就活の面接対策には自己分析が重要!やり方や便利ツールを紹介

 2025年5月19日

しばらくすると選考が始まりますが、面接対策は十分にできてますか?

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Aさん

あまりできてないです…。回答がうまくまとまってないので、本番も自信がありません。

そうなんですね。面接に向けて自己分析には取り組みましたか?

キャリアアドバイザー 廣瀬

就活生 Aさん

自己分析は企業選びの前にやったんですけど、面接の前にも必要なんですか?

面接で効果的なアピールをするには、自己分析で自分の考えを整理することが大切です。このコラムでは、面接に向けた自己分析の重要性ややり方を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

キャリアアドバイザー 廣瀬

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目次

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  1. 企業とマッチする人材だとアピールするため
  2. 企業選びの軸を答えられるようにするため
  3. 面接でのアピールや深掘りに対応できるようにするため

面接のために自己分析を行う目的

面接のために自己分析を行う目的

就活で自分をアピールし、内定を獲得するためには、自己分析が重要です。

特に面接では個人の考えについて深掘りする質問が多いため、自己分析を入念に行い、事前に対策をしておくことが大事になります。

面接のために自己分析を行う目的は、主に下記の3つです。

面接の前に自己分析が必要な理由についてきちんと理解しておくことで、自己分析の結果を効率的に就活で活かせるようになるでしょう。

ここでは、どのような目的で面接の前に自己分析をする必要があるのか詳しく紹介します。

企業とマッチする人材だとアピールするため

面接の前に自己分析をする目的として、 自分が企業とマッチする人材だとアピールできるようにすることが挙げられます。

就活の面接では、企業に自分がふさわしい人材だとアピールする必要があります。しかし、自分の強みが理解できていない場合は、どこをアピールしてよいのかわからない人もいるでしょう。

自分の中に企業が求める人物像と共通する部分がないかを探すことで、企業に自分がマッチする人材だとアピールできるようになります。

自分の性格や価値観のどの点を企業にアピールしたいのかを考えるためにも、面接の前に再度自己分析を行うとよいでしょう。

企業選びの軸を答えられるようにするため

面接の前に自己分析をする目的の2つ目は、企業選びの軸を答えられるようにするためです。

面接では、就活の軸について聞かれることがあります。面接の前には、就活の軸を確実に答えられるように準備するだけでなく、他の質問の回答ともブレがないようにする必要があります。

そのために、面接の前に再度自己分析を行い、就活の軸をしっかり言語化しておきましょう。また、面接の前に自己分析を行うことで、自分の思考がまとまり、志望動機が答えやすくなります。

就活の軸を答えられない場合や回答にブレがある場合、準備不足と判断されたり適当に企業選びをしていると思われたりすることがあります。面接の前には必ず自己分析を行うようにしましょう。

面接でのアピールや深掘りに対応できるようにするため

面接の前に自己分析を行う目的として、面接でのアピールや深掘りに対応できるようにすることも挙げられます。

アピールポイントを補強する材料を見つけるために、自己分析をさらに深めていくといいでしょう。

自己分析を行えば自分の強みやアピールポイントが明確になりますが、面接ではさらに具体例などを聞かれることがあります。

面接の前に自己分析を行い、強みを発揮した経験がないか振り返ることで、強みやアピールポイントを裏付けるエピソードが見つかるでしょう。

面接回数が進むと、質問に対する回答を深掘りされやすくなります。2次面接からは浅い回答を用意するだけでは対応できません。

なぜそのように考えたのか、具体的にどのように企業に貢献できるのかなどを深掘りして質問されるケースが多いです。

自己分析ができていれば深掘りされたときにも面接官を納得させられる回答ができるため、よい評価を得やすくなるでしょう。

面接のために自己分析を行うやり方

面接のために自己分析を行うやり方

面接対策として行う自己分析には、主に以下の4つのやり方があります。

自己分析はやみくもに行っても思うような結果が得られません。上記のようなワークを行い、さまざまな角度から自分を理解していきましょう。

ここでは、面接対策としての自己分析のやり方を詳しく見ていきます。

なお、「やばい!もう面接まで時間がない!」という状況で自己分析を行う時間がない場合は、キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」の利用がオススメです。

