内定ブルーを克服するために|原因と対処法をプロが解説
2025年3月28日

浮かない顔ですね。どうしました?
実は内定が決まったんですけど、なんだか気分が重いんです。時間が経つうちに不安の方が強くなってきて…。これって、内定ブルーなんでしょうか?
内定ブルーの可能性もあるし、そうじゃない可能性もあるので、まずは内定ブルーなのかどうかを見極めましょう。それによって対処法が違ってきます。
どうやって見極めればいいんですか?
今回は、内定ブルーとはどういうものかや、内定ブルーかどうかの見極め方、内定ブルーの原因と対処法について解説します。一緒に解決していきましょう。
対処法の前に確認しよう|そもそも内定ブルーとは
内定ブルーとは、内定をもらった企業の中から就職先を決断し、就活を終えた学生が陥るブルーな気分(憂鬱)のことです。
しかし、内定先を決めた後に気分が沈んでいるからといって、それが必ずしも内定ブルーとは限りません。なぜなら、本当に企業選びに失敗し、その決断を後悔しているケースもあるからです。
内定ブルーなのか、そうでないのかを判断しやすくするためにも、まずは「内定ブルーとは何か」を理解しましょう。
ここでは、内定ブルーとは何かについて以下の視点から説明します。
自分に当てはまる状況かどうかを確認してみてください。
内定ブルーの症状
内定ブルーは、理由はないのになんとなく勉強や部活にやる気が出ない「五月病」や、婚約したとたんに結婚を迷い始める「マリッジブルー」と症状がよく似ています。
どの企業の選考を受け、どの企業の内定を承諾するかは自分で決めたはずです。それなのに、日が経つにつれてだんだん自信がなくなってきて、その企業で働くことに不安を感じたり、他にもっとふさわしい企業があるのではないかと迷ったりします。
たとえば、以下のような症状がある人は、内定ブルーの可能性が高いです。
- 選考中はその企業にすごく入りたかったはずなのに、今はネガティブな要素ばかりが気になって魅力的に見えない
- 理由はわからないけど将来がなんとなく不安
- 働いている自分を想像すると憂鬱に感じる
- その企業でやっていける自信が持てない
そして上記のような症状に至った結果、「自分が働くべき企業はここじゃないかも」「もっと自分に合う企業を探すべきかも」と迷ってしまうのです。
そうした、内定先が決まった就活生が抱える漠然とした不安や迷いからくる憂鬱を総称して、「内定ブルー」と呼んでいます。
反対に、「やっぱり○○の仕事がしたい」「自分には○○の方が向いていると気づいた」など、内定先に入りたくない明確かつポジティブな理由がある場合は、内定ブルーとは異なる可能性が高いです。
もしも、就活をやり直したい明確な理由があるのに時期的な問題などで二の足を踏んでいる場合は、無料の就活支援サービス「再就活サポート」を利用してください。あなたの希望にマッチする求人探しと内定の獲得を、就活のプロがサポートします。
内定ブルーが起こりやすいタイミング
内定ブルーは、以下のような時期に発生しやすい傾向があります。
- 内定承諾の数日後
- 大型連休のあたり
- 内定式の前後
- 入社の直前
内定ブルーが起こりやすい状況を理解すると、自分が内定ブルーなのかそうでないのか判断しやすくなるかもしれません。
上記の状況について詳しく説明するので、自分の状況と照らし合わせてみてください。
■ 内定承諾の数日後
一番最初に内定ブルーが起こりやすいタイミングは、内定承諾の数日後です。
内定をもらってから承諾までの間は、少なからず浮かれてしまうものです。それまでの努力が実ってようやく辛い就活から解放されるのですから、当然のことでしょう。
しかし、それから数日たつと平常心に戻り、「本当にこの会社でよかったのか?」と不安を感じ始めるわけです。とくに、内定をもらえたときに気分が舞い上がり、よく考えずに承諾してしまった場合は、後日そうした不安を感じやすくなります。
■ 大型連休のあたり
次に内定ブルーが発生しやすい時期は、大型連休中や大型連休の後です。
新卒の学生の場合、ちょうど夏休みの直前~夏休み中が大手企業の内定出しと重なります。そのため、夏休みに帰省した友人の内定に関する情報が耳に入ったり、夏休み明けに同じ大学の友人の内定結果を知らされたりした際、自分の内定先と比較してしまうケースが多いです。
