【就活が絶望的】内定もらえない・出遅れたと悩むときの対処法を解説
2023年10月31日
何だか元気がないですね。どうしました?
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
第一志望に落ちたし、内定もないし、持ち駒もないけどほかに行きたい企業もないし…そんな絶望的な状況なんです。どうしよう…。
初めに狙っていた業界じゃなくても、あなたの希望を叶えられる企業はあるはずですよ!卒業までにはまだ時間がありますから、絶望するには早すぎます。就活の範囲を広げて探してみましょう。
キャリアアドバイザー 岡田
就活生 Aさん
そうでしょうか…?でもモチベーションが下がってしまって、企業探しをする元気が出ません。
大丈夫!今回のコラムでは、絶望からの立ち直り方と対処法をお教えします。まずは、その絶望から立ち直って、もう一度しっかり就活と向き合ってみましょう!
キャリアアドバイザー 岡田
目次
就活で「絶望」を感じる瞬間
今、あなたが就活に絶望している理由は何でしょうか。もしかしたら漠然とした絶望感に打ちひしがれていて、自分でも理由がよく分かっていない就活生もいるかもしれません。
しかしその絶望から立ち直り、就活を成功させるためには、原因をきちんと理解しておく必要があります。就活生が絶望を感じてしまいがちなシチュエーションは、以下の5つです。
コラムの初めにまず、それぞれのシチュエーションについて説明しますので、自分の身に置き換えながら参照してください。
内定がない・志望企業に落ちたことで将来が不安になった
就活生が絶望を感じる原因として多いのが、「内定が1つもない」「第一志望に落ちた」「こんな時期まで内定ゼロ」など、内定に関する悩みです。
就活時期のピークを過ぎても内定をもらえていなかったり、第一志望群の選考に全滅したりすると、このまま続けても志望する企業から内定をもらえないのではないかと思えてきます。
そして「果たしてまともな就職ができるのか」「このまま就職浪人になるのでは?」などと、自分の将来について不安になるのです。
その不安はまだ現実にはなっていない不確定な未来なのですが、就職ができない場合の状況を想像してしまうことで、絶望的な気持ちになるのでしょう。つまり「就職ができないかもしれない」という状況が、就活生に絶望感を与えています。
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就活がうまく行かないことで社会から否定された気持ちになった
あまりにも就活がうまくいかないと、まるで自分という人間そのものを社会から否定されたような気分になることも、就活で絶望を感じる原因です。
就活における合否の「否」は、否定の「否」と同じ字です。「面接に落ちる」「選考に通らない」といったことを繰り返し、「否」を何度も突きつけられると、まるで「おまえはダメだ」と自分を否定されているような気がします。
また、就活における合否の「否」は、つまり「うちの会社には要らないよ」ということです。どこへ行っても「否」=「要らない」と言われてしまうと、「自分は社会に不必要な人間なのでは?」という風にも思えてきます。
就活は良くも悪くも面接や選考の合否で自分をハッキリ評価されるため、落ち続けることで、まるで自分の人間としての価値まで否定されたような気分になってしまうのです。つまり面接や選考で落ち続けていることが、絶望感を与えてしまっています。
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周りの人が内定を獲得することで取り残された気持ちになった
就活では、自分と周りの人の状況を比べてしまうことで、絶望感を感じる人も少なくないです。本来ならば就活は個人と企業との問題であり、他人の就活状況は自分とは全く関係ありません。
とはいえ、どうしても身の回りの人と自分の就活状況を比べて、優劣を考えてしまう人が多いです。そして「自分以外はみんな内定を持っている」「周りの人は自分より良い企業から内定をもらっている」など、自分が劣っていると思うと取り残されたような気持ちになります。
しかし、それはいわゆる”独り相撲”というものです。相手はそもそも戦っていないのに、勝手に自分だけが競争している気になって、勝手に自滅しています。
そうやって勝手に周りと比べることで、自分自身が自分を追い込み、自分で自分に絶望感を与えることになっているのです。
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就活に出遅れたことに気付いてつらくなってしまった
周りと自分を比較するというより、周りが順調に就活を進める中で、自分がいかに出遅れているか気付いたことで絶望することもあります。
たとえば、周りがインターンシップに参加したり、選考が始まっていることを聞いたりしたときです。自分はまだ就活を始めていなかった場合、就活に出遅れていると気づき、「このペースで就活しても、内定が獲得できないのでは?」と絶望を感じてしまうことがあります。