出遅れ就活サポートで求人を紹介してもらうと、面接対策用の自己分析を手伝ってもらえるため、これから選考を受ける場合でも問題なく準備を進められます。

また、自己分析の結果を元にあなたにマッチした企業の求人も紹介してもらえるので、利用を検討してみてください。

自分史を作成する

面接の前に自己分析を行う際は、自分史を作成してみましょう。

自分史とは、これまでの人生を振り返り、年表のように時系列順に書き出したもののことです。自分史を作って人生を振り返ると、自分の人生に影響を与えた出来事を思い出せます。

また、そのときに得た学びやスキルについて、その後どのように活かせたのかを把握しやすくなるでしょう。今までの出来事を繋げて見ていくことによって、今の自分の価値観や思考を持つようになったきっかけが明確になります。

自分史の作り方に明確な決まりはありません。起こったことをそのまま書き出していくだけではなく、自分がそのときにどんな努力をしたのか、どのように考えたのか、事実を飾らずに書いていくとよいでしょう。

また、自分史とともに自分の感情がどのように動いたかを表すモチベーショングラフも作成すると、過去のモチベーションの波を把握できます。

モチベーショングラフ
モチベーショングラフ

自分史とモチベーショングラフによって自己理解が深まり、自己肯定感も高まるため、就活に役立ちます。

ただし、作成には時間がかかるため、早めに取り掛かるとよいでしょう。

マインドマップで価値観を確認

面接の前に行う自己分析では、マインドマップで価値観を確認しましょう。

マインドマップとは、自分の思考を芋づる式に書き出したもので、頭の中にある思考やアイディアなどを記録する方法です。就活においてマインドマップを作ることは、自分の思考を整理し、自己PRや企業選びの軸を作る際に役立ちます。

マインドマップを作成する際には、中央にテーマを書き、放射状に横書きで言葉を書き足していきます。たとえば、「強み・弱み」「過去の経験」などをテーマに書き進めていくとよいでしょう。

テーマから思いつくキーワードを羅列したら、考えすぎずにリラックスし、思いついたことをどんどん記載して深く掘り下げていきます。作成し終えたマインドマップを見返すと、強みや弱み、自分の思考などが理解しやすくなるでしょう。

マインドマップ
マインドマップ

自分が就活で求めることがわかるので、自分の価値観や考え方を整理したい人はぜひ実行してみてください。

自己分析の書籍を使う

面接の前に自己分析を行う際には、書籍を利用するのもオススメです。

自己分析のやり方がわからない人は、書籍のフォーマットにしたがって行うと効率的に行えるでしょう。

オススメの自己分析の書籍には、以下の例が挙げられます。

  • さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0(日本経済新聞出版)
  • 受かる! 自己分析シート(日本実業出版社)など

上記の本を活用することで、自分の強みがわかりやすくなったり、具体的なエピソードを洗い出したりできます。

大学の図書館やキャリアセンターなどにも自己分析ができる書籍が置いてあるかもしれないので、参考として読んでおくとよいでしょう。

自己分析ツールを使う

面接の前に行う自己分析に苦労している人は、自己分析ツールを使うとよいでしょう。

自己分析ツールは質問に回答していくだけで、自分の強みや弱みをある程度把握できます。

ただし、自己分析ツールを利用するだけでは自己理解を深めることはできません。自己分析ツールではエピソードの深掘りまではできないので、結果は参考程度に見ておくとよいでしょう。

自己分析ツールを使って強みや弱みが明確になった際には、それを裏付けるエピソードも一緒に考えるのがオススメです。面接で強みや弱みを聞かれた際に、具体的なエピソードを添えることで、説得力のあるアピールができるようになります。

