憧れの広告業界で働きたい就活生必見!内定をもらうための秘訣

 2023年3月27日

あなたは「広告業界」に対してどのようなイメージを抱いていますか?

キャリアプランナー 平崎

就活生 Bさん

「華やかで派手な業界」や「給料が高くてとにかくモテそう」などのイメージがあります。

その通りで、広告業界は華やかで給料が高い業界です。しかし、高倍率でもあるので内定を獲得するのは難しく、相当な対策と準備が必要になるでしょう。

キャリアプランナー 平崎

就活生 Bさん

広告業界は少し気になっていましたが、不安になってきました…。具体的にはどのような対策が必要ですか?

今回のコラムでは、広告業界の実態と仕事内容、広告業界が求めている人物像や受かるための絶対条件などをまとめました。ぜひ参考にしてください!

キャリアプランナー 平崎

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広告業界の仕事内容と業界の実態

広告業界の仕事内容と業界の実態

「モテそう」「給料が高そう」といった印象から就活生の中でも人気の高い業界である「広告業界。そんな華やかで派手なイメージのある広告業界ですが、実際はどうなのでしょうか?

華やかな一方、「激務」とも言われる広告業界の具体的な仕事内容や仕組み、さらに今後の業界の実態についても解説していきます。

広告業界とは

広告業界とは、クライアント企業の広告活動を代理で行ったり、様々な媒体への広告出稿をサポートする、いわば「広告を出したい企業」と「広告を掲載するメディア」をつなぐ仲介役のような仕事を行う業界です。

これらの仕事を「広告代理店」と呼び、収益は主に2つ。1つ目はテレビやラジオなどのメディアから広告枠を買い取り、広告主である企業に販売することで得る手数料収入。そして2つ目は広告主と共に販売戦略を立て、商品やサービスの告知イベントなどを企画・運営するための広告制作費からの収入です。

そんな広告代理店には大きく4つの種類に分類されます。それぞれの種類について次節より確認していきましょう。

4つの広告代理店

広告代理店には大きく分けて、「総合広告代理店」「専門広告代理店」「インターネット広告代理店」「ハウスエージェンシー」の4つの種類に分類されます。それぞれの業態は下記のとおりです。

■総合広告代理店

総合広告代理店とは、原則としてすべての広告媒体を取り扱い、企画から製作まで総合的に手掛ける業態です。広告主と消費者を直接つなげることを目的としていることから、テレビCMや新聞の広告などはこの総合広告代理店が主に扱っています。

企業例:電通、博報堂、アサツーディ・ケイ、読売広告社など

■専門広告代理店

専門広告代理店とは、新聞なら新聞、テレビCMならCMといった特定のメディアに絞って事業を行う業態です。仕事内容としては総合広告代理店とさほど変わりませんが、扱う媒体が特定されているため、ターゲット層は明確です。

企業例:セプテーニ、朝日広告など

■インターネット広告代理店

インターネット広告代理店とは、リスティング広告、ディスプレイ広告、アドネットワーク,DSP,アフィリエイト広告、facebook広告・Twitter広告等のSNS広告などのインターネット広告に特化した業態です。近年、このインターネット広告代理店の需要が急速に高まっています。

企業例:サイバーエージェント、トランスコスモス、オプトなど

■ハウスエージェンシー

ハウスエージェンシーとは、広告会社を除く親会社の宣伝活動の補佐のために存在する事業子会社です。メインは鉄道業界で、多くの鉄道会社がハウスエージェンシーを持っています。

企業例:東急エージェンシー、ジェイアール東日本企画、京王エージェンシー、小田急エージェンシーなど

具体的な仕事内容(職種)

広告代理店について理解を深めたら次は、広告業界における職種について理解を深めていきましょう。広告業界での主な職種は「営業」「企画」「クリエイティブ」です。

■営業

どの業界にも存在する「営業職」。もちろん広告業界においても欠かせない職種です。広告業界での営業は、他社に対して広告や提案をしたり、クライアントと打ち合わせ、ヒアリング、スケジュール管理など、全体の進行を行います。

■企画

広告業界での企画は、売上向上につなげるための戦略を立案すべく、市場分析やリサーチなどを行います。広告を出すまでの戦略・戦術を見つけ、実行までの道筋をたてるだけでなく、広告が出た後もうまくいっているかの確認を行います。

