【志望動機の例文集34選】企業の魅力・業界・職種別に徹底解説

 2025年2月19日

志望動機の作成に苦戦してるそうですね。どんな点に悩んでますか?

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

実は、文章を組み立てるのが苦手で…。

志望動機は漠然と浮かんでるんですけど、それを文章にして伝えようとすると書けないんです。

確かに、自分の思いを言語化するのは難しいですよね。志望動機の例文集を見ると、ヒントになるかもしれませんよ。

キャリアアドバイザー 岡田

就活生 Aさん

例文集をマネするってことですか?

マネするといっても、他人の志望理由やエピソードを使いまわすことはできません。

このコラムでは、志望動機の例文集をもとに、良い点・悪い点を詳しく解説します。それを参考に、志望動機の伝え方を学びましょう!

キャリアアドバイザー 岡田

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目次

とじる

  1. 目的を明確にする
  2. 読みやすい文章にする
  3. 具体的な事例を挙げる
  4. 企業や業種に合わせたアピールも盛り込む
  5. 自分の強みを明確にする
  1. PREP法
  2. STAR法
  3. AIDA法
  1. 1.イノベーション
  2. 2.技術力
  3. 3.人材育成
  4. 4.チームワーク
  5. 5.グローバル展開
  6. 6.経営戦略
  7. 7.顧客満足度
  8. 8.クリエイティビティ
  9. 9.マーケティング戦略
  10. 10.品質管理
  11. 11.スキルアップ
  12. 12.事業拡大
  13. 13.コミュニケーション
  14. 14.バリュークリエーション
  15. 15.サービス
  16. 16.社会貢献
  17. 17.パフォーマンス向上
  18. 18.ブランドイメージ
  19. 19.コスト削減
  20. 20.デジタルトランスフォーメーション
  21. 21.持続可能性
  22. 22.データ分析
  23. 23.ものづくり
  1. 1.製造業界
  2. 2.IT業界
  3. 3.金融業界
  4. 4.建設業界
  5. 5.人材業界
  1. 1.営業職
  2. 2.事務職
  3. 3.エンジニア職
  4. 4.企画・管理職
  5. 5.介護職
  1. 相手の企業は「貴社」ではなく「御社」と表現する
  2. 履歴書やESで記載した志望動機と主旨は変えない
  3. 履歴書やESに記載したよりも内容に厚みを持たせる
  4. 回答時間は1~2分くらいに収める
  1. 給与・待遇を魅力にしない
  2. 抽象的にしない
  3. ありきたりな内容にしない
  4. 「学ぶ」ことを目的としない
  5. 自分ファーストで考えない

志望動機の例文集を見る前に高評価となる書き方を学ぼう

志望動機の例文集を見る前に高評価となる書き方を学ぼう

志望動機の例文集を見る前にまずは、どのような書き方をすれば評価を得られるのか、正しい書き方について学びましょう。前提となる基本の書き方を知らないと、例文集を見てもどう参考にすべきか理解が浅くなってしまいます。

就活で志望動機を作成する際のポイントは、以下5つです。

基本の書き方を押さえていないと、あなたの熱い思いが企業へ伝わりにくくなってしまいます。それぞれのポイントを解説するので、ここからの内容をぜひ参考にしてください。

目的を明確にする

履歴書やエントリーシート(ES)に志望動機を書く前に行いたいのが、自分がその企業に入って何をしたいのか、入社の目的を明確にすることです。

その企業を志望する目的が定まっていないと、志望動機の内容がブレて、信ぴょう性が下がってしまいます。そのために、その企業に入りたいという熱意が伝わらず、企業に志望の本気度を疑われかねません。

反対に目的意識が高ければ、入社後はそれを実現するために真摯に学び、自己成長が期待できるように見えます。仕事に対しても、モチベーション高く真面目に取り組んでくれそうなので、企業側に将来有望だという好印象を与えられるはずです。

新卒の場合は基本的にポテンシャル採用なので、熱意とモチベーションが重視されます。ですから、志望動機の内容にブレが生じないように、しっかりと入社の目的を明確にしていきしょう。そのためには企業・業界研究を徹底して、企業理解を深める必要があります。

読みやすい文章にする

履歴書やESに志望動機を書く際は、読みやすく、わかりやすい文章にすることが大切です。採用担当者は多忙なため、読む人の負担とならないよう、簡潔でスムーズに読める文章が求められます。

また、仕事の中では口頭だけでなく文章を通じて、報連相(報告・連絡・相談)を行うことも少なくありません。そのため読み手にとって読みやすく理解しやすい文章を作成することは、仕事の上で求められるスキルであり、書類選考の直接的な評価ポイントともなるのです。

読みやすい文章にするには、文章1つひとつが長くなりすぎないように注意し、なるべく主語と述語を近づけるとよいです。

提出書類の作成後は、就活エージェントや大学のキャリアセンターなどの就活に詳しい人に添削をしてもらうのもオススメです。自分以外の第三者に添削してもらうと、客観的な意見がもらえ、自分では気づけなかったミスや表現の不備に気づけることがあります。

とくに就活エージェントやキャリアセンターのスタッフは就活に関する知見を持っているため、的確な指摘をもらえて、効果的なブラッシュアップが図れるでしょう。

具体的な事例を挙げる

志望動機を作成する際は、具体的な事例を挙げて説明することも必要です。具体的な事例がないと話が漠然としてしまい、志望動機に信ぴょう性が出ません。

また、あなたの人柄や入社後の活躍図についても、漠然とした話ではイメージしにくいでしょう。自分が本気で志望していることや、自分の採用価値を伝えるために、志望動機を証明する具体的な根拠を示す必要があるのです。

具体的には、以下のような点を意識して志望動機を具体化するとよいです。

  • その企業のどこに魅力を感じたのか
    →企業研究に基づいて具体的なポイントを挙げる
  • それはなぜ自分にとって魅力的なのか
    →企業とマッチすることを、自分の就活軸や目指すビジョン、価値観、経験談などを通じて説明する
  • その企業に入ってどのように働きたいのか
    →具体的な活躍予想図を語って、入社後の働きぶりをイメージしてもらう

たとえばその企業の商品に魅力を感じた場合は、どの商品のどこに、なぜ魅力を感じたのか具体的に説明する必要があります。また、その企業の理念に魅力を感じたと話す場合は、それと一致する価値観を持っていることを、具体的な経験談を通じて語る必要があるでしょう。

あるいは自分のスキルが活かせると話すなら、過去に自分がどのようなスキルを取得し、それをどう活かすつもりなのかなどをできる限り具体的に説明する必要があるわけです。それらを明確にすることで、自然と説得力のある志望動機が書けるようになります。

企業や業種に合わせたアピールも盛り込む

志望動機を書く際は、その企業や業種に合わせたアピールも盛り込むと効果的です。志望する企業や業種によって、求められる人物像が異なります。志望動機の中で語る内容を通して、自分がその人物像に近いことを示せれば、高評価につながるはずです。

そのためにはまず、念入りに企業の情報を収集し、集めた情報を分析をしてください。この工程を加えることで、志望動機の充実度が格段にアップします。

ただし、志望動機とは結びつかないアピールを盛り込むことはできません。そのため、以下のような内容を述べる中で、自分がその企業や業種にマッチする要素を持っていることをさりげなくアピールするとよいです。

  • 企業の事業内容についての自分の思い
  • 企業のどのようなところに惹かれたのか
  • 自分の就活軸
  • 入社後の目標や貢献

これらを説明するには、その企業や業種に対する深い理解が不可欠です。深い企業理解に基づいた意見や、ゆるぎない就活軸とキャリアビジョンに基づいた思いを語れれば、企業側に志望度が高いことを印象づけられます。

自分の強みを明確にする

自分がどのような強みを持っているかを明確にすると、効果的なアピールができる志望動機を作成できます。なぜなら、志望動機の中ではただその企業で働きたいという漠然とした希望を述べるだけではなくて、入社後どのように働きたいのか説明する必要があるからです。

その中で自分の強みを活かしたキャリアビジョンを語れれば、企業側もあなたの活躍する姿をイメージしやすくなり、「面接でもっと詳しく聞いてみたい」と思ってもらえるでしょう。

そのため、志望動機を書く際は自分の人柄や知識、持っている資格、経験などを整理し、自分にはどのような強みがあるか具体的によく考えましょう。自分の強みとその企業が求めているものがマッチしていれば、志望動機も自信をもって熱く語れるはずです。