自分が就活に出遅れたことに気づいて、落ち込んだり焦ったりしてしまうのは普通の感情です。たとえ出遅れてしまったとしても挽回はできるので、落ち着いて1つ1つやるべきことをこなしていきましょう。
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持ち駒がなくなり、これからどうすればいいのかわからなくなった
就活では持ち駒がなくなって、次に打つべき一手を見失うことも、絶望感を感じる原因となります。当初考えていた企業にはみんな落ちてしまい、かといって他には行きたい企業が見つからないのです。
取りかかるべき課題があればそれに向けて努力するだけですが、次のステップが見えなければ、足の踏み出しようがありません。まるで途中で道が途絶えてしまったみたいに、就活の中で迷子になって、「私は次にどこへ向かえばいいの?」と途方に暮れているわけです。
持ち駒がなく就活における行動予定が全くの白紙となってしまい、次にどうすればいいのかも分からないことで、道を見失ったような絶望的な気持ちになっています。
「一向に内定が決まらない……もうどうしたらいいかわからない」そんな悩みを抱えている就活生は、ぜひキャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」で相談してください。プロのキャリアアドバイザーが、あなたの悩みを一緒に解決します。
就活で絶望したときに取りがちな4つのNG行動
就活に絶望していると、自暴自棄になったり、焦るあまりに就活対策が雑になったりしてしまう可能性があります。そのように、就活生が絶望したときに取りがちなNG行動は、以下の4つです。
就活に絶望したとしても、上記の行動を避けて努力を積み重ねれば、きっと就活はうまくいきます。以下で解説するので、気をつけておいてください。
1.自己分析がおろそかになる
就活に絶望して焦ってしまうと、ろくに自己分析ができていないのに、とにかくエントリーしようと多数のES(エントリーシート)を提出したり、説明会に参加したりといった行動を取る人が多いです。
しかし就活において、自己分析は非常に大切です。自己分析が十分にできていると、自分に合った企業が選びやすくなり、面接での回答もスムーズに答えられます。
反対に自己分析ができていないと、評価を得にくい企業にばかり応募してしまったり、説得力のある自己PRができず、面接が通りにくくなったりすることが多いです。
就活がうまくいかないと感じた時は、やり方を見直すためにも、自己分析を実施するとよいでしょう。
2.面接対策がおろそかになる
就活で絶望的な気分になると、焦って面接の回数をやたらに増やし、対策が不十分となってしまうことがあります。
しかし、きちんと対策をせずに面接に臨んでも、言葉に詰まったり、企業に合った人材だとアピールできなかったりするため、評価が得られません。
就活の面接に臨む際は、一社一社に対し、時間をかけて対策する必要があります。企業が求める人材や企業について深く理解していれば、志望度が高いと評価され、内定が獲得できる可能性も上がるでしょう。
むやみやたらに受ける企業を増やすのではなく、事前準備に力を入れることを大切にしてください。
3.履歴書やESの仕上がりが雑になってしまう
今の就活が絶望的だと思うと、エントリーする企業を増やそうと履歴書やES(エントリーシート)を大量に書くことで、仕上がりが雑になる可能性があります。しかし適当に書いているエントリー書類は、採用担当者に見抜かれてしまうものです。
とくに手書きの場合、雑に書いたことは、文字の汚さから一目瞭然です。採用担当者は手書きのエントリー書類を確認する場合、内容だけでなく以下のような項目も確認します。
- 誤字脱字がないか
- 丁寧に読みやすい字で書かれているか
- わかりやすく話がまとめられているか
そのため雑に書いたエントリー書類は、それだけで選考を見送られてしまう可能性があります。
エントリーを増やすのは大切ですが、適当に書いた書類では、すぐに落とされてしまう可能性が高いです。無理のないスケジュールで提出できる枚数のみに絞り、丁寧に記入するようにしましょう。
4.無理なスケジュールを組んでしまう
それまでの就活が絶望的な状況になると、焦って無理な就活スケジュールを追加してしまうことがあります。しかし、焦って無理なスケジュールを組んでも、実力は発揮できません。準備が不足している状態では企業に十分なアピールができず、内定を獲得するのは難しくなってしまうのです。
無理なスケジュールを追加したことで不採用が続くと、なおさら焦りや絶望の感情が生まれ、悪循環です。無理がたたって体調も崩しやすくなり、思うように就活に取り組めなくなるケースもあります。
就活では、スケジュール管理も大切です。余裕を持って取り組めるよう、早め早めに行動するようにしてください。
就活をできるだけ早く終えたい人や、とりあえず一社内定が欲しい人には、キャリチャンの「スピード内定サポート」がオススメです。この就活支援サービスでは、選考期間が短く、負担が少ない企業を紹介します。選考のアドバイスもしているので、ぜひ参加してみてください。
