インターンシップ志望動機の例文や通過率を高める書き方を解説

 2023年10月3日

インターンシップへの応募は始めましたか?

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Bさん

これから始めようと思っています。

いいですね。インターンシップに参加する上で、悩みや不安はありますか?

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Bさん

実は、インターンシップの志望動機をどう書けばいいのか分からず悩んでいます。

それなら、私に任せてください!このコラムでは、インターンシップ志望動機の例文や書き方、注意点などを網羅的に解説します。

キャリアアドバイザー 岡田

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インターンシップで志望動機を聞かれる3つの理由

インターンシップで志望動機を聞かれる3つの理由

インターンシップの志望動機を作る前に重要なのは、企業がなぜ聞くのかを理解することです。企業が聞く理由を把握できれば、その内容を踏まえたうえで志望動機を作れるため「会ってみたい」と思わせる書類になるでしょう。

インターンシップで志望動機を聞かれる理由は、下記の3つです。

インターンシップの志望動機で効果的なアピールをし、今後の選考にも良い影響を与えるためにも、聞かれる理由を確認していきましょう。

1.就活生とのマッチ度を確かめたいから

企業がインターンシップの志望動機を聞く理由の1つは、就活生とのマッチ度を確かめたいからです。

企業は、インターンシップを通じて学生が自社文化や業務に適しているかどうかを確認したいと考えています。志望動機を尋ねることで、学生がなぜその企業や業界に興味を持ち、どのように自分のスキルや経験を提供できるか理解しようとしているのです。

企業が学生の志望動機を知ることで、次のような情報を得られます。

  • 学生が企業や業界についてどれだけ理解しているか
  • 学生がなぜその企業を選んだのか
  • 学生に職業への情熱や意欲があるか

企業は上記の内容から学生を判断し、将来の採用に繋がる可能性がある学生を選びます。

また、学生にとっても、自分の志望動機を説明することはメリットになるはずです。自分が志望する業界・職種の特徴や求める環境を自己理解することで、将来の職業選択に対する明確なビジョンを持つ手助けとなります。

企業が志望動機を聞くのは、双方にとって良好な関係を築くための重要なステップであり、学生と会社のマッチ度を評価するための手段となります。

2.意欲がある学生に参加してほしいから

企業がインターンシップの志望動機を聞く理由には、意欲がある学生に参加してほしいという意図もあります。意欲のある学生は、インターンシップに対して熱心に取り組み、貢献する可能性が高いからです。

志望動機を尋ねることで、学生がなぜ自社に興味を持ち、参加を希望しているのかを理解しようとします。

また、意欲がある学生はインターンシップを通じてスキルや経験を積み重ね、将来のキャリアに向けて成長する可能性が高いです。企業は、そのような学生を育て上げ、将来の採用候補として考えるケースもあるでしょう。

そのため企業は、インターンシップに参加する学生に対して真の意欲を持っているかどうかを確かめたいと考えています。意欲のある学生は、企業にとって貴重な存在であり、インターンシップは双方にとって有益な関係を築く基盤なのです。

インターンシップの志望動機で意欲をしっかり伝えられれば、選考を突破できる可能性が高まるでしょう。インターンシップの志望動機で意欲をしっかり伝えられれば、選考を突破できる可能性が高まるでしょう。

3.優秀な人材を見つけたいから

将来的に優秀な社員として活躍できる優秀な人材を見つけたいのも、企業がインターンシップの志望動機を聞く理由の1つです。インターンシップは、そのような優秀な人材を発見する貴重な機会として位置付けられています。

優秀な人材は、自分の志望動機を通じて、自身の能力や価値を明確に示します。また、優秀な人材は、インターンシップを通じて企業に貢献し、新しいアイデアや視点を提供する可能性が高いです。

そのため、企業はインターンシップの志望動機を通じて、将来的に自社に貢献をしてくれるのか判断しています。

優秀な学生だと思われる志望動機の作り方がわからず悩む就活生には、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談会」がオススメです。この個別サポートでは、インターンシップ選考を通過しやすい志望動機を、プロの専門家が1から一緒に考えます。

