就職するのが怖い大学生はどうしたら良い?原因と対処法を解説

 2023年7月12日

就活生 Aさん

就活を始めたんですが、就職することを真剣に考えれば考えるほど、怖くなってきてしまって…。こんな大学生はあまりいないですよね。

そんなことありませんよ!社会人として働いたことがない大学生からすると、就職は未知の世界ですからね。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Aさん

はい、そうなんです。正直、自分の周りに楽しそうに働いている大人がいないこともあって、「就職=つらいこと」と考えてしまうんです。

そう考えてしまうと、就活にも前向きになれないですよね。その気持ちを解消するためにも、今回は就活が怖いと思う原因やその対処法について解説します。ぜひ参考にしてください。

キャリアプランナー 平崎

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大学生が「就職が怖い」と思うのは当たり前

就活をしていると「自分が就職できるのか不安」「就活が難しそう」などの悩みが出てくるでしょう。また、就職後についても心配事があるはずです。

このような悩みや不安から「就職が怖い」と思う大学生は少なくありません。また、大学生はアルバイトとして働いたことはあっても、就職したことはないので就職に対して怖いと思うのは、当然のことなのです

しかし、不安や悩みがあるまま就活をしていると心理的な負担になってしまうかもしれません。そこでこのコラムでは、就職が怖いと思う原因や対処法を解説します。

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大学生が「就職するのが怖い」と思う5つの原因

まずは、大学生が「就職が怖い」と思う5つの原因を解説します。就職への恐怖心を克服するためには、原因を明確にすることが必要不可欠だからです。就職が怖い人は自分に当てはまる原因を探しながら読んでみてください。

1.厳しい社会に出るのが怖いから

大学生の中には、就職することにネガティブなイメージを持っていて「社会に出るのが怖い」「働くのが怖い」と感じている人がいると思います。

たとえば、過労死やパワハラのニュース、電車の中で疲れ切った顔をしている大人を見ると、就職に対してポジティブになれないでしょう。また、学生生活では謝れば許されていたような小さなミスが責任問題になったり、社内のルールを守らなければならなかったりするなど、社会の厳しさに対して不安がある人もいるかもしれません。

実際、社会に出ると学生時代よりも厳しい視線が注がれるのは事実です。しかし、その一方で就職することで得られるメリットもあるので、両方の視点から就職することを考えるようにしてみてください。

2.ブラック企業で働くのが怖いから

ブラック企業とは、過剰なノルマが課せられたり、長時間労働が当たり前となっていたりする企業のことで、こういった企業は実際に存在します。

ブラック企業の情報を目にすると、「ブラック企業を選んでしまうのが怖い」「耐えられる自信がない」などの恐怖心が芽生えるのは仕方ありません。

しかし、SNSや口コミサイトの情報は全てが事実だとは限りません。投稿者の主観が入っていたり、企業を中傷しようとする気持ちが含まれていたりするため、全ての情報を鵜呑みにはしないようにしましょう。また、就活の際に企業選びを工夫すれば、ブラック企業を避けられるので、過剰に心配する必要はありません。

3.職場の人間関係が不安だから

就活に対して不安を感じる人がいる一方で、就職後に対して怖さを感じている人も多いでしょう。その中でも人間関係は、入社して配属地や部署が決まってみないとわからないイメージも強いため、「上手く人間関係を築けなかったらどうしよう」と思う人も多いはずです。

特に、学生時代に人間関係が上手くいかなかった経験や人間関係のトラブルに巻き込まれた経験があると、怖いと感じるのは当然です。また、他人との関係作りが苦手な人も不安を感じるでしょう。

しかし、就職する前に職場の人間関係について知る方法が全くない訳ではありません。入社前に企業の人間関係を知るための方法については、後ほど詳しく解説するので最後まで読んでください。

4.うまく働ける気がしないから

就職後の不安は人間関係だけでなく、仕事を上手くできるかわからず不安な人も多いでしょう。「失敗やミスをしないか不安」「責任を取るのが怖い」など、考えれば考えるほど就職することが怖くなってしまいますよね。