オススメの自己分析ツールは以下のコラムを参照してください。

面接のために自己分析する際の自分への質問例

面接のために自己分析する際の自分への質問例

ここでは、自己分析のために活用できる質問例を下記の3つに分けて紹介します。

自己分析の際に何から考えればよいかわからない人は、過去から未来までの時間軸に分けて自問自答を繰り返すと、自分の考えが整理しやすくなります。

「自己分析が難しい」「なにからやればよいかわからない」という人は、キャリチャンのツールの活用もオススメです。

フォーマットに沿って行なっていけば簡単に自己分析ができるので、ぜひ利用してみてください。

過去に関する質問例

過去に関する質問例を紹介します。

  • 幼少期〜高校で一番思い出に残っている出来事は?
  • 幼少期〜高校で一番嫌だった出来事は?
  • どんな友達と仲良くなることが多かったか?
  • 好きな習い事、嫌いだった習い事は?
  • 親の教育方針で思い出に残っていることは?
  • 好きだった学校のイベントは?
  • 得意だった科目と苦手だった科目は?
  • 挫折した経験は?
  • どんな友達と仲良くなることが多かった?
  • 休みの日はどんなことをして過ごしたか?など

上記のように過去の経験を思い出すことで、自分の性格を形成した出来事が思い出しやすくなるでしょう。

今に関する質問例

大学の過ごし方や現在の生活についての質問例を紹介します。

  • 大学時代一番力を入れている出来事は?
  • 大学時代に一番嬉しかった出来事は?
  • 自分の性格で一番好きなところは?
  • 自分の性格で直したい部分は?
  • 今興味のあることや趣味は?
  • アルバイトを選んだ理由は?
  • 一人の時間をどのように過ごしていますか?
  • 影響を受けた友達や教授は?
  • 将来に不安や期待することは?
  • なんのゼミに入っているか、入った理由は?など

上記の質問のように、今の気持ちを把握することで、就活に直結する自分の思考がまとめられます。

未来に関する質問例

就職後やその先の未来について、今自分がどのように考えているのかも把握しておきましょう。

  • 10年後はどんな生活を送りたい?
  • 仕事とプライベートはどれくらいの比重でいたい?
  • 誰のために働きたい?
  • 将来挑戦したい仕事はある?
  • どんなリーダーになりたい?
  • 自分の理想のライフスタイルは?
  • どんな上司と一緒に働きたい?
  • 社会人になって挑戦したいことは?
  • 職場に求めることは?
  • どんな資格を取得したい?など