身近な人が大手から内定をもらったなどと聞くと、それまで内定先に不満を感じていなかったのに、急に「自分の就活は失敗だったかも」といった迷いが出るわけです。
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■ 内定式の前後
内定式の前後も、内定ブルーが発生しやすい時期です。
内定式が近づいてくると、もうすぐその会社に入社することや社会で働くこと、学生ではなくなることなどが、就活生の意識の中で現実味を帯びてきます。それらに対する恐怖が、それまでの決意を揺らがせやすい時期なのです。
また、内定式では入社後一緒に働くことになる同期や社員たちと顔を合わせるため、ますますその思いが強くなることがあります。ほかの内定者や社員と自分を比べ、本当に自分に合った企業なのか、その人たちと肩を並べて働けるのか自信が持てなくなる人も少なくないです。
■ 入社の直前
内定ブルーが発生しやすい最後のタイミングは、入社の直前です。
もうすぐ仕事が始まると思うと、はたして職場に馴染めるのか、うまく仕事をこなしていけるのかといった不安を感じ始めます。
また、このころには研修が進んでいる企業も多いでしょう。そのため、実際の業務を経験したりマナー研修に参加したりする中で、学生時代との違いに戸惑いや違和感を感じる就活生もたくさんいます。
内定ブルーになる原因
内定ブルーになるには、何かしらの原因があります。原因によって対処法も違ってくるので、自分をブルーな気分にさせている要因が何なのか探ってみましょう。
内定ブルーになってしまう原因は、以下のようなものが多いです。
ここからは、内定ブルーに陥る原因について解説します。自分に当てはまりそうか考えながら参照してください。
自分の将来が限定されることへの恐怖
内定ブルーになる原因の1つは、ほかの選択肢がなくなり、自分の将来が限定されることへの恐怖心です。先のことを考えすぎてしまう人や優柔不断で決断できないタイプの人が、このような理由から内定ブルーになる傾向があります。
内定先を決めるということは、ほかの可能性を捨てるということです。そのせいで自分の可能性が限定されることを恐れ、「他にもっといいところがあるかもしれない」と考えてしまうと、なかなか自分の選択に納得しきれません。
自分の中で「本当にここに決めていいのか?」「間違いないか?」と、くり返し問い続け過ぎることで、今ある内定先に疑問や不安を感じるようになり、自ら内定ブルーを招いてしまうのです。
周りの人がその内定先に納得していない
自分ではなく周りの人が原因で内定先に納得できず、内定ブルーに陥るケースもあります。
たとえば、親や先生といった人生の先輩から「本当にそこでいいの?」「もっといいところがあるよ」などといわれてしまうと、自分の決断に自信が持てなくなるのです。
それでなくても新卒の学生は未知の世界へ踏み出そうとしているところなので、すでにその世界を見た人たちから否定されれば、自分の決断に迷いが生じても仕方がないと言えるでしょう。
また、友人や親戚など、周囲の人の内定先が優良企業ばかりだったり、自分の内定先より良く見えたりすると、自分の内定先に不安を抱くこともあります。自分にマッチするかどうかより、他人の内定先との優劣に気を取られることで、自分の内定先に納得できなくなるのです。
そのように周りの人に影響されて、自分が内定先に何を求めていたのか見失い、内定ブルーに陥ることもあります。
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社会人として働く自信がない
”社会人になる”ということへの恐れや不安も、学生が内定ブルーに陥る原因の一つです。内定先の良し悪しに関係なく、単純に自分が社会で働くことに自信が持てず、内定ブルーに陥ってしまいます。
学生の中には、先輩や親など身近な人間が、仕事で苦しんでいるのを見てきた人もいるでしょう。毎日ノルマや残業に追われるのを見てきたかもしれませんし、仕事で失敗して落ち込む姿を見たかもしれません。
そういう学生は「仕事=つらいもの」というように、社会で働くことそのもの対してネガティブなイメージを持っています。「そんなつらい生活をしたくない」「そんなに頑張れる自信がない」という風に、働くことに対して不安や恐れがあるのです。