就活で絶望した時の対処法と絶望から立ち直る方法
就活には絶望を感じる要因が色々あるので、お先真っ暗みたいに思ってしまうその気持ちはよく分かります。しかし「もうダメだ」などと絶望感に打ちひしがれていても、就活は決して良い方向に進みませんから、どうにかするために自ら行動を起こすことが大切です。
就活に絶望しているあなたに必要な対処法と、絶望から立ち直る方法は、以下の7つです。
ここからは、それぞれの方法について解説していきます。
一度休憩し、気持ちを切り替えてから就活を見直す
就活に絶望した時に必要なのは、思い切っていったん就活を休憩し、気持ちを切り替えてから改めて就活を見直すことです。
あなたは今、就活に絶望しているのと同時に、「でも、やらなくちゃ」という義務感や焦りも抱えていると思います。しかしその絶望感を引きずったまま無理に就活を続けても上手くいかないので、一度就活から離れて、気持ちをリフレッシュする必要があるのです。
1週間でも2週間でも、自分である程度の期間を決めて就活を休み、今の絶望的な状況を一切考えない時間を作ります。そうして気持ちを切り替えまっさらな状態となってから、改めてこれまでの就活を振り返り、その反省を活かして今後の就活の方針を見直していきましょう。
休憩後はまず、これまでの就活を振り返って、なぜ絶望的な状況に陥ることになったのか、その原因を探ります。面接や選考での反省点だけでなく、自己分析や業界研究も根本から見直してみてください。自分のこれまでの就活軸は本当に正しかったか、あるいは軸から外れた間違った企業選びをしていなかったか見極めることが大切です。
そして新たに就活軸を定め直したら、今後は幅広い業界・職種を見るように意識し、自分の中での選択肢を増やします。視野が狭まり「これでなくちゃダメ」などと自分の可能性を限定してしまうのは、自分で自分を崖っぷちに追い込んで、自ら絶望的な状況を作り上げるようなものです。
場合によっては志望企業のランクを落とすなど、自分の気持ちに余裕を持たせ、無理のない就活ができるような環境作りをするのもオススメです。
自己分析を徹底する
絶望的な就活から立ち直るには、自己分析をやり直し、自分を見つめ直しましょう。就活を成功させるためには、徹底した自己分析が必要です。今まで就活がうまくいかなかったのは、自分に合っていない企業を受けていたり、面接での回答がぶれていたりといったことが原因になっている可能性があります。
また、改めて自己分析をすると、就活を始めた当初と変わっている考えがあるかもしれません。様々な就活を経たからこそ、自分がやりたいことや、理想の働き方が見えてくることもあります。一度取り組んだら完了ではなく、就活中は折に触れ繰り返し自己分析をしてみるのがオススメです。
「自己分析のやり方がわからない」「自己分析がうまくいかない」という人は、以下のツールもぜひ活用してみてください。
【就活対策資料】
自己分析ワークシート
志望企業の難易度を見直す
不採用が続いて就活に絶望している場合は、志望企業の難易度を見直すことも必要です。なかなか就活がうまくいかないのは、志望先の選考倍率が高すぎたせいかもしれません。
大手企業や人気企業は、とくに採用倍率が高いです。大手企業しか受けない「大手病」にかかり、知っている名前の企業しか受けないと決めていると、就活を始めた当初に予定していた持ち駒が全滅してしまうこともよくあります。
就活を成功させるためには、自分に合った難易度の企業を受けることも必要です。名前が知られていないBtoB企業や中小企業、大手のグループ企業やベンチャー企業にも、優良企業はたくさんあります。
企業の知名度だけではなく、自分のやりたいことができる企業や、理想の働き方が叶う企業を探してみるとよいでしょう。
就職留年・就職浪人も視野に入れてみる
受けたい企業の募集が終わってしまって絶望している場合や、就活に心残りがある場合は、就職留年(就活留年)・就職浪人(就活浪人)を考える手もあります。
就職留年とは、大学を卒業せずに、留年してもう1年就活することです。それに対して就職浪人は、大学を卒業し、既卒として再度就活に挑戦することを指します。どちらも就活を一度経験しているため、1年目よりもスムーズに就活が進むことや、志望企業に再度チャレンジできることがメリットです。
しかし、留年には学費がかかること、就職浪人する場合は卒業後に空白の期間ができてしまうことなどのデメリットもあります。安易に今年の就活を諦めるのではなく、慎重に考えるようにしてください。
内定をもらった人にアドバイスをもらう
就活に絶望しているとき、内定をもらった就活生に成功のポイントや自分に足りていない部分のアドバイスをもらうと、今やるべきことがわかるケースがあります。就活は一人で孤独に進めてしまいがちですが、うまくいかない時は、周りに意見をもらうことも大切です。
同じ就活生に話を聞いてもらうと気持ちがすっきりし、共感が得られることで不安な気持ちが和らぐこともあります。就活がうまくいっていないことを話すのは恥ずかしい人もいるかもしれませんが、積極的に周りを頼っていくことも時には必要です。
