【新卒必見!】社会不適合者と自負しても就活を成功させる秘訣とオススメ職業を紹介
2022年5月9日
こんにちは、「面接でいつも落ちてしまう」「グループワークで会話に参加できない」など、就活がうまくいかないことで、自身を「社会不適合者」だと考えていませんか?
キャリアプランナー 平崎
就活生 Aさん
これまで多くの選考を受けてきましたが、ひとつも内定がもらえません。
1次面接で通らないこともよくあり、自分は社会に必要とされていないのかと思ってしまいます。
就職はあきらめた方がいいのでしょうか。
「内定がもらえない=社会不適合者」ではありません。就活の方法が間違っているだけの可能性があるため、その原因を突き止めましょう。
また、なかなか思い通りに進まないことでネガティブな感情が大きくなり、与える印象が余計悪くなってしまうことがあります。
今回は細かな気を付けるべき点や解決策について紹介します。
キャリアプランナー 平崎
社会不適合者とは?
社会人が仕事を行う中で「自分は社会不適合者だ」と感じるケースはよく耳にすると思いますが、実は就活を行うことで「自分は社会不適合者だ」と思うケースも結構あります。そして社会不適合者とは社会人のみならず、就活生にも実際に該当します。
そんな社会不適合者とは一般的に“社会からの要求に応えることができない、協調性を持つことが難しい人”のことを指します。日本社会では空気を読みながら周りの人とコミュニケーションを取ったうえで仕事をする必要があり、それらに適することができないと「社会不適合者」と判断されます。
また社会不適合者は仕事を行う“前”の段階からも判断が可能です。具体的には下記の特徴に当てはまる人は社会不適合者と判断できるでしょう。
- 時間やルール、規律などを守るのが苦手
- 協調性がない
- コミュニケーション能力が低い
- 責任感がない
- ネガティブ思考 etc….
上記の特徴を見てもわかるように、“空気を読むことができない”行動・特徴がある場合には、社会不適合者に当てはまります。これらは学生生活、アルバイト、部活動、就活などを通して自覚しやすい特徴ばかりです。
このことから社会人としての経験がない就活生でも、特徴に当てはまることで社会不適合者だと判断できます。そのため、自分が社会不適合者だと判断できた場合には対処していく必要があるでしょう。
就活生が「社会不適合者」だと感じる理由
就活生のうちから「自分は社会不適合者だ」と感じている人は意外と多くいますが、そう感じる理由は人それぞれです。では就活生はいったいどんな時、どんな理由から「社会不適合者」だと感じるのでしょうか。
ここではそんな就活生が「社会不適合者」だと感じる理由について解説しています。自分の中で理由が明確になれば、どう対処していけばいいのかわかってきますので、しっかりと確認していきましょう。
学生生活を通して人との関りが苦手だと認識していた
学校生活、部活動、ゼミなどを通して、“人との関りが苦手”だと認識していた場合に社会不適合者だと感じやすいです。学校生活は集団での生活となるため、多くの人と関わることから人との関り方について知ります。そこで「自分は人と関わることが苦手だ」と判断されると社会不適合者なのでは?と感じるようになるのです。
大学生になるとある程度自分なりの考えがしっかりしていることから、小学生の時のように気楽に友人を作ることは難しくなります。しかしそれでも集団で生活する場においては空気を読みながら関わっていかなくてはいけません。
ただそんな環境において「人に合わせるのが苦手」「人とうまくコミュニケーションが取れない」などと感じるようなことがあると、自分の中で人と関わることが苦手だと判断し、社会不適合者を疑うのです。また部活動やゼミなど、小規模ながらも濃い関係性が求められる場においては特に人との関りについて得意・不得意が判断されやすいです。
アルバイトを通して“働く”ことに苦手意識があった
学生時代に経験したアルバイトを通して“働く”ことに苦手意識を持ったことで「社会不適合者かも」と思うケースもあります。アルバイトを経験していれば早いうちから「働くこと」や「社会」について知ることができ、その経験から苦手意識を持つことで社会不適合者を疑うのです。
アルバイトは社会人ほどの責任力がないとしても、他の社員と同等の働きを求められますし、「自分でお金を稼ぐ」という感覚はアルバイトをしないと学生のうちは身につくことがありませんから、それなりの責任があります。
しかしその責任や経験が人によっては「難しい」「自分にはできない」と思うきっかけになることも確かです。そのことから、働くことや働く環境に対して苦手意識を持ってしまい、「社会不適合者かも」と思ってしまうのです。
アルバイトは時間が短く、シフトや働き方も自由でしたが社会人になれば生活の中心が「仕事」になることから、そんな生活に早くも嫌気が刺すことで余計に塞ぎこんでしまう人もいます。またアルバイトでは人と関わる場でもあるため、前述のように人との関りを苦手と思うきっかけにもなりえます。
就活を通して実際に働く現場に恐怖心を覚えた