■クリエイティブ

広告を作るうえで欠かせない存在なのがクリエイティブ職です。細かな職種として、デザイナーやライター、ディレクターやプランナーなどが挙げられます。一見地味な作業に見られがちですが、広告代理店で最も膨大な仕事を担っているといっても過言ではない、心臓部分ともいえる職種です。

一口に「広告業界で働きたい」といっても、どの職種を目指すのかによって仕事内容は大きく異なってきますので、しっかりと職種に対して理解を深めておきましょう。

予想される広告業界の今後

広告業界では今後、“インターネット広告費”が更に売り上げを伸ばし続けることが予想されます。ここ数年、デジタル広告はテレビメディアなどの広告を上回る勢いで成長しているのです。

電通が2017年に算出したテレビメディア広告費は1兆9478億円、それに対して現在のインターネット広告は1兆5094億円とテレビメディア広告に迫る意勢いで売り上げを伸ばしています。

ちなみに新聞広告費は5137億円、雑誌広告費は2023億円と減少傾向にあり、ますますインターネット広告の需要が上がることが見込まれます。

これらから広告業界におけるインターネット広告に関わる職種では、採用件数が増加することが見込まれますし、テレビメディア広告の需要も高いことから広告業界はさらに成長を遂げていくことでしょう。

ここまで読んで「実際はどんな求人があるのだろう?」と思った就活生もいるのではないでしょうか。

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広告業界に就職するメリット

広告業界に就職するメリット

成長を続ける広告業界。就活生の中でも人気の高い業界だけあって、就職するメリットもたくさんあります。では具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここではそんな広告業界に就職するメリットをご紹介します。これらは広告業界の魅力ということになりますので、就職を考えている人はしっかりとチェックしておきましょう。

達成感・やりがいを感じやすい

いろんな人の目に触れる大きな仕事に自分が携わることから、達成感と共に大きなやりがいを感じることができます。

広告代理店は、メディアやテレビCM、さらに駅や大きなビルに出ているような広告など、誰の目にも触れるような仕事を手掛けていますので、自分の仕事の結果を多くの人に知ってもらう機会が多く、仕事に対してのやりがいを感じやすいです。これは他の業界ではなかなかない、広告業界ならではのメリットだと言えるでしょう。

また、誰もが知っている大企業などをクライアントとする場合には膨大な広告費をかけることとなるので、スケールの大きな仕事ができることになります。責任や仕事としての裁量は大きいものの、その分達成感を感じやすいです。

このように、広告業界はスケールの大きな仕事に携われるチャンスも多い業界ですので、やりがいや達成感を感じやすく、仕事のモチベーションも保ちやすいです。

様々な業界・業種と関わることができる

広告業界は様々な業界・業種を相手に仕事をしているため、広告業以外の専門的な知識も得やすいです。様々な業界の情報と触れ合えばその分視野が広がることとなりますので、仕事としての可能性も広がります。

さらに様々な業界・業種の知識を得られるだけでなく、その業界の最新情報やトレンドなどにも触れられることができます。広告を出すことで世の中に情報を発信していくことになりますので、その情報源を先に知れるのは広告業界ならではの特権です。

また、業界や業種だけでなく、様々な人とも関わる機会が多いですので、様々な考え方や思考を知ることができ、とても刺激になります。

働く業界によっては全く外部の人と関わることがないという場合もありますので、様々な人と関わり、様々な知識を得られる環境に身を置ける広告業界はとても貴重です。

頑張り次第で高収入も狙える

広告業界は頑張り次第で高収入を狙える業界です。広告業界の最大手企業である「電通」や「博報堂」などでは平均年収1000万円越え、業界全体でも約650万円と、ほかの業界に比べて高い値となっています。

先ほどもお話ししたように、広告業界ではスケールの大きな仕事に携われる機会が多いため、任される責任感から給料が高い傾向にあり、「実力次第で給料が上がる」といった風潮が強く残っています。

また、近年ではインターネット広告が急激に成長を遂げていますので、売上向上に見込まれるだけでなく、給与面でも高収入が見込めるでしょう。給料額は仕事をする上でのモチベーションとなりますので、高額なのは嬉しいですね。

モテるし、有名人にも会える?!

