25卒の内定はいつ出る?早期内定のための動きと就活対策法を解説
2024年3月1日
Aさんは早期内定を目指しているんですね?
キャリアアドバイザー 平崎
就活生 Aさん
はい!早めに就活を終わらせるために早期内定を狙いたいのですが、いつから動き出せばよいのでしょうか?
わかりました。今回は早く内定を獲得して安心したいあなたのために、25卒の内定がいつ出るのかや、早期内定の獲得法について解説していきます。就活の動きを把握して、しっかりと準備していきましょう。
キャリアアドバイザー 平崎
25卒の内定や内々定はいつ出るのか?
内定が出るおおよそのピークは、大学4年の6月頃です。以前まで、6月といえば選考や面接が本格化する時期でした。しかし、就活の早期化が進んでいる近年は、その時期すでに内定(内々定)が出ます。
ただし、25卒からはますます就活の早期化が加速し、6月以前に内定を出す企業が増えると予想されます。これまで名目的に禁止されていた採用直結型インターンが、25卒から条件付きで認められようになりました。インターンに参加した学生の情報を利用して特別選考を行えば、3年3月のエントリー直後に内定を出すことも可能になったのです。
また、経団連に加盟していない企業の中には、3年の12月のうちに内定を出すところもあります。これは、政府が主導する就活ルールが、もともと経団連独自のローカルルールとして施行されていたものだからです。外資系企業やベンチャー企業など経団連に非加盟の企業は、これまでもそのルールに縛られず、早い時期に内定を出してきました。
そのため、25卒の内定出しのピークは依然として6月ではあるものの、もっと早い時期に内定が出される企業もたくさんあることを認識しておくべきでしょう。経団連に非加盟の企業では3年の12月頃から、経団連に加盟している企業でも、インターン参加者には3年3月~4年5月に内定を出す可能性があります。
企業側は、他社に取られてしまう前に優秀な学生を確保しようと、年々早くから動き出すようになっています。それらの事情を予測し、すでに動き出している学生も多くいるはずです。25卒の就活生はライバルに遅れを取らないよう、早め早めの行動を心がける必要があります。
早期内定を出す企業の特徴と探し方
早期化されている就活に出遅れてしまわぬよう、早め早めの行動が重要となりますが、その中にはより早く内定を獲得して安心したいと考えている人もいることでしょう。全体的には早期化されていますが、3年12月に内定を出す企業があるようにより早くに内定を出す企業もありますので、早期内定を狙いたい人にとっては企業の特徴を知っておくことは重要です。
ここではそんな早期内定を出す企業の特徴と探し方についてご紹介していきます。早くに内定を獲得し、安心したい人はしっかりとチェックしましょう。
早期内定を出す企業の企業の特徴と目的
6月よりも前、早ければ3年のうちに内定を出す企業=早期内定を出す企業の特徴は下記のとおりです。早期内定を出す目的と合わせて確認していきましょう。
【大手より先に学生を確保したい中小企業】
大手企業よりも先に学生を確保したいと考える中小企業が早期内定を出します。大手企業よりも人気が低く、知名度の低い中小企業は大手企業に集まる優秀な学生をより早く確保するために早くから採用活動を行い、内定出しをするのです。
大手企業や有名企業には勝手に学生が集まってきますが、人気がなかったり知名度の低い中小企業は学生を集めるのに苦労するため、他の企業と時期をずらすことで効率的に学生を確保していくのです。
【優秀な人材を確保したいベンチャー企業】
優秀な人材を確保したいと考えるベンチャー企業も早期内定を出す傾向にあります。ベンチャー企業は創立年数が浅く、新しいビジネスを展開しているということで即戦力となる人材を常に求めています。
そのため、「時期問わずに優秀な人材がいればいつでもほしい」という考えから早くに内定を出す傾向にあるのです。また、インターンシップを通して内定を提示するケースも多くあるので覚えておきましょう。
【あまり人気のない業界】
あまり人気のない業界は早期内定を出す傾向にあります。なぜなら人気のない業界は人集めに苦労し、採用活動が早期化される傾向にあるため、早いうちから学生と接触して起きたと考えているからです。
具体的には介護系や飲食系、小売りや福祉系などの業界は人気がないことから早期的に内定を出す傾向にありますので、狙い目企業といえるでしょう。
【もともと選考が早い企業】
もともと選考が早い企業は早いうちに内定を出します。もともと経団連に属していなかった外資系企業や日系企業は以前から早期的に内定を出していますので早いうちから動きだしています。