学校生活やアルバイトなど、これまでの経験から「社会不適合者かも」と思うケースもあれば、“今現在行っている就活を通して”社会不適合者かもと思うケースもあります。具体的には実際に働く現場に恐怖心を覚えてしまうのです。
就活では説明会やインターンシップ、就活イベントや面接など、実際に働く社員との接触や職場を見る、仕事を経験するなどといったことがあることから、「働く」ことがとても身近なものに感じます。
これまで「働く」ことを漠然と考えていた学生が「働く」を身近に感じることで、「自分もこれからこれを経験するのか」「自分にはできる気がしない」と不安を抱き、塞ぎこんでしまうのです。
特に就活に苦しんだ先輩たちを間近で見ていたり、身近な存在がつらそうに働いているのを見ると余計に働くことへの恐怖心が生まれやすくなり、塞ぎこみやすくなることで社会不適合者の自覚をしてしまいます。
社会不適合者が就活を成功させるコツとオススメ職業
社会人としての経験がない就活生でも、これまでの学生生活や経験、就活を通して社会不適合者だと自覚することは多くあります。そして社会不適合者だと自覚するとより就活は難しいものとなり、思うように活動できなくなります。
しかしそのままでは何も決まらないまま卒業式を迎えてしまうため、しっかりと対処していかなくてはなりません。では具体的にどう対処していけばいいのか、ここではそんな社会不適合者が就活を成功させるコツをご紹介します。合わせてオススメ職業もご紹介していきますので、しっかりチェックしていきましょう。
無理に自分を変えず、自分の「得意」を活かせる仕事を探す
人と関わるのが苦手、コミュニケーション能力が低い、働くことへの恐怖心など、さまざまな性格や要因から社会不適合者を自覚すると思いますが、これらの性格や要因は簡単に変えることも改善することも難しいです。ですので、無理に自分を変えようとするのではなく、今の自分にできることを考えてみましょう。
確かに社会人として人と上手に関わることや、コミュニケーション能力などは多くの仕事で必要になりますが、世の中にはたくさんの仕事があり、これらが重視されない職業もたくさんありますので、それらを選択すれば自分を変えることなく仕事選びをすることができます。
そんな職業を選ぶうえで意識すべきことは、自分の「得意」を活かせる仕事は何かを考えることです。人と関わるのが苦手でも、コミュニケーション能力が低くても、他に得意なものが誰にでもあるはずです。そしてそんな「得意」から仕事選びをすれば、仕事に対するストレスを減らすことができるのです。仕事というのは自分がしたいことよりも“自分にできること”を意識した方がうまくいくことから、仕事選びにも成功しやすいでしょう。
無理に自分を変えなくても、自分が過ごしやすい環境、自分にできることを意識して仕事を選べば社会不適合者だと悩んでいても就活を成功させることができます。
一人でできる仕事・時間やルールに縛られない仕事を選ぶ
社会不適合者の人が企業選びをする際、一人でできる仕事や時間・ルールに縛られない仕事を選ぶと就活に成功しやすいです。このような仕事は社会不適合者の人が仕事をしやすい環境下にあることから、企業選びにも成功しやすく、就活の成功にもつながります。
人との関りが少なく一人でできる仕事を選べば、人と関わらなくて済むためコミュニケーション能力もさほど必要ありません。また協調性なども必要なくなるため、仕事やしやすいでしょう。さらに時間やルールに縛られない仕事を選べば責任感を背負うことなく仕事ができますし、トラブルも少ないことからネガティブ考えることもなくなるでしょう。
このように、自分の足りない部分を無理に補うのではなく、それらを避けられる環境を選べば仕事選びにも就活にも成功します。自分の足りない部分を補うのは難しいですが、自分の得意を活かす、自分のできることを選ぶことは誰でも簡単にできると思うので、意識してみましょう。
ブライダルや飲食、宿泊などといった職業は人との関りが濃く、責任感が求められ、時間やルールに縛られますので、このような仕事を避けると良いです。
就活エージェントを頼り、プロに適職を見つけてもらう
社会不適合者の人尾が企業を探すうえで絶対に頼ってほしいのが「就活エージェント」です。就活エージェントは社会不適合者だと自覚する就活生のために、満足いく企業探しの手伝いから企業紹介などを行ってくれるため、非常に心強い存在となります。
社会不適合者の人は自分に合う仕事がわからないだけでなく、「入社したい」「やってみたい」と思える仕事がないことから社会不適合者の自覚をする人もいます。そのような人は企業を選ぶという段階にいくまで苦労しますが、就活エージェントを利用すればその手間を省くことができるため、就活にも取り組みやすくなるのです。
また就活エージェントはこれまでに多くの社会不適合者の企業を紹介してきた実績があるため、必ず満足のいく企業や仕事をあなたにも紹介してくれることから社会不適合者の人でも前向きに企業選びに取り組めます。
キャリチャンでも社会不適合者の人のためのイベント「就活相談サポート」を開催しています。このイベントでは企業・仕事探しのお手伝いから企業の紹介、さらに社会不適合者が原因でまともに就活に取り組めない人のためのサポートを行っています。どんな悩みも不安も必ず解決します。ぜひ気楽にご参加ください!