しかし、就職後すぐに仕事ができる人はほとんどいません。多くの人が失敗をしながら段々と仕事を覚えて上手く働けるようになっていくのです。また、企業もはじめはミスや失敗をするものだと考えている場合がほとんどなので、過剰に失敗を恐れる必要はありません。

ほかにも、就職後は研修を受けたり先輩について仕事を学んだりする機会があるため、「はじめから自分1人でうまく仕事をしないといけない」と考えなくてよいのです。

5.自由な大学生活を卒業するのが怖いから

就職すると「プライベートの時間がなくなるのでは」と思う人もいるでしょう。実際、就職すると1日最低8時間は働くことになり、それに加えて睡眠時間や食事、家事などの時間を考えると、プライベートの時間は少なくなるかもしれません。

しかし、近頃はワークライフバランスを重視する企業も多く、そういった側面を重視して就活を進めれば、プライベートの時間を確保できます。また、就活中に就業時間や残業時間、休日日数を確認することが大切です。

ここまで、就職が怖い原因を解説しましたが、自分がなぜ就職が怖いと感じているのか分からない人もいると思います。そんな人は、キャリチャンの「就活相談会」を活用してみてください。

利用者の声

大学生が「就職することが怖い」と思う原因の対処法

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ここからは、大学生が「就職することが怖い」と思う原因の対処法を解説します。それぞれの方法がどんな人に向いているのかについても解説するので、自分に適した対処法を考えながら読み進めてください。

就職することのメリットを知る

就職することのメリットを知れば、就職に対する恐怖心が薄れる場合があります。特に、「厳しい社会に出るのが怖い」「就職したらつらい将来が待っているだけ」など、就職に対してネガティブなイメージを持っている人は、この方法を試してみてください。

  • 安定した収入が得られる
  • 社会的信用が得られる
  • ビジネススキルや専門性が身につく
  • 人脈が広がる
  • 仕事を通して他人の役に立てる

就職することの最も大きなメリットといっても過言ではないのが、安定した収入が得られることです。安定した収入は、生活や心理的余裕にも直結するので、安定や安心を求める人には重要なことでしょう。

また、ビジネススキルや専門性が身についたり人脈が広がったりすることで、自分のできることが増え人生の選択肢が広がることもあるのです。ほかにも就職することのメリットを知りたい人は、身近にいる就職して働いている人に話を聞いてみるとよいかもしれません。

情報収集に時間をかける

「ブラック企業に就職してしまうかも」と考えて就職が怖いと思っている人は、就活中に時間をかけて情報収集をしましょう。

企業のホームページや採用ホームページでの情報収集も必須ですが、それらの情報だけだと表向きの情報しか見られないので、別の方法で情報を集めることが大切です。まずは以下の方法を試してみてください。

  • 企業説明会
  • 座談会
  • OBOG訪問
  • SNS
  • 口コミサイト

企業説明会は、企業ホームページと同様に表向きの情報が多いですが、より具体的で詳細な情報を知ることができます。座談会やOBOG訪問では、実際に現場で働く社員の方に話を聞ける場合が多いので、よりリアルな情報を得られるでしょう。

SNSや口コミサイトは、全ての情報が事実であるとは言い切れませんが、良い情報も良くない情報もたくさん知れるので、ブラック企業を見極めるヒントになる場合があります。

志望している企業のインターンに参加する

職場の人間関係が不安な人は、志望している企業のインターンに参加してみてください。

ただし、インターンといっても1dayや3dayのような短期インターンではなく、長期インターンに参加することがオススメです。長期インターンの場合、社員の方に混ざって仕事ができるので、実際の職場で働けたり社員の方と直接コミュニケーションを取れたりします。

そのため、実際の人間関係を知れることはもちろん、人間関係がどのくらい仕事に影響するか、人間関係が薄くても居られる職場かなどについても見極められるでしょう。

また、長期インターンでは、人間関係以外にも詳しい業務内容や就業時間、残業時間も知ることができます。そのため、就職後に対して何らかの不安を持っている人にはぜひ試してほしい方法です。