もし自分の強みと志望企業が求めているものに共通点を見いだせない場合は、キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」に参加するのがオススメです。就活のプロであるキャリアアドバイザーが1対1で相談に乗り、あなたの強みが無理なく自然にマッチする企業を紹介します。

自分の持っている強みと自然にマッチせず、無理やりこじつけのアピールを盛り込んでも高評価は得られませんし、入社後も苦労することになるでしょう。ぜひこの機会に、本当にあなたに合う企業はどんなところなのか、就活のプロと一緒に探してみてください。

志望動機をうまく書くための構成方法

志望動機をうまく書くための構成方法

ESが選考を通過するには企業によい印象を与え、評価してもらう必要があります。企業の記憶に残る好印象な志望動機を作成するには、簡潔で伝わりやすい文章を意識するとよいです。

ビジネスでも活用されている、要点が簡潔にまとめられる文章構成の手法を参考にするとよいでしょう。志望動機を書くのに向いている文章構成法には、以下の3つがあります。

それぞれの文章構成と、それを志望動機に当てはめたときに述べる内容について紹介するので、ぜひ参考にしてください。

PREP法

PREP法は、「Point:結論」「Reason:理由」「Example:事例」「Point:結論」の4つの要素からなる文章構成方法です。

このフレームワークを使うと話の結論を最初に伝えることになるため、相手にとってわかりやすく、求めている答えをダイレクトに得られる納得感を与えます。質問に対する答えを求められている就活の場面では、もっとも適している文章構成だといえるでしょう。

P:Point
(結論)
志望した動機(企業のどこに魅力を感じたのか)を端的に回答する
R:Reason
(理由)
魅力を感じたきっかけや、それが自分にとって魅力に感じる理由として、企業の魅力とマッチする部分をあげる
E:Example
(事例)
企業の魅力とマッチする部分を自分が持っていることを、具体的な事例をあげて説明する
P:Point
(結論)
入社後どのように活躍したいか述べて締めくくる

PREP法を使って志望動機を作成すると、自分自身の経験やスキル、業界や企業に関する知識などをアピールできます。最後に、それが志望先でどのように役立つかを具体的に説明することが大切です。

STAR法

STAR法は、相手に物事の過程をわかりやすく伝えるフレームワークです。「Situation : 状況」「Task : 課題」「Action : 行動」「Result : 結果」の頭文字を取っています。

このフレームワークを使うと、論理的かつ具体的に物事の過程を伝えられます。

S:Situation
(状況)
過去の経験や状況を簡潔に説明する
T:Task
(課題)
その状況での自分の役割や目的を明確にする
A:Action
(行動)
自分がどのような行動をしたかを具体的に説明する
R:Result
(結果)
自分の行動によって、どのような結果を得たかを具体的に述べる

STAR法は、自分自身の経験や実績を具体的にアピールできるため、自己紹介や志望動機などでよく使われます。

AIDA法

AIDA法は、「Attention : 注意を引く」「Interest : 興味を持たせる」「Desire : 欲求を刺激する」「Action : 行動を促す」の頭文字を取って、消費者に商品を提示し商品を買うまでの心理をまとめたフレームワークです。

このフレームワークを使うと、消費者の心理を4段階で表し、消費者に行動させるまでのプロセスを簡単に表せます。

A:Attention
(注意を引く)
興味深い事実やエピソードまたは自分自身に関する面白い話などを用いて、相手の注意を引く
I:Interest
(興味を持たせる)
自分自身の経験やスキル、または業界や企業についての知識を具体的にアピールし、相手に興味を持ってもらう
D:Desire
(欲求を刺激する)
採用意欲を刺激するために、自分がこの仕事や企業で実現したい目標ややりがい、または自分が提供できる価値を具体的に述べる
A:Action
(行動を促す)
最後に、自分がこの仕事や企業で貢献するためにどのようなアクションをとるつもりなのかを述べ、決断を促す

AIDA法はマーケティングや広告業界でよく使われる手法ですが、自己紹介や志望動機などでも応用できます。

上記3つの手法を取り入れてもうまく志望動機が作成できない人は、下記の対策資料も試してみてください。質問項目に応えていくだけで、簡単に志望動機が作成できるワークシートがついています。

【企業の魅力別】志望動機の例文集23選

【企業の魅力別】志望動機の例文集23選

前半ではESを書く際に意識することやうまく書くための構成方法について解説してきました。しかし、理論だけでは実際にどう書けばよいのかわかりにくいという就活生もいるでしょう。

そこでここからは、就活生が感じる企業の魅力別に分けて、志望動機の例文集を紹介します。ここで紹介する企業の魅力は、以下の23種類です。

ESや履歴書の志望動機でつまずいている就活生は、ぜひ参考にしてください。

1.イノベーション

【例文】

私はこれまでの常識にとらわれず、今までになかった数々の革新的な○○などを生み出してきた貴社に魅力を感じ、志望した次第です。

私は学生時代に、SDGsを達成するための地域課題に向けたコンテストに参加しました。

私の考えた案は採用されませんでしたが、問題解決に向けてアイディアを考案することがとても楽しく、自分に向いていることだと感じました。

もしご採用いただけましたらこの経験を活かして、貴社の推進するイノベーションに貢献していきたいと思っています。

イノベーションとは、今まで常識とされてきた技術や仕組み、サービスなどを革新することです。企業でいうイノベーションとは、技術力や生産力を上げるため新たな仕組みなどを取り入れる改新を意味します。

革新的な試みをしている企業への志望動機であれば、それを魅力に感じたと述べるのもよいでしょう。上記の例文のように、自分が行った革新に関するエピソードを加えられれば、志望動機の信憑性が増します。

2.技術力

【例文】

社員の生産性向上への取り組みを積極的に行い、高い技術力を維持し続けている貴社で働きたく応募しました。

私は建築施工管理技士になるため大学の建設工学科で知識と技術を磨き、現在も継続して勉強を続けています。

また建築施工管理技士の国家資格を取るために毎日懸命に勉強をし、無事に資格を取得することができました。

私はこの経験を生かして生産性の向上を図りつつ、貴社が掲げる高い技術力維持のために誠心誠意尽力させていただく所存です。

技能職の労働方法は、主に下記の2つにわかれます。

  • 建築施工管理技士などのように、現場が安全に作業を勧められるよう指示を出したり、進捗管理をしたりする
  • 整体師などのように、専門知識を用いながら直接身体を使ってサービスを提供する

未経験である就活生は、技能を習得するために懸命に取り組んできた姿勢とコミュニケーション能力について書くと企業に良い印象を与えられます。

3.人材育成

【例文】

貴社の充実した研修制度や社員を成長させる姿勢に魅力を感じ、応募いたしました。

私は現状に満足せず自己成長のために目標を定め、読書などで知識を深めたり、資格を取得したりしています。

学生時代は少しでも空いた時間があれば資格取得のための勉強に費やし、○○の資格を取得できました。

入社後も貴社の研修を積極的に受け、技術力を磨いていく所存です。そしていずれは私自身が人材育成できる従業員になり、貴社の発展のために貢献していきたいと考えています。

志望動機で人材育成制度の充実が企業の魅力だと語る場合、「自己成長を図るため」だけで話が終わってしまうと、自分のことしか考えていないと思われかねないので注意が必要です。

企業側は研修制度などで従業員の技術を高め、企業に貢献してくれる人材を育てることを目的としています。志望動機を書く際は、自己成長の結果として企業により大きな貢献をしていきたいという気持ちを書くことが大切です。

上の例文では、成長の結果みずから人材育成するポジションに就きたいと語っているため、企業に貢献できる人材だと評価してもらえるでしょう。

4.チームワーク

【例文】

私が貴社を志望する理由は、社員1人ひとりが共通の目標を掲げ、高いチームワークで難題を解決していくという貴社の姿勢に共感を抱いているからです。

私は学生時代のバレーボール部の活動のなかで、個人の技術が高いだけで勝つのは難しく、1人ひとりが同じ方を向いて協力し合うことでこそ本当の力は発揮されると学びました。

もしもご採用いただけましたら私もチームの一員として同じ目標を掲げ、チームプレーで貴社の発展に貢献していきたいです。

チームワークが良い組織は仕事の生産性が高くなります。チームワークが良い互いが助け合い、より高度な課題を早く克服できるからです。

1人では解決するのが困難な課題でも、みんなで共通の目標に向かい協力し合うことで、その目標を達成できます。

企業の掲げる理念や社風と一致する価値観を持っていると述べれば、入社後もすぐに会社に馴染めて周りと協調でき、仕事がスムーズに運ぶだろうという評価を得られるでしょう。それに信ぴょう性を持たせるには、チームワークを発揮した経験談を語ることが大切です。

