら、迷わずエントリーして選考へ進みましょう。1月の段階では選考対策が不十分だと思いますが、今のうちに選考を経験しておけば、今後の就活に向けて選考そのものや企業の人と接触することに慣れておけます。
就活には「慣れ」が不可欠です。特に面接においては、慣れていないと極度の緊張感から上手く話せず、なんだか頼りない印象を与えてしまうことがあります。
面接練習でもある程度の就活力はつけられるとはいえ、結局のところ練習と本番の緊張感は別物です。面接官を前にした緊張感の中でも堂々と自分の良さをアピールできなければ、本物の実力とは言えません。最終的には本番の実践経験を積んでこそ、面接への自信と本物の就活力をつけることができるのです。
1月から2月にかけて実践経験を積んでおけば、本選考が本格化する前に十分な就活力を養え、3月以降ほかの就活生に差をつけることができます。
1月中に内定を目指すというより、まずは早期に選考というものを経験しておき、今後のために就活力を養うイメージで挑戦するとよいでしょう。その経験を参考にさらなる対策と改善を繰り返せば、企業にとって魅力的なアピールができる就活力を身に付けられるはずです。
1月から始める就活を成功させるコツ
1月から就活を始める3年生は、本来なら夏ごろから取り組むべきだった課題を短期間にこなさなければなりません。今からでも挽回は可能ですが、やることが山積みなので、大変であることは間違いないです。
ここからは、そんな状態から1月以降の就活を成功させるコツについて解説します。
焦らず自分のペースで少しずつ
いくら1月からやることが山積みだとはいえ、就活に焦りは禁物です。焦ると余計に就活に身が入らず、身につけるべきことが身についていきません。かえって非効率的になってしまいます。
今後の就活が迷走しないためにも、1月中の基礎固めが重要です。一気にやろうとしても上手くこなせず、焦りが募るばかりですから、1つ1つの課題に自分のペースでじっくり向き合うようにしましょう。
焦る気持ちを沈めると同時に、状況に応じた的確なアドバイスをしてくれる、頼れる味方を見つけておくことをオススメします。
自分に合ったエージェントを見つけておく
1月から始める就活を成功させるには、自分に合った就活エージェントを見つけておくことが重要なポイントです。就活エージェントを味方につけておけば、効率的な就活準備と対策が行えるので就活にかかる時間を短縮できますし、焦りや不安を解消してくれて精神的にも良好な状態を保てます。
ただし就活エージェントには、それぞれの得意分野と不得意分野があります。自分が志望している業界・業種に弱いエージェントでは利用のメリットが薄いですから、自分の志望に合ったエージェントを見つけておかなければなりません。
また、就活エージェントも結局は人間なので、人と人との相性というものがあります。就活エージェントに実務面でも精神面でも強力な支えとなってもらうには、就活生自身が「この人なら気兼ねなく話しやすい」「安心して頼れる」と思えるエージェントを見つけることが大事です。
とはいえ、直に話をしてみないと相性が見極められません。初めから1社のエージェントに決めてしまうのではなく、まずは複数社のエージェントにお試しで相談してみて、その中から自分に合ったエージェントを見つけていくのが得策です。
キャリチャンでも、就活のことなら何でも気軽に相談できる就活支援サービス「就活相談サポート」を開催していますので、ぜひ活用してください。
3年1月中に就活の基礎固めをしよう!
近年は就活の早期化・自由化が進んでいるので、1月の時点で何もしていない大学3年生は、すでにやや出遅れ気味となっています。しかしまだ挽回は可能な時期ですので、慌てる必要はありません。
やるべきことは山積みですが、今後の就活で回り道をしないためにも、1月中の基礎固めが大切です。焦らず、1つ1つの準備と対策を着実に進めていきましょう。
もちろん出遅れを挽回するために、就活の効率化も重要になります。プロの助けを借りて就活にかかる手間と時間を短縮し、効率よく取り組んでいくのがオススメです。1月中には複数のエージェントを試し、自分に合った「頼れる味方」を見つけてください。
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。