【面接練習】一人でできる効果的な練習法。これで内定間違いなし
2023年5月8日
「練習相手を見つけられない」「見られると緊張する」「1人でもくもくとやりたい」 そんな思いから1人で面接練習を行っているんじゃないですか?
キャリアプランナー 岡田
就活生 Bさん
その通りです……。先生や友達に頼めばいいってわかってるんですが、知り合いだからこそ恥ずかしくて。ただ、それだと対人練習じゃないから意味ないのかなって不安です。
うんうん。確かに実際の面接は面接官と行うものですよね。だからといって、1人練習が悪いなんてことはありません。正しいやり方でやれば、メリットがあります。
キャリアプランナー 岡田
就活生 Bさん
1人でも練習OKなんですね、よかった~!でも、自分のやっている方法が正しいかどうか分からないです。
一生懸命やっているのに、やり方が間違っていたら嫌ですよね。今回のコラムでは1人で面接練習をする際に意識すべきポイントを具体的に紹介しています。一緒に確認しましょう。
キャリアプランナー 岡田
一人での面接練習は効果あるの?
面接練習は対人で行うイメージがあると思うので、「一人で練習しても効果はないのでは?」と思うかもしれませんが、一人で練習しても効果は十分にあります。正確には、“正しい方法”で行えば効果を実感できます。
それに一人練習ならではのメリットもたくさんあります。具体的には下記のようなメリットがあります。
- 相手の都合に合わせることなく手軽にできる
- 発声練習をすることで内容が身につく
一人での練習ということで、相手の都合を気にすることなく、いつでも簡単に練習することができます。さらに場所などを取る必要もないので、「手軽さ」は一人練習ならではのメリットです。
また、対人練習ではない分、一人で発声練習をすることがメインとなります。相手との掛け合いがない分、話すことだけに集中できるので、内容を身につけやすいというメリットがあります。
このように、一人ならではのメリットがありますし、冒頭でも伝えたように“正しい方法”で練習を行えば効果も十分にありますので、ぜひ積極的に一人練習を取り入れていきましょう。
一人で練習をする上で意識すべきこと
面接練習は一人に限らず対人での練習だとしても、正しい方法で行わなければ効果はありません。つまり、人数より“正しい方法かどうか”の方が重要だということです。
一人練習は手軽にできますし、一人ならではのメリットもありますので、無駄にならないようしっかりと“正しい方法”を確認していきましょう。
まずは一人で練習を行う上で意識すべきことについて解説していきます。練習手段も大切ですが、心構えも大切ですので、しっかりとチェックしていきましょう。
緊張感を持って練習を行う
一人に限らず、面接練習をしていくうえで最も意識してほしいことが、「緊張感を持って練習すること」です。面接練習は、緊張感のある状態でも自分の良さを存分にアピールするために行うものです。ですから、練習の段階から「本番」を意識して練習しないといけません。
くだけた雰囲気の中で練習をしても、それは本番とは全く異なった空間となってしまいますし、そのような状態で実際に本番に挑んでも、思うように力を発揮できないことは目に見えています。
また、くだけた状態での練習は身も引き締まりませんし、緊張感にも慣れることができないため、本番でも屈せず堂々と挑めるように、練習の時点から緊張感を持って練習することを心がけましょう。
服装と環境を整える
一人の練習でも服装や環境を整えることが大切です。まず服装は普段着ではなくスーツを着用します。面接練習は質疑応答をするだけでなく、身だしなみのチェックも行う必要があるので、しっかりとスーツを着用しなくてはなりません。また、スーツを着た方が身も引き締りますし、本団同様の雰囲気で練習できます。
そして環境作りも大切です。対人練習であれば椅子・机を当たり前のように用意していますが、一人練習では用意しない人が多くいますが、これはよくありません。一人でも椅子・机を用意して、本番のような環境を作ります。
椅子や机を用意することで臨場感も高まるので、緊張感のある中で練習をすることができますし、正しい姿勢や座る位置などを把握できるため効果的です。
しかし、1人ではなかなか客観的に自分を見られず、どうしても解決しない悩みや不安を抱えたまま面接を受けることになります。そこで、ぜひ活用して欲しいのがキャリチャンの「就活相談サポート」です。
「服装はこれで大丈夫?」「振るまいはどうすればよい?」などの面接に関する質問からメンタルの悩みまで、就活に関する悩みなら何でも相談ができます。 全国どこからでも相談できる無料サービスですので、ぜひ活用してくださいね。
“暗記”ではなく“伝わりやすい話し方”を意識する
一人での練習は質疑応答というよりは、一方的に話す形となりますので、どうしても言葉を覚えることを注力してしまいがちですが、「暗記」を目的に行わないようにしてください。
確かに、ある程度話すことを覚えていた状態の方が、相手に伝わりやすい話し方は何かなどを意識しながら話すことができるため、効果的です。
しかし、暗記したものをただただ述べるようでは効果的な練習とはいえません。なぜなら面接は「暗記したものを発表する場ではない」からです。