5.グローバル展開

【例文】

私が貴社を志望した理由は、海外にも多数の拠点を展開し、グローバルな企業活動を行うところに魅力を感じたからです。

私は大学1年生のときに親しくなったアメリカの外国人留学生と話しているうちに、アメリカ文化に触れてみたいと強く思うようになり、実際に留学しました。

日本との文化の違いを肌で感じ、よりグローバルな視野を獲得できたと思います。

入社後はこの留学経験を活かし、貴社の海外展開をより大きく成長させて、貴社の掲げるグローバルビジョンを実現していきたいです。

グローバル展開とは、技術の発達により国や地域などの物理的なボーダーを超えて、世界中で「政治」「文化」「経済」の活動が拡大し、発展していく様子を表します。

海外への留学経験は語学力とともに、海外文化への理解度や抵抗感のなさをアピールできます。グローバル展開をおこなう企業で問題なく活躍できるという期待を与えるでしょう。

6.経営戦略

【例文】

貴社の○○を達成するための経営戦略と社員の攻めの取り組み姿勢に深く共感し、この度応募いたしました。

私は物事を始めるときは、かならず目標の設定と目標を達成させるまでの期間や道筋を立ててから行動に移しています。

たとえば昨年「秘書検定2級」を取得したときも、資格を取るため余裕を持った計画と勉強をしたからこそ無事合格できました。

入社後も持ち前の目標達成能力と継続性を活かして、貴社の掲げる企業戦略を軸に、攻めの姿勢で挑戦していきたいです。

経営戦略とは、企業の最終目的を達成するための戦略を指します。この戦略は長期的かつ持続的に競合のなかで勝ち抜き、従業員全体が同じ方向に向かうために必要です。

企業の経営戦略を志望動機の魅力として挙げるときは、それに貢献できる自分のスキルなどを志望の根拠とするとよいでしょう。

7.顧客満足度

【例文】

○○で他社との差別化を図り、顧客満足度の高い貴社に魅力を感じ応募いたしました。

私がお客様に満足してもらうためにアルバイトで意識していたことは、任せられた業務だけでなくお客様の気持ちをいち早く察知し行動に移すことです。

以前アルバイト先のスーパーにお子様連れのお客様が来店されたのですが、会計が済んだあともお子様が落ち着かない様子だったために、なかなか袋詰めが進んでいませんでした。

そこで、お客様に声をかけて私が代わりに商品の袋詰めをすると、とても感謝してくださり、笑顔でお帰りいただくことができたのです。

そのように、限られた時間の中でも1人ひとりに合った接客や対応をすると、自然とお客様の満足度は高くなると感じています。

私はスーパーのアルバイトで培った共感力や行動力を武器に、貴社で顧客に喜ばれるサービスを提供し、顧客満足度の向上に貢献したいです。

顧客満足度とは、サービスや商品などに対して顧客がどのくらい満足したかの満足度を表します。企業は顧客の立場に立ち、どうしたら顧客満足度を高められるのか考える力が求められるのです。

志望動機では上記の例文のように、これまでに接客などで得てきた経験や知識、入社したら企業に対しどのように貢献していこうと考えているのか具体的に伝えるとよいでしょう。

8.クリエイティビティ

【例文】

クリエイティブな働きかけで課題を解決し、業界に革新をもたらす貴社に強い魅力を感じ、志望しました。

私は冷静に物事を判断し、新しいアイディアを生み出すのが得意です。

学生時代アルバイトをしていたスーパーでは求人募集をかけても人が集まらず、店長は頭を抱えていました。そこで求人募集のポスターの問題点を分析し、改善したところ、数名のアルバイト希望者から連絡が来るようになったのです。この問題解決に向けて試行錯誤をしていたときの充実感はわすれられません。

私は大学在学中にウェブデザインについて学び、ウェブデザインに関する技術やウェブデザイン技能検定1級も取得しました。クリエイティブなアプローチで問題を解決していく貴社の中で、この経験を活かし貢献していきたいです。

クリエイティブな仕事とは、ゼロからものなどを作り出す仕事全般を指します。例えば、Webデザイナーやイラストレーター、Webライターなどもクリエイティブの仕事です。

また職種にもよりますが、実際の業務が未経験である就活生の場合は、既に習得した技術や勉強中の技術などがあれば記載するとよいです。

9.マーケティング戦略

【例文】

貴社のように大胆なマーケティング戦略を展開し、顧客に価値を提供する企業に携わりたいと思い、この度応募いたしました。

私の実家は自営業で文具屋をしていて、両親の仕事の手伝いを普段から行っています。売れている商品や世の中のトレンドなどを把握し、今後のニーズを予測して、それに合った商品を発注できるかどうかが商売の決め手だと、その中で学びました。

流行や世代別で売れる商品をいち早く見つけ出し、顧客に価値を提供していきたいと強く感じています。

入社後もこの経験を活かして顧客ニーズの情報をいち早く収集し、統計やコスト予測を用いて貴社の事業に貢献していきたいです。

マーケティング戦略とは「顧客に対しどのようなアプローチをするか」を顧客のニーズと企業の状況を照らし合わせながら検討し策定するプランを言います。

企業は顧客のニーズに合わせながら、状況に応じて商品や販売方法、販売先、情報の広め方などを変更していくわけです。

上記の例文のように、学生時代にそれに近い経験を持っている人やデータ分析などの技術を学んだ人は、志望動機の中でアピールするとよいでしょう。

10.品質管理

【例文】

製造工程の見学の際、製品に対する貴社のこだわりや顧客に高品質な製品を提供しようとする姿勢を目にして感銘を受けました。

そのときのことがきっかけで、私も貴社で高品質な製品を製造し、お客様に提供したいと思い志望した次第です。

私は学生時代のアルバイトで品質検査を担当していたので、品質管理の重要性を理解しており、製品の品質を保証するためには継続的な改善が必要であることも知っています。

入社後はこの経験を活かし、貴社製品の品質管理とさらなる品質向上のために全力を尽くしていきたいです。

品質管理とは、製品の生産過程で国際規格や国の安全基準などに沿い、製品の安全性や耐久性を保証する仕事です。

製品の不具合やリコールが起こると、会社は顧客からの信頼を失います。生産過程で欠陥のある製品を検出し、市場に出回るのを防ぐ作業は企業にとっても重要性の高い仕事ですが、新商品を生み出す企画開発などと比べると、華やかさには欠けるかもしれません。

上記の例文のように、そうした地味で地道な仕事への理解と経験を示せれば、志望動機の信憑性が高まるはずです。

11.スキルアップ

【例文】

私は現在のスキルを向上させ、新しい技術や方法論を習得することに情熱を燃やしており、貴社の環境が理想的な場であると確信しています。

貴社では、従業員のスキル向上を支援するためのプログラムが充実しており、特に評判の高いトレーナー陣が担当していることをインターンシップで知りました。

また、貴社では柔軟かつ挑戦的なプロジェクトに参加する機会が多く、私が求めていた環境そのものです。貴社のプロジェクトに携わりながら、スキルを高めていけることに大きな魅力を感じました。

貴社での経験を通じて自身のキャリアパスを更に広げ、業界のトッププロフェッショナルとして成長し、貢献したいと考えております。

企業は新入社員を雇用すると同時に、中長期的に活躍できる人材を育成しようと考えています。スキルアップに前向きな学生は、自社への貢献意欲が高いと感じるため、高く評価する企業が多いです。

自己成長だけにとどまらず、スキルアップの結果として企業に貢献するつもりだと伝えられれば、採用される可能性は高まるでしょう。

12.事業拡大

【例文】

常識にとらわれずさまざまな事業で成功を納めてきた貴社の成長力に感銘を受け、志望した次第です。

私は大学で経営学とマーケティングを専攻し、ビジネスにおける戦略的な視点やマーケティングの重要性を学びました。

大学の講義で学んだことを実践するため起業にも挑戦し、軌道には乗せられなかったものの、たくさんの学びを得られたと思います。大学に通っただけでは経験できない貴重な体験を学生の間に経験できて、企業を経営することの大変さを身をもって感じられました。

多岐にわたる分野で事業拡大を果たす貴社で、私は大学時代に学んだマーケティングの視点を活かし、さらなる事業の拡大に貢献していきたいです。

実務経験のない新卒は基本的にポテンシャル採用なので、企業は応募者の将来性を重視します。上記の例文のように、入社後その企業でどのように働いていこうと考えているのか具体的に伝えましょう。