理想のライフプランや仕事の仕方を考えることで、人生観や志望企業の特徴が見えてきます。

志望企業を探す際に重要な自己分析になるので、未来の自分についてもしっかりと考えておきましょう。

自己分析を面接に活かすための準備

自己分析を面接に活かすための準備には、以下の4つが重要です。

自己分析を面接に活かすための準備

自己分析を行うだけでは、面接の突破率は上げられません。

自己分析の結果を受けて、面接中にどのようにアピールするか考え準備することで、効果的なアピールができるようになります。

ここでは、自己分析を面接に活かすための準備について説明します。

自己分析で見えた自分の強みをキーワード化する

面接の前には、自己分析で見つかった自分の強みをキーワード化してみましょう。

自己分析を行うと、自分の強みや弱み、価値観などがわかってきます。それらから自分を表すキーワードを抽出してみてください。

キーワードを抽出する際には、今までの経験で発揮した強みから探してみるのがオススメです。

たとえば人をまとめて目標を達成することが得意なのであれば、「統率力」や「リーダーシップ」などのキーワードが選べるでしょう。

自己分析の結果から、自分を一言で表せるキーワードを探してみてください。

企業にアピールしたい自分のイメージを考える

自己分析を十分に行なったあとは、企業にアピールしたい自分のイメージを考えましょう。

どんな印象を企業に与えたいか決まっていない場合、質問に対する回答にブレが生じやすくなります。

選考では一貫してブレない軸を伝える必要があるため、自分がどんな人物であるのかを伝えられるように準備しておくことが大切です。

自分のイメージを考えるときには、企業が求める人物像をよく理解しておきましょう。

企業のホームページや代表のメッセージなどを読んで受けた印象や、志望企業で活躍している人物の特徴などを書き出してみてください。

そして自分に近い部分がある場合は、そこをアピールできると企業とマッチしている人材であるとアピールしやすくなります。

伝えるエピソードを明確にする

面接の前に自己分析を行なったあとは、自分らしさを伝えるエピソードを明確にしましょう。

自分を象徴するキーワードだけを企業に伝えても、相手はそれをイメージしにくかったり、本当に強みであるのかがわからなかったりする可能性があります。

自分を表すキーワードの説得力が上がるように、具体的にどのような経験をしてどのような結果が出たのかを話せるように準備してください。

想定質問と回答を考える

キーワードやエピソードが十分に用意できたあとは、想定質問と回答を考えましょう。

企業からの代表的な質問には「志望動機を教えてください」「あなたの強みはなんですか?」などが挙げられます。

これらの代表的な質問に対し、どんなキーワードやエピソードを盛り込むかを準備しておくことで、面接当日も焦らずに回答できるはずです。

面接で話す際には結論から話すことや、5W1Hを忘れずに回答することなどを意識してみてください。

話に抜け漏れがあったり、結論ではない部分から話したりすると、面接官に話が伝わらず、よい内容を話していたとしても評価されないケースがあります。

相手に伝わるような話し方になるように、よく練習してから面接に臨むようにしましょう。

面接に対して苦手意識がある人は、キャリチャンの就活支援サービス「面接サポート」の利用がオススメです。

面接サポートで求人を紹介してもらうと、求人の面接を突破するためのアドバイスがもらえます。また、自己分析そのものや分析した内容を面接に活かす方法についてもサポートしているので検討してみてください。

面接のために自己分析するメリット

面接のために自己分析するメリット

面接のために自己分析を行うメリットは、主に以下の2つです。

企業選びの際にも自己分析をしたのに、面接の前にもう一度自己分析を行うなんて面倒だと感じる人もいるでしょう。しかし自己分析を行うことで、 選考の合格率が上がるメリットがあります。

ここでは、具体的なメリットについて詳しく説明するので、参考にしてください。

質問にスムーズに答えられる

面接のために自己分析を行うと、面接官からの質問にスムーズに答えられるようになります。なぜなら、自己分析をすることによって自分のことを深く理解できるからです。

面接では、さまざまな方向からあなたについての質問をされます。たとえば、以下のようなことを聞かれるでしょう。

  • 自己PRや学生時代に頑張ったこと
  • 志望動機や会社のどういったところに魅力を感じたか
  • 弱みや挫折経験

また、今後のキャリアプランや将来の夢や目標といった未来のことについて質問されることもあるため、自分の考えを整理しておくことが大切です。

自己分析をすることによって強み・弱み、考え方、経験などをきちんと把握できれば、どんな質問をされても言い淀むことなくスラスラ答えられるようになります。

自信を持って面接に挑める

面接前に自己分析を行うことで、自信を持って面接に挑めることも大きなメリットの1つです。

自己分析を十分に行った人は、自分の価値観やアピールポイントがしっかり整理できています。そのため、面接の際にどんな質問を受けても答えやすくなり、面接への苦手意識をなくせるのです。

また、自己分析を徹底すると、実際に面接の合格率も上がります。キャリチャンの内定者向けアンケートでも、内定をもらうために役立ったことの1位は自己分析でした。(参考:キャリチャン『【アンケート結果】25年卒内定者が語る! 就活成功の秘訣と「やっておけばよかった」後悔』)。

自己分析に力を入れることで、自分の強みや弱みなどを把握できるだけでなく、それを裏付ける具体的なエピソードも掘り起こせます。その結果、深掘り質問にも問題なく対応でき、何を聞かれても論理的な説明が可能になるため、面接への自信につながるわけです。

自己分析せずに面接に臨むリスク

自己分析せずに面接に臨むリスク

自己分析が不十分なまま面接に臨む主なリスクは下記の2つです。

自己分析が不十分なまま面接に臨むと、思うように自分のことを伝えきれず、後悔してしまう人も多いです。

ここでは、自己分析が不十分な場合のリスクについて詳しく説明します。

志望動機に一貫性がなくなる

自己分析が不十分なまま面接に臨むと、志望動機に一貫性がなくなるリスクがあります。

就活の面接では、志望動機やなぜこの業界を受けているのかなどを聞かれるケースが多いです。この質問では、就活生が何を基準に仕事や職種を選んでいるのか、就活の軸を確認しています。

自己分析が不十分な人の場合、質問によって回答にブレが生じてしまう可能性があります。また、志望動機を裏付ける過去の経験や自分の価値観などを伝えるエピソードも用意できないため、説得力のある話ができなくなってしまうのです。