面接官も暗記したものをただ発表されても当然評価することはありませんし、用意したこと以外話せなければ内定は当然遠のきます。そんなことをわざわざ練習でするのはとてももったいないですよね。
ですから、暗記することを目的にするのではなく、言葉を覚えるのは“相手に伝わりやすくするため”だということを意識して練習をしましょう。
自分の話し方や癖などをチェックする
一人での練習する際は、自分の話し方や声のトーン、スピードや癖などを客観的にチェックしていきます。一人での練習では、つい話すことだけに注力してしまい、表情などをおろそかにしていることが多いですが、これらを意識することも練習をしていくうえで大切なことです。
一人での練習では、誰かに自分を見てもらえない分、客観的な自分の姿に気づきにくいため、間違った姿のまま練習を行ってしまい、そのまま本番に挑んでしまうということがよくあります。しかしこれでは当然、本番でいい結果を残すことはできません。
ですから、そうならないためにも意識的に自分を客観視してチェックし、練習の時点から笑顔でいること、大きなことでハキハキと話すことなどを心がけましょう。
一人での面接練習方法とポイント
一人で面接練習をする際に意識すべきポイントを把握したら、次に具体的にどのような手段で練習を行えばいいのかを確認していきましょう。
ここからは、具体的な練習方法とポイントをご紹介します。さらにオススメなやり方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
動画で撮影
一人で面接練習をしている風景を録画する手段です。臨場感を高めるために、部屋の中には面接会場のように椅子と机を並べ、入室から練習をスタートし、挨拶、着席、質疑応答(自問自答)、退室の一連の流れを動画に収めます。
ポイントは、動画に目線を合わせることです。話しているときの表情はもちろん、視線や入退室時の動きなども大切ですので、面接官の目線からチェックできるよう、動画は面接官の位置(自分の正面)にセットしましょう。
動画の撮影は一連の流れをすべてチェックできるというメリットがあるので、すべての流れをスムーズに行うことを意識して練習して下さい。気になることがあっても練習を中断せず、最後に動画を確認したうえで問題を解決していきます。
具体的にチェックすべきことを下記にまとめておくので、参考にしてみてください。
- 表情は硬くないか
- 笑顔で話せているか
- 早口ではないか
- 滑舌は悪くないか
- 声の大きさ・トーンはちょうどいいか
- 視線は大丈夫か
- 回答はスムーズか
- 回答時間は長いor短くないか
- 回答の内容に違和感はないか
- 姿勢はいいか
- 手癖・足癖は悪くないか
- お辞儀の角度は正しいか etc…
また音声録音という手段もありますが、録音では仕草や身だしなみをチェックできないので、動画での撮影をオススメします。
鏡を見ての練習
鏡で自分の姿を確認しながら練習を行う手段です。手鏡、全身鏡によってポイントが異なるので、1つずつチェックしていきましょう。
まずは「手鏡」でのポイントです。手鏡では、“顔の表情”を意識します。表情が硬くないか、ハキハキと話せているか、大きく口を開けて話せているか、目がキョロキョロしていないかなどチェックしていきます。
「全身鏡」では、身だしなみやお辞儀、挨拶などの“全身の姿”を意識します。背筋は丸まっていないか、お辞儀の角度は正しいか、手の場所は変じゃないかなどをチェックしていきます。
鏡を使っての練習は動画撮影とは違い、一連の流れをチェックというよりは、部分部分をチェックしていく形になります。一つ一つを丁寧にチェックし、正しい佇まいで面接に挑めるように意識しましょう。
YouTubeの利用
YouTubeを利用した練習もとても効果的です。YouTubeなどで「面接練習」と検索すれば、面接練習に関する動画がたくさん出てきます。たとえば、質問を投げかけてくれるものや、入退室のマナーを紹介しているものなどがあります。
その中でも、質問を投げかけてくれるもの(面接の疑似体験ができるようなもの)を利用するのがオススメです。ちょうどよい感覚で質問を投げかけてくれるので、限られた時間で回答することに慣れることができますし、対人練習のような緊張感を持つことができます。
中には変わった質問をしてくるものや、圧迫面接を疑似体験できるようなものなどもありますので、様々な動画を試し、どんな状況でも屈せず回答できるようにしましょう。
入退室や面接全体のマナーなどについて紹介されているものも合わせてチェックすれば、なお効果的ですので、いろんな動画を見てみましょう。
ひたすらつぶやく
独り言のようにひたすらつぶやく手段です。一見、効果がなさそうにも感じるかもしれませんが、先ほども述べたように、“発声練習をすることで内容が身につく”ため、一人で志望動機などをつぶやくだけでも効果はあるのです。
もちろんこれは「暗記」のためでなく、話を相手に伝わりやすくするためのもですので、ロボットのように話すのではなく、“相手に伝わりやすい話し方は何か”ということを意識しながらつぶやきましょう。
確かに他の手段よりは効果は少し薄いかもしれませんが、「やっていない人」よりは確実に身につきますので、自己PRなどを積極的に口ずさんでみましょう。
もしどうしても「1人での面接練習に限界を感じる」「どうしても苦手意識が克服できない」と思ったらプロのキャリアプランナーに相談してみませんか?