広告業界は、華やかでスマート、流行にも敏感でフットワークも軽いということから、「モテる業界」とされています。また、給料の高さや、様々な人と触れ合う仕事ということで「女心を理解してそう」といった印象から、女性からの人気も抜群です。

志望している業界が「モテる業界」というのは嬉しいでしょうし、「絶対に受かりたい」というモチベーションにもなるでしょう。モテたいがために業界を選択するのはよくありませんが、広告業界に入社できればモテるかもしれないというモチベーションは就活の糧となるはずです。

また、広告業界は有名人に会える可能性もある業界です。CMや駅の電子公告などを見てもわかるように、各社は広告に芸能人やスポーツ選手などを起用することが多いです。そのため、撮影現場で仕事をする機会があれば、いつか憧れの有名人と会えるかもしれないというわけです。

有名人に会える仕事なんてそうなかなかありませんし、友達にも自慢できるという広告業界ならではの特権です。

広告業界に求められる人物像とスキル

広告業界に求められる人物像とスキル

仕事へのやりがいを感じやすく、給料も高いだけあって、求められる人物像もハッキリしているのが広告業界の特徴です。つまり、あらかじめ広告業界が求めている人物像を把握し、自分がそれに近づけば内定にも近づけるというわけです。

では、具体的に広告業界はどんな人を求めているのでしょうか?解説します。

コミュニケーション能力が高い人

広告業界では、コミュニケーション能力が高い人を求めています。広告業界では、広告主と消費者をつなげる役割がありますので、スムーズに仕事をしていくためにも、広告主と上手に連携が取る必要があります。

自分の意見ばかりを押し付けてしまったり、相手の本心を引き出せないようでは仕事はうまくいかず、消費者の心に響かないだけでなく、会社としての信頼も失うこととなります。

また、営業職ばかりにコミュニケーション能力が求められるイメージがあると思いますが、そんなことありません。クリエイティブ職にもコミュニケーション能力は欠かせません。なぜなら、クリエイティブ職と広告主とがイメージを共有できていないと思うような作品ができないからです。

このように、どのような職種においても広告業界ではコミュニケーション能力は欠かせません。コミュニケーション能力に自信がある人は、それを裏付けるための具体的なエピソードと合わせてアピールしていきましょう。

行動力があり、フットワークが軽い人

広告業界では、行動力があり、フットワークが軽い人が好まれます。なぜなら広告業界は仕事量が多く、バリバリ仕事をこなしていかないと生き残ることができないからです。

また、インターネット広告の需要が高まってきたことから、さらに仕事に対するスピードも求められるようになったことから、受動的な性格ではすぐに置いていかれてしまうのです。

そのため、仕事の流れが早い広告業界では、思い立ったらすぐに行動できるほどの行動力や、フットワークの軽さが重宝されるのです。

みんながみんなバリバリ仕事をこなしていく環境ですので、自ら仕事を掴みにいかないと出世どころか、会社に残ることも難しいでしょう。

体力に自信がある人

仕事量が多く、スピード感も求められる広告業界は「激務」として有名です。実際に残業も多く、深夜まで仕事をすることもザラです。そのため、広告業界で働くためには気合や熱意、行動力やフットワークの軽さだけでなく、“体力”も必要となります。

そのため、体力がある人は広告業界では好まれやすく、特に体育会学生は体力だけでなく、コミュニケーション能力や行動力があるとされているため、広告業界にとっても大好物な人材です。

ですから、体力に自信がある人は、広告業界に対する熱意と合わせてアピールしていきましょう。プラスαのアピールポイントとして評価されます。

分析能力に優れている人

広告業界では、広告を通じて広告主がどんなことを伝えたいのか、また、その作品から広告主の思いは消費者に通じるか、そして消費者は広告を通じてどんなことを感じるのか、など、仲介役として双方のことを考えながら仕事をしなくてはなりません。

そのため、これらを細かく分析し、双方にとって最善の策を考えるための「分析能力」が必要不可欠なのです。分析能力がないと広告業界では働けないと言っても過言ではないほど重要な要素です。

また、広告業界は常に最新のトレンドを扱い、新しいことに対して成果を上げるために仕事をしているため、未知な結果に対しても適切に分析していくことが大切になります。

分析能力が高い人はすぐに状況を分析し、相手の言葉に対してすぐに答えられるという特徴があることから、面接においても質問に対してすぐに答えられる人は分析能力が高いと評価されます。

Webの知識がある人

最近では「Webの知識がある人」も広告業界において重宝されます。理由は、インターネット広告の売上が上昇し、需要が高まっているからです。また、新聞紙や雑誌といった紙類の広告も減ってきてますので、ますますクリエイティブ職の需要は高まります。

すでにインターネット広告の勢いは凄まじいので、Webの知識がある人は活躍が見込まれますし、これからもWebに強い人が求められることが予想されます。

近年ではITベンチャー企業を中心にインターネット広告代理店を展開していますので、それらの企業を目指す場合には積極的にWebの知識があることをアピールしていきましょう。

広告業界に受かるための対策と絶対条件

広告業界に受かるための対策と絶対条件

働くメリットの多い広告業界は当然人気が高く、毎年多くの学生が集まることから、大手企業では毎年倍率が凄まじいです。ですから、「華やかな世界で働きたい」「モテそうだから」こんな程度の思いでは到底受かりません。本気で目指すのであれば、本気で対策していかなくてはならないのです!