就活中にビジネスマナー・スキルを身につける

就職後に仕事が上手くできるか、失敗をしてしまわないか不安な人は、就活中にビジネスマナー・スキルを身につけておきましょう。

<マナー>

  • 挨拶
  • 言葉遣い・敬語
  • 身だしなみ
  • 振る舞い・態度

<スキル>

  • コミュニケーションスキル
  • プレゼンテーション
  • パソコンの基本操作
  • 文書作成
  • 論理的思考

挨拶や言葉遣いは、社会人としてはもちろんですが人として信用できるかどうかにも直結するため、就活中に必ず身につけておきましょう。また、身だしなみは第一印象に繋がるので、どういった部分を整えておく必要があるのかを調べておくことが大切です。

スキルについては、就職後の研修などである程度学ぶことができるので、マナーほど優先順位は高くありません。しかし、身につけておくと入社後に気持ちの余裕が生まれるので、就活中に勉強しておくとよいでしょう。

また、これらのマナーやスキルは就活中にも役立つものです。特に、マナーは面接などで見られることも多いので、忙しくても少しずつ調べて実践していきましょう。

自分が理想とする社会人生活を明確にしておく

就職後にプライベートの時間がなくなることに不安がある人は、自分が理想とする社会人生活を明確にしておくことが大切です。

就活では、やりたいことや実現したい目標などをもとに企業選びをする人もいるでしょう。そういった部分を優先することは悪いことではありませんが、場合によっては就職後に私生活よりも仕事を優先する生活になる可能性があります。

そのため、プライベートの時間を優先したい場合は、社会人になってから自分がどんな生活を送りたいのかを明確にしたうえで企業を選ぶことが大切なのです。

たとえば、土日は趣味に時間をあてたいのであれば、土日休みの仕事を探すとよいでしょう。また、仕事以外のことにたくさん時間をかけたい人は、持ち帰りの仕事がなく残業時間は月20時間以内の仕事を選ぶと、プライベートの時間を確保しやすくなります。

就活エージェントに求人を紹介してもらう

就職することが怖い気持ちは、就活エージェントに求人を紹介してもらうことで大幅に軽減できます。

就活エージェントで紹介してもらえる求人は、内情をしっかりと把握している企業のものばかりなので、ブラック企業に引っかかる心配はまずありません。また、企業に対して聞きたいことや不安なことがあればキャリアアドバイザーが代わりに質問してくれます。そのため、通常の就活では聞きづらい残業時間や給与なども聞くことができるのです。

つまり、就活エージェントを活用すれば、ブラック企業に就職することを避けられ、自分が理想とする条件の企業を探しやすくなります。

また、就活エージェントでは、就職に対する不安や悩みなどについて相談できるので「なぜ就職が怖いのかわからない」「理由を突き止めたい」という人にも、一度使ってほしいサービスです。

キャリチャンでは、就活生1人1人に合った求人を紹介する「求人フェア」を行っています。自分1人で企業を選ぶのが難しいと感じている人は、ぜひ一度参加してみてください。

就職が怖い大学生が就活中にチェックすべきポイント

就職が怖いと感じている人の多くは、就職後に対する不安が大きいでしょう。しかし、就職後の不安は就活中にきちんと情報収集をすることで払しょくできます。そこでここからは、就職が怖い大学生が就活中にチェックすべきポイントを解説します。

業務内容|自分の強みを活かせるかどうか

多くの就活生は、業界や職種、企業などはしっかりと調べていますが、業務内容に関する調べが甘い人がとても多いです。

業務内容が自分に合っていなければ、働くことがつらくなり早期離職に繋がることがあります。また、強みを活かせない業務内容であれば、せっかく就職しても活躍できない可能性も考えられるのです。

具体的な調べ方は、座談会やOBOG訪問で実際に働いている人に直接聞くのがオススメです。また、自分で業務を体験したい人は長期インターンに参加するのも良いでしょう。どんな業務内容か、自分に向いている仕事かを確認できます。ただし、同じ職種であっても企業によって業務内容が異なることがあるため、可能な限り志望している企業の長期インターンに参加してください。