企業に対しての理解度を高められるほど、入社後の仕事ぶりを具体的に表現できて、企業側も応募者の活躍をイメージしやすくなります。志望動機を書く前に、しっかり企業研究しておくことが大切です。

13.コミュニケーション

【例文】

今までの常識にとらわれない新しい働き方で、社員たちのコミュニケーションを活性化させた貴社の取り組みに感銘を受けました。

チームで勝つには技術力はもちろんのこと、チームワークとコミュニケーションも欠かせないと考えるからです。

私は学生時代にバレーボール部で活動していたのですが、分け隔てなく平等にコミュニケーションを取ることで、より良い関係性を築いてこれたと思っています。部員同士がコミュニケーションを取れるようになると自然とチームワークも上がり、地区予選で優勝を勝ち取ることができました。

私はこの経験を元に、貴社でもコミュニケーション能力を活かした生産性の高い働き方をしていきたいと考えております。

コミュニケーション能力とは、自分が伝えたいことを正確に伝える発信力と、相手から発せられた情報を正確に理解する受信力の2つを合わせた能力です。企業としては他者と円滑に意思疎通を図れる人材が欲しいので、就活生のコミュニケーション能力を重視します。

社員同士のコミュニケーションのほか、顧客とのコミュニケーション、地域とのコミュニケーションなど、コミュニケーション能力を活かせる場面は多数あるでしょう。それらのコミュニケーションを事業の中心に据えている企業を志望する場合は、上記のように自分の能力や経験との親和性を志望動機としてあげるとよいです。

14.バリュークリエーション

【例文】

顧客満足の追求だけでなく、社員も大切にするバリュークリエーションマーケティングを取り入れた貴社の取り組みに感銘を受けました。

学生時代に働いていたアルバイト先は利益や顧客満足の追求だけではなく、従業員に対する充実した研修制度や休暇の取りやすさなど、手厚いサポート体制の企業でした。

貴社でご採用いただけましたら、アルバイト先の従業員を大切にする手厚いサポート体制を参考に、貴社のより良い環境作りに貢献できるように取り組んでいきたいです。

バリュークリエーションとは、企業が持続的に成長をしていくために、顧客と従業員を満足で満たすマーケティング手法です。「顧客の消費価値」「企業の存在価値」「従業員の労働価値」を作り出すことが定義となっています。

福利厚生などの条件面を志望動機として挙げるのはよくないですが、その企業の価値を上げるために貢献したいと語れば、仕事の一環です。働きやすい職場環境の構築などを会社の重要指針に掲げている企業であれば、好印象を得られるでしょう。

15.サービス

【例文】

顧客満足度も高く、常により質の高いサービスを目指して取り組みを行う貴社の企業姿勢に感銘を受け、この度応募いたしました。

私はレストランでアルバイトしていたのですが、ホールを上手に回すには瞬時に状況を把握し、臨機応変な対応を取らなくてはなりません。

相手の立場に立ち、ニーズに合わせた臨機応変な対応をすることで、お客様にとって気持ちのよい食事を提供できることを学びました。

入社後は貴社が提供する質の高いサービスのなかで、相手のニーズを理解し個々に合った対応をすることで顧客満足度とサービスの向上を図りたいです。貴社の掲げるサービス向上のために、誠心誠意尽力させていただきます。

上記の例文では、質の高いサービスを提供できるよう、サービスの向上に取り組んでいる企業をモデルにしました。

志望動機でサービス業についてまとめる際は、企業の特徴をよく理解して、他社との違いや強みを見つけだすことが大切です。それらの特徴を踏まえた志望理由や、入社後にどのような取り組みをしていきたいか伝えましょう。

そうすれば企業はあなたの志望度の高さを理解でき、高評価につながります。

16.社会貢献

【例文】

自然災害で被災した地域などへの復興支援や、自社製品の寄付など積極的な社会貢献に取り組む貴社の姿勢に感銘を受けました。

私はボランティア活動に積極的に参加してきたこともあり、仕事を通じて社会に貢献したい思いが強いです。

ゴミ拾いのボランティアに参加することが多いのですが、街がきれいになっていくところを見ては毎回達成感を感じています。

貴社の商品は実際に災害現場でも活用でき、普段通りの生活を営めない状態にある人の助けになるものばかりです。私はそれを広め、誰でも常に備えているものにすることで、より広範な社会貢献ができると考えています。

社会貢献について書く就活生は多いですが、企業からすると魅力的に映らない場合があります。なぜなら企業は志望動機を通じて、企業のために貢献してくれる人を探しているからです。

そのため志望動機で社会貢献についてアピールする場合は、注意が必要です。志望企業が独自で取り組んでいる社会貢献活動について深掘りし、それが企業の利益やブランドイメージを高めることにつながるようにするために、自分ならどのように取り組むか書きましょう。

17.パフォーマンス向上

【例文】

私が貴社を志望する理由は、従業員のパフォーマンス向上のための体制づくりに感銘を受けたためです。

私は中学からずっと陸上競技を続けているのですが、毎日規則正しい生活やバランスの取れた食事を取るなど、体のリズムを整えながらパフォーマンスの向上を図ってきました。

仕事の上でも、従業員がよいパフォーマンスを発揮するためには、そのための対策が必要だと考えます。

貴社では社員のパフォーマンス向上のための対策が取られているので、私は多角的な視点からそれを支える人材になりたいです。貴社が掲げる企業目標を達成するために、従業員の生産性が上がるよう働きかけていきます。

従業員のモチベーションを上げるために、パフォーマンスを向上させるための取り組みは必要不可欠です。たとえばパフォーマンス向上には、業務のデジタル化や企業の従業員に向けた前向きな雰囲気作り、組織の関係性を高めるなどが挙げられます。

自分の知識や経験を活かしてどんな取り組みに貢献できるか、具体的に示せるとよいでしょう。

18.ブランドイメージ

【例文】

市場で高いブランドイメージを持たれている、貴社の揺るぎない信念や信頼性を重視した安定性のある商品に感銘を受け応募いたしました。

私は貴社が提供している○○の△△なところが大好きで、長く愛用しています。

貴社の製品開発者が消費者の声を重視しながら改善をしていく姿勢を知り、安心感と信頼につながりました。

入社後は貴社の扱う商品で、お客様のニーズに合ったメイクを施していきたいです。また、貴社のビジネスやブランド戦略に基づいたマーケティング手法の立案と実行に注力し、貴社のブランドイメージを一層高めていこうと考えています。

ブランドイメージとは、商品に対する信頼や安心感など、消費者が商品を購入するかどうかを決める要素の1つです。

志望動機を書く際は自分の将来像を明確に描き、将来像と対象の企業やブランドを結びつけて考えると書きやすくなります。

19.コスト削減

【例文】

私が貴社を志望した理由は、今までの常識にとらわれず、事務作業を紙媒体からデジタル化したことで年間○○千万円のコスト削減に成功した貴社に感銘を受けたからです。

私は最近、約30年間給料が上がらないなかで物価だけ上がっているという日本の現実を知り、生活コストを下げることに挑戦しました。

食材は使う分だけ購入したり、価格が抑えられたプライベートブランドの商品を購入したり、削れる部分から削減しています。

ビジネス環境が大きく変化するなか、コスト削減の取り組みは重要な施策であると感じました。

私は貴社の業務のなかでコスト削減のポイントを見つけ出し、新たなアイデアや方法を提案することで、貴社の経営に貢献していく所存です。

企業の利益を増やすためには単に支出を抑えるだけではなく、業務の効率化やデジタル化などを進め、抜本的なコスト削減に取り組む必要があります。

志望動機では他の就活生との差別化を図り、過去に自分が行ったコスト削減についてのエピソードや解決策を書くと良いでしょう。

20.デジタルトランスフォーメーション

【例文】

デジタルトランスフォーメーションにより新たなビジネスの仕組みを構築し、業務の効率化を図った貴社に感銘を受けて応募いたしました。

昨今デジタルトランスフォーメーションを使ったビジネスモデルやシステム変革を起こそうとする流れがきています。その取り組みをいち早く成功させている貴社に魅力を感じたのです。

私は大学でもITについて学んでいますが、デジタルトランスフォーメーションに関する知識を高めるため、休日もDX検定を目指して勉強し、700点で「DX エキスパート」を取得しました。現在は800点以上で取得できる「DX プロフェッショナル」を目指し、日々勉強を続けています。

入社後は、貴社のデジタルトランスフォーメーションを取り入れた新しいビジネスの仕組みによる生産効率の向上に貢献できるよう、誠心誠意尽力させていただく所存です。

デジタルトランスフォーメーションとは「デジタル革新」や「デジタル変換」で「DX」と略されています。1つひとつの手作業をデジタル化に変えるだけでなく、それらをすべてを組み合わせた一連の流れの経営戦略がデジタルフォーメーションです。