エージェントを利用してまずは1社内定をもらう
就活に絶望してしまったときは、就活エージェントを利用するのがオススメです。今の絶望的な気持ちからしっかり立ち直るためには、自分の心の中に「きっと就活を成功させられる」という、就活への前向きな希望が必要になります。
しかし、今そもそも絶望しているのですから、当然ただ心で願うだけでは希望は生まれてきません。そこで就活への希望づくりに効果的なのが、どこでもいいとまでは言いませんが、とにかくまずは内定を1社獲得することです。
内定を獲得することで今の絶望的な気持ちから就活へのやる気を取り戻せますし、内定を獲得する感触をつかむことで、それを次に活かすこともできます。
ただし、たとえ「どこでもいい」と考えたとしても自力で内定を獲得しようとすると簡単ではないでしょう。それが就活エージェントを利用すれば、難なく可能となります。しかも就活エージェントなら適当な企業ではなく、あなたの個性が活かされる、あなたに合った企業を紹介してくれるのです。
自分に合った企業を受ければ当然受かりやすいので、迅速かつ確実に内定を獲得できますし、受かっても入社したくないような無意味な企業を受ける必要もなくなります。それだけでなく就活エージェントは、学生が絶望的な気持ちを晴らせるようなサポートもしてくれますから、今抱えている絶望感を拭い去るためにも利用した方が良いです。
絶望的な気持ちに打ちひしがれた時に、就活エージェントは就活の実働面でも精神面でも、あなたの強力な味方となってくれます。キャリチャンでも、スピーディーな内定獲得を支援するサポートサービス「スピード内定サポート」を開催しているので、ぜひ活用してください。
その他の就活エージェントやサービスについては、以下の記事で特集しています。
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状況別に必要な行動を取る
就活に絶望してしまった時は、自分の絶望の原因となっている状況に合わせて、必要な行動を取ってください。以下に、それぞれの状況別に取るべき対策を記載しておきます。
「第一志望に落ちた」
第一志望に落ちたことで絶望的な気持ちになっている人は、まずその第一志望に落ちてしまった原因を探りましょう。自己分析と業界研究から就活軸を見直し、これまで自分には合っていない企業を受けてしまっていた場合には、企業選びの方針を変更して選び直します。
企業選びは間違っていないと判断した場合は、選考や面接の場で企業に自分を上手くアピールできていません。そのままでは同じことの繰り返しになりますので、これまでと同様の企業を探した上で、自分の就活力をアップさせて挑んでください。
「この時期まで内定が1つもない」
全く内定がもらえずに絶望している人は、残念ながら自分自身に何かしらの問題がある可能性が高いので、まずはその原因を探ることが先決です。どれほど努力しても、その業界や企業が必要としている要素があなたに無ければ、決して内定はもらえません。
これまでの就活軸を見直して、本当に自分に合った業界・企業を受けていたか、自分に合う業界・企業とはどこなのか考え直しましょう。根本的に軸を変えないとしても、あまり狭い範囲に限定するのではなく、視野を広げて就活をやり直すことが大切です。
「持ち駒がなくなった(他に行きたい企業がわからないから増やせない)」
持ち駒がなくなって絶望的になっている人は、キャリアセンターや就活エージェントに企業を紹介してもらえば、簡単に持ち駒を増やすことができます。キャリアセンターや就活エージェントは、学生と違って仕事として採用情報を取り扱っている、いわば企業探しのプロです。
学生自身では希望の求人を探し出すことができなくても、キャリアセンターや就活エージェントは独自の情報網から、一般には出回らない求人も把握しています。自分の手で探さないことに不安を感じる人もいるかもしれませんが、自分の就活軸をハッキリと伝えることで、自分が納得できる企業を紹介してもらえるはずです。
「就活に出遅れ、スタート時には既に企業数が少なかった」
就活への出遅れから絶望感を抱いている人には、キャリアセンターや就活エージェントなどの、プロの力を借りることをオススメします。スタート時からいきなり選択肢が限られていることに絶望しているかもしれませんが、実はその少ない企業の中にも、優良企業はたくさんあるのです。
キャリアセンターや就活エージェントを利用すれば、今のような少ない求人の中からでも、プロの力で優良企業を探し出してくれます。自分の希望に沿った企業を紹介してもらうためにも、きちんと業界・企業研究を行い、自分の就活軸を明確にして、プロに正しく伝えられるように準備しましょう。
出遅れたと感じる時期に応じた対応、注意点などについては、後の章でもっと詳しく解説します。
単に就活を休んで一時的に絶望を忘れるだけではなくて、その後就活の成功に向けて着実に進んでこそ、本当に心の中から絶望感を消すことができます。
何もせず放っておいても絶望感は消えないので、就活を休んでリフレッシュした後は、気持ちを切り替えてしっかり行動するようにしてください。