職種について詳しく知りたい人は、こちらの資料をダウンロードしてみてください。

給与|基本給と残業代をチェック

給与は就活中に企業に直接質問しづらい部分ですが、就職後の生活に直結するものなので必ず確認しておきましょう。

特に、極端に給与が高い企業は、ブラック企業である可能性が高いです。また、のちほど解説する残業時間が給与にどのように反映されるかも知っておく必要があります。具体的には、求人票に書かれている給与は基本給なのか、それとも基本給に加えて固定残業代が含まれているのかなどです。

また、求人票に書かれている給与には、税金や社会保険料などが含まれている場合とそうでない場合があるので、そういった部分もしっかりとチェックしておくようにしましょう。

ただし、企業説明会や面接の逆質問で給与のことばかりを聞くと、給与だけを目安に企業を選んでいるのではと思われる可能性があります。そのため、質問は慎重に行うようにしましょう。

休日|年間休日日数と週当たりの休日日数を確認

就職してもプライベートの時間をしっかりと確保したい人は、休日についても調べておきましょう。特に、週休2日制と完全週休2日制の違いはしっかりと押さえておくことが大切です。

  • 週休2日制:2日間休みがある週が1ヵ月に最低1回ある
  • 完全週休2日制:毎週2日間の休みがある

週休2日制と完全週休2日制は表現としては小さな違いですが、実際に休める日数は大きく異なります。そのため、見落としがないようにきちんと確認しておきましょう。

また、年間休日日数が極端に少ない企業は、ブラック企業の可能性があるため確認が必要です。年間休日日数の目安としては、120日以上であればホワイト企業と言われています。

下記のコラムでは、ホワイト企業の特徴をより詳しく解説しています。

残業時間|実際に働いている人にヒアリング

残業時間は、プライベートや給与など生活の様々な部分に影響するため、必ずチェックしておきましょう。

企業の採用ホームページに、残業時間が書かれていることが多いですが、その情報だけでは足りません。残業時間は、部署や職種、オフィスによって異なることがあるからです。

また、残業時間が少なくても家に持ち帰って仕事をしなければならない場合もあります。そういったことは企業のホームページや説明会だけでは把握しきれないので、OBOG訪問をして実際に働いている人にヒアリングしましょう。また、全てを鵜吞みにしてはいけませんが、参考情報として口コミサイトやSNSで情報収集するのもオススメです。

自分が理想とする条件の企業となかなか出会えない人は、キャリチャンの「納得の内定就活」を活用してみてください。マンツーマンで就活のサポートをしてもらえます。

就職が怖い大学生は就活エージェントを使ってみよう!

大学生は就職したことがないため怖いと思うのは当然です。しかし、怖いからといって就職を諦めると将来後悔するかもしれません。そのため、就活中に就職に対する恐怖心を払しょくできるように、情報収集や企業研究に取り組むようにしましょう。

また、どうしても企業選びに自信を持てない人は、就活エージェントを使って就活に取り組むことがオススメです。就活エージェントを活用すれば、内情をしっかりと把握した企業を紹介してもらえます。

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就職が怖い大学生に関するQ&A

就職できない大学生の割合は?

就職プロセス調査(2023年卒)」では、3月卒業時点の就職内定率は96.8%となっています。つまり、就職できない大学生の割合は、3.2%と考えることができるでしょう。

大学生のうちにやっておけばよかったことは?

アルバイトを大学生のうちにやっておけばよかったと思う社会人は多くいます。アルバイトをすることで、働く経験ができたり社会で必要なスキルや能力を身につけられたりするためです。

大卒ニートになる原因は?

大卒ニートになる原因は様々ですが、就活が上手くいかなかったことが1つの原因と考えられます。特に学歴や経歴に自信がある人は、就職先を妥協できず就職先が決まらず大卒ニートになる人が多いです。

この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

~就活生へのメッセージ~

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