上記の例文ではすでにある程度の知識や技術を身に着けていることと、該当分野に対する熱意や成長意欲の高さが見て取れます。入社後もモチベーション高く働いてくれそうなところが高評価となるポイントです。

21.持続可能性

【例文】

私が貴社を志望した理由は、地球環境問題を視野に入れて、SDGs達成のため持続可能性を考えた事業展開をしてきた貴社に感銘を受けたためです。

私はもともと国境を越えた異文化交流に興味があり、総合グローバル学科を選択しました。講義では国際関係論や政治学、経済学、語学などについて学び、日本には程遠い他国の貧困問題に強く心打たれたのを今でも覚えています。

それを機に、私はSDGsについて目を向けるようになり、環境問題や社会課題の改善に向け自分自身ができることを模索してきました。貴社の事業に携わることで、それが実現できると確信しております。

入社後は多角的な視点と語学力を活用し、「持続可能性」を軸に取り組む貴社の環境配慮型や新興国の社会課題解決型事業の開発などのため、積極的に取り組んでいこうと考えています。

持続可能性とは「ずっと保ち続ける」という意味です。社会や環境、経済など多岐にわたり、将来機能を失わず持続する体制や過程の維持を目指します。地球環境の破壊を止め、再生し続けられる体制に向け事業ごとに取り組んでいくのが持続可能性です。

この企業で働くことで自分の目指すビジョンが達成できると述べられており、志望の根拠が明白なところが好印象になるでしょう。

22.データ分析

【例文】

私は貴社の強みでもあるデータ分析力と、これまでデータ分析を元に数々の功績を残してきた貴社の取り組みに魅力を感じ、応募いたしました。

私は大学で統計学やデータマイニングを学び、データ分析スキルを身につけました。それらの知識を活かせることを、就職先の第一条件にしております。

私はこれまでに習得してきた知識やスキルは常にアップデートし、自己成長に努めています。Pythonを活用した分析スキルも身につけており、貴社の事業改善や意思決定のサポートに活かせるはずです。

貴社での仕事に取り組むことでさらなるレベルアップを図り、事業の成長に貢献していきたいと考えております。

データ分析の仕事は、主に「AIエンジニア系」「データエンジニア系」「コンサルタント系」の3つです。その中でもデータ分析は各要素ごとに分けて、物事に対して論理的に結論を出す能力が求められます。

ときにはクライアントの要望も受け入れたり、妥協案を提示したりなどの柔軟性も必要です。上記の例文では知識やスキルをアップデートしていると述べられており、既存の知識にとらわれない柔軟な姿勢をアピールできています。

23.ものづくり

【例文】

貴社が持つ「ものづくり」へのこだわりや創造性は、私のキャリアにおいて理想的なフィールドであると確信しているため応募しました。

私は大学での実習やインターンを通して、ものづくりの過程でのチームワークや緻密な計画が、プロジェクトの成果に大きく影響することを学びました。貴社では、ものづくりのプロセスにおいて高い品質を追求し、技術力と協力体制を兼ね備えていることに感銘を受けています。

また、貴社が挑戦的なプロジェクトに取り組んでいることも魅力の一つです。私は新しい技術や素材への探求心が、ものづくりの進化を促進すると考えています。

私は大学やインターンを通して学んだ知識を活かして貴社の挑戦的なプロジェクトに携わり、先進的な技術や革新的な製品の開発に貢献していきたいです。

例文では、応募者が「ものづくり」に対する深い理解と情熱を表現しています。企業に対する真摯な関心を示しており、自身の志望動機を具体的かつ説得力を持って伝えているところがポイントです。

ものづくりをする企業にとって、自社だけが持つ魅力に気づいてくれる人材は、評価が高くなるでしょう。

もし、ここまで紹介した例文のような企業ごとの魅力に特化した志望動機を書けない場合は、その企業や業界に関する知識が不足して、特徴をつかみ切れていないのかもしれません。

そういう場合は、キャリチャンが主催している無料の就活支援サービス「就活相談サポート」を利用するのがオススメです。就活のプロであるキャリアアドバイザーが1対1で相談に乗り、あなたの希望に合う企業を紹介します。

その企業や業界に関する情報は担当のキャリアアドバイザーが詳しく把握しているので、志望動機の情報不足に悩む心配はありません。作成過程も手伝ってもらえるので、質の高い志望動機を作成できます。ぜひこの機会に利用してみてください。

【業界別】志望動機の例文集5選

【業界別】志望動機の例文集5選

善行では、企業ごとの魅力に着目した志望動機の例文集を紹介しました。しかし就活生の中には、業界に対する志望動機から説明を始めたい人もいるはずです。また、自分が志望する業界では、どのような志望動機が好まれるのか把握しておきたい人もいるでしょう。

そこでここでは、以下の5つの業界に属する企業に向けた志望動機の例文集を紹介します。

ただし、業界を志望する理由をベースにするにしても、志望先の企業に特化した志望理由は必要です。業界をベースに志望動機を考えている学生は、以下の例文集を参考に、盛り込み方を考えてください。

1.製造業界

【例文】

私は商品がどのように生まれ、進化していくかに興味・関心を持っています。なぜなら、製造は単なる生産行程でなく、革新と品質向上の場であると確信しているからです。

先進的なテクノロジーの導入やプロセスの最適化は、製造業が持つ大きな魅力の一部です。製造業界では、私が持つ問題解決能力やクリエイティビティが最大限に発揮され、日々新たな課題に立ち向かいながら成長できると感じています。

また、製造業はグローバルな視野が求められる分野でもあります。異なる国や文化背景からの知識・経験を融合させ、より効率的で持続可能な製造プロセスを構築することに魅力を感じています。

貴社では、世界的に活用できるモノづくりを中心としているため、グローバル人材として成長できる点にも惹かれています。このような国際的な環境で学び、貢献していく中で、私は世の中を少しでも良い暮らしへと変えていける革新的なモノを提供したいです。

上記では、製造業界の舞台裏に興味・関心を感じ、単なる製品の生産だけでなく、プロセスや進化に対する興味を強調しています。製造業界は裏方に徹し、サポートする役割を担うケースがほとんどです。

表に出ずとも世の中に良い影響を与えるための努力は、製造業界の企業にとって魅力に感じるでしょう。

2.IT業界

【例文】

私は大学で習得したITスキルを活かすだけでなく、成長しながら最新の技術を理解し、応用できる環境で働きたいと考えています。

IT業界では新しいアプリケーション・システムを構築することで、ユーザーに利便性や楽しさを提供することが可能です。私自身、さまざまなゲームやツールによって日々楽しい生活が送れているので、次は私が構築したものによって一人でも多くの方に楽しい生活を過ごしてほしいと思っています。

その中でも、私はチームの一員としてリーダーシップを発揮し、課題に立ち向かいたいと考えています。貴社では一人ひとりの成果に応じて役職を与える制度があるため、ぜひ最年少で役職に就き、メンバー全員が成長できるような環境を作り上げたいです。

そして新しい技術やアイデアを積極的に取り入れながら、クリエイティブで挑戦的なプロフェッショナルとして企業・世の中に貢献したいと考えています。

IT業界は常に進化しアップデートされているため、将来的にも需要があると予測されます。その点を踏まえた志望動機を作成できれば、IT業界について理解度が深いと高評価される可能性があるでしょう。

3.金融業界

【例文】

私が金融業界を志望する理由は、生活に欠かせない要素の一つだからです。金融業界では、将来的なお金の使い方について深く理解できるだけでなく、お客様のライフプランのサポートができると考えています。

金融に関する知識は将来の人生設計においても重要です。私は金融の知識を蓄え提供することで、やりがいにも繋がると感じています。しかし、金融業界は高度な専門性が求められる一方で、顧客との信頼関係が欠かせません。

貴社は競合他社と比較して、顧客に対する手厚いサポートが備わっています。私の掲げる目標の一つでもあるクライアントファーストが実現できる環境は、他社にはない魅力です。

私はコミュニケーション能力に自信があり、クライアントとの対話を通じて信頼を築けると考えています。また、チーム内のコミュニケーションも大切にし、共に目標に向かって努力する中で、チーム全体のパフォーマンスを向上させていきたいと考えています。