あなたに合ったインターン先も紹介するので、ぜひ参加してください。

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インターンシップの志望動機を作る前の準備

インターンシップの志望動機を作る前の準備

インターンシップの志望動機を聞く理由だけを把握しても、完璧な書類を作るのは困難です。企業が「優秀」「会いたい」と思うような志望動機を作るには、下記の準備が不可欠です。

インターンシップに参加するためにも、志望動機で重要な準備を妥協せずに行いましょう。

1.自己分析を始める

自己分析は、インターンシップの志望動機を作る前の準備です。自己分析では、自分自身をより深く理解し、適切な志望動機を構築するための基盤を築きます。

自己分析にはいくつかの要素が含まれます。その1つはまず、自己評価です。

これは、自身のスキルや経験を客観的に評価するプロセスです。自分が得意なことや弱点を認識し、自己分析の基盤となる情報を収集します。

興味や関心も自己分析に欠かせない要素の1つです。どの業界・職種に興味があり、どのようなテーマに情熱を傾けたいのかを考えます。これは、長期的なモチベーションを保つために重要です。

自己分析でとくに大切なのが、将来のキャリアビジョンです。自分が将来どのようなキャリアを築きたいのかを明確にし、目標に向かって進む方向性を決めます。キャリアビジョンの明確化によって、志望動機が具体的で説得力のあるものになるでしょう。

上記の要素を考慮しながら自己分析を進めることで、インターンシップの参加における志望動機をしっかりと作成できます。

自己分析の詳しい方法は、キャリチャンが無料提供している「自己分析ワークシート」を利用ください。

2.目的を明確にする

インターンシップの志望動機を作る前の準備として、目的を明確にすることも重要です。目的を明確にする理由はいくつかあります。

まず、明確な目的を持つことで、自分が何を求めているのかをより明確に理解できます。これにより、具体的なゴールや目標を設定しやすくなり、行動計画を立てる際に役立つはずです。

次に、モチベーションを維持するのにも必要です。とくに、困難な状況に直面した際、目的が明確であれば、進むべき方向がぶれることなくモチベーションを維持できます。

さらに、明確な目的を持つことは、志望動機を説明するときに重要です。企業は、就活生がなぜそのインターンシップに参加したいのかを知りたがっています。明確な目的を持てば、志望動機を具体的で説得力のある内容にできるのです。

目的を明確にするには、どのような経験やスキルを積みたいのか、将来のキャリア目標は何かを考えることが大切です。目的を明確にするには、どのような経験やスキルを積みたいのか、将来のキャリア目標は何かを考えることが大切です。

3.業界・職種・企業研究をする

インターンシップの志望動機を作る準備の中でも、業界・職種・企業の研究は非常に重要です。これは、志望動機を具体的かつ説得力のあるものにするためには欠かせません。

まず、業界の研究から始めましょう。インターンシップの志望動機を説明する際、なぜその業界に興味があるのか、その業界がどのような特徴を持っているのかを具体的に伝える必要があります。そのためには、業界の動向やトレンド、課題、将来性などを熟知することが大切です。

インターンシップの志望動機を作るには、職種についての理解度も重要です。志望先の職種では、どのようなスキルや知識が求められ、どのような役割を果たすのかを把握することで、志望動機に根拠を持って説明できます。

業界と職種研究だけでは、説得力に欠けてしまうため、企業についても深く理解する必要があります。企業研究を実施するときは、文化・価値観・ビジョン・業績などの情報を公式ホームページや求人広告、SNSなどから集め、なぜ興味を持ったのか明確にしましょう。

業界・職種・企業についての研究を行うことで、志望動機が単なる表面的なものではなく、深く根拠を持ったものとなるはずです。企業側も、就活生が企業や業界に対して真剣に考えていることを認識しやすくなるため、選考の通過率を高められるでしょう。

4.参加したい形式を決める

参加したい形式を決めるのは、インターンシップの志望動機を作る前の準備でかかせません。

なぜなら、文部科学省・厚生労働省・経済産業省の合意により、2023年度からインターンシップの取り扱いが変更するからです(参照元:「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(三省合意)の改正ポイント資料を掲載しました 厚生労働省)。