さらにマスコミ業や広告代理業などももともと選考が早かった企業も引き続き早期内定を出しますので、覚えておきましょう。
上記の業界や企業は様々な理由、目的から早期内定を出していますので、早いうちから内定を狙いたい人は積極的にエントリーしていきましょう。早いうちから内定を獲得すれば精神的に安定した状態でこれからの就活に挑めますし、内定獲得が自信となり、次に活かされるので、積極的に早期内定を狙っていきましょう。
早期内定を出す企業の探し方
就活が早期化されているといってもまだまだ採用活動が本格化されていないので、その中で早期内定を出す企業を見つけ出すためには少し苦労します。ではそんな早期内定を出す企業を探し出すのにはどうすればいいのか。具体的な手段について下記より解説していきます。
【就活エージェント】
早期内定を出す企業を確実に探し出す手段として最も有効的なのは就活エージェントです。就活エージェントは様々な企業と常に繋がっているため、内定事情や内定出しの時期などを把握しているため、確実な情報を得ることができます。
早期内定を出す企業はまだ学生もあまり動いていないため、広告費削減としてナビサイトなどに掲載しないケースもありますので、それらの情報を漏らさないためにも就活エージェントを利用しましょう。
【説明会】
この時期に説明会を開催しているということは採用を受け付けているということですので、早期内定を狙えます。説明会に参加すればそのままエントリーもできますし、一度に多くの企業を見ることができるため企業研究にも役立ちます。
【ナビサイト】
ナビサイトからも早期内定を狙える(=採用を受け付けている)企業を見つけ出すことができます。しかし先ほどもお話ししたように、広告費削減のために採用活動を行っていてもナビサイトに掲載していない場合もありますので、他の手段と並行してチェックするようにしましょう。
基本的な上記の手段から早期内定を出す企業を見つけ出すことになります。説明会やナビサイトは普段と同じ企業探しの手段ですが、就活エージェントは早期内定を探し出すうえで確実な情報を得られるので、早いうちから就活エージェントと繋がり、他の手段と並行して企業探しをしていきましょう。
効率的に内定を獲得する秘訣と対策
就活が早期化されていることでライバルたちは万全な準備をした状態で既に就活に挑んでいます。その中で効率的に内定を獲得するためには自分自身も万全な対策をする必要があります。
ここではそんな早期化された就活の中で効率的に内定を獲得する秘訣と対策法について解説していきます。他のライバルたちに置いて行かれてしまわぬよう、しっかりと対策していきましょう。
早くから動き出し、就活に関する情報を得る
25卒が効率的に内定を獲得するために意識すべきことは、早くから動きだし、就活に関する情報を得るようにすることです。25卒の就活は全体的に早期化されていますし、学生自身も早くから動いていますので、出遅れてしまわぬよう、早め早めの行動が大切です。
また就活が早期化する就活に食いつくためには、常に“今”の情報を得ることが重要です。そしてそれらの情報は直接的に就活と関わることで得ることができるため、積極的に行動するようにしましょう。
合同説明会に参加すれば一度に多くの業界や企業を知ることができますし、個別の説明会に参加すれば気になる企業についてより深く知ることができるでしょう。また就活イベントやインターンシップなども企業や就活の流れ、「働く」といったことを知ることができるため、有益な情報として吸収することができます。
さらに就活ルールが廃止されたことで好きなスケジュールから採用活動を行えるため、企業によって採用スケジュールが異なります。ですので常にアンテナを張ることで状況変化を確認するようにしてください。
就活が早期化されているため、当然自分自身も早くから行動しなくてはなりません。しかし、ただ早く動くだけでは周りに置いて行かれてしまう恐れがありますので、より多くの情報を得るように意識しましょう。
就活軸を明確に、志望業界を定める
効率的に内定を狙うために欠かせないのが“明確な就活軸”です。就活軸は企業を選ぶうえで基準となるもので、この軸が明確であれば明確であるほど企業選びに成功しやすくなり、内定に結びつきやすいです。
そのためまずは自己分析から自分についての理解を深め、自分の強みや能力は何かを明確にしたうえでそれらの能力を活かせる企業はどこかを意識しながら、自分が企業や働き方に求める条件と合わせてまとめていきます。
自分が企業や働き方に求める条件は、思い描く将来像やキャリアプランが明確だと条件がまとめやすくなりますので、自分がどのような社会人になりたいのか、どのように成長していきたいのかを考えながら条件を出していきましょう。仕事は自分がしたいことよりも、“自分にできること”を意識して選んだ方が良いとされていますので、就活軸を定める際にも“自分にできること”を意識しましょう。