入社日が近づいてくると、そういう不安や恐れが日に日に膨らんで、内定ブルーに陥る原因となります。
会社の嫌なところに後から気づいた
内定が決まったとたん、会社の嫌なところが見えてくるのも、内定ブルーに陥る原因です。内定先を志望する段階で、強い憧れや理想を抱いていた人によくあります。
口コミサイトで見かけた内定先の悪評価や、選考を進める中で気付いたイメージとの違いが、今さらながら気になり始め、入社に対して前向きになれません。
会社に強い憧れや理想を抱いていると、どうしてもその企業に入りたいという思いから、企業のマイナス要素に気づきにくくなります。悪い情報があっても、憧れや理想のフィルターで覆い隠され、無意識に無視するのです。
しかしマリッジブルーと同様に、夢がかなうとフィルターは剥がれ、企業の現実が見えるようになります。とくに、それまでは良いところしか見えていなかったので、現実的な視点で目に付くのは、会社の悪いところばかりです。
そうした会社の悪い部分が気になり、「本当にここでよかったのかな?」と迷うことで、内定ブルーに陥ることがあります。
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未知の世界へ踏み出す不安
未知の世界へ踏み出す不安が、内定ブルーの原因になることもあります。
たとえば、コミュニケーション能力に自信がない人であれば、職場に馴染めるか不安を感じることもあるでしょう。実際に内定式などでほかの内定者や社員と交流を持ち、「馴染めそうにない」と感じた人もいるかもしれません。
また、入社日が近づいてくると、自分の能力やポテンシャルに自信が持てず、職場で活躍できるか不安を感じる人もいます。実際にインターンシップや研修などで与えられた課題をうまくこなせず、自己肯定感が下がってしまうケースもあるでしょう。
内定をもらえたということは人柄や能力を認められたはずですが、自分よりもうまく立ち回っている人を見ると、その自信が揺らぎ始めてしまうのです。
就活をやり切った満足感がない
自分の就活に対して「全力を注いだ」「やれることはやり切った」という満足感がないのも、内定ブルーの原因になることがあります。
「もっといろいろな企業を見ていたら、もっと自分に合う会社があったかもしれない」「もっと選考対策を頑張っていたら、もっといい会社から内定をもらえたかもしれない」という風に、就活にやり残したことがあるように感じるわけです。
部活や学業などを優先してあまり就活の時間が取れなかった学生、特別な理由はないもののなんとなく就活に出遅れてしまった学生、最初の内定に飛びついてすぐに就活をやめてしまった学生などが、後々こうした思いを抱きやすい傾向があります。
内定ブルーかもしれない状態を放置するリスク
内定ブルーは一時的な気分の落ち込みや気の迷いだと軽く考えてしまいがちですが、実は放っておくと以下のようなリスクを伴います。
今のつらい気持ちが本当に内定ブルーであるにせよ、そうでないにせよ、そのまま放置してもよいことはありません。
ここでは、内定ブルーかもしれない状態を放置するリスクについて説明します。憂鬱な気分に負けず、今後の対処を前向きに考える上での参考にしてください。
精神的なストレスが蓄積する
内定ブルーかもしれない状態を放置すると、精神的なストレスが蓄積してしまう可能性が高いです。
今感じている憂鬱が内定ブルーによるものであるにせよ、そうでないにせよ、あなたの気分を重くしている原因はどこかにあります。その原因を特定し、取り除かなければ、不安や疑念がどんどん膨らんでいくばかりです。
もちろん、社会人になることへの不安などが原因だったら、入社してしまえば案外どうということはなかったと思う可能性もあるでしょう。しかし、そう思えるまで時間がかかりますし、そうは思えない可能性もあります。
精神的なストレスを溜めないためにも、自ら解決のためのアクションを起こすことをオススメします。
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卒業までの時間を有意義に過ごせない
内定ブルーかもしれない状態を放置すると、卒業までの時間を有意義に過ごせない可能性があります。