就活で絶望しているときに必要な6つの考え方
就活を成功させるためには、気持ちを切り替えてポジティブに就活に取り組むことが必要です。就活で絶望している時に取り入れたい6つの考え方を紹介します。
就活に絶望し、暗い気持ちのまま選考を受けると、面接官から見て魅力的な人材に映りません。以下を参考に自信を取り戻し、再度就活に取り組みましょう。
1.絶望してしまうのは就活に本気で取り組んでいる証拠
絶望するほどの辛さを感じているということは、就活に本気で取り組んできた証拠です。適当な気持ちで就活してきた人は、内定が獲得できていないことに焦ったとしても、絶望までは感じないでしょう。まずは、これまでひたむきに就活に取り組んできた自分を肯定してあげることが大切です。
採用見送りが続いたとしても、正しい努力を続ければ、必ずいつか身を結ぶはずです。自分の就活のやり方を見直し、納得のいく就活ができるように頑張りましょう。
2.不採用=人間性の否定ではない
就活に絶望しているときは、採用見送りになったとしてもあなたの人間性までを否定されたわけではないと考えるようにしましょう。内定がもらえなかったからといって、自分はだめな人間だと悲観するのは良くないです。
どんなに優秀な人材であっても、企業のニーズとマッチしなければ、不採用になる可能性はあります。就活は企業から優秀な人材かどうか判断される場だと考えがちですが、選考はあくまで企業と就活生が互いのマッチングを図る場です。内定が獲得できなくても、その企業の求めるものと自分の求めるものが合わなかっただけなので、あなたの人間性や実績が否定されたわけではありません。
ただし、「面接でうまく答えられなかった」「明らかに準備不足だった」といった場合は、改善する必要があります。次の面接に備えて、自己分析や企業研究に取り組むことが大切です。
3.失敗が自分を成長させてくれる
絶望的な気分のときは、就活で失敗したとしても、自分の成長につながると考えてみてください。今は絶望感で就活が辛いと感じていても、これからの努力によって、自分の成長へとつなげられます。
選考で失敗してしまったことに落ち込むより、次の選考で失敗しないためにどうすればよいのかを考えることが大切です。失敗した点をそのままにしておくと、次も同じことを繰り返してしまいます。
自分の失敗を認め、改善することは、この先社会人になっても役立つはずです。今の辛い経験が今後の人生に役立つと信じ、努力を続けましょう。
4.仕事は人生を豊かにするための1つの手段
就活のせいで絶望的な気分になっている人には、仕事は人生を豊かにするための1つの手段に過ぎないという考えも必要です。就活に成功することだけが、人生の目的ではありません。
就活をしていると、よい企業に入社することや誰もが知る有名企業で働くことが、「すごい」という価値観になりがちです。しかし人生において、仕事や就職先だけが全てではないことを覚えておきましょう。
自分がどんな人生を送りたいのかは、人それぞれ違います。就活に絶望したときは、自分がどんな人生を送りたいのかを考え、理想の人生を送るためにどのような社会人になりたいかを考えることが大切です。
行きたい企業に入社できなくても、人生が終わるわけではありません。あまり気負いすぎずに、自分のペースで就活に臨んでみてください。
5.内定の時期や数にこだわらない
就活に絶望しているときは、内定に対する考え方も改めてみましょう。内定がいつ出たか、何社出たかにこだわる必要はありません。
就活をしていると、他の就活生がいつ内定を獲得したのか、何社獲得できたのかを聞いて、焦ることもあります。しかし新卒の場合、いつ内定が出ても、入社の時期は変わりません。複数社の内定を獲得しても、入社できるのは結局のところ1社だけです。
大切なのは、自分が納得できる形で就活を終わらせることです。自分の納得いく1社の内定さえもらえれば、その時期もそれ以外の内定の数も、どうでもよいことだと言えるでしょう。他の就活生と比べたくなる気持ちはわかりますが、そんなことで絶望を感じる必要はないと心得ておいてください。
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6.悩んだときこそ周囲のサポートが必要
就活で絶望を感じて辛いときこそ、周りを頼ることが必要です。一人で悩んでいても改善の糸口が見つからず、なおさら気持ちが暗くなってしまいます。
家族や友人でもよいですし、就活のプロである就活エージェントに相談するのもオススメです。相談するのが恥ずかしいという気持ちもわかりますが、就活を経験した人のほとんどは、選考に落ちて悔しい思いをしたことがあります。あなたの気持ちをきっとわかってくれるので、ぜひ相談してみてください。
就活の進め方で悩んだら、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」に参加してみましょう。相談の内容は、就活に関することなら何でもOK。プロの就活エージェントが、絶望から脱却するための改善ポイントや、あなたにぴったりの企業を紹介します!