その結果、面接官から志望意欲が低いと思われたり、考えが甘いと思われたりしてしまい、なかなか内定を獲得できないことが考えられます。

どんな質問の仕方をされても答えられるように、自己分析で自分の軸を明確にするようにしましょう。

面接官に話が伝わりにくい

自己分析が不十分なまま面接に臨むと、面接官に話が伝わりにくくなる可能性があります。

自己分析が不十分な場合、自分らしさを伝える効果的なエピソードが見つからず、面接官に強みなどをアピールしにくくなる可能性があります。

面接に苦手意識を持つと次回以降の面接でも不安を抱えてしまい、どんどん面接が苦手になる悪循環を生み出すことも少なくありません。

自己分析をもとに何をどう伝えたいのかを考えておけば、面接の本番でも焦らずに回答できるため、必要以上に緊張しなくなるでしょう。

面接後にも自己分析したほうがよい?

面接後にも自己分析したほうがよい?

面接後にも自己分析は行なった方がよいでしょう。

面接でうまく答えられなかった箇所は、自己分析が足りていないために、自分の経験や価値観をうまく言語化できなかった可能性が考えられます。

その場合は再度自己分析を行い、より自分らしさを伝えられるエピソードや、自分の考えに影響を与えた出来事などを振り返り、自分への理解を深める必要があるでしょう。

自己分析が十分にできていれば、自分の軸や考えがまとまっているため、どんな質問が来ても回答しやすくなります。

面接でうまく回答できなかったときや、次の面接に向けて自分の考えを整理しておきたいときなどは、必ず再度自己分析を行いましょう。

面接のための自己分析する際の注意点

面接のための自己分析する際の注意点

面接のために自己分析を進める際の主な注意点は以下の4つです。

自己分析を行うのは大切なステップですが、やり方を間違えてしまうと就活がうまく進まなくなる可能性もあります。

ここでは、自己分析を行う際の注意点について説明します。

思い込みに固執しない

面接のために自己分析を行う際は、思い込みに固執しないようにしましょう。

自己分析では、自分の想像とは違う新たな価値観や強み、弱みなどが見えることもあります。

しかし、自己分析を始める前から「自分の強みはこれだ」と決めつけた状態で自己分析を行うと、結論が決まってしまっているため、自分の新しい面を見つけることが難しくなります。

たとえば自分の強みはリーダーシップだと決めつけている場合、リーダーシップを発揮したエピソードばかりを探してしまい、他にもある自分のよい面が見つけにくくなってしまいます。

自分で最初から強みや弱みがある程度わかっていたとしても、新しい価値観や自分のよさを探すつもりで自己分析に取り組んでみましょう。

嘘のエピソードを作り出さない

面接のために自己分析を行う際には、嘘のエピソードを作り出さないようにしてください。

自分をよく見せようと自分の経験を偽ってしまうと、自分の考えや価値観さえも偽らなくてはいけなくなり、自己肯定感が下がったり就活にストレスを感じたりする可能性があります。

また、選考の途中で嘘がバレてしまった場合、面接官から信用できない人物と判断されてしまい、マイナス評価を受けるリスクもあるでしょう。

内定を獲得できたとしても、自分自身を偽って内定を獲得しているため、入社後にミスマッチを起こす場合もあります。

就活の目的は内定の獲得ではなく、就職後にやりがいを持って働くことです。内定を獲得するために嘘をつくのは控えましょう。

企業の求める人物像に寄せすぎない

面接のために自己分析を行う場合、企業の求める人物像に寄せすぎないように注意してください。

志望企業が決まっていて求める人物像を把握している場合、自分をよく見せようと企業の求める人物像に自分を寄せてしまう人がいます。

企業の求める人物像を意識しすぎてしまうと、自分の本当の強みや価値観と異なる分析結果を出してしまう可能性があります。

たとえば、本来の自分は協調性がある点が強みであるにもかかわらず、志望企業がリーダーシップを求めていると知り、無理に自分にリーダーシップがあるようにエピソードを考えてしまうこともあるでしょう。