内定先が決まった後は、本来であれば残りの学校生活を満喫する時期です。また、入社に向けてさまざまな準備をしたり、入社後の社会人生活に思いをはせる時期でもあります。
しかし、内定ブルーかもしれない重たい気分のままでは、卒論にも身が入りませんし、就活後の楽しみにしていたイベントなども思い切り楽しむことはできないでしょう。
内定者懇親会、内定者研修といった内定先での行事も、前向きに取り組むことができず、つらくなってしまうかもしれません。
今の重たい気分を解消して、最後の学生生活を充実したものにしましょう。
再就活が難しくなる
内定ブルーかもしれない状態を放置すると、再就活が難しくなってしまう恐れがあります。
その理由は、新卒一括採用のシステムです。日本では、政府の就活ルールに沿って特定の時期に採用活動が集中します。
そのため、「ここで本当にいいのか?」と悩みに悩んだ末、土壇場になって辞退するという決断を下した場合、すでに希望する企業の募集が少なく、再就活時の企業探しが難航する可能性があるわけです。
内定後に気分が沈んでいるからと言って、必ずしも内定ブルーとは限りません。本当に就職先を変更すべき状況なのであれば、決断は早い方がよいでしょう。
今の気分が内定ブルーなのか、そうでないのかを早急に見極める必要があります。
なお、キャリチャンには内定辞退後の再就活を支援する無料サービス「再就活サポート」があります。遅い時期でも最適な求人が見つかりやすいのでオススメです。就活をやり直す場合は、ぜひ相談してみてください。
早期離職につながる
内定ブルーかもしれない状態をそのままにして今の内定先に入社した場合、本当に内定ブルーだったとしても、早期離職につながる可能性があります。
なぜなら、会社への不安や悪い印象を抱えたまま入社することになるからです。企業への憧れから悪い面が見えなかったときとは反対に、今度は良い面より悪い面ばかりが目につきやすくなります。
その結果、自分の思い描く理想との間にギャップを感じたり、職場とのミスマッチを感じたりしやすく、結局は早期離職へとつながるリスクが高いのです。
冷静な判断力を取り戻すためにも、今の状態を放置せず、適切な対処をしましょう。
内定ブルーかどうかわからないときの対処法
今抱えている重たい気分が内定ブルーなのか、それとも本当に就職先を変えるべき状況なのかわからないときは、まず『内定ブルーとは』と『内定ブルーになる原因』で紹介した症状や状況、原因などに当てはまっているのかを確認してみてください。
それでも判断がつかない場合は、以下の方法で見極めるとよいでしょう。
今の気持ちが内定ブルーなのであれば、対処法を試みることで就職への前向きさを取り戻せる可能性があります。反対に、内定ブルーでないなら就活のやり直しが必要です。
ここからは上記2つの方法について詳しく説明するので、内定ブルーなのかどうかの判断材料にしてください。
就活軸を定め直してみる
今抱えている憂鬱が内定ブルーか、それとも本当に就活をやり直すべき状況か見極めるには、改めて就活軸を定めて直してみるのがオススメです。
個人の価値観や考え方は、時間の経過とともに変化します。とくに新卒の場合は、就活を通してそれまで知らなかった新しい情報や経験にたくさん触れているので、初期に定めた就活軸が今は合わなくなっているかもしれません。
そのため、今の自分に基づいて、改めて就活軸を定め直してみましょう。それには、自己分析と企業・業界研究も改めて必要になります。ただし、前回と同じ方法を繰り返すだけだと新たな発見がないかもしれないので、別の手段からも分析・研究してみるとよいです。
そうして今の自分が新たに定めた就活軸に、内定先がマッチしているのか考えてみてください。これまでの経験を踏まえても就活軸にマッチするなら、企業選びには問題がないので、内定ブルーの可能性が高いです。
反対に、もしも就活軸にマッチしない場合は、就活のやり直しが必要になります。時期も時期なので、早急に準備を始めましょう。
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内定ブルーになりやすい特徴があるか確認する
就活軸を定め直してみても内定ブルーなのかどうか確信が持てない場合は、内定ブルーになりやすい特徴があるかどうかを確認してみましょう。内定ブルーになりやすい人には、以下のような特徴があります。