出遅れた?就活で絶望している時期別の対応と注意点
就活に出遅れてしまったと感じて絶望している人は、今からできる対策法を考えることが必要です。時期ごとの対応策と注意点を紹介するので、早急に取り組んでみてください。
【6月以前】春採用に向けた対応と注意点
6月以前におこなわれる春採用は、多くの企業が内定を多く出す時期です。この時期に出遅れてしまったと感じても、まだまだ挽回の余地はあります。絶望する必要はないので、落ち着いて1つ1つ取り組んでいきましょう。春採用で必要な対応と注意点は、以下の3つです。
■ 現状を把握しスケジュールを組み直す
志望企業のエントリーが締め切られていたとしても、エントリーを受け付けている企業はまだまだあるので、絶望する必要はありません。どのようなスケジュール感で進めるのがよいか、今自分が周りにどれくらい遅れているのかを把握して、今後のスケジュールを組み直してください。
たとえばエントリー数が少なく、選考に進めていないなら、今からエントリーできる企業を探し、必要な書類を提出しましょう。企業の採用スケジュールを調べ、選考までに企業研究をおこないます。
志望度が高い企業があれば、OB・OG訪問もオススメです。「何を」「いつまでに」終わらせるのか、書き出してみてください。
■ 履歴書・ESをブラッシュアップする
履歴書やES(エントリーシート)で選考に落ちてしまう人は、絶望するより原因を究明して、内容のブラッシュアップを図りましょう。書類選考で採用を見送られてしまうのには、魅力的な内容を書けていない、丁寧に書いていないなどの原因が考えられます。
また、自己分析や企業研究ができていないと、自己PRや志望動機が上手く書けません。自己PRや志望動機が苦手な人は、まず自己分析や企業研究に時間を割く必要があります。
履歴書とESが書けたら、第三者に添削してもらってください。客観的な意見をもらうことで、読んだ人にどう思われるかがわかるようになります。
ESを添削してもらうのは、就活エージェントや大学のキャリアセンター職員がオススメです。家族や友人の場合、遠慮して本心を言ってもらえないことがあります。それよりも、直すべきポイントを的確に指摘してくれる、プロに頼むのがベストです。
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■ OB・OG訪問をする
志望度の高い企業は、OB・OG訪問をするのもオススメです。実際に企業で働く先輩の話を聞くと、志望企業への理解が深まり、不明点もクリアになります。
OB・OG訪問をする際は、下記の3つの方法で探すとよいです。
- 大学のキャリアセンターに紹介を頼む
- 企業に紹介を頼む
- OB・OG訪問専用のマッチングアプリを利用する
社会人は忙しいため、すぐに時間を取ってもらえない場合や、訪問は難しいと言われる場合もあるでしょう。スケジュールが合わないまま選考の日を迎えてしまうケースも考えられるため、OB・OG訪問をしたい人は、できるだけ早く行動するようにしてください。
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【6~9月】夏採用に向けた対応と注意点
6~9月頃の夏採用は、春採用よりも大幅に採用枠が減ります。企業の多くは春採用で人材を確保し、内定辞退や採用数が少なかったときに、追加で募集をかけるからです。
ただし、採用数は減るものの、優良企業の採用活動がまだ続いている場合もあります。絶望的な春の就活から立ち直り、諦めずに就活を続けていきましょう。夏採用に向けた対応と注意点は、以下の4つです。
■ 夏採用まで出遅れた理由を明確にする
夏採用に臨む人は、絶望するよりなぜこの時期まで就活を続けているのか理由を明確にし、改善点を見つける必要があります。
夏採用は、部活で就活のスタートが遅れた学生や、公務員志望から民間志望へと切り替えた学生、留学帰りの学生も参加します。やむをえない事情で就活のスタートが遅くなった人は、焦る必要はありません。
ただし、春採用からずるずると就活を続けてしまった人は、内定が獲得できない原因を探してみることが大切です。
春採用から選考を受けているにもかかわらず内定が獲得できないのには、必ず理由があります。自分に合った企業を受けているか、自己分析はできているか、しっかり準備した上で選考に臨めているかなど、自分に足りない点がないかチェックしてみてください。
■ 大学のキャリアセンターを利用する
春採用に比べて夏採用をおこなっている企業数は少なくなるため、大学のキャリアセンターで求人を紹介してもらうのもオススメです。
大学のキャリアセンターには、先輩が入社した実績のある企業や、「この大学の学生を採用したい」という企業から求人票が送られてきている場合があります。一般的な就活サイトを使って探すよりも選考に進める可能性が高いので、これまでの就活に絶望している学生は夏採用からぜひ利用してみてください。
■ 夏でもスーツを着用するよう心がける
暑い夏場はクールビズを取り入れたくなりますが、企業側から指定がない場合、説明会や面接の会場では上下スーツを着用するのがマナーとなっています。
企業への移動中は、もちろんジャケットを脱いでおいて大丈夫です。鞄に押し込むとシワが付きやすくなるので、腕にかけておくとよいでしょう。ネクタイを締めるのも、最寄り駅についてからで十分です。
夏採用の会場では企業側から、暑いのでジャケットを脱ぐよう促されることがあります。ジャケットを脱いでも問題ないように、中の服装を整えておくことが大切です。着用するシャツは、夏でも長袖が原則的なマナーと考えられています。