そして次に志望業界を定めていきます。志望業界をある程度絞っておかないと選択肢が多過ぎてしまい企業選びに苦労しますので、3~4つほどに業界を絞っていきます。その際に意識すべきことは、“自分の能力を活かせるかどうか”です。
就活では学生が企業を選ぶように、企業側も学生を選んでいるため、お互いにとって相性が良いと判断されないと内定には結び付きませんので、自分の能力が活かせそうな業界を意識したり、業界が求める人物像に自分が当てはまるかを考えながら志望業界を決めていきましょう。
合同説明会や就活イベントなどに積極的に参加すると業界が求める人物像を知ることができたり、自分との相性を図ることができるため、情報を得るためにも早くから行動していきましょう。様々な業界を知ることで選択肢が広がります。
気になる企業を積極的にエントリシーし、経験を積む
自己分析を行い、就活軸や志望業界を定めたら次はその業界内から就活軸に当てはまる企業へ積極的にエントリーしていきましょう。内定はエントリーをしないことには獲得できませんので、内定率を上げるためにもエントリー数を意識します。
「どうせこの企業は自分には無理」「受かるか微妙だからエントリーするか迷う」など、エントリーするうえでは躊躇してしまう気持ちもわかります。しかし、それは非常にもったいないことです。なぜなら実際に受かるかどうかは選考を受けてみないとわからないですし、躊躇しているとあっという間に採用が終わってしまうからです。
受かるかもしれないチャンスを自分でつぶしてしまうのは非常にもったいないことをしていますし、就活は早期化されていますから悩んでいるうちに採用がどんどん終わってしまう恐れもありますので、躊躇する暇はありません。ですので、気になる企業や軸に当てはまっている企業を見つけ次第、積極的にエントリーしていきましょう。
エントリーした企業に受かればラッキーですし、たとえ落ちてもその経験が次に活かされますので、自分を成長させる貴重な経験となります。また早期化されているということは企業の取り合いとなるわけですから、あまり練習にばかり時間を充ててしまうのはもったいないですので、実践を通して力をつけた方が効率的です。ですので内定獲得はもちろん、経験や力をつけていくためにも積極的にエントリーしていきましょう。
就活エージェントと繋がり、就活力向上を目指す
早期化される25卒の就活で確実に内定を獲得できる方法があります。それは“就活エージェント”に頼ることです。就活エージェントは学生と企業とを引き合わせるプロですので、就活エージェントは頼れば確実に内定を狙えるのです。
就活エージェントに頼れば就活の基本的な流れなどを押してくれますし、自己分析や業界・企業研究などの基礎対策のお手伝いからESや面接対策なども行ってくれます。先ほど早期化されている中で練習にばかり時間を充ててしまうのはもったいないとお話ししましたが、短期間で確実に力をつけられればより本番で良いパフォーマンスができるでしょう。
またそんな準備を早いうちからできれていれば他の学生と差をつけることができるため、自分がリードできる立場になることができるのです。さらに就活エージェントに就活軸や条件を伝えればそれらに当てはまる企業を見つけ出してくれるため、企業選びの手間を省くことができます。
このように就活エージェントに早くから繋がるメリットはたくさんありますので、まだ就活エージェントと繋がっていない人は今すぐつながりましょう。
キャリチャンでも25卒が効率的に内定を獲得するためのサポートを行う就活支援サービス「再就活サポート」を提供しています。気軽に参加してください。
25卒の内定はいつ出てもおかしくない
25卒は就活が全体的に早期化されていることもあり、早いうちから内定を出す企業が多くあります。そのため25卒は既に動き出していないとあっという間に出遅れてしまい、内定を取り逃してしまう恐れがあります。
ですので早いうちから就活対策を万全に行い、効率的に内定を獲得できるようにしましょう。まずは早期内定を狙える企業の特徴を知り、早期内定を狙うことで力をつけていきましょう。
もちろん基礎的な対策も欠かせません。自己分析や業界研究から就活軸や志望業界を定め、積極的にエントリーして実践から力をつけてください。また早いうちから就活エージェントと繋がることも内定を獲得するための秘訣です。
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この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。