自己分析を行う際には、志望企業の求める人物像は一旦考えず、自分自身と向き合うようにしてください。

自分の強みや価値観が明らかになった後に、志望企業の求める人物像と合うものを選ぶことで、効果的な志望動機や自己PRができるようになります。

自己分析以外の就活対策も行う

面接のために自己分析を行うことは大切ですが、そのほかの就活対策も必ず行うようにしてください。

自己分析は就活において大切な対策ではあるものの、それだけで就活がうまくいくわけではありません。

自己分析は時間のかかる作業のため、そればかりに固執すると、ほかの対策が疎かになってしまいます。

自己分析を行った上で書類対策や面接対策を行い、就活本番までに全ての対策を十分に行えるようにスケジュール配分を行いましょう。

面接のための自己分析がうまくいかないときの対処法

面接のための自己分析がうまくいかないときの対処法

面接のために自己分析を行なってもうまくいかない場合は、以下の3つの対処法を試してみましょう。

自己分析がうまくいかない際に、煮詰まったまま時間をかけてしまうと、無駄な時間が発生してしまいます。1人で自己分析がなかなかできない場合は、ほかの方法を試してみるのもオススメです。

面接のための自己分析がうまくいかないときの対処法について紹介します。

周りの人に他己分析を依頼する

自己分析がうまくいかないときは、周りの人に分析を依頼するのもよいでしょう。

他己分析とは、他人からみた自分の強みや弱みなどを聞き、自分自身への理解を深めることです。

ほかの人から見た自分のよさや欠点を理解することができ、自分一人で自分を見つめ直すよりも新たな発見がある場合があります。

分析をお願いする際には、家族や友人、バイト仲間や先輩など、さまざまな人に依頼するのがオススメです。

複数の人に聞くことで、自分自身への理解がさらに深まるでしょう。

キャリアセンターに相談する

自己分析がうまくいかない際には、大学のキャリアセンターに相談するのもオススメです。

キャリアセンターには、就活のプロが集まっています。自己分析のやり方を教えてくれたり、あなたの考えの壁打ち相手になってくれたりするため、思考が整理されるでしょう。

もちろん自己分析だけでなく、面接やエントリーシート対策など、幅広いアドバイスがもらえるため、一度訪問してみてください。

また、自身の大学の先輩が就職した企業を紹介してもらえることもあり、採用実績のある企業に絞って就活を進めることも可能です。

ただし、キャリアセンターは混み合っていることも多いため、時間に余裕を持って訪問するようにしましょう。

就活エージェントを利用する

自己分析がうまくいかない際には、就活エージェントの利用もオススメです。

就活エージェントは、あなたの希望や人柄をヒアリングしてそれにマッチする求人を紹介し、内定を得られるようにサポートしてくれます。

自己分析がうまくいかない場合は、その原因を一緒に考え、解決できるようにフォローしてくれるでしょう。

就活生は無料で利用でき、自己分析から内定後のフォローまで行ってくれるので、就活がうまくいかなくて悩んでいる人はぜひ利用してみましょう。

キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では無料で自己分析のサポートや自己分析の結果を元にしたあなたにマッチする求人の紹介をしています。就活のプロの力を借りることで自己分析やその先の選考も有利に進められるので利用を検討してみてください。

面接は自己分析で入念に準備することが大切!

面接でうまく自分をアピールするためには、自己分析で自分への理解を深めることが大切です。

自己分析が不十分な場合、質問の回答にブレが生じたり、面接官にうまく話が伝わらなかったりといったリスクがあります。

自己分析がうまくいかない際には、就活エージェントやキャリアセンターを利用し、解決のヒントをもらいましょう。

自己分析にはある程度時間がかかるので、面接ギリギリで取り組むのではなく、スケジュールに余裕を持って取り組むようにしてください。

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この記事の監修者

監修者:廣瀬舞

廣瀬 舞

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

大学卒業後、教育機関を経て入社。7年間、キャリアカウンセラーとして新卒・中途・既卒求職者の就職を支援し、これまでに4000名以上の求職者を担当し内定まで導いている。女性ならではの親切丁寧な対応が定評を呼んでおり信頼度が厚い。

就活支援の得意分野は「面接対策」。特に現代ならではの動画面接、オンライン面接の対策実績は1000社以上、2000名以上を支援してきた実績がある。

また、これらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している

~就活生へのメッセージ~

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