金融業界で行われる実務を想定し、どのようなスキルが必要で、どんな貢献ができるか伝えることで、業界研究ができているとアピールできます。

業界理解がある人材は、入社後も働くイメージがありミスマッチを起こしづらい傾向があるため、企業からは好まれるでしょう。

4.建設業界

【例文】

私が建設業界を志望する理由は、建物・インフラが社会に提供する価値や影響に興味があるからです。

例えば、先行プロジェクトの中で最新の建設技術を活用し、地域社会に貢献するような仕事がしたいと考えています。

私は柔軟性と効率性を重視し、変化に迅速に対応できるスキルを身につけています。これにより、厳しいスケジュールにも適応し、プロジェクトの成功に向けて全力で貢献できる自信があるのです。

貴社はその先進的なプロジェクトと技術を駆使して、社会に価値を提供している企業です。私は貴社のビジョンに深い共感を覚え、一緒に成長できるよう従事したいと思っています。

建設業界に対する熱意だけでなく、柔軟性と効率性を通じて、どのような場面でも活躍できる人材になることをアピールしています。

何が起こるかわからない状況下の中で、柔軟かつ効率的に行動できるスキルは重要です。企業としても、仕事をしやすい社員として高く評価する可能性が高いでしょう。

5.人材業界

【例文】

私は人材業界でしかできない組織と人を結びつける役割に魅力を感じ志望しました。人材業界において個々の能力やポテンシャルを最大限に引き出すことは、企業の成長に直結します。

私は人材のポテンシャルを見つけ出し、それを伸ばすことに情熱を燃やしています。なぜなら、大学時代の部活動で育成した後輩が結果を出した時が楽しかったからです。

貴社の採用理念やビジョンが、私の信念と一致していることにも強く惹かれました。特に、社員一人ひとりを大切にし、持続可能な成長を目指す姿勢は、私の価値観と合致しています。

貴社で培われた経験を通じて、私は人材領域において深く学び、貴社に貢献したいと考えております。

人材業界にしかないサービスの理解を示し、実体験から志望する理由は、高評価になる傾向があります。また、企業の理念やビジョンへの共感をアピールすることで、業界内でも志望先にしかない魅力を伝えているのがポイントです。

【職種別】志望動機の例文集5選

【職種別】志望動機の例文集5選

新卒の場合は、入社後の配属先がわからない一括採用が多いですが、最近は職種を限定したジョブ型の募集を行う企業も増えてきました。

そのため続いては、職種に対する興味・関心から、志望動機を書き始める場合の例文集を紹介します。

このほか、一般職と総合職といった大まかな分け方になっている場合の志望動機の書き方や例文集については、下記のコラムを参考にしてください。

1.営業職

【例文】

私は営業職において、お客様との信頼関係を築きながら企業の成長に貢献したいと思っています。過去のアルバイト経験から、お客様のニーズをくみ取り、最適な提案を行うことの重要性を痛感しているからです。

また、積極的なコミュニケーションと協力を通じて、お客様とのパートナーシップを築くことで、長期的なお取引や信頼関係の構築ができると考えています。

貴社の製品やサービスには、お客様に必要とされる価値が詰まっています。その価値を最大限に引き出し、お客様のビジネスに寄り添いながら共に成長できることが、私の営業としての目標です。

貴社での経験を通じて、お客様との信頼を深め、市場での競争力を高めていく貢献をしたいと考え志望しました。

営業として必要なスキルを実体験を通じて伝えることで、即戦力でも活動できるとアピールできています。

企業としては、少しでも売上を伸ばすために人材採用をしているため、すぐに貢献できる人は魅力的に思えるでしょう。

2.事務職

【例文】

私が貴社を志望した理由は、高い組織力と効率性に魅力があり、自らのスキルを向上させながら共に成長できる場所だと確信したからです。その中でも私は的確かつ効率的な事務の遂行を通じて、円滑な企業運営に貢献したいと考えています。

事務職を目指したきっかけは、○○でのアルバイト経験からです。業務を円滑かつ迅速に進めるために、事務職が欠かせない存在であることを知りました。例えば、オフィスツールの効果的な利用や業務フローの最適化によって、業務の効率が全く異なるのです。

また、アルバイトの中では部門間やクライアントとの円滑な連携を図れるかどうかが、業務の進行に大きな影響を与えるということも学びました。

私はコミュニケーション能力に自信があるので、困難な業務状況でも柔軟に対応し、チームの一員として協力体制を築けると思います。これらのスキルを駆使し、貴社の事務職として、迅速な情報共有や円滑な連携をサポートしていきたいです。

事務職として必要なオフィスツールが利用できるのは、志望理由において重要なポイントです。企業側としても、事務職に理解がある人の方が、就職後の仕事がスムーズにできると思えます。

また、ツールだけでなく「社内外でコミュニケーションを図れる」とアピールすることで、より多様な貢献ができると伝えられているのも、魅力に感じるポイントです。

3.エンジニア職

【例文】

エンジニア職を志望した理由は、世の中に新しいイノベーションを生み出したいと思っているからです。貴社にはそれに必要な革新性と技術力があり、自らのキャリアを発展させながら、共に成長できる環境だと感じました。

私はこれまで、プログラミング言語や新しい技術の習得に積極的に取り組んできました。例えば、インターンシップやアルバイトでは、新たな開発フレームワークの導入に携わり、効率的なプロジェクト進行と品質向上に貢献しました。

また、チームメンバーとの協力を重視し、アイディアを共有しながらプロジェクトの課題に挑戦してきました。そうした経験から、私はエンジニア職に向いていると確信したのです。

貴社はその強固な技術基盤とエンジニアの協力体制により、革新的なサービスを提供し、市場での競争力を維持しています。私は自らのスキルと知識を発揮し、先進的なプロジェクトに参加することで、貴社のビジョンのもと一緒に成長したいと考えています。

エンジニア職になりたい理由を冒頭で伝え、具体的な解説をすることで、論理的に説明できています。エンジニア職は逆算して考えるスキルが重要になるため、企業にとって魅力的に感じる志望動機だといえるでしょう。

4.企画・管理職

【例文】

企画・管理職を志望する理由は、戦略的な思考力と組織を牽引するリーダーシップを発揮し、チームとともに目標達成に向けて挑戦していきたいと考えているからです。

私は○○のインターンで、プロジェクトの企画から推進までの一貫した業務を経験しました。私に課せられたのは新規事業の立ち上げに関する市場調査でしたが、社員の方から競合分析のやり方を習い、企画会議にも参加して、実際に事業が走り出すまでの工程を体験させてもらえたのです。

私はこの経験から、課題を見極めながら柔軟かつ効果的な戦略を練り、実行に移すことの大切さを学びました。また、私は中学から今に至るまで部活動でキャプテンを務めることが多く、リーダーシップには自信があります。

貴社は市場での強固なポジションを築き、持続可能な成長を遂げている企業です。その中で私の持つ戦略的思考力やリーダーシップを活かし、企画・管理職として新たな価値を創造することができると確信しております。

企画・管理職の全容を理解したうえで志望することで、入社後のミスマッチを防止できています。企業は中長期的に働ける人材を求めているため、高評価になる可能性が高くなるでしょう。

5.介護職

【例文】

私が介護職を志望する理由は、人と深く関わり、その中で支え合いながら患者さんがより良い生活を送るお手伝いができると感じているからです。

大学進学の際は漠然と介護職を目指していましたが、医療機関での実習で患者さん一人ひとりに寄り添い、心のケアも含めた包括的なサポートを提供できる介護職の重要性に気づきました。

貴社では、患者さんの尊厳を尊重し、その人らしい生活をサポートする理念が魅力的に映ります。また、従業員教育や研修に力を入れ、スキルの向上をサポートしている点も魅力の一つです。

私は貴社での介護職として、高いモラルと使命感を持ちつつ、チームとしての協力体制を築き上げ、患者さんの生活の質を向上させるお手伝いをさせていただければと考えております。

介護に必要なスキルだけでなく、人と関わる重要性をアピールしている点が高評価のポイントです。介護は一人ではできない仕事であるため、チームで協力してサポートする意欲が必要になるでしょう。

志望動機のNG例文

志望動機のNG例文

ここまでは良い例となる志望動機の例文集を紹介しましたが、ここでは悪い例となるNG例文を紹介します。

以下のような志望動機では、採用選考で高評価を得ることは難しいでしょう。自分の志望動機に該当しないか照らし合わせてみてください。

【NG例文】

私が貴社を志望した理由は、従業員に対する手当が豊富だからです。私は生活をするうえでお金や福利厚生は重要だと考えています。

貴社の制度は従業員を第一に思っているため、私が目指す環境に適していると感じています。

貴社に就職をし、良い環境で働きながらビジネスを学びたいと考えております。

上記の例文で良くないポイントは「自分ファースト」である点です。例文は、自分を守るための制度や、自分を成長させるための学びを求めて志望していると述べています。

企業は自社に貢献してくれる人に、対価として給与や良い環境を提供します。また、働く上で学びは必要ですが、その機会を提供するのも企業に貢献してもらうための手段にすぎません。そのため、組織に貢献するという大目的を無視して自分の利益ばかりを志望動機に挙げても、決して好印象は得られないのです。