キャリチャンでは面接が苦手な学生向けの「面接サポート」を行なっています。 就活のプロと話すことで自分では気がつかなかった視点や面接でのアピールポイントがわかり、これまでの流れを一気に変えられますよ。
「動画で撮影+YouTube」が最も効果的!
一人での面接練習で最も効果的なのが、「動画撮影+YouTube」です。YouTubeでの練習風景を動画に収める形です。
まず椅子・机を並べ、部屋の中の臨場感を高めます。スーツを着用し、身だしなみを整えたら入室からスタートです。
着席をしたらYouTubeを用いて質疑応答を練習していきましょう。定番質問からちょっと変わった質問などが収録されているものを利用すれば、本番のような面接を疑似体験することができるため、より効果的です。
面接官(YouTube)が終了の合図を出したら退室をしましょう。動画はこれら一連の流れのすべてを録画し、練習後に録画した動画からフィードバックを行います。
先ほどのチェック項目から自分の姿をチェックしていき、よくなかった点を改善するために何度も繰り返して練習を行いましょう。
一人で面接練習をする際の注意点
手軽にどこでもできる一人面接練習ですが、一人で練習を行う際は1つ注意しておいてほしいことがあります。それは「一人面接練習のみで終わらせないこと」です。
意識すべきことを把握したうえで、正しく練習を行えば一人でも十分に効果を得ることができますが、一人練習のみで終わらせてしまうのはリスクが高く、危険です。
なぜ一人練習のみではリスクが高いのか、その理由は「客観的に自分を見ることができない」からです。
確かに動画から自分を客観的にみることができますが、それでもやはり主観的な見方になってしまいがちです。そのため、自分の癖などに気づきにくい場合があるのです。
また、自分自身がいいなと思っていても、大切なのは自分の中での手ごたえではなく、受け手の反応です。ですから、自分では気づきにくい部分を他者(とくに初対面)に指摘してもらい、受け手の反応が良い面接をしていくためにも、対人練習は欠かせません。
一人練習も確かに効果的ですが、対人練習あっての「面接練習」ですので、必ず対人練習も行ってください。
しかしそれでも「なかなか相手と予定が合わない」「人に頼るのが苦手」「誰かに見られるのが恥ずかしい」という理由から、対人練習に苦手意識を持っている人もいるでしょう。
そんな人はぜひキャリチャンを頼ってください。キャリチャンならそんな人たちに合った練習法で確実に成果を上げていくためのお手伝いをします。
バリバリ面接練習をしたい人には「面接サポート」、就活の相談をしながらやっていきたい人には「就活相談サポート」がオススメです。
対人練習が苦手という人でもできる練習法などを提示しながら、一緒に就活をしていきます。面接練習以外にも企業選びから内定獲得までのサポートも行っていますので、ぜひ参加してみてください。
おわりに
面接練習は対人で行うものというイメージも強いと思いますが、一人でも練習することは可能ですし、正しいやり方で行えば効果も十分にあります。
それに一人での練習は手軽にできますし、笑顔の練習や文言を覚えるためにつぶやくのならいつでもどこでもできますので、家の中などで意識的に行いましょう。
しかし面接練習を、一人練習のみで終わらせるのはいけません。一人練習のみだと客観的に自分を見ることができないため、ダメな形のまま本番を迎えてしまう可能性があります。ですから面接練習は、必ず対人でも行うようにしてください。一人練習と合わせて行えばより効果的です。
また、キャリチャンでは面接対策に役立つ対策資料をさまざま用意しています。下記のページから無料でダウンロードできますので、ぜひ活用してください。
【就活対策資料】敬語マニュアル
【就活対策資料】自己PR作成マニュアル
【就活対策資料】最終面接攻略マニュアル
面接サポートに参加しよう!
この記事の監修者
岡田 章吾
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。
就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。