夏の暑さを思うと絶望的な気分になるかもしれませんが、就活はビジネスマナーを見られる場でもあるため、相手に失礼のない服装で臨むように心がけてください。
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■ 夏採用を受けている理由を答えられるようにしておく
夏採用の面接では、なぜ今の時期まで就活を続けているのかを問われる可能性があります。
【夏採用の質問例】
- 「春採用は受けなかったのか」
- 「他社から内定はもらっているか」
- 「春採用で内定を獲得できなかった原因は?」
上記の質問を聞かれた際は、ネガティブな理由を答えるのではなく、反省した上で改善した点を答えましょう。
企業は失敗談を聞きたいわけではなく、内定が獲得できていないことをどのように感じ、現在どう就活に取り組んでいるのかを聞きたいはずです。過去の自分に絶望することなく、自信を持って答えてください。
面接官からの質問に対し、嘘をつくのはやめましょう。嘘がバレてしまうと、企業からの信頼を大きく損ないます。内定がないこと自体がマイナス評価につながることはありません。謙虚な姿勢で丁寧に答えれば、納得してもらえるはずです。
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【10月以降】秋・冬採用に向けた対応と注意点
春、夏採用が終わっても、秋・冬採用をおこなう企業や、通年採用する企業が残っています。求人数は少なくなりますが、全くないわけではありません。絶望せずにチャレンジすることが大切です。
10月以降に内定が獲得できていない人へ向けて、必要な対策と注意点を紹介します。
■ これまでの就活の方法を見直す
春・夏採用と選考を受けてきた人は、その結果に絶望するより、就活の進め方を見直しましょう。内定が獲得できていないのには、自己分析が足りていない、業界研究がおろそかになっている、面接対策が不十分などの理由があります。
自己分析ができていないのであれば、自分史を作って自分自身を見直す、業界や企業の理解が乏しいのであれば、資料を読み込んだりOB・OG訪問したりなど、自分に足りていない部分を補うことが大切です。
内定を獲得できない原因がわからないのであれば、第三者に意見を聞くのもよいでしょう。書類を見てもらったり、模擬面接をしてもらったりして、アドバイスをもらってみてください。
■ 倍率の高さを理解したうえで臨む
秋・冬採用は採用数が少なく倍率が高いため、就活の難易度は上がります。簡単に内定は獲得できないですが、企業側もよい人材さえいれば早く採用を決めたいはずなので、絶望する必要はありません。入念な準備を行い、上手にアピールすることが大切です。
これまで内定が獲得できていないのは、焦ってエントリー数を増やし、どの企業にも熱意が伝わらなかった可能性があります。今まで以上に企業研究に力を入れ、入社したい気持ちが伝えられるよう、徹底的に準備しましょう。
企業側から、なぜ秋・冬まで就活を続けているのか質問されることがあります。説得力のある回答をするためにも、なぜ内定が得られていないのかを考え、問題に対してどのように対策しているのかしっかり答えられるようにしてください。
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■ 選考後は振り返りを行う
秋・冬採用の選考後は、自分の回答が的確だったか、回答に困った質問はなかったかなど、振り返りを行うことも大切になります。秋・冬採用をおこなう企業は限られているので、一社一社の選考を今まで以上に慎重に受けていく必要があるのです。
成功したと感じた面接でも、必ず振り返りを行いましょう。回答内容をブラッシュアップしていくことで、さらに自信を持って面接に臨めるようになります。
就活に出遅れてしまって絶望的な気分になっている人は、キャリチャンの就活支援サービス「出遅れ就活サポート」に参加してみてください。募集を続けている企業を知れるだけでなく、自分に足りていない点をアドバイスしてもらえます。一人で悩まずに、就活のプロに相談してみましょう。
翌4月の新年度を迎えてしまうときの対応と注意点
内定を獲得できずに卒業を迎えてしまう人は、就職留年や就職浪人などを検討する手もあります。一度就活を経験しているため、来年度の就活は今回よりもスムーズに進められるかもしれません。
就職浪人をしても、大学卒業後3年間は新卒枠で選考を受けられます。ただし、企業によって実質的に既卒を採用していない場合があるため、注意が必要です。卒業後に狙いたい企業がある場合は、既卒者も選考を受けられるかどうかだけでなく、既卒でも内定を獲得した実績があるか調べておいた方がよいでしょう。
就活で絶望を味わないように心がけること
せっかく気持ちを切り替えて就活を再スタートさせても、また同様に絶望してしまっては、なおさらツラくなってしまいますよね。きっと、今就活に絶望している誰もが「こんな思いは二度とごめんだ」と思っているはずです。
では今後の就活において絶望せずに済むには、以下の4つのことを心がけるとよいです。
ここからは、もう二度と就活で絶望を味わわないために心がけるべきことを詳しく説明します。
徹底した事前準備を行う
就活で絶望を味わわないようにするには、徹底した事前準備を行って、就活に絶望してしまうきっかけを阻止してください。絶望のきっかけとなる「内定がもらえない」「第一志望に落ちる」「自分だけ内定がない」といった状況は、ほとんどが準備不足によるものです。