- 先のことを考えすぎてしまう
- なかなか自分で決断できない優柔不断なところがある
- 憧れや理想だけで業界・企業を見てきた
全ての就活生が、内定先を決めたあと内定ブルーになってしまうわけではありません。内定ブルーかもしれないと思った人は、自分に当てはまる特徴があるか考えてみましょう。
■ 先のことを考えすぎてしまう
先のことを考えすぎてしまう人は、内定ブルーになりやすい傾向があります。
先のことを考えすぎてしまう人とは、つまり石橋を叩いて渡るタイプの人です。良くいえば”慎重”ともいえますが、別の言い方をすれば”心配性”ということでもあります。
亀裂すら入っていないのに、頑強な石橋が崩壊するという最悪の事態を想像し、叩いて渡るタイプの人は、失敗を恐れるあまり就職に対しても過剰な心配をしてしまうのです。
■ なかなか自分で決断できない優柔不断なところがある
優柔不断な人はそもそも自分で決断するのが苦手なので、自分の決めたことに自信がなく、ちょっとしたきっかけですぐに迷ってしまう傾向があります。
オムライスを頼むのか、スパゲッティを頼むのかすら決められないのに、自分の将来を左右する重大な決断となればなおさらです。人に流されやすいので、ネットの口コミなどを真に受けたり、親や友人といった周囲の意見に惑わされたりもします。
■ 憧れや理想だけで業界・企業を見てきた
憧れや理想だけで業界・企業を見ている人も、内定ブルーに陥りやすいタイプです。
その企業や業界に強い憧れを抱く人は、恋愛に近い心理状態にあります。恋をしている間は”盲目”ですが、結婚が決まったとたんに現実に引き戻され、相手が完璧ではないと気付くのと同じです。
就職が決まるとそれまでの熱が冷めて、内定先のネガティブな部分も見えるようになるので、理想とのギャップを感じやすくなります。
なお、憧れや理想に基づいて企業選びをしていた人は、内定ブルーになりやすいだけでなく、実際に企業選びに失敗していることも多いです。前述の『就活軸を定め直してみる』で紹介した内定先とのマッチ度を、念入りに確認しましょう。
プロが教える!内定ブルーへの対処法
自分が内定ブルーに陥っていると感じたら、以下のような方法で対処することをオススメします。
ブルーな気分が好きな人はいないと思いますが、そこから抜け出したくても、どうすればいいかわからない人がほとんどでしょう。
しかし、心配しないでください。ここからは多くの就活生を支援してきた就活のプロとして、内定ブルーへの正しい対処法を伝授します。
以下の方法で内定ブルーを解消し、不安や迷いを吹き飛ばしましょう!
自分の意思を大切する
自分が内定ブルーに陥っていると感じたときは、周りの言葉や自分の置かれている状況に関係なく、自分の意思を大切にする意識を持ちましょう。内定ブルーに陥りやすい人は、周りの意見や状況に振り回されている傾向があります。
しかし就活で大事なことは、自分がどうしたいのか、自分の意思で決めることです。その選択が間違っていようといまいと、あなたの人生に責任を負えるのはあなただけですから、「自分の道は自分で決める」という意思を強く持ってください。
たとえ自分の選択に自信が持てないとしても、今ある内定先は基本的に、大きく間違った選択ではないはずです。その企業は、そもそもエントリーから選考中も含め、もらった内定の中から選び出すときまで、ずっとあなた自身が選んできました。「ここで働きたい」という気持ちから、自分で選んだ企業です。
もちろん、人間は判断を誤ることも考えが変わることもありますから、あなたの選択が絶対に間違っていないとまでは言い切れません。それでも、他人の意見に流されて判断を誤るよりは、自分で間違う方が納得感が得られるでしょう。
ですから、周りの意見に合わない選択をしたからと言って、気に病むことはありません。自分自身で選んだうえで、その選択が正しいかどうか、しっかり見つめ直すことが大切です。
情報を収集して不安を解消する
今抱えている不安を解消できる情報を、自らの行動によって収集することが、内定ブルーへの効果的な対処法になります。具体的には、自己分析や業界・企業研究を行って就活軸を見つめ直したり、内定先の企業で有給インターンをしてみたりするのがオススメです。