参加するインターンシップの種類によって志望動機を作成しないと「この学生は状況を理解していないのか」と、マイナスになる印象を与えてしまいます。

取扱いが変わったインターンシップの情報については、下記のコラムを参照ください。

参加したいインターンシップの形式を決めるときは、自身の目標やキャリアプランに合致するかどうかを考慮しましょう。

たとえば、特定の職種や業界に興味がある場合、その分野での経験を積むためのインターンシップを選ぶことが重要です。また、将来的に海外でキャリアを築きたい場合、国際的な経験を積むチャンスを提供するインターンシップを選択する必要があります。

インターンシップの志望動機は、具体的な理由があるからこそ、熱意や意欲を伝えられます。参加する時間を無駄にしないためにも、インターンシップに参加したい形式を明確に決めましょう。

5.少しでも悩みがあるときは就活エージェントに相談する

インターンシップの志望動機を作る前に、少しでも悩みがあるときは就活エージェントに相談しましょう。就活エージェントは、就職活動に関する専門的な知識や経験を持っており、一人ひとりに合ったアドバイスを提供してくれます。

とくに、志望動機が明確でない場合や、どの企業や業界に応募すべきか迷っている場合には、就活エージェントの専門知識が役立つはずです。就活エージェントは、市場動向や企業のニーズも把握しており、学生にとって最適な選択をサポートしてくれます。

具体的に受けられるサポートは、下記のとおりです。

  • 面談
  • 情報提供
  • 求人紹介・選定・応募
  • 書類作成・添削
  • 面接対策
  • 内定後フォロー

就活エージェントは、就職活動に必要な準備をすべてサポートしてくれます。インターンシップの志望動機もサポート対象の1つなので、ぜひ相談するとよいでしょう。

キャリチャンでも、プロのキャリアアドバイザーによる就活支援サービス「25卒就活サポート」を連日開催!インターンシップ先の紹介やインターンシップ選考への対策だけでなく、早期内定を獲得するために必要な対策を、すべてサポートしています。

マンツーマンサポートで、一人ひとりに合った対策をプロデュースするのが特徴となっています。インターンシップの志望動機に悩む学生や、就活に不安を抱える学生にオススメです。

その他の就活エージェントも比較検討したい人は、下記のコラムを参考にしてください。

利用者の声

インターンシップ志望動機の基本構成・書き方

インターンシップの志望動機を作る前の準備

続いては、インターンシップの志望動機の基本構成や書き方について、解説します。

インターンシップの志望動機を作るときは、PREP法の活用をオススメします。PREP法とは、下記の頭文字をとった略語で、簡潔かつ具体的にわかりやすく伝える文章構成法です。

  • Point:結論
  • Reason:理由
  • Example:具体例
  • Point:結論

PREP方がオススメな理由は、採用担当者を飽きさせず、興味を持ってもらえる可能性が高いからです。

採用担当者は、毎月何十人もの書類を確認しています。また、書類以外にも説明会の設営や選考の準備、面接など、さまざまな業務があるはずです。

そんな中、学生から送られてくる志望動機を最初から最後まで見るとは限りません。時間がない採用担当者に印象を残すには、志望動機の始めに自分の魅力をアピールすることが大切です。

そこで活用できるのがPREP法です。PREP法は、結論から理由、具体例と論理的に仕組化された書き方となるため、採用担当者側からすると読みやすい文章になります。

文章の始めに参加する目的や自分の魅力を伝えられれば、興味を持って最後まで読んでくれる可能性が高くなります。インターンシップに参加するためには、PREP法を活用し、印象が残る志望動機を作りあげましょう。

志望動機の詳しい作成方法は、下記の対策資料でも解説しています。書き方がわからない学生は、ぜひ参考にしてください。

また、志望動機を200字、400字など字数制限が設けられていることが多いです。短い字数制限に上手く合わせられない人は、こちらを参考にしてください。

インターンシップの志望動機で選考通過率を高める5つのポイント

インターンシップの志望動機で選考通過率を高める5つのポイント

インターンシップの志望動機で選考通過を高めるポイントは、下記のとおりです。

インターンシップの志望動機を作るうえで上記のポイントは、とくに重要です。参加したいインターンシップを取りこぼさないように、ぜひ参考にしてください。

1.熱意を伝える

インターンシップの志望動機で選考通過率を高めるには、熱意を伝えるのがポイントです。企業側としては、熱意を持っている学生に参加してもらいたいと考えています。

しかし、ただ「御社に興味があります」と伝えても、熱意とは受け止められません。熱意は、企業について深く理解し、入社後どんな風に働きたいかや、インターンシップで何を学びたいか示すことで、初めて伝わります。

そのためには、企業や業界に対する研究を重要視する必要があります。企業のミッションや価値観、最新の業界動向を調査し、なぜ参加したいのか具体的に述べられるようにしましょう。

インターンシップの志望動機には、熱意を伝えるのがポイントになりますが、示し方を工夫する必要があります。企業についての理解度をアピールできれば「自社について調べてくれたんだ」と、関心を持ってもらえるでしょう。

2.志望先が求める人物像を把握する

志望先が求める人物像を把握するのも、インターンシップの志望動機で選考通過率を高めるポイントになります。なぜなら、インターンシップ先は、自身の文化や価値観にマッチする人材を求めているからです。

そのため、あなたが志望する企業がどのような人物像や特徴を求めているかを理解し、マッチする志望動機を伝えることが求められます。

求められる人物像を把握するには、志望する企業のWebサイトやOB・OG訪問、SNS、求人広告などから社内の情報を集めましょう。

次に、インターンシップで求められるスキルや資格、職務内容などを確認します。これにより、あなたの能力や経験が志望先に適しているかを確認できるはずです。

志望動機の中では、過去の経験や実績を通じて、インターンシップ先が求める人物像にマッチしていることを強調しましょう。

たとえば、リーダーシップや協調性、問題解決能力などを発揮した経験を具体的にあげ、志望先の要求に応えられることをアピールするのがポイントです。

インターンシップ先が求める人物像を理解し、志望動機を通じてマッチしていると示せれば、選考通過率は高まるでしょう。

3.学んできた経験と一貫性を持たせる

学んできた経験と一貫性を持たせるのも、インターンシップの志望動機で選考通過率を高めるポイントです。企業は、自社を志望する理由について興味を持っています。

もし学生の志望動機が、いままでの経験とは異なる理由だった場合、なぜ志望したのか疑問に思うわけです。

それでも、具体的な理由を伝えられれば、とくに問題はありません。しかし、あいまいな回答になってしまった場合、企業側は熱意や意欲があるとは思わないでしょう。

一方、学んできた経験と志望動機に一貫性があれば、企業側も納得感を得られます。また、入社後に学んできた経験を活かしてほしいと考えているため、一貫性がある志望動機は、企業にとって魅力的な説明となるはずです。

インターンシップの志望動機を作るときは、学んできた経験と一貫性を持たせ、企業側に確信と信頼を伝えるようにしましょう。

4.応募先でしかできない理由を明確にする

応募先でしかできない理由を明確にするのも、インターンシップの志望動機で選考通過率を高めるポイントです。採用担当者は、なぜあなたが自社のインターンシップに応募したのかを理解しようとします。

そこで「〇〇業界・職種に興味があります」といった志望動機を伝えてしまうと「他の企業でも良くない?」と思われます。ありきたりな志望動機は、採用担当者もよく目にする内容なので、不合格になるケースがほとんどです。

インターンシップの志望動機を作るときは、志望先でないといけない理由になるようにする必要があります。

たとえば「興味がある業界×経営理念」だった場合、世の中にある企業すべてが当てはまるとは限りません。さらに「興味がある業界×経営理念×事業内容」だった場合、先程よりもっと志望先でないといけない理由になるでしょう。

応募先でないといけない理由を考えるときは、動機を増やしていくのがポイントです。また、志望先についての理解度を伝えられれば、熱意や意欲も同時にアピールできます。

インターンシップの志望動機で選考通過率を高めたい場合は、その企業でないといけない理由を明確にしましょう。

5.目的意識をハッキリさせる

目的意識をハッキリさせるのも、インターンシップの志望動機で選考通過率を高めるポイントです。

目的意識を示せれば、採用担当者はあなたがインターンシップに本当に興味を持ち、熱心に取り組む意欲があることを理解しやすくなります。

目的意識をハッキリさせるときは、下記を明確にしましょう。

  • インターンシップで学びたい内容
  • 具体的なキャリア目標
  • 貢献できる事業
  • 成長したい事柄
  • 情熱と熱意

上記のように、常に目的を持って行動できる学生は、入社後も「目的を達成するために努力できる」という好印象を与えられます。

インターンシップには参加したいけど、目的が明確にならない学生には、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談会」がオススメです。プロのキャリアアドバイザーが、学生とのヒアリングを通じて、潜在的な悩みや持っている価値観を明確にします。

どのような想いを抱えているのかを把握できれば、目的意識を持った志望動機の作成ができます。インターンシップの紹介もできるので、ぜひ参加してください。

【理由別】インターンシップの志望動機良い例文・悪い例文

【理由別】インターンシップの志望動機良い例文・悪い例文

インターンシップの志望動機でよく指定される文字数は、200字と400字です。ここからは、インターンシップの【理由別】インターンシップの志望動機良い例文・悪い例文志望動機の良い例文・悪い例文を、200字と400字に分けて解説します。

志望動機のイメージが浮かばない学生は、ぜひ参考にしてください。

良い例文1.業界に関心がある場合

まずは、業界に関心がある、志望動機の例文です。IT業界のインターンシップを例にして解説します。

■ 200文字

私がIT業界のインターンシップを志望する理由は、デジタル技術が私たちの生活に革命をもたらしているからです。

IT業界は常に新しいチャレンジと機会が豊富であることにも興味を持っています。貴社は、最新のトレンドに敏感であり、DXにも積極的であることから、最先端の技術を学べると思っています。

インターンシップを通じて、業界の内部で働きながら、最新のトレンドやテクノロジーに触れ、今後の活動に活かしたいです。

始めに結論を伝えている部分は、企業にとって好印象になる傾向があります。企業について理解度を示しているのも、良いポイントです。

■ 400文字

私は長い間、IT業界に深い関心を抱いています。その理由は、デジタル技術が私たちの生活に革命をもたらしているからです。

ITの影響は、日常生活からビジネス環境まで広範で、私たちの生活が大きく変わっています。とくに、クラウドコンピューティング、人工知能、サイバーセキュリティなどの分野での急速な発展に驚嘆しています。

貴社は、DXや最新技術にも敏感であり、IT業界の最先端を走っています。IT業界は、常に変化し、柔軟な対応が求められます。そんな中、最前線で走っている貴社のIT技術は、魅力的であると同時に、実際の実務に触れてみたいと思いました。

私は、インターンシップを通じて、最新のトレンドやテクノロジーに触れる貴重な機会を体験したいと思っています。また、貴社で働かれている社員の方に、やりがいや取り組まれている経験をお聞きし、これからのキャリアに活かしたいです。

PREP法を用いて説明されているため、わかりやすく伝えられています。とくに、その企業にしかない理由を示しているのは、好印象に繋がるでしょう。

良い例文2.職種に興味がある場合

続いては、職種に興味がある場合の例文です。営業職のインターンシップを例にして解説します。

■ 200文字

私が営業職を志望する理由は、お客様の課題を最前線で解決する取り組みに関われるからです。

営業職のインターンシップに参加し、顧客とのコミュニケーションやビジネススキルを向上させたいと考えています。

貴社の理念である「クライアントファースト」に魅力を感じました。どの企業も同じ想いを持っていると思いますが、理念としているのは貴社だけでした。

貴社のインターンシップを通じて、本来あるべき営業活動の方法を学びたいと思います。

営業職に取り組みたい理由を明確に記載しているのが良いポイントです。さらに、インターンシップ先にしかない理由を伝えるのは、企業にとって好印象に繋がるでしょう。

■ 400文字

私が営業職を志望する理由は、お客様の課題を最前線で解決する取り組みに関われるからです。

営業職は、顧客との信頼関係を築き、ビジネス成績を向上させる重要な役割を果たすと認識しています。そのためには、実際の営業経験が不可欠だと思います。

インターンシップを通じて、営業のプロセスやテクニックを学び、実際の商談や顧客対応に携わりたいと考えています。顧客とのコミュニケーション力を向上させ、問題解決能力を高める経験が、将来の営業職での成功に繋がると信じています。

また、貴社は営業において優れた成績を上げており、成功の背後にある戦略やアプローチについて学びたいという具体的な目標があります。

貴社のインターンシップを通じて、営業職のプロフェッショナルとしてのスキルと洞察力を身につけ、将来的に貴社で活躍できる自信をつけたいと考えています。

最後に、インターンシップ先に入社し、貢献することを伝えているのが良いポイントです。企業としても、入社意欲が強い人に参加してほしいと思っています。

良い例文3.仕事内容が気になった場合

続いては、仕事内容に興味がある志望動機についての例文です。Web開発の仕事を例にして解説します。

■ 200文字

私が貴社のインターンシップに応募した理由は、貴社のWeb開発チームが新しいプロジェクトに取り組む姿勢や技術力に感銘を受けたからです。

私は、学生時代からプログラムを学んでおり、新しいアプリやシステムの開発に関わりたいと思っていました。その理由は、自分が開発したシステムで少しでも便利な世の中にしたいからです。

貴社のインターンシップで実務経験を積むことで、自身のスキルを向上させ、将来のキャリアに役立てたいと考えています。

学生時代との一貫性を示しているのが良いポイントです。いままでの経験を活かせるのは、入社後の活動に期待が持てると思ってもらえます。

■ 400文字

私が貴社のインターンシップに応募した理由は、貴社のWeb開発チームが新しいプロジェクトに取り組む姿勢や技術力に感銘を受けたからです。

Web開発は現代社会で不可欠な分野であり、私はその中で自身のキャリアを構築したいと考えています。

私は過去のプログラミング経験から、Web開発の複雑さとやりがいを理解しており、このインターンシップを通じて実務経験を積み、新たな技術スキルを習得したいと思っています。

また、Web開発における協力やチームプレイが鍵となることも理解しており、企業のチームで貢献する機会を得ることを楽しみにしています。

このインターンシップを通じて、Web開発の専門知識を深め、クリエイティブな問題解決能力を磨き、企業の成長に貢献したいと考えています。

また、貴社のインターンシップで今以上のスキルを磨き、入社後に活躍できるよう、これからの活動に活かしたいと思っています。

実体験をもとに具体的な理由を伝えているのが、良いポイントです。実務経験がある就活生は、入社後も即戦力として活動できると考えるため、企業は魅力的に感じるでしょう。

悪い例文

最後に、悪い例文について解説します。

■ 200文字

私は心から飲食業界に興味を持っており、その理由は幼少期から食べ物と料理に魅了されてきたからです。

食べ物は文化や人々のつながりを形作る重要な要素であり、飲食業界がそれを通じて社会に貢献していることに感銘を受けています。

このインターンシップを通じて、飲食業界の舞台裏での経験を積み、自分の料理スキルを向上させ、将来のキャリアに繋げたいと思っています。

飲食業界に興味を持っているのは良いポイントですが、どこの企業にでも当てはまる内容です。これでは「他社でもいいんじゃない?」と思われてしまうでしょう。

■ 400文字

私は心から飲食業界に興味を持っており、その理由は幼少期から食べ物と料理に魅了されてきたからです。

私は料理が単なる食べ物の調理だけでなく、文化、アート、創造性と深く関わっていることを理解しています。食べ物は私たちの日常生活から特別なイベントまで、あらゆる場面で重要な役割を果たしており、飲食業界がそれを提供し、人々をつなげていることに感銘を受けています。

このインターンシップを通じて、私は飲食業界の舞台裏での経験を積み、食品調理、サービス提供、お客様とのコミュニケーションなど、あらゆる側面を理解し、スキルを向上させたいと考えています。

私は飲食業界が多様性と創造性を奨励し、新しいアイデアを受け入れる場所であることを知っており、自分のアイデアや情熱を活かせる場所として、このインターンシップを選びました。

将来のキャリアで飲食業界に貢献し、多くの人々に喜びと満足を提供したいと考えています。

自分が思っていることを伝えようとしていますが、情報量が多すぎて、何を伝えたいのか明確になっていません。インターンシップの志望動機を作るときは、1つのテーマに絞って考えるようにしましょう。

その他の例文を参考にしたい人は、下記のコラムも参考にしてください。

インターンシップの志望動機を考えるときの注意点

【理由別】インターンシップの志望動機良い例文・悪い例文

インターンシップの志望動機を考えるときの注意点は、下記のとおりです。

インターンシップの志望動機を作るときは、上記の注意点を意識してください。

「御社」ではなく「貴社」

インターンシップの志望動機を考える際「御社」や「貴社」といった敬語を使うかどうかは、重要な注意点の1つです。志望動機は、企業への尊敬や興味を表すための重要な要素であるため、適切な表現が求められます。

履歴書やESのインターンシップ志望動機で企業を指すときは「貴社」を使いましょう。「御社」は話し言葉になるため、書類では「貴社」が正しい表現です。

たとえば「貴社のビジョンや文化に感銘を受けました」といった表現が適切です。

逆に、もしもインターンシップ選考の面接で改めて志望動機について聞かれた場合は、「貴社」を「御社」と言い換えて回答する必要があるので、注意してください。

待遇を気にしない

インターンシップの志望動機を考える際、待遇を気にしないという姿勢は非常に重要です。待遇には、報酬や福利厚生、交通費支給などが含まれます。

高い報酬や福利厚生を目的にしている学生は、それらを得るための表面的な取り組みしかできないため、企業にとって採用するメリットはないでしょう。

企業は、自社を少しでも成長させてくれる人材を求めるため、仕事内容や企業理念などに共感する学生を採用したいと考えます。

また、待遇ばかり気にして就活をしていると、入社後ミスマッチになる可能性が高いです。入社後に後悔しないためにも、充実したインターンシップにするためにも、重要視するポイントを変えることをオススメします。

志望動機に関しては、学びや貢献、熱意、協力など、インターンシップを通じて得るべき価値に焦点を当てましょう。

他の志望先に該当する内容にしない

インターンシップの志望動機を考える際、他の志望先とは異なる内容にすることも重要です。どの企業にでも当てはまるような志望動機だと「自社でインターンシップをする必要がない」と思われてしまいます。

インターンシップ先だけに特化した理由が思い浮かばない学生は、自己分析と業界・職種・企業研究が足りていないかもしれません。志望動機を作るときは、事前の準備を徹底的に行ってから考えるようにしましょう。

企業目線を忘れない

インターンシップの志望動機を考えるときは、個人の視点だけでなく、企業目線も忘れないようにしましょう。

インターンシップに参加したい気持ちはわかりますが、自分の想いだけを一方的に伝えても、合格の可能性は低くなります。なぜなら、企業は自社に貢献してくれる学生を採用したいからです。

単純に自分の関心事だけを並べ立て、「貴社には魅力的な事業があるからです」と伝えても、企業側には響かないでしょう。

インターンシップの志望動機を作るときは、企業がなぜインターンシップを開くのか、なぜ志望動機を聞くのか、相手の目線に立って考えることが大切です。

企業目線に立って志望動機を作ることで、より魅力的で「会いたい」と思わせる内容になります。

インターンシップの志望動機は内定に関わる

インターンシップは、学生が実際の業務内容を体験すると同時に、企業が自社の適性にマッチしているかを見極めています。

インターンシップでの評価が、そのまま本選考へとつながるケースもあります。インターンシップにただ参加しようと思っているだけだと、損をしてしまうかもしれません。

そのため、インターンシップの志望動機から、企業にとって必要な存在であることをアピールするようにしましょう。

インターンシップの志望動機の作り方に不安がある学生は、キャリチャンに相談してください。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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