マインドマップで就活を有利に進めよう!作り方や活用方法を解説
2025年4月7日

就活をするときはマインドマップを使った方がいいって話を聞いたけど、作るの難しそうだし、本当に使った方がいいんでしょうか?
就活をするならマインドマップは使った方がいいですね。自己分析を深められて、面接で質問された時もスラスラ答えられるようになりますよ!
そうなんですね!それなら作ってみようかな…。でも、具体的にどうやって作ったらいいのかわからないんですよね。
では、今回は 就活に役立つマインドマップの作り方と作成したマインドマップをどうやって使えばいいかを解説しますね。この記事を読むだけでマインドマップが作れて、自己分析が一気に進むので、一緒に見ていきましょう!
就活ではマインドマップで自己分析した方がいいのか?
就活ではマインドマップを活用することをオススメします。
なぜなら、マインドマップは思考を視覚的に整理し、自己理解を深めるのに効果的なツールだからです。
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マインドマップは、メインテーマを中心にキーワードを使って連想を広げることで、自分の強みや弱み、価値観などを多角的に把握できるのが特徴です。
深掘りした内容を構造的に捉えられるため、エントリーシートの作成や面接での自己PRや志望動機の作成に役立ちます。
エントリーシートの作成や面接対策を万全にして就活を有利に進めるためにも、マインドマップを作成してみましょう。
マインドマップを使った方がいい人の3つの特徴
マインドマップを使った方がよい人にはいくつかの特徴があります。
マインドマップは自分の強みや弱み、価値観などを深掘りできるので、そのような部分が明確になっていない人にはピッタリです。
具体的には、以下のいずれかに該当する人は、マインドマップを使うことをオススメします。
この先で詳しく解説するので、当てはまりそうな人はチェックしてみてください。
就活の軸が定まっていない人
就活の軸が定まっていない人は、マインドマップを作成して自己分析をするとよいでしょう。
なぜなら、就活の軸が定まっていない場合、どのような方針で就活を進めればいいかわからず、行き当たりばったりになってしまうからです。
マインドマップを使うことで、以下のようなことを分析できます。
- 仕事において、どのようなことを大切にしているのか
- 仕事をする上で、絶対に譲れないことは何か?
- 反対に、譲れることは何か?
その結果、就活の軸が定まり、一貫性を持った就活ができます。
今の時点で就活の軸がないのであれば、マインドマップを作成してみるといいでしょう。
自分の強みや弱みがわからない人
就活における自分の強みや弱みがわからない人も、マインドマップの活用をオススメします。
マインドマップを作ることで、過去の経験や出来事が視覚的に把握でき、客観的な分析が可能となります。
その結果、自分の強みや弱みが明確になり、場合によっては自分自身でも気づかなかった新たな一面を発見できることもあります。
「自分の弱みはいくらでも出てくるけど、強みは1つも出てこない…」という人も、マインドマップを作ってみるといいでしょう。
自己PRやESの作成に苦戦している人
自己PRやESの作成に苦戦している人も、マインドマップを使うとよいでしょう。
マインドマップを使うことで、自分の経験やスキル、強みなどを網羅的に整理し、どの面をアピールすればよいかわかるようになります。
どれだけ考えても、よい自己PRやESが作れない場合は、視点を変えてマインドマップから取り組んでみるのも1つの手です。
なお、就活の自己分析ができない人の特徴については、以下の記事で解説しています。自己分析に行き詰っている場合は、あわせて読んでみてください。
【図で解説】そもそもマインドマップとは何か
マインドマップは、思考を視覚的に整理するためのツールです。
中心となるメインテーマやキーワードから、関連するアイデアや情報を放射状に展開していくことで、思考を明確にします。
キーワード同士を線で結び、色やイラストを活用することで、記憶に残りやすく、理解を深めやすいのが特徴です。
具体的には、以下のようなものを指します。

思考を整理し、自己分析を進めたい人にとって、マインドマップは非常に有効なツールと言えるでしょう。
【事例あり】就活でのマインドマップの書き方5ステップ
就活をするときはマインドマップを作成することをオススメします。