就活の軸や企業選びの軸を見つめ直すと、自分が憧れや理想だけで企業を選んでいないか確認できます。企業とのミスマッチがある場合はこの段階で気付けるので、軸を見つめ直す行為が、今抱えている不安を解消する手助けとなるでしょう。
軸を見つめ直すために自己分析や業界・企業研究を行う過程で、数ある企業の中からその企業を選んだ際に感じていた魅力は何なのか、再確認することにもなります。
また、内定先の企業でインターンをすると、実際にその企業で働くイメージが湧きやすいです。インターンの仕事は社員と同じではありませんが、企業への印象は明確になります。
「百聞は一見に如かず」と言いますが、未知の領域だからこそ感じてしまう恐怖や不安を、一歩踏み込んで目の当たりにすることで解消できるのです。その企業での仕事や職場に慣れることで、社会人として働く練習にもなりますし、自信にもつながります。
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いったん会社のことは忘れてみる
「入社する」「社会人になる」「働く」「就活」など、就職や会社に関するすべてのワードをいったん忘れてみるというのも、内定ブルーへの対処法として有効です。
内定ブルーに陥っているときは、その企業に対するネガティブな要素ばかりが気になり、ついつい口コミサイトなどで企業の悪評価を探してしまいます。しかし、そうしたサイトはたいてい悪口が多いもので、その企業を客観的に評価できるものではありません。
誰が書き込んだか分からない内定先の悪口を見ても、自分の不安をあおるだけなので、そういう情報は見ない方がよいでしょう。
せっかく就活が終わったのですから、就職のことを忘れて遊んだり、好きなことに没頭したりして、気持ちをリセットしましょう。
初めて社会に出る学生が、未知の世界を前に緊張や不安を抱くのは仕方ないことですが、事前にいろいろ考えて心配しても結局、実際にやってみなければわからないこともあります。
経験しなければわからないことを、前もって悩んでいても解決しないので、新しいことにチャレンジするという前向きな気持ちで挑むことが大切です。
今の内定先に就職するにしろ就活をやり直すにしろ、気持ちを切り替えて前向きになる必要がありますから、とにかくいったん就活を忘れてリフレッシュしてください。
第三者に相談してみる
自分が内定ブルーに陥っていると感じた場合は、一人で悩まず第三者に相談してみるとよいでしょう。
就職先の決定は自分自身で下すことが大切ですが、だからといって自分一人で悩まなければならないわけではないです。むしろ自分一人で悩み続けていると、新しい発想がもたらされないために、ネガティブ思考のループから抜け出せなくなることがあります。
それよりも、今抱えている内定の悩みを誰かに話して、精神的な負担を軽くしましょう。相談の相手は自分が信頼をおいている長年の知人や、大学でお世話になっている教職員、キャリアセンターのアドバイザーなどが考えられます。
自分の気持ちを誰かに吐き出すだけでも心が軽くなる効果がありますが、内定先の業界や就活に詳しい人であれば、専門的なアドバイスももらえるかもしれません。
入社後に使える知識を学ぶ
自分が内定ブルーに陥っていると感じた場合は、入社後に使える知識の習得にチャレンジしてみるのも一つの手です。
とくに、職場に馴染めるか、会社で活躍できるか、社会人としてやっていけるかといった不安を感じている人には、有効な解決策となるでしょう。
勉強に集中することで、つい色々と考えすぎてしまう時間を削減できますし、入社後に使える実践的な知識を学ぶことで、自信にもつながるはずです。いずれにしても入社後に学ばなければならないことなら、今学んでおいても損はありません。
仕事に関する知識が身に着けばつくほど、内定先への理解度も上がり、自分が働く姿もイメージしやすくなってくるでしょう。それが今の不安を払しょくし、安心できる材料になる可能性もあります。
内定ブルーに対処するうえでの注意点
内定ブルーに対処する上で、気をつけておきたい注意点は以下の3つです。
それぞれの注意点について解説します。
「自分は内定ブルー」だと決めつけない
内定ブルーへの対処法を試す際は、頭から「自分は内定ブルー」だと決めつけないように注意しましょう。