ここではそんな、広告業界に受かるための対策と絶対条件について解説していきます。どのように対策し、自分をアピールしていけばいいのかを一緒に確認していきましょう。

“なぜ広告業界なのか”を明確にする

まずは自分の中で、“他の業界ではなく、なぜ広告業界なのか”を明確にします。この理由が曖昧だと、自分の思いを伝えきることができず、内定ももらえません。

ですから、「広告業界に興味を持ったきっかけ」「広告業界を目指したいと思った理由」「広告業界でなくてはならない理由」をしっかりと考えていきましょう。過去の出来事や自己分析と合わせて明確にしていきます。

また、なぜ広告業界なのかが明確になったら次に、“なぜ数ある広告会社の中でその企業なのか”を明確にします。どの業界にも言えることですが、すべてにおいて本命だという思いが伝わらないと評価はされませんので、こちらの理由もしっかりと明確にしていきましょう。

業界や企業研究と合わせ、同業他社と比較することでより明確に「この企業でなくてはならない理由」がハッキリとします。これらがハッキリすれば、自分の思いも伝わりやすくなりますのでしっかりと考えていきましょう。

インターンに参加し、様々な現場を経験する

広告業界は実力の世界のため、インターンシップを通して実際に働き、経験や実績を積むことは就活においてとても効果的です。企業側もすでに実績を積んでいる学生に期待が持てますし、何もしていない学生と比較した時にどちらを選ぶかは明白です。

また、インターンシップに参加したということ自体が就活において大きく評価されることですし、実際に入社した後も遅れを取らずに仕事することができます。

そして入社前、実際に広告業界の「中身」について触れることで自分に合っているかどうかも見極められるため、入社後のミスマッチも防げたりと様々メリットがあります。

企業側から好かれるのはもちろん、自身のスキルアップは仕事との相性を図れるインターンシップは参加しないわけにはいきません。同じ広告業界でも企業によって仕事内容は異なりますので、様々なインターンシップに参加し、自分に合っている仕事は何かを見極めていきましょう。

広告業界で好まれる人物像をアピールする

広告業界から好まれる人材に自ら近づくことが内定への近道です。先ほど紹介した「広告業界で求められる人物像とスキル」より、自分に当てはまるものを積極的アピールしていきましょう。

しかし、ただただ「コミュニケーション能力がある」「行動力がある」といっても信ぴょう性がないのでよくありません。これらをアピールするうえでは、それらを裏付けるための具体的なエピソードと共に語る必要があります。

どのような行動を取ることでコミュニケーション能力の高さを証明したのか、どのような経験から行動力を発揮したのかなどを考え、相手を納得させられるような具体的なエピソードと共に語りましょう。

広告主の意図や目線を意識して熱意を語る

広告業界では、仲介役としての仕事を果たすという意思表示のために、“広告主の意図や目線を意識して熱意を語る”ことが大切です。広告業界では、広告主がいないと仕事が成り立ちませんので、クライアント(広告主)の気持ちを考えられるかどうかは非常に重要なポイントとなります。

世の中により良い広告を出すためには広告主の思いや伝えたいことを、仲介役である広告代理店がしっかりと理解していなくてはなりません。そうしないと、消費者にとっても心地の良い広告となりませんので、広告代理店としての仕事を果たしていないことになります。

ですから面接や志望動機においても、広告業界でどう働きたいのかといった思いだけでなく、“広告主の気持ちや期待にどのようにして答えていきたいのか”などを語りましょう。そうすることで、広告主の意図や目線を意識していることを証明できます。

志望する形態に合わせた対策をする

広告代理店は大きく4つの分類に分けられ、それぞれ仕事内容が異なるように、就活においても対策法やアピール方法などが異なってきます。ここではそんな、それぞれを受ける際に意識すべきこと、受かるためのポイントをご紹介していきます。