しかし、いざマインドマップを作ろうと思っても、どうやって作ったらいいかわからないこともあると思います。
就活用のマインドマップを作るときは、以下の5ステップに沿って作成しましょう。
1つずつステップをこなすことで、マインドマップが作れるようになっているので、参考にしてみてください。
ステップ1:紙・ペンやアプリを用意する
マインドマップを作成するためには、以下の2つのツールのどちらかが必要になります。
- 紙とペン
- マインドマップ作成アプリ
マインドマップは思考を視覚的に整理するものなので、ツールがないとマインドマップは書けません。
できれば紙とペンがオススメですが、手軽に始められる無料のマインドマップアプリも存在します。
「就活時の自己分析に使えるマインドマップツール3選」も参考に、自分に合ったやり方を選んでみてください。
ステップ2:メインテーマを中心に書く
次に、マインドマップの中心にメインテーマを書きます。
就活用のマインドマップであれば、中心に「自分」と書きましょう。

また、特定の分野※に関してより深掘りをしたい場合は、そのテーマを中心に書くとよいでしょう。
※ガクチカ、やりたいこと・やりたくないこと、得意なこと・苦手なこと、キャリアプラン、成功体験・失敗体験など。
ステップ3:キーワードを元にマインドマップを広げる
メインテーマを書いたら、そこから連想されるキーワードをメインテーマの周りに書き出します。

キーワードを書き出すことで、自分の経験や考えを具体的に可視化できるようになります。
たとえば、以下のような項目を書いてみるとよいでしょう。
- ガクチカ
- 強み
- 弱み
- 興味
- 頑張ったこと
- 得意なこと
- 苦手なこと
- 性格
- 成功体験
- 失敗体験
就活に関係あることであれば、何を書いてもOKです。また、キーワードは単語だけでなく、短い文章でも構いません。

実際に、キーワードを書き出すことで、自分では気づかなかった新たな一面が見えてくることがあります。
深く考えず、出てこなくなるまでキーワードを書き出していきましょう。
ステップ4:「なぜ?」や「なに?」を使ってキーワードを深堀りする
次に、書き出したキーワードに対して「なぜ?」や「なに?」を使って深掘りをします。
キーワードを深掘りすることで、より内容が具体的になり、自己理解が深まります。
たとえば、「ガクチカ」というキーワードであれば、以下のような深掘りをしていきましょう。
- なぜその活動に力を入れたのか?
- その経験から何を学んだのか?
- なぜその活動はうまくいった(もしくは失敗した)のか?
深掘りした内容は、枝分かれさせてマインドマップに追加していきましょう。
何も出てこなくなるまでキーワードを深掘りし、以下のようにマインドマップをさらに具体的にしていきましょう。

ステップ5:価値観や考え方をまとめる
最後に、作成したマインドマップ全体を見渡して、自分の価値観や考え方をまとめます。
具体的には、以下のような形でまとめればOKです。

ここまで作成すればマインドマップは完成となります。
ただ、場合によっては、ここまで読んで「できなくはないけど大変だな…」とか「これやってる時間ないな…」と思うかもしれません。
そんなときは、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」を使ってみてください。就活のプロが自己分析をサポートしながら、あなたにピッタリの求人を紹介します。
就活にどう活かす?作成したマインドマップの使い方
マインドマップを作成した後は、そのマインドマップを就活に活かす必要があります。
なぜなら、マインドマップを作成するだけでは、ただの自己分析に終わってしまい、就活にあまり影響を及ぼさないからです。
しかし、マインドマップをどのように就活に活かせばいいかわからないこともあると思います。
マインドマップを就活に活かす際は、以下の5つの視点から試してみてください。
では、それぞれ、どのようにやればいいか解説していきます。
キャリアプランへの活用方法
作成したマインドマップをキャリアプランへ活用する際は、自分の価値観や強み、興味関心を元に、将来の目標や進むべき道筋を考えていきましょう。
その際は、価値観に合致したり、強みを活かせたりといった目標や道筋を考えるのがコツです。
たとえば、マインドマップで「成長意欲が強い」という考え方が出てきたら、より自己成長の速度が速いスタートアップ企業やベンチャー企業に飛び込んで、スキルアップを目指すキャリアプランが考えられます。