繰り返し述べているように、内定後の気分が憂鬱だからと言って、必ずしも内定ブルーとは限りません。人の価値観や考えは新たな経験を積むごとに変化するので、就活を通して自分自身が変わり、就職先に求めるものも変わっている可能性があるのです。
対処法を実践しても入社に向けた不安や憂鬱な気持ちが消えない場合は、その可能性も疑ってみた方がよいでしょう。改めて自己分析と企業・業界研究を行い、今の自分で就活軸を定め直してみてください。
時期の問題も考慮に入れる
内定ブルーへの対処法を試す際は、時期の問題も考慮に入れるようにしましょう。内定後の憂鬱が必ずしも内定ブルーとは限らないものの、それに気づく時期が遅くなると、内定辞退やその後の就活が難しくなることが考えられます。
10月の内定式を過ぎても、法的には入社の2週間前まで内定辞退が可能です。しかし、遅くなればなるほど企業側の抵抗が強くなり、トラブルに発展するリスクが出てきます。
それを考えると、内定ブルーを解消すれば入社できそうなのか、就活をやり直す必要があるのかは、なるべく早く明らかにしておきたいところです。
やっぱり再就活という判断になる可能性がどれくらいあるのかと、時間的な猶予がどれくらい残されているかも踏まえた上で、内定ブルーの対処法に取り組んでみてください。
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再就活の場合はあらかじめ対策しておく
対処法を試した結果やっぱり就活をやり直す場合は、再び内定ブルーに陥らないよう、事前の対策も大切です。
企業選びのときだけでなく、就活中は常に自己分析や業界・企業研究を行って、自分や仕事に対する理解を深めましょう。通り一遍の理解ではなく、より深いところまで分析・研究することが、自分の選択に自信を持つ秘訣です。
もし、業界・企業研究の際に疑問や懸念があれば、選考中につぶしておくことをオススメします。調べてもわからないことは、面接で質問することも可能です。就活エージェントから求人を紹介してもらう場合は、あなたの感じた疑問や懸念を代わりに企業側へ確認してくれるでしょう。
内定が出たら、自分の軸と照らし合わせ、どの企業の内定を承諾するか決断することが大切です。「自分の道は自分で決める」という覚悟をもって、まわりの意見に振り回されないようにしましょう。
内定ブルーは早めに対処することが大切
内定ブルーとは、内定先が決まった学生が陥る憂鬱のことです。内定ブルーになる原因には、自分が内定先に不安を持つ場合と、周りが干渉して内定先に迷いを生じる場合、内定先に関係なく社会人になる自信がない場合などがあります。
内定ブルーをそのままにすると、土壇場の内定辞退や、就職後の早期退職につながるリスクが高いです。しかし何らかの理由で一時的に入社意欲が下がっている状態なので、その理由を取り除くように対処すれば意欲が回復し、それらのリスクを回避できます。
内定ブルーへの対処法は、周りに流されず自分で決断する覚悟を持つこと、不安を解消する情報を集めるように行動すること、自分で自分の不安をあおらず気分をリセットすることなどです。
ただし、内定後の憂鬱がすべて内定ブルーとは限りません。万が一就活のやり直しが必要になった場合は遅くなるほど難しくなるので、「内定ブルーかも」と思ったら早めに対処するようにしましょう。
もしも内定先への不安が払しょくできず、就活をやり直したいと思ったら、キャリチャンの就活支援サービス「再就活サポート」で相談してみてください。納得のいく形で就活を終えられるよう、企業選びから疑問点の解消、選考対策まで包括的にサポートします。
「再就活サポート」に参加しよう!
この記事の監修者
平崎 泰典
株式会社ジールコミュニケーションズ
HR事業部マネージャー
2016年に入社後、企業向けの採用コンサルティング業務を経て、就職・転職希望者に対する個別就職支援を担当。「キャリチャン」「合説どっとこむ」において年間100回以上の就職・転職セミナーの講師も務める。
主な担当講座に「営業職や種類が適性がよくわかる解説講座」「手に職をつけられる仕事解説講座」などがあり、これまで3,000名以上に対して講座を実施。
就職支援では「自己分析」と「業界研究」を得意として、就活初期の学生や求職者を相手に基礎からサポートを行う。年間1,000名以上の内定獲得を支援。