自己分析や業界・企業研究が不十分で、その企業の仕事や風土を理解できていないと、志望度が低いように見えます。同様に、その企業で求められていることが理解できていないと的外れなアピールになってしまい、企業にはあなたが魅力的な学生に見えません。
準備不足でその企業について深く理解しないまま受けていることによって、正しく自分をアピールできず、結果として不合格を招いています。また企業理解が浅いということは、つまりその企業について良く知らないということですから、そもそも自分には合わない企業を受けてしまっている可能性が高いです。
ですから就活で絶望を味わわないためには、徹底した自己分析や業界・企業研究から就活軸を明確にし、自分に合った企業を見つけ出しましょう。今だけでなく将来にわたって自分に合った企業を探すためには、自分の強みや人柄をきちんと把握するとともに、キャリアプランを明確にしておくことも必要です。
そうして自分に合った企業を受けていれば、自然と企業にもあなたが魅力的に見え、絶望の要因となる「不合格」を阻止することになります。
早くから計画的に就活を始める
余裕を持って就活を進めるためにも、早くから計画立てて進めることは非常に大切です。あらかじめスケジュールを立てていないと、書類作成に十分な時間を取れなかったり、志望企業へのエントリーを逃してしまったりする可能性があります。
焦りは絶望を感じる1つの要素です。焦りを感じないためにも、余裕を持ったスケジュールを検討しておきましょう。
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最初は幅広い業界・業種を受ける
就活を再開したら、最初は可能性を広げるために、幅広い業界・業種を受けるように心がけてください。くり返しになりますが、自分の可能性を狭い範囲に限定してしまうことは、自分で自分を「そこから落ちたら絶望」という崖っぷちへと追い込んでいます。
ですから就活に絶望しないためには、初めは視野を広く取り、自分の心と可能性に余裕を持つことが大切です。
ただし、手当たり次第にとりあえず何でもいいから受けるのではなくて、自分に合う業界・業種を探すことを目的とします。就活の軸に沿って複数の業界・業種を受け、それらを比較検討しながら、本当に自分に合うものへと徐々に絞り込んで行きましょう。
一見時間を無駄にしているように思えるかもしれませんが、就活では情報から頭に思い描いたイメージと、実際に自分が目にした時の感覚が一致しないことも少なくありません。
そうして幅広く受ける中で、実はそれほど興味のなかった業界・業種が、自分に合っていると分かることもあります。あまり志望度が高くない企業でも、その選考に受かれば自信がついて絶望感がなくなりますし、その自信が次の企業を受ける際にも良い影響をもたらしてくれるのです。
面接練習で就活力アップを図る
今後は就活で絶望しないために、面接練習によって自分の就活力を向上させましょう。面接力を上げることで内定率が上がれば、もう就活に絶望しなくて済みます。選考ではESや筆記試験なども見られますが、やはり就活の中心となるのは面接です。
面接に特に力を入れて対策することで、あなたの就活力が大きくアップします。面接の練習は、本番を意識した緊張感のある雰囲気で行うのがコツです。いくらよくある質問への回答を準備し、面接のマナーを学んでおいても、面接官を前にした緊張状態の中でそれを実践できなければ意味がありません。
面接本番で自分の本領を発揮するためには、本番に近い緊張感の下でくり返し練習し、面接での緊張に慣れておく必要があります。家族や友人を相手にするのでは緊張感が生まれませんから、自分の身近ではない人、できればあなたに的確なアドバイスができる「就活に詳しい社会人」に面接官をお願いしてください。
大学のキャリアセンターや就活エージェント、模擬面接イベントなどを利用すれば、本番さながらの緊張感で面接練習ができる上、プロのアドバイスももらえるので効果的な練習になります。
実際に志望度の低い企業の面接を受け、面接の場数を踏むのも良いです。そうすることで練習ではない本物の面接の経験が積めますし、本物の面接に慣れていれば、本命の面接にも強くなります。
就活に絶望しないためにはプロに頼るのが安心
就活には、絶望感を味わう瞬間が多々あるものです。時には絶望に打ちひしがれ、一時的に就活を休むのも悪いことではありません。ただし本当に絶望から立ち直るには、就活の成功へ向けて着実に行動することが大事です。
そして、もう二度と就活に絶望しなくて済むように、事前の対策も大切になります。自分一人で絶望に立ち向かうのは大変なことですから、就活エージェントなどを頼って、実際の行動面と精神面の両面からサポートを受ければ心強いはずです。
キャリチャンでも、プロのキャリアアドバイザーが就活生の悩みを聞く支援サービス「就活相談サポート」を開催しているので、ぜひ活用してください。「この絶望的な状況を何とかしたい!」「どうしていいか分からず途方に暮れている」などなど、就活に関することなら、どんなことでも相談に乗ります。
もちろん精神的な支えとなるだけでなく、企業の紹介や面接練習といった実際の行動面も全面的にサポートしますから安心です。今は「お先真っ暗」と感じるかもしれませんが、キャリチャンと一緒にその絶望を乗り越えて、絶対にあなたの就活を成功させましょう!
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この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。