また、「特定の技術への関心が強い」という考え方が出てきたなら、その技術に特化した企業の専門職に進み、専門性を深めるキャリアプランも考えられます。
「1人で黙々と作業ができる」という強みが出てきたなら、内勤で地道な作業が求められるポジションを狙う戦略が考えられます。
今の時点で明確なキャリアプランがない場合は、上記の内容を元に自分のキャリアプランを考えてみるとよいでしょう。
就活の軸への活用方法
作成したマインドマップは就活の軸の作成に活用することもできます。
マインドマップを作成したら、その内容から仕事選びにおいて譲れない条件や、大切にしたい価値観をピックアップしましょう。
ピックアップした価値観を元に「自分が就活において何を大切にしたいか?」という就活の軸を決めていきます。
たとえば、「人と積極的に関わる仕事がしたい」という価値観が出てきた場合は、営業職や接客業など、コミュニケーションを重視する職種を就活の軸に据えることができます。
一方で、「人の目を気にしすぎてしまう」という価値観があれば、内勤業務など、比較的落ち着いた環境で働ける職種を選ぶという軸も考えられるでしょう。
このように、マインドマップを活用することで、自分にとって本当に大切なものが見えてきて、企業選びや職種選びの軸が定まります。
自分にとってピッタリの企業に就職するためにも、就活の軸を明確にしましょう。
企業選びへの活用方法
作成したマインドマップは、自分に合った企業を選ぶための重要な判断材料となります。
なぜなら、マインドマップによって明確になった自分の価値観や考え方を元に、具体的な企業選びの基準を設定できるからです。
たとえば、マインドマップで「転勤が多い職種は向かないかも」という考え方があれば、転勤がない企業や、勤務地限定の職種を優先的に選ぶことができます。
また、「とにかくお金をたくさん稼ぎたい」という考え方があるなら、インセンティブ(歩合制)を採用している企業に絞って選考を受けるという方法も有効です。
このように、マインドマップを活用することで、入社後のミスマッチを防ぎ、自分らしく働ける企業を見つけやすくなります。
自己PR作成への活用方法
マインドマップは、自己PRの作成にも役立てられます。
なぜなら、マインドマップを通じて自分の強みや経験を具体的に把握することで、企業にアピールできるポイントを明確にできるからです。
たとえば、「コツコツと努力し続けられる」という強みが見つかった場合は「最初は成果が出なくても、粘り強く努力を続け、最終的に目標を達成できる」という自己PRを作成できます。
また、「チームスポーツを続けてきた」という経験があれば、「周囲と協力しながら目標に向かって行動するのが得意である」という自己PRを作れるでしょう。
マインドマップを活用することで、自分の強みを明確にでき、説得力のある自己PRを作成できます。
ES作成への活用方法
作成したマインドマップは、エントリーシート(ES)の作成に活かすことも可能です。
マインドマップを通じて自己分析を深めることで、企業が求める人物像に合った具体的なエピソードや入社意欲を効果的に伝えられるため、内定の獲得率が高くなります。
たとえば「特定の技術への関心が強い」という価値観があった場合、「〇〇という技術に高い強みを持つ貴社に魅力を感じ、ぜひ貢献したい」という志望動機をESに盛り込めます。
あるいは「人に何かを教えるのが好き」という価値観があるなら、コンサル業界などで「人に教えることが好きなので、新卒からクライアントと接することができる貴社に魅力を感じています」という内容を記載できるでしょう。
このように、マインドマップを活用することで、企業に響くESを作成し、内定獲得の可能性を高められます。
とはいえ、今までやったことがないESの作成を1人でゼロから作るのは、大変な部分も多くあります。実際に少しやってみて「こんなのどうやって作ったらいいんだよ…」と挫折したことがあるかもしれません。
ESの作成について苦戦している場合は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」を活用してみてください。キャリアアドバイザーが魅力的な企業を紹介しながら、各企業にあわせた突破率の高いES作成のお手伝いをします。
就活用マインドマップ作成時の4つの注意点
就活用のマインドマップを作成するときには、いくつか注意点があります。
この注意点を見落としていると、せっかくマインドマップを作っても、あまり効果が得られなくなってしまう可能性があります。