志望動機では、自分ファーストではなく、企業側がメリットに感じる点を伝える必要があります。自分が入社することが互いにとって利益であり、相性がよいという視点から語ることで、より良い志望動機を作成できるでしょう。

面接で志望動機を聞かれた際の回答法と例文集の違い

面接で志望動機を聞かれた際の回答法と例文集の違い

就活の面接の際に、志望動機を聞かれたとき「どんなことを答えたらよいのかわからない」いう就活生は多いでしょう。

ここまで紹介してきた志望動機の例文集は、基本的に履歴書やESを想定したものでした。それらの例文集と、面接での回答方法にどのような違いがあるのかについて解説します。

具体的なポイントは以下の4つです。

紙に記載する場合と面接で述べるのとでは、さまざまな条件の違いがあります。それによって回答方法も変わってくるので、しっかり押さえておいてください。

相手の企業は「貴社」ではなく「御社」と表現する

ここまでに紹介した例文集と面接での回答方法の最も大きな違いは、相手の企業を「貴社(きしゃ)」ではなく、「御社(おんしゃ)」と表現することです。

知っている人も多いと思いますが、企業を敬って表現する際、書き言葉と話し言葉では異なる表現を用います。「株式会社」「有限会社」のように名称に「会社」が入る一般的な企業では、書き言葉では貴社を用い、話ことでは御社と表現するのが正解です。

病院や学校など名称に「会社」を含まない団体の場合も含め、書き言葉と話し言葉では以下のように「貴」と「御」を使い分けるのが基本です。

団体 書き言葉 話し言葉
会社 貴社 御社
病院 貴院 御院
学校 貴校 御校

ただし、それに当てはまらないケースも一部あります。詳しくは下記のコラムで特集しているので、参考にしてください。

履歴書やESで記載した志望動機と主旨は変えない

面接で志望動機を述べる際も、履歴書やESで記載した内容と主旨を変えてはいけません。提出書類に記載した志望動機と面接で述べる志望動機が異なると、志望動機の信憑性が疑われ、企業に不信感を与えてしまいます。

すでに提出したものと同じ内容を繰り返させられることを不思議に思う就活生もいると思いますが、企業にとって履歴書やESは、面接をより充実したものにするための下調べのようなものです。

面接で聞くつもりの内容をあらかじめ書面で提出してもらえば、口頭で一回聞くだけより話の内容を深く理解できます。また、深掘り質問を用意して、就活生の人柄や熱意をもっと深く見極められるようにするわけです。

それなのに事前に提出した内容と全く異なる主旨を述べられると、面接官は混乱し、用意した質問も無駄になってしまいます。それどころか、「他社と混同してないか?」といった疑念から志望度を疑われたり、「嘘だから話が食い違うのでは?」といった不信感を生んだりしてしまうのです。

そのため、面接で志望動機を聞かれたときも事前に提出した履歴書やESに記載した内容と話の主旨を変えず、一貫した回答を述べるようにしましょう。

履歴書やESに記載したよりも内容に厚みを持たせる

面接で志望動機を聞かれた際は、履歴書やESに記載した内容よりも厚みを持たせた回答を述べることをオススメします。

面接は履歴書やESと違い、回答欄の大きさなどによって述べる言葉の量を制限されることはありません。その分、面接では提出書類よりも多くの内容を述べられるのです。

ですから面接では、提出書類に記載した志望動機と話の主旨は変えずに、説明を詳しくして内容に厚みを持たせましょう。このコラムで紹介した例文集は履歴書やESを想定した志望動機なので、面接ではそれよりも深い内容を述べる必要があると理解しておいてください。

具体的には、以下のような部分を意識して内容を深めるとよいです。

  • 自分の強みと志望企業のニーズをマッチングさせる
  • 具体的な経験や実績を挙げて説明する
  • 経済状況や業界動向など外部環境の情報を集める
  • 競合他社との違いを伝える
  • 複数の理由を掛け合わせる

■ 自分と志望企業のマッチ度を示す

面接で志望動機を述べる際は、自分と志望企業のマッチ度を示せるように内容を深めるとよいです。

企業が就活生の志望動機を確認するのには、就活生の人物像を知るためというほかに、企業のニーズと合致するかどうか、長期的な活躍ができそうかを見極めるためという意図もあります。

そのため、あらかじめその企業の事業内容や経営理念などを念入りに研究して、自分と企業の方向性が一致する部分について語り、マッチ度を示すことが大切です。

志望動機は自己PRとは違うので必ずしも自分の強みを伝える必要はありません。しかし面接では記入欄の大きさによる制限がないため、プラスαの要素として自分の強みをアピールできます。

ですから面接では、志望動機の締めくくりに述べる、入社後のキャリアプランを充実させましょう。企業の求める人物像にマッチする自分の強みを活かし、入社後どのように働いていきたいかを伝えると、長期的に活躍できそうに見え、好印象を与えられるはずです。

■ 具体的な経験や実績を挙げて説明する

面接で志望動機を語る際には、具体的な経験や実績を上げて説明することが大切です。履歴書やESの記入欄が小さいために省略した詳細な情報を加えると、志望動機の信ぴょう性が高まります。

例)

大学在籍中の4年間○○部で活動し、勉強と部活動の両立は難しく苦労しましたが、この経験は自信へとつながったと思います。仕事においてもこの責任感を生かして、取り組んでいく所存です。

上の例文のように「いつ」「どこで」「何を」「誰と」「どんなふうに」といった点を具体化して述べることで、より説得力のある志望動機になります。「4年間」のように数値化できるところは数値で表し、部活動も「サッカー部」「書道部」など具体的な名称を用いるとよいでしょう。

ただし、時系列で長々と話すと単調で飽きられてしまいます。具体的な内容を盛り込みながらも、簡潔に伝えることを心がけてください。

■ 経済状況や業界動向など外部環境の情報を集める

面接で志望動機を述べる際には、「政治、経済、社会、技術」といった外部環境の情報を加えて説明するのもよいでしょう。志望動機をより具体的かつ説得力のあるものに完成させられます。

例えば、自分が志望する企業や業界の現状や将来性などについて調べておき、自分なりの解釈を加えて志望動機と結びつけるのです。そうすると内容に不透明さがなくなり、志望動機がよりゆるぎないものに見えます。

また、企業の採用情報や業績などの情報も調べて、志望先の現状をしっかりと把握し理解しておきましょう。

■ 競合他社との違いを伝える

競合他社との違いを伝えるのも、面接で志望動機を聞かれた際の回答法の一つです。世の中には、同じ業態で活動している企業が多くあります。

企業側としては、同じ業界・職種の中で自社を選んだ理由を気にしているはずです。競合他社との違いを伝えられれば、志望意欲が高いと示せるでしょう。

競合他社との違いを伝えるときは、具体的かつポジティブな言葉を使って表現することが大切です。抽象的な表現ではなく、企業が重視している価値観や特徴の違いから、競合他社と異なる強みを伝えます。

競合他社との違いを伝えることで、業界・職種の理解ができているという点もアピールできます。競合他社との違いから志望理由をアピールできれば、志望先でないといけない理由になるため、企業は高評価を与えるでしょう。

面接で志望動機を質問された際は、競合他社との違いも説明できるように企業研究を実施してください。

■ 複数の理由を掛け合わせる

複数の理由を掛け合わせるのも、面接で志望動機を聞かれた際の回答法の1つです。1つの理由だけではなく、異なる視点からアプローチできれば、より総合的かつバランスの取れた志望動機を伝えられます。

複数の理由を組み合わせる際は、自身の考えや経験にもとづく具体的な要素を説明するのがポイントです。たとえば、企業の事業内容に魅力を感じる点、社風や働き方に共感する点、自身のスキル・経験を活かせる点など、複数の側面を含めた理由をあげます。

志望動機に複数の理由を結びつけることで、自身が企業においてどれだけ価値を提供できるかを示せます。ただし、理由をただ羅列するのではなく、どのように繋がり、なぜそれが自分にとってどう重要なのかを明確に伝えることが重要です。