  • 総合広告代理店
    →様々な媒体を取り扱うため、ニーズに合わせて提案していくのための「ヒアリング能力」などをアピールすると効果的。広告主と消費者との双方の気持ちを理解し、お互いにとって心地の良い広告を作り上げていくという意気込みを語りましょう。

  • 専門広告代理店
    →特定のジャンルに特化しているため、それらの専門的な知識が豊富なことをアピールしていくと良い。同じジャンルの中で“なぜこの会社を選んだのか”ということを明確にするためにも、他社比較を徹底的に行いましょう。

  • インターネット広告代理店
    →Webに関する知識が豊富であることをアピールしましょう。近年需要が高まっている業態であることから、倍率も高まってきていますので、インターンシップ参加などによる実績や経験が高く評価され、他の学生とも差をつけられます。

  • ハウスエージェンシー
    →広告に対する思いと合わせ、電車に対する知識が豊富なこと、電車の広告だからこその思いなどを伝えると良い。“なぜその鉄道会社なのか”も明確にしておくことが大切です。

デメリットを受け入れる姿勢を表す

広告業界は華やかなイメージがある一方で、イメージとは裏腹にデメリットも多く存在する業界でもあります。具体的なデメリットは下記のとおりです。

  • とにかく激務
  • 深夜まで残業はザラ
  • ノルマが厳しい
  • クライアントに振り回されてこともある
  • 体力が消耗される etc…

上記からわかるように、華やかで高収入な分、「激務」であるのが広告業界の特徴です。そして企業は「仕事に耐えられるか」という目線から学生をチェックしているのです。

ですから学生は、「激務にも耐えられる」「これらのデメリットも理解したうえで志望している」ということを示さなくてはなりません。そうしないと企業側は「激務に耐えられない子」とその学生を判断し、内定を提示することはありません。

自分の熱意はもちろん、業界に対しての理解の深さも示していくことが大切になりますので、デメリットについてもしっかりと理解しておきましょう。

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主な広告会社の売上高と平均年収

主な広告会社の売上高と平均年収

最後に広告業界最大手である「電通」「博報堂」と合わせ、就活生の中でも人気の高い「サイバーエージェント」の3社の売上高と平均年収についてご紹介します。

電通

電通

言わずと知れた国内最大の総合広告代理店「電通」。世界の広告代理店でもトップ5に入る売上総利益を誇る、日本を代表する大企業です。

広告以外にも、食品や薬品業界などの様々な分野にクライアントを持ち、広告主や企業の経営課題・事業課題の解決から、販売促進の実施など、幅広く事業を手掛けています。

そのため、売上高は1.108兆円と非常に高く、平均年収も30代で1,000万円を超えることができるほど高額給料です。

博報堂

博報堂

電通と共に日本の広告産業を支える「博報堂」。大広、読売広告社、博報堂DYメディアアートナーズとともに、博報堂DYホールディングスの中核企業の一社です。

博報堂は広告代理店の中で「クリエイティブの博報堂」と言われており、佐藤可士和などの有名クリエイターも輩出しています。

そんな博報堂の売上高は9,989億9百万円。大規模な海外広告会社を傘下に加えている電通との差は広がりを見せているものの、膨大な金額です。

サイバーエージェント

サイバーエージェント

国内インターネット広告業界№1の実績を誇る「サイバーエージェント」。インターネットTV局「AmebaTV」や、音楽配信「AWA」、ゲームアプリ「グランブルーファンタジー」などで有名です。

2000年前後のITビジネスが急成長した「ITバブル」を皮切りに、ライブドアの堀江氏、楽天の三木谷氏などが活躍する中、サイバーエージェントCEOの藤田氏は26歳でマザーズ市場へと上場をし、当時の会社で上場させた社長の最年少記録を残しました

売上高は4,536億611百万円と、まだまだ伸び続けることが予想され、平均年収も731万と電通や博報堂ほどではないですが、高めの値となっています。

おわりに

華やかで派手なイメージのある広告業界では、実際に仕事に対してやりがいを感じやすくかったり、給料が高いといったメリットもあることから、就活生の中でも人気の高い業界の1つです。

そのため、毎年の多くの学生が集まりますし、ライバルの質も高いですから、相当な対策が必要となります。ですからインターンシップへの参加や、“なぜ広告業界なのか”を明確にして、自分の思いを伝えていきましょう

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この記事の監修者

監修者:平崎泰典

平崎 泰典

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。

主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。

就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。

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