社会不適合者に向いているオススメ職業
社会不適合者の人は「どうせ自分にできることなんてない」と塞ぎこんでしまうと思いますが、世の中にはたくさんの仕事があり、その中には“社会不適合者に向いている仕事”もいくつかありますので安心してください。
ここではそんな、社会不適合者に向いているオススメ職業について解説していきます。社会不適合者の人は自分の得意を活かせる仕事を選べると良いですが、そこから仕事を考えていくことが難しい人は、社会不適合者にオススメな職業から参考し、企業選びをしていきましょう。
【オススメ度:★★★】
- 警備員
→オフィスビルやホテル、病院や学校、駐車場などの場所で警備を行う仕事です。各施設の点検や巡回、監視などを行うことをメインになっており、仕事は基本的に一人で行います。人との関りはあいさつ程度のコミュニケーション程度で、トラブルがない限り大きな仕事を背負うこともありません。 - 工場勤務
→ライン作業やピッキングなどの単純作業を行う仕事です。作業は単純ですし、一人で仕事を行うことから気楽にできる仕事として社会不適合者に人気の高い職業です。人とのコミュニケーションもあいさつ程度ですし、食品を扱う工場の場合には基本的に会話厳禁となりますので、話すのが苦手な人には最適な環境でしょう。 - 清掃員
→オフィスや学校などの掃除を行います。仕事はもちろん一人で行いますし、仕事内容も単純、資格なども必要ないことからはじめての仕事としてオススメな職業です。仕事場を選べば会話もさらに最小限に済ませることができるでしょう。 - 検針員
→ガスや電気などの使用量を確認し、レシートをポストに入れていく仕事です。この仕事も一人で行いますし、仕事でもポストにレシートを入れることから住民と会うこともなく、人との関りが非常に少ない職業です。天気に左右はされますが、それでも「一人」や「仕事の単純さ」を求める場合には適職でしょう。 - Web関連
→WebライターやWebデザイン、データ入力や動画クリエイター、イラストレーターなども一人で仕事を行うことから社会不適合者にオススメな職業です。スキルを身に付ければ会社に勤めることなく、自宅で仕事することもできるため、より人との関りを少なくすることができるでしょう。
【オススメ度:★★✩】
- ドライバー
→トラック運転手であれば、人と関わることなく1人で仕事をすることができます。車という空間に一人でいれるため気も楽でしょう。給料も高い職業であるため狙い目です。しかし同じドライバーのタクシーやバスなどでは人との関りが少しありますので、覚えておきましょう。 - 配達員
→新聞や郵便、ネット注文商品などの配達を行います。基本的に一人で仕事を行えるため気が楽ですが、時間指定による縛りや多少の人との関りが求められることからオススメ度は★2つです。
上記では主に「一人でできる仕事」「時間やルールに縛られない仕事」をご紹介しています。このような仕事は人と関わることや厳しいルールに縛られた環境が苦手な人に向いている仕事となりますので、ぜひ参考にしてみてください。
おわりに
社会不適合者というと、実際に社会に出て仕事を経験した人だけのものというイメージがあると思いますが、就活生でも十分に当てはまることから、自覚がある場合には就活のやり方について考えていかなくてはなりません。
まずは仕事選びについて考え、自分にできることをしっかりと考えていきましょう。その際に“就活エージェント”を利用すると社会不適合者でも就活がしやすくなり、良い結果を招くことができます。
キャリチャンでも社会不適合者な就活生のためのサポートを行うイベントを開催しています。ぜひ気楽にご参加ください!
就活相談サポートに参加しよう!
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。