また、複数の理由を挙げると話が複雑になり、面接官が理解しにくくなるリスクもあります。複数の論旨を展開するのではなく、1つの論旨を説明する要素として上記の点を盛り込み、論理的かつ簡潔に伝えるように工夫しましょう。

回答時間は1~2分くらいに収める

面接で志望動機を回答する際は、1~2分くらいに話を収めるのが適切です。履歴書やESのように制限がないからと言って、長々と話し続けてはいけません。面接の時間は限られているため、他の質問ができなくなってしまいます。

とはいえ、たくさんの内容を伝えたいあまり、早口でまくし立てるのもNGです。面接官の理解が追いつきませんし、理解してもらおうとする努力が足りない=コミュニケーション能力が低い人物に見えます。

1~2分だと、字数にしておおむね300~600字くらいの内容を伝えられるはずです。今回紹介した例文集は履歴書やESにおける回答欄の大きさを意識し、200~400字程度で記載されているので、面接で話せる言葉の量を考えるうえでの参考にするとよいでしょう。

ただし、面接は提出書類と違い、あくまで面接官とのコミュニケーションです。実際に面接で志望動機を述べる際は面接官の顔を見て、内容を理解できているか確認しながらスピードを調整するようにしてください。

例文集を参考に志望動機を作成する上で気をつけるべき注意点

例文集を参考に志望動機を作成する上で気をつけるべき注意点

それぞれの例文集の解説でも志望動機の作成で注意すべき点について触れていますが、ここであらためてまとめておきます。例文集を参考に志望動機を作成する上で気をつける注意点は、以下のとおりです。

採用される可能性を高めるには、マイナスになる要素を払拭することが重要です。志望動機の例文集だけでなく、注意点も確認するようにしましょう。

給与・待遇を魅力にしない

例文集で挙げた企業の魅力を見てもわかるように、志望動機を作成する際は給与・待遇が魅力で、その企業を志望する理由だと述べない方が賢明です。就活生は企業に対して真摯な意欲を伝え、自身の価値観や成長意欲をアピールする必要があります。

志望動機において給与や待遇を先行させると、「その給与・待遇が受けられる企業ならどこでもいい」と言っているようなものです。より高い給与・待遇の企業から内定を得られればそちらを選ぶのだろうと思われ、内定を出しても実際に入社する可能性は低いと判断されます。

また、就職に際して給与や待遇を優先する姿勢は、仕事に対するモチベーションの低さも感じさせるでしょう。新卒の場合は基本的にポテンシャル採用なので、入社後の仕事に対する熱意と成長意欲が重視されます。

志望動機として給与や待遇を挙げる人物は、仕事に対する熱意があるように見えません。入社後に高いモチベーションで仕事に打ち込み、自己成長を図ってくれるようには見えないため、評価が下がってしまうのです。

抽象的にしない

例文集を参考に志望動機を作成する際は、内容が抽象的にならないよう注意してください。

例文集はさまざまな就活生に参考にしてもらえるよう、固有名詞や具体的な企業情報を省き、ある程度は抽象的な表現を取っています。

しかし就活生自身が自分の状況に置き換えて志望動機を作成するなら、もっと具体的な内容を記載できるはずです。それなのに、例文集をそのままコピーしたような志望動機にしてしまうと、抽象的すぎて説得力がないと思われてしまうでしょう。

たとえば「貴社の社風に惹かれました」という表現は抽象的なので、本当にその企業に魅力を感じているのか伝わりにくいです。

それよりも、「貴社が重視しているチームワークや自由な発想を尊重する文化に共感したため、これまでの経験で培った〇〇なスキルを活かして貢献したい」といった、なぜその企業に魅力を感じたかを具体的に述べる方が効果的です。

また、企業の理念やビジョンに対しても抽象的な言葉でなく、仕事に取り組む姿勢を具体的に語りましょう。企業に対して真摯な姿勢や理解を伝えるには、抽象的ではなく具体的に説明することが重要です。

ありきたりな内容にしない

例文集を参考に志望動機を作成する際は、ありきたりな内容にならないよう注意することも大切です。

例文集は多くの就活生が参考にするため、それを丸ごとコピーしたような志望動機を作成すると、みんなが同じ内容の志望動機を提出することになってしまいます。企業側からすると誰の志望動機も同じに見え、ありきたりで、ちっとも興味を引かれないと感じるでしょう。

志望動機の作成方法やコツを理解するうえで例文集を参考にするのはよいですが、それをそのまま自分の志望動機にしてはいけません。企業に興味を持ってもらうには、一般的な表現や汎用的な理由ではなく、自分なりの視点・独自性を盛り込む必要があります。

ありきたりな回答を避けるには、企業の特徴や価値観を深く理解することが欠かせません。志望企業のホームページや採用情報、SNSなどを調査し、文化・ビジョンに関する情報を収集してください。

次に、自分自身の経験やスキル、価値観を結びつけて語ることが大切です。一般的な表現ではなく、自分なりの視点から、なぜその企業に魅力を感じるのか、どのような価値を提供できるのかを具体的に伝えましょう。

たとえば「貴社の〇〇プロジェクトに参加し、私の△△を活かして新たな商品・サービスを生み出したい」といった形で、企業と自分の繋がりや相性のよさを具体的に表現してください。

「学ぶ」ことを目的としない

例文集の中でも説明しましたが、「学ぶ」ことを入社の目的としないのも、志望動機を作成するうえで注意すべき点です。

仕事は教育の場ではなく、企業の成長に貢献する場です。教育や学びは、企業の成長に貢献するための手段にすぎません。企業は社員にただ学んでほしいのではなく、自社に貢献するために学んでほしいのです。

そのため学びを求める人よりも、企業へ貢献する気持ちが強い就活生が採用される傾向にあります。その企業の教育制度や学べる内容が魅力的だと述べること自体は問題ありませんが、そこで学ぶために入社したいと述べるのは本末転倒です。

志望動機の中ではあくまでその企業で働くことへの熱意を語り、その質を高めてより大きな貢献を果たすための手段として学びを位置づける必要があります。

自分ファーストで考えない

志望動機のNG例文』でも説明しましたが、自分ファーストで考えないのも、志望動機を作成する上で気をつける注意点です。多くの就活生は、自身のスキルや経験、キャリアの成長に焦点を充てます。

しかし、企業は単にスキルだけでなく、その人物が持つ価値観や仕事へのアプローチも重視して判断しています。企業が求める人物像や価値観と一致するような志望動機にすることが重要です。

たとえば「私は部活動で協力とリーダーシップの両方を発揮してきました。この経験から、貴社の価値観に共感し、自分の強みを活かせると確信しています」といった回答は、企業のニーズと自分の経験をうまく結びつけています。

自分ファーストで考えない姿勢は、企業に対する真摯な興味と熱意を示すものです。志望動機を伝えるときは、企業について事前に調査し、その特徴や価値観にもとづいた志望動機を用意しましょう。

例文集を活用して志望動機を作成しよう

志望動機を書くのは大変ですが、履歴書やESは企業が重視するとても重要な書類です。志望動機がまとまらない就活生は、今回紹介した書き方や例文集を参考に、あなた独自の志望動機を作成してください。

また、自分の書いた志望動機を第三者に確認してもらい、ブラッシュアップを図ることも大切です。自分の書いた文章を自分でチェックしても、間違いや足りない点に気づけないことがあります。

効果的なアドバイスをもらうために、志望動機の添削は、就活エージェントなどのプロに頼るとよいでしょう。

キャリチャンの就活支援サービス「就活相談サポート」では、就活生一人ひとりにマッチする求人を紹介するだけでなく、その企業への志望動機の作成もサポートします。

プロのキャリアアドバイザーがあなたの話をじっくり聞いて、該当企業とマッチするポイントや上手なアピール方法を教えてくれるため、質の高い志望動機を作成できるはずです。添削も無料で受けられるので、ぜひ活用してください。

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この記事の監修者

監修者:岡田章吾

岡田 章吾

株式会社ジールコミュニケーションズ 
HR事業部マネージャー

2014年に入社後、人材業界に10年間携わる。企業向けの採用コンサルティングを経て現在に至る。これまでに大手企業含めた150社の採用支援と、3,000人以上の就職支援を担当。

就活支援の得意分野は「書類・動画選考の添削」。特に大手企業のエントリーシートや動画選考に強みを持つ。これまで大手企業を中心に、「1,000名、150社以上」の書類・動画選考突破を支援した実績を持つ。
またこれらの知見を活かして学校におけるキャリアガイダンス セミナー内容の監修、講師を務めるなど、幅広くキャリア育成に尽力している。

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