ここで、マインドマップ作成時の注意点を4つ解説します。
各注意点を意識して、マインドマップ作成の効果を最大限受けられるようにしましょう。
注意点1:目的を意識する
就活用マインドマップを作成するときは、目的を明確にすることが重要です。
目的を意識しないと、就活に関係ないことを書いてしまい、方向性がズレたり、発想が出てこなくなるなど効率が悪くなってしまいます。
具体的には、以下のような目的を設定して「何のためにマインドマップを作るのか?」という視点が抜けないようにしましょう。
- 自己分析
- 企業選び
- 自己PR作成
- ES作成
- キャリアプラン作成
このように、目的を意識することで、マインドマップの内容が充実し、就職活動に役立つ情報を効率良く書き出せるようになります。
注意点2:1枚の紙に収める
マインドマップを作成するときは、1つのメインテーマに対して1枚の紙に収めるようにしましょう。
なぜなら、複数の紙に分けて作成すると、全体像が把握しにくくなり、何についてマインドマップを作っていたのかわからなくなる可能性があるからです。
マインドマップは、思考を視覚的に整理するためのツールなので、全体が見やすくなっていることが重要です。
1枚の紙にまとめることで、思考の流れや関連性を把握しやすくなり、自己分析の質を高めることができます。
「1テーマ1枚」を意識して作成するようにしましょう。
注意点3:色分けをして見返せるようにする
マインドマップを作成するときは、キーワードごとに色分けをして見やすくすることが大切です。
マインドマップ全体のボリュームが増えてくると、書いた内容が混在して見づらくなり、必要な情報を見つけるのに時間がかかるようになります。
キーワードごとに色分けをしておくと、書いた内容の見分けがしやすくなり、見返したときに必要な部分を素早く見つけ出せます。
具体的には、以下のようにするとよいでしょう。

少し手間は増えてしまいますが、マインドマップを作成するときは、色分けまでやることをオススメします。
注意点4:できるだけ短い言葉で書く
マインドマップを作成するときは、できるだけ短い言葉で書くようにしましょう。
長い文章で記述すると、発想が止まりやすくなり、思考の広がりを妨げてしまう可能性があります。
マインドマップは、キーワードを起点に連想を広げていくことで、自己理解を深めていきます。そのため、キーワードとは言えない長い文章は不向きです。
具体的には、以下のような例が挙げられます。
正:人と関わるのが好き
誤:昔から人と話すのが楽しくて、大学でもいろいろな人と話していたし、友達も多かった
どうしても長い文章になってしまう場合は、「その内容を要約すると何と言えるか?」という視点で言い換えてみてください。
就活でマインドマップを使うメリット・デメリット
就活でマインドマップを使うメリットとデメリットについて解説します。
マインドマップは便利なツールですが、メリットもあればデメリットもあります。
良いところと悪いところを把握して、適切にマインドマップを使えるようになっていきましょう。
就活でマインドマップを使うメリット
就活でマインドマップを使うメリットは、以下の3つです。
- 簡単にできる
- 思考を可視化して、深掘りできる
- 自己PRやESが作りやすくなる
では、それぞれ解説していきます。
■ 簡単にできる
マインドマップは、紙とペンさえあれば簡単に作成できるのがメリットです。アプリを使用する場合も、アプリをダウンロードした後に、アカウントを作ってログインすれば、すぐに作成に取り掛かれます。
就活はやることがたくさんあり、1つ1つにあまり時間をかけられないことが多いです。
そんな中、大がかりな準備や高価なツールは不要で、誰でも手軽に自己分析に取り組めるのはメリットと言えるでしょう。
■ 思考を可視化して、深堀りできる
目に見えない思考を可視化し、自己分析を深めるのに役立つこともマインドマップのメリットです。
キーワードごとに枝でつながっているので、それぞれの関連性が見やすく、マインドマップを使うことで思考が整理できます。
また、思考を整理できるだけではなく、自分自身でも気づかなかった強みや弱み、興味関心を発見することもあります。
このように、思考の可視化や整理、新たな発見が得られる点もマインドマップを使うメリットです。
■ 自己PRやESが作りやすくなる
マインドマップのメリットとして、自己PRやESを作成する上での助けとなることが挙げられます。
マインドマップを通じて自分の強みや経験、価値観を明確にすることで、自己PRやESに盛り込むべき内容を具体的に把握できます。
その結果、何もないところから始めるのと比較して、何倍も簡単に自己PRやESを作れるのです。
また、自己分析の結果を元にしているので、説得力が出たり、質問されてもスムーズに返答ができるようになれます。
自己PRやESの作成の突破口となるのもマインドマップを使うメリットです。
就活でマインドマップを使うデメリット
就活でマインドマップを使うデメリットは、以下の2つです。
- 時間がかかる
- 作成するだけでは効果を発揮しない
それぞれのデメリットについて解説していきます。
■ 作成するだけでは効果を発揮しない
作成するだけでは効果を発揮しないのも、マインドマップのデメリットです。
マインドマップは、あくまで自己分析のツールであり、作成するだけでは効果を発揮しません。
作成後に、以下のような就活対策に活かすことで初めて効果を発揮します。
- 就活の軸の決定
- 自己PR・ESの作成
- 面接中の質問に対する回答作成
作って満足するのではなく、その先の就活対策までセットでやらないと、マインドマップを作った意味がなくなってしまうのは、マインドマップを使うデメリットと言えます。
■ 時間がかかる
作成するのに時間がかかることが、マインドマップを使うデメリットです。
マインドマップを作成するには、ある程度の時間が必要です。
また、マインドマップの作成に慣れていないと、思っていたよりも時間がかかることもあるでしょう。
他にもやることがたくさんある中、一定の時間が必要になる部分はマインドマップのデメリットと言えます。
ここまで読んで「普段の生活も忙しいし、そこまでやる時間はないな…」と思う場合は、以下の自己分析ワークシートの使用を検討してみてください。
自己分析について、ワーク形式でできるようになっています。人によってはマインドマップよりも短時間かつ簡単に自己分析ができるので、ぜひ使ってみてください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
就活時の自己分析に使えるマインドマップツール3選
マインドマップを作成するときは、思考を視覚化できる何かしらのツールが必要になります。
人によって合うツールは異なるので、適切なツール選びが大事になります。
ここで、以下の3つのツールを解説するので、自分に合ったツールを使ってみてください。
それぞれのツールの特徴について解説するので、どのツールが合いそうか確認してみてください。
紙とペン
マインドマップの作成に使える1つ目のツールは紙とペンです。
マインドマップは、思いついた内容をすぐに書く必要があるため、紙とペンが最も適しています。
アプリのように起動時間や操作に手間取ることもなく、発想が浮かんだ瞬間に書き出すことができます。また、手書きならではの自由度の高さも魅力です。
後から見返すときもスマホで写真を取っておけば、どこでも見返すことができます。
マインドマップの作成に慣れていない場合や手軽に始めたい場合は、紙とペンを使うことをオススメします。
XMind
マインドマップの作成に使える2つ目のツールは、XMind(エックスマインド)です。
XMindは、無料で使えるマインドマップツールです。
XMindは、マインドマップツールの中でも古くから存在し、多くのユーザーに利用されている実績があります。
実際に、XMindは、多くのテンプレートやデザインが用意されており、視覚的に分かりやすいマインドマップを作成できます。
ただし、利用するにはアプリをインストールする必要がある点は注意が必要です。
MindMeister
3つ目に紹介するマインドマップ作成ツールは、MindMeister(マインドマイスター)です。
MindMeisterは、無料で使えるクラウド上のマインドマップツールです。
MindMeisterはクラウド上で利用できるため、アプリをダウンロードする必要はありません。
インターネット環境があれば、どこからでもアクセスしてマインドマップを作成・編集できます。
どこにいても手軽にマインドマップを作成できることが、MindMeisterの強みと言えるでしょう。
また、マインドマップ以外にも自己分析に役に立つツールは、たくさんあります。
具体的には、以下の記事で解説しているので、自己分析を徹底的にやりたい場合は、あわせてチェックしてみてください。
就活でマインドマップを作成する時によくある失敗と解決策
ここからは、就活でマインドマップを作成するときのよくある失敗例とその解決策を解説していきます。
よくある失敗パターンと抜け出し方を知っておくことで、万が一失敗パターンに陥ってもすぐに抜け出すことができます。
ここでは、以下の3つの失敗パターンを解説します。
各失敗パターンと抜け出し方について解説するので参考にしてみてください。
キーワードや深堀りした内容が出てこない
マインドマップを作成するときの失敗パターンの1つに、キーワードや深掘りした内容がなかなか出てこず、手が止まってしまうことがあります。
手が止まった状態が続くと、マインドマップの作成自体が滞ってしまい、最終的に作成を止めてしまう…ということが起こります。
キーワードや深掘りした内容が出てこない場合は、以下の解決策1~3を試してみてください。
【解決策1:キーワードを見直す】
中心となるキーワードが抽象的すぎないか、具体的すぎないかを見直す。
【解決策2:5W1Hで考えてみる】
「いつ(When)」「どこで(Where)」「だれが(Who)」「なにを(What)」「なぜ(Why)」「どのように(How)」といった5W1Hの視点から、キーワードを深掘りする。
【解決策3:他の人の事例を見てみる】 他の人が作成したマインドマップの事例を参考に、思考の広げ方を学ぶ。
また、上記の解決策を試しても解決しない場合は、以下の記事に記載している「深掘り質問100問」をチェックしてみてください。いろいろな角度からの質問があるので、マインドマップを作成する手助けになります。
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【完全版】自己分析のやり方12選と深掘り質問100問を大公開!
就活にうまく活用できない
マインドマップを作成したものの、就活にうまく活用できないケースも失敗パターンとしてあります。
マインドマップの作成時に、就活に必要な情報を十分に書き出せていないと、作ったマインドマップをうまく活かせないことがあります。
マインドマップは作るだけでは意味がなく、作った内容を元にエントリーシートを作成したり、面接対策をしたりすることで初めて就活に活かせます。
マインドマップをうまく就活に活かせない場合は、以下のような解決策1~3を使ってみてください。
【解決策1:掘り下げる量を増やす】
キーワードに対して「なぜ?」や「なに?」を使って、さらに深く掘り下げる。
【解決策2:キーワードを増やして、情報量を増やす】
思いつく限りのキーワードを書き出し、情報量を増やす。
【解決策3:書き出した価値観や考え方を見直す】
マインドマップから得られた価値観や考え方を改めて見直し、就活でどのようにアピールできるかを検討する。
マインドマップの作成にハマってしまう
マインドマップの作成にハマってしまい、他の就活準備がおろそかになってしまうことも失敗パターンとして挙げられます。
マインドマップはあくまで自己分析のための手段であり、作成すること自体が目的ではありません。
就活に必要な情報が十分に揃ったら、マインドマップの作成は切り上げ、他の就活準備に時間を使いましょう。
マインドマップ作成にハマらないようにするために、以下の解決策を意識してみてください。
【解決策:適宜、必要な情報が揃いきっていないか確認する】
定期的に、マインドマップから得られた情報が、自己PRやES作成、面接対策などに活用できるレベルに達しているかを確認する。
また、効率のよい就活準備をしたい場合は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」を使ってみてください。何をどのペースでやればよいかプロのキャリアアドバイザーがサポートしながら、あなたに合った求人を紹介します。
マインドマップを作成して就活に役立てよう!
就活における自己分析は、自分自身の強みや弱み、価値観を深く理解するための重要なプロセスです。
マインドマップは、この自己分析を効果的に進めるための強力なツールとなります。
マインドマップを活用することで、思考を可視化し、自己理解を深めることができます。
この記事で紹介したマインドマップの作成方法や活用方法、注意点などを参考に、マインドマップを作成して、エントリーシートの作成や面接対策に役立ててみてください。